JP2966145B2 - ディジタル情報記録再生装置 - Google Patents

ディジタル情報記録再生装置

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JP2966145B2
JP2966145B2 JP3150973A JP15097391A JP2966145B2 JP 2966145 B2 JP2966145 B2 JP 2966145B2 JP 3150973 A JP3150973 A JP 3150973A JP 15097391 A JP15097391 A JP 15097391A JP 2966145 B2 JP2966145 B2 JP 2966145B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体に新規ディジ
タルデ−タ(ディジタルビデオ信号及びディジタルオ−
ディオ信号)を新たに挿入または追加編集するに適用さ
れるディジタル情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディジタルVTR(ヘリキャルス
キャン方式のVTR)のテ−プトラックフォーマットは
図7のように規定されている。テープ42上の各トラッ
クTは1つのビデオセクタ77とその両端に2個ずつ設
けられた合計4つのオ−ディオセクタ73〜76とに区
分され、各セクタの間には所定長の編集ギヤップGが設
けられている。かかるビデオセクタ77オ−ディオセク
タ73〜76に、テ−プ案内ドラムに設けられた4つの
回転磁気ヘッドにより、ディジタルの高画質な映像信号
及びディジタルの高品質な音声信号を記録、再生するこ
とができる。
【0003】また、たとえば特開平1−287887号
公報に開示されるディジタルVTRにおいては、独立し
て任意のセクタ(オ−ディオセクタ73〜76、ビデオ
セクタ77)を書き替えるインサート記録や前回の記録
トラックに連続して継ぎ記録を行なうアセンブル記録等
の高度な編集機能が設けられ、使い勝手を大幅に向上さ
せている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、編集(特にインサート編集)記録を
行なう場合、磁気テ−プの伸びやトラッキングエラ−、
回転磁気ヘッドの回転に伴って発生する回転位相検出用
パルスのロック位相ずれ、記録と再生とでのディジタル
VTRの相違、テ−プ走行系などの機械的な誤差に起因
する位置ずれにより、磁気テ−プ上のディジタル映像信
号とディジタル音声信号とが記録されたトラックTの各
セクタの位置が、本来の位置(基準の位置)から回転磁
気ヘッドの走査方向またはテ−プ長手方向にずれること
もあり、このずれがあると、編集記録によつてビデオセ
クタ77でディジタル映像信号(またはオ−ディオセク
タ73〜76でディジタル音声信号)が書き替えられる
と、他のセクタの信号、即ちオ−ディオセクタ73〜7
6のディジタル音声信号(または、ビデオセクタ77の
ディジタル映像信号)が重ね書きされ、オリジナルデ−
タが消去されてしまう可能性がある。
【0005】本発明の目的は、かかる問題を解消し、別
装置で記録がなされた記録媒体でインサート編集する場
合などにおいて、既に信号が記録されていて書き替えよ
うとする部分の直前または直後での重ね書きを防止でき
るようにしたディジタル情報記録再生装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、回転シリンダ上に設けられた再生固定ヘ
ッドによつて磁気記録媒体上に異なるアジマス角で複数
チャンネル同時記録されている信号を同時再生する手段
と、該再生固定ヘッドから得られる各チャンネルの再生
信号中の同期信号を抽出する手段と、該各チャンネルの
同期信号間の位相差を検出する手段と、該位相差検出手
段の出力信号よりテ−プ走行系などの機械的な誤差に起
因する位置ずれから生じるトラックの曲り量を検出する
手段とを有し、該トラック曲り量が所定値を越えるとき
にインサート編集動作を停止させる手段と、該トラック
曲り量が所定値を越えるときにインサート対象トラック
