JP2970944B2 - 磁粉液の分析器 - Google Patents

磁粉液の分析器

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JP2970944B2 JP3005802A JP580291A JP2970944B2 JP 2970944 B2 JP2970944 B2 JP 2970944B2 JP 3005802 A JP3005802 A JP 3005802A JP 580291 A JP580291 A JP 580291A JP 2970944 B2 JP2970944 B2 JP 2970944B2
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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】磁粉探傷法のうち蛍光磁粉探
傷法は欠陥部に吸着した磁粉模様が蛍光に輝いて見るこ
とができるので、欠陥の検出感度が高い探傷方法であ
る。この特徴から微細欠陥や精度を高く必要とされる試
験には広く用いられている。蛍光磁粉は液体を媒体とし
その液中に磁粉を分散懸濁し磁化した試験面に静かに適
用し欠陥部に吸着した磁粉を育成する。このようにして
できた磁粉模様に紫外線を照射することによって蛍光に
輝かせ、明瞭なコントラストで目視できるようにするの
であるが、長時間使用するとこの磁粉液は蛍光磁粉から
蛍光物質が剥離したり、液自体もごみ、錆、垢等により
汚れが進行し透明度が低下を来たすので、磁粉模様の明
瞭度は次第に失われてしまうものである。
【0002】本発明はこのような蛍光物質の剥離による
磁粉性能の低下や液自体の汚染による透明度の低下を時
間と共に測定し情報を知らせることで、磁粉液の性能を
保ちつつそれらの値を統合判断することによって磁粉液
の限界寿命を知るための磁粉液の分析器に関するもので
ある。
【0003】
【従来の技術】従来は流通回路の磁粉液を一定量取出し
その液中の磁粉を電流石で吸着しその輝度を測定する動
作をサイクルで行い、輝度が次第に低下を来すとその分
だけ磁粉を供給する機構を自動化したものがあった。一
般には遠心分離管を用い一定量の磁粉液を汲取り、一定
時間静止してその間に沈殿した磁粉の量や剥離物質及び
上澄液を観察しその変化で磁粉液の管理を行っている。
【0004】蛍光磁粉探傷法は磁粉液の劣化以外にその
濃度も適性な濃度に保つ必要がある。例えば濃い濃度の
場合は欠陥部以外にも付着してしまい試験面全面が輝く
ようになり欠陥模様とのコントラストを悪くしてしま
う。薄い場合は欠陥部への吸着量が少なくなるので見落
しが多くなってくる。又磁粉液の濃度は試験することに
よって試験品に吸着して取出されるのと磁粉タンク回流
系統に沈殿して失われるのがあり、濃度は次第に薄くな
る。そこで通常は磁粉液を管理するため一定時期に一定
量の磁粉液を取出し、濃度、輝度、汚染をチェックする
ことが義務づけられている。この管理には時間と技術者
の技量に左右されるものである。又自動的にそれらを管
理する方法も発表されているが、それらは一定量の磁粉
液中の輝度を管理してその過不足を測定する装置で磁粉
の供給器と組合せたものがあった。尚、従来の参考文献
には特開昭50−126487号、同57−61944
号、同64−63853号、実公昭58−44369号
等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、特に
自動化を目的とせず、磁粉液の濃度と剥離量、液体の汚
染を測定し、その変化経過を読取り総合判断して磁粉液
の限界寿命まで容易に判定できる分析器を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は次のとお
りである。
【0007】磁粉液を流入させる筒体(1)の外周に電
磁コイル(3)を装備し、前記筒体(1)内に磁粉液入
口管(2)を屈曲導入し、かつ筒体(1)の上端にガラ
ス管(5)を介在させた磁粉液送出管(4)を接続し、
筒体(1)の下端にストップバルブ(11)を仲介させ
た排液管(10)を連絡させ、更にガラス管(5)の外
部に白熱灯(6)その受光部(7)、紫外線灯(8)及
び受光部(9)を対設した磁粉液の分析器。
【0008】
【作用】電磁コイルを外周に施した筒体内に磁粉液が流
入させると、磁粉液は筒体内からその一方に連設した透
明管を経て出口に向う。この際透明管に白色灯及び紫外
線灯を照射させると、磁粉液で光を遮り、受光部はその
濃度によって強いか又は弱い起電力が発生する。次いで
磁粉液は紫外線の照射を受けて流れ磁粉は蛍光を発しそ
の輝度は蛍光磁粉の濃度によって強弱になり受光部に反
射され強弱の起電力を発生する。磁粉液は流れ続け一定
の時間が過ぎると電磁コイルは直流で励磁される。磁粉
液はこのコイルの磁界中を通るので、コイルに吸引集中
する磁界中を通過した磁粉液はほとんど液体のみとな
る。この結果濃度は極端に薄くなり白色光での受光部は
