JP2000034723A - 土留め壁の構造 - Google Patents

土留め壁の構造

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JP2000034723A
JP2000034723A JP10204812A JP20481298A JP2000034723A JP 2000034723 A JP2000034723 A JP 2000034723A JP 10204812 A JP10204812 A JP 10204812A JP 20481298 A JP20481298 A JP 20481298A JP 2000034723 A JP2000034723 A JP 2000034723A
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earth retaining
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Naoko Shibayama
直子 柴山
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SANKU ENGINEERING KK
SHIBAYAMA KENCHIKU KENKYUSHO K
SHIBAYAMA KENCHIKU KENKYUSHO KK
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SANKU ENGINEERING KK
SHIBAYAMA KENCHIKU KENKYUSHO K
SHIBAYAMA KENCHIKU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合理的な構成で重力式擁壁として機能させる
ことができるとともに従来の重力式擁壁として機能させ
る土留め壁のように壁厚を厚くする必要がない。ヒービ
ングを抑止し、また、2重に封水することができる。 【解決手段】 地盤1中に土留め壁の主体を構成する土
留め壁本体部2を形成する。この土留め壁本体部2の下
端部の内側端部と外側端部からそれぞれ土留め壁本体部
2から一体に下方に垂設された内側脚壁3と外側脚壁4
とを地盤1中に形成する。内側脚壁3と外側脚壁4とが
間隔を隔てている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、山留め壁の構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から山止め壁が側圧に抵抗できる形
状を備えた構造体となって恰も重力式擁壁として機能す
るものが特許第2599299号により知られている。
【0003】この従来例にあっては、重力式擁壁として
機能させるために側圧に抵抗できるに十分な高さと厚さ
とを備えたものとする必要があり、このため、特に壁厚
を厚くする必要があり、例えば、高さ10.7m(根入
れ長さ2.0m)の場合に壁厚が5.5mも必要であ
り、コストがアップするだけでなく、都市部のように隣
地との間に広い隙間が取れないような現場では採用でき
ないという問題がある。また、従来にあっては、止水機
能を向上させようとすれば、根入れ深さを必要以上に深
くしなければならず、この点でもコストアップになると
いう問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、合理的な構成で重力式擁壁と
して機能させることができるとともに従来のように壁厚
を厚くする必要がなく、また、ヒービングを抑止し、2
重に封水することができる土留め壁の構造を提供するこ
とを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る土留め壁の構造は、地盤1中に土留め壁
の主体を構成する土留め壁本体部2を形成すると共に、
この土留め壁本体部2の下端部の内側端部と外側端部か
らそれぞれ土留め壁本体部2から一体に下方に垂設され
た内側脚壁3と外側脚壁4とを地盤1中に形成して内側
脚壁3と外側脚壁4とが間隔を隔てていることを特徴と
するものである。しかして、上方への引張り力に対し
て、外側脚壁4の両側面部と両側の地盤1との間に大き
な摩擦抵抗が生じて引張り力に対する大きな抵抗を発揮
