JP2965947B2 - 削孔・さや管押し込み装置 - Google Patents

削孔・さや管押し込み装置

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JP2965947B2 JP1791398A JP1791398A JP2965947B2 JP 2965947 B2 JP2965947 B2 JP 2965947B2 JP 1791398 A JP1791398 A JP 1791398A JP 1791398 A JP1791398 A JP 1791398A JP 2965947 B2 JP2965947 B2 JP 2965947B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーソンの作業室
内の底部の地山や岩,転石などに削孔し、その穴にさや
管を差し込み、そのさや管にダイナマイトを挿薬し、発
破を仕掛けるための削孔・さや管押し込み装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種、削孔・さや管押し込み装置は、
本発明の出願人により開発され、既に特開平9−303
075号、平成9年12月1日付け提出の「さや管挿入
装置」と題された特願平9−347151号として提案
されている。
【0003】そして、前掲特開平9−303075号に
記載の技術では、掘削機のブームまたはアームの先端
に、削孔装置と、さや管押し込み装置と、さや管ストッ
ク装置とを設け、前記削孔装置とさや管押し込み装置と
を旋回させる旋回操作手段を設け、前記削孔装置を削孔
位置と待機位置とに旋回させると同時に、さや管押し込
み装置をさや管ストック装置からさや管を受け取る位置
と受け取ったさや管を押し込む位置とに旋回させるよう
に構成している。
【0004】一方、後者出願の技術では、ブームシリン
ダを有する掘削機のスライドブーム、またはスライドブ
ームに取り付けられたアームの先端に、削孔装置と、さ
や管押し込み装置と、さや管ストック装置とを設け、ブ
ームシリンダを利用し、スライドブームを介して削孔装
置を削孔位置と待機位置とに直線的に移動させると同時
に、さや管押し込み装置を待機位置とさや管押し込み位
置とに直線的に移動させるように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の特開平
9−303075号に記載の技術では、単一の旋回操作
手段に、削孔装置とさや管押し込み装置とを一体に設け
ているので、これらの部材の重量が大きく、旋回操作手
段に作用する慣性力が大きくなる。その結果、削孔装置
により開けられた穴と、挿入すべきさや管の位置合わせ
に狂いが生じるおそれがあった。
【0006】また、後者の出願のものでは、削孔装置と
さや管押し込み装置とをブームシリンダを利用して移動
させるようにしているので、削孔装置とさや管押し込み
装置とを一定距離、移動させる制御信号を掘削機本体側
の制御信号から取り込み、移動させる必要がある。とこ
ろが、スライドブーム自体のほかに、削孔装置とさや管
押し込み装置とさや管ストック装置とを含む付属装置と
を一緒に削孔位置やさや管押し込み位置にスライドさせ
ることになるため、重量が大きく、スライド操作時の誤
差が大きくなるおそれがある。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、削孔装置を待機位置から
削孔位置に正確に、またさや管押し込み装置をさや管の
受け取り位置から削孔された穴へのさや管押し込み位置
に正確に移動操作でき、しかも移動操作系の簡素化を図
り得る削孔・さや管押し込み装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では掘削機のブームaの先端またはアーム5
の先端に、直線移動機構bと、旋回移動機構cと、さや
管ストック装置fとを取り付け、前記直線移動機構bに
削孔装置dを装着するとともに、この削孔装置dを、前
記直線移動機構bを介して削孔位置イと待機位置ロとに
直線移動自在に構成し、前記旋回移動機構cにさや管押
し込み装置eを装着するとともに、このさや管押し込み
装置eを、前記旋回移動機構cを介して前記さや管スト
ック装置fからさや管43を受け取り可能な待機位置ハ
と、削孔位置でありさや管押し込み位置である前記削孔
位置イとに旋回自在に構成している。
【0009】また、前記目的を達成するため、本発明で
