JP2970247B2 - 安全弁駆動回路 - Google Patents
安全弁駆動回路Info
- Publication number
- JP2970247B2 JP2970247B2 JP24031092A JP24031092A JP2970247B2 JP 2970247 B2 JP2970247 B2 JP 2970247B2 JP 24031092 A JP24031092 A JP 24031092A JP 24031092 A JP24031092 A JP 24031092A JP 2970247 B2 JP2970247 B2 JP 2970247B2
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- Japan
- Prior art keywords
- safety valve
- switching element
- current
- capacitor
- drive circuit
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はガス調理器具における安
全弁駆動回路に関するものである。
全弁駆動回路に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】以下従来の安全弁駆動回路について図
２、図３を用いて説明する。
２、図３を用いて説明する。
【０００３】図２のコックスイッチ１４をコックスイッ
チオン方向１２へ押すと、安全弁４が閉弁位置１７から
開弁位置１６に移動し、そのまま手動にて安全弁４を開
弁位置１６で保持すると、ガスの通路１５が構成され、
手動で機器の点火をする。
チオン方向１２へ押すと、安全弁４が閉弁位置１７から
開弁位置１６に移動し、そのまま手動にて安全弁４を開
弁位置１６で保持すると、ガスの通路１５が構成され、
手動で機器の点火をする。
【０００４】着火後は、図３の熱電対１からの熱起電力
の電流２Ａにより安全弁４が保持され、前記安全弁４の
手動による図２の開弁位置１６での保持は不要となる。
の電流２Ａにより安全弁４が保持され、前記安全弁４の
手動による図２の開弁位置１６での保持は不要となる。
【０００５】着火後、図３の異常監視回路７にて異常が
検出されると、前記異常監視回路７からの異常信号をマ
イコン８の入力ポート１１に入力し、前記マイコン８の
出力ポート１０よりリレー５のオン信号を出力する。前
記リレー５のオン信号でリレー５がオンするとａ接点の
リレー接点がオンとなり、直流電圧発生回路１８からプ
ラス電圧１９が安全弁４に印加され、安全弁４を保持し
ているマイナスの熱起電力の電圧２との間に電位差が生
じ、マイナスの熱起電力の電流２Ａと相殺し合う逆相の
プラス電流２０が直流電圧発生回路１８から流れ、図２
の安全弁４は、開弁位置１６から閉弁位置１７へばね２
２の力で移動し、ガスの通路１５が遮断されて消火とな
る。
検出されると、前記異常監視回路７からの異常信号をマ
イコン８の入力ポート１１に入力し、前記マイコン８の
出力ポート１０よりリレー５のオン信号を出力する。前
記リレー５のオン信号でリレー５がオンするとａ接点の
リレー接点がオンとなり、直流電圧発生回路１８からプ
ラス電圧１９が安全弁４に印加され、安全弁４を保持し
ているマイナスの熱起電力の電圧２との間に電位差が生
じ、マイナスの熱起電力の電流２Ａと相殺し合う逆相の
プラス電流２０が直流電圧発生回路１８から流れ、図２
の安全弁４は、開弁位置１６から閉弁位置１７へばね２
２の力で移動し、ガスの通路１５が遮断されて消火とな
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、直流電
圧発生回路の直流電圧を印加し開弁保持をしている安全
弁を閉弁する安全弁駆動回路では、従来例のリレー５が
オンの間大電流が連続的に流れるため前記リレーの接点
が溶着する可能性と、直流電圧発生回路が低圧トラン
ス、電子部品等で構成されている場合は、定格レベルの
高い部品を使用する必要がありコスト的にも不経済であ
ると言う欠点がある。また連続的に直流電圧発生回路の
直流電流を、熱電対からの熱起電力の電流で開弁保持さ
れている安全弁に印加すれば熱電対からの熱起電力の電
流を打ち消すが、前記直流電圧発生回路の直流電流によ
り安全弁を保持し、異常発生時も消火しない可能性があ
り安全性に欠けると言う欠点がある。
圧発生回路の直流電圧を印加し開弁保持をしている安全