し、また、内側脚壁3により大きな圧縮抵抗を発揮し、
これにより土留め壁が土圧に対して自立できて重力式擁
壁として機能させることができるものであり、また、内
側脚壁3及び外側脚壁4により2重にヒービングを防止
できるとともに、2重に封水ができるものである。
【0006】また、土留め壁本体部2の幅方向の中央部
よりも外側にずれた位置の上端部から外側脚壁4の下端
部にかけて引張り材5を埋設することが好ましい。この
ような構成とすることで、土留め壁の外側寄りの部分に
おいて、上端部から外側脚壁4の下端部にかけて引張り
に対する大きな抵抗力を発揮できるものであって、対土
圧強度がより大きくなるものである。
【0007】また、隣り合う柱体6の側部同士が互いに
重複するように複数本連続して平面視で一列に並設され
た内側柱壁7と、この内側柱壁7と間隔を介して対向し
且つ、隣り合う柱体6の側部同士が互いに重複するよう
に複数本連続して平面視で一列に並設された外側柱壁8
と、内側柱壁7と外側柱壁8とに一体に連設する中央柱
9とよりなり、中央柱9の一端部が内側柱壁7の隣り合
う柱体6の重複部分で重複すると共に中央柱9の他端部
が外側柱壁8の隣り合う柱体6の重複部分で重複し、内
側柱壁7の中央柱9よりも下方の部分を内側脚壁3とす
ると共に外側柱壁8の中央柱9よりも下方の部分を外側
脚壁4とすることが好ましい。このような構成とするこ
とで、外側柱壁8に土圧が作用した場合、柱体6同士の
接合重複部分が最も剪断に対して弱いので、この部分で
剪断破壊が生じやすいが、中央柱9の一端部が内側柱壁
7の隣り合う柱体6の重複部分で重複すると共に中央柱
9の他端部が外側柱壁8の隣り合う柱体6の重複部分で
重複していることで、各柱体6に加わった土圧は柱体6
の重複部分で重複した中央柱9にスムーズに伝達されて
負担され、更に中央柱9から内側柱壁7の隣り合う柱体
6の重複部分を経て両側の柱体6に伝達して負担される
ことになり、柱体6の重複部分における剪断破断が防止
されることになる。また、隣り合う柱体6の側部同士が
互いに重複するように複数本連続して平面視で一列に並
設された内側柱壁7を形成することで、内側柱壁7の下
部を内側脚壁3とすることができるものであり、また、
隣り合う柱体6の側部同士が互いに重複するように複数
本連続して平面視で一列に並設された外側柱壁8を形成
することで、外側柱壁8の下部を外側脚壁4とすること
ができるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0009】図1、図2には本発明の一実施形態が示し
てある。本発明の土留め壁は、地盤1中に土留め壁の主
体を構成する土留め壁本体部2を形成し、この土留め壁
本体部2の下端部の内側端部と外側端部からそれぞれ下
方に向けて内側脚壁3と外側脚壁4とを一体に垂設して
構成してある。ここで、土留め壁本体部2は根切り掘削
深さをAとした場合、根切り掘削底から所定の根入り深
さBを有するように形成してあり、この根入り深さBは
通常の山留め壁の根入れ深さとほぼ同じ深さに設定して
ある。内側脚壁3と外側脚壁4とはそれぞれ土留め壁本
体部2の下端部から更に深さCだけ下方に垂設してあ
る。添付図面に示す実施形態においては、根切り掘削深
さAが6〜7mの場合、土留め壁本体部2の根入り深さ
Bは約2m程度で、また、内側脚壁3と外側脚壁4は約
5m程度である。もちろん、上記A、B、Cの値を上記
のものにのみ限定されるものではなく、根切り掘削深さ
Aの深さの違い、地盤1の状態等により当然異なるもの
である。また、好ましくは内側脚壁3と外側脚壁4は下
端部が支持地盤に到る深さまで形成するのがよい。
【0010】上記の構成の土留め壁を形成するに当って
は、例えば、掘削機により地盤1を掘削しながら掘削土
砂とセメントミルクのような固結用液状物とを攪拌混合
しながらソイルセメント柱列又はソイルセメント柱を形
成し、このソイルセメント柱列又はソイルセメント柱を
連続形成することで上記の山留め壁を形成したり、ある
いは、地盤1を掘削して掘削土砂とモルタルやコンクリ
ートと置換したりすることで形成することができるもの
である。
【0011】添付図面に示す実施形態においてはソイル
セメントにより土留め壁を形成した例を示している。以
下ソイルセメントにより土留め壁を形成する例につき説
明する。
