JP2968618B2 - 物品の積上げ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、カートンの如き物
品を、少なくとも１つの装入コンベヤーによって、固定
された高さの受取り面を搬送し、１つの山積み機構の垂
直及び水平方向の運搬動作によって前記受け取り面から
積卸し面に運搬し、前記積卸し面上に、上記物品の積み
上げ層を形成する装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】カートン等の物品は一般的に出荷すると
きパレットの上に積まれる。最近、このパレットは所謂
ロボットによって、特に昇降と回動の両作用を行なう自
動操作の関節腕によってパレットへの積み込みが行われ
るようになって来ており、この場合、カートンを掴むた
めのホルダー、一般的には吸着ヘッド、が昇降及び回動
可能の前記関節腕に取り付けられる。これと同時に、前
記関節腕の昇降機構がパレット及び装入コンベヤーの装
入端部に隣接して設けられ、関節腕がカートンを上記吸
引ヘッドにより装入コンベヤーから取り上げて昇降と回
動を行なって、円弧状のパスに沿って運び、これをパレ
ット又は既にパレットの上に一部積み上げられた山の上
にさらに積み上げる。

【０００３】パレット上のカートンの山積みの進行に伴
って、その山積み高さが段々高くなるのに従って、前記
関節腕は、カートンを水平に走行する装入コンベヤーか
ら受け取る受取り面とパレット上の山の山積み面との間
で、段々大きな昇降動作をしなければならなくなる。こ
れは大きな時間損失で、これに対抗するために関節腕の
動作を高速化することによってこれに対応することにな
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】この様な背景から出発
して、本発明は、パレットが空である初期状態からパレ
ット上に所定量のカートンの山積みが完了するまでの１
サイクルの運搬動作距離の総合計値を減少させることに
よって、山積みの１動作サイクルの総合計所要時間を減
少させることを目的とする。

【０００５】この目的を達成するために、本発明の装置
は、収容物の種類を異にするカートンを前記山積み機構
によって、幾つかの山又はパレットの内の１つの上に、
その収容物の種類別に搬送し積上げることができ、前記
カートンを、水平方向に走行する前記装入コンベヤーの
端部によって形成される受取り面からプラットフォーム
を備える垂直コンベヤーに移し、前記プラットフォーム
が昇降移動して到達する取上げ面において、カートンを
更に前記プラットフォームから前記関節腕に移し、この
関節腕の水平面内の回動運動とこれに付帯する昇降運動
によってパレット面またはすでにパレット上に積み上げ
られたカートン上に更に積み重ねる。この場合、上記取
上げ面の位置すなわち、装入コンベヤーから前記関節腕
へのカートンの取り上げ位置を、前記装入コンベヤーの
端部に固定された前記受取り面と、パレット上の山積み
高さによって変化する前記山積み面の最高面との間の距
離のほぼ中央の高さに置き、前記取り上げ位置におい
て、前記カートンを前記山積み機構の関節腕によって取
上げるようにすることを特徴とする。

【０００６】これは、本発明が、山積み機構に属する新
規な運搬手段、即ち、昇降することだけを行うことが出
来るプラットホームを持つ垂直コンベヤーを備えている
ことを意味し、これが、水平方向に走行する前記の装入
コンベヤーの端部に到着したカートンを１個づつ受け取
る。このプラットホームが、そのカートンを、高さ方向
において、装入コンベヤーによって一義的に決定されて
いる前記受取り面と、積まれたカートンの山の高さによ
って変化する山積み面との間の距離に依存して、その距
離のほぼ中央に順次設定される取り上げ面に運ぶ。カー
トンを運ぶために、回動と昇降移動の両方を完全に受け
持っていた従来の山積み機構の関節腕は、本件発明によ
って採用される前記のプラットフォームを備える垂直コ
ンベヤーによって、従来受け持っていた１作業サイクル
当りの垂直運搬の役割の一部を代替される。

【０００７】本発明の顕著な特徴は、収容物の種類が異
なるカートンを別々に処理出来ることである。これにま
つわる問題は特に煙草製造の場合に発生し、この場合、
出荷する各カートンの収容物が異なり、即ちそれぞれ違
う商品名の煙草が入っており、これらが１台以上の装入
コンベヤーで山積みステーションに送られてくる。収容
物の異なるカートンが順序不同にばらばらの集団で連続
して送り込まれる。山積みステーションでの仕事はこれ
らを仕分けて、収容物毎にこれらを山積みすることであ
る。