起電力が上昇する紫外線の受光部では磁粉が微量となる
ため起電力は低下する。次に一定時間が過ぎると電磁コ
イルの電流を切り元の状態に戻す。この繰返しを一定サ
イクルで行わせる。
【0009】
【実施例】図1において1は循環回路中に介在させ、磁
粉液入口管2を導入した筒体で、l/g1リットル当り
何グラムかの磁粉を分散磁粉液が入口管2より筒体1内
に流入する。3は筒体1の外周に設けた電磁コイル、4
は筒体1上に導出した磁粉液の送出管で、途中にガラス
管5を介在させる。6,7はガラス管4の外部に対設し
た白色灯及びその受光部、8,9は紫外線灯及びその受
光部である。10は筒体1の下に導出し、ストップバル
ブ11を中介させた排液管で筒体1の直下は剥離物質、
汚染物質溜とする。筒体1内に入った磁粉液は矢印方向
に流れ、送出管4の出口に向う。その途中でガラス管5
を白色等の光の中を磁粉液が通過するので、光を遮り、
受光部はその濃度によって強弱の起電力が発生する。
【0010】次いで磁粉液は紫外線の照射を受けて流
れ、磁粉は蛍光を発し、その輝度は蛍光磁粉の濃度によ
って強、弱になり受光部に反射され強弱の起電力を発生
する。
【0011】磁粉液は流れ続け一定の時間が過ぎると電
磁コイル3は直流で励磁される。磁粉液はこのコイル3
の磁界中を通るので磁粉は、コイル3に吸引集中する。
磁界中を通過した磁粉液はほとんど液体ののみとなるこ
の結果濃度は極端に薄くなり白色光での受光部は起電力
が上昇する紫外線の受光部では磁粉が微量となるので起
電力は低下する。
【0012】次に一定時間が過ぎると電磁コイルの電流
を切り元の状態にもどす。以上の繰返しを一定サイクル
で行わしめる。磁粉液は使用時間が長くなると磁粉同志
のこすれや試験品との触れ合によって蛍光物質の剥離が
はじまる。又磁粉自体の試験品に附着して外部に少しず
つ持ちだされてしまうこのようになると濃度の低下と輝
度の低下になるので磁粉は元の輝度が得られるまで追加
する必要がある。この変化を紫外線の受光部では、磁粉
の流れているときの輝度と磁粉を止めてあるときの剥離
物質の輝度をサイクルと共に測定すれば良く、白色光受
光部でも同様に液中の汚れや剥離した磁粉の増加によっ
て実質的に濃度が濃くなってくる。この輝度をサイクル
と共に測定すれば良い。このように電磁コイルの入、切
サイクルと白色光と紫外線の輝度の変化を測定するので
ある。測定した結果これ以上磁粉を追加しても輝度が向
上しないことを知り液全部をストップバルブを開き排液
をするものである。
【0013】
【効果】図2は前記動作サイクルを曲線で示した図表で
本発明の分析器の動作と効果を示すものである。或る分
散比率で懸濁した磁粉液の状態をコイルの入、切と共に
変化する紫外線の輝度と白色光の光度を示す。
【0014】(a)は紫外線輝度の変化で蛍光物質の剥
離分のみ新たな磁粉を追加しながら規定の輝を保ちつつ
剥離物質の増加と磁粉総量の増加がサイクルと共に示し
ている。
【0015】(b)は白色光の光度変化で液の汚れと磁
粉の増加によって透過度がサイクルと共に失われて行く
ことを示している。図3は図1の(a)と(b)を合せ
た図表である。磁粉液の輝度を保つだけであれば磁粉を
追加してゆけばよいが液体の汚れと無効磁粉の増加で透
明度が失われてくるので磁粉を追加しても輝度が上がら
ない時が来ることを示している、この限界値が液全部の
交換時期を示している。
【0016】本発明によれば、電磁コイルを入、切しそ
のサイクルの刻々の紫外線の反射輝度と白色光の透過光
度変化が得られる。即ち、蛍光物質の剥離による磁粉性
能の低下や液自体の汚染による透明度の低下を時間と共
に測定し情報を知ることで磁粉液の性能を保ちつつそれ
らの値を統合判断して磁粉液の限界寿命を知ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦断正面図。
【図2】磁粉濃度曲線図表。
【図3】磁粉液寿命曲線図表。
【符号の説明】
1 筒体 2 磁粉液入口管 3 電磁コイル 4 送出管 5 ガラス管 6 白色灯 7 白色灯受光部 8 紫外線灯 9 紫外線灯受光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 27/72 - 27/90

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁粉液を流入させる筒体(1)の外周に
    電磁コイル(3)を装備し、前記筒体(1)内に磁粉液
    入口管(2)を屈曲導入し、かつ筒体(1)の上端にガ
    ラス管(5)を介在させた磁粉液送出管(4)を接続
    し、筒体(1)の下端にストップバルブ(11)を仲介
    させた排液管(10)を連絡させ、更にガラス管(5)
    の外部に白熱灯(6)その受光部(7)、紫外線灯
    (8)及び受光部(9)を対設した磁粉液の分析器。
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