【0012】すなわち、添付図面においてはアースオー
ガのような多軸又は単軸の掘削機により地盤1を掘削す
る際に、セメントミルクのような固体結用液状物を噴射
しつつ掘削して掘削土砂と固結用液状物とを攪拌混合し
て、隣り合う柱体6の側部同士が互いに重複するように
複数本連続して平面視で一列に並設された内側柱壁7
と、この内側柱壁7と間隔を介して対向し且つ、隣り合
う柱体6の側部同士が互いに重複するように複数本連続
して平面視で一列に並設された外側柱壁8と、内側柱壁
7と外側柱壁8とに一体に連設する中央柱9とを形成す
ることで土留め壁を形成するものであり、この場合、内
側柱壁7と外側柱壁8とは中央柱9よりも下方に深く形
成するものである。
【0013】ここで、内側柱壁7と外側柱壁8とを中央
柱9で一体に連続した土留め壁は、例えば図2、図3に
示すように種々のバリエーションのものが考えられる
が、図2、図3(a)、(b)、(c)のように平面視
覚で土留め壁の長手方向において隣接する中央柱9同士
が重複せず間隔を隔てて形成してある場合にはセメント
ミルクの使用量が少なくて済み、また、施工工数も少な
くて済み、コストダウンが図れるものである。
【0014】ここで、図2、図3(a)、(b)に示す
ように中央柱9の一端部が内側柱壁7の隣り合う柱体6
の重複部分で重複すると共に中央柱9の他端部が外側柱
壁8の隣り合う柱体6の重複部分で重複する構成とする
と、側圧に対する強度がより向上するものである。すな
わち、隣り合う柱体6の側部同士が互いに重複するよう
に複数本連続して平面視で一列に並設された外側柱壁8
を形成した場合、外側柱壁8に土圧が作用すると柱体6
同士が接合重複部分が肉厚が最も薄いので剪断に対して
最も弱く、この部分で剪断破壊が生じやすいものであ
る。しかしながら、図2、図3(a)、(b)のように
中央柱9の一端部が内側柱壁7の隣り合う柱体6の重複
部分で重複すると共に中央柱9の他端部が外側柱壁8の
隣り合う柱体6の重複部分で重複する構成とすること
で、例えば図2を例としてあげると、図2の矢印イのよ
うに各柱体6に加わった地盤1からの側圧は矢印ロ→ハ
のようにして柱体6の重複部分で重複した中央柱9にス
ムーズに伝達されて負担され、更に矢印ニ、矢印ホのよ
うにして中央柱9から内側柱壁7の隣り合う柱体6の重
複部分を経て両側の柱体6に伝達して負担されるもので
ある。これにより柱体6の重複部分における剪断破断が
防止され、強度の強い土留め壁とすることができるもの
である。
【0015】ここで、多軸掘削機として3本の軸が直角
三角形又は二等辺三角形の各頂点に位置するように配設
したものとし、3本の内の2本の軸は長く、1本は短い
ものとし、この3本の軸により掘削する孔3つの孔同士
がそれぞれ一部重複し合うようにし、長い軸で図2のハ
ッチングで示すa、bの部分の柱体6を形成し、また、
短い軸で図2のハッチングで示すcの部分の中央柱9を
形成するようにしてもよい。このようにすると、一度の
掘削で内側柱壁7の一部と中央柱9の一部とを同時に形
成でき(この場合、隣接する柱体の重複部分に中央柱9
が重複するように形成でき)施工性が向上するものであ
る。
【0016】しかして、上記のように、地盤1中に土留
め壁の主体を構成する土留め壁本体部2を形成すると共
に、この土留め壁本体部2の下端部の内側端部と外側端
部からそれぞれ土留め壁本体部2から一体に下方に垂設
された内側脚壁3と外側脚壁4とを地盤1中に形成して
構成された土留め壁は、内側に沿って根切り掘削される
のである。このように根切り掘削された場合、地盤1か
らの側圧が土留め壁の外側に作用するが、この場合、土
留め壁の外側に近い方には図1の矢印ホに示すように上
方への引張り力が作用し、内側(つまり根切り側)に近
い方は図1の矢印ヘに示すように圧縮力が作用すること
になる。ここで、本発明においては、外側脚壁4の両側
面部が両側の地盤1と接することで大きな摩擦抵抗が生
じ、上記矢印ホ方向への引張り力に対する大きな抵抗ト
を発揮することができる。また、内側脚壁3により上記
矢印ヘ方向への圧縮力に対する大きな圧縮抵抗を発揮
し、これにより土留め壁が土圧に対して自立したいわゆ
る重力式擁壁として機能させることができるものであ
る。ここで、仮に内側脚壁3と外側脚壁4とが間隔を隔
てることなく、幅方向に一体化していると、外側脚壁4