【０００８】本発明により、収容物の異なるカートンが
山積みステーションに至る過程で、特に走査用マーク、
例えばバーコード等の走査によって識別される。これ
が、一方では、山積み機構を制御し、カートンを収容物
の種類に応じた山又はパレットに振り分ける。他方にお
いては、このモニターデバイスが本発明によるプラット
ホームを有する垂直コンベヤーを制御し、送られて来た
各カートンに応じて、高さがその山の位置に近い取り上
げ面にこれを移動させる。これは、プラットフォームを
備える１台又は複数台の垂直コンベヤーが、カートンの
収容物別に積まれる山の高さによって、違う昇降高さを
カバーすることを意味する。

【０００９】本発明がその機能を完全に発揮する更に別
の特徴によれば、装入コンベヤーの端部にそれぞれ独立
して昇降することの出来るプラットフォームを持つ２台
の垂直コンベヤーに、１基の共通した吸引ヘッドを有す
る関節腕が充当される。この場合、この関節腕が、交互
に積み込みを行う２つのパレットの間の適宜の位置に設
けられ、これら２台の装入コンベヤーからカートンの供
給を受ける。

【００１０】本発明が更に次のことを提供する、即ち、
山積み機構の一部である１基の関節腕が只１台の装入コ
ンベヤーに当てがわれ、これが上記コンベヤーの端部に
設けられた自動的に昇降可能の１つのプラットフォーム
を持つ。この場合も、関節腕が２つのパレットの間に設
けられ、これらに同じ種類のカートンが振り分けられて
積まれる。

【００１１】上記装入コンベヤーの端部で、装入コンベ
ヤーから自動的に昇降する前記垂直コンベヤーのプラッ
トフォームにカートンを移すときに掛かる力を更に小さ
くするために、本発明により、装入コンベヤーの端部を
挟んでプラットフォームの反対側に設けられたプッシャ
ーにより、カートンを横に押し出してプラットフォーム
の上に載せる。これによって、運搬のときに装入コンベ
ヤーに掛かる押し付け圧力がほとんど完全に回避され
る。

【００１２】本発明のその他の特徴は装入コンベヤー及
び垂直コンベヤーのプラットフォームの設計に関するも
のである。

【００１３】

【発明の実施の形態】図１、２に示す装置は大きなパッ
ク、即ちカートン１２をパレット１０、１１の上に積む
ためのものである。例えば小いさなパックの入ったカー
トン１２が２つの装入コンベヤー１３、１４の上に載せ
られる。これらのコンベヤーはベルトコンベヤーとして
設計され、連続的にも間欠的にも走行することが出来
る。運搬動作が連続的なときは、カートン１２を装入コ
ンベヤー１３、１４の上に一時的に溜めるデバイスが必
要であるが、このデバイスは図示されていない。

【００１４】カートン１２がこの装入コンベヤー１３、
１４から２つのパレット１０、１１の１つの上に、自動
的に作動する山積み機構１５によって、前記機構の一部
であるプラットフォームを備える前記垂直コンベヤーを
介して運ばれる。山積み機構１５には、水平方向に又上
下に動くことの出来る関節腕１６が設けられ、その自由
端部にカートン１２を把持する把持デバイスを持ってお
り、上記把持デバイスがこの場合は吸引ヘッド１７であ
る。この吸引ヘッドが、その都度、カートン１２を１個
づつ、その上側の面を把持する。関節腕１６の適宜の回
動動作およびこれに付帯する昇降動作によって、このカ
ートン１２が円弧状のフリーパスに沿ってパレット１０
又は１１に送られ、そこに積み上げられる。

【００１５】この実施例においては、関節腕１６が２つ
に分かれた部分腕１８及び１９からなり、これらを互い
に違った方向に曲げることが出来る。この２つは中央ジ
ョイント２０によって互いに接続されている。これらの
部分腕１８、１９の間の相対角度が、この中央ジョイン
ト２０に設けられた１つのサーボモーター２１によって
変えられる。関節腕１６は、一体となって、垂直案内円
柱２２に沿って上下に、別のサーボモーター２３によっ
て移動することが出来る。同時に、関節腕１６が、案内
円柱２２に沿って上下動する装着具２４に支持されてい
る。装着具２４の区域で、関節腕１６が一体として、別
の垂直軸の回りを回動し、端部ジョイント２５を形成す
る。この端部ジョイント２５の区域での関節腕１６の動
作は、このジョイントに設けられた１つのサーボモータ
ー２６によって行われる。

