JP2968169B2 - マルチメディア情報処理装置 - Google Patents

マルチメディア情報処理装置

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JP2968169B2
JP2968169B2 JP6089388A JP8938894A JP2968169B2 JP 2968169 B2 JP2968169 B2 JP 2968169B2 JP 6089388 A JP6089388 A JP 6089388A JP 8938894 A JP8938894 A JP 8938894A JP 2968169 B2 JP2968169 B2 JP 2968169B2
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督 澤田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シーンを単位にして設
定されるメディア情報の再生タイムスケジュール情報に
従って、複数のメディア情報を読み込みながら順次再生
していく構成を採るマルチメディア情報処理装置に関
し、特に、ユーザの希望する再生処理を確実に実行でき
るようにするマルチメディア情報処理装置に関する。
【0002】プレゼンテーション機器や教育機器等で
は、ユーザが作成した再生タイムスケジュール情報に従
って、シーンを単位として複数のメディア情報を順次再
生していく構成を採っている。このような構成を採るマ
ルチメディア情報処理装置では、メモリ資源の節約を図
るために、メモリ情報を読み込みながら再生していくと
いう構成を採ることがあるが、このような構成を採ると
きにも、ユーザの希望する再生処理を確実に実現する構
成を構築していく必要がある。
【0003】
【従来の技術】複数のメディア情報を読み込みながら再
生していく構成を採るプレゼンテーション機器や教育機
器等のマルチメディア情報処理装置では、ユーザが、シ
ーンを単位として、各シーンのどの時間からどの時間の
間に、どのメディア情報を再生するのを指示する再生タ
イムスケジュール情報を作成すると、その再生タイムス
ケジュール情報に従って、メディア情報を読み込みなが
ら再生処理を実行するという構成を採っている。
【0004】すなわち、あるシーンに入ると、そのシー
ンの設定された再生開始時間になるときに、指定のメデ
ィア情報の再生に入ってメディア情報を読み込みながら
再生を開始して、そのシーンの設定された再生停止時間
になると、指定のメディア情報の再生を停止する処理を
行うことで、複数のメディア情報の再生を行っていっ
て、そのシーンが終了すると、次のシーンで設定される
メディア情報の再生処理に入っていくという構成を採っ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術に従っていると、メディア情報の種類によ
っては、ユーザの希望する再生処理を保証できないとい
う問題点があった。
【0006】すなわち、レーザディスク等のようなソフ
トウェアの介在する必要のないメディア情報について
は、何の遅れもなく再生できることから、再生タイムス
ケジュール情報の指示する再生開始時間/再生停止時間
に従ってメディア情報の再生処理を実行すれば、ユーザ
の希望するメディア情報を漏れなく再生することができ
る。
【0007】しかるに、ファイルデータのメディア情報
のようなソフトウェアの介在する必要のあるメディア情
報では、読み込むのに時間がかかり、少しずつ読み込ん
でいくときには、この時間遅れは相当なものとなる。
【0008】これから、このようなメディア情報では、
再生命令を発行してから実際に再生し始めるまでに時間
の遅れが生ずることで、再生タイムスケジュール情報の
指定する再生時間内に、ユーザの希望するデータ量のメ
ディア情報を再生できないことが起こるとともに、少し
ずつ読み込んでいくときには、読み込みの動作の遅れ時
間が累積していくことで、再生タイムスケジュール情報
の指定する再生時間内に、ユーザの希望するデータ量の
メディア情報のかなりな量を再生できないことが起こ
る。
【0009】このように、従来技術に従っていると、メ
ディア情報によっては、再生が途中で中断してしまい、
ユーザの希望通りに再生されないことが起こるという問
題点があった。
【0010】この問題点を解決する1つの方法として、
再生の遅れ時間を予測して、その分再生停止時間を遅ら
せていくという方法を採ることが考えられるが、再生の
遅れ時間は、マシンの性能に依存することから予測する
ことができず、このような方法を採ることは実際には不
可能である。
【0011】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、シーンを単位にして設定されるメディア情報
の再生タイムスケジュール情報に従って、複数のメディ
ア情報を読み込みながら順次再生していく構成を採ると
きにあって、ユーザの希望する再生処理を確実に実行で
きるようにする新たなマルチメディア情報処理装置の提
供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理構成
を図示する。図中、1は本発明を具備するマルチメディ
ア情報処理装置であって、シーンを単位にして設定され
るメディア情報の再生タイムスケジュール情報に従っ
て、複数のメディア情報を読み込みながら順次再生して
いくもの、2はマルチメディア情報処理装置1に接続さ
れる端末であって、ユーザとの対話装置として機能する
とともに、映像等のメディア情報の表示装置として機能
するものである。
【0013】このマルチメディア情報処理装置1は、レ
ーザディスクやコンパクトディスク等のような複数のメ
ディア再生装置10と、ファイルデータとして用意され
るメディア情報を管理する1つ又は複数のメディアファ
イル11と、メディア再生装置10やメディアファイル
11に対応付けて備えられて、対となるメディア再生装
置10やメディアファイル11の動作を制御する制御部
12と、制御部12に対してメディア再生命令やメディ
ア停止命令を発行する命令発行部13と、端末2と対話
することでメディア制御情報を作成する作成部14と、
作成部14の作成したメディア制御情報からメディア情
報の再生タイムスケジュール情報を作成するとともに、
その作成した再生タイムスケジュール情報に従って、命
令発行部13に対してメディア再生イベントやメディア
停止イベントを発行するイベント発行部15と、作成部
14に展開されて、再生タイムスケジュール情報に対し
メディア情報の再生完結の要否を設定する設定部16
と、命令発行部13に展開されて、再生タイムスケジュ
ール情報に記述されるメディア情報の再生完結の要否を
判断する判断部17とを備える。
【0014】
【作用】本発明では、作成部14は、ユーザと対話する
ことで、再生タイムスケジュール情報の構成要素となる
メディア制御情報を作成する。このとき、設定部16
は、対話処理に従い、再生タイムスケジュール情報に対
しメディア情報の再生完結の要否を設定する。
【0015】このメディア制御情報の作成を受けて、イ
ベント発行部15は、先ず最初に、シーンを単位として
メディア制御情報を時間順に並び変えることで、メディ
ア情報の再生タイムスケジュール情報を作成する。続い
て、シーンを単位として、作成した再生タイムスケジュ
ール情報の指定する再生開始時間に到達するときに、命
令発行部13に対して、再生対象のメディア情報を指定
してメディア再生イベントを発行するとともに、作成し
た再生タイムスケジュール情報の指定する再生停止時間
に到達するときに、命令発行部13に対して、停止対象
のメディア情報を指定してメディア停止イベントを発行
する。
【0016】このメディア再生イベントを受けて、命令
発行部13は、指定されるメディア情報を制御する制御
部12に対して、メディア再生命令を発行するととも
に、このメディア停止イベントを受けて、指定されるメ
ディア情報を制御する制御部12に対して、メディア停
止命令を発行する。
【0017】このとき、判断部17は、メディア情報自
身の属性や、設定部16の設定情報に従って、メディア
停止イベントの指すメディア情報が再生完結の要求され
るものであるか否かを判断し、この判断処理により再生
完結要求が判断されるときには、命令発行部13は、そ
のメディア停止イベントを無視する。そして、命令発行
部13は、制御部12から返される応答値に従って、そ
のシーンの持つ再生完結要求のある全てのメディア情報
の再生処理が完了することを条件にして、イベント発行
部15に対して次のシーンの処理に進むことを指示して
いく。
【0018】このように、本発明のマルチメディア情報
処理装置1では、シーンを単位にして設定されるメディ
ア情報の再生タイムスケジュール情報に従って、複数の
メディア情報を読み込みながら順次再生していく構成を
採るときにあって、再生遅れの発生するメディア情報に
ついては、再生タイムスケジュール情報に拘束されず
に、それらの全てのメディア情報の再生処理が終了する
まで、実行中のシーンを終了しない構成を採る。これに
より、ユーザの希望する再生処理を確実に実行できるよ
うになる。
【0019】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を詳細に説明す
る。図2に、本発明のマルチメディア情報処理装置1の
一実施例を図示する。図中、図1で説明したものと同じ
ものについては同一の記号で示してある。
【0020】12aはマルチメディア制御部であって、
図1に図示した制御部12に相当するものである。この
マルチメディア制御部12aは、いわゆるドライバと呼
ばれるものである。13aはイベント処理部であって、
図1に図示した命令発行部13/判断部17に相当する
もの、14aはメディア制御情報作成部であって、図1
に図示した作成部14/設定部16に相当するもの、1
5aはタイムスケジュール管理部であって、図1に図示
したイベント発行部15に相当するものである。
【0021】最初に、メディア制御情報作成部14aの
実行するメディア制御情報の作成処理について説明す
る。メディア制御情報作成部14aは、ユーザと対話す
ることで、メディア情報の再生タイムスケジュール情報
の構成要素となるメディア制御情報をシーン単位に作成
するものであって、この作成処理を実行するためにスケ
ジュール編集画面を開設する。
【0022】図3に、このスケジュール編集画面の一実
施例を図示する。この実施例のスケジュール編集画面で
は、再生対象となるメディア情報の素材として、レーザ
ディスクの映像と、コンパクトディスクの音声と、PC
Mで扱われる音声と、静止画像を背景とする移動軌跡の
移動アニメと、動画のアニメと、録画映像のムービーと
を想定している。なお、図中に示す手操作で扱われる映
像とは、メディア種別を問わず、現在入力されている映
像を垂れ流し再生するものを言う。
【0023】ここで、PCM音声と、移動アニメと、動
画アニメと、録画映像ムービーとは、ファイルデータと
して用意されるものであるが、この内のPCM音声/移
動アニメは、容量が比較的小さいことから、一度に主記
憶に展開することが可能である。これに対して、この内
の動画アニメ/録画映像ムービーは、容量が比較的大き
いことから、分割して主記憶に展開していく必要があ
る。
【0024】スケジュール編集画面中の「実行開始時
間」は、そのシーンにおける各素材の再生開始時間の設
定値を表示し、「実行終了時間」は、そのシーンにおけ
る各素材の再生終了時間の設定値を表示し、「表示開始
時間」は、そのシーンにおける各映像素材の表示開始時
間の設定値を表示し、「終了後の表示」は、そのシーン
における各映像素材の最終映像を静止のまま残すか否か
の設定値を表示し、「再生回数」は、そのシーンにおけ
る各素材の再生回数の設定値を表示し、「チャンネル」
は、そのシーンにおける同時再生対象のPCM音声(3
つまで同時再生が可能)の使用チャンネルの設定値を表
示し、「イベント受付開始時間」は、そのシーンの強制
終了用に用意するボタンの表示開始時間の設定値を表示
し、「タイマの無効/有効」は、そのシーンに滞在でき
る時間を設定するか否かの設定値を表示し、「タイマの
設定時間」は、そのシーンに滞在できる時間が設定され
るときに、その設定時間の設定値を表示し、「実行終了
まで待ち合わせる」は、そのシーンに存在する終了時間
の特定できないメディア情報の再生の完結を要求するか
否かの設定値を表す。
【0025】メディア制御情報作成部14aは、これら
のスケジュール編集画面の設定値に従って、メディア情
報の再生タイムスケジュール情報の構成要素となるメデ
ィア制御情報をシーン単位に作成することになる。
【0026】これらのスケジュール編集画面中の各設定
値は、別に用意される設定画面を表示することで設定さ
れるものであって、メディア制御情報作成部14aは、
レーザディスク映像の再生範囲を設定するときには、図
4に示すようなLD編集画面を開設して、この画面に従
って、サーチ処理やコマ送り処理や高速コマ送り処理を
使ってレーザディスク映像を実際に再生しつつ、再生開
始フレーム、再生終了フレーム、再生音量、音量態様等
を設定していくのである。このとき設定される再生開始
フレームは、実行開始時間に変換されるとともに、再生
終了フレームは、実行終了時間に変換されることにな
る。なお、このLD編集画面では、フレームではなく
て、直接時間を指定して再生範囲を設定していく構成を
採ることも可能である。
【0027】一方、コンパクトディスク音声の再生範囲
については、このレーザディスク映像と同様の方法に従
って設定されることになるが、ファイルデータとして用
意される動画アニメ等については、ファイル名を指定す
ることで再生対象が設定される。そして、再生対象とし
て設定されたファイル名の管理する再生時間に従って、
メディア制御情報の実行開始時間/実行終了時間が設定
されることになる。
【0028】このようにして、ファイルデータとして用
意されるメディア情報については、ファイルデータの管
理する再生時間に従って、実行開始時間/実行終了時間
が設定されることになるが、そのメディア情報を読み込
みながら再生していくときには、ファイルデータの管理
する再生時間以上の再生時間が必要になる。すなわち、
ファイルデータの管理する再生時間に従って設定された
実行開始時間/実行終了時間では、そのメディア情報の
全てを読み出すことができない。
【0029】この不都合に対処するために、スケジュー
ル編集画面の「実行終了まで待ち合わせる」で、そのよ
うな終了時間の特定できないメディア情報の再生の完結
を要求するか否かを設定させる構成を採るものである。
なお、ファイルデータとして用意されるメディア情報で
あっても、容量が小さいことで一度に読み込めるものに
ついては、再生開始時点での若干の遅れはあるものの、
ファイルデータの管理する再生時間でもってほぼ再生す
ることが可能である。
【0030】上述の例で説明するならば、PCM音声と
移動アニメとは、容量が小さいことから、一括読み出し
が可能になることで、ファイルデータの管理する再生時
間でもって再生処理を実行していくことが可能である。
これに対して、動画アニメと録画映像ムービーとは、容
量が大きいことから、分割読み出しが必要になること
で、ファイルデータの管理する再生時間でもって再生処
理を実行していくことが不可能である。これから、ユー
ザは、動画アニメ/録画映像ムービーを再生するシーン
については、スケジュール編集画面の「実行終了まで待
ち合わせる」に対して、待ち合わせ指示の設定値を設定
していくことで、動画アニメ/録画映像ムービーに対し
て、待ち合わせ指示の設定値を設定していくことにな
る。
【0031】図5及び図6に、タイムスケジュール管理
部15aの実行する処理フローの一実施例、図7及び図
8に、イベント処理部13aの実行する処理フローの一
実施例を図示する。次に、これらの処理に従って本発明
のマルチメディア情報再生処理について詳細に説明す
る。
【0032】タイムスケジュール管理部15aは、メデ
ィア制御情報作成部14aによりメディア制御情報が作
成されると、図5の処理フローに示すように、先ず最初
に、ステップ1で、シーンを単位として、作成されたメ
ディア制御情報を規定のデータフォーマットに変換する
ことでタイムテーブルを作成する。すなわち、図9に示
すようなタイムテーブルを作成するのである。
【0033】続いて、ステップ2で、シーンを単位とし
て、作成したタイムテーブルを制御の時間順に並び替え
る。すなわち、図10に示すように並び替えるのであ
る。続いて、ステップ3で、並び替えたタイムテーブル
と、再生未終了のタイムテーブルとをマージして制御の
時間順に並び替える処理を行う。
【0034】すなわち、本発明では、シーン強制終了用
のボタンを用意して、ユーザがこのボタンを押すことで
実行中のシーンを強制的に終了させる構成を採ってい
る。このとき、再生途中のメディア情報をそのまま強制
終了するモードと、次のシーンまで引き継がせて設定の
実行終了時間まで再生を続行するモードという2つのモ
ードを用意するので、ユーザが後者のモードを選択する
ときには、それまでに実行したシーンの再生未終了のタ
イムテーブルが残っている。これから、このステップ3
では、並び替えたタイムテーブルと、この再生未終了の
タイムテーブルとをマージして、図11に示すように並
び替える処理を行うのである。
【0035】最後に、ステップ4で、マージしたタイム
テーブルを再生タイムスケジュール情報として登録す
る。このようにして、タイムスケジュール管理部15a
は、図5の処理フローを実行することで、シーンを単位
とするメディア情報の再生タイムスケジュール情報を作
成するのである。
【0036】タイムスケジュール管理部15aは、再生
タイムスケジュール情報を作成すると、図6の処理フロ
ーに示すように、先ず最初に、ステップ1で、変数iに
ゼロを設定する。
【0037】続いて、ステップ2で、変数iの指す再生
タイムスケジュール情報のタイムテーブルを特定して、
そのタイムテーブルの持つ制御時間へ到達するのを待っ
て、到達を判断すると、ステップ3に進んで、そのタイ
ムテーブルの持つ制御情報に応じて、イベント処理部1
3aに対して、メディア種別を指定して、メディア再生
イベントあるいはメディア停止イベントを発行する。
【0038】続いて、ステップ4で、変数iの値を1つ
カウントアップし、続くステップ5で、再生タイムスケ
ジュール情報の全てのタイムテーブルについての処理が
終了したのか否かを判断して、終了を判断するときに
は、全処理を終了し、未終了を判断するときには、ステ
ップ2に戻っていく。
【0039】このようにして、タイムスケジュール管理
部15aは、図6の処理フローを実行することで、作成
した再生タイムスケジュール情報に従って、イベント処
理部13aに対して、メディア種別を指定して、順次、
メディア再生イベント/メディア停止イベントを発行し
ていくのである。ここで、この発行にあたって、「実行
終了まで待ち合わせる」ことを指示されたメディア停止
イベントと、マージされたメディア停止イベントと、シ
ーンの最後に発行するメディア停止イベントとについて
は、イベント処理部13aにその旨を通知していくこと
になる。なお、マージされたもの以外のイベントについ
ては、メディア再生イベントとメディア停止イベントと
が対となって発行されるので、シーンの最後に発行する
イベントは常にメディア停止イベントとなる。
【0040】このタイムスケジュール管理部15aから
のメディア再生イベント/メディア停止イベントを受け
取ると、イベント処理部13aは、図7の処理フローに
示すように、先ず最初に、ステップ1で、受け取ったイ
ベントがメディア再生イベントであるのか、メディア停
止イベントであるのかを判断する。
【0041】このステップ1で、受け取ったイベントが
メディア再生イベントであることを判断するときには、
ステップ2に進んで、そのメディア再生イベントの指定
するメディア種別を制御するマルチメディア制御部12
aに対して、再生命令を発行することで再生処理に入
り、続くステップ3で、そのメディア種別が再生処理中
であることを管理すべく、そのメディア種別に対応付け
て設けられるフラグをONして処理を終了する。
【0042】一方、ステップ1で、受け取ったイベント
がメディア停止イベントであることを判断するときは、
ステップ4に進んで、そのメディア停止イベントが「実
行終了まで待ち合わせる」ことを指示されたものである
のか否かを判断し、待ち合わせることを指示されたもの
であることを判断するときには、受け取ったメディア停
止イベントを無視してそのまま処理を終了する。
【0043】そして、ステップ4で、受け取ったメディ
ア停止イベントが待ち合わせることを指示されたもので
ないことを判断するときには、ステップ5に進んで、そ
のメディア停止イベントの指定するメディア種別を制御
するマルチメディア制御部12aに対して、再生停止命
令を発行することで再生処理を停止し、続くステップ6
で、受け取ったメディア停止イベントがマージされたも
のであるのか否かを判断する。
【0044】このステップ6で、受け取ったメディア停
止イベントがマージされたものでないことを判断すると
き、すなわち、現在実行中のシーンの中で発行されたメ
ディア再生イベントと対をなすメディア停止イベントで
あることを判断するときには、ステップ7に進んで、受
け取ったメディア停止イベントの指定するメディア種別
が再生処理を停止したことを管理すべく、そのメディア
種別に対応付けて設けられるフラグをOFFする。
【0045】一方、このステップ6で、受け取ったメデ
ィア停止イベントがマージされたものであることを判断
するとき、すなわち、強制終了させられたシーンの中で
発行されたメディア再生イベントと対をなすメディア停
止イベントであることを判断するときには、このステッ
プ7の処理を省略する。
【0046】このステップ6/ステップ7の処理を終了
すると、続いて、ステップ8で、メディア種別に対応付
けて設けられる全てのフラグがOFFとなったか否かを
判断して、全てがOFFでないことを判断するときに
は、そのまま処理を終了する。一方、全てがOFFであ
ることを判断するときには、ステップ9に進んで、シー
ンの最後に発行されるメディア停止イベントを受信済で
あるのか否かを判断して、未だ受信していないことを判
断するときには、そのまま処理を終了し、受信済である
ことを判断するときには、ステップ10に進んで、タイ
ムスケジュール管理部15aに対してシーン終了を通知
することで、次のシーンのメディア再生イベント/メデ
ィア停止イベントの発行を指示して処理を終了する。
【0047】一方、マルチメディア制御部12aは、こ
のイベント処理部13aの発行するイベント再生命令に
従って、指示されたメディア種別の再生処理に入って、
その再生を終了すると、イベント処理部13aに対し
て、メディア停止完了イベントを通知していく。
【0048】このマルチメディア制御部12aからのメ
ディア停止完了イベントを受け取ると、イベント処理部
13aは、図8の処理フローに示すように、先ず最初
に、ステップ1で、その旨をタイムスケジュール管理部
15aに通知し、続くステップ2で、受け取ったメディ
ア停止完了イベントが「実行終了まで待ち合わせる」こ
とを指示されたメディア停止イベントに関してのもので
あるのか否かを判断する。
【0049】このステップ2で、受け取ったメディア停
止完了イベントが待ち合わせを指示されたメディア停止
イベントに関してのものでないことを判断するときに
は、そのメディア停止完了イベントが、図7の処理フロ
ーのステップ5で発行した再生停止命令に基づくもので
あるので、そのまま処理を終了する。
【0050】一方、このステップ2で、受け取ったメデ
ィア停止完了イベントが待ち合わせを指示されたメディ
ア停止イベントに関してのものであることを判断すると
きには、ステップ3に進んで、そのメディア停止イベン
トの指定するメディア種別の再生処理が完了したことを
管理すべく、そのメディア種別に対応付けて設けられる
フラグをOFFする。
【0051】そして、続くステップ4で、メディア種別
に対応付けて設けられる全てのフラグがOFFとなった
か否かを判断して、全てがOFFでないことを判断する
ときには、そのまま処理を終了する。一方、全てがOF
Fであることを判断するときには、ステップ5に進ん
で、シーンの最後に発行されるメディア停止イベントを
受信済であるのか否かを判断して、未だ受信していない
ことを判断するときには、そのまま処理を終了し、受信
済であることを判断するときには、ステップ6に進ん
で、タイムスケジュール管理部15aに対してシーン終
了を通知することで、次のシーンのメディア再生イベン
ト/メディア停止イベントの発行を指示して処理を終了
する。
【0052】このようにして、イベント処理部13a
は、図7及び図8の処理フローを実行することで、「実
行終了まで待ち合わせる」ことを指示されたメディア種
別の再生処理については、タイムスケジュール管理部1
5aの発行するメディア停止イベントを無視して、その
再生処理が完了するまで待ってからシーンを終了させて
いくよう処理するのである。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シーンを単位にして設定されるメディア情報の再生タイ
ムスケジュール情報に従って、複数のメディア情報を読
み込みながら順次再生していく構成を採るときにあっ
て、マシン性能により、動画等のような再生終了時間を
特定できないメディア情報と、レーザディスク等のよう
な再生終了時間を特定できるメディア情報とが混在した
場合にあっても、再生途中で中断されることなく、全て
のメディア情報をユーザの希望通りに生成できるように
なる。しかも、大きなメモリ資源を要求されることもな
い。
【0054】そして、本発明によれば、マシン性能を意
識することなく、再生開始時点での遅れ時間についても
考慮することなく、メディア情報の再生タイムスケジュ
ールを作成できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例である。
【図3】スケジュール編集画面の一実施例である。
【図4】LD編集画面の一実施例である。
【図5】タイムスケジュール管理部の実行する処理フロ
ーである。
【図6】タイムスケジュール管理部の実行する処理フロ
ーである。
【図7】イベント処理部の実行する処理フローである。
【図8】イベント処理部の実行する処理フローである。
【図9】タイムテーブルの説明図である。
【図10】タイムテーブルの並び替え処理の説明図であ
る。
【図11】タイムテーブルのマージ処理の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 マルチメディア情報処理装置 2 端末 10 メディア再生装置 11 メディアファイル 12 制御部 13 命令発行部 14 作成部 15 イベント発行部 16 設定部 17 判断部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーンを単位にして設定されるメディア
    情報の再生タイムスケジュール情報に従って、複数のメ
    ディア情報を読み込みながら順次再生していく構成を採
    るマルチメディア情報処理装置において、対話処理に従い、再生タイムスケジュール情報に対しメ
    ディア情報の再生完結の要否を設定する設定部(16)と、 上記設定部(16)の設定情報に従って、再 生タイムスケジ
    ュール情報に記述されるメディア情報の再生完結の要否
    を判断する判断部(17)を備え、 上記判断部(17)により再生完結が必要と判断されるメデ
    ィア情報が存在するときには、再生タイムスケジュール
    情報に拘束されずに、全ての該メディア情報の再生処理
    が終了するまで、実行中のシーンを終了しないよう構成
    されることを、 特徴とするマルチメディア情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項記載のマルチメディア情報処理
    装置において、 設定部(16)は、ファイルデータとして用意される全ての
    メディア情報、あるいは、その内の規定以上の容量を持
    つメディア情報に対し再生完結の必要有りを設定してい
    くよう処理することを、 特徴とするマルチメディア情報処理装置。
JP6089388A 1994-04-27 1994-04-27 マルチメディア情報処理装置 Expired - Lifetime JP2968169B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6089388A JP2968169B2 (ja) 1994-04-27 1994-04-27 マルチメディア情報処理装置
CN 95105029 CN1104692C (zh) 1994-04-27 1995-04-27 多媒体信息处理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6089388A JP2968169B2 (ja) 1994-04-27 1994-04-27 マルチメディア情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07298196A JPH07298196A (ja) 1995-11-10
JP2968169B2 true JP2968169B2 (ja) 1999-10-25

Family

ID=13969284

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