JP2966185B2 - 故障検出方法 - Google Patents
故障検出方法Info
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- JP2966185B2 JP2966185B2 JP4064941A JP6494192A JP2966185B2 JP 2966185 B2 JP2966185 B2 JP 2966185B2 JP 4064941 A JP4064941 A JP 4064941A JP 6494192 A JP6494192 A JP 6494192A JP 2966185 B2 JP2966185 B2 JP 2966185B2
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- wirings
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- Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製造されたIC/LSI
をテストする際、製造上の欠陥の有無を検出する故障検
出に関するものである。
をテストする際、製造上の欠陥の有無を検出する故障検
出に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、製造されたIC/LSIに製造上
の欠陥、特に配線間のブリッジを完全に検出するための
検査を行うためには、人手により検査を行う入力パター
ンを作成する方法か、またはクロスチェック法と呼ばれ
る、あらかじめIC/LSI内に格子状に検査用の回路
を作り込み、その回路を利用して計算機により自動的に
求めたテストパターンで検査する方法がある。
の欠陥、特に配線間のブリッジを完全に検出するための
検査を行うためには、人手により検査を行う入力パター
ンを作成する方法か、またはクロスチェック法と呼ばれ
る、あらかじめIC/LSI内に格子状に検査用の回路
を作り込み、その回路を利用して計算機により自動的に
求めたテストパターンで検査する方法がある。
【0003】図5は従来の配線間のブリッジ故障を検出
するために、あらかじめIC/LSI内に格子状に検査
用の回路を作り込んだ例を示す回路構成図である。図5
に示すような回路構成をとると、IC/LSIの内部に
おけるプローブライン21とセンスライン22の交差す
る任意の点の信号を観測することができる。
するために、あらかじめIC/LSI内に格子状に検査
用の回路を作り込んだ例を示す回路構成図である。図5
に示すような回路構成をとると、IC/LSIの内部に
おけるプローブライン21とセンスライン22の交差す
る任意の点の信号を観測することができる。
【0004】図5において配線間のブリッジ故障の検出
を行うためには、まずブリッジ故障が発生していると思
われる2つの配線に対して反転値(論理値1に対して論
理値0)となるような入力パターンをIC/LSIに供
給する。次にその2つの配線の信号値を同時に観測する
ことにより配線間のブリッジ故障は検出できる。
を行うためには、まずブリッジ故障が発生していると思
われる2つの配線に対して反転値(論理値1に対して論
理値0)となるような入力パターンをIC/LSIに供
給する。次にその2つの配線の信号値を同時に観測する
ことにより配線間のブリッジ故障は検出できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の故障検出方法
は、上記のように構成されていたので、あらかじめIC
/LSI内部に検査用の回路を格子状に作り込まなけれ
ばならず、実際の動作には使用しない無駄な回路が要
り、実使用面積が減るという課題があった。
は、上記のように構成されていたので、あらかじめIC
/LSI内部に検査用の回路を格子状に作り込まなけれ
ばならず、実際の動作には使用しない無駄な回路が要
り、実使用面積が減るという課題があった。
【0006】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、あらかじめ検査用の回路を作り込む
ことなく配線間のブリッジ故障を検出する故障検出方法
を提供することを目的とする。
になされたもので、あらかじめ検査用の回路を作り込む
ことなく配線間のブリッジ故障を検出する故障検出方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる故障検出
方法は、半導体のレイアウトパターンからブリッジが起
こり得る隣接配線を抽出するステップと、この隣接配線
が論理値1と0の組み合わせになる入力論理値を求める
ステップと、故障検出のために上記入力論理値を加え
て、その時の消費電流値を正常時の消費電流値と比較す
るステップを備えた。
方法は、半導体のレイアウトパターンからブリッジが起
こり得る隣接配線を抽出するステップと、この隣接配線
が論理値1と0の組み合わせになる入力論理値を求める
ステップと、故障検出のために上記入力論理値を加え
て、その時の消費電流値を正常時の消費電流値と比較す
るステップを備えた。
【0008】
【作用】本発明における故障検出方法は、その配線をそ
れぞれ論理値1と論理値0にすることにより、配線間の
ブリッジ故障が発生した場合、その配線間のブリッジに
より電源とグラウンドが短絡し貫通電流がながれてブリ
ッジが検出される。
れぞれ論理値1と論理値0にすることにより、配線間の
ブリッジ故障が発生した場合、その配線間のブリッジに
より電源とグラウンドが短絡し貫通電流がながれてブリ
ッジが検出される。
【0009】
【実施例】実施例1. 以下、本発明をその実施例を図に基づき具体的に説明す
る。図1は本発明に係わる故障検出方法を構成する各手
段を表すフロー図である。また、図2は検査対象の一例
である設計した論理回路図である。図3は、この実際に
使われる論理回路のレイアウトパターンを示した図であ
る。さらに図4は、この図2、図3の論理回路を、実際
に検査する場合の接続を説明する図である。以下具体的
な処理手順を図1に示すフロー図に従って、図2ないし
図4を用いて故障検出を行う例について説明する。
る。図1は本発明に係わる故障検出方法を構成する各手
段を表すフロー図である。また、図2は検査対象の一例
である設計した論理回路図である。図3は、この実際に
使われる論理回路のレイアウトパターンを示した図であ
る。さらに図4は、この図2、図3の論理回路を、実際
に検査する場合の接続を説明する図である。以下具体的
な処理手順を図1に示すフロー図に従って、図2ないし
図4を用いて故障検出を行う例について説明する。
【0010】まずレイアウトパターンデータから、パタ
ーン上で隣接する配線を配線間のブリッジ故障の発生す
る可能性のある配線の組み合わせとして抽出する(ステ
ップS1)。具体的には、図3のレイアウトパターンデ
ータの場合なら、配線1と配線2が隣接しており、また
配線2と配線3も隣接しているためこれらの配線の組み
合わせ、「配線1と配線2」、「配線2と配線3」を配
線間のブリッジ故障が発生する可能性があるものとして
抽出する。
ーン上で隣接する配線を配線間のブリッジ故障の発生す
る可能性のある配線の組み合わせとして抽出する(ステ
ップS1)。具体的には、図3のレイアウトパターンデ
ータの場合なら、配線1と配線2が隣接しており、また
配線2と配線3も隣接しているためこれらの配線の組み
合わせ、「配線1と配線2」、「配線2と配線3」を配
線間のブリッジ故障が発生する可能性があるものとして
抽出する。
【0011】次にステップS1で抽出した配線の組み合
わせに基づき、それらの配線の組み合わせをそれぞれ論
理値1と論理値0にするための入力論理パターン(論理
1、0の組み合わせ)を導出する(ステップS2)。図
3に示すレイアウトパターンデータは、図2に示す論理
回路図をレイアウトしたものであり、それぞれの配線は
対応している。図2に示す論理回路図で「配線1と配線
2」、「配線2と配線3」をそれぞれ論理値1と論理値
0にするための入力論理パターンを求める。この論理パ
ターンを求めるアルゴリズムは既に幾つか公表されてい
る。例えば、「配線1と配線2」をそれぞれ論理値1と
論理値0にするための入力論理パターンは、入力端子A
を論理値0、入力端子Bを論理値0、入力端子Cを論理
値1とする。また「配線2と配線3」をそれぞれ論理値
1と論理値0にするためには、入力端子Cは上記入力、
入力端子Dを論理値1にすればよい。
わせに基づき、それらの配線の組み合わせをそれぞれ論
理値1と論理値0にするための入力論理パターン(論理
1、0の組み合わせ)を導出する(ステップS2)。図
3に示すレイアウトパターンデータは、図2に示す論理
回路図をレイアウトしたものであり、それぞれの配線は
対応している。図2に示す論理回路図で「配線1と配線
2」、「配線2と配線3」をそれぞれ論理値1と論理値
0にするための入力論理パターンを求める。この論理パ
ターンを求めるアルゴリズムは既に幾つか公表されてい
る。例えば、「配線1と配線2」をそれぞれ論理値1と
論理値0にするための入力論理パターンは、入力端子A
を論理値0、入力端子Bを論理値0、入力端子Cを論理
値1とする。また「配線2と配線3」をそれぞれ論理値
1と論理値0にするためには、入力端子Cは上記入力、
入力端子Dを論理値1にすればよい。
【0012】製造されたIC/LSIを検査する場合は
図4の接続を行い、図1のステップS2で求めた上記例
のような入力論理パターン(入力論理値の組み合わせ)
を入力論理値(論理パターン)発生器15により印加す
る。その際、検査対象のIC/LSIに供給している電
源電流を電源電流測定器16で測定し、ブリッジ故障を
含まない正常なIC/LSIの電源電流と比較すること
により、検査対象のIC/LSIの配線間のブリッジ故
障を検出することができる(ステップS3)。ブリッジ
が発生していれば、それにより電源からグラウンドへの
電源電流の流出がふえるので検出が容易である。
図4の接続を行い、図1のステップS2で求めた上記例
のような入力論理パターン(入力論理値の組み合わせ)
を入力論理値(論理パターン)発生器15により印加す
る。その際、検査対象のIC/LSIに供給している電
源電流を電源電流測定器16で測定し、ブリッジ故障を
含まない正常なIC/LSIの電源電流と比較すること
により、検査対象のIC/LSIの配線間のブリッジ故
障を検出することができる(ステップS3)。ブリッジ
が発生していれば、それにより電源からグラウンドへの
電源電流の流出がふえるので検出が容易である。
【0013】実施例2. 実施例1では故障検出方法の例を説明したが、以下に同
様の考えの半導体搭載の論理回路の検査装置について説
明する。図4はこうした検査装置をも表す構成図で、検
査装置は、15の入力論理値発生器、16の電源電流測
定器、17の半導体検査治具で構成される。この動作は
次のようになる。予め求めておいたブリッジが発生し易
い配線が論理1と0になる入力論理値を、入力論理値発
生器15により被検査対象に加え、電源電流測定器16
の部分で電流測定する。予め求めておいた正常時の電流
と、例えば自動比較が可能である。
様の考えの半導体搭載の論理回路の検査装置について説
明する。図4はこうした検査装置をも表す構成図で、検