【００１６】更に、吸引ヘッド１７が、更に別のサーボ
モーター４４によってそれ自身の垂直軸の回りを回転す
ることが出来、従って、運ぶべきカートン１２に対する
ヘッドの相対位置を調節することが出来る。

【００１７】関節腕１６がこの様に垂直面及び水平面の
中で移動することが出来るので、パレット１０の全ての
場所をカバーすることが出来、従って、カートン１２を
パレット１０、１１上の正しい位置に、非常に好ましい
相対配置で積み上げることが出来る。

【００１８】安定性の理由から、支持円柱２７が案内円
柱２２に平行に設けられる。この２つの円柱２２、２７
の上端部は直交材２８によって互いに接続されている。
一番下の部分では、これら２つの円柱２２、２７が同じ
共通の機械ベッド２９にアンカー止めされ、このベッド
にサーボモーター２３が取り付けられる。

【００１９】パレット１０、１１上の積上げ高さが高く
なるのに従って、関節腕１６はカートン１２を運ぶため
に段々大きな昇降動作をしなければならなくなる。これ
による時間損失を無くすために、別個に操作することの
出来る垂直コンベヤーのプラットフォームが、２列に設
けられた装入コンベヤー１３、１４にそれぞれ当てがわ
れる。図１及び２に示す実施例においては、これらがプ
ラットフォーム３０、３１であり、最初の位置において
これらが装入コンベヤー１３、１４に隣接し、到着した
カートン１２がプラットフォーム３０又は３１に直接運
び込まれるようになっている。

【００２０】従って、３つの面がこの装置の機能に対し
て重要である。第１に、装入又は受取り面が装入コンベ
ヤー１３、１４によって規定される。この装入又は受取
り面は先に述べたように予め決められており、不変であ
る。第２に、取上げ面（従来技術の関節腕には存在しな
い）は、後述のカートン１２のそのときの積上げ高さに
従属して変化するプラットフォーム３０、３１の高さと
して決定される（この「取り上げ面」は従来技術には存
在しないものである）。最後に、パレット１０上のカー
トン１２の積上げ高さが積上げ面を決定する。後の２つ
の面すなわち取り上げ面と積上げ面は変化する。ただ
し、パレット１９、１１上のカートンの山の高さが装入
コンベヤー１３、１４の高さと同じときのみ、これらの
２つは高さが一致する。

【００２１】プラットフォーム３０、３１は上下に昇降
移動動することが出来る。この動作、言い換えればプラ
ットフォームの上下する取上げ面がパレット１０、１１
のその時の積上げ高さと調和する一定の関係を保持する
ので、カートン１２を一方のプラットホーム３０又は３
１から取上げるために、関節腕１６が僅かな、時にはゼ
ロの持ち上げ動作をするだけで良いようになる。特に、
関節腕１６の持ち上げ及び回動動作、即ちその１仕事サ
イクルがプラットフォーム３０、３１の昇降動作の所用
時間と同じになるようにする。この時間にはカートン１
２の取上げ時間も含まれる。それによって、序論に説明
したように、従来と比較し、パレットが空である初期状
態からパレット上に所定量のカートンの山積みが完了す
るまでの山積みの１動作サイクルの総合計所要時間が減
少する。

【００２２】プラットフォーム３０、３１は垂直保持円
柱３２、３３に装着されている。これら円柱がその１側
に、その高さ全体に連続して設けられた歯３４を持つ。
プラットフォーム３０、３１に接続する駆動ピニオン３
５が、各プラットフォーム３０、３１に設けられた駆動
モーター３６によって、この歯の上を転動する。

【００２３】保持円柱３２、３３が装入コンベヤー１
３、１４からある間隔を持って配置される。プラットフ
ォーム３０、３１が、支持腕３７を介して、ベヤリング
・スリーブ３８に接続され、このスリーブが保持円柱３
２、３３上を上下動する。

【００２４】プラットフォーム３０、３１が、カートン
１２を整列させるための側部案内、特に垂直側壁３９、
４０と、プラットフォーム３０、３１の横に装入コンベ
ヤー１３、１４に向き合って置かれる横壁４１とを備え
ている。この２つの装入コンベヤー１３、１４の間に固
定された側部案内４２が設けられ、これがプラットフォ
ーム３０、３１の区域まで伸び出し、プラットフォーム
３０、３１上にカートン１２をきちんと載せるための横
方向を向く止め脚部４３を形成している。

