JP2970777B2 - 筆記板用マーキングインキ組成物 - Google Patents
筆記板用マーキングインキ組成物Info
- Publication number
- JP2970777B2 JP2970777B2 JP41265590A JP41265590A JP2970777B2 JP 2970777 B2 JP2970777 B2 JP 2970777B2 JP 41265590 A JP41265590 A JP 41265590A JP 41265590 A JP41265590 A JP 41265590A JP 2970777 B2 JP2970777 B2 JP 2970777B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- writing board
- writing
- marking ink
- fatty acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホワイトボードと通称
されるような筆記板に記載可能で、その記載が不要とな
った際には、その記載を消去できる筆記板用マーキング
インキ組成物の改良に関する。
されるような筆記板に記載可能で、その記載が不要とな
った際には、その記載を消去できる筆記板用マーキング
インキ組成物の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】筆記板用マーキングインキで筆記板に記
載された文字、図形などは、筆記板を乾燥した布等で軽
く拭くことにより消去が可能でなければならない。しか
し筆記板の表面の材質や凹凸の状況、温度や湿度の変
化、空気中の塵など板の種類や筆記環境の影響を受けや
すい。上記のような消去性を確保するために、筆記板は
浸透しにくい非吸収性表面になっており、また素早い筆
記や消去を可能にするために、インキは揮発性の溶剤を
使用する必要がある。
載された文字、図形などは、筆記板を乾燥した布等で軽
く拭くことにより消去が可能でなければならない。しか
し筆記板の表面の材質や凹凸の状況、温度や湿度の変
化、空気中の塵など板の種類や筆記環境の影響を受けや
すい。上記のような消去性を確保するために、筆記板は
浸透しにくい非吸収性表面になっており、また素早い筆
記や消去を可能にするために、インキは揮発性の溶剤を
使用する必要がある。
【0003】その結果、ペン先はキャップを外し筆記を
しないまま放置すると溶剤が揮発し、ペン先表面上で顔
料や樹脂の固化が起こり筆記ができなくなる。また、こ
れらの品質は長時間経過しても同様の性能を保持してい
ることが要求されるが、保存状態によりインキに加えた
添加剤が分離や劣化などを起こし安定性が悪くなり、初
期の性能を維持できなくなるという欠点がある。
しないまま放置すると溶剤が揮発し、ペン先表面上で顔
料や樹脂の固化が起こり筆記ができなくなる。また、こ
れらの品質は長時間経過しても同様の性能を保持してい
ることが要求されるが、保存状態によりインキに加えた
添加剤が分離や劣化などを起こし安定性が悪くなり、初
期の性能を維持できなくなるという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の筆記板用マーキングインキの前記の問題点を解消する
ことであり、筆記板の種類や描線の放置状態などの環境
に影響されにくく、記載した筆記板から完全に消去でき
ると共に、キャップを外したまま放置をしておいても溶
剤の揮発を抑えて、ペン先での乾燥がしにくく、更に筆
記後長時間放置しても初期の性能を維持できる筆記板用
マーキングインキを提供することである。
の筆記板用マーキングインキの前記の問題点を解消する
ことであり、筆記板の種類や描線の放置状態などの環境
に影響されにくく、記載した筆記板から完全に消去でき
ると共に、キャップを外したまま放置をしておいても溶
剤の揮発を抑えて、ペン先での乾燥がしにくく、更に筆
記後長時間放置しても初期の性能を維持できる筆記板用
マーキングインキを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、顔料、樹脂、
エタノールを主成分とする溶剤及び添加剤とからなる筆
記板用マーキングインキ組成物において、添加剤が次の
a,b,c,dの何れをも含んでなる筆記板用マーキン
グインキ組成物である。 a,カルボキシル化ポリオキシアルキレンアルキルエー
テルの塩、 b,カルボキシル化ポリオキシアルキレンアルキルエー
テルと脂肪族アルコールとのエステル、 c,ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルおよ
び/またはポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、 d,高級脂肪酸エステル、
エタノールを主成分とする溶剤及び添加剤とからなる筆
記板用マーキングインキ組成物において、添加剤が次の
a,b,c,dの何れをも含んでなる筆記板用マーキン
グインキ組成物である。 a,カルボキシル化ポリオキシアルキレンアルキルエー
テルの塩、 b,カルボキシル化ポリオキシアルキレンアルキルエー
