JP2970145B2 - フィルム給送制御装置 - Google Patents

フィルム給送制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムを所定の位置
に給送するフィルム給送制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムに設けられたパーフォレーショ
ンをフォトインタラプタなどの検出器によって検出し、
パーフォレーションの孔部と非孔部との光学的な特性差
に応じた光電変換信号の最大値と最小値とに基づいてス
レッショルドレベルを算出し、このスレッショルドレベ
ルとパーフォレーション検出器の光電変換信号とを比較
してフィルムを所定の位置に給送するカメラのフィルム
給送制御装置が知られている(例えば、特開平2−25
6038号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たカメラのフィルム給送制御装置では、フォトインタラ
プタの光電変換信号をA/D変換した値の最大値および
最小値に基づいてフィルムの停止位置を算出しているの
で、例えばフィルム給送中のモータから発生するノイズ
が光電変換信号に混入すると、停止位置算出に誤差を生
じ、給送制御精度が低下するという問題がある。
【0004】本発明の目的は、ノイズによるフィルム給
送精度の低下を防止し、フィルムを所定の給送位置に正
確に給送するフィルム給送制御装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1に対応づけて本発明を説明すると、本発明は、フィル
ムを給送するフィルム給送手段100と、このフィルム
給送手段100によるフィルムの給送時に、フィルムに
設けられたパーフォレーションの孔部と非孔部とに応じ
た交番信号を出力するパーフォレーション検知手段10
1と、このパーフォレーション検知手段101の交番信
号に基づいて、パーフォレーションを計数するパーフォ
レーション計数手段102とを備えたフィルム給送制御
装置に適用される。そして、フィルムの所定の移動量ご
とにパルス信号を出力するフィルム移動量検出手段10
3と、このフィルム移動量検出手段103からパルス信
号が出力されるたびにパーフォレーション検知手段10
1の交番信号をディジタル値に変換するA/D変換手段
104と、パーフォレーションの孔部から次の孔部まで
の少なくとも1周期中におけるA/D変換結果のディジ
タル値を加算する加算手段105と、この加算手段10
5の加算結果に基づいてフィルムの給送を停止すべきA
/D変換手段104の出力値を算出する停止位置算出手
段106と、パーフォレーション計数手段102によっ
て所定数のパーフォレーションが検出された後に、A/
D変換手段104の出力ディジタル値が停止位置算出手
段106の出力値に達したらフィルム給送手段100に
よるフィルムの給送を停止させる給送制御手段107と
を備え、これにより、上記目的を達成する。
【0006】
【作用】加算手段105によりパーフォレーションの孔
部から次の孔部までの少なくとも1周期中におけるA/
D変換結果のディジタル値が加算され、停止位置算出手
段106によりこれらのA/D変換結果の加算値に基づ
いてフィルムの給送を停止すべきA/D変換手段104
の出力値が算出される。そして、パーフォレーション計
数手段102により所定数のパーフォレーションが検出
された後に、A/D変換手段104の出力ディジタル値
が停止位置算出手段106の出力値に達したら、給送制
御手段107によってフィルム給送手段100のフィル
ム給送が停止される。これによって、ノイズによるフィ
ルム給送精度の低下が防止され、フィルムが所定の給送
位置に正確に給送される。
【0007】
【実施例】図2は、一実施例の構成を示すブロック図で
ある。図において、1はフィルムカートリッジ、2はフ
ィルム、3はカメラの巻取りスプール、4は巻取りスプ
ール3を駆動するフィルム巻上げモータ、5は、フィル
ム巻上げモータ4を駆動制御する駆動回路である。さら
に、6は発光ダイオード、7は受光素子、8は投・受光
器から成るフォトインタラプタ、9はフィルム2に従動
するスリット板である。10は、マイクロコンピュータ
およびA/D変換器10a、カウンタ10b,10c、
メモリ10dなどの周辺部品から構成される制御回路で
あり、カメラのシーケンス制御や種々の演算を行なうと
ともに、フィルム2の給送を制御する。