は外側面部のみが地盤1に接してこの部分でのみ引張り
力に対する摩擦抵抗が生じるだけなので引張り力に対す
る抵抗力が小さいが、本願のように内側脚壁3と外側脚
壁4とが間隔を隔てていることで、外側脚壁4の両側面
部がそれぞれ地盤1と接して両側で摩擦抵抗が生じて引
張り力に対する抵抗力が大きくなるのである。したがっ
て、土留め壁を重力式擁壁として機能させるに当って、
土留め壁の壁厚を従来のように大きく取らなくても十分
な強度を発揮できるものである。
【0017】ここで、図1に示すように、土留め壁本体
部2の幅方向の中央部よりも外側にずれた位置の上端部
から外側脚壁4の下端部にかけて引張り材5を埋設する
と、上記矢印ホ方向への引張り力に対してより大きな抵
抗力を発揮でき、特に、土留め壁が引張力により破損す
るのが防止できることになる。引張り材5としてはH型
鋼、I型鋼、L型鋼、鋼棒等が用いられるが、下端部を
外側脚壁4に一体に埋設し、引張り材5の下端部以外の
部分、つまり、少なくとも土留め壁本体部2の大部分に
埋設する部分の外周面にはグリス、アスファルトとの滑
剤、あるいは非付着剤を塗布し、ソイルセメント等の土
留め壁構成部材との付着を少なくしておく。引張り材5
の上端部は土留め壁本体部2の上端部にコンクリートを
打設して形成した頭部10部分にナット11により締結
して固定してある。なお、引張り材5の下端部にはアン
カー部12を設けておいて、アンカー部12が外側脚壁
4内に埋設一体化されるようになっている。このように
引張り材5の下端部が外側脚壁4内に埋設一体化すると
共に上端部を頭部10に一体に固定し、他の部分をソイ
ルセメント等の土留め壁構成部材に対して付着を弱くし
てあるので、図1の矢印ホに示すように上方への引張り
力が作用した際に、この引張り力を主として引張り材5
が負担し、ソイルセメント等の土留め壁構成部材が引張
り力で破損しないようになっている。
【0018】また、土留め壁本体部2の下端部の根入れ
部分よりも更に下方に土留め壁本体部2から一体に下方
に内側脚壁3と外側脚壁4とを地盤1中に垂設すること
で、内側脚壁3及び外側脚壁4により2重にヒービング
を防止できるものであり、また、内側脚壁3及び外側脚
壁4により2重に封水ができるものである。
【0019】なお、図に示す実施形態においては、内側
脚壁3と外側脚壁4との垂下長を同じ長さとしている
が、必ずしもこれにのみ限定されるものではなく、内側
脚壁3乃至外側脚壁4のいずれか一方の垂下長を他方の
垂下長よりも長くしてもよい。特に、外側脚壁4は引張
りに対する脚壁であるため、現場の状況によっては外側
脚壁4の垂下長を内側脚壁3の垂下長よりも長くするこ
とが好ましい場合がある。
【0020】
【発明の効果】上記の請求項1記載の本発明にあって
は、地盤中に土留め壁の主体を構成する土留め壁本体部
を形成すると共に、この土留め壁本体部の下端部の内側
端部と外側端部からそれぞれ土留め壁本体部から一体に
下方に垂設された内側脚壁と外側脚壁とを地盤中に形成
して内側脚壁と外側脚壁とが間隔を隔てているので、上
方への引張り力に対して、外側脚壁の両側面部と両側の
地盤との間に大きな摩擦抵抗が生じて引張り力に対する
大きな抵抗を発揮し、また、内側脚壁により大きな圧縮
抵抗を発揮し、これにより合理的な構造で土留め壁が土
圧に対して自立できて重力式擁壁として機能させること
ができ、この結果、土留め壁を重力式擁壁として機能さ
せるに当って、従来の土留め壁を重力擁壁として機能さ
せるものに比べて土留め壁の壁厚を薄くでき、コストダ
ウンが図れると共に都市部のように隣地との間に広い隙
間が取れないような現場でも採用できるものであり、ま
た、内側脚壁及び外側脚壁により2重にヒービングを防
止できるとともに、2重に封水ができるものである。
【0021】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、土留め壁本体部
の幅方向の中央部よりも外側にずれた位置の上端部から
外側脚壁の下端部にかけて引張り材を埋設してあるの
で、土留め壁の外側よりの部分において、上端部から外
側脚壁の下端部にかけて大きな引張り抵抗力を発揮でき
るものであって、対土圧強度がより大きくなり、土留め
壁の破損も防止できるものである。
【0022】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、隣