弁を閉弁する安全弁駆動回路では、従来例のリレー５が
オンの間大電流が連続的に流れるため前記リレーの接点
が溶着する可能性と、直流電圧発生回路が低圧トラン
ス、電子部品等で構成されている場合は、定格レベルの
高い部品を使用する必要がありコスト的にも不経済であ
ると言う欠点がある。また連続的に直流電圧発生回路の
直流電流を、熱電対からの熱起電力の電流で開弁保持さ
れている安全弁に印加すれば熱電対からの熱起電力の電
流を打ち消すが、前記直流電圧発生回路の直流電流によ
り安全弁を保持し、異常発生時も消火しない可能性があ
り安全性に欠けると言う欠点がある。
【０００７】そこで本発明は、上記従来の欠点を解決す
るもので、安全性を第１の目的とし、低コストで経済的
な構成にすることを第２の目的とする安全弁駆動回路を
提供するものである。
るもので、安全性を第１の目的とし、低コストで経済的
な構成にすることを第２の目的とする安全弁駆動回路を
提供するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の安全弁駆動回路は、着火後熱電対から発生し
た熱起電力の電流により保持されている安全弁に、異常
時にコンデンサに充電されている電荷の直流電流を印加
し、前記熱起電力の電流と逆相の電流を流し、安全弁の
閉弁を確実に行い安全性を向上させる回路において、前
記コンデンサに充電されている電荷の直流電流印加の
際、前記コンデンサに充電するための電源に大電流によ
る負荷がかからないようにＩＣ接点のスイッチング素子
または２個のスイッチング素子の時間差制御によるコン
デンサへの充電回路と安全弁への直流電流の印加回路の
切り換えを行い低コストで経済的な回路を構成する。
に本発明の安全弁駆動回路は、着火後熱電対から発生し
た熱起電力の電流により保持されている安全弁に、異常
時にコンデンサに充電されている電荷の直流電流を印加
し、前記熱起電力の電流と逆相の電流を流し、安全弁の
閉弁を確実に行い安全性を向上させる回路において、前
記コンデンサに充電されている電荷の直流電流印加の
際、前記コンデンサに充電するための電源に大電流によ
る負荷がかからないようにＩＣ接点のスイッチング素子
または２個のスイッチング素子の時間差制御によるコン
デンサへの充電回路と安全弁への直流電流の印加回路の
切り換えを行い低コストで経済的な回路を構成する。
【０００９】
【作用】この回路構成によれば、着火後、熱電対から発
生した熱起電力の電流により保持されている安全弁に、
コンデンサに充電されている電荷の直流電流を印加して
も、連続的な大電流が流れる可能性も無く、コンデンサ
に充電するための電源が低圧トランス、電子部品等で構
成されている場合でも、定格レベルの高い部品を使用す
る必要はない。また前記コンデンサに充電されている電
荷の直流電流により安全弁を保持し、異常発生時も消火
しない可能性もない。
生した熱起電力の電流により保持されている安全弁に、
コンデンサに充電されている電荷の直流電流を印加して
も、連続的な大電流が流れる可能性も無く、コンデンサ
に充電するための電源が低圧トランス、電子部品等で構
成されている場合でも、定格レベルの高い部品を使用す
る必要はない。また前記コンデンサに充電されている電
荷の直流電流により安全弁を保持し、異常発生時も消火
しない可能性もない。
【００１０】
【実施例】以下本発明の実施例を図面とともに説明す
る。
る。
【００１１】図２のコックスイッチ１４をコックスイッ
チオン方向１２へ押すと、安全弁４が閉弁位置１７から
開弁位置１６に移動し、そのまま手動にて安全弁４を開
弁位置１６で保持すると、ガスの通路１５が構成され、
手動で機器の点火をする。
チオン方向１２へ押すと、安全弁４が閉弁位置１７から
開弁位置１６に移動し、そのまま手動にて安全弁４を開
弁位置１６で保持すると、ガスの通路１５が構成され、
手動で機器の点火をする。
【００１２】着火後は、図１の熱電対１からの熱起電力
の電流２Ａにより安全弁４が保持され、前記安全弁４の
手動による図２の開弁位置１６での保持は不要となる。
の電流２Ａにより安全弁４が保持され、前記安全弁４の
手動による図２の開弁位置１６での保持は不要となる。
【００１３】着火後、図１の異常監視回路７にて異常が
検出されると、前記異常監視回路７からの異常信号をマ
イコン８の入力ポート１１に入力し、前記マイコン８に
電源が投入されてからスイッチング素子Ｂ５のオン信号
を出力している出力ポート１０より前記スイッチング素
子Ｂ５のオフ信号を出力するとａ接点のスイッチング接