【００２５】山積み能力が、錘お直コンベヤーのプラッ
トフォーム３０、３１を昇降させることによって非常に
増大し、２列の装入コンベヤー１３、１４と２枚のパレ
ット１０、１１を１基の共通の関節腕１６で賄うことが
出来る。プラットフォーム３０、３１は装入コンベヤー
１３、１４の面より低い所で、詰まり、パレット１０、
１１への積み込み開始時点から上述の機能を果たすこと
が出来る。

【００２６】図３及び４は物品山積みの別の実施例を示
し、前の実施例と対応する部分については図１、２と同
じ参照符号が用いられている。

【００２７】図３及び４の装置は、同じく、カートン１
２のごとき物品をパレット１０、１１に山積みするため
のものである。幾何学的外形寸法が同じカートン１２
が、この実施例の場合、只１列の装入コンベヤー１３に
よって運ばれるが、その形式及び内容物に就いては変更
することが出来る。例えば、マーク４５を持つカートン
１２に、マーク４６を持つカートン１２とは異なり、例
えば小さいパック（煙草の長さが短いか、本数が少ない
など）が入っている場合である。異なるマーク４５、４
６をそれぞれ持つカートン１２が装入コンベヤーに乗っ
て垂直コンベヤーのプラットフォームに、特別の命令な
しに、運び込まれる。この順序はその時及び前工程の生
産条件によって決まる。

【００２８】ベルトコンベヤーの形をした装入コンベヤ
ー１３は連続的にも断続的にも運転することが出来る。
この運搬動作が連続的な場合には、カートン１２を一時
的に保持するデバイスが止め４７の形で設けられる。こ
の止め４７は装入コンベヤー１３の端のベルトの上に設
けられ、ベルトに対して横方向に伸びている。

【００２９】図３、４に示す実施例においても、垂直コ
ンベヤーのプラットフォーム３１が装入コンベヤー１３
の端の部分に直接受取り面上に設けられるが、但しこの
場合はコンベヤーの横に設けられる。昇降可能のプラッ
トフォーム３１がカートン１２を整列させるための側部
制限部を持ち、この場合はこれが、装入コンベヤー１３
に対して実質的に横方向に伸びる垂直な横方向壁４８、
４９と、プラットフォームの側部に装入コンベヤー１３
から遠ざかる側に設けられ、上記装入コンベヤー１３に
対して実質的に平行に伸びる１つの長手方向壁５０と、
からなっている。これ以外の点では、このプラットフォ
ーム３１は図１、２のものと同じ設計で作られている。

【００３０】到着したカートンを１個づつプラットフォ
ーム３１の上に運ぶために、プッシャー５１又はそれに
類するものが、装入コンベヤー１３の横端の部分に、プ
ラットフォーム３１と向き合って、受取り面上に、コン
ベヤーベルトの表面に対して若干の間隔を持って、設け
られる。このプッシャー５１がプッシャー・ロッド５２
を持ち、これが、装入コンベヤー１３に対して略々直角
に伸び且つ図示されていない駆動デバイスによって受取
り面の中で図の矢印５３の方向に、装入コンベヤー１３
のベルトの表面を横切って前後進する。プッシャー・ロ
ッド５２の押出し面５５があり、その寸法がカートン１
２の側壁の高さ及び幅に相当している。更に、このプッ
シャー５１が、装入コンベヤー１３に対して直角に伸び
る止め脚部５６を持ち、これが押出し面５５に、装入コ
ンベヤー１３の端部から遠ざかる方向に設けられてい
る。

【００３１】プラットフォーム３１に運び込む各カート
ン１２が装入コンベヤー１３上をその端に向かって運ば
れ、横止め４７に当たり、その端面がこの止めに当接す
ることによって止まる。この時までは装入コンベヤーの
横にあったプッシャー５１が走査システム等によって作
動する。プラットホーム３１に運ぶカートン１２の側壁
に当接しているプッシャーの面５５がプッシャーロッド
５２によって装入コンベヤー１３を横断して、ベルトの
表面の若干上を、プラットフォーム３１に向かって前進
する。同時に、カートン１２が上記の垂直壁４８、４
９、５０によってプラットフォーム３１の上に正しく位
置付けられ、直ちに山積み作業が出来るようにする。プ
ッシャー５１の止め脚部５６が、プッシャーの前後進の
間、次のカートンを一時的に押し止め、プッシャー５１
のプッシャー面５５がコンベヤーベルトの表面上を完全
に去るまで、次のカートンがベルトによって運ばれない
ようにする。