の全セクタの書替えを行なう手段と、トラック曲り情報
をキャプスタン制御系へフィ−ドバックし該トラック曲
りに沿った記録トラッキング制御を行なう制御手段とを
設ける。
【0007】
【作用】再生固定ヘッドにより磁気記録媒体上に異なる
アジマス角で複数チャンネル同時記録されている信号を
同時再生する手段は、各チャンネルからの再生同期信号
の位相差を記録パタ−ンのトラック曲り情報として取り
出す。また、このトラック曲り情報は記録系のキャプス
タンのトラッキング情報として扱われ、トラック曲りに
沿ったインサート記録が行なわれる。そして、このトラ
ック曲り量が所定値を越えるインサート記録では、1ト
ラック中の任意セクタの書替えであっても、このセクタ
を含むトラック全域が書替えられる。これにより、イン
サート記録における記録トラックの直線性、連続性が確
保することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明によるディジタル情報記録再生装置の
一実施例を示す構成図であつて、1はアナログ再生信号
の出力端子、2はディジタル−アナログ変換器(以下、
D/A変換器という),3はメモリ、4は時間軸伸長回
路、5は誤り訂正デコ−ダ、6は加算器、7はトラッキ
ング制御信号発生回路、8はトラック選択回路、9は再
生プロセッサ回路、10、11は再生プリアンプ回路、
12、13は垂直方向に変位する可動再生ヘッド、15
はスイッチ回路、16、17は記録ヘッド、18、19
は固定再生ヘッド、20、21は可動再生ヘッドを垂直
方向に変位させるアクチユエ−タ、22はアクチユエ−
タ駆動回路、23、24は記録アンプ回路、25は記録
プロセッサ、26は誤り訂正エンコ−ダ、27は時間軸
圧縮回路、28はメモリ、29はアナログ−ディジタル
変換器(以下、A/D変換器という)、30はアナログ
信号の入力端子、31は任意トラックの部分記録(以
下、インサート記録という)警告表示信号の出力端子、
32は表示回路、33は論理演算回路、34は位相比較
回路、35、36は同期信号検出回路、37、38は再
生プリアンプ回路,39は回転シリンダである。
【0009】同図において、テ−プ(図示せず)上に斜
めに形成されたトラックを回転シリンダ39上に装着さ
れた再生ヘッド12、13,18、19がトレースし、
夫々から信号が再生される。また、記録ヘッド16、1
7は、再生ヘッド12、13,18、19と同様に、回
転シリンダ39上に装着されており、テ−プ(図示せ
ず)上に斜めのトラックに信号を記録する。再生ヘッド
18、19は回転シリンダ39上に固定されたものであ
るが、再生ヘッド12、13は回転シリンダ39の回転
方向に対して垂直方向に変位する再生可動ヘッドであ
る。再生可動ヘッド12、13の変位は、圧電素子(バ
ィモルフ)を用いた可動アクチユエータ20、21によ
って操作される。
【0010】ここで、再生可動ヘッド12、13の動作
と再生系の信号処理について説明する。再生可動ヘッド
12、13は、回転シリンダ39上に180度隔てて装
着されており、交互にテ−プを走査する。従って、これ
らがテ−プ上の信号を再生するのは、テ−プへ接触する
回転シリンダ39の半回転期間である。再生可動ヘッド
12、13から再生される電気信号はそれぞれ再生プリ
アンプ10、11で充分に増幅され、次段の再生プロセ
ッサ9に供給される。再生プロセッサ9は、対向した再
生可動ヘッド12、13が半回転する毎に再生する信号
を交互に選択し、時間的に連続した再生信号とするとと
もに、この再生信号を復調してディジタル画像信号と音
声信号を生成し、誤り訂正デコ−ダ5に供給する。誤り
訂正デコ−ダ5はこれら復調されたディジタル信号の誤
り訂正を行ない、例えば程度の低いデ−タの欠落等が発
生してもデ−タを復元するる機能を有している。この誤
り訂正デコ−ダ5の出力信号は時間軸伸長回路4に供給
され、元の時間軸に復元される。時間軸伸長されたディ
ジタル復調信号はD/A変換器2でアナログの画像信
号、音声信号に変換され、出力端子1から出力される。
【0011】また、再生プロセッサ9は、再生可動ヘッ
ド12、13の駆動制御信号を生成するため、再生信号
を検波してそのエンベロ−プ信号ENをトラッキング制
御回路7に供給し、トラック選択信号TRSをトラック
選択回路8に供給する。トラッキング制御回路7は、再
生プロセッサ9から供給されるエンベロ−プ信号が常に
最大となるように、再生可動ヘッド12、13をトレ−
ス方向に対して垂直方向に移動させ、再生可動ヘッド1
2、13がテ−プ上のトラックを忠実にトレ−スするよ
うに制御する。トラック選択回路8は、標準再生トラッ
クに対してnトラック先行再生または後行再生のいずれ
かを行なう時、信号を出力する。トラッキング制御回路
7の出力信号とトラック選択回路8の出力信号とは加算
器6で加算され,アクチユエ−タ駆動回路22に供給さ
れ、アクチユエ−タ駆動回路22の出力信号によつて可
動アクチユエータ20、21が駆動される。
【0012】一方、入力端子30から入力されるアナロ
グの画像信号及びオ−ディオ信号は、A/D変換器29
でディジタル信号に変換された後、時間軸圧縮回路27
で時間軸が圧縮され、誤り訂正エンコ−ダ26に供給さ
れて誤り訂正符号、チェックビット等が付加される。誤
り訂正エンコ−ダ26の出力信号は、記録プロセッサ2
5で変調された後、記録プリアンプ23、24を介し記
録ヘッド16、17に供給されてテ−プ上に記録され
る。
【0013】次に、この実施例の最も重要な点であるト
ラック曲りのあるテ−プへのインサート記録について、
図6〜図8を用いて説明する。なお、図6〜図7におい
て、42はテ−プ、70〜72は1トレ−スで記録され
るトラック、73〜76はディジタルオ−ディオ信号が
記録される領域(オ−ディオセクタ)、77はディジタ
ルビデオ信号が記録される領域(ビデオセクタ)であ
り、Gは各セクタ間にマ−ジンとして設けられた間隔で
ある。
【0014】まず、磁気テ−プのトラック曲りについて
説明する。図6はトラック曲りの一例を示すトラックパ
タ−ンである。かかるトラック曲りは磁気テ−プの伸び
や回転磁気ヘッドの回転に伴って発生する回転位相検出
用パルスのロック位相ずれ、記録と再生でのディジタル
VTRの相違、テ−プ走行系などの機械的な誤差に起因
する位置ずれによるものであり、記録トラックの直線
性、連続性が失われた状態をいう。これに対し、図7
示すように、かかるトラック曲りがないトラックパター
ンを理想的記録トラックパタ−ンという。
【0015】この実施例で述べているようなディジタル
VTRの記録トラックパタ−ンを一例とすると、1トラ
ックは5つのセクタ(ディジタルオ−ディオデ−タが記
録される領域であるオ−ディオセクタ73〜76とディ
ジタルビデオデ−タが記録される領域であるビデオセク
タ77)から構成されており、理想的記録トラックパタ
−ン(図7)ではこれら5つのセクタが同一直線上に並
ぶ。
【0016】ここで、例えば図6に示すようなトラック
曲りのある記録トラックパタ−ンのオーディオセクタ7
3〜76を書き換える場合(オ−ディオインサ−ト)の
問題点について説明する。記録時と異なるディジタルV
TRでオ−ディオセクタ73〜76を書き換える場合
(オ−ディオインサ−ト)には、記録に用いたディジタ
ルVTRとトラック曲りが異なるため、オ−ディオイン
サ−ト開始点及び終了点で隣接トラックのオ−ディオセ
クタに記録されているディジタルオーディオ信号を消去
していまう可能性がある。また、ビデオセクタ77とオ
−ディオセクタ73〜76トがトラック上で不連続とな
る、または直線性を失う可能性がある。このため、オ−
ディオインサ−ト開始点及び終了点で、またはオ−ディ
オインサ−ト期間でオ−ディオ再生出力に雑音が混入す
るという問題がある。
【0017】そこで、この実施例では、トラック曲り量
が大のテ−プに対してはインサ−ト記録を停止し、この
ことをユ−ザに警告するものである。すなわち、この実
施例には、記録トラックパタ−ンのトラック曲り量を検
出する手段が設けられている。この実施例における記録
・再生ヘッドは、1組の回転磁気ヘッドがアジマス角の
異なる2個の磁気ヘッドからなり、2チャンネルのディ
ジタル信号を同時記録・同時再生する。従って、再生時
にかかる2個の磁気ヘッドがトレ−スするトラックから
テ−プ長手方向にわずかでもずれた場合(このようなず
れをトラッキングエラ−という)があると、2チャンネ
ルの再生ディジタル信号間で位相差が生ずる。
【0018】これを図8を用いて説明すると、アジマス
角θが互いに逆に設定された各磁気ヘッド1A、1Bが
テ−プ42の記録トラックTRに対して直角方向にhだ
けトラッキングエラ−が生じたとすると、各磁気ヘッド
1A、1Bにより再生される信号は、d=htanθに
相当する位相量だけ一方が進み、他方が遅れる。すなわ
ち、これら信号間に2d=2htanθに相当する量の
位相差が生ずることになる。この位相差がトラック曲り
量に相当する。
【0019】再生固定ヘッド18、19から再生される
電気信号はそれぞれ再生プリアンプ37、38で充分増
幅され、同期信号検出回路35、38に供給される。同
期信号検出回路35、38はディジタル記録された各チ
ャンネルの信号中の1水平走査期間1Hを2〜3分割す
る間隔で存在しているブロック同期信号を抽出し、この
ブロック同期信号をスイッチ回路15に供給する。回転
シリンダ39に装着されている固定再生ヘッド18、1
9は交互にテ−プ42を走査するため、これらがテ−プ
42上から信号を再生するのはテ−プを走査する回転シ
リンダ39の半回転期間である。スイッチ回路15は、
タックヘッド14からのタックパルスにより、対向した
再生固定ヘッド18、19が半回転した期間に再生され
るブロック同期信号を交互に選択される。これにより、
スイッチ回路15から時間的に連続した各チャンネル毎
のブロック同期信号が得られ、位相差比較回路34に供
給される。
【0020】位相差比較回路34では、各チャンネル間
のブロック同期信号の位相差を検出し、その検出出力信
号を論理演算回路33に供給する。この論理演算回路3
3では、各チャンネル間のブロック同期信号の位相差
(すなわちトラック曲り量)が所定値を越えているテ−
プ42に対してインサ−ト記録が行なわれる場合には、
インサ−ト記録停止信号を発生して記録プロセッサ25
に供給するとともに、表示回路32を介して出力端子3
1から表示信号を出力し、ユ−ザ側にインサ−ト記録停
止原因を知らせる。
【0021】以上のようにして、トラック曲りの大きい
テ−プ42へのインサ−ト記録を防止することができ、
オ−ディオインサ−ト開始点及び終了点で隣接トラック
のオ−ディオセクタの信号を消去してしまうことがな
い。
【0022】図2は本発明によるディジタル情報記録再
生装置の他の実施例を示す構成図であつて、40は記録
ゲ−ト発生回路、41は編集ミキサ回路であり、図1に
対応する部分には同一を付けて重複する説明を省略す
る。
【0023】この実施例はテ−プのトラック曲りが大き
いトラックパターンでの任意セグメント(図6中のオ−
ディオセグメント73〜76、ビデオセグメント77)
の書換え(インサ−ト記録)に関するものであつて、以
下、図6、図10を用いて説明する。
【0024】図2において、図6に示すようなトラック
曲りが大きいトラックパターンのテ−プ42に対して、
記録時と異なるディジタルVTR(記録時と異なるトラ
ック曲りで記録される)でオ−ディオセクタ76を所定
の期間インサ−ト記録した場合、図10に斜線で示すオ
−ディオセクタ79のみがトラック71から大きく外れ
て記録される場合があるが、このトラック曲りが緩やか
なカ−ブ(連続性がある)の場合には、再生可動ヘッド
12、13をこの記録トラックに追従させることは可能
である。
【0025】しかし、図10でのインサ−ト記録された
オ−ディオセクタ79のように、1つのトラックから大
きく外れた不連続なインサ−ト記録トラックに対して
は、再生可動ヘッド12、13をかかる記録トラック全
体に追従させることは不可能である。このため、再生オ
−ディオデ−タの再生が不十分となり、オ−ディオイン
サ−ト期間からのオ−ディオ再生信号にノイズが混入す
る。
【0026】そこで、この実施例では、任意セクタの部
分インサ−ト記録(ここでは、オ−ディオセクタ79の
みを書換え)に際し、図1に示した実施例と同じにして
逐次再生固定ヘッド18〜19によつてトラック曲り量
を検出し、トラック曲りが所定値を越える場合には、新
規更新しないセクタ(ビデオセクタ72,オ−ディオセ
クタ73〜75)の再書き込みと、新規更新するセクタ
(オ−ディオセクタ79)の書替えとを行なう。これ
を、以下、説明をする。
【0027】インサ−ト編集時には、記録ヘッド16、
17より先行して再生可動ヘッド12、13がインサ−
トの対象となるトラックを再生し、再生デ−タを編集ミ
キサ回路41に供給する。一方、インサ−ト記録するた
めの信号は入力端子30から入力され、A/D変換器2
9でディジタル信号に変換された後、時間軸圧縮回路2
7でデ−タ圧縮処理されて編集ミキサ回路41に供給さ
れる。編集ミキサ回路41では、新規にインサ−トする
セクタ部の信号と新規書替えを行わないセクタ部の信号
とが加算される。記録ゲ−ト発生回路40は1トラック
中に記録する領域に相当する期間記録ゲ−ト信号を記録
プロセッサ25に供給し、記録ゲ−ト信号期間テ−プ4
2への記録が行なわれる。
【0028】トラック曲りが所定値を超えない場合に
は、記録ゲ−ト発生回路40はインサ−ト対象セグメン
ト(ここでは、オ−ディオセグメント79)に相当する
期間の記録ゲ−ト信号を出力し、オ−ディオセグメント
79のみのインサ−ト記録を行なわせる。また、トラッ
ク曲りが所定値を超える場合には、記録ゲ−ト発生回路
40はインサ−ト対象トラック全領域に相当する期間の
記録ゲ−ト信号を出力し、新規にインサ−トするセクタ
部の書替えと新規書替えを行わないセクタ部の再書き込
みを行なわせる。
【0029】以上のように、この実施例によれば、トラ
ック曲りが大きい領域のインサ−ト編集時のみ1トラッ
ク内の全セグメントが書き換えられので、1トラック内
のセグメントの連続性、直線性を確保することができ
る。また、トラック曲りが小さい領域のインサ−ト編集
では、オ−ディオセグメント76のみが書き換えられる
ことになる。
【0030】図3および図4は本発明によるディジタル
情報記録再生装置のさらに他の実施例を示す構成図であ
つて、図3はインサート記録の場合を、図4はアセンブ
リ記録の場合を夫々示している。なお、図3において、
42はテ−プ、43はキャプスタン、44はキャプスタ
ンモ−タ、45はキャプスタン回転周波数検出器、46
はキャプスタン速度制御回路、47は位相比較回路、4
8は基準信号発生回路、49はスイッチ回路、50、5
1は加算器、52はトラッキング制御回路、53はトラ
ック曲り学習回路、54は磁気テ−プ上のコントロ−ル
信号を再生するコントロ−ル信号再生ヘッド、55は再
生アンプ回路である。また、図4において、56は分周
器であり、図3に対応する部分には同一符号をつけてい
る。
【0031】ここで、この実施例の説明をわかりやすく
するために、図6に示したようなトラック曲りが大きい
トラックパターンのテ−プに対して、オーディオセクタ
76を所定期間インサ−ト記録する場合を例に説明す
る。
【0032】このオーディオセクタ76のインサ−ト結
果、図9,図10に斜線で示すオーディオセクタ79の
みがトラック71から大きく外れて記録される場合があ
る。そのため、再生時のオーディオデ−タが充分に得ら
れなくなり、オーディオインサ−ト期間でのオーディオ
再生信号にノイズが混入する。
【0033】そこで、この実施例では、既に記録されて
いるテ−プのトラック曲りに沿ってインサ−ト記録が行
えるように、記録ヘッド16、17より先行した固定再
生ヘッド18、19によつてインサ−ト前のトラック曲
り情報を検出し、このトラック曲り情報をキャプスタン
制御系へ加算して、記録時のトラツキング制御を行なう
ようにする。以下、この実施例の動作を説明する。
【0034】図3、図4において、テ−プ42はキャプ
スタン軸53とピンチロ−ラ(図示しない)とで挟持さ
れ、キャプスタン軸53が回転することによって、走行
する。まず、インサ−ト記録時のキャプスタン制御につ
いて説明すると、図3において、キャプスタン回転周波
数検出器45から出力されるCFG信号は速度制御回路
46に供給され、目標回転周波数とCFG信号の周波数
との差情報が得られる。この差情報は速度制御信号とし
て加算器51に供給される。また、コントロ−ル信号再
生ヘッド54によつてテ−プ42から再生されるコント
ロ−ル信号は、再生アンプ回路55で増幅された後、位
相比較器47に供給され、基準信号発生回路48からの
基準信号との位相差情報が生成される。位相差情報は位
相制御信号として加算器51で上記速度制御信号と加算
され、この加算器51の出力信号でもつてキャプスタン
モ−タ44がむらなく回転制御される。テ−プ42上の
トラックパターンのトラック曲り検出は図1に示した実
施例と同様である。
【0035】この実施例では、トラックの曲り状態をト
ラックトレ−ス毎に学習し、1トラックインサ−ト記録
毎にその学習情報でキャプスタンの位相制御系に変調を
かける。このため、記録ヘッド16、17より先行した
固定再生ヘッド18、19によつてインサ−ト前のトラ
ック曲り情報が検出され、トラック曲り学習回路53へ
供給されてインサ−トトラックの曲りパタ−ンが学習さ
れる。学習されたトラック曲りパタ−ン情報はトラッキ
ング制御回路52に供給され、トラック曲りに応じた第
2のキャプスタン位相制御信号が形成されてスイッチ4
9に供給される。このトラッキング制御回路52は、ト
ラック曲りパタ−ン情報(テ−プ42のトラック曲り量
に応じたレベル)の、例えばトラック曲りがテ−プ長手
方向に曲がっている場合レベルが上昇する第2のキャプ
スタン位相制御信号を出力する。従って、キャプスタン
43は進み位相制御されるが、記録ヘッド16、17が
1トラックインサ−トを終了するたびに、この進み位相
量だけ遅れ位相制御を行なう必要がある。すなわち、こ
の第2のキャプスタン位相制御信号は、1トラックイン
サ−ト記録毎(キャプスタン位相制御の1サンプリン
グ)の位相制御信号のト−タルレベルが零になるよう
に、制御されている。
【0036】論理演算回路33より出力される制御信号
により、スイッチ49はインサ−トトラック曲り量が所
定値を越えているときに閉じるように動作する。第2の
キャプスタン位相制御信号は加算器50で前記の第1の
キャプスタン位相制御信号と加算される。
【0037】アセンブル記録時のキャプスタン制御につ
いて説明すると、図4において、キャプスタン回転周波
数検出器45から出力されるCFG信号は速度制御回路
46に供給され、目標回転周波数とCFG信号の周波数
との差情報が形成される。この差情報は速度制御信号と
して加算器51に供給される。また、CFG信号検出ヘ
ッド45で検出されたCFG信号は分周器56でN分周
され、この分周CFG信号と基準信号発生回路48から
出力される基準信号との位相差が位相比較器47で検出
され、位相制御信号として加算器50に供給される。加
算器50から出力される位相制御信号は加算器51で上
記速度制御信号と加算される。加算器51の出力信号に
より、キャプスタンモ−タ44がむらなく回転制御され
る。テ−プ42のトラック曲り検出は図1に示した実施
例と同様である。
【0038】なお、トラック曲がりの学習手段およびキ
ャプスタン位相制御系への加算手段は上記インサ−ト記
録の場合と同様であるので、説明を省略する。
【0039】この実施例によれば、インサ−ト記録また
はアセンブル記録において、記録トラックの曲がりに応
じてキャプスタンの位相制御を変調することにより、ト
ラック曲りに沿った追加記録することができ,記録トラ
ックパタ−ンの連続性を確保することができる。
【0040】図5は本発明によるデイジタル情報記録再
生装置のさらに他の実施例を示す構成図であつて、57
はマ−ク信号発生回路、58はインサ−ト記録の際にマ
スタデ−タ領域を再書換えした事をユ−ザに告知する表
示回路、59はその表示出力端子であり、前出図面に対
応する部分には同一符号を付けて重複する説明は省略す
る。
【0041】この実施例は図2に示した実施例に以下の
機能を付加したものである。図2に示した実施例では、
図5に示すようなトラック曲りがあるテ−プトラックパ
タ−ンにデイジタルオーディオ信号をインサ−ト(オー
ディオセグメント76)記録する際に、トラック曲りが
大きい場合にはインサ−ト記録の対象となる1トラック
全域を書替える。しかし、かかるインサ−ト記録のよう
に、1トラック内で書換えを行わないセグメント(ビデ
オセグメント77,オーディオセグメント73〜76)
にも再び同一デ−タを書き込むことは、オリジナルデ−
タが書き改められることであり、オリジナルデ−タ破壊
の可能性もあつて危険である。例えば、記録中の回路系
トラブルや記録ヘッドの瞬時目づまり等でオリジナルデ
−タの再書き込みを失敗する可能性もある。
【0042】この実施例では、インサ−ト記録後にオリ
ジナルデ−タ領域へ再書き込みを行った期間がわかるよ
うに、オリジナルデ−タ再書き込み領域へマ−ク信号を
記録する。すなわち、図5において、マ−ク信号発生回
路57は、記録パタ−ンのトラック曲り量が所定値を越
えたことを表わす信号を受信すると、マ−ク信号を時間
軸圧縮回路27に供給してテ−プ上に記録する。再生時
では、時間軸伸長回路4からマ−ク検出信号が出力され
る。このマ−ク検出信号は表示回路58を介して出力端
子59から出力され、インサ−ト編集でオリジナルデ−
タの再書き込みが行なわれた旨をユ−ザに知らせる。
【0043】以上、この実施例によれば、インサ−ト編
集でオリジナルデ−タの再書き込みが行なわた領域が編
集後に確認することができ、使い勝手が向上する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トラック曲りがある記録トラックパターンの一部でのイ
ンサート記録に際し、他の部分への重ね書き防止する
ことができるので、既に記録されているデータの破壊が
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタル情報記録再生装置の第
1の実施例を示す構成図である。
【図2】本発明によるディジタル情報記録再生装置の第
2の実施例を示す構成図である。
【図3】本発明によるディジタル情報記録再生装置の第
3の実施例のインサート記録を示す構成図である。
【図4】本発明によるディジタル情報記録再生装置の第
3の実施例のアセンブリ記録を示す構成図である。
【図5】本発明によるディジタル情報記録再生装置の第
2の実施例を示す構成図である。
【図6】磁気テープ上のトラック曲りが大きい記録トラ
ックパタ−ンを示す図である。
【図7】トラック曲りのない記録トラックパタ−ンを示
す図である。
【図8】トラック曲り検出のための2チャンネル同時再
生トレ−スを示す図である。
【図9】トラックずれしたオ−ディオセクタへのインサ
−ト記録を説明するためのトラックパタ−ン図である。
【図10】トラックずれしたオ−ディオセクタへのイン
サ−ト記録を説明するためのトラックパタ−ン図であ
る。
【符号の説明】
3 メモリ 4 時間軸伸長回路 5 誤り訂正デコ−ダ回路 7 トラッキング制御信号発生回路 8 トラック選択信号発生回路 9 再生プロセツサ回路 12、13 再生可動ヘッド 16、17 記録ヘッド 18、19 再生固定ヘッド 32 表示回路 33 論理演算回路 34 位相比較回路 35、36 同期信号抽出回路 39 回転シリンダ 40 記録ゲ−ト発生回路 41 編集ミキサ回路 42 磁気テ−プ 43 キャプスタン 44 キャプスタンモ−タ 45 CFG検出器 46 速度制御回路 47 位相比較回路 48 基準信号発生回路 49 スイッチ回路 52 トラッキング制御回路 53 トラック曲り学習回路 54 コイトロール信号再生ヘッド 56 分周器 57 マ−ク信号発生回路 58 表示回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 反橋 智英 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像メディア研究 所内 (56)参考文献 特開 平2−113463(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 27/036 G11B 20/10 G11B 15/467 H04N 5/7826

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転シリンダ上に第1、第2の固定ヘッ
    ドと回転方向に対して垂直方向に変位する可動ヘッドと
    が設けられ、第1の固定ヘッドの再生信号からトラック
    エラ−量を検出する第1のトラッキング検出手段と、可
    動ヘッドの再生信号からトラックエラ−量を検出する第
    2のトラッキング検出手段と、該第2のトラッキング検
    出手段で検出される該トラッキングエラー量によりトラ
    ック上をはずれることなく可動ヘッドを移動制御する可
    動ヘッド位置制御手段と、第2の固定ヘッドにより既に
    信号が記録された記録媒体のトラック内の所定部分に新
    たに信号を挿入または追加記録する編集手段とを具備す
    るディジタル情報記録再生装置であって、 上記編集の際に該第1のトラッキング検出手段で検出さ
    れる該トラックエラ−量が所定値を越えたときは、該
    編集手段の編集動作を中止させる手段を設けたことを特
    徴とするディジタル情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 回転シリンダ上に第1、第2の固定ヘッ
    ドと回転方向に対して垂直方向に変位する可動ヘッドと
    が設けられ、第1の固定ヘッドの再生信号からトラック
    エラ−量を検出する第1のトラッキング検出手段と、可
    動ヘッドの再生信号からトラックエラ−量を検出する第
    2のトラッキング検出手段と、該第2のトラッキング検
    出手段で検出される該トラッキングエラー量によりトラ
    ック上をはずれることなく可動ヘッドを移動制御する可
    動ヘッド位置制御手段と、第2の固定ヘッドにより既に
    信号が記録された記録媒体に新たに信号を挿入または追
    加記録する編集手段とを具備するディジタル情報記録再
    生装置において、 第2の固定ヘッドにより編集の対象となるトラック内を
    部分書替えする編集手段と、 該トラックを第2の固定ヘッドに先行して再生する手段
    と、 該手段の再生信号と新規に書替える信号とを加算して編
    集記録信号とする手段と、該第1のトラッキング検出手段で検出される該 第1のト
    ラッキングエラ−量が所定値を超えたとき、該編集記録
    信号を編集の対象となるトラック全域に書き込む手段と
    を設けたことを特徴とするディジタル情報記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記編集記録信号を編集の対象となるトラック全域に書
    き込むとき、該編集トラックにマーク信号を記録する手
    段と、 該マーク信号を再生する手段と、 マーク信号を検出してその旨を表示する表示手段とを設
    けたことを特徴とするディジタル情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 回転シリンダ上に第1、第2の固定ヘッ
    ドと回転方向に対して垂直方向に変位する可動ヘッドと
    が設けられ、第1の固定ヘッドの再生信号からトラック
    エラ−量を検出する第1のトラッキング検出手段と、可
    動ヘッドから得られる再生信号よりトラックエラ−量を
    検出する第2のトラッキング検出手段と、該第2のトラ
    ッキング検出手段で検出される該トラッキングエラー量
    によりトラック上をはずれることなく可動ヘッドを移動
    制御する可動ヘッド位置制御手段と、第2の固定ヘッド
    により既に信号が記録された記録媒体に新たに信号を挿
    入または追加記録する編集手段とを具備するディジタル
    情報記録再生装置において、 第2の固定ヘッドにより編集の対象となるトラック内を
    部分書替えする編集手段と、 第1のトラッキング検出手段で検出される該トラッキン
    グエラー量により記録トラックパタ−ンの曲り量をトラ
    ックトレ−ス毎に学習する手段と、 上記編集の際に前記学習したトラックパタ−ン情報を記
    録系のキャプスタン制御系へ加算するフィ−ドフォア−
    ド制御手段とを有することを特徴とするディジタル情報
    記録再生装置。
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