点がオフとなり、コンデンサに充電するための電源６か
らのコンデンサ２１への充電は遮断される。所定時間経
過後、前記マイコン８の出力ポート２５よりスイッチン
グ素子Ａ２３のオン信号を出力する。前記スイッチング
素子Ａ２３のオン信号でスイッチング素子Ａ２３がオン
するとａ接点のスイッチング接点がオンとなり、前記マ
イコン８に電源が投入されてからスイッチング素子Ｂ５
がオフするまでの時間、コンデンサに充電されている電
荷のプラス電圧３Ａが安全弁４に印加され、安全弁４を
保持しているマイナスの熱起電力の電圧２との間に電位
差が生じ、マイナスの熱起電力の電流２と相殺し合う逆
相のコンデンサに充電されている電荷のプラス電流３が
流れ、図２の安全弁４は、開弁位置１６から閉弁位置１
７へばね２２の力で移動し、ガスの通路１５が遮断され
て消火となる。
検出されると、前記異常監視回路７からの異常信号をマ
イコン８の入力ポート１１に入力し、前記マイコン８に
電源が投入されてからスイッチング素子Ｂ５のオン信号
を出力している出力ポート１０より前記スイッチング素
子Ｂ５のオフ信号を出力するとａ接点のスイッチング接
点がオフとなり、コンデンサに充電するための電源６か
らのコンデンサ２１への充電は遮断される。所定時間経
過後、前記マイコン８の出力ポート２５よりスイッチン
グ素子Ａ２３のオン信号を出力する。前記スイッチング
素子Ａ２３のオン信号でスイッチング素子Ａ２３がオン
するとａ接点のスイッチング接点がオンとなり、前記マ
イコン８に電源が投入されてからスイッチング素子Ｂ５
がオフするまでの時間、コンデンサに充電されている電
荷のプラス電圧３Ａが安全弁４に印加され、安全弁４を
保持しているマイナスの熱起電力の電圧２との間に電位
差が生じ、マイナスの熱起電力の電流２と相殺し合う逆
相のコンデンサに充電されている電荷のプラス電流３が
流れ、図２の安全弁４は、開弁位置１６から閉弁位置１
７へばね２２の力で移動し、ガスの通路１５が遮断され
て消火となる。
【００１４】
【発明の効果】以上のように本発明の安全弁駆動回路に
よれば、次の効果が得られる。 （１）本発明の安全弁駆動回路は、低コストにより回路
構成が可能なため、低コストのガス調理機器でも搭載可
能で、ガス調理機器の安全性が、全体的に向上する。 （２）コンデンサに充電されている電荷の直流電流を、
熱電対からの熱起電力の電流で開弁保持されている安全
弁に印加する際大電流が流れ、コンデンサに充電するた
めの電源は前記大電流により負荷がかかる。特に前記コ
ンデンサに充電するための電源が低圧トランス、電子部
品等で構成されている場合は定格レベルの高いもので構
成する必要があり、非常に高価になる。しかし複数のス
イッチング素子の時間差制御またはＩＣ接点のスイッチ
ング素子の使用によるコンデンサへの充電回路と安全弁
への直流電流の印加回路の切り換えを行うことにより、
前記コンデンサに充電するための電源に負荷がかからな
く、コンデンサに充電するための電源が低圧トランス、
電子部品等で構成されている場合でも定格レベルの低い
もので構成可能であり低コストで実現できる。
よれば、次の効果が得られる。 （１）本発明の安全弁駆動回路は、低コストにより回路
構成が可能なため、低コストのガス調理機器でも搭載可
能で、ガス調理機器の安全性が、全体的に向上する。 （２）コンデンサに充電されている電荷の直流電流を、
熱電対からの熱起電力の電流で開弁保持されている安全
弁に印加する際大電流が流れ、コンデンサに充電するた
めの電源は前記大電流により負荷がかかる。特に前記コ
ンデンサに充電するための電源が低圧トランス、電子部
品等で構成されている場合は定格レベルの高いもので構
成する必要があり、非常に高価になる。しかし複数のス
イッチング素子の時間差制御またはＩＣ接点のスイッチ
ング素子の使用によるコンデンサへの充電回路と安全弁
への直流電流の印加回路の切り換えを行うことにより、
前記コンデンサに充電するための電源に負荷がかからな
く、コンデンサに充電するための電源が低圧トランス、
電子部品等で構成されている場合でも定格レベルの低い
もので構成可能であり低コストで実現できる。
【図１】本発明の実施例におけるガス器具の安全駆動回
路の回路図
路の回路図
【図２】ガス器具の安全弁、コックスイッチ付近の簡略
した駆動機構図
した駆動機構図
【図３】従来のガス器具の安全駆動回路の回路図