り合う柱体の側部同士が互いに重複するように複数本連
続して平面視で一列に並設された内側柱壁と、この内側
柱壁と間隔を介して対向し且つ、隣り合う柱体の側部同
士が互いに重複するように複数本連続して平面視で一列
に並設された外側柱壁と、内側柱壁と外側柱壁とに一体
に連設する中央柱とよりなり、中央柱の一端部が内側柱
壁の隣り合う柱体の重複部分で重複すると共に中央柱の
他端部が外側柱壁の隣り合う柱体の重複部分で重複し、
内側柱壁の中央柱よりも下方の部分を内側脚壁とすると
共に外側柱壁の中央柱よりも下方の部分を外側脚壁とし
てあるので、各柱体に加わった土圧は柱体の重複部分で
重複した中央柱にスムーズに伝達されて負担され、更に
中央柱から内側柱壁の隣り合う柱体の重複部分を経て両
側の柱体に伝達して負担されることになり、柱体の重複
部分における剪断破断を防止することができるものであ
り、また、隣り合う柱体の側部同士が互いに重複するよ
うに複数本連続して平面視で一列に並設された内側柱壁
を形成することで、内側柱壁の下部を内側脚壁とするこ
とができるものであり、また、隣り合う柱体の側部同士
が互いに重複するように複数本連続して平面視で一列に
並設された外側柱壁を形成することで、外側柱壁の下部
を外側脚壁とすることができるものであって、土留め壁
本体部の下端部の内側端部と外側端部に土留め壁本体部
から一体に下方に内側脚壁と外側脚壁とを地盤中に簡単
に形成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の土留め壁の一実施形態の縦断面図であ
る。
【図2】同上の土留め壁の平面図である。
【図3】(a)(b)(c)(d)は同上の他の実施形
態の平面図である。
【符号の説明】
1 地盤 2 土留め壁本体部 3 内側脚壁 4 外側脚壁 5 引張り材 6 柱体 7 内側柱壁 8 外側柱壁 9 中央柱

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤中に土留め壁の主体を構成する土留
    め壁本体部を形成すると共に、この土留め壁本体部の下
    端部の内側端部と外側端部からそれぞれ土留め壁本体部
    から一体に下方に垂設された内側脚壁と外側脚壁とを地
    盤中に形成して内側脚壁と外側脚壁とが間隔を隔ててい
    ることを特徴とする土留め壁の構造。
  2. 【請求項2】 土留め壁本体部の幅方向の中央部よりも
    外側にずれた位置の上端部から外側脚壁の下端部にかけ
    て引張り材を埋設して成ることを特徴とする請求項1記
    載の土留め壁の構造。
  3. 【請求項3】 隣り合う柱体の側部同士が互いに重複す
    るように複数本連続して平面視で一列に並設された内側
    柱壁と、この内側柱壁と間隔を介して対向し且つ、隣り
    合う柱体の側部同士が互いに重複するように複数本連続
    して平面視で一列に並設された外側柱壁と、内側柱壁と
    外側柱壁とに一体に連設する中央柱とよりなり、中央柱
    の一端部が内側柱壁の隣り合う柱体の重複部分で重複す
    ると共に中央柱の他端部が外側柱壁の隣り合う柱体の重
    複部分で重複し、内側柱壁の中央柱よりも下方の部分を
    内側脚壁とすると共に外側柱壁の中央柱よりも下方の部
    分を外側脚壁として成ることを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の土留め壁の構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6802610B2 (en) 2000-12-28 2004-10-12 Lg Electronics Inc. Image projector
KR100699359B1 (ko) 2006-08-17 2007-03-23 (주)대경씨앤이 포스트-텐션장치가 설치된 지하연속벽체 및 그 시공방법
JP2015030971A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 株式会社大林組 場所打ち杭の孔壁防護体、及びその構築方法

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