は前記直線移動機構bの駆動源として流体圧ジャッキ1
2を用い、前記旋回移動機構cの駆動源として他の流体
圧ジャッキ23を用いている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0011】図1〜図5は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は削孔前の装置の初期状態を示す側面図、図2
は図1の平面図、図3は削孔後、さや管押し込み装置を
さや管押し込み位置に旋回させる過程を示す平面図、図
4は削孔装置の詳細を示す平面図、図5はさや管押し込
み装置の詳細をを示す縦断側面図である。
【0012】これらの図に示す実施例では、地盤gに削
孔し、その穴hにさや管43を押し込み、そのさや管4
3にダイナマイト(図示せず)を挿薬し、地盤gを爆破
するようになっている。
【0013】前記削孔作業およびさや管押し込み作業に
は、掘削機を用いる。この掘削機は、掘削機本体(図示
せず)を備えている。この掘削機本体は、例えばケーソ
ンのスラブに懸吊する型式のものでは、スラブに架設さ
れた走行レールに沿って走行する走行体と、この走行体
の下部に旋回ベアリングを介して取り付けられた旋回体
と、この旋回体の下部にブームブラケットおよびデリッ
クシリンダを介して支持されたブームaと、アーム5等
を装備している。
【0014】前記ブームaは、図1および図2に示すよ
うに、アウタブーム1と、これに嵌挿されたインナブー
ム2と、インナブーム2を伸縮操作するスライドシリン
ダ3とを有していて、スライドブームに構成されてい
る。
【0015】前記アーム5は、図1〜図4に示すよう
に、アーム反転部4を介してブームaの先端に取り付け
られている。このアーム5の先端には、脱着ブラケット
6がピン結合されており、この脱着ブラケット6の先端
には、装着ブラケット7がピン結合されている。
【0016】前記装着ブラケット7には、図1〜図4に
示すように、削孔装置用の直線移動機構bと、さや管押
し込み装置用の旋回移動機構cと、さや管ストック装置
fとが取り付けられている。
【0017】前記削孔装置用の直線移動機構bは、図1
〜図4に示すように、装着ブラケット7に固定されたガ
イドレール8と、このガイドレール8に対向させて配置
されたローラ取り付けブラケット9と、このローラ取り
付けブラケット9に取り付けられかつ前記ガイドレール
8の垂直方向のレール面と水平方向のレール面に当接さ
れた垂直ガイドローラ10および水平ガイドローラ11
と、直線移動機構bの駆動源である流体圧ジャッキ12
とを備えている。そして、この直線移動機構bは流体圧
ジャッキ12を伸縮操作すると、ガイドレール8に対し
てローラ取り付けブラケット9が水平方向に進出・後退
操作され、削孔装置dを図2に示す待機位置ロと削孔位
置イとに直線的に移動させ得るように構成されている。
【0018】前記さや管押し込み装置用の旋回移動機構
cは、図1〜図5に示すように、前記装着ブラケット7
の一側部に取り付けられた固定ブラケット20と、この
固定ブラケット20の前側寄りにピン22を介して回動
自在に取り付けられた旋回ブラケット21と、前記固定
ブラケット20と旋回ブラケット21とに、ピン24,
25を介して結合された旋回移動機構cの駆動源である
流体圧ジャッキ23とを有している。そして、この旋回
移動機構cは流体圧ジャッキ23を伸縮操作すると、旋
回ブラケット21がピン22を回転中心として、図2に
おいて時計方向または反時計方向に回転し、さや管押し
込み装置eをさや管ストック装置fからさや管43を受
け取り可能な待機位置ハと、削孔位置でありかつ削孔装
置dにより開けられた穴hへのさや管押し込み位置であ
る前記位置イとに旋回移動させ得るように構成されてい
る。
【0019】前記直線移動機構bには、図1〜図4に示
すように、削孔装置dが設けられている。
【0020】前記削孔装置dは、図1〜図4に示すよう
に、前記直線移動機構bのローラ取り付けブラケット9
の前面に一体に取り付けられたガイドシェル取り付けブ
ラケット13と、これにガイドシェル引き上げ機構14
を介して引き上げ可能に取り付けられたガイドドシェル
15と、このガイドシェル15に取り付けられたドリフ
タ16と、ガイドシェル15の接地側端部に設けられた
パッド19とを備えている。前記ドリフタ16は、回転
および軸方向に進出・後退自在に設けられたロッド17