【0008】カメラの巻取りスプール3がモータ4によ
り駆動され、フィルム2が巻上げられると、スリット板
9がフィルム2に従動して回転する。スリット板9はフ
ォトインタラプタ8の投光器から発っせられた光を通過
または遮断し、フォトインタラプタ8の受光器はこのス
リット板9を介して光を受光したときにパルス信号を発
生する。すなわち、フォトインタラプタ8は、フィルム
2の所定の給送量ごとにパルス信号を発生し、制御回路
10へ出力して割り込みを発生させる。以下では、この
割り込みをパルス割り込みと呼ぶ。また、発光ダイオー
ド6は、フィルム2上のパーフォレーションの通過位置
を照射し、受光素子7は、その反射光を受光する。パー
フォレーションの孔部と非孔部とでは照射光の反射率が
異なり、非孔部では反射率が高く、孔部では反射率が低
い。受光素子7は、反射光をその光強度に応じた電気信
号に変換し、制御回路10へ出力する。制御回路10
は、このパーフォレーション検出信号の立上がりおよび
立ち下がりエッジに同期して割り込みを発生する。以下
では、この割り込みをパーフォレーション割り込みと呼
ぶ。さらに、受光素子7の出力は制御回路10のA/D
変換器10aにも供給され、A/D変換器10aは、パ
ーフォレーション検出信号をデジタル値に変換する。
【0009】図3(a)は、フィルム2上のパーフォレ
ーションと受光素子7との位置関係を示し、図3(b)
は、フィルム給送にともなう受光素子7のパーフォレー
ション検出信号出力を示し、図3(c)は、フィルム2
の巻上げスピードおよび移動時間を示す。なおこの実施
例では、撮影駒ごとに2個のパーフォレーションが設け
られたフィルム2を例に上げて説明する。ここで、図中
のパーフォレーションを左から15,16,17,18
とし、フィルム巻上げ方向に対して先に受光素子7で検
出される各パーフォレーション15〜18のエッジを前
端エッジ、後に検出されるエッジを後端エッジとする。
また、このフィルム2の近接するパーフォレーションど
おし、パーフォレーション15と16、パーフォレーシ
ョン17と18の間の非孔部の長さは、パーフォレーシ
ョン孔部の長さに等しい。今、フィルム2上のある駒が
所定の撮影位置に設定されているとする。このとき、図
3(a)に示すように、パーフォレーション16の後端
エッジが受光素子7の中心に位置している。受光素子7
のパーフォレーション検出信号出力は、図3(b)に示
すように、フィルム2のパーフォレーションの非孔部を
検出したときに最大になり、孔部を検出したときに最少
になる。また、フィルム2上のある駒が所定の撮影位置
に設定されているとき、受光素子7の出力は、最大値と
最小値との中間値になる。
【0010】従来のカメラの制御装置では、図3(b)
に示す受光素子7のパーフォレーション検出信号の最大
値および最小値に基づいて中間値を求め、パーフォレー
ション検出信号がこの中間値に達したら、受光素子に7
対向するフィルムの現在位置がパーフォレーションエッ
ジであるとしてフィルムの給送を停止している。上述し
たようにこのような方法によれば、パーフォレーション
検出信号にノイズが混入して最大値および最小値の検出
に誤差を生じると、当然ながら停止位置を示す中間値に
も誤差が含まれることになり、正確なフィルム給送がで
きない。本発明では、図3に示すように、停止位置のパ
ーフォレーション18の1つ手前のパーフォレーション
17の前端エッジから、停止位置のパーフォレーション
18の前端エッジまでのパーフォレーションの1周期
中、フォトインタラプタ8からパルス信号が発生するご
とに、すなわちフィルム2の所定の移動量ごとにA/D
変換を行ない、それらの加算値と変換回数とからA/D
変換結果の平均値を求める。図3から容易に理解される
ように、この平均値は、各パーフォレーション15〜1
8の前端および後端エッジ位置に対応するパーフォレー
ション検出信号レベルである。従って、受光素子7のパ
ーフォレーション検出信号が算出された平均値に達した
らフィルムの給送を停止すれば、受光素子7の位置にパ
ーフォレーションエッジを正確に対向させることができ
る。
【0011】所定の撮影位置に設定された駒の撮影が終
了すると、次の駒を所定の撮影位置に給送するため、モ
ータ4によってカメラの巻取りスプール3を駆動する。
すなわち、1駒巻上げを開始する。そして、受光素子7
でパーフォレーション17の前端エッジが検出される
と、図3(c)に示すように、フィルム2の巻上げスピ