【００３２】モニター・デバイス５７が装入コンベヤー
１３の１側にプラットフォーム３０の近くに設けられ、
これがスキャナー等の形をしている。受取り面に横たわ
るこのモニター・デバイス５７は装入コンベヤー１３上
を運ばれてくるカートンの側壁に差し向けられている。
このモニター・デバイス５７を通過するカートン１２が
その側壁に、その型に応じた、特にカートンの収容物に
応じた異マーク４５、４６を持ち、これがモニター・デ
バイス５７によって検出される。この検出信号が、モニ
ターデバイス又は出来れば電子トランスフォーマーによ
って制御信号に変換される。これらの制御信号が山積み
機構１５及び昇降するプラットフォームに伝えられる。
これらの制御信号を受け取って、一方では山積み機構１
５、又一方ではプラットフォーム３１が、その型に応じ
た、特に既にプラットフォーム３１の上に乗っているカ
ートン１２の収容物に応じた適切な位置に直ちに移動す
る。山積み機構１５が、これからカートンを乗せるパレ
ット１０又は１１の山の高さに応じた取り上げ及び卸し
計画に関する信号を受け取る。プラットフォーム３１
は、又、当てがわれるパレット１０又は１１上の山の高
さによって決定される取り上げ計画に関する制御信号を
受け取る。この様にして、関節腕１６およびプラットフ
ォーム３１を備える垂直コンベヤーを含む山積み機構１
５の昇降動作が少なくなり、時間損失が減少し、これと
同時にいわゆる“パック−ピュアー”のパレット（図３
のごとくに綺麗に積まれたパレット10）が得られる。

【００３３】固定された側部案内５８、５９が装入コン
ベヤー１３の両側に設けられ、これがプラットフォーム
３１の区域、又はプッシャー５１の区域まで延び出し、
カートンを装入コンベヤーのベルトの上に搬送方向に沿
って綺麗に整列させる。

【００３４】本発明は以上説明した実施例に制限される
ものではない。例えば、モニターデバイス５７は、プラ
ットフォーム３１かエレベーターの上、又はその他の場
所に設けることが出来る。カートン１２のマーク４５、
４６は、このデバイスの設置位置によって変える必要が
ある。又その他の光学的、光電的、又は電気的モニター
デバイスをスキャナーの代わりに使用することができ
る。又、止め具４３、４７又は側部、横方向、及び長手
方向の各壁３９，４０、４１、４８、４９、５０の代わ
りに、油圧装置、圧力シリンダー等を使用することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明によるパレット積み上げ装置の
１つの実施例を示す側面図、

【図２】図２は、図１の平面図、

【図３】図３は、本発明によるパレット積み上げ装置の
別の実施例を示す側面図、

【図４】図４は、図３の平面図、である。

【符号の説明】

１０、１１…パレット、１２…カートン、１３、１４…
装入コンベヤ−、１５…山積み機構、３０、３１…エレ
ベーターすなわちプラットフォーム、３２、３３…保持
柱、３４…歯、３５…ピニオン、４５、４６…マーク、
４８、４９…横方向壁、５１…プッシャー、５６…止め
脚部、５７…モニター・デバイス、５８、５９…側部案
内。