査装置は、15の入力論理値発生器、16の電源電流測
定器、17の半導体検査治具で構成される。この動作は
次のようになる。予め求めておいたブリッジが発生し易
い配線が論理1と0になる入力論理値を、入力論理値発
生器15により被検査対象に加え、電源電流測定器16
の部分で電流測定する。予め求めておいた正常時の電流
と、例えば自動比較が可能である。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、配線間の
ブリッジ故障の可能性のある配線の組み合わせを抽出
し、その組み合わせに対してそれぞれ論理値0と論理値
1にする入力論理値を求め、その論理値をブリッジ故障
検査時にIC/LSIに印加して、電源電流を測定する
ようにしたので、故障検出対象のIC/LSIに故障検
出用の回路を追加することなく、配線間のブリッジ故障
を検出することができる効果がある。
ブリッジ故障の可能性のある配線の組み合わせを抽出
し、その組み合わせに対してそれぞれ論理値0と論理値
1にする入力論理値を求め、その論理値をブリッジ故障
検査時にIC/LSIに印加して、電源電流を測定する
ようにしたので、故障検出対象のIC/LSIに故障検
出用の回路を追加することなく、配線間のブリッジ故障
を検出することができる効果がある。
【図1】 本発明の実施例を示すフロー図である。
【図2】 故障検出対象の一例である論理回路図であ
る。
る。
【図3】 実施例の論理回路のレイアウトパターンを示
した図である。
した図である。
【図4】 本発明の実施例の検査の際の接続図である。
【図5】 従来の方法を示す回路構成図である。
1〜9 配線 10〜13 素子 14 直流電源 15 論理パターン発生器 16 電源電流測定器 17 IC/LSI検査用治具 18 検査対象IC/LSI
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 31/28 - 31/3193 G01R 31/02 G06F 11/22
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体のレイアウトパターンからブリッ
ジが起こり得る隣接配線を抽出するステップと、 上記隣接配線が論理値1と0の組み合わせになる入力論
理値を求めるステップと、 故障検出のために上記入力論理値を加え、その時の消費
電流値を正常時の消費電流値と比較するステップを備え
た故障検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4064941A JP2966185B2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 故障検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4064941A JP2966185B2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 故障検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05264676A JPH05264676A (ja) | 1993-10-12 |
JP2966185B2 true JP2966185B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=13272566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4064941A Expired - Fee Related JP2966185B2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 故障検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2966185B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3833984B2 (ja) | 2002-10-28 | 2006-10-18 | 株式会社東芝 | テストベクタの生成装置、テストベクタの生成方法、半導体集積回路の故障解析装置、およびテストベクタを生成するためのプログラム |
JP4754264B2 (ja) * | 2005-05-16 | 2011-08-24 | シャープ株式会社 | 半導体集積回路および半導体集積回路を搭載した製品のテスト方法 |
JP4713381B2 (ja) | 2006-03-24 | 2011-06-29 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置の故障検出装置及び故障検出方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0442923A (ja) * | 1990-06-07 | 1992-02-13 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体装置の配線パターン形成方法 |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP4064941A patent/JP2966185B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05264676A (ja) | 1993-10-12 |
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