ードBが減速され、パーフォレーション17の前端エッ
ジからパーフォレーション18の前端エッジまでの1周
期中、所定のフィルム移動量ごとにパーフォレーション
検出信号のA/D変換が行なわれ、それらの平均値が求
められる。その後、パーフォレーション検出信号がその
平均値に達したら、すなわちパーフォレーション18の
後端エッジが検出されたら、フィルム2の給送が停止さ
れる。このパーフォレーション18の後端エッジは、前
回の停止時に受光素子7で検出されたパーフォレーショ
ン16の後端エッジに対応する。
【0012】図4〜8は、制御回路10のマイクロコン
ピュータで実行される制御プログラムを示すフローチャ
ートである。これらのフローチャートにより、実施例の
動作を説明する。図4は、メインプログラムを示す。不
図示のカメラの電源が投入されると、制御回路10はこ
のメインプログラムの実行を開始する。実行開始後のス
テップS1で、被写体輝度の測定を行ない、続くステッ
プS2で、被写体までの撮影距離を測定する。ステップ
S3で、シャッターレリーズがなされたか否かを判別
し、レリーズされるとステップS4へ進み、そうでなけ
ればステップS1へ戻る。ステップS4で、撮影を行な
い、続くステップS5で、図5に示す巻上げサブルーチ
ンを実行してフィルム2の1駒巻上げを行なう。その
後、ふたたびステップS1へ戻り、すべての駒の撮影が
終了するまで上述した処理を繰り返す。
【0013】図5のステップS11で、駆動回路5を制
御してモータ4を起動し、図3に示すスタート位置から
フィルム2の1駒巻上げを開始する。続くステップS1
2で、受光素子7のパーフォレーション検出信号による
パーフォレーション割り込みを許可する。さらにステッ
プS13で、1駒巻上げが終了したか否かを判別し、終
了したらメインプログラムへリターンする。
【0014】図6は、パーフォレーション割り込みルー
チンを示す。ステップS21で、パーフォレーションエ
ッジ数をカウントするカウンタ10bをインクリメント
し、続くステップS22で、カウンタ10bのカウント
数が1、すなわち受光素子7の位置へフィルム2のパー
フォレーション17の前端エッジ(図3(c)のの位
置)が到達したか否かを判別する。エッジカウント数が
1であればステップS23へ進み、そうでなければステ
ップS25へ進む。ステップS23で、フォトインタラ
プタ8のパルス信号によるパルス割り込みを許可する。
ステップS24で、モータ4の通電・非通電を繰り返
す、いわゆるデューティー駆動を行ない、図3(c)に
示すように、モータ4の駆動速度を低くして巻上げスピ
ードを減速する。その後、このパーフォレーション割り
込み発生時のプログラムへリターンする。また、ステッ
プS22でエッジカウント数が1でないと判別されたと
きは、ステップS25で、エッジカウント数が3、すな
わち受光素子7の位置へフィルム2のパーフォレーショ
ン18の前端エッジ(図3(c)のの位置)が到達し
たか否かを判別し、肯定されるとステップS26へ進
み、否定されるとステップS26をスキップしてこの割
り込み発生時のプログラムへリターンする。ステップS
26で、メモリ10dに記憶されているパーフォレーシ
ョン検出信号のA/D変換結果の総和をカウンタ10c
に記憶されているA/D変換回数で除し、A/D変換結
果の平均値を算出する。
【0015】図7は、パルス割り込みルーチンを示す。
フォトインタラプタ8から制御回路10にパルス信号が
供給されるとパルス割り込みが発生し、ステップS31
で、A/D変換器10aにパーフォレーション検出信号
のA/D変換を開始させ、割り込み発生時のプログラム
へリターンする。
【0016】図8は、A/D変換割り込みルーチンを示
す。A/D変換器10aのA/D変換が終了すると、こ
のA/D変換割り込みが発生する。まずステップS41
で、カウンタ10bのエッジカウント数が3以上か否か
を判別し、エッジカウント数が3以上であればステップ
S42へ進み、エッジカウント数が3未満であればステ
ップS45へ進む。エッジカウント数が3未満のとき
は、図3のからまでの間に受光素子7が位置してお
り、ステップS45で、メモリ10aに記憶されている
前回までのA/D変換結果に今回のA/D変換結果を加
算し、続くステップS46で、カウンタ10cのA/D
変換回数をインクリメントした後、この割り込み発生時
のプログラムへリターンする。これらのA/D変換結果
の総和およびA/D変換回数は、上述したパーフォレー