１ 熱電対 ２ 熱起電力の電圧 ２Ａ 熱起電力の電流 ４ 安全弁 ５ スイッチング素子Ｂ ２３ スイッチング素子Ａ ６ コンデンサに充電するための電源 ２１ コンデンサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−291417（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−67921（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F24C 3/12 F23N 5/10 320
Claims (2)
- 【請求項１】安全弁と、前記安全弁に並列接続されてい
る熱電対と、前記安全弁に直列接続されているスイッチ
ング素子Ａと、前記スイッチング素子Ａを介して前記安
全弁に並列接続されているコンデンサと、前記スイッチ
ング素子Ａに直列接続されているスイッチング素子Ｂ
と、前記スイッチング素子Ｂを介して前記コンデンサに
並列接続されている前記コンデンサに充電するための電
源で構成され、前記スイッチング素子Ｂをオフにしたあ
と所定時間経過後、スイッチング素子Ａオンすることに
より前記コンデンサからの直流電流を熱電対からの熱起
電力の電流で開弁保持されている安全弁に印加し前記安
全弁の閉弁を行う事を特徴とするガス調理機器の安全弁
駆動回路。 - 【請求項２】請求項２において、スイッチング素子Ａと
スイッチング素子ＢをＩＣ接点のスイッチング素子で構
成し、コンデンサからの直流電流を熱電対からの熱起電
力の電流で開弁保持されている安全弁に印加し前記安全
弁の閉弁を行う事を特徴とするガス調理機器の安全弁駆
動回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24031092A JP2970247B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 安全弁駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24031092A JP2970247B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 安全弁駆動回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0688617A JPH0688617A (ja) | 1994-03-29 |
| JP2970247B2 true JP2970247B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=17057560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24031092A Expired - Lifetime JP2970247B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 安全弁駆動回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2970247B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP24031092A patent/JP2970247B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0688617A (ja) | 1994-03-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070827 Year of fee payment: 8 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827 |
|
| S801 | Written request for registration of abandonment of right |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311801 |
|
| ABAN | Cancellation of abandonment | ||
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827 Year of fee payment: 9 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |