JP2968946B2 - 鉄筋コンクリート管 - Google Patents

鉄筋コンクリート管

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JP2968946B2
JP2968946B2 JP1104397A JP1104397A JP2968946B2 JP 2968946 B2 JP2968946 B2 JP 2968946B2 JP 1104397 A JP1104397 A JP 1104397A JP 1104397 A JP1104397 A JP 1104397A JP 2968946 B2 JP2968946 B2 JP 2968946B2
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恵三 田辺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は共同溝や暗きょ等に
使用される鉄筋コンクリート管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、共同溝24等は鉄筋コンクリート
管25が連続的に接合して形成され、該鉄筋コンクリー
ト管25には壁体に緊張材26が埋設され、これによっ
てプレストレスが付与されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のコンク
リート管は、壁体に埋設された緊張材を接合端面で緊張
してプレストレスを付与し、緊張材の緊張端部が接合端
面から突出していた。そのためコンクリート管の接合端
面の構造が複雑となり、しかも鉄筋コンクリート管同士
の接合が煩雑で作業性が悪いという問題があった。
【0004】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、鉄筋コンクリート管の接
合端面の構造を簡潔にして、鉄筋コンクリート管同士の
接合が容易に行える鉄筋コンクリート管を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの本発明の鉄筋コンクリート管は、壁体の中央部から
両接合端部側にかけて緊張材がUターン状に埋設され、
該緊張材が中央部において緊張されてプレストレスが付
与されたことである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、鉄筋コンクリート管の実施
の形態の一例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は
本発明の鉄筋コンクリート管の断面図、図2の(1)は
同側面図、(2)は図1のA−A線断面図、図3は図2
の(1)のB−B線断面図である。
【0007】図1に示す鉄筋コンクリート管1は、現場
打ちコンクリートまたはプレキャスト鉄筋コンクリート
によって断面四角形に形成され、幅広の通路1aと幅狭
な管理通路1bとを備えている。鉄筋コンクリート管1
の接合端部2側の周壁3には、連結線を挿入する挿入孔
4が接合端面2aにまで貫通されているとともに、前記
挿入孔4の中央部側の周壁にはジャッキを操作するため
の開口部5が形成されている。また接合端面2aの全周
にはシール用のゴムガスケット6が環状に設けられてい
る。また鉄筋コンクリート管1の上壁3aと底壁3bに
はPC鋼線及びPC鋼より線等の緊張材7、8が所定の
緊張力を付与された状態で埋設されている。
【0008】この緊張材7、8は鉄筋コンクリート管1
の中央部から両接合端部2側にかけてUターンして埋設
され、中央部内壁の定着溝9、10で端部7aが緊張定
着されている。この端部7aは互いに他方の端部8aと
重複させた状態、すなわち右側の緊張材の端部7aが左
側の緊張材8側の定着溝9に緊張定着されるとともに、
左側の緊張材の端部8aが右側の緊張材側の定着溝10
に緊張定着されることにより、鉄筋コンクリート管1全
体にわたってプレストレスが付与されている。このよう
に緊張材7、8が中央部から両接合端部2側にかけてU
ターン状に埋設され、かつその端部7a、8aが中央部
内壁で緊張定着されているので、鉄筋コンクリート管1
の接合端部2の構造が簡潔になり、さらに鉄筋コンクリ
ート管1同士の接合部における緊張定着作業を省くこと
ができる。よってこれらの接合作業を効率良く行うこと
ができる。なお、上記緊張材7は上壁3a及び底壁3b
に限らず、側壁に埋設することもできる。
【0009】図4及び図5は上記の鉄筋コンクリート管
1同士を接合して構築した共同溝11の断面図を示した
ものであり、現場打ちコンクリートまたはプレキャスト
鉄筋コンクリートで構築したものである。これらの各鉄
筋コンクリート管1は接合枠12によって接合されてい
る。この接合枠12は、図6に示すように、セラミック
塗装された型枠兼用枠体13、14が連結ボルト15で
対向状に連結されて、ガスケット16とゴムリミッタ1
7を挟んでいる。
【0010】以上のように接合枠12を介して接合され
た各鉄筋コンクリート管1は、その接合部間にわたって
設けた連結線18で緊張連結されている。この連結線1
8は鉄筋コンクリート管1の内壁に設けられている。こ
の連結線18における各鉄筋コンクリート管1の接合部
間には回転中心部材19が設けられている。すなわち連
結線18はこの回転中心部材19を貫通して配設されて
いる。これは地震や地盤の不同沈下等によって鉄筋コン
クリート管1に大きなせん断力や引張力が作用した場合
に、各鉄筋コンクリート管1が回転して上下左右にずれ
るのを防止するものである。この回転中心部材19は、
対向する鉄筋コンクリート管1の接合端面2aに設けた
半円筒形の収納体20が、縁を切った状態で合わさった
収納函21と、該収納函21に収納されて連結線18を
貫通させたせん断抵抗体22と、該せん断抵抗体22の
周りに充填された発砲ゴム等の緩衝材23とから構成さ
れている。したがって、鉄筋コンクリート管1に大きな
せん断力が作用した場合は、前記せん断抵抗体22を中
心に鉄筋コンクリート管1が回転する。
【0011】
【発明の効果】壁体の中央部から両接合端部側にかけて
緊張材がUターン状に埋設され、前記緊張材が中央部に
おいて緊張されてプレストレスが付与されたことによ
り、接合端面の構造が簡潔になり、接合部における連結
材の緊張定着作業を省くことができる。
【0012】緊張材を鉄筋コンクリート壁の内部におい
て緊張定着できるので、この緊張定着作業と鉄筋コンク
リート管の接合作業とを並行して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉄筋コンクリート管の断面図である。
【図2】(1)は鉄筋コンクリート管の側面図、(2)
は図1のA−A線断面図である。
【図3】図2の(1)のB−B線断面図である。
【図4】鉄筋コンクリート管同士を接合した縦断面図で
ある。
【図5】鉄筋コンクリート管同士を接合した横断面図で
ある。
【図6】接合枠の断面図である。
【図7】(1)及び(2)は回転中心部材の断面図であ
る。
【図8】従来の鉄筋コンクリート管の断面図である。
【符号の説明】
1、25 鉄筋コンクリート管 2 接合端部 3 周壁 4 挿入孔 5 開口部 6 ゴムガスケット 7、8、26 緊張材 9、10 定着溝 11 共同溝 12 接合枠 13、14 枠体 15 連結ボルト 16 ゴムガスケット 17 ゴムリミッタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁体の中央部から両接合端部側にかけて
    緊張材がUターン状に埋設され、該緊張材が中央部にお
    いて緊張されてプレストレスが付与されたことを特徴と
    する鉄筋コンクリート管。
  2. 【請求項2】 前記緊張材は鉄筋コンクリート壁の内部
    において緊張されることを特徴とする請求項1に記載の
    鉄筋コンクリート管。
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