テルと脂肪族アルコールとのエステル、 c,ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルおよ
び/またはポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、 d,高級脂肪酸エステル、
【0006】ここでカルボキシル化ポリオキシアルキレ
ンアルキルエーテルの塩は、筆記板の種類によらない消
去性を確保するために板の表面改質剤として添加するも
のであり、その構造は次の一般式で表わされる。 R1 −O−(R2 O)nCH2 COOM 但し、R1 は炭素数4〜18のアルキル基を、R2 は炭
素数1〜4のアルキレン基を、Mは水素原子又はNaや
Kなどの金属、またはアンモニウムまたはアルカノール
アミンを表わし、nは1〜20の数を表わすものであ
る。その添加量は製品の種類によって異なるが、0.0
5〜5重量%の範囲が望ましい。それは、流出量から考
えて0.05重量%未満では少なすぎ消去性にばらつき
が大きく、5重量%以上では余分な添加剤が描線中に残
り、筆記板表面を汚す原因となる等の弊害が生じるから
である。
ンアルキルエーテルの塩は、筆記板の種類によらない消
去性を確保するために板の表面改質剤として添加するも
のであり、その構造は次の一般式で表わされる。 R1 −O−(R2 O)nCH2 COOM 但し、R1 は炭素数4〜18のアルキル基を、R2 は炭
素数1〜4のアルキレン基を、Mは水素原子又はNaや
Kなどの金属、またはアンモニウムまたはアルカノール
アミンを表わし、nは1〜20の数を表わすものであ
る。その添加量は製品の種類によって異なるが、0.0
5〜5重量%の範囲が望ましい。それは、流出量から考
えて0.05重量%未満では少なすぎ消去性にばらつき
が大きく、5重量%以上では余分な添加剤が描線中に残
り、筆記板表面を汚す原因となる等の弊害が生じるから
である。
【0007】カルボキシル化ポリオキシアルキレンアル
キルエーテルと脂肪族アルコールとのエステルは、顔料
やそれを取り囲む樹脂が筆記板表面に吸着することを妨
げると共に、連続な樹脂膜を形成するためのものであ
り、樹脂に対して適度な親和性があり、また筆記面(即
ち前記添加剤によって改質された面)に対しても適度な
親和性が要求される。例えば、親和性がない場合、樹脂
と添加剤の分離や描線の弾きを生じ、有り過ぎると添加
剤に樹脂が溶け込んでしまい膜を形成できないため、筆
記板表面を汚すなどの弊害を起こす。添加量としては1
〜20重量%が望ましい。
キルエーテルと脂肪族アルコールとのエステルは、顔料
やそれを取り囲む樹脂が筆記板表面に吸着することを妨
げると共に、連続な樹脂膜を形成するためのものであ
り、樹脂に対して適度な親和性があり、また筆記面(即
ち前記添加剤によって改質された面)に対しても適度な
親和性が要求される。例えば、親和性がない場合、樹脂
と添加剤の分離や描線の弾きを生じ、有り過ぎると添加
剤に樹脂が溶け込んでしまい膜を形成できないため、筆
記板表面を汚すなどの弊害を起こす。添加量としては1
〜20重量%が望ましい。
【0008】次に、ポリオキシエチレンソルビット脂肪
酸エステルおよび/またはポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪族エステルは、キャップを外したまま放置した場
合に、ペン先での溶剤の蒸発を制御し、その表面上で顔
料や樹脂の固化による筆記不能を防止するものであり、
その化学構造は次の一般式で表わされる。
酸エステルおよび/またはポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪族エステルは、キャップを外したまま放置した場
合に、ペン先での溶剤の蒸発を制御し、その表面上で顔
料や樹脂の固化による筆記不能を防止するものであり、
その化学構造は次の一般式で表わされる。
【化1】
【化2】
【化3】 ここでl,m,nは自然数である。この添加量は0.0
5〜5重量%を配合することが望ましい。0.05重量
%未満では効果が小さく、逆に5重量%を超えると過剰
な添加剤により、描線の白化の原因となるなどの弊害が
生じるからである。
5〜5重量%を配合することが望ましい。0.05重量
%未満では効果が小さく、逆に5重量%を超えると過剰
な添加剤により、描線の白化の原因となるなどの弊害が
生じるからである。
【0009】高級脂肪酸エステルは、前記のカルボキシ
ル化ポリオキシアルキレンアルキルエーテルと脂肪族ア
ルコールとのエステルと樹脂との親和性を微妙に調整す
るものであり、エステルや樹脂の種類により異なるが、
例えば、ステアリン酸ブチル、カプリン酸メチル、オレ
イン酸オクチル、或いはポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンジオレエート、ジグリセリ
ンモノイソステアレートなどがあげられ、添加量は1〜
20重量%が望ましい。前記の添加剤は併用することが
必要であり、どの添加剤が欠けても目的を達成できな
い。
ル化ポリオキシアルキレンアルキルエーテルと脂肪族ア
ルコールとのエステルと樹脂との親和性を微妙に調整す
るものであり、エステルや樹脂の種類により異なるが、
