JP2965621B2 - 7―オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン誘導体 - Google Patents

7―オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン誘導体

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JP2965621B2
JP2965621B2 JP2129468A JP12946890A JP2965621B2 JP 2965621 B2 JP2965621 B2 JP 2965621B2 JP 2129468 A JP2129468 A JP 2129468A JP 12946890 A JP12946890 A JP 12946890A JP 2965621 B2 JP2965621 B2 JP 2965621B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタ
ン誘導体に関し、さらに詳しくは、血小板活性化因子
(PAF)に対して極めて優れた拮抗作用を有する下記式 式中、 R1は炭素数10〜24のアルキル基を表わし; mは0又は1を表わし; R2、R3及びR4のうちの1つは式 で示される基を表わし且つ残りの2つは水素原子であ
り、ここで R5は水素原子、低級アルキル基、アリール基又はアラル
キル基を表わし; Aはメチレン基を表わし且つB+は置換されたアンモニオ
基を表わすか、或いはAとB+とは一緒になつて、4級窒
素原子に隣接する炭素原子において上記式中のCH2に結
合する4級窒素含有複素環式基を表わし、 Y-はアニオンを表わし、 nは0又は1を表わす、 で示される7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン誘導
体に関する。
PAFは下記式 式中は15又は17である、 で示される生体物質であり、強い血小板凝集作用、降圧
作用、気管支収縮作用、好中球活性化作用等を示し、血
栓症、喘息、炎症、エンドトキシンシヨツク等の種々の
病態に関与する因子の1種であると考えられている。従
つて、PAF拮抗作用を有する化合物はPAFが関与する疾患
の予防ないし措置のための薬剤としての用途が期待され
る。
従来、PAF拮抗作用を有する化合物がいくつか提案さ
れており(例えば、特開昭56−120690号、特開昭58−35
116号、特開昭60−243047号公報等参照)、そのうち、
特開昭56−120690号公報に開示されている下記式 で示されるグリセロホスホリルコリン誘導体(CV−398
8)は現在臨床試験に付されている。
また、本発明者らは、PAF構造をベースにその拮抗物
質について鋭意研究を行なつた結果、下記式 式中、R1は炭素数10〜24のアルキル基を表わし、A′
は4級化された窒素を有する異項環基或いは式 の基(式中R2′、R3′及びR4′は低級アルキル基であ
る)を表わし、点線は二重結合がその位置に存在してい
てもよいことを示す、 で示される7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン(又
はヘプテン)誘導体が優れたPAF拮抗作用を有すること
を見出し先に提案した[特開昭63−288867号明細書、日
本薬学会第109年会演題番号4D 11−3(1989年4月4日
発表)及び第31回天然有機化合物討論会講演要旨集第60
〜65頁参照]。
本発明者らは、上記式(C)に示される化合物よりも
さらに優れたPAF拮抗作用をもつ化合物についてさらに
研究を進めた結果、今回、前記式(I)で示される7−
オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン誘導体が、現在治験
中の上記式(B)で示されるCV−3988と呼ばれている化
合物よりも強力なPAF拮抗作用を有することを見い出し
本発明を完成するに至つたものである。
本明細書において「アルキル基」は直鎖状及び分岐鎖
状のいずれであつてもよく、例えば、メチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、デシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペ
ンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシ
ル、ノナデシル、エイコシル、ドコシル基等が挙げられ
る。
なお、「低級」なる語は、この語で限定された基又は
化合物の炭素数が6個以下、好ましくは4個以下である
ことを意味する。
「アリール基」は単核又は多核のいずれのタイプのも
のであつてもよく、例えば、フエニル、ナフチル基等が
包含され、これらの基はさらに、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基、低級アルコキシ基等から選ばれる1〜3個の
置換基で置換されていてもよい。
また、「アラルキル基」はアルキル部分及びアリール
部分がそれぞれ上記の意味を有するアリール−低級アル
キル基であり、例えばベンジル、o−メトキシベンジ
ル、フエネチル基等が挙げられる。
前記式(I)においてB+によつて表わされる置換され
たアンモニオ基には、下記式 式中、R101、R102及びR103はそれぞれ低級アルキル基
(例えばメチル、エチル基等)、アラルキル基(例えば
ベンジル基等)を表わすか、或いはR101、R102及びR103
のうちのいずれか2つ又は3つが一緒になつて、これら
が結合している窒素原子と共に複素環式基を表わす、 で示される基が包含される。ここで「複素環式基」は該
窒素原子以外に、さらにN.O.S等のヘテロ原子を少なく
とも1個含んでいてもよい5〜6員の飽和又は不飽和の
適宜置換されていてもよい複素環式基であることがで
き、複素環上の置換基としては、例えば、メチル、エチ
ル、プロピル基等の低級アルキル基;ベンジル、フエネ
チル基等のアラルキル基;メトキシカルボニルメチル、
エトキシカルボニルメチル基等の低級アルコキシカルボ
ニル低級アルキル基;ジメチルアミノ、ジエチルアミノ
等のジ低級アルキルアミノ基;塩素、臭素等のハロゲン
原子等が挙げられる。
なお、「R101、R102及びR103の3つが一緒になつて、
これらが結合している窒素原子と共に複素環式基を表わ
す」場合の置換されたアンモニオ基には、下記式 式中、環aは4級窒素原子以外にさらにN、O、S等の
ヘテロ原子を1個含んでいてもよい5〜6員の複素環式
基を表わし、 Q1は該複素環の一部を構成する炭素又はヘテロ原子を表
わす、 で示される基が包含される。
しかして、上記式(III)で示される置換されたアン
モニオ基の具体例としては、トリメチルアンモニオ、エ
チルジメチルアンモニオ、ジイソプロピルエチルアンモ
ニオ、ベンジルジメチルアンモニオ、トリエチルアンモ
ニオ、1−メチルピロリジニオ−1−イル、1−エチル
ピロリジニオ−1−イル、1−メチルピペリジニオ−1
−イル、1−エチルピペリジニオ−1−イル、1−メチ
ルピペラジニオ−1−イル、4−メチルモルホリニオ−
4−イル、1−メチルイミダゾリオ−1−イル、ピリジ
ニオ−1−イル、チアゾリオ−3−イル、ピリミジニオ
−1−イル、オキサゾリオ−3−イル、キノリニオ−1
−イル、イソキノリニオ−2−イル、3−エトキシカル
ボニルメチルピリジニオ−1−イル、4−ジメチルアミ
ノピリジニオ−1−イル基等が挙げられる。
また、AとB+とが一緒になつて表わすことができる4
級窒素原子に隣接する炭素原子において前記式(II)中
のCH2に結合する4級窒素含有複素環式基は、下記式 式中、環bは4級窒素原子以外にさらにN、O、S等の
ヘテロ原子を1個含んでいてもよい5〜6員の不飽和の
適宜置換されていてもよい4級窒素含有複素環式基を表
わし、 Q2は該複素環の一部を構成する炭素又はヘテロ原子を表
わし、 R104は低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル低級
アルキル基を表わし、 点線は追加の二重結合を表わす、 で示される基が包含され、その具体例としては、1−メ
チルピリジニオ−2−イル、1−エチルピリジニオ−2
−イル、1−ブチルピリジニオ−2−イル、1−エトキ
シカルボニルメチルピリジニオ−2−イル、3−メチル
オキサゾリオ−2−イル、3−メチルチアゾリオ−2−
イル、3−エチルチアゾリオ−2−イル、3−プロピル
チアゾリオ−2−イル、3−メチルチアゾリオ−4−イ
ル、3−エチルチアゾリオ−4−イル、1−メチルキノ
リニオ−2−イル、2−メチルイソキノリニオ−1−イ
ル、2−エチルイソキノリニオ−3−イル基等が挙げら
れる。
一方、「アニオン」は有機アンモニウム塩を構成する
陰イオンであることができ、例えば、塩素イオン、臭素
イオン、ヨウ素イオン等のハロゲンイオン;硫酸イオ
ン、硝酸イオン、リン酸イオン等の無機酸イオン;酢酸
イオン等の有機酸イオン等が挙げられる。
さらに、本発明の化合物は各種の立体配置を有するこ
とができる。例えば、前記式(I)において2位に結合
する置換基−(CH2mOCONH−R1は7−オキサビシクロ
環に対してエンド又はエキソの立体配置をとることがで
き、また、3、5又は6位に結合する置換基 も7−オキサビシクロ環に対してエンド又はエキソの立
体配置をとることができる。さらに、本発明の化合物に
は光学活性体も包含される。
前記式(I)において好適な群の化合物には、R1が炭
素数14〜20のアルキル基、さらに好ましくは炭素数16〜
18のアルキル基を表わし、R5が低級アルキル基又はアリ
ール基を表わし、AとB+とは一緒になつて4級窒素原子
に隣接する炭素原子において前記式(II)のCH2に結合
する4級窒素含有5〜6員複素環式基を表わし、Y-はハ
ロゲン原子、さらに好ましくは塩素原子を表わす場合の
化合物が挙げられる。
本発明の式(I)の化合物の具体例を示せば次のとお
りである。
なお、下記一般式(I′)において置換基 はビシクロヘプタン環の3−、5−又は6−位のいずれ
かの位置に置換している。
本発明に従えば、前記式(I)の化合物は、例えば、
下記反応式Aに要約する方法に従つて製造することがで
きる。
上記各式中、R1、R2、R3、R4、R5、A、B、m及びnは
前記の意味を有し、置換基HO(CH2−、 及び はビシクロヘプタン環の3−、5−又は6−位のいずれ
かの位置に置換している。
上記反応式Aにおいて、先ず、式(V)の化合物をク
ロロ炭酸フエニルで処理し、次いで生成するカーボネー
トを式(VI)のアミンと反応させることにより、式(VI
I)の化合物に変えることができる。
式(V)の化合物のクロロ炭酸フエニルによる処理
は、通常、不活性溶媒、例えばジクロロメタン、クロロ
ホルム、ベンゼン、トルエン、ジエチルエーテル等の中
で、ピリジン、ジイソプロピルエチルアミン、トリエチ
ルアミン、ジメチルアニリン等の塩基の存在下に、一般
に0゜〜100℃の反応温度、好ましくは0℃乃至室温で
行なうことができる。式(V)の化合物に対するクロロ
炭酸フエニルの使用量は、一般には、式(V)の化合物
1モル当りクロロ炭酸フエニルを少なくとも1モル、好
ましくは1.1〜1.5モルの割合で使用するのが有利であ
る。また塩基の使用割合は、式(V)の化合物1モル当
り、通常、塩基を1.2〜2モル使用するのが適当であ
る。
これによりカーボネートが生成するが、この化合物は
通常精製することなく式(VI)のアミンと反応せしめら
れる。
カーボネートと式(VI)のアミンとの反応は、一般に
溶媒の不在下に又は適当な不活性溶媒例えばベンゼン、
トルエン、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等の中で、通常0゜〜150℃、好
ましくは70℃乃至反応混合物の還流温度の温度で行なう
ことができる。
上記反応における式(VI)のアミンの使用量は厳密に
制限されないが、一般に前記式(V)の化合物1モル当
り式(VI)のアミンを1〜1.5モルの割合で使用するの
が有利である。
かくして式(VII)の化合物が生成し、この化合物は
次いでアシル化することにより式(VIII)の化合物に変
えることができる。
式(VII)の化合物のアシル化は、例えば式(VII)の
化合物に式R5COOH(式中、R5は前記の意味を有する)で
示されるカルボン酸の反応性誘導体(例えば酸無水物、
酸ハライド等)を反応させることにより行なうことがで
きる。
反応は、一般に塩基、例えばピリジン、ジイソプロピ
ルエチルアミン、トリエチルアミン等を溶媒として、ま
たは不活性溶媒、例えばベンゼン、トルエン、クロロホ
ルム、テトラヒドロフラン等の中で上記した如き塩基の
共存下に行なうことができる。反応温度は、一般に0℃
乃至反応混合物の還流温度、好ましくは室温乃至反応混
合物の還流温度が有利である。式(VII)の化合物に対
する式R5COOHのカルボン酸の反応性誘導体の使用量は厳
密に制限されないが、一般に式(VII)の化合物1モル
当り1.1〜10モルの割合で用いるのが適当である。
かくして得られる式(VIII)化合物は、次いで、4級
化することにより、本発明の目的とする前記式(I)の
化合物に変えることができる。
式(VIII)の化合物の4級化は、例えば、式(VIII)
の化合物を低級アルキルハライド、好ましくは低級アル
キルヨージドと反応させることにより行なうことができ
る。
反応は、通常溶媒の不在下に又は適当な不活性溶媒、
例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジクロ
ルメタン、クロロホルム、ベンゼン、トルエン等の中で
約0゜〜約150℃の反応温度、好ましくは室温乃至反応
混合物の還流温度で行なうことができる。式(VIII)の
化合物に対する低級アルキルハライドの使用量は、一般
に式(VIII)の化合物1モル当り低級アルキルハライド
を少なくとも1モル、通常は大過剰量用いるのが有利で
ある。
かくして、本発明の前記式(I)の化合物が得られる
が、式(I)の化合物において記号Y-で示されるアニオ
ンは、式(I)の化合物を更にアニオン型イオン交換樹
脂を充填したカラムで処理することにより、他のアニオ
ンに変えることもできる。
以上に述べた方法により生成する前記式(I)の化合
物は、再結晶、カラムクロマトグラフイー、薄層クロマ
トグラフイー等の方法により反応混合物から単離、精製
することができる。
上記反応式Aにおいて出発原料として用いる前記式
(V)の化合物は、従来の文献に未載の新規な化合物で
あり、例えば下記反応式B〜Dに要約するいずれかの方
法に従つて製造することができる。
[1] 式(I)において、R2が水素原子であり、且つ
mとnとが同時に1でない場合: 上記各式中、Tはt−ブチルジメチルシリル基を表わ
し、 はm又はnを表わし、m1とn1はそれぞれ0又は1を表
わすが同時に1ではなく、 Acはアセチル基を表わし、R1は前記の意味を有し、置換
基HO−、O=、T−O(CH2)−、AcO−及びHO(C
H2)n1−はビシクロヘプタン環の5−又は6−位のいず
れかの位置に置換している。
[2] 式(I)において、R2が水素原子であり、且つ
mとnが同時に1を表わす場合: 上記各式中,R1及びTは前記の意味を有し、置換基O
=、H2O=、HOCH2−,T−OCH2−及びHOCH2−はビシクロ
ヘプタン環の5−又は6−位のいずれかの位置に置換し
ている。
[3] 式(I)において、R3及びR4が共に水素原子を
表わす場合: 上記各式中、m、n、R1及びTは前記の意味を有する。
なお、上記反応式B〜Dにおける各反応の反応条件等
の詳細については、後記実施例を参照されたい。
以上に説明した本発明の式(I)で表わされる化合物
は、優れたPAF拮抗作用を有しており、血小板凝集阻害
剤、抗喘息剤、抗アレルギー剤、抗炎症剤等として有用
である。
本発明の式(I)で表わされる化合物の薬理試験の一
例を下記に示す。
(I)血小板活性化抑制作用 雌性ウサギよりクエン酸採血を行なう。次いで、22℃
において1500rpmで10分間遠心分離することにより多血
小板血漿(PRP:platelet rich plasma)を得、14C−5HT
で室温30分間ラベルする。PRPを22℃,3000rpmで遠心
し、上清を捨て、血小板をトリス・タイロード液(C
a++、Mg++、free)で5×108cells/mlに調整する。溶液
100μに試験化合物(トリス・タイロード液Ca++、20m
M、Mg++、10mM、0.25%牛血清アルブミンに溶解したも
の)10μを加え、2分後にPRF(試験化合物と同じ緩
衝液)1×10-8M10μを加える。更に2分後1.5Mホル
マリン10μを用いて反応を止め、1000rpm1分間遠心し
た上清のカウントを測定する。
PAFによるウサギ血小板活性化に対する抑制試験の結
果を下記表1に示す。
なお、抑制作用はPAF拮抗剤として公知のCV−3988
[前記式(B)の化合物]の活性を1としたときの比活
性で表わす。
かくして、本発明の式(I)の化合物は、PAFが関与
する疾患の処置又は予防のために、人間その他の温血動
物に対し、経口投与、非経口投与(例えば筋注、静注、
皮下投与、直腸投与など)又は局所投与することができ
る。
本発明の化合物は、薬剤として用いる場合、経口投
与、非経口投与又は局所投与に適した種々の形態に製剤
することができる。例えば、本発明の化合物は、この種
薬剤に通常使用される無毒性の賦形剤、結合剤、滑沢
剤、崩壊剤、防腐剤、等張化剤、安定化剤、分散剤、酸
化防止剤、着色剤、香味剤、緩衝剤等の添加物を使用し
て製剤することができる。
かかる薬剤は、その用途に応じて、固体形態(例えば
錠剤、硬カプセル剤、軟カプセル剤、顆粒剤、散剤、細
粒剤、丸剤、トローチ錠など)、半固体形態(例えば坐
剤、軟膏など)及び液体形態(注射剤、乳剤、懸濁液、
ローシヨン、スプレーなど)のいずれかの製剤形態に調
製することができる。しかして、使用し得る無毒性の上
記添加物としては、例えばでん粉、ゼラチン、ブドウ
糖、乳糖、果糖、マルトース、炭酸マグネシウム、タル
ク、ステアリン酸マグネシウム、メチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロースまたはその塩、アラビアゴ
ム、ポリエチレングリコール、p−ヒドロキシ安息香酸
アルキルエステル、シロツプ、エタノール、プロピレン
グリコール、ワセリン、カーボワツクス、グリセリン、
塩化ナトリウム、亜硫酸ソーダ、リン酸ナトリウム、ク
エン酸等が挙げられる。該薬剤はまた、治療学的に有用
な他の薬剤を含有することもできる。
該薬剤中における本発明の化合物の含有量はその剤形
に応じて異なるが、一般に固体及び半固体形態の場合に
は1〜100重量%の濃度で、そして液体形態の場合には
0.1〜10重量%の濃度で該活性化合物を含有しているこ
とが望ましい。
本発明の化合物の投与量は、対象とする人間をはじめ
とする温血動物の種類、投与経路、症状の軽重、医者の
診断等により広範に変えることができるが、一般に1日
当り、0.02〜20mg/kg程度とすることができる。しか
し、上記の如く患者の症状の軽重、医者の診断に応じ
て、上記範囲の下限よりも少ない量又は上限よりも多い
量の投与することはもちろん可能である。上記投与量は
1日1回又は数回に分けて投与することができる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明す
る。
実施例1 (a)アルゴン雰囲気中、2−エンド−ヒドロキシ−7
−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン2.34gの乾
燥ジメチルホルムアミド30ml溶液にイミダゾール2.84g
及びt−ブチルジメチルシリルクロライド4.722gを加
え、2時間撹拌する。これをエーテルにて抽出し、水洗
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を留去する。残渣
をカラムクロマトグラフイー(ヘキサン:酢酸エチル=
10:1)にて、精製し、無色油状の2−エンド−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ−7−オキサビシクロ[2.2.
1]ヘプト−5−エン4.362gを得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.045(s,3
H)、0.052(s,3H)、0.851(s,9H)、0.949(dd,J=1
1.36,2.20Hz,1H)、2.152(ddd,J=11.36,7.69,4.76Hz,
1H)、4.409(ddd,J=7.69,4.39,2.20Hz,1H)、4.772
(dd,J=4.39,1.46Hz,1H)、4.899(dd,J=4.76,1.47H
z,1H)、6.278(dd,J=5.86,1.47Hz,1H)、6.502(dd,J
=5.861.83Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):2999、2954、2929、2895、285
7、2362、1257、1176、1156、1096、1028 (b)アルゴン雰囲気中、(a)工程で合成したオレフ
ィン体4.20gの乾燥テトラヒドロフラン40ml溶液に、1.2
8Mボラン−テトラヒドロフラン溶液5.3mlを15℃にて滴
下し、1時間撹拌後、水1.7ml、3M−水酸化ナトリウム
溶液2.27mlおよび30%過酸化水素水2.27mlを加え、30分
撹拌した。これをエーテルにて抽出し、水洗、無水硫酸
ナトリウムにて乾燥し、溶媒留去して得られる残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフイー(ヘキサン:酢酸エ
チル=2:1)にて精製し、無色プリズム晶の2−エキソ
−ヒドロキシ−5−エンド−t−ブチルジメチルシリル
オキシ−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン(
1.308g、及び無色油状の2−エキソ−ヒドロキシ−6−
エンド−t−ブチルジメチルシリルオキシ−7−オキサ
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エキソ−オール(
2.136gを得た。
)NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.22(s,
3H)、0.033(s,3H)、0.871(s,9H)、0.887(dd,J=1
2.82,3.36Hz,1H)、1.402(dddd,J=13.19、5.13,3.36H
z,1H)、1.837(d,J=8.80,1H)、2.074(ddd,J=12.8
2,9.89,6.60Hz,1H)、2.680(dd,J=13.19,6.59Hz,1
H)、3.957(t,J=6.69,1H)、4.138(dddd,J=9.89,5.
13,3.36,1.10Hz,1H)、4.276(d,J=6.23,1H)、4.316
(dd,J=5.13,5.13,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3404、2953、2855、1254、118
9、1108、1088、894、850、835、773 ()NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.043
(s,3H)、0.058(s,3H)、0.882(s,9H)、1.147(dd,
J=13.19,2.20Hz,1H)、1.629(m,1H)、1.732(d,J=
9.53Hz,1H)、2.006(m,1H)、2.142(dd,J=13.19,6.9
6Hz,1H)、4.234(m,1H)、4.247(s,1H)、4.547(t,J
=5.13Hz,1H)、4.588(m,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3421、2953、2929、2857、146
3、1362、1251、1172、1102、1001、838、777 (c)アルゴン雰囲気中、ピリジン776.7mgの乾燥ジク
ロロメタン20ml溶液に、氷冷下無水クロム酸を加え、30
分後、(b)工程で合成したアルコール体()200mg
を滴下し、室温にて5時間撹拌した。反応液をエーテル
にて希釈しこれをフロリジル過した後、溶媒留去して
得られる無色油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イー(ヘキサン:酢酸エチル=6:1)にて精製し、無色
油状の5−エンド−t−ブチルジメチルシリルオキシ−
7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン186.1mg
を得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.058(s,3
H)、0.062(s,3H)、0.869(s,9H)、1.392(dd,J=1
3.55,2.93Hz,1H)、2.344(dddd,J=13.55,6.59,2.93,
1.00Hz,1H)、2.378(ddd,J=17.20,5.50,1.00,1H)、
2.738(d,J=17.20,1H)、4.256(td,J=6.59,1.00Hz,1
H) IR(νmax,KBr,cm-1):2957、2857、1760、1261、117
3、1113、1058、1006、866、839、777 (d)アルゴン雰囲気中(c)工程で合成したケトン体
186mgのメタノール15ml溶液に氷冷下、水素化ホウ素ナ
トリウム30mgを加え1時間撹拌後、減圧下溶媒留去し、
粗アルコールを得た。これをジクロロメタンにて抽出、
水洗後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、得られる油状
物をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(ヘキサン:
酢酸エチル=3:1)にて精製し、無色油状の2−エンド
−ヒドロキシ−5−エンド−t−ブチルジメチルシリル
オキシ−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン161.0mg
を得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.086(s,6
H)、0.905(s,9H)、1.645(dd,J=13.19,2.56Hz,1
H)、1.713(m,1H)、1.914(dd,J=12.46,5.49Hz,1
H)、2.071(m,1H)、2.398(m,1H)、2.422(d,J=6.9
6Hz,1H)、3.756(dd,J=10.99,8.42,1H)、3.867(dd,
J=10.99,4.39,1H)、4.314(m,1H)、4.426(m,2H) IR(νmax,KBr,cm-1):3446、2985、2953、2896、285
7、1472、1463、1199、1177、1133、1098、999、892 (e)アルゴン雰囲気中、(d)工程で合成したアルコ
ール体161mgの乾燥ジクロロメタン20ml溶液に、氷冷
下、ピリジン156.3mg、クロロ炭酸フエニル154.7mgを加
え2時間撹拌する。反応液を2%炭酸水素ナトリウムで
洗浄後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を
留去した。得られたカーボネートを精製することなく、
オクタデシルアミン330mgを加え、アルゴン雰囲気中90
℃にて2時間撹拌した。冷後、ジクロロメタンにて抽出
し、水洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒留去して
得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー
(ヘキサン:酢酸エチル=6:1)にて精製し、無色粉末
の5−エンド−t−ブチルジメチルシリルオキシ−2−
エンド−(オクタデシルカルバモイル)オキシ−7−オ
キサビシクロ[2.2.1]ヘプタン321.5mgを得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.034(s,3
H)、0.058(s,3H)、0.879(t,J=6.96,3H)、0.891
(s,9H)、1.252(s,30H)、1.364(dd,J=11.36,3.30H
z,1H)、1.471(m,2H)、1.590(m,1H)、2.295(m,1
H)、2.376(m,1H)、3.044(td,J=19.01,5.80,1H)、
3.228(td,J=1.901,5.80Hz,1H)、4.429(t,J=5.329H
z,1H)、4.508(t,J=5.29Hz,1H)、4.564(m,1H)、5.
042(m,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3333、2921、2850、1690、154
3、1256、1198、1131、1082、1007、895、838 (f)アルゴン雰囲気中、(e)工程で合成したシリル
エーテル体172mgのテトラヒドロフラン5ml溶液に1M−テ
トラブチルアンモニウムフルオライド溶液0.4mlを滴下
し室温にて2時間撹拌した。減圧下、溶媒を留去しシリ
カゲルカラムクロマトグラフイー(クロロホルム/メタ
ノール=30:1)にて精製し、無色粉末の5−エンド−ヒ
ドロキシ−2−エンド−(オクタデシルカルバモイル)
オキシ−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン109.6mg
を得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.881(t,J=6.
59Hz,3H)、1.106(dd,J=13.19,3.67Hz,1H)、1.253
(s,30H)、1.472(m,2H)、1.644(m,1H)、2.196(dd
d,J=13.19,9.89,6.59Hz,1H)、2.710(dd,J=13.55,7.
35Hz,1H)、3.154(q,J=6.97,2H)、4.307(ddd,J=9.
89,6.50,3.67Hz,1H)、4.459(m,2H)、4.708(br m,1
H) IR(νmax,KBr,cm-1):3424、3318、2916、2849、168
6、1541、1469、1256、1200、1063 (g)アルゴン雰囲気中、(f)工程で合成したアルコ
ール体100mgの乾燥ジクロロメタン10ml溶液に、氷冷
下、ピリジン37.1mg、クロロ炭酸フエニル44.2mgを加え
30分撹拌した。反応液を2%炭酸水素ナトリウム溶液で
洗浄後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を
減圧下留去した。得られたカーボネートを精製すること
なく、2−アミノメチルピリジン100mgを加えアルゴン
雰囲気中90℃にて1時間加熱し、冷後、ジクロロメタン
に溶解し、5%水酸化ナトリウム、水、飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた固体を
シリカゲルカラムクロマトグラフイー(クロロホルム/
メタノール=30:1)にて精製し、無色粉末の5−エンド
−[N−(2−ピリジルメチル)カルバモイル]オキシ
−2−エンド−(オクタデシルカルバモイル)オキシ−
7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン132mgを得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.879(t,J=6.
96Hz,3H)、1.251(s,30H)、1.496(m,2H)、1.872
(m,2H)、2.132(m,2H)、3.164(q,J=6.23Hz,2H)、
4.496(d,J=5.13Hz,2H)、4.631(t,J=5.12Hz,2H)、
4.771(br,s,1H)、4.976(m,2H)、5.899(br,s,1
H)、7.222(br,t,J=6.96Hz,1H)、7.274(br,b,J=6.
96Hz)、7.686(td,J=6.95,1.10,1H)、8.553(br,d,J
=4.03,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3362、2918、2849、1700、165
4、1594、1540、1466、1437、1255、1146、1051、994、
833、757、720 (h)アルゴン雰囲気中(g)工程で合成した化合物10
0mgの乾燥ピリジン2mlの溶液に、無水酢酸0.3mlを加え
3日間加熱還流した。減圧下、溶媒を留去した後、クロ
ロホルムを加え、5%炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄
後、有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧濃縮
した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイー(酢酸エチル:ヘキサン=2:1)にて精製し、
無色粉末の5−エンド−[N−アセチル−N−(2−ピ
リジルメチル)カルバモイル]オキシ−2−エンド−
(オクタデシルカルバモイル)オキシ−7−オキサビシ
クロ[2.2.1]ヘプタン99.1mgを得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.879(t,J=6.
96Hz,3H)、1.205(m,1H)、1.252(s,30H)、1.545
(m,2H)、1.557(m,1H)、2.228(ddd,J=13.56,9.80,
5.50Hz,1H)、2.420(dd,J=13.56,7.33,1H)、2.613
(s,3H)、3.138(q,J=6.23Hz,2H)、4.397(d,J=6.9
6Hz,1H)、4.652(m,1H)、4.804(m,1H)、4.862(dd,
J=7.33,2.23Hz,1H)、5.050(d,J=16.12Hz,1H)、5.0
98(d,J=16.12Hz,1H)、7.138(m,2H)、7.614(td,J
=7.69,1.83Hz,1H)、8.505(dd,J=5.13,1.83Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3356、2923、2852、1739、143
6、1374、1343、1209 (i)アルゴン雰囲気中(h)工程で合成した化合物9
5.2mgにヨウ化エタン1mlを加え、遮光し3日間加熱還流
した。冷後、反応液を濃縮乾固し得られたイオダイドを
75%メタノール2mlに溶かし、IRA−410[C1-型]5mlの
カラムをゆっくり通過させ少量の75%メタノールにて洗
い通過後、洗液を合わせて減圧下に濃縮乾固し、粗クロ
ライドを得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イー(クロロホルム:メタノール:水=65:25:4)にて
精製し、無色粉末の2−[N−アセチル−N−[[2−
エンド−[(オクタデシルカルバモイル)オキシ]−7
−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エンド−オキ
シ]カルボニル]アミノ]メチル−1−エチルピリジニ
ウムクロライド9.0mgを得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.879(t,J=6.
96Hz,3H)、1.205(m,1H)、12.52(s,30H)、1.545
(m,2H)、1.557(m,1H)、2.228(dddOJ=13.56,9.80,
5.50,1H)、2.420(dd,J=13.56,7.33,1H)、2.613(s,
3H)、3.138(q,J=6.23Hz,2H)、4.397(d,J=9.96Hz,
1H)、4.652(m,2H)、4.804(m,1H)、4.862(dd,J=
7.33,2.23Hz,1H)、5.050(d,J=16.12Hz,1H)、5.098
(d,J=16.12Hz,1H)、7.138(m,2H)、7.614(td,J=
7.69,1.83Hz,1H)、8.505(dd,J=5.13,1.83Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3421、2917、2849、1734、170
0、1629、1522、1346、1214、986 実施例2 (a)実施例1の(b)工程で合成したアルコール体
)を実施例1の(c)工程と同様に処理して、6−
エンド−t−ブチルジメチルシリルオキシ−7−オキサ
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−オンを得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.064(s,3
H)、0.074(s,3H)、0.859(s,9H)、1.491(dd,J=1
2.46,2.20Hz,1H)、2.148(d,J=17.21,1H)、2.369(d
ddd,J=12.46,7.33,5.86,2.57Hz,1H)、2.516(m,1
H)、4.282(dd,J=5.69,1.00Hz,1H)、4.436(dddd,J
=7.33,5.69,2.20,1.10Hz,1H)、4.841(t,J=5.86)、 IR(νmax,KBr,cm-1):2952、1769、1253、1176、110
6、872 以下、実施例1の(d)〜(i)工程と同様に順次処
理して、下記の化合物を得た。
(b)2−エンド−ヒドロキシ−6−エンド−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ−7−オキサビシクロ[2.2.
1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.124(s,3
H)、0.133(s,3H)、0.915(s,9H)、1.476(dd,J=1
2.09,3.66Hz,1H)、1.508(dd,J=12.08,2.93Hz,1H)、
2.312〜2.462(m,2H)、4.175(t,J=4.76Hz,1H)、4.4
60(m,1H)、4.535(t,J=5.86Hz,1H)、4.602(m,1
H)、4.876(d,J=10.26Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3421、2953、2929、2857、125
1、1172、1102、1001、891 (c)6−エンド−t−ブチルジメチルシリルオキシ−
2−エンド−(オクタデシルカルバモイル)オキシ−7
−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.035(s,3
H)、0.060(s,3H)、0.881(t,J=6.96Hz,3H)、0.893
(s,9H)、1.254(s,30H)、1.485(m,2H)、1.644(d
d,J=13.12,4.10Hz,1H)、1.909〜2.077(m,2H)、2.11
2(dd,J=12.82,4.03Hz,1H)、3.158(m,2H)、4.272
(t,J=5.03Hz,1H)、4.304(m,1H)、4.565(t,J=5.1
3Hz,1H)、4.653(m,1H)、4.904(m,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3343、2924、2853、1725、146
5、1252、1178、1105、1005 (d)6−エンド−ヒドロキシ−2−エンド−(オクタ
デシルカルバモイル)オキシ−7−オキサビシクロ[2.
2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.892(t,J=6.
96Hz,3H)、1.252(s,30H)、1.402(dd,J=12.46,3.67
Hz,1H)、1.496(m,2H)、1.592(dd,J=12.26,3.29Hz,
1H)、2.484(m,2H)、2.784(br,d,J=9.16Hz,1H)、
3.182(q,J=6.23Hz,2H)、4.467(m,2H)、4.566(t,J
=5.87Hz,1H)、4.746(m,1H)、5.238(m,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3365、2920、2848、1690、153
1、1255、1224 (e)6−エンド−[N−(2−ピリジルメチル)カル
バモイル]オキシ−2−エンド−(オクタデシルカルバ
モイル)オキシ−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタ
ン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.879(t,J=6.
96Hz,3H)、1.255(s,30H)、1.291(s,2H)、1.537
(m,1H)、1.621(m,1H)、2.445(m,2H)2.927〜3.132
(m,2H)、4.412(dd,J=15.75,4.03Hz,1H)、4.551〜
4.648(s,2H)、4.803(t,J=4.40Hz,1H)、5.358(m,1
H)、5.812(m,1H)、7.215〜7.320(m,2H)、7.700(b
r,t,J=7.71Hz,1H)、8.516(br d,J=4.76Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3350、2920、2849、1702、153
9、1469、1311、1291、1257、1063 (f)6−エンド−[N−アセチル−N−(2−ピリジ
ルメチル)カルバモイル]オキシ−2−エンド−(オク
タデシルカルバモイル)オキシ−7−オキサビシクロ
[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.879(t,J=6.
96Hz,3H)、1.024(dd,J=12.82,4.76Hz,1H)、1.248
(s,30H)、1.339(m,1H)、1.538(m,2H)、2.367(m,
2H)、2.649(s,3H)、3.121(m,1H)、3.238(m,1
H)、4.502(t,J=5.86Hz,1H)、4.664(t,J=4.39Hz,1
H)、5.062(m,2H)、5.098(d,J=16.12Hz,1H)、5.16
7(d,J=16.12Hz,1H)、7.122(d,J=8.06Hz,1H)、7.1
95(dd,J=6.08,5.40Hz,1H)、7.394(m,1H)、7.684
(td,J=8.06,1.20Hz,1H)、8.421(d,J=5.40Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3367、2920、2849、1738、169
6、1526、1366、1206、1160 (g)2−[N−アセチル−N−[[2−エンド−
[(オクタデシルカルバモイル)オキシ]−7−オキサ
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−6−オンド−オキシ]カル
ボニル]アミノ]メチル−1−エチルピリジニウム ク
ロライド NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.878(t,J=6.
96Hz,3H)、1.253(s,3H)、1.458(m,2H)、1.757(t,
J=6.96Hz,3H)、2.403(m,2H)、2.403(m,2H)、2.63
4(s,3H)、2.909(m,1H)、3.064(m,1H)、4.585(t,
J=5.50Hz,1H)、4.964(t,J=4.40Hz,1H)、5.504(m,
1H)、5.190(m,1H)、5.338(m,1H)、5.434(m,1
H)、5.530(d,J=17.87Hz,1H)、5.648(d,J=17.87H
z,1H)、7.069(m,1H)、7.612(br d,J=8.06Hz,1
H)、7.905(br t,J=6.96Hz,1H)、8.315(br t,J=
8.06Hz,1H)、9.417(br d,J=5.86Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3421、2923、2852、1702、163
0、1518、1456、1371、1225、1180 実施例3 (a)実施例1の(b)工程で合成したアルコール体
)を実施例1の(e)工程と同様に処理して、5−
エンド−t−ブチルジメチルシリルオキシ−2−エキソ
−(オクタデシルカルバモイル)オキシ−7−オキサビ
シクロ[2.2.1]ヘプタンを得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.026(s,3
H)、0.032(s,3H)、0.869(s,9H)、0.881(t,J=6.5
9Hz,3H)、1.032(dd,J=12.83,3.66Hz,1H)、1.253
(s,30H)、1.472(m,3H)、2.098(ddd,J=12.83,9.53
6.60Hz,1H)、2.700(dd,J=13.19,7.33,1H)、3.152
(q,J=6.96Hz,2H)、4.173(dddd,J=9.53,5.12,3.66,
1.10Hz,1H)、4.350(t,J=5.52)、4.430(d,J=6.23H
z,1H)、4.689(t,J=5.13Hz,1Hy)、4.826(dd,J=7.3
3,2.20Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3347、2917、2850、1686、1255 以下、実施例1の(f)〜(i)工程と同様に順次処
理して、下記の化合物を得た。
(b)5−エンド−ヒドロキシ−2−オキソ−(オクタ
デシルカルバモイル)オキシ−7−オキサビシクロ[2.
2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.881(t,J=6.
59Hz,3H)、1.106(dd,J=13.19,3.67Hz,1H)、1.253
(s,30H)、1.472(m,2H)、1.644(m,1H)、2.196(dd
d,J=13.19,9.89,6.59Hz,1H)、2.710(dd,J=13.55,7.
35Hz,1H)、3.154(q,J=6.97Hz,2H)、4.307(ddd,J=
9.89,6.50,3.67Hz,1H)、4.459(m,2H)、4.708(m,1
H)、4.853(dd,J=7.32,2.19Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3372、2919、2348、1685、165
4、1560、1522、1468、1255、1241、1227 (c)5−エンド−[N−(2−ピリジルメチル)カル
バモイル]オキシ−2−エキソ−(オクタデシルカルバ
モイル)オキシ−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタ
ン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.879(t,J=6.
96Hz,3H)、1.253(s,30H)、1.473(m,3H)、1.670(b
r d,J=13.56Hz,1H)、2.269(ddd,J=13.55,9.89,6.2
2Hz,1H)、2.521(dd,J=13.56,6.96Hz,1H)、3.155
(q,J=6.60Hz,2H)、4.488(m,21H)、4.696(t,J=5.
98Hz,1H)、4.732(t,J=5.13Hz,1H)、4.834(dd,J=
7.33Hz,1H)、4.885(m,1H)、5.857(m,1H)、7.22
(m,2H)、7.678(td,J=7.11,1.83Hz,1H)、8.557(br
d,J=4.76Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3336、2917、2849、1690、154
5、1310、1270 (d)5−エンド−[N−アセチル−N−(2−ピリジ
ルメチル)カルバモイル]オキシ−2−オキソ−(オク
タデシルカルバモイル)オキシ−7−オキサビシクロ
[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.879(t,J=7.
06Hz,3H)、1.706(dd,J=13.19,2.93Hz,1H)、1.254
(s,30H)、1.472(m,2H)、1.644(m,1H)、2.158(m,
1H)、2.653(s,3H)、3.148(q,J=6.59,2H)、4.531
(t,J=4.77,1H)、4.618(d,J=5.49Hz,1H)、4.646
(m,1H)、4.945(dd,J=6.96,2.93)、4.984(ddd,J=
13.19,5.49,2.93)、5.002(d,J=16.11,1H)、5.223
(d,J=16.11)、7.162(m,1H)、7.224(1H,br 7.70H
z,1H)、7.650(1H,td,J=7.69,1.83) IR(νmax,KBr,cm-1):3418、2918、2850、1739、153
9、1436、1374、1343、1204、1079、981 (e)2−[N−アセチル−N−[[2−エキソ−
[(オクタデシルカルバモイル)オキシ]−7−オキサ
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エンド−オキシ]カル
ボニル]アミノ]メチル−1−エチルピリジニウム ク
ロライド NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.880(t,J=6.
96Hz,3H)、1.255(s,30H)、1.475(m,2H)、1.737
(t,J=7.33Hz,3H)、1.789(m,2H)、2.234(m,1H)、
2.332(dd,J=13.19,8.06Hz,1H)、3.134(q,J=6.60H
z,2H)、4.265(t,J=5.13Hz,1H)、4.688(d,J=5.13H
z,1H)、4.727(t,J=5.87Hz,1H)、4.942(dd,J=7.7
0、2.93Hz,1H)、5.020〜5.275(m,3H)、5.397(d,J=
15.58,1H)、5.858(d,J=15.58Hz,1H)、6.879(d,J=
8.43Hz,1H)、7.921(t,J=6.60Hz,1H)、8.353(t,J=
8.06Hz,1H)、9.508(br d,J=5.98Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3355、2918、2849、1688、152
8、1469、1258、1084、1022、947 実施例4 (a)実施例1の(b)工程で合成したアルコール体
)を実施例1の(e)工程と同様に処理して、6−
エンド−t−ブチルジメチルシリルオキシ−2−エキソ
−(オクタデシルカルバモイル)オキシ−7−オキサビ
シクロ[2.2.1]ヘプタンを得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.056(s,3
H)、0.084(s,3H)、0.879(t,J=6.96Hz,3H)、0.891
(s,9H)、0.897(s,30H)、1.102(dd,J=12.09,2.57H
z,1H)、1.464(m,2H)、1.775(m,1H)、2.062(dddd,
J=13.19,7.33,5.49,2.93Hz,1H)、2.186(dd,J=13.1
9,7.33Hz,1H)、3.168(q,J=5.86Hz,2H)、4.262(dd
d,J=9.53,5.49,2.57Hz,1H)、4.388(d,J=5.49Hz,1
H)、4.558(t,J=5.49Hz,1H)、4.652(m,1H)、5.456
(dd,J=7.33,2.57Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3335、2918、2848、1691、1258 以下、実施例1の(f)〜(i)工程と同様に順次処
理して、下記の化合物を得た。
(b) 6−エンド−ヒドロキシ−2−エキソ−(オク
タデシルカルバモイル)オキシ−7−オキサビシクロ
[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm):0.881(t,J=6.96
Hz,3H)、1.188(dd,J=12.46,2.93Hz,1H)、1.253(s,
30H)、1.473(m,2H)、1.825(m,1H)、2.147(m,1
H)、2.192(dd,J=13.18,7.70Hz,1H)、3.154(q,J=
6.96Hz,2H)、4.389(m,1H)、4.486(d,J=5.13Hz,1
H)、4.576(t,J=5.50Hz1H)、4.716(m,1H)、5.475
(dd,J=7.33,2.57Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3467、3375、2922、2849、168
6、1659、1528、1258、1246、 (c) 6−エンド−[N−(2−ピリジルメチル)カ
ルバモイル]オキシ−2−エキソ−(オクタデシルカル
バモイル)オキシ−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm):0.879(t,J=6.96
Hz,3H)、1.252(s,30H)、1.281(m,1H)、1.471(m,2
H)、1.822(m,1H)、2.198(dd,J=13.01,7.00Hz,1
H)、2.238(m,1H)、3.154(q,J=6.96Hz,2H)、4.493
(d,J=4.19Hz,2H)、4.626(t,J=4.49Hz,1H)、4.677
(d,J=5.50Hz,1H)、4.708(t,J=4.98Hz,1H)、5.019
(ddd,J=9.90,5.50,2.94Hz,1H)、5.331(dd,J=7.62,
2.10Hz,1H)、5.912(m,1H)、7.202(m,2H)、7.673
(m,1H)、8.549(m,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3342、2918、2849、1692、157
0、1540、1260、1047 (d) 6−エンド−[N−アセチル−N−(2−ピリ
ジルメチル)カルバモイル]オキシ−2−エキソ−(オ
キタデシルカルバモイル)オキシ−7−オキサビシクロ
[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm):0.879(t,J=6.9H
z,3H)、1.253(a,31H)、1.488(m,2H)、1.710(br
d,J=12.80Hz,1H)、2.118(dd,J=13.19,6.93Hz,1
H)、2.00(m,1H)、2.614(s,3H)、3.156(q,J=6.59
Hz,2H)、4.540(t,J=4.98Hz,1H)、4.546(t,J=5.50
Hz,1H)、4.934(m,1H)、5.058(d,J=12.8Hz,1H)、
5.094(d,J=12.82Hz,1H)、5.341(dd,J=6.96,2.56H
z,1H)、7.206:m,2H)、7.606(td,J=9.70,1.84Hz)、
8.505(dd,J=4.98,1.90Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3384、2918、2850、1742、170
1、1540、1436、1374、1341、1208 (e) 2−[N−アセチル−N−[[2−エキソ−
[(オクタデシルカルバモイル)オキシ]−7−オキサ
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−6−エンド−オキシ]カル
ボニル]アミノ]メチル−1−エチルピリジニウムクロ
ライド NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm):0.879(t,J=6.96
Hz,3H)、1.255(s,30H)、1.476(m,2H)、1.740(t,J
=7.32,3H)、1.788(m,1H)、2.234(m,1H)、2.332
(dd,J=13.19,8.06(Hz,1H)、2.685(s,3H)、3.134
(q,J=6.59Hz,3H)、4.625(t,J=5.13Hz,1H)、4.688
(d,J=5.13Hz)、4.726(t,J=5.87Hz,1H)、4.942(d
d,J=7.70,2.93Hz,1H)、5.020〜5.275(m,4H)、5.396
(d,J=17.58Hz)、5.858(d,J=17.58Hz,1H)、7.879
(d,J=8.43Hz,1HO)、7.921(t,J=6.60Hz,1H)、8.35
3(br t,J=7.98Hz,1H)、9.508(d,J=5.8Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3422、2918、2849、1700、138
3、1225 実施例 5 (a) アルゴン雰囲気中、実施例1の(b)工程で合
成したアルコール体()200mgの乾燥ジクロロメタン2
0ml溶液にジメチルアミノピリジン300mg、無水酢酸167.
1mgを加え室温にて3時間撹拌した。反応液を5%炭酸
水素ナトリウムで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。得られる粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、無
色油状の5−エキソ−アセトキシ−2−エンド−t−ブ
チルジメチルシリルオキシ−7−オキサビシクロ[2.2.
1]ヘプタン232.4mgを得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.032(s,3
H)、0.037(s,3H)、0.872(s,9H)、1.036(dd,J=1
3.19,3.30Hz,1H)、1.596(dddd,,J=13.55,5.13,2.19,
1.10Hz、1H),2.064(s,3H)、2.114(ddd,J=12.82,9.
25,6.49)、2.714(dd,=13.55,7.33Hz,1H)、4.187(d
ddd,J=9.25,5.13,30.30,1.10Hz,1H)、4.368(t,J=5.
13Hz,1H)、4.414(d,J=6.59Hz,1H)、4.858(dd,J=
7.33,2.20Hz,1H) IR(νmax,neat,cm-1):2950、2928、1740、1232、1110 (b) 上記(a)工程で合成したシリルエーテル体を
実施例1の(5)工程と同様に処理して、5−エキソ−
アセトキシ−2−エンド−ヒドロキシ−7−オキサビシ
クロ[2.2.1]ヘプタンを得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):1.116(dd,J=1
3.19,3.30Hz,1H)、1.664(dddd,J=13.56,5.30,2.56,
1.10Hz,1H)、2.069(s,3H)、2.207(ddd,J=13.19,9.
89,6.23Hz,1H)、2.732(dd,J=13.56,7.33Hz,1H)、4.
328(m,1H)、4.444(d,J=6.23Hz,1H)、4.478(t,J=
5.13,1H)、4.884(dd,J=7.33,2.56Hz,1H) IR(νmax,neat,cm-1):3446、2955、2364、1737、137
8、1244、1017、1000 (c) 上記(b)の工程で合成したアルコール体を実
施例1の(e)工程と同様に処理して、5−エキソ−ア
セトキシ−2−エンド−(オクタデシルカルバモイル)
オキシ−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタンを得
た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.879(t,J=6.
96Hz,3H)、1.253(s,30H)、1.484(s,2H)、1.676
(m,1H)、2.068(s,3H)、2.264(m,1H)、2.492(dd,
J=13.55,7.32Hz,1H)、3.152(q,J=6.59Hz,2H)、4.4
73(d,J=6.23Hz,1H)、4.679(m,1H)、4.740(t,J=
5.13Hz,1H)、4.815〜4.905(m,2H) IR(νmax,KBr,cm-1):3375、2919、2849、1726、169
8、1230 (d) 上記(c)工程で合成したエステル体250mgの
テトラヒドロフラン:メタノール=3:2混合液40mlの溶
液に、氷冷下、3N−水酸化ナトリウム溶液を0.2ml加え
室温にて2時間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、クロ
ロホルムにて抽出、水洗後、無水硫酸ネトリウムで乾燥
した。クロロホルムを留去して得られる粗生成物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタ
ノール=30:1)にて精製し、無色粉末の2−エキソ−ヒ
ドロキシ−5−エンド−(オキタデシルカルバモイル)
オキシ−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン200.8mg
を得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm):0.881(t,J=6.96
Hz,3H)、1.107(dd,J=13.19,3.30Hz,1H)、1.254(s,
30H)、1.482(m,2H)、1.832(d,J=9.16Hz,1H)、2.2
38(ddd,J=13.92,10.05,6.12Hz,1H)、2.456(dd,J=1
3.29,6.96Hz,1H)、3.149(q,J=6.60Hz,2H),3.968(b
r t,J=8.25Hz,1H)、4.335(d,J=6.23Hz,1H)、4.64
0(m,1H)、4.683(t,J=5.13Hz,1H),4.804(m,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3318、2921、2851、1692、146
7、1251、1123、1075、1029 以下、実施例1の(g)〜(i)工程と同様に順次処
理して、下記の化合物を得た。
(e) 5−エキソ−[N−(2−ピリジルメチル)カ
ルバモイル]オキシ−2−エンド−(オクタデシルカル
バモイル)オキシ−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.879(t,J=6.
96Hz,3H)、1.252(s,31H)、1.482(m,2H)、1.702
(m,1H)、2.252(ddd,J=13.92,10.05,6.12Hz,1H)、
2.481(dd,J=13.56,7.33Hz,1H)、3.149(q,J=6.59H
z,2H)、4.49(m,3H)、4.660(m,1H)、4.728(t,J=
5.01Hz,1H)、4.807〜4.915(m,2H)、5.832(m,1H)、
7.198(dd,J=7.70,4.39Hz,1H)、7.252(d,J=7.70Hz,
1H)、7.662(td,J=7.70,1.47Hz,1H)、8.535(br,J=
4.39Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3342、2919、2849、1702、154
6、1265 (f) 5−エキソ−[N−アセチル−N−(2−ピリ
ジメチル)カルバモイル]オキシ−2−エンド−(オク
タデシルカルバモイル)オキシ−7−オキサビシクロ
[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm):0.879(t,J=6.96
Hz,3H)、1.205(m,1H)、1.252(s,30H)、1.545(m,2
H)、1.557(m,1H)、2.228(ddd,J=13.56,9.80,5.50H
z,1H)、2.420(dd,J=13.56,7.33Hz,1H)、2.613(s,3
H)、3.138(q,J=6.23Hz,2H)、4.397(d,J=6.69Hz,1
H)、4.652(m,2H)、4.804(m,1H)、4.862(dd,J=7.
33,2.23Hz,1H)、5.050(d,J=16.12Hz,1H)、5.098
(d,J=16.12Hz,1H)、7.138(m,2H)、7.614(td,J=
7.69,1.83Hz,1H)、8.505(dd,J=5.13,1.83Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3348、2918、2849、1730、169
0、1528、1350、1216、1098 (g) 2−[N−アセチル−N−[[2−エンド−
[(オクタデシルカルバモイル)オキシ]−7−オキサ
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エキソ−オキシ]カル
ボニル]アミノ]メチル−1−エチルピリジニウムクロ
ライド NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0879(t,J=6.9
6Hz,3H)、1.251(s,31H)、1.479(m,2H)、1.670(m,
1H)、1.721(t,J=7.33Hz,3H)、2.287(ddd,J=13.9
2,10.26,6.60Hz,1H)、2.545(dd,J=13.92,6.96Hz,1
H)、2.649(s,3H)、3.139(q,J=6.23Hz,2H)、4.513
(d,J=6.23Hz,1H)、4.695(t,J=5.13Hz,1H)、4.766
(t,J=5.50Hz,1H)、4.814(m,1H)、4.955(dd,J=7.
02,2.20Hz,1H)、5.186(q,J=7.33Hz,2H)、5.442(br
s,2H)、7.645(d,J=7.69Hz,2H)、8.032(m,1H)、
8.396(td,J=6.60,1.20Hz,1H)、10.032(br,d,J=5.1
3Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3425、2925、2854、1700、163
2、1520、1455、1372、1220、882 実施例 6 (a) 実施例1の(b)工程で合成したアルコール体
)を実施例5の(a)工程と同様に処理して、6−
エキソ−アセトキシ−2−エンド−t−ブチルジメチル
シリルオキシ−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン
を得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm):0.058(s,3H)、
0.083(s,3H)、0.897(s,9H)、1.102(dd,J=12.09,
2.93Hz,1H)、1.782(ddd,J=13.19,5.49,2.93Hz,1
H)、2.060(s,3H)、2.088(ddd,J=12.09,5.49,2.56H
z,1H)、2.192(dd,J=13.19,7.33Hz,1H)、4.265(dd
d,J=9.52,5.13,2.93)、4.381(d,J=5.13Hz,1H)、4.
572(t,J=5.49Hz,1H)、5.496(dd,J=7.33,2.56Hz,1
H) IR(νmax,neat,cm-1):2952、2390、1741、1239、117
7、1105、837 以下、実施例5の(b)〜(g)工程と同様に処理し
て、下記の化合物を得た。
(b) 6−エキソ−アセトキシ−2−エンド−ヒドロ
キシ−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):1.195(dd,J=1
2.46,2.93Hz,1H)、1.842(ddd,J=13.19,5.68,2.56H
z)、2.072(s,3H)、2.163(dddd,J=12.46,9.85,5.5
0,2.56Hz,3H)、2.217(dd,J=13.19,7.33Hz,1H)、4.4
05(ddd,J=9.89,5.360,2.93Hz,1H)、4.486(d,J=5.3
0HZ,1H)、4.592(dd,J=5.86,5.50Hz,1H)、5.520(d
d,J=7.33,2.56Hz,1H) IR(νmax,neat,cm-1):3443、2992、2951、1732、137
8、1242 (c) 6−エキソ−アセトキシ−2−エンド−(オク
タデシルカルバモイル)オキシ−7−オキサビシクロ
[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm):0.879(t,J=6.96
Hz,3H)、1.253(s,30H)、1.488(m,2H)、1.783(br,
d,J=13.00Hz,1H)、2.066(s,3H)、2.194(dd,J=13.
56,7.33Hz,1H)、2.234(m,1H)、3.162(q,J=6.96Hz,
2H)、4.628(t,J=5.50Hz,1H)、4.649(d,J=5.49Hz,
1H)、4.724(m,1H)、5.309(dd,J=6.97,2.57Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3372、2919、2849、1726、169
7、1527、1468、1256 (d) 2−エキソ−ヒドロキシ−6−エンド−(オク
タアデシルカルバモイル)オキシ−7−オキサビシクロ
[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.881(t,J=6.
96Hz,3H)、1.255(s,30H)、1.491(m,2H)、1.672
(m,1H)、1.783(m,1H)、2.108(dd,J=13.19,6.96H
z,m,1H)、2.158(m,1H)、3.164(q,J=6.56Hz,2h)、
4.386(br,t,J=7.50,1H)、4.546(d,J=5.13Hz,1
H)、4.589(t,J=5.50hz,1H)、4.658(m,1H)、4.954
(ddd,J=9.98,6.96,2.42Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3320、2921、2851、1694、146
5、1246、1122、1024 (e) 6−エキソ−[N−(2−ピリジルメチル)カ
ルバモイル]オキシ−2−エンド−(オクタデシルカル
バモイル)オキシ−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm):0.879(t,J=6.96
Hz,3H)、1.252(s,30H)、1.466(m,2H)、1.705(M,2
H)、1.968(m,2H)、3.149(q,J=6.23Hz,2H)、4.486
(br d,J=5.98Hz,2H)、4.706(m,2H)、4.822(dd,J
=7.33,4.40HZ,1H)、4.847(dd,J=7.33,4.40Hz,1
H)、5.826(m,1H)、7.195(br dd,J=7.70,5.13Hz,1
H)、7.263(br d,J=5.13Hz,1H)、7.663(td,J=7.7
0,1.84Hz,1H)、8.532(br d,J=5.13Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3345,2919,2849,1700,1543,1260 (f) 6−エキソ−[n−アセチル−N−(2−ピリ
ジルメチル)カルバモイル)オキシ−2−エンド−(オ
クタデシルカルバモイル)オキシ−7−オキサボシクロ
[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.876(t,J=6.
96Hz,3H)、1.206(s,31H)、1.488(s,2H)、1.708
(m,1H)、2.118(dd,J=13.55,6.96Hz,1H)、2.199
(m,1H)、2.614(s,3H)、3.57(q,J=6.23HZ,2H)、
4.544(m,2H)、4.718(m,1H)、4.935(m,1H)、5.057
(d,J=13.20Hz,1H)、5.092(d,J=13.20Hz,1H)、5.3
12(dd,J=7.33,2.56Hz,1H)、7.146(m,2H)、7.618
(td,J=7.70,1.84Hz,1H)、8.506(dd,J=5.49,2.56H
z,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3361、2919、2849、1747、169
7、1540、1522、1202 (g) 2−[N−アセチル−N−[[2−エンド−
[(オクタデシルカルバモイル)オキシ]−7−オキサ
シクロ[2.2.1]ヘプト−6−エキソ−オキシ]カルバ
ボニル]アミノ]メチル−1−エチルピリジニウムクロ
ライド NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm):0.876(t,J=6.96
Hz,3H)、1.248(m,31H),1.479(m,1H)、1.716(t,7.
33HZ]3H)、2.20(m,2H)、2.647(s,3H)、3.162(m,
2H)、4.647(m,2H)、4.887(m,1H)、4.943(m,1
H)、5.179(q,J=7.33Hz,2H)、5.374(d,J=17.22Hz,
1H)、5.422(d,J=17.22Hz,1H)、7.628(br d,J=8.
03Hz,1H)、8.046(br t,J=6.59,1H)、8.379(br
t,J=7.69Hz,1H)、10.044(br d,J=5.13Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):4322、2921、1845、1698、154
3、1379、1206、1106、885 実施例7 (a) アルゴン雰囲気中、2−エキソ−ヒドロキシ−
7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン74mgの
無水ピリジン8ml溶液にイソシアン酸オクタデシル462mg
を加えて室温にて3日間撹拌した。反応物をクロロホル
ムにて抽出、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した
後、得られる粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)にて精製し、無
色粉末の2−エキソ−(オクタデシルカルバモイル)オ
キシ−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン1
68.6mgを得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.893(t,J=6.
96Hz,3H)、1.266(s,30H)、1.494(m,2H)、1.655(d
dd,J=12.09,4.40,2.20Hz,1H)、1.868(dd,J=12.09,
6.59Hz,1H)、3.179(q,J=6.96Hz,2H)、4.742(br,s,
1H)、4.773(dd,J=5.69,2.20Hz,1H)、4.950(s,1
H)、5.042(d,J=4.40Hz,1H)、6.308(dd,J=5.86,1.
46Hz,1H)、6.484(dd,J=5.86,1.47Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3347、2918、2848、1682、152
9、1469、1256、1244 (b) アルゴン雰囲気中、上記(a)工程で合成した
オレフィン体168.6mgの乾燥テトラヒドロフラン10ml溶
液に、1.28Mボラン−テトラヒドロフラン溶液0.126mlを
15℃にて滴下し、1時間撹拌後、水0.04ml、3M−水酸化
ナトリウム溶液0.53mlを加え、30分撹拌した。これをエ
ーテルにて抽出し、水洗、無水硫酸ナトリウムにて乾燥
し、溶媒留去して得られる残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて精
製し、無色粉末の2−エキソ−ヒドロキシ−5−エキソ
−(オクウダデシルカルバモイル)オキシ−7−オキサ
ビシクロ[2.2.1]ヘプタン()58.7mg及び2−エキ
ソ−ヒドロキシ−6−エキソ−(オクダデシルカルバモ
イル)オキシ−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン
)101mgを得た。
)NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm):0.879(t,J
=6.96Hz,3H)、1.252(s,30H)、1.466(m,2H)、1.54
4(m,1H)、1.669(m,1H)、1.808(dd,J=13.92,6.96,
1H)、1.894(dd,J=13.92,6.96,1H)、3.149(q,J=6.
23Hz,2H)、3.887(ddd,J=6.96,6.23,1.10Hz,1H)、4.
441(d,J=5.86Hz,1H)、4.580(d,J=6.23Hz,1H)、4.
661(dd,J=6.96,2.20Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3355、2918、2849、1688、152
8、1469、1258、1084、909 ()NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm):0.879(t,J
=6.96HZ,3H)、1.253(s,30H)、1.472(m,2H)、1.71
3(m,1H)、3.150(q,J=6.60,2H)、4.035(t,J=7.50
Hz,1H)、4.389(a,1H)、4.694(t,J=5.2,9Hz)、4.7
30(dd,J=7.32,3.269Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3352、2918、2849、1686、152
7、1469、1257、922 (c) 上記(b)工程で合成したアルコール体(c)
を実施例1の(g)工程と同様に処理して、5−エキソ
−[N−(2−ピリジルメチル)カルバモイル]オキシ
−2−エキソ−(オクタデシルカルバモイル)オキシ−
7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタンを得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm):0.879(t,J=6.96
Hz,1.252(s,30H)、1.466(m,2H)、1.661〜1.790(m,
2H)、1.895〜1.975(m,2H)、3.148(q,J=6.23Hz,2
H)、4.485(d,J=5.50Hz,2H)、4.616(M,2H)、4.724
(m,2H)、5.528((m,1H)、7.172〜7.255(m,2H)、
7.662(td,J=7.70,1.84Hz,1H)、8.532(br d,J=5.1
3Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3328、2919、2849、1685、154
1、1473、1296、1262 以下、実施例1の(h)〜(i)工程と同様に順次処
理して、下記の化合物を得た。
(d) 5−エキソ−[N−アセチル−N−(2−ピリ
ジルメチル)カルバモイル]オキシ−2−エキド−(オ
クタデシルカルバモイル)オキシ−7−オキサビシクロ
[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm):0.879(t,6.96HZ,
3H)、1.252(s,30H)、1.458(m,3H)、1.643(m,1
H)、1.878(m,2H)、2.604(s,3H)、3.133(q,J=6.2
3Hz,2H)、4.519(m,2H)、4.662(dd,J=6.96,2.20Hz,
1H)、4.733(dd,J=4.76,2.20Hz,1H)、5.035(d,J=1
5.75Hz,1H)、5.094(d,J=15.75Hz,1H)、7.105〜7.15
9(m,2H)、7.613(td,J=7.69,1.83Hz,1H)、7.499(d
d,J=5.49,1.46HZ,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3340、2917、2849、1720、169
1、1594、1533、1369、1234 (e) 2−[N−アセチル−N−[[2−エキソ−
[(オクタデシルカルバモイル)オキシ]−7−オキサ
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エキソ−オキシ]カル
ボニル]アミノ]メチル−1−エチルピリジニウムクロ
ライド NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm):0.897(t,J=69.6
Hz,3H)、1.252(s,30H)、1.467(m,2H)、1.723(t,J
=7.33Hz,3H)、1.780(m,2H)、1.945(m,2H)、3.142
(q,J=6.60Hz,2H)、4.587(m,2H)、4.679(dd,J=6.
96,2.20Hz,1H)、4.770(m,1H)、4.839(dd,J=6.82,
1.20Hz,1H)、5.186(q,J=7.33Hz,2H)、5.404(brs,2
H)、7.622(br d,J=7.69Hz,1H)、8.038(br t,J=
6.89Hz,1H)、8.373(br t,J=7.46Hz,1H)、10.104
(br t,J=5.84Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):4325、2918、2846、1700、154
6、1388、1205、899 実施例 8 (a) 実施例7の(b)工程で合成したアルコール体
)を実施例1の(g)工程と同様に処理して、6−
エキソ−[N−(2−ピリジルメチル)カルバモイル]
オキシ−2−エキソ−(オクタデシルカルバモイル)オ
キシ−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタンを得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm):0.880(t,J=6.9
6,3H)、1.253(s,3H)、1.465(m,2H)、1.644〜1.770
(m,2H)、1.967(ddd,J=11.05,7.70,4.20Hz,1H)、3.
148(q,J=6.23Hz,2H)、4.482(m,2H)、4.654〜4.778
(m,2H)、4.824(dd,J=6.96,2.57Hz,1H)、4.858(d
d,J=6.96,2.57Hz,1H)、5.822(m,1H)、7.194(dd,J
=7.69,4.42Hz,1H)、7.256(d,J=7.69Hz,1H)、7.662
(td,J=7.69,1.83Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3344、2918、2849、1687、159
3、1540、1466、1273、1020 以下、実施例1の(h)〜(i)工程と同様に順次処
理して、下記の化合物を得た。
(b) 6−エキソ−[N−アセチル−N−(2−ピリ
ジルメチル)カルバモイル]オキシ−2−エキド−(オ
クタデシルカルバモイル)オキシ−7−オキサビシクロ
[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm):0.879(t,J=6.96
Hz,3H)、1.253(s,30H)、1.463(m,3H)、1.585(m,1
H)、1.916(m,2H)、2.608(s,3H)、3.142(q,J=6.2
3Hz,2H)、4.462(s,1H)、4.632(t,J=5.13Hz,1H)、
4.672(m,1H)、4.776(dd,J=6.96,2.56Hz,1H)、4.85
9(dd,J=7.33,2.56Hz,1H)、5.028(d,J=16.12Hz,1
H)、5.09(d,J=16.12Hz,1H)、7.102〜7.159(m,2
H)、7.612(td,J=7.59,1.46Hz,1H)、8.501(br d,J
=4.76Hz,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):3347、2917、2849、1724、170
1、1533、1370、1342、1207 (c) 2−[N−アセチル−N−[[2−エキソ−
[(オクタデシルカルバモイル)オキシ]−7−オキサ
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−6−エキソ−オキシ]カル
ボニル]アミノ]メチル−1−エチルピリジニウムクロ
ライド NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm):0.878(t,J=6.96
Hz,3H)、1.525(s,30H)、1.474(m,2H)、1.670(m,2
H)、1.719(t,J=7.32Hz,3H)、1.970(m,2H)、2.649
(s,3H)、3.146(m,2H)、4.500(s,1H)、4.708(br
t,J=4.40Hz,1H)、4.764(dd,J=7.10,2.40Hz,1
H)、4.830(br t,J=5.89Hz,1H)、4.979(dd,J=7.1
0,1.89Hz,1H)、5.178(q,J=7.32Hz,2H)、5.350(d,J
=17.48Hz,1H)、5.398(d,J=17.48Hz,1H)、7.607(b
r d,J=7.70Hz,1H)、8.044(br t,J=6.48Hz,1H)、
8.385(br t,J=7.70Hz,1H)、10.159(br dJ=5.70H
z,1H) IR(νmax,KBr,cm-1):4321、2917、2849、1700、162
9、1541、1383、1346、1218 実施例9 (a) 実施例1の(h)工程において、無水酢酸の代
りに無水安息香酸を用いる以外は同様に処理して、5−
エンド−[N−ベンゾイル−N−(2−ピリジルメチ
ル)カルバモイル]オキシ−2−エンド−(オクタデシ
ルカルバモイル)オキシ−7−オキサビシクロ[2.2.
1]ヘプタンを得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.739(dd,J=1
3.55,3.30Hz,1H)、0.879(t,J=6.96Hz,3H)、1.253
(s,30H)、1.381(br d,J=13.55Hz,1H)、1.458(m,2
H)、1.796(dd,J=13.92,7.32Hz,1H)、2.19(ddd,J=
13.92,9.98,6.59Hz,1H)、3.135(q,J=7.32Hz,2H)、
4.324(d,J=6.23Hz,1H)、4.378(dd,J=7.32,4.76Hz,
1H)、4.406(t,J=5.13Hz,1H)、4.625(t,J=5.30Hz,
1H)、4.724(m,1H)、5.142(d,J=15.75Hz,1H)、5.1
63(d,J=14.75Hz,1H)、7.193(ddd,J=7.45,5.50,0.9
0Hz,1H)、7.299(d,J=6.06Hz,1H)、7.448(m,2H)、
7.539(m,1H)、7.678(m,3H)、8.555(br d,J=5.50H
z,1H) (b) 上記(a)工程で合成したベンゾイル体を実施
例1の(i)工程と同様に処理して、2−[N−ベンゾ
イル−N−[[2−エンド−[(オクタデシルカルバモ
イル)オキシ]−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト
−5−エンド−オキシ]カルボニル]アミノ]メチル−
1−エチルピリジニウムクロライド NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.728(dd,J=1
3.55,3.30Hz,1H)、0.879(t,J=6.96Hz,3H)、1.254
(30H,s)、1.478(m,3H)、1.713(m,1H)、1.771(t,
J=6.96Hz,3H)、2.084(ddd,J=13.92,10.26,6.60Hz,1
H)、3.130(m,2H)、4.354(m,2H)、4.651(t,J=5.5
0Hz,1H)、4.763(m,1H)、5.264(q,J=6.96Hz,1H)、
5.472(d,J=17.20Hz,1H)、5.510(d,J=17.20Hz,1
H)、5.739(m,2H)、7.641(m,2H)、7.638(m,3H)、
7.907(d,J=7.70Hz,1H)、8.075(t,J=9.90Hz,1H)、
8.434(m,1H)、10.158(br d,J=6.90Hz,1H) 実施例10 (a) 7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エ
ン−2−エキソ−メタノールを実施例1の(a)工程と
同様に処理して、2−エキソ−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシメチル−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト
−5−エンを得た。
NMR(400Mz、CDCl3、δ(ppm)):0.064(s,3H)、0.07
1(s,3H)、0.909(s,9H)、1.166(ddd,J=11.36,5.5
0,4.40Hz,1H)、1.334(dd,J=11.36,8.06Hz,1H)、1.7
53(m,1H)、3.497(t,J=9.89Hz,1H)、3.662(dd,J=
9.89,5.50Hz,1H)、4.859(br.s,1H)、4.917(br.d,J
=4.40Hz,1H)、6.304(dd,J=5.86,1.47Hz,1H)、6.32
1(dd,J=5.86,1.47Hz,1H) IR(νmax、neat、cm-1):2954,2930,1102,1077 (b) 上記(a)工程で合成したオレフイン体を実施
例1の(b)工程と同様に処理して、2−エキソ−ヒド
ロキシ−6−エキソ−t−ブチルジメチルシリルオキシ
メチル−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタンを得
た。
NMR(400Mz、CDCl3、δ(ppm)):0.050(s,3H)、0.05
6(s,3H)、0.894(s,9H)、1.064(m,1H)、1.411(d
d,J=12.09,8.43Hz,1H)、1.549(m,1H)、1.790(m,1
H)、1.921(dd,J=13.19,6.96Hz,1H)、3.377(s,1
H)、3.396(d,J=1.83Hz,1H)、3.943(m,1H)、4.263
(s,1H)、4.565(d,J=5.13Hz,1H) IR(νmax、neat、cm-1):3421,2953,2930,2893,1255,1
095,1046 以下、実施例1の(e)〜(i)工程と同様に順次処
理して、下記の化合物を得た。
(c) 6−エキソ−t−ブチルジメチルシリルオキシ
メチル−2−エキソ−(オクタデシルカルバモイル)オ
キシ−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、δ(ppm)):0.048(s,3H)、0.05
1(s,3H)、0.879(t,J=6.96Hz,3H)、0.981(s,30
H)、1.445(m,1H)、1.468(dd,J=12.09,8.43Hz,1
H)、1.684(m,1H)、1.905(m,1H)、1.971(dd,J=1
3.19,6.96Hz,1H)、3.146(q,J=6.59Hz,2H)、3.362
(dd,J=9.53,6.23Hz,1H)、3.440(t,J=9.53Hz,1
H)、4.363(s,1H)、4.581(t,J=5.13Hz,1H)、4.684
(m,1H)、4.786(dd,J=9.96,2.57Hz,1H) IR(νmax、Kbr、cm-1):3344,2918,2850,1689,1257,10
92,837 (d) 2−エキソ−ヒドロキシメチル−6−エキソ−
(オクタデシルカルバモイル)オキシ−7−オキサビシ
クロ[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、δ(ppm)):0.878(t,J=6.96Hz,
3H)、1.251(s,30H)、1.465(m,2H)、1.540(dd,J=
12.09,8.80Hz,1H)、0.665〜1.785(m,2H)、1.942(m,
1H)、1.975(dd,J=13.19,6.97Hz,1H)、3.146(q,J=
6.59Hz,2H)、3.518(m,2H)、4.444(s,1H)、4.627
(t,J=5.13Hz,1H)、4.696(m,1H)、4.792(dd,J=6.
92,2.19Hz,1H) IR(νmax、Kbr、cm-1):3328,2986,2919,2850,1682,15
42,1050,870 (e) 6−エキソ−[N−(2−ピリジルメチル)カ
ルバモイル]オキシメチル−2−エキソ−(オクタデシ
ルカルバモイル)オキシ−7−オキサビシクロ[2.2.
1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、δ(ppm)):0.880(t,J=6.96Hz,
3H)、1.251(s,30H)、1.469(m,3H)、1.556(dd,J=
12.26,8.78Hz,1H)、1.714(m,1H)、1.968(dd,J=13.
55,7.33Hz,1H)、2.076(m,1H)、3.150(q,J=6.60Hz,
1H)、3.852(t,J=10.62Hz,1H)、4.002(dd,J=10.6
2,5.86Hz,1H)、4.405(s,1H)、4.500(d,J=5.50Hz,1
H)、4.617(t,J=4.77Hz,1H)、4.687(br.t,1H)、4.
800(br.d,J=7.70Hz,1H)、5.788(br.t,1H)、7.195
(dd,J=7.60,5.10Hz,1H)、7.282(d,J=7.69Hz,1
H)、7.762(td,J=7.69,1.83Hz,1H)、8.550(br.4.76
Hz,1H) IR(νmax、Kbr、cm-1):3350,2919,2849,1686,1654,16
36,1593,1570,1559,1528,1259 (f) 6−エキソ−[N−アセチル−N−(2−ピリ
ジルメチル)カルバモイル]オキシメチル−2−エキソ
−(オクタデシルカルバモイル)オキシ−7−オキサビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、δ(ppm)):0.878(t,J=6.96Hz,
3H)、1.093(m,1H)、1.253(s,30H)、1.417(dd,J=
12.09,8.42Hz,1H)、1.484(m,2H)、1.654(m,1H)、
1.918(m,2H)、2.644(s,3H)、3.166(q,J=6.23Hz,2
H)、3.912(dd,J=10.99,9.00Hz,1H)、4.020(dd,J=
10.99,6.23Hz,1H)、4.040(s,1H)、4.543(t,J=4.76
Hz,1H)、4.625(dd,J=7.70,2.20Hz,1H)、4.665(t,J
=5.04Hz,1H)、5.083(d,J=16.42Hz,1H)、5.104(d,
J=16.42Hz,1H)、7.10〜7.15(m,2H)、7.613(td,J=
7.69,1.83Hz,1H)、8.501(br.d,J=5.00Hz,1H) IR(νmax、Kbr、cm-1):3379,2920,2849,1741,1697,16
86,1376,1227,1216 (g) 2−[N−アセチル−N−[[2−エキソ−
[(オクタデシルカルバモイル)オキシ]−7−オキサ
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−6−エキソ−メトキシ]カ
ルボニル]アミノ]メチル−1−エチルピリジニウム
クロライド NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.879(t,J=6.
96Hz,3H)、1.741(t,J=7.33Hz,3H)、1.253(s,32
H)、1.478(m,2H)、1.600(dd,J=12.19,8.89Hz,1
H)、1.916(dd,J=13.19,7.33Hz,1H)、2.677(s,3
H)、3.130(m,2H)、4.085(dd,J=10.82,8.99Hz,1
H)、4.170〜4.242(m,2H)、4.582(m,2H)、5.056
(t,J=5.49Hz,1H)、5.186(m,2H)、5.388(d,J=17.
25Hz,1H)、5.440(d,J=17.24Hz,1H)、7.616(d,J=
8.06Hz,1H)、8.037(t,J=6.96Hz,1H)、8.399(t,J=
7.69Hz,1H)、10.178(d,J=5.49Hz,1H) 実施例11 (a) 実施例10の(b)工程で合成した2−エキソ−
ヒドロキシ−6−エキソ−t−ブチルジメチルシリルオ
キシメチル−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタンを
実施例5の(a)工程と同様に処理して、6−エキソ−
アセトキシ−2−エキソ−ブチルジメチルシルオキシメ
チル−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタンを得た。
NMR(400Mz、CDCl3、δ(ppm)):0.056(s,3H)、0.05
9(s,3H)、0.898(s,9H)、1.138(dddd,J=12.09,8.4
3,5.13,2.00Hz,1H)、1.476(dd,J=12.09,8.43Hz,1
H)、1.690(m,1H)、1.908(m,1H)、1.994(dd,J=1
3.56,7.33Hz,1H)、2.662(s,3H)、3.370(dd,J=9.5
3,6.23Hz,1H)、3.4224(t,J=9.53Hz,1H)、4.395(s,
1H)、4.600(t,J=5.13Hz,1H)、4.808(dd,J=7.33,
2.57Hz,1H) IR(νmax、neat、cm-1):2953,2930,2857,1736,1246,1
113,1095,1038,837 (b) 上記(a)工程で合成したアセチル体を実施例
1の(f)工程と同様に処理して、6−エキソ−アセト
キシ−2−エキソ−ヒドロキシメチル−7−オキサビシ
クロ[2.2.1]ヘプタンを得た。
NMR(400Mz、CDCl3、δ(ppm)):1.315(dtd,J=12.0
9,5.50,2.93Hz,1H)、1.547(dd,J=12.09,8.80Hz,1
H)、1.640(t,J=5.13Hz,1H)、1.726(m,1H)、1.955
(m,1H)、2.004(dd,J=11.36,6.22Hz,1H)、2.057
(s,3H)、3.152(t,J=5.50Hz,1H)、3.528(dd,J=5.
50,1.83Hz,1H)、4.445(s,1H)、4.645(t,J=5.49Hz,
1H)、4.826(dd,J=7.33,2.56Hz,1H) IR(νmax、neat、cm-1):3437,2947,1731,1248,1045 (c) 上記(b)工程で合成したアルコール体を実施
例1の(e)工程と同様に処理して、6−エキソ−アセ
トキシ−2−エキソ−(オクタデシルカルバモイル)オ
キシメチル−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタンを
得た。
NMR(400Mz、CDCl3、δ(ppm)):0.881(t,J=6.96Hz,
3H)、1.255(s,3H)、1.485(m,2H)、1.235(dd,J=1
2.45,8.79Hz,1H)、1.725(m,1H)、1.973(dd,J=13.5
5,7.33Hz,1H)、2.200(m,1H)、3.152(q,J=6.59Hz,2
H)、3.782(t,J=10.26Hz,1H)、3.959(dd,J=10.26,
5.86Hz,1H)、4.376(s,1H)、4.631(t,J=5.49Hz,1
H)、4.669(m,1H)、4.809(dd,J=2,2.56Hz,1H) IR(νmax、Kbr、cm-1):3372,2919,2848,1727,1698,15
30,1256 (d) 上記(c)工程で合成したエステル体を実施例
5の(d)工程と同様に処理して、2−エキソ−ヒドロ
キシ−6−エキソ−(オクタデシルカルバモイル)オキ
シメチル−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタンを得
た。
NMR(400Mz、CDCl3、δ(ppm)):0.874(t,J=6.96Hz,
3H)、1.248(s,30H)、1.484(m,4H)、1.752(d,J=
9.52Hz,1H)、1.934(m,2H)、3.158(q,J=6.59Hz,2
H)、3.776(t,J=10.26Hz,1H)、3.950(m,2H)、4.23
8(s,1H)、4.609(t,J=5.13H,1H)、4.639(m,1H) IR(νmax、Kbr、cm-1):3334,2986,2919,2848,1680,15
40,1023,870 以下、実施例1の(g)〜(i)工程と同様に順次処
理して、下記の化合物を合成した。
(e) 6−エキソ−N−(2−ピリジルメチル)カル
バモイル]オキシ−2−エキソ−(オクタデシルカルバ
モイル)オキシメチル−7−オキサビシクロ[2.2.1]
ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、δ(ppm)):0.878(t,J=6.96Hz,
3H)、1.251(s,31H)、1.483(m,2H)、1.544(dd,J=
12.09,8.43Hz,1H)、1.762(m,1H)、1.974(dd,J=13.
56,7.33Hz,1H)、2.038(m,1H)、3.157(q,J=6.60Hz,
2H)、3.713(s,1H)、3.781(t,J=10.26Hz,1H)、3.9
62(dd,J=10.99,5.86Hz,1H)、4.492(m,1H)、4.623
(t,J=5.13Hz,1H)、4.694(m,1H)、4.829(dd,J=7.
33,2.20Hz,1H)、5.792(t,J=5.13Hz,1H)、7.170〜7.
280(m,2H)、7.663(td,J=7.68,2.20Hz,1H)、8.535
(br.d,J=4.80Hz,1H) IR(νmax、Kbr、cm-1):3338,2917,2849,1686,1592,15
41,1467,1273 (f) 6−エキソ−[N−アセチル−N−(2−ピリ
ジルメチル)カルバモイル]オキシ−2−エキソ−(オ
クタデシルカバモイル)オキシメチル−7−オキサビシ
クロ[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、δ(ppm)):0.880(t,J=6.96Hz,
3H)、1.254(s,32H)、1.491(m,3H)、1.916(dd,J=
13.19,6.96Hz,1H)、2.011(m,1H)、2.610(s,3H)、
3.159(q,J=6.59Hz,2H)、3.765(t,J=10.26Hz,1
H)、3.923(dd,J=10.26,5.86Hz,1H)、4.324(s,1
H)、4.553(t,J=5.13Hz,1H)、4.665(br.t,1H)、4.
824(dd,J=7.32,3.19Hz,1H)、5.030(d,J=16.12Hz,1
H)、5.105(d,J=16.12Hz,1H)、7.130(m,2H)、7.61
8(td,J=7.69,1.46Hz,1H)、8.509(dd,J=5.49,1.83H
z,1H) IR(νmax、Kbr、cm-1):3376、2922、2851、1702、143
6、1205 (g) 2−[N−アセチル−N−[[2−エキソ−
[(オクタデシルカルバモイル)オキシメチル]−7−
オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト−6−エキソ−オキ
ソ]カルボニル]アミノ]メチル−1−エチルピリジニ
ウム クロライド NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.879(t,J=6.
96Hz,3H)、1.251(s,31H)、1.502(m,2H)、1.548(d
d,J=12.09,8.42Hz,1H)、1.680(m,1H)、1.725(t,J
=7.32Hz,3H)、2.020(m,2H)、2.650(s,3H)、3.152
(q,J=6.60Hz,2H)、3.722(t,J=10.26,1H)、3.978
(dd,J=10.26,5.86Hz,1H)、4.424(s,1H)、4.626
(t,J=4.76Hz,1H)、4.895(dd,J=6.96,2.20Hz,1
H)、5.150(t,J=5.20Hz,1H)、5.215(m,2H)、5.380
(d,J=17.82Hz,1H)、5.415(d,J=17.82Hz,1H)、7.6
34(d,J=8.05Hz,1H)、8.034(t,J=6.23Hz,1H)、8.4
05(t,J=7.70Hz,1H)、10.144(d,J=5.50Hz,1H) IR(νmax、Kbr、cm-1):2917、2849、1699、1629、137
3、1345、1225、1163、988 実施例12 (a) 2−エンド−ヒドロキシメチル−7−オキサビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−5−エンを実施例1の(a)
〜(b)工程と同様に順次処理して得た2−エキソ−ヒ
ドロキシ−6−エンド−t−ブチルジメチルシリルオキ
シメチル−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタンを、
実施例1の(c)〜(d)工程と同様に順次処理して、
2−エンド−ヒドロキシ−6−エンド−t−ブチルメチ
ルシリルオキシメチル−7−オキサビシクロ[2.2.1]
ヘプタンを得た。
NMR(400Mz、CDCl3、δ(ppm)):0.136(s,6H)、0.93
8(s,9H)、1.1128(dd,J=12.09,4.77Hz,1H)、1.574
(dd,J=11.36,5.86Hz,1H)、1.961(tdd,J=11.36,5.4
9,2.57Hz,1H)、2.326(m,1H)、2.502(m,1H)、3.898
(dd,J=11.35,5.49Hz,1H)、4.030(dd,J=11.35,2.20
Hz,1H)、4.216(t,J=4.76Hz,1H)、4.272(m,1H)、
4.528(t,J=5.86Hz,1H)、5.060(d,J=10.99Hz,1H) IR(νmax、Kbr、cm-1):3422、2954、1472、1086 以下、実施例1の(e)〜(i)工程と同様に順次処
理して、下記の化合物を合成した。
(b) 6−エンド−t−ブチルジメチルシリルオキシ
メチル−2−エンド−(オクタデシルカルバモイル)オ
キシ−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、δ(ppm)):0.038(s,3H)、0.47
(s,3H)、0.875(t,J=6.96Hz,3H)、0.883(s,30
H)、1.476(m,2H)、2.155(m,1H)、2.349(m,1H)、
2.476(m,1H)、3.150(q,J=7.30Hz,2H)、0.807〜3.9
21(m,2H)、4.548(m,3H)、4.995(m,1H) IR(νmax、Kbr、cm-1):3345、2925、2853、1701、125
2、1080、837 (c) 2−エンド−ヒドロキシメチル−6−エンド−
(オクタデシルカルバモイル)オキシ−7−オキサビシ
クロ[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、δ(ppm)):0.876(t,J=6.96Hz,
3H)、1.249(s,30H)、1.492(m,2H)、1.754(m,1
H)、2.130(m,1H)、2.395(m,1H)、2.580(m,1H)、
3.164(q,J=6.96Hz,2H)、3.892(m,2H)、4.584(t,J
=5.50Hz,1H)、4.630(t,J=4.76Hz,1H)、4.987(m,1
H) IR(νmax、Kbr、cm-1):3366、2920、2849、1689、152
2 (d) 6−エンド−[N−(2−ピリジルメチル)カ
ルバモイル]オキシメチル−2−エンド−(オクタデシ
ルカルバモイル)オキシ−7−オキサビシクロ[2.2.
1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、δ(ppm)):0.879(t,J=6.96Hz,
3H)、1.253(s,32H)、1.433(m,2H)、2.137(m,1
H)、2.415(m,1H)、2.681(m,1H)、3.070(m,2H)、
4.186(dd,J=10.92,7.70Hz,1H)、4.410〜4.526(m,2
H)、4.550(br.t,1H)、4.604(br.t,1H)、4.744(t,
J=10.62Hz,1H)、5.035(m,1H)、5.345(br.s,1H)、
5.854(br.s,1H)、7.215(m,2H)、7.668(br.t,J=6.
60Hz,1H)、8.549(br.d,J=4.03Hz,1H) IR(νmax、Kbr、cm-1):3340、2918、2849、1688、159
5、1540、1260 (e) 6−エンド−[N−アセチル−N−(2−ピリ
ジルメチル)カルバモイル]オキシメチル−2−エンド
−(オクタデシルカルバモイル)オキシ−7−オキサビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz、CDCl3、δ(ppm)):0.879(t,J=6.96Hz,
3H)、1.146(dd,J=12.09,5.86Hz,1H)、1.252(s,30
H)、1.478(m,3H)、1.990(m,1H)、2.352(m,1H)、
2.520(m,1H)、2.636(s,3H)、3.125(m,1H)、4.028
(t,J=4.76Hz,1H)、4.246(dd,J=10.62,7.32Hz,1
H)、4.531(t,J=5.86Hz,1H)、4.716(t,J=10.26Hz,
1H)、4.820(m,1H)、5.035(d,J=16.12Hz,1H)、5.1
04(t,J=5.86Hz,1H)、5.170(d,J=16.12Hz,1H)、7.
098(d,J=7.70Hz,1H)、8.154(dd,J=6.60,4.77Hz,1
H)、7.621(td,J=7.70,1.83Hz,1H)、8.495(br.d,J
=4.03Hz,1H) IR(νmax、Kbr、cm-1):3367,2920,2849,1738,1696,15
26,1366 (f) 2−[N−アセチル−N−[[2−エンド−
[(オクタデシルカルバモイル)オキシ]−7−オキサ
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−6−エンド−メトキシ]カ
ルボニル]アミノ]メチル−1−エチルピリジニウム
クロライド NMR(400Mz,CDCl3,TMS,δ(ppm)):0.879(t,J=6.96H
z,3H)、1.253(s,30H)、1.302(m,1H)、1.404(m,1
H)、1.488(m,2H)、1.735(t,J=7.32Hz,3H)、2.120
(m,1H)、2.383(m,1H)、2.651(s,3H)、2.672(m,1
H)、2.975〜3.205(m,2H)、4.360(t,J=4.76Hz,1
H)、4.495(m,2H)、4.798(m,1H)、4.978(m,1H)、
5.184(q,J=7.32Hz,2H)、5.511(s,2H)、5.725(t,J
=5.66Hz,1H)、7.706(d,J=8.06Hz,1H)、7.980(t,J
=7.33Hz,1H)、8.393(t,J=7.69Hz,1H)、9.767(d,J
=6.23Hz,1H) 実施例13 (a) 実施例12の(a)工程で合成したシリルエーテ
ル体を実施例1の(f)工程と同様に処理して、6−エ
ンド−ヒドロキシ−2−エンド−ヒドロキシメチル−7
−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタンを得た。
NMR(400Mz,CDCl3,δ(ppm)):1.245(dd,J=12.09,4.
77Hz,1H)、1.608(dd,J=11.72,5.86Hz,1H)、1.992
(tdd,J=11.72,5.86,2.57Hz,1H)、2.318(dddd,J=1
2.09,10.26,5.86,2.57Hz,1H)、2.552(m,1H)、3.860
〜4.005(m,2H)、4.276(t,J=4.77Hz,1H)、4.412
(m,1H)、4.553(t,J=5.86Hz,1H)、5.262(t,J=4.7
7Hz,1H)、5.320(d,J=2.93Hz,1H) IR(νmax,Kbr,cm-1):3450,2919,1526,1220 (b) 上記(a)工程で合成したアルコール体を実施
例7の(a)工程と同様に処理して、2−エンド−ヒド
ロキシ−6−エンド−(オクタデシルカルバモイル)オ
キシメチル−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタンを
得た。
NMR(400Mz,CDCl3,δ(ppm)):0.883(t,J=6.96Hz,3
H)、1.258(s,30H)、1.323(m,2H)、1.500(m,2
H)、2.131(m,1H)、2.300(m,1H)、2.532(m,1H)、
3.177(q,J=6.60Hz,2H)、3.440(br.s,1H)、4.220
(dd,J=11.35,5.86Hz,1H)、4.307(t,J=4.76Hz,1
H)、4.504(m,1H)、4.544(t,J=5.86Hz,1H)、4.715
(m,1H)、4.879(m,1H) IR(νmax,Kbr,cm-1):3446,3361,2919,2848,1690,152
6,1466 以下、実施例1の(g)〜(i)工程と同様に順次処
理して、下記の化合物を合成した。
(c) 6−エンド−[N−(2−ピリジルメチル)カ
ルバモイル)オキシ−2−エンド−(オクタデシルカル
バモイル)オキシメチル−7−オキサビシクロ[2.2.
1]ヘプタン NMR(400Mz,CDCl3,δ(ppm)):0.880(t,6.96Hz,1
H)、1.254(s,31H)、1.371(dd,J=12.09,4.80Hz,1
H)、1.439(m,2H)、2.146(m,1H)、2.425(m,1H)、
2.664(m,1H)、3.080(m,2H)、4.239(dd,J=10.09,
7.80Hz,1H)、4.476(m,2H)、4.554(t,J=4.40Hz,1
H)、4.611(t,J=5.86Hz,1H)、4.636(m,1H)、4.754
(br.s,1H)、5.080(m,1H)、6.181(br.s,1H)、7.18
4(t,J=5.68Hz,1H)、7.285(m,1H)、7.655(td,J=
7.69,1.83Hz,1H)、8.549(d,J=4.40Hz,1H) IR(νmax,Kbr,cm-1):3345,2918,2850,1687,1596,153
2,1220 (d) 6−エンド−[N−アセチル−N−(2−ピリ
ジルメチル)カルバモイル]オキシ−2−エンド−(オ
クタデシルカルバモイル)オキシメチル−7−オキサビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン NMR(400Mz,CDCl3,δ(ppm)):0.879(t,J=6.96Hz,3
H)、1.120(dd,J=12.09,5.49Hz,1H)、1.255(s,3
H)、1.487(m,3H)、2.083(m,1H)、2.352(m,1H)、
2.600(m,1H)、2.625(s,3H)、3.144(m,2H)、3.952
(t,J=9.90Hz,1H)、4.299(dd,J=10.99,7.70Hz,1
H)、4.484(t,J=4.39Hz,1H)、4.558(t,J=5.50Hz,1
H)、4.948(m,1H)、5.044(d,J=16.49Hz,1H)、5.08
0(m,1H)、5.188(d,J=16.49Hz,1H)、7.146(m,2
H)、7.626(td,J=7.69,1.83Hz,1H)、8.480(br.d,J
=4.03Hz,1H) IR(νmax,Kbr,cm-1):3355,2923,2853,1717,1593,152
7,1466,1437,1342,1206,1158,1076 (e) 2−[N−アセチル−N−[[2−エンド−
[(オクタデシルカルバモイル)オキシメチル]−7−
オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト−6−エンド−オキ
シ]カルボニル]アミノ]メチル−1−エチルピリジニ
ウム クロライド NMR(400Mz,CDCl3,TMS,δ(ppm)):0.879(t,J=6.96H
z,3H)、1.252(s,32H)、1.416(dd,J=12.09,5,50Hz,
1H)、1.478(m,2H)、1.739(t,J=6.96Hz,3H)、2.15
5(m,1H)、2.444(m,1H)、2.641(s,3H)、3.000〜3.
190(m,2H)、4.104(dd,J=10.04,8.12Hz,1H)、4.188
(dd,J=10.04,8.12Hz,1H)、4.638(t,J=5.50Hz,1
H)、4.746(t,J=4.40Hz,1H)、5.125(m,2H)、5.157
(q,J=6.96Hz,2H)、5.500(d,J=17.59Hz,1H)、5.58
5(d,J=17.59Hz,1H)、7.656(d,J=8.01Hz,1H)、7.9
35(t,J=6.96Hz,1H)、8.379(t,J=7.69Hz,1H)、9.6
31(br.d,J=5.76Hz,1H) 実施例14 (a) 無水マレイン酸100gを700mlのエーテルに懸濁
し、フラン75mlを加えて50℃で4時間穏やかに還流させ
た。次いで室温で3日間撹拌して析出した結晶を濾取
し、エーテルで洗浄後減圧乾燥して、白色粉末の7−オ
キサビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカル
ボン酸無水物102gを得た。1 H−NMR(CDCl3):3.18(s,2H)、5.45(s,2H)、6.56
(s,2H) (b) 上記(a)工程で合成した無水物50.4gをメタ
ノール400mlに懸濁し、10%パラジウム−炭素3.0gを加
えて水素雰囲気下3日間撹拌した。セライト濾過して触
媒を除去した後、氷冷してチオニルクロライド26mlを加
え室温で一夜撹拌した。反応液を減圧下撹拌して塩化水
素を除き、400mlの飽和重曹水で中和した後酢酸エチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後減圧濃縮した。残渣を酢酸エチル−ヘ
キサンから再結晶して、白色結晶の2−エキソ−3−エ
キソ−ビス(メトキシカルボニル)−7−オキサビシク
ロ[2.2.1]ヘプタン27.0gを得た。1 H−NMR(CDCl3):1.50−1.97(m,4H)、3.03(s,2
H)、3.72(s,6H)、5.03(m,2H) (c) 上記(b)工程で合成したジエステル体10.03g
をアセトン25mlに溶かし、0.1Mリン酸緩衝液(pH=8.
0)225mlで希釈した後、ブタ肝臓エステラーゼ1.75mlを
加えた。反応溶液が酸性にならないように時々水酸化ナ
トリウム水溶液を加えながら、室温で2日間撹拌した。
反応溶液に4N塩酸を加えてpHを2−3に合わせた後、酢
酸エチルで抽出した。さらに水層を塩化ナトリウムで飽
和して抽出を繰り返して有機層を併せ、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後減圧濃縮した。残渣を酢酸エチル−ヘキサ
ンより再結晶して、白色針状晶の(1R,2S,3R,4S)−3
−エキソ−メトキシカルボニル−7−オキサビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2−エキソ−カルボン酸5.80gを得
た。1 H−NMR(CDCl3):1.47−1.98(m,4H)、3.05(s,2
H)、3.70(s,3H)、5.00(m,2H) [α] t=24=−3.96゜(c=2.1,MeOH) (d) 上記(c)工程で合成したヘミエステル体5.00
gをテトラヒドロフラン100mlに溶かし−78℃でトリエチ
ルアミン5.9ml、クロロ炭酸エチル3.6mlを加えて、1.5
時間撹拌した。次いで水素化ホウ素ナトリウム1.85gを
水25mlに溶かしたものを反応液に加えて、0℃から室温
で1.5時間撹拌した。反応液を2N塩酸で酸性にした後酢
酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾
燥後減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイー(80g、酢酸エチル−ヘキサン=1:3〜1:2)で
精製して、白色結晶の(3aR,4R,7S,7aR)−4,7−エポキ
シパーヒドロイソベンゾフラン−1−オン3.10gを得
た。1 H−NMR(CDCl3):1.40−1.97(m,4H)、2.60−2.92
(m,2H)、4.06−4.26(m,1H)、4.37−4.52(m,1H)、
4.56(t,J=2.1、1H)、4.84(t,J=2.7,1H) IR(CHCl3):3023,2989,1768 [α] t=24=+115.5゜(c=1.05,CHCl3) (e) 上記(d)工程で合成した化合物2.95gをトル
エン60mlに溶かして−78℃で1.0Mジイソブチルアルミニ
ウムハイドライド23mlを加えて1.5時間撹拌した。反応
液に飽和塩化アンモニウム水溶液20mlを加えてセライト
濾過し、濾液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(45
g、アセトン:ヘキサン=1:3〜1:2)で精製して、(3a
R,4R,7S,7aR)−4.7−エポキシ−1−ヒドロキシパーヒ
ドロイソベンゾフラン2.91gを得た。1 H−NMR(CDCl3):1.26−1.90(m,4H)、2.40(d,J=7.
5,1H)、2.56(dt,J=3.6,7.5,1H)、3.23(brd,1H)、
3.86(dd,J=3.8,9.5,1H)、4.18(dd,J=7.5,9.5,1
H)、4.42(brd,1H)、4.59(brd,1H)、5.40(s,1H) IR(CHCl3):3593,3404,3012,2984,2881 (f)ジイソプロピルアミン5.0mlをテトラヒドロフラ
ン15mlに溶解し−78℃で1.5Mn−ブチルリチウム16mlを
加えて30分撹拌した後、メチルトリフエニルホスホニウ
ムブロマイド8.74gをテトラヒドロフラン40mlに溶かし
たものを加えて0℃で1時間撹拌した。次いで上記
(e)工程で合成したヒドロキシ体0.99gをテトラヒド
ロフラン20mlに溶かしたものを反応液に加え、40℃で4
時間、室温で2日間撹拌した。反応液に10%酢酸−テト
ラヒドロフラン溶液5ml、50ml飽和塩化アンモニウム水
溶液を加えた後エーテル抽出した。有機層を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後減圧濃縮して、残渣をシリカゲルカラ
ム(80g、エーテル:ヘキサン=1:1〜酢酸エチル:ヘキ
サン=1:1)で精製して、淡黄色結晶の(1R,2R,3R,4S)
−2−エキソ−ヒドロキシメチル−3−エキソ−ビニル
−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン0.62gを得た。1 H−NMR(CDCl3):1.40−1.90(m,4H)、2.00−2.28
(m,1H),J=2.60(t,J=10.8,1H)、3.57(m,2H)、4.
31(m,1H)、4.53(m,1H)、5.02(d,J=2.1,1H)、5.2
0(dd,J=2.4,7.8,1H)、5.83(dt,J=9.9,18.0,1H) IR(CHCl3):3626、3458、3010、2982 [α] t=22=−29.6゜(c=0.91,CHCl3) (g)アルゴン雰囲気下上記(f)工程で合成したメタ
ノール体0.214gをピリジン3mlに溶解し、イソシアン酸
オクタデシル1.07gを加えて室温で2日間撹拌した。さ
らにイソシアン酸オクタデシル0.83gを加えて2日間撹
拌した後、水5mlを加えてエーテルで抽出した。有機層
を無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮し、残渣をシリ
カゲルカラム(10g、エーテル:ヘキサン=1:3〜1:2)
で精製して、白色粉末の(1R,2R,3R,4S)−2−エキソ
−(オクタデシルカルバモイル)オキシメチル−3−エ
キソ−ビニル−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン
0.714gを得た。1 H−NMR(CDCl3):0.84(t,J=6.0,3H)、1.22(s,30
H)、1.38−1.78(m,H)、2.10(dt,J=5.0,10.0,1
H)、2.51(t,J=9.3,1H)、3.10(q,J=6.0,2H)、3.7
0(t,J=10.5,1H)、3.94(dd,J=5.0,10.8,1H)、4.22
(brd,1H)、4.40(brd,1H)、4.58(brd,1H)、4.82
(d,J=1.7,1H)、5.06(dd,J=7.3,2.1,1H)、5.62(d
t,J=9.8,17.3,1H) (h)上記(g)工程で合成したエステル体0.1019gを
塩化メチレン20mlに溶かし、−78℃でオゾンを作用させ
た。過剰のオゾンを窒素気流で除去した後、水素化ホウ
素ナトリウム0.12gをエタノール20mlに溶かしたものを
加え室温で一夜放置した。反応液に飽和塩化アンモニウ
ム水溶液5mlを加えて有機層を分取した。水層を塩化メ
チレンで抽出して有機層を併せ、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(5g、酢
酸エチル:ヘシサン=1:1)で精製して、白色粉末の(1
R,2S,3R,4S)−2−エキソ−ヒドロキシメチル−3−エ
キソ−(オクタデシルカルバモイル)オキシメチル−7
−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン92.0mgを得た。1 H−NMR(CDCl3):0.83(t,J=6.5,3H)、1.22(s,30
H)、1.32−2.20(m,8H)、3.10(q,J=6.3,2H)、3.40
−3.75(m,2H)、3.80−4.20(m,2H)、4.30−4.50(m,
2H)、4.65(brd,1H) IR(CHCl3):3626、2926、2854、1712、 [α]Dt=22−1.45゜(c=0.95,CHCl3) (i)上記(h)工程で合成したメタノール体85mgを塩
化メチレン5mlに溶かして氷冷下ピリジン30μ、クロ
ロ炭酸フエニル30μを加えて、室温で20分間撹拌し
た。反応液に10%重曹水3mlを加えて有機層を分取し、
水層を塩化メチレンで抽出した。有機層を併せて無水硫
酸ナトリウムで乾燥し減圧濃縮した。残渣に2−アミノ
メチルピリジン50μを加えてアルゴン雰囲気下90℃で
1時間撹拌した。反応液を放冷し塩化メチレン5mlで希
釈した後5%水酸化カリウム水溶液で洗浄した。有機層
を無水炭酸カリウムで乾燥後減圧濃縮して残渣をシリカ
ゲルカラム(5g、酢酸エチル:ヘキサン=1:1)で精製
して、(1S,2R,3S,4R)−2−エキソ−(オクタデシル
カルバモイル)オキシメチル−3−エキソ−[N−(2
−ピリジルメチル)カルバモイル]オキシメチル−7−
オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン92.8mgを得た。1 H−NMR(CDCl3):0.88(t,J=7.0,3H)、1.25(s,30
H)、1.48(brd,1H)、1.74(brd,1H)、2.19(,brd,1
H)、3.15(q,J=6.8,2H)、4.00(brd,2H)、4.05−4.
11(brd,1H)、4.14−4.20(brd,1H)、4.40(brd,1
H)、4.44(brd,1H)、4.49(d,J=5.2,2H)、4.74(br
d,1H)、5.83(brd,1H)、7.20(brd,dd,J=5.0,7.0,1
H)、7.27(m,1H)、7.67(dt,J=1.8,7.7,1H)、8.54
(d,J=4.0,1H) IR(CHCl3):3451、2927、1715、1514、 mass:588(M++1)、497(M++1−CH2Py)、453(M+
−CONHCH2Py) (j)封管中上記(i)工程で合成した化合物55.4mgを
ピリジン1mlに溶かし無水酢酸0.18mlを加えて100℃で4
日間撹拌した。反応液を放冷した後減圧留去して残渣に
10%重曹水10mlを加えて、クロロホルムで抽出した。有
機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧濃縮し、残渣
をシリカゲルカラム(10g、酢酸エチル:ヘキサン=1:3
〜1:1)で精製して、(1S,2R,3S,4R)−2−エキソ−
(オクタデシルカルバモイル)オキシメチル−3−エキ
ソ−[[N−アセチル−N−(2−ピリジルメチル)カ
ルバモイル]オキシメチル−7−オキサビシクロ[2.2.
1]ヘプタン44.9mgを得た。1 H−NMR(CDCl3):0.88(t,J=6.8,3H)、1.38−1.73
(m,H)、2.00−2.18(m,2H)、2.65(s,3H)、3.16(b
rd,2H)、3.94(m,4H)、4.26(brd,1H)、4.32(m,1
H)、4.76(brd,1H)、5.05−5.15(m,1H)、7.14(m,1
H)、7.28(brd,1H)、7.63(brd,t,J=7.4,1H)、8.51
(brd,1H)、 IR(CHCl3):2927、1708、1368 mass:630(M++1)、629(M+)、588(M++1−CH3C
O)、587(M+−CH3CO) m.p.89.5〜90.5℃ (k)封管中上記(j)工程で合成した化合物40.0mgを
ヨウ化エチル0.5mlに溶かし、遮光して85℃で2日間撹
拌した。放冷後反応液を減圧濃縮して70%メタノール/
水10mlに溶解し、アンバーライトIRA−410(CI−型、1.
5ml)で処理した。溶出液を35℃以下で減圧濃縮した
後、シリカゲルカラム(5g、クロロホルム:メタノー
ル:水=65:25:4)で精製して、(1S,2R,3S,4R)−2−
[N−アセチル−N−([2−エキソ−[(オクタデシ
ルカルバモイル)オキシメチル]−7−オキサビシクロ
[2.2.1]ヘプト−3−エキソ−メトキシ]カルボニ
ル]アミノ]メチル−1−エチルピリジニウム クロラ
イド14.6mgを得た。1 H−NMR(CDCl3):0.88(t,J=6.8,3H)、1.25(s,30
H)、7.66(d,J=8.0,1H)、8.02(t,J=6.8,1H)、8.3
9(t,J=7.8,1H)、9.97(d,J=6.0,1H) mass(FAB):658(M+−Cl)、630(M+−C2H4) 実施例15 (a)実施例1の(g)工程において、(f)工程で合
成したアルコール体の代りに実施例11の(d)工程で合
成した2−エキソ−ヒドロキシ−6−エキソ−(オクタ
デシルカルバモイル)オキシメチル−7−オキサビシク
ロ[2.2.1]ヘプタンを用い、且つ2−アミノメチルピ
リジンの代りに1−(2−アミノエチル)ピロリジンを
用いる以外は同様に処理して、6−エキソ−[N−[2
−(1−ピロリジニル)エチル]カルバモイル]オキシ
−2−エキソ−(オクタデシルカルバモイル)オキシメ
チル−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタンを得た。
NMR(400MHz,CDCl3TMS,δ(ppm)):0.881(t,J=6.96H
z,3H)、1.254(s,3H)、1.484(m,1H)、1.536(dd,J
=12.46,8.79Hz,1H)、1.779(m,5H)、1.954(dd,J=1
3.19,6.96Hz,1H)、2.034(m,1H)、2.531(br,s,4
H)、2.604(t,J=6.22Hz,2H)、3.156(q,J=5.87Hz,2
H)、3.290(q,J=9.90Hz,2H)、3.780(t,J=10.62Hz,
1H)、3.958(dd,J=10,62,5,86Hz,1H)、4.391(s,1
H)、4.614(t,J=5.13Hz,1H)、4.686(m,1H)、4.788
(dd,J=7.33,2.57Hz,1H)、5.372(br,s,1H) (b)上記(a)工程で合成した化合物を実施例1の
(h)工程と同様に処理して、6−エキソ−[N−アセ
チル−N−[2−1−ピロリジニル)エチル]カルバモ
イル]オキシ−2−エキソ−(オクタデシルカルバモイ
ル)オキシメチル−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプ
タンを得た。
NMR(400MHz,CDCl3,TMS,δ(ppm)):0.880(t,J=6.96
Hz,3H)、1.253(s,33H)、1.474(m,2H)、1.568(dd,
J=11.72,8.42Hz,1H)、1.874(m,5H)、2.032(m,3
H)、2.508(s,3H)、2.822(br,s,6H)、3.162(q,J=
6.59Hz,2H)、3.878(t,J=10.26Hz,1H)、3.970(m,3
H)、4.497(s,1H)、4.653(t,J=5.13Hz,1H)、4.863
(dd,J=7.14,1.82,1H) (c)上記(b)工程で合成した化合物とヨウ化エタン
を実施例1の(i)工程と同様に処理して、1−[2−
[N−アセチル−N−[[2−エキソ−[(オクタデシ
ルカルバモイル)オキシ]−7−オキサビシクロ[2.2.
1]ヘプト−6−エキソ−メトキシ]カルボニル]アミ
ノ]エチル]−1−エチルピロリジニウム アイオダイ
ドを得た。
NMR(400MHz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.880(t,J=
6.96Hz,3H)、1.253(m,30H)、1.507(t,J=7.33Hz,3
H)、1.584(m,1H)、1.774(m,1H)、1.834(m,1H)、
2.108(m,2H)、2.322(m,4H)、2.537(s,3H)、3.156
(q,J=6.59Hz,3H)、3.478(m,1H)、3.630(q,J=7.3
3Hz,2H)、3.697(m,2H)、3.808〜4.010(m,4H)、4.0
42(dd,J=10.62,5.49Hz,1H)、4.078〜4.268(m,2
H)、4.661(t,J=4.98,1H)、4.712(s,1H)、4.930
(dd,J=7.14,1.82Hz,1H)、5.345(br,t,J=5.52Hz) IR(νmax,KBr,cm-1):2917、2849、1701、1534、146
7、1381、1242、1164、1138、1041、978 実施例16 実施例13の(d)工程で合成した化合物とヨウ化メチ
ルを実施例1の(i)工程と同様に処理して、2−[N
−アセチル−N−[[2−エンド−[(オクタデシルカ
ルバモイル)オキシメチル]−7−オキサビシクロ[2.
2.1]ヘプト−6−エンド−オキシ]カルボニル]アミ
ノ]メチル−1−メチルピリジニウム アイオダイドを
得た。
NMR(400Mz、CDCl3、TMS、δ(ppm)):0.880(t,J=6.
96Hz,3H)、1.253(m,30H)、1.473(m,3H)、1.578(d
d,J=12.00,5.12Hz,1H)、2.000(dd,J=12.98,4.12Hz,
1H)、2.137(m,1H)、2.432(m,1H)、2.630(s,3
H)、3.015〜3.195(m,2H)、4.218(d,J=8.43Hz,2
H)、4.590{m,1H)、4.634(s,3H)、4.767(t,J=4.7
6Hz,1H)、4.855(t,J=5.02Hz,1H)、5.12(m,1H)、
5.428(d,J=17.78Hz,1H)、5.488(d,J=17.78Hz,1
H)、7.778(d,J=8.06Hz,1H)、7.897(t,J=5.59Hz,1
H)、8.402(t,J=8.06Hz,1H)、9.172(d,J=6.22Hz,1
H)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 493/08 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 式中、 R1は炭素数10〜24のアルキル基を表わし; mは0又は1を表わし; R2、R3及びR4のうちの1つは式 で示される基を表わし且つ残りの2つは水素原子であ
    り、ここで R5は水素原子、低級アルキル基、アリール基又はアラル
    キル基を表わし; Aはメチレン基を表わし且つB+は置換されたアンモニオ
    基を表わすか、或いはAとB+とは一緒になつて、4級窒
    素原子に隣接する炭素原子において上記式中のCH2に結
    合する4級窒素含有複素環式基を表わし、 Y-はアニオンを表わし、 nは0又は1を表わす、 で示される7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタン誘導
    体。
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