JP2970452B2 - 高炉操業方法 - Google Patents

高炉操業方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高炉操業において炉
芯コークス層の通気性および通液性を良好に保ち、安定
した炉況を維持するための高炉操業方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高炉の安定操業を維持するためには、炉
芯部分の通気性および通液性を良好に保つことが重要で
ある。
【0003】そのための技術として、例えば、特公昭64
−9373号公報においては、コークスの一部を高炉中心部
に装入することにより、中心部の鉱石に対するコークス
存在率を増加させ、いわゆる中心流を強める方法が開示
されている。この方法によれば、良好な融着帯形状、ガ
ス利用率を維持しながら中心流が強められるので、高炉
操業の安定化、溶銑の低Si化、炉壁熱負荷の軽減等の効
果が得られることが同公報に示されている。
【0004】また、特開平4−63212 号公報では鉱石層
に混合するコークス重量分率に応じて同コークス粒径を
増加させることで、鉱石とコークスの混合層が炉内へ堆
積する際に中心部にコークスが偏析することを利用して
中心部のガス流を確保する方法が開示されている。この
方法によれば、出銑滓の安定化、炉内圧損の低減および
溶銑中Si濃度の変動低減が図られるとしている。
【0005】しかしながら、上述の方法にはそれぞれ次
のような問題点がある。すなわち、特公昭64−9373号公
報に開示されている方法では、炉頂部の装入物堆積レベ
ルの上部空間にコークス専用の装入装置を設ける必要が
あるが、この装入方法の場合、中心部のガス温度が高温
となるため設備のメンテナンスが困難である。また、同
方法では中心部の狭い範囲にコークスを装入すると、中
心部のガス流速が大きくなり過ぎるという問題がある。
【0006】次に、特開平4−63212 号公報には、鉱
石、コークスの混合装入により中心部にコークスを偏析
させる発明が開示されているが、その発明における鉱石
に対するコークスの粒径比が明確に定義されておらず、
中心へのコークス偏析量を制御することは困難である。
また、同発明では混合装入が有効である鉱石に対するコ
ークスの混合比率の範囲を3〜20重量%と広くとってい
るが、混合量の増加は同公報でも指摘しているように塊
状帯での通気抵抗が上昇する危険があるうえ、コークス
の装入総量は通常の高炉操業では鉱石重量%の25〜30%
に過ぎず、混合コークス量を大幅に増加させるとコーク
ス単味充填層の層厚が薄くなり過ぎて高炉操業上好まし
くない。特に、羽口から多量の補助燃料を吹き込むよう
な場合には総装入コークス量を減らすことになるため、
混合コークス量の増加はコークス単味充填層を一層薄い
ものにしてしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の装入装置を使用する場合でも、炉内での装入物堆積過
程において高炉中心部の狭い範囲にコークスを集中装入
することを可能とし、同部のOre/Coke比 (鉱石とコーク
スの重量比、「O/C比」とも記す) を低位に制御し
て、中心ガス流を確保するとともに、高炉中心部で炉芯
コークス層に供給されるコークスの反応劣化を低減させ
て、炉芯コークスの粒径や強度の低下を抑制し、炉芯コ
ークス層の通気性および通液性を良好に保って炉況を安
定に維持することができる高炉操業方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、『炉頂
から交互に装入するコークスと鉱石のうち、鉱石装入の
1チャージを複数バッチに分割して、1バッチ目は鉱石
だけを装入し、引き続いて装入する2バッチ目以降はコ
ークスの一部と鉱石とを同時に装入する高炉操業方法で
あって、鉱石と同時に装入するコークスの重量割合加重
平均粒径を鉱石の粒径の粗い方から10嵩体積%を占める
粗粒鉱石の嵩体積割合加重平均粒径の 2.5倍以上とし、
かつ、上記コークスの量 (嵩体積%、Y) と鉱石の量
(嵩体積%、X) との関係を下記イ式を満たすように調
整することを特徴とする高炉操業方法』にある。
【0009】0.05×X<Y≦ 0.1×X ・・・・・イ 本発明方法において、複数バッチに分割された2バッチ
目以降の鉱石とコークスの一部を同時に炉内に装入する
際、小ベルから鉱石とコークスを混合状態で大ベルの貯
鉱部内に切り出し、続いて大ベルから炉内に装入しても
よく、小ベルからコークス、鉱石の順序で個別に大ベル
の貯鉱部内に切り出し、続いて大ベルから炉内にコーク
スと鉱石を同時に装入してもよい。また、鉱石装入のバ
ッチ数は少ない方がよく、2バッチに分割するのが最も
望ましい。
【0010】
【作用】以下、本発明の作用を高炉模型の装入実験結果
に基づいて説明する。
【0011】図1は、装入実験に用いた実高炉 (内容積
2700m3) の 1/8スケールの高炉炉頂部半截模型を示し、
(a)は立体斜視図、 (b)は半截縦断面図である。
【0012】図1に示すベルカップ3とベル2の間の貯
鉱部内の原料は、ベル2を降下させて排出され、アーマ
ー5に衝突して反撥された後炉内に装入される。そし
て、数チャージ分のコークス層6と鉱石層またはコーク
ス混合鉱石層7とが積層される。このような原料装入を
行って炉内堆積物のコークスに対する鉱石の重量比 (以
下「堆積O/C比」と記す) の半径方向分布を測定し
た。
【0013】装入実験に用いた鉱石およびコークスの装
入量、粒径は、後述する実施例の条件を模型比で縮小し
たものである。鉱石の装入は2バッチに分割して行い、
鉱石にコークスを同時装入しない場合(ケース3)、1
バッチ目(以下、OI と記す) だけにコークスを同時装
入する場合(ケース2)、2バッチ目(以下、OIIと記
す) だけにコークスを同時装入する場合(ケース1、ケ
ース4、ケース5、ケース6)について行った。
【0014】表1に同時装入鉱石に対する同時装入コー
クスの下記 (1)式および (2)式で定義される粒径比およ
び混合比を示す。
【0015】
【数1】
【0016】
【表1】
【0017】図2に、高炉半径方向の原料偏在状況と、
鉱石とコークスの同時装入順序との関係を示す。なお、
縦軸の相対O/C比は装入O/C比に対する半径方向各
位置(炉中心からの距離を炉の内半径で割って無次元化
した無次元距離で表す)の堆積O/C比の比を示す。装
入O/C比は、装入鉱石およびコークスが偏在すること
なく、均一に混合された状態で炉内に堆積したときのO
/C比に相当する。従って、相対O/C比の値が1のと
きは原料偏在がないことを示し、1を超えるときは鉱石
の偏在、1未満のときはコークスの偏在があることを示
す。
【0018】図2に示すように、鉱石とコークスを同時
装入しないケース3に比べ、OI とコークスを同時装入
したケース2の方が炉中心部のO/C比は低くなる。ケ
ース1はケース2よりさらに炉中心部のO/C比が低下
し、OIIとコークスを同時装入することにより、コーク
スを炉中心部に効果的に偏在させることができることが
明らかである。
【0019】図3は、鉱石とコークスの同時装入順序に
よる原料偏在現象を模式的に説明する図で、(a) はOII
とコークスの同時装入、(b) はOI とコークスの同時装
入、(c) は同時装入なしの場合である。
【0020】(c) 図に示すように、同時装入なしの場合
はコークス装入に続くOI 装入時の鉱石の落下衝撃によ
りコークス層崩れが発生し、コークス層6の表層コーク
ス11が表層崩れコークス12となって炉中心部に流れ込
む。続くOIIの装入では炉中心部まで鉱石だけで覆われ
ることになる。従って、炉中心部に流入した表層崩れコ
ークス12に相当する分だけ炉中心部のO/C比が低下す
る。
【0021】(a) 図は、本発明方法での装入形態であ
り、図示のとおり、OIIに粒径比を調整した粗粒コーク
スを混合し同時装入した場合は、OIIとコークスの混合
原料が炉内にすでに形成されたOI の鉱石充填層上を流
下しながら堆積する過程での分級作用により、見掛け密
度は鉱石より低いが、その分粒径を十分に粗粒にした同
時装入コークス13を炉中心部に集中的に偏在させること
ができる。従って、OIIとコークスの同時装入では、表
層崩れコークス12と同時装入コークス13に相当する分が
炉中心部のO/C比の低下に寄与することになる。
【0022】(b) 図に示すように、OI とコークスを同
時装入では、表層崩れコークス12の中心部への流入が干
渉するので、分級作用による同時コークス13の集中的な
炉中心部への偏在効果が弱められる。従って、炉中心部
のO/C比低減効果は、OIとコークスを同時装入がO
IIとコークスの同時装入より劣ることになる。
【0023】本発明方法において鉱石の粗粒側10嵩体積
%の粗粒鉱石粒度と同時装入コークス粒度とを対比した
粒径比を用いる根拠は、鉱石単味層を装入した場合、堆
積時の粒度偏析で炉中心から10嵩体積%以内の領域に堆
積すべき粗粒鉱石を上述した分級作用により粗粒の同時
装入コークスに置き換えようとする思想に基づく。上記
の粒径比が 2.5以上であれば、炉内堆積過程における粗
粒鉱石の分級作用が促進され、炉中心領域にコークスが
効果的に偏在するようになる。
【0024】図4に鉱石(OII)とコークスの同時装入
における同時装入比(Y/X)の影響を示す。図示のよ
うに、コークスの同時装入比をケース4 (Y/X= 0.0
5)から、ケース5 (Y/X=0.10) 、ケース6 (Y/X
=0.20) と大きくすることにより炉中心部へのコークス
偏在量が増加し、O/C比の低い領域が半径方向に広が
る傾向が認められる。
【0025】コークスの同時装入比を大きくしていけ
ば、上記のように炉中心部へのコークスの偏析量を増や
すことができるが、この比を過度に大きくする(鉱石に
混合するコークス量を過度に増やす)と、コークス単味
で装入する量がその分だけ減少し、コークス単味層の層
厚が薄くなり、ガス流れの変動による操業の不安定化等
の障害がおきる。従って、通常の操業では、同時装入比
(Y/X)は、0.1 程度に抑えるべきである。特に、後
述の実施例で示すように、羽口から吹き込む補助燃料を
増やして、コークスの全装入量を減らす操業の場合に
は、同時装入比(Y/X)を 0.2程度まで高めるのは好
ましくない。本発明方法のように粒径比を適切に設定す
れば、同時装入比が 0.1以下でも炉中心部にコークスを
集中的に偏在させることができる。なお、同時装入比
(Y/X)が0.05未満では、本発明の意図する効果がほ
とんど得られないので、この比は0.05以上とするべきで
ある。
【0026】上述したように、本発明方法によれば、従
来の装入装置を用いて少量の粗粒コークスをOIIと同時
に装入することにより、効果的に炉中心部のO/C比を
低く制御できるので、いわゆる中心流が適正に確保され
て、炉芯部の通気・通液性を良好に維持することができ
る。
【0027】
【実施例】以下、実施例により本発明の効果を具体的に
説明する。
【0028】炉内容積2700m3の高炉を用い、通常コーク
スと2バッチ(OI :26.05t、OII:26.05t) に分割さ
れた鉱石 (52.1t/チャージ) とを交互に装入し、実施
例と比較例の操業ではOIIとコークスの同時装入を行
い、従来例の操業ではコークスの同時装入を行わなかっ
た。送風量は 4400Nm3/minとし、原料装入条件および原
料粒径条件は表2に示すとおりである。使用した鉱石お
よびコークスの粒度分布は図8に示した。
【0029】実施例、比較例および従来例の操業中の炉
内状況、すなわち、送風圧、スリップ発生回数、溶銑中
Si濃度(以下、〔Si〕と記す)の変動率、羽口コークス
サンプラーによる炉芯コークスの加重平均粒径の測定値
および溶銑温度の変動量を調査し、その結果を表2に併
せて示す。また、炉頂部に設けた半径方向ゾンデを用い
て炉頂部ガス温度の半径方向分布を調査し、実施例の一
部では実炉でのサンプリングにより炉内充填層上部にお
ける堆積O/C比の半径方向分布を調査した。
【0030】図5に実施例における炉内充填層上部での
相対O/C比の半径方向分布実測値の一例を示す。図示
のように、実施例2では炉中心部にコークスが集中的に
偏在し、炉中心部のO/C比が極めて低くなっているこ
とがわかる。前述した模型高炉による装入実験結果(ケ
ース1、ケース5)と比較すると実施例2の方がO/C
比の低い領域が半径方向に広がっている。これは実施例
の方が鉱石装入量、同時装入コークス粒径の絶対値が高
いため、鉱石の落下衝撃力による層崩れコークス、ある
いは分級作用による同時装入コークスの炉中心部への偏
在程度が大きくなることによるものであり、模型装入実
験結果の妥当性を損なうものではない。
【0031】図6に炉頂部ガス温度の半径方向分布を実
施例と比較例および従来例とを対比して示す。図示のよ
うに、炉中心部における炉頂部ガス温度は、従来例→比
較例1→実施例3→実施例1→実施例2の順に高くなっ
ている。この結果から、OIIとコークスを同時装入し、
c m /粗Do を 2.5倍以上とすれば、Y/Xが0.10以
下でも、いわゆる中心流が増加し、炉中心部のO/C比
を低く制御できることがわかる。また、炉中心部のO/
C比をより低く制御するには、混合同時装入よりコーク
ス優先同時装入の方が望ましい。
【0032】表2に示すように、粒径比が 2.2倍の比較
例1の炉内状況は従来例とほとんど変わらず、操業安定
化の改善程度は不十分であった。これは、Dc m /粗D
o が低いため、同時装入コークスによる粗粒鉱石の分級
堆積が十分に行われず、炉中心領域への鉱石偏在が生
じ、炉中心部のO/C比が低位に制御されなかったこと
による。
【0033】これに対して、粒径比が 2.5倍の実施例
1、2および3は、スリップ発生回数が減少し、炉内状
態は安定した。実施例1、2および3では、炉中心部の
O/C比が低位に制御されているので、反応劣化による
コークスの粉化が抑制され、従来例、比較例1より粒径
が大きく、通気性、通液性の良好な炉芯コークスが形成
される。このため、安定した炉中心部のガス流れが確保
され、送風圧が低下する。そして、安定操業が実現さ
れ、溶銑中〔Si〕および溶銑温度の変動を少なくするこ
とができる。
【0034】なお、前掲の特開平4−63212 号公報の発
明では混合装入が有効である混合比率の範囲を3〜20重
量%としているが、実施例1および2のコークス同時装
入比0.10は重量比率で 2.7重量%に相当し、実施例3の
0.05は重量比率で 1.3重量%に相当し、本発明は3重量
%以下でも有効である。これは、粒径比を適切に設定し
たためである。
【0035】次に、羽口吹込み補助燃料の使用量を増加
させて装入全コークス量を低下させた操業の実施例4お
よび比較例2を説明する。
【0036】図7に、炉頂部ガス温度の半径方向分布
を、他の実施例、比較例と従来例とを対比して示す。図
示のように、炉中心部の炉頂部ガス温度はコークス同時
装入比が0.10の実施例4の方が0.15の比較例2より高く
なっている。また、炉中間部から炉壁までの領域におけ
る炉頂部ガス温度は、前述の実施例1、2および3より
若干低めになっており、特に比較例2では温度変動が大
きくなっている。これは、装入コークス量が低下する
と、炉内全域に堆積するコークス層の層厚が薄くなる
が、この薄層化傾向に対して装入コークス量が低い場合
は、同時装入コークス量の増加による通常コークス装入
量の減少の影響が大きくなるためである。従って、表2
に示すように送風圧は、通常装入O/C比が低い実施例
1、2および3より高くなるのは避けられない。また、
比較例2では、中心流は確保されるものの、通常装入コ
ークス減少により操業は不安定となり、溶銑温度や〔S
i〕の変動が大きくなり、スリップ増加となった。これ
に対し、実施例4では、同時装入コークス量が少ないた
め、通常装入コークス量減少の影響は少なく、比較例2
より少ない同時装入コークス量で前述の実施例1および
3とほぼ同等の安定操業が維持できた。
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】本発明方法によれば、従来の装入装置を
用いて高炉中心部のO/C比を低位に制御することがで
き、炉内上昇ガスの中心流を適正に確保するとともに、
炉芯コークス層の通気性、通液性を良好に維持すること
ができる。これにより操業中のスリップ発生および溶銑
温度と溶銑中Si濃度の変動が少なくなり、高炉の安定操
業を実現できる。この経済効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】装入実験に用いた高炉炉頂部半截縮尺模型を示
し、 (a)は立体斜視図、 (b)は半截縦断面図である。
【図2】高炉半径方向の原料偏在状況と、鉱石とコーク
スの同時装入順序との関係を示すグラフである。
【図3】鉱石とコークスの同時装入順序による原料偏在
現象を説明する図であり、 (a)はOIIとの同時装入、
(b)はOI との同時装入、 (c)は同時装入なしの場合で
ある。
【図4】本発明の鉱石(OII)とコークスの同時装入に
おけるコークス同時装入比の影響を示すグラフである。
【図5】実施例における炉内充填層上部での相対O/C
比の半径方向分布実測値の一例を示すグラフである。
【図6】炉頂部ガス温度の半径方向分布を、実施例と比
較例および従来例とを対比して示すグラフである。
【図7】炉頂部ガス温度の半径方向分布を、他の実施
例、比較例と従来例とを対比して示すグラフである。
【図8】実施例の操業で使用した鉱石((a)) およびコー
クス((b)) の粒度分布を示すグラフである。
【符号の説明】
1:高炉炉頂部半截模型 2:ベル 3:ベルカップ 4:ベル昇降駆動
装置 5:アーマー 6:コークス層 7:コークス混合または単独鉱石層 8:炉頂部側壁 9:アクリル板半截面 10:装入原料 11:表層コークス 12:表層崩れコー
クス 13:同時装入コークス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−86105(JP,A) 特開 平7−150207(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C21B 5/00 311 C21B 5/00 301

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉頂から交互に装入するコークスと鉱石の
    うち、鉱石装入の1チャージを複数バッチに分割して、
    1バッチ目は鉱石だけを装入し、引き続いて装入する2
    バッチ目以降はコークスの一部と鉱石とを同時に装入す
    る高炉操業方法であって、鉱石と同時に装入するコーク
    スの重量割合加重平均粒径を鉱石の粒径の粗い方から10
    嵩体積%を占める粗粒鉱石の嵩体積割合加重平均粒径の
    2.5倍以上とし、かつ、上記コークスの量 (嵩体積%、
    Y) と鉱石の量 (嵩体積%、X) との関係を下記イ式を
    満たすように調整することを特徴とする高炉操業方法。 0.05×X<Y≦ 0.1×X ・・・・・イ
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