例えば、ステアリン酸ブチル、カプリン酸メチル、オレ
イン酸オクチル、或いはポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンジオレエート、ジグリセリ
ンモノイソステアレートなどがあげられ、添加量は1〜
20重量%が望ましい。前記の添加剤は併用することが
必要であり、どの添加剤が欠けても目的を達成できな
い。
【0010】本発明の着色剤としては、顔料が用いら
れ、無機顔料をはじめ有機顔料や、予め表面処理を施し
た加工顔料が使用可能である。例えば、酸化チタン、カ
ーボンブラック、アゾ系、フタロシアニン系、アンスラ
キノン系、キナクリドン系など、そして表面処理を施し
たタイプとしては、フジASカラー{冨士色素(株)
製}などが使用可能である。顔料の添加量は、他の成分
や最終製品の形態により多少異なるが1〜20重量%が
望ましい。
れ、無機顔料をはじめ有機顔料や、予め表面処理を施し
た加工顔料が使用可能である。例えば、酸化チタン、カ
ーボンブラック、アゾ系、フタロシアニン系、アンスラ
キノン系、キナクリドン系など、そして表面処理を施し
たタイプとしては、フジASカラー{冨士色素(株)
製}などが使用可能である。顔料の添加量は、他の成分
や最終製品の形態により多少異なるが1〜20重量%が
望ましい。
【0011】樹脂は、エタノールに可溶で皮膜形成性の
良いものが望ましく、例えば、ニトロセルロース、セラ
ック、ポリビニルブチラールなどが使用可能である。樹
脂の量は1〜20重量%が好ましい。尚柔軟な皮膜を形
成させるために各樹脂に適した可塑剤を添加することも
可能である。
良いものが望ましく、例えば、ニトロセルロース、セラ
ック、ポリビニルブチラールなどが使用可能である。樹
脂の量は1〜20重量%が好ましい。尚柔軟な皮膜を形
成させるために各樹脂に適した可塑剤を添加することも
可能である。
【0012】溶剤は、前記の添加剤と樹脂や顔料を溶解
又は分散させることは勿論、ペン先の乾燥を抑制し、樹
脂や顔料の固化による筆記不能を防止するために主溶剤
としてエタノールを使用する必要がある。但し、溶解性
のバランスをとるために他の揮発性溶剤や描線の白化を
防ぐために高沸点溶剤を併用することも可能である。添
加量は、溶剤分トータルで40〜90重量%が望まし
い。
又は分散させることは勿論、ペン先の乾燥を抑制し、樹
脂や顔料の固化による筆記不能を防止するために主溶剤
としてエタノールを使用する必要がある。但し、溶解性
のバランスをとるために他の揮発性溶剤や描線の白化を
防ぐために高沸点溶剤を併用することも可能である。添
加量は、溶剤分トータルで40〜90重量%が望まし
い。
【0013】
【作用】筆記板にマーキングインキで書かれた描線は、
溶剤が蒸発するにしたがい樹脂が顔料を包み込んだ状態
で連続な樹脂膜を形成する。このとき樹脂と筆記板表面
が親和性が高いと固着してしまい消去できなくなるが、
間に添加剤を介在させたり、樹脂膜を改質することによ
り消去を可能にするのである。
溶剤が蒸発するにしたがい樹脂が顔料を包み込んだ状態
で連続な樹脂膜を形成する。このとき樹脂と筆記板表面
が親和性が高いと固着してしまい消去できなくなるが、
間に添加剤を介在させたり、樹脂膜を改質することによ
り消去を可能にするのである。
【0014】このメカニズムに対し、カルボキシル化ポ
リオキシアルキレンアルキルエーテルの塩は、筆記板表
面に吸着配向し、板の種類や描線の放置状態など消去に
関係する環境に影響されにくくするものである。カルボ
キシル化ポリオキシアルキレンアルキルエーテルと脂肪
族アルコールとのエステルと高級脂肪酸エステルは柔軟
で連続な樹脂膜の形成及び樹脂と筆記板表面の吸着力を
弱くするものである。
リオキシアルキレンアルキルエーテルの塩は、筆記板表
面に吸着配向し、板の種類や描線の放置状態など消去に
関係する環境に影響されにくくするものである。カルボ
キシル化ポリオキシアルキレンアルキルエーテルと脂肪
族アルコールとのエステルと高級脂肪酸エステルは柔軟
で連続な樹脂膜の形成及び樹脂と筆記板表面の吸着力を
弱くするものである。
【0015】次にポリオキシエチレンソルビット脂肪酸
エステルおよび/またはポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステルは、ペン先表面上で顔料や樹脂の固化を
防ぐものである。これはペン先で溶剤が蒸発する時に、
ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルとその誘
導体がエタノールとの相互作用によりペン先上でゲル膜
を形成し、蒸発を抑制するためと考えられる。さらにこ
れらの添加剤はバランス良く配合されると共に、長時間
放置しても初期の品質を維持する必要がある。
エステルおよび/またはポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステルは、ペン先表面上で顔料や樹脂の固化を
防ぐものである。これはペン先で溶剤が蒸発する時に、
ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルとその誘
導体がエタノールとの相互作用によりペン先上でゲル膜