ション割り込みにおいてA/D変換結果の平均値を算出
するために用いられる。
【0017】エッジカウント回数が3以上のときは、図
3のからまでの間に受光素子7が位置しており、ス
テップS42で、今回のパーフォレーション検出信号の
A/D変換結果が、パーフォレーション割り込みで算出
されたA/D変換結果の平均値より大きいか否かを判別
し、大きければステップS43へ進み、そうでなければ
ステップS44へ進む。今回のA/D変換結果が平均値
を越えたことは、図3に示すように、フィルム2のパー
フォレーション18の後端エッジが受光素子7の位置に
達した、すなわち次の撮影駒が所定の撮影位置に到達し
たことを意味し、ステップS43で、駆動回路5を制御
してモータ4にブレーキをかけ、フィルム2の給送を停
止させる。一方、ステップS42で今回のA/D変換結
果が平均値より小さいと判別されたときは、ステップS
44で、A/D変換器10aにパーフォレーション検出
信号のA/D変換を開始させ、この割り込み発生時のプ
ログラムへリターンする。
【0018】このように、フォトインタラプタ8によっ
てフィルム2の所定の移動量を検出し、この所定の移動
量ごとにマイクロコンピュータに割り込みを発生させ、
受光素子7で検出されるパーフォレーション検出信号を
A/D変換する。そして、パーフォレーションの孔部か
ら次の孔部までの少なくとも1周期中におけるA/D変
換結果の平均値を算出し、所定数のパーフォレーション
エッジが検出された後に、パーフォレーション検出信号
のA/D変換結果が平均値に達したらフィルムの給送を
停止するようにしたので、ノイズが交番信号に混入して
もフィルムの停止位置を示す交番信号の平均値が正確に
求められ、フィルムを停止位置まで正確に給送すること
ができる。また、所定の移動量ごとにパーフォレーショ
ン検出信号のA/D変換を行なっているので、フィルム
の巻上げ中に負荷変動やデューティー駆動によって巻上
げスピードが変化しても、交番信号の平均値、すなわち
停止位置が正確に求められる。さらに、少なくともパー
フォレーションの孔部から次の孔部までの1周期中と、
その後の停止位置までの必要最小限の期間だけA/D変
換器を動作させるようにしたので、A/D変換器の電力
消費が節約される。
【0019】上記実施例では、撮影ごとにフィルムをカ
メラの巻取りスプールへ巻上げるノーマルワインド方式
のカメラを例に上げて説明したが、撮影に先だってフィ
ルムを一旦カメラの巻取りスプールへ巻上げ、撮影ごと
にフィルムカートリッジへフィルムを巻き戻すプリワイ
ンド方式のカメラにも本発明を適用できる。
【0020】上記実施例では、フィルム移動量検出手段
としてフォトインタラプタおよびスリット板を用いる例
を示したが、フィルム移動量検出手段は上記実施例に限
定されず、パルス発生器やエンコーダーなどを用いても
よい。
【0021】上記実施例では、パーフォレーションの孔
部から次の孔部までの1周期におけるA/D変換結果の
総和と変換回数とに基づいて平均値を算出したが、2周
期以上であってもよい。
【0022】上記実施例では、各撮影駒に2個ずつパー
フォレーションが設けられたフィルムを例に上げて説明
したが、パーフォレーションの個数は上記実施例に限定
されず、3個以上でもよい。
【0023】上記実施例では、近接するパーフォレーシ
ョン間の非孔部の長さと孔部の長さとが等しい場合を例
に上げて説明したが、近接するパーフォレーション間の
非孔部の長さが孔部の長さと異なっていてもよい。この
場合、上述した手順でA/D変換結果の平均値を求め、
非孔部と孔部との長さの比をこの平均値に乗じて停止位
置を算出すればよい。
【0024】上記実施例では、所定数のパーフォレーシ
ョンエッジを検出した後に、パーフォレーション検出信
号のA/D変換結果が予め算出された平均値に達した
ら、フィルムの給送を停止するようにしたが、所定数の
パーフォレーションを検出した後に上記と同様な処理を
行なってもよい。
【0025】以上の実施例の構成において、フィルム巻
上げモータ4および駆動回路5がフィルム給送手段を、
受光素子7がパーフォレーション検知手段を、カウンタ
10bがパーフォレーション計数手段を、フォトインタ
ラプタ8およびスリット板9がフィルム移動量検出手段
を、A/D変換器10aがA/D変換手段を、制御回路
10が加算手段,停止位置算出手段および給送制御手段
をそれぞれ構成する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ィルムの所定の移動量ごとにパーフォレーションの孔部
と非孔部とに応じたパーフォレーション検知手段の交番
信号をA/D変換し、パーフォレーションの孔部から次
の孔部までの少なくとも1周期中におけるA/D変換結
果の加算値を求め、この加算結果に基づいてフィルムの
給送を停止すべきA/D変換手段の出力値を算出する。
そして、所定数のパーフォレーションが検出された後
に、交番信号のA/D変換結果がフィルム給送を停止す
べき出力値に達したらフィルムの給送を停止するように
したので、ノイズが交番信号に混入してもフィルムの停
止位置が正確に求められ、フィルムを停止位置まで正確
に給送することができる。また、所定の移動量ごとにパ
ーフォレーション検出交番信号のA/D変換を行なって
いるので、フィルムの巻上げ中に負荷変動やデューティ
ー駆動によって巻上げスピードが変化しても、停止位置
を正確に算出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーム対応図。
【図2】一実施例の構成を示すブロック図。
【図3】フィルム上のパーフォレーションと受光素子と
の位置関係、フィルム給送にともなう受光素子出力、フ
ィルムの巻上げスピードおよびフィルムの移動時間を示
す図。
【図4】マイクロコンピュータのメイン制御プログラム
を示すフローチャート。
【図5】巻上げサブルーチンを示すフローチャート。
【図6】パーフォレーション割り込みルーチンを示すフ
ローチャート。
【図7】パルス割り込みルーチンを示すフローチャー
ト。
【図8】A/D変換割り込みを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 フィルムカートリッジ 2 フィルム 3 巻取りスプール 4 フィルム巻上げモータ 5 駆動回路 6 発光ダイオード 7 受光素子 8 フォトインタラプタ 9 スリット板 10 制御回路 10a A/D変換器 10b,10c カウンタ 10d メモリ 15〜18 パーフォレーション 100 フィルム給送手段 101 パーフォレーション検知手段 102 パーフォレーション計数手段 103 フィルム移動量検出手段 104 A/D変換手段 105 加算手段 106 停止位置算出手段 107 給送制御手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−256038(JP,A) 特開 平3−192339(JP,A) 特開 平5−5939(JP,A) 特開 平5−5937(JP,A) 実開 昭61−182527(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 17/00 G03B 17/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムを給送するフィルム給送手段と、 このフィルム給送手段による前記フィルムの給送時に、
    前記フィルムに設けられたパーフォレーションの孔部と
    非孔部とに応じた交番信号を出力するパーフォレーショ
    ン検知手段と、 このパーフォレーション検知手段の前記交番信号に基づ
    いて、前記パーフォレーションを計数するパーフォレー
    ション計数手段とを備えたフィルム給送制御装置におい
    て、 前記フィルムの所定の移動量ごとにパルス信号を出力す
    るフィルム移動量検出手段と、 このフィルム移動量検出手段から前記パルス信号が出力
    されるたびに前記パーフォレーション検知手段の前記交
    番信号をディジタル値に変換するA/D変換手段と、 前記パーフォレーションの孔部から次の孔部までの少な
    くとも1周期中における前記A/D変換結果の前記ディ
    ジタル値を加算する加算手段と、 この加算手段の加算結果に基づいて前記フィルムの給送
    を停止すべき前記A/D変換手段の出力値を算出する停
    止位置算出手段と、 前記パーフォレーション計数手段によって所定数の前記
    パーフォレーションが検出された後に、前記A/D変換
    手段の出力ディジタル値が前記停止位置算出手段の前記
    出力値に達したら前記フィルム給送手段による前記フィ
    ルムの給送を停止させる給送制御手段とを備えることを
    特徴とするフィルム給送制御装置。
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