Claims (13)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カートンの如き物品の積上げ装置で、上
   記物品が、少なくとも１つの装入コンベヤーによって、
   固定された高さの受取り面を搬送され、１つの山積み機
   構の垂直及び水平方向の運搬動作によって、積卸し面に
   運搬し、前記卸し面に上記物品の積み上げ層を形成する
   装置において、 収容物を異にする物品としてのカートン（１２）を、関
   節腕とプラットフォームを備える垂直コンベヤーとを有
   する前記山積み機構（１５）によって、パレット（１
   ０，１１）の内の１つ、または、すでに積まれた幾つか
   の山の上に、収容物の相異に応じて搬送し積上げること
   ができ、 上記物品は、上記装入コンベヤー（１３，１４）によっ
   て形成される受取り面において、少なくとも１つの物品
   を保持するためのプラットフォーム（３０，３１）を備
   え、垂直方向にのみ移動させることが出来る少なくとも
   １台の垂直コンベヤーによって受け取られ、 前記垂直コンベヤーの垂直方向移動によって形成される
   取り上げ面において、関節腕（１６）によって取り上げ
   られることができ、 前記取上げ面が、前記装入コンベヤー（１３，１４）の
   前記受取り面とパレット（１０，１１）面の山の高さに
   よって変化する前記山積み面との間の距離の略々中央の
   高さに置かれることを特徴とする物品の積上げ装置。
2. 【請求項２】 カートン（１２）の違いを判定するモニ
   ター・デバイス（５７）、特にスキャナーの形態をなす
   走査デバイスを含み、前記デバイスが前記プラットフォ
   ーム（３０，３１）を備える垂直コンベヤーと関節腕と
   を備える上記山積み機構（１５）と電気的に接続され、
   これによって、装入されたカートンの収容物に応じた制
   御信号を伝え、これによって、前記垂直コンベヤーを含
   む上記山積み機構（１５）の昇降動作を行うことを特徴
   とする請求項１記載の積上げ装置。
3. 【請求項３】 カートン（１２）の表面に設けられた種
   別識別用の線の形態をなすマーク（４５，４６）を光学
   的に走査するために、前記モニター・デバイス（５７）
   が前記装入コンベヤー（１３，１４）の横に設けられる
   ことを特徴とする請求項２記載の積上げ装置。
4. 【請求項４】 前記カートン（１２）を、前記受取り面
   に沿って延び且つ固定された高さに設けられた少なくと
   も１台の装入コンベヤー（１３，１４）によって前記垂
   直コンベヤーに装入することができることを特徴とする
   請求項１記載の積上げ装置。
5. 【請求項５】 前記垂直コンベヤーが、前記装入コンベ
   ヤー（１３，１４）の端末区域において、カートン装入
   方向に沿って受け取り面の高さに置かれたカートン（１
   ２）を受け取るための昇降可能のプラットフォーム（３
   ０，３１）を含むことを特徴とする請求項１記載の積上
   げ装置。
6. 【請求項６】 前記昇降可能のプラットフォーム（３
   ０，３１）が前記装入コンベヤー（１３，１４）の延長
   方向に設けられることを特徴とする請求項５記載の積上
   げ装置。
7. 【請求項７】 前記昇降可能のプラットフォーム（３
   １）が前記装入コンベヤー（１３）の水平横方向に延び
   ていることを特徴とする請求項５記載の積上げ装置。
8. 【請求項８】 前記カートン（１２）を、前記装入コン
   ベヤー（１３）の前記端末区域に設けられた横押しプッ
   シャー（５１）によって、前記装入コンベヤー（１３）
   から前記プラットフォーム（３１）に横向きに押し出す
   ことができることを特徴とする請求項７記載の積上げ装
   置。
9. 【請求項９】 前記プッシャー（５１）が、前記装入コ
   ンベヤー（１３）の前記端末区域で横断方向に延びる止
   め、圧力シリンダー等と共同動作をすることを特徴とす
   る請求項８記載の積上げ装置。
10. 【請求項１０】 前記プッシャー（５１）が、前記プラ
    ットフォーム（３１）に運び込んだカートン（１２）に
    続く次のカートン（１２）を前記装入コンベヤー（１
    ３）上に一時留め置くための１つのデバイスである止め
    脚部（５６）を備えていることを特徴とする請求項８記
    載の積上げ装置。
11. 【請求項１１】 前記プラットフォーム（３１）が、前
    記装入コンベヤー（１３）の側部に間隔をもって向かい
    合い、これに実質的に平行に延びる長手方向の壁（５
    ０）と、前記装入コンベヤー（１３）に対して横断方向
    に延びる２つの横方向の壁（４８，４９）とを持ち、こ
    れにより、各カートン（１２）を前記プラットフォーム
    （３１）上に正確に位置付けるようにすることを特徴と
    する請求項５記載の積上げ装置。
12. 【請求項１２】 前記プラットフォーム（３０，３１）
    が、１本の保持柱（３２，３３）上を、前記プラットフ
    ォーム（３０，３１）に接続された１個の駆動モーター
    （３６）によって、前記保持柱（３２，３３）の垂直方
    向に並ぶ歯（３４）と噛み合う駆動ピニオン（３５）を
    介して、昇降することができることを特徴とする請求項
    ５記載の積上げ装置。
13. 【請求項１３】 固定された側部案内（５８，５９）が
    前記装入コンベヤーに設けられ、これが、略々、前記プ
    ッシャー（５１）及びプラットフォーム（３１）の区域
    まで延びていることを特徴とする請求項４記載の積上げ
    装置。