を形成し、蒸発を抑制するためと考えられる。さらにこ
れらの添加剤はバランス良く配合されると共に、長時間
放置しても初期の品質を維持する必要がある。
【0016】本発明では、カルボキシル化ポリオキシア
ルキレンアルキルエーテルの塩及びカルボキシル化ポリ
オキシアルキレンアルキルエーテルと脂肪族アルコール
とのエステルの類似構造の物質を選択することにより、
分離や劣化を起こすことなく安定性にも優れた効果を得
るものである。
ルキレンアルキルエーテルの塩及びカルボキシル化ポリ
オキシアルキレンアルキルエーテルと脂肪族アルコール
とのエステルの類似構造の物質を選択することにより、
分離や劣化を起こすことなく安定性にも優れた効果を得
るものである。
【0017】
【実施例】以下に実施例により、本発明を更に具体的に
説明するが、本発明は、この実施例によって何等限定さ
れるものではない。
説明するが、本発明は、この実施例によって何等限定さ
れるものではない。
【0018】 (実施例1) ・Pigment Blue 60 4.5(重量部) ・エスレックB BL−1(ポリビニルブチラール) 3.5 ・C8 H17O(C2 H4 O)3 CH2 COOK 0.2 ・C8 H17O(C2 H4 O)3 CH2 COOC2 H5 4.0 ・ステアリン酸オクチル 3.0 ・ポリオキシエチレンソルビタントリステアレート 0.5 ・エタノール 73.3 ・イソプロピルアルコール 11.0
【0019】 (比較例1) ・Pigmenh Blue 60 4.5(重量部) ・エスレックB BL−1(ポリビニルブチラール) 3.5 ・C8 H17O(C3 H6 O)3 CH2 COOK 0.2 ・ステアリン酸オクチル 10.0 ・エタノール 71.2 ・イソプロピルアルコール 10.6
【0020】(比較例2) ・フジASブラック(約50重量%のポリビニルブチラール樹脂と、約50重量 %のブラック顔料、少量の溶剤、可塑剤等を含む) 8.0(重量部) ・C8H17O(C2H4O)3CH2COOK 0.1 ・C8H17O(C2H4O)3CH2COOC2H5 5.0 ・ミリスチン酸ドデシル 3.0 ・ポリオキシエチレンソルビットヘキサステアレート 0.3 ・エタノール 83.6
【0021】(比較例2) ・フジASブラック(約50重量%のポリビニルブチラール樹脂と、約50重量 %のブラック顔料、少量の溶剤、可塑剤等を含む) 8.0(重量部) ・ラウリン酸イソステアリル 3.5 ・オレイン酸エチル 3.5 ・カプリン酸トリグリセリド 4.0 ・流動パラフィン 1.0 ・ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル 2.0 ・エタノール 78.0
【0022】上記の各実施例と各比較例について2種類
の異なる筆記板(A板、B板)を用いて評価試験を行な
った。その結果は下表の通りである。 ノンドライ性は25℃、65%湿度雰囲気で1時間キャ
ップを外した後の筆記状態を観察した。但し、上記評価
の、◎は特に良好、○は良好、△はやや劣る、×は劣る
をそれぞれ示す。
の異なる筆記板(A板、B板)を用いて評価試験を行な
った。その結果は下表の通りである。 ノンドライ性は25℃、65%湿度雰囲気で1時間キャ
ップを外した後の筆記状態を観察した。但し、上記評価
の、◎は特に良好、○は良好、△はやや劣る、×は劣る
をそれぞれ示す。
【0023】
【発明の効果】本発明における筆記板用マーキングイン
キは、顔料、樹脂、エタノールを主成分とする溶剤に、
添加剤として前記a,b,c,dを配合したので、筆記
板の種類や描線の放置状態などの環境に影響されにくく
記載した筆記板から完全に消去できると共に、キャップ
を外したまま放置をしておいても溶剤の揮発を抑えてペ
ン先での乾燥がしにくく、更に筆記後長時間放置しても
初期の性能を維持できる効果がある。
キは、顔料、樹脂、エタノールを主成分とする溶剤に、
添加剤として前記a,b,c,dを配合したので、筆記
板の種類や描線の放置状態などの環境に影響されにくく
記載した筆記板から完全に消去できると共に、キャップ
を外したまま放置をしておいても溶剤の揮発を抑えてペ
ン先での乾燥がしにくく、更に筆記後長時間放置しても
初期の性能を維持できる効果がある。
Claims (1)
- 【請求項1】 顔料、樹脂、エタノールを主成分とする
溶剤及び添加剤とからなる筆記板用マーキングインキ組
成物において、添加剤が次のa,b,c,dの何れをも
含んでなる筆記板用マーキングインキ組成物。 a,カルボキシル化ポリオキシアルキレンアルキルエー
テルの塩 b,カルボキシル化ポリオキシアルキレンアルキルエー
テルと脂肪族アルコールとのエステル c,ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルおよ
び/またはポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル d,高級脂肪酸エステル