と、このロッド17の先端に設けられたビット18とを
有していて、この実施例では地盤gの所定位置に、所定
深さの穴hを削孔し得るようになっている。
【0021】前記旋回移動機構cには、図1〜図5に示
すように、さや管押し込み装置eが設けられている。
【0022】前記さや管押し込み装置eは、図1〜図5
に示すように、前記旋回移動機構cに取り付けられたさ
や管押し込み機構26と、これの端部に取り付けられた
ハンド操作機構32と、これに装着されたハンド38と
を備えている。
【0023】前記さや管押し込み機構26は、図5に示
すように、旋回移動機構cの旋回ブラケット21に取り
付けられた外側ケース27と、この外側ケース27内に
伸縮自在に嵌挿された内側ケース28と、前記外側ケー
ス27内側ケース28とにピン30,31を介して取り
付けられた押し込み用流体圧ジャッキ29とを有して構
成されている。そして、このさや管押し込み機構26は
前記削孔装置dにより開けられた穴hへのさや管押し込
み位置で、押し込み用流体圧ジャッキ29が慎重そうさ
され、内側ケース28が伸長し、ハンド38が掴んでい
るさや管43を前記穴hに押し込むように構成されてい
る。
【0024】前記ハンド操作機構32は、図5に示すよ
うに、前記さや管押し込み機構26の内側ケース28の
端部に取り付けられた外側ケース33と、この外側ケー
ス33に、横方向に伸縮自在に嵌挿された内側ケース3
4と、前記外側ケース33と内側ケース34とにピン3
6,37を介して取り付けられたハンド操作用流体圧ジ
ャッキ35とを有している。しかして、このハンド操作
機構32はハンド操作用流体圧ジャッキ35を伸縮操作
することにより、内側ケース34が伸縮し、ハンド38
をさや管ストック装置fからさや管43を受け取るさや
管受け取り位置ニと、初期位置であるさや管受け取り可
能な待機位置ハとに移動させ得るように構成されてい
る。
【0025】前記ハンド38は、図5に示すように、前
記ハンド操作機構32の内側ケース34の端部に取り付
けられている。そして、このハンド38は前記ハンド操
作機構32によりさや管受け取り位置ニに進出操作され
たとき、さや管ストック装置fからさや管43を1本受
け取り、さや管押し込み装置eの待機位置ハに戻される
ようになっている。
【0026】前記さや管ストック装置fは、図1〜図3
に示すように、さや管ストッカ41と、さや管整列押し
出し機構(図示せず)と、さや管引き渡し部42とを有
している。
【0027】前記さや管ストッカ41は、図2に示すよ
うに、前記装着ブラケット7に固定されたストック装置
取り付けブラケット40に取り付けられている。このさ
や管ストッカ41は、多数のさや管43を垂直に立てた
状態で収容し得るように構成されている。
【0028】前記さや管整列押し出し機構は、さや管ス
トッカ41内に収容されたさや管43が倒れないように
押さえ、しかもハンド38にさや管43を1本引き渡す
ごとに、さや管引き渡し部42にさや管43を押し出す
ように構成されている。
【0029】前記さや管引き渡し部42は、図1〜図3
に示すように、さや管ストッカ41におけるさや管押し
込み装置e側に設けられ、このさや管押し込み装置eの
ハンド38との間で、垂直に立てた状態でさや管43を
1本ずつ授受し得るように構成されている。
【0030】なお、前記削孔装置用の直線移動機構b
と、さや管押し込み装置用の旋回移動機構cと、さや管
ストック装置fのさや管引き渡し部42の近傍には、可
動部材の位置センサ(図示せず)が設置されている。ま
た、これらの位置センサは操作室(図示せず)に配備さ
れた表示回路(これも図示せず)に信号線で接続されて
いる。そして、削孔装置dが待機位置ロから削孔位置イ
に到達したとき、同削孔装置dが削孔位置イから待機位
置ロに到達したとき、さや管押し込み装置eが待機位置
ハから削孔位置でありさや管の押し込み位置である前記
位置イに到達したとき、同さや管押し込み装置eが前記
位置イから待機位置ハに到達したとき、同さや管押し込
み装置eのハンド38が前記位置ハからさや管受け取り
位置ニに到達したとき、それぞれ前記表示回路に表示さ
れ、作業員はこれらの表示を監視しながら各部を順序動
作させるべく操作し得るように構成されている。
【0031】次に、前述のごとく構成したこの実施例の
削孔・さや管押し込み装置の動作を説明する。
【0032】初期状態では、さや管ストック装置fのさ
や管ストッカ41内に、多数のさや管43を垂直に立て
た状態で収容しているものとする。また、削孔装置dは
その待機位置ロで待機し、さや管押し込み装置eはさや
管43を掴んでいない状態で、待機位置ハで待機してい
るものとする。
【0033】前記初期状態から、まず直線移動機構bを
作動させ、削孔装置dを待機位置ロから削孔位置イに移
動させ、その位置イにセットする。
【0034】ついで、ブームaを介してアーム5を地盤
g方向に傾動させ、削孔装置dをガイドシェル15の端
部に設けられたパッド35を介して接地させる。
【0035】ここで、削孔装置dのドリフタ16により
ロッド17に回転と推進力とを与え、このロッド17に
設けられたビット18により地盤gに穴hを削孔する。
【0036】この削孔中に図2に示すごとく、さや管押
し込み装置eのハンド操作機構32を作動させ、ハンド
38をさや管ストック装置fのさや管引き渡し部42か
らのさや管受け取り位置ニに移動させ、この位置ニでさ
や管引き渡し部42からさや管43を1本、垂直に立て
た状態で受け取る。そのさや管43をハンド38で掴ん
だ後、前記ハンド操作機構32によりハンド38をさや
管押し込み装置eの待機位置ハに戻す。
【0037】前記さや管ストック装置fでは、ハンド3
8にさや管43を引き渡すと同時に、さや管ストッカ4
1内のさや管43をさや管整列押し出し機構によりさや
管引き渡し部42の方向に押し出し、さや管43を再び
ハンド38に引き渡し得るように配置する。
【0038】前記削孔装置dにより、所定位置に所定深
さの穴hを削孔した後、ドリフタ16によりロッド17
の回転を停止させ、かつそのロッド17を引き上げ、ロ
ッド17とビット18を穴hから引く抜く。また、ガイ
ドシェル引き上げ機構14により、図1に示すように、
ガイドシェル15とその付属の部材とを引き上げる。
【0039】ついで、削孔装置用の直線移動機構bを戻
し側に作動させ、削孔装置dを削孔位置イから待機位置
ロに戻す。
【0040】次に、さや管押し込み装置用の旋回移動機
構cを作動させ、さや管43を掴んで待機位置ハで待機
しているさや管押し込み装置eを、その待機位置ハから
削孔位置でありさや管押し込み位置である位置イに旋回
させ、その位置イにセットする。
【0041】そして、前記位置イでさや管押し込み機構
26を作動させ、前記削孔装置dにより開けられた穴h
に、ハンド38で掴んでいるさや管43を所定深さまで
押し込む。
【0042】前述のごとく、さや管43を穴hに所定深
さまで押し込んだ後、ハンド38を開き、押し込んださ
や管43を放す。ついで、さや管押し込み機構26を引
き上げ側に作動させ、ハンド操作機構32とハンド38
とを一緒に所定位置まで引き上げる。
【0043】そして、旋回移動機構cを戻し側に作動さ
せ、さや管押し込み装置eを前記位置イから待機位置ハ
に旋回させ、この位置ハに戻す。
【0044】以上がこの実施例の削孔・さや管押し込み
装置の動作の1サイクルであるが、これらの順序動作
を、削孔装置用の直線移動機構bと、さや管押し込み装
置用の旋回移動機構cや、さや管ストック装置fのさや
管引き渡し部42の近傍に設置された位置センサにより
検出されかつ表示回路に表示された可動部の位置を作業
員が監視しながら操作して行う。
【0045】しかして、これら一連の順序動作を繰り返
して行うことにより、図1から分かるように、地盤gに
次々に穴hを開け、その穴hに次々にさや管43を押し
込んで行くことができる。
【0046】また、この実施例では直線移動機構bによ
り削孔装置dを削孔位置イと待機位置ロとに直線的に移
動させ、旋回移動機構cによりさや管押し込み装置eを
削孔位置でありさや管押し込み位置である位置イと、待
機位置ハとに旋回移動させるようにしており、削孔装置
dとさや管押し込み装置eの移動を、直線移動機構bと
旋回移動機構cとに分担させているので、負担重量が小
さく、したがって慣性力も小さいため、簡素な機構によ
り、削孔装置dを削孔位置イに正確に、またさや管押し
込み装置eを削孔装置dにより開けられた穴hの位置に
正確に移動させることができる。
【0047】さらに、この実施例では直線移動機構bの
駆動源として流体圧ジャッキ12を用い、旋回移動機構
cの駆動源として他の流体圧ジャッキ23を用いている
ので、これら直線移動機構bおよび旋回移動機構c共、
構造の簡素化を図り得る外、小型で市販の流体圧ジャッ
キを使用し、設備費を軽減することもできる。
【0048】さらには、前記掘削機をケーソンにおける
スラブに懸吊し、その掘削機のブームまたはアームの先
端に前述のさや管押し込み装置を取り付け、各可動部を
ケーソンの外部に設置された操作室より遠隔操作し、ケ
ーソンの作業室の底部の地山に自動的に削孔し、その穴
にさや管を押し込むように構成することによって、圧気
下での苦渋作業から作業員を解放することができる。
【0049】なお、図面に示す実施例では、直線移動機
構bと、旋回移動機構cと、削孔装置dと、さや管押し
込み装置eと、さや管ストック装置fとを、脱着ブラケ
ット6および装着ブラケット7を介してアーム5の先端
に設けているが、ブームaの先端に設けてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では直線移
動機構bにより削孔装置dを削孔位置イと待機位置ロと
に直線的に移動させ、旋回移動機構cによりさや管押し
込み装置eを削孔位置でありさや管押し込み位置である
位置イと、待機位置ハとに旋回移動させるようにしてお
り、削孔装置dとさや管押し込み装置eの移動を、直線
移動機構bと旋回移動機構cとに分担させているので、
負担重量が小さく、したがって慣性力も小さいため、簡
素な機構により、削孔装置dを削孔位置イに正確に、ま
たさや管押し込み装置eを削孔装置dにより開けられた
穴hの位置に正確に移動させ得る効果がある。
【0051】また、本発明では直線移動機構bの駆動源
として流体圧ジャッキ12を、旋回移動機構cの駆動源
として他の流体圧ジャッキ23を用いているので、これ
ら直線移動機構bおよび旋回移動機構c共、構造の簡素
化を図り得る効果を有する外、小型で市販の流体圧ジャ
ッキを使用し、設備費を軽減し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、削孔前の装置
の初期状態を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】削孔後、さや管押し込み装置をさや管押し込み
位置に旋回させる過程を示す平面図である。
【図4】削孔装置の詳細を示す平面図である。
【図5】さや管押し込み装置の詳細をを示す縦断側面図
である。
【符号の説明】 a 掘削機のブーム 5 掘削機のアーム b 削孔装置用の直線移動機構 8 ガイドレール 9 ローラ取り付けブラケット 10 垂直ガイドローラ 11 水平ガイドローラ 12 直線移動機構の駆動源である流体圧ジャッキ d 削孔装置 15 削孔装置のガイドシェル 16 削孔装置のドリフタ 17 削孔装置のロッド 18 削孔装置のビット c さや管押し込み装置用の旋回移動機構 20 固定ブラケット 21 旋回ブラケット 22 ピン(回転中心) 23 旋回移動機構の駆動源である流体圧ジャッキ e さや管押し込み装置 26 さや管押し込み機構 27 外側ケース 28 内側ケース 29 押し込み用流体圧ジャッキ 32 ハンド操作機構 33 外側ケース 34 内側ケース 35 ハンド操作用流体圧ジャッキ 38 ハンド f さや管ストック装置 41 さや管ストッカ 42 さや管引き渡し部 43 さや管 h 削孔された穴 イ 削孔位置 ロ 削孔装置の待機位置 ハ さや管押し出し装置の待機位置 ニ さや管受け取り位置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削機のブームaの先端またはアーム5
    の先端に、直線移動機構bと、旋回移動機構cと、さや
    管ストック装置fとを取り付け、 前記直線移動機構bに削孔装置dを装着するとともに、
    この削孔装置dを、前記直線移動機構bを介して削孔位
    置イと待機位置ロとに直線移動自在に構成し、前記旋回
    移動機構cにさや管押し込み装置eを装着するととも
    に、このさや管押し込み装置eを、前記旋回移動機構c
    を介して前記さや管ストック装置fからさや管43を受
    け取り可能な待機位置ハと、削孔位置でありさや管押し
    込み位置である前記削孔位置イとに旋回自在に構成し
    た、 ことを特徴とする削孔・さや管押し込み装置。
  2. 【請求項2】 前記直線移動機構bの駆動源として流体
    圧ジャッキ12を用い、前記旋回移動機構cの駆動源と
    して他の流体圧ジャッキ23を用いたことを特徴とする
    請求項1記載の削孔・さや管押し込み装置。
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