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41265590A JP2970777B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | 筆記板用マーキングインキ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41265590A JP2970777B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | 筆記板用マーキングインキ組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04220475A JPH04220475A (ja) | 1992-08-11 |
JP2970777B2 true JP2970777B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=18521458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41265590A Expired - Fee Related JP2970777B2 (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | 筆記板用マーキングインキ組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2970777B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109476952A (zh) * | 2016-08-03 | 2019-03-15 | 杰富意钢铁株式会社 | 带绝缘被膜的电磁钢板及其制造方法、以及绝缘被膜形成用被覆剂 |
-
1990
- 1990-12-21 JP JP41265590A patent/JP2970777B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109476952A (zh) * | 2016-08-03 | 2019-03-15 | 杰富意钢铁株式会社 | 带绝缘被膜的电磁钢板及其制造方法、以及绝缘被膜形成用被覆剂 |
CN109476952B (zh) * | 2016-08-03 | 2020-10-30 | 杰富意钢铁株式会社 | 带绝缘被膜的电磁钢板及其制造方法、以及绝缘被膜形成用被覆剂 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04220475A (ja) | 1992-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4256494A (en) | Erasable ink composition for writing on an impervious surface | |
US4954174A (en) | Erasable ink compositions | |
US4578117A (en) | Erasable ink composition | |
US4097289A (en) | Ink with ester additive providing easy wipe off of ink markings | |
JPS6234352B2 (ja) | ||
JP2970777B2 (ja) | 筆記板用マーキングインキ組成物 | |
JP2594457B2 (ja) | マーキングペン用インキ | |
JP2006316222A (ja) | ペン先耐乾燥性に優れたマーキングペン用インキ | |
JPS629149B2 (ja) | ||
JP2851641B2 (ja) | 筆記板用マーキングインキ | |
JPH0583107B2 (ja) | ||
JPH0816206B2 (ja) | 水性消去性マーキングペンインキ組成物 | |
US4183685A (en) | Ink | |
JP2892393B2 (ja) | 油性インキ組成物 | |
JP2902124B2 (ja) | 筆記板用マーキングインキ | |
JP2797284B2 (ja) | 筆記板用水性マーキングペンインキ組成物 | |
GB2030159A (en) | Wipe-off marking ink for writing boards | |
JPS62253678A (ja) | マ−キングインキ組成物 | |
JPH1161025A (ja) | 筆記板用マーキングペンインキ | |
US5066329A (en) | Writing fluid | |
JPH086062B2 (ja) | 消去性マ−キングペンインキ組成物 | |
JPS6086183A (ja) | マ−キングインキ組成物 | |
JPH08157763A (ja) | 油性マーキングペン用インキ組成物 | |
JP2992841B2 (ja) | アルコ−ル系油性マ−キングインキ組成物 | |
JPH0214267A (ja) | マーキングインキ組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990727 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |