JP2965547B1 - スライド式足場布板 - Google Patents

スライド式足場布板

Info

Publication number
JP2965547B1
JP2965547B1 JP12511698A JP12511698A JP2965547B1 JP 2965547 B1 JP2965547 B1 JP 2965547B1 JP 12511698 A JP12511698 A JP 12511698A JP 12511698 A JP12511698 A JP 12511698A JP 2965547 B1 JP2965547 B1 JP 2965547B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
cloth
scaffold
scaffolding
side plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12511698A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11324315A (ja
Inventor
文雄 藤木
尚彦 原田
幸男 原田
Original Assignee
文雄 藤木
尚彦 原田
幸男 原田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 文雄 藤木, 尚彦 原田, 幸男 原田 filed Critical 文雄 藤木
Priority to JP12511698A priority Critical patent/JP2965547B1/ja
Priority to KR1019990016384A priority patent/KR19990088130A/ko
Application granted granted Critical
Publication of JP2965547B1 publication Critical patent/JP2965547B1/ja
Publication of JPH11324315A publication Critical patent/JPH11324315A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G1/00Scaffolds primarily resting on the ground
    • E04G1/15Scaffolds primarily resting on the ground essentially comprising special means for supporting or forming platforms; Platforms
    • E04G2001/157Extensible platforms, e.g. telescopic platforms

Landscapes

  • Movable Scaffolding (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 段差がなく、従って、安全性の高い足場布板
及び足場装置を提供する。 【解決手段】 収納空間13は、第1の踏み面板11の
下側に形成されていて、第1の踏み面板11の長さ方向
Lの一端側が開口している。ガイド部141、142
は、収納空間13内において、第1の踏み面板11の幅
方向Wにおいて、少なくともその両側に配置され、か
つ、長さ方向Lに延びている。第2の布板部材2は、第
2の踏み面板21を含み、第1の布板部材1に備えられ
た収納空間13の開口を通して収納空間13の内部に挿
入され、第2の踏み面板21が第1の踏み面板11に隣
接し、幅方向Wの両側がガイド部141、142によっ
て支持され長さ方向Lに案内される

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物建設工事に
おいて用いられるスライド式足場布板に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅等の建築物工事に当たっては、建築
物の周囲または必要な箇所に、間隔をおいて、建地材を
建ると共に、足場布板受け部材(持ち送り枠と称され
る)を建地材に取り付け、足場布板受け部材上に、建地
材の間隔に対応した定尺寸法の足場布板を渡す。作業員
は、足場布板を渡り歩き、建設工事を施工する。
【0003】従来の足場装置において、建地材の配置間
隔が、足場布板の定尺寸法に対応していれば、足場布板
を、重なりなどを生じることなく、順次に敷設すること
ができる。
【0004】ところが、実際には、建築物の長さ寸法、
奥行き寸法及び形状等はまちまちである。また、足場を
建てる敷地の形状、広さなども、個々の現場で異なる。
しかも、このような条件の中で、建築物と足場との間の
間隔を所定の寸法に設定する必要がある。
【0005】このため、足場全周にわたって、建地材の
配置間隔を、足場布板の定尺寸法に対応した寸法となる
ように維持することは困難であり、例えば足場のコ−ナ
部などに、足場布板の定尺寸法に対応しない建地材間隔
部分が生じる。
【0006】従来は、このような場合には、2つの足場
布板を、長さ方向の一端部が互いに重なるように配置し
ていた。このため、重なり合う2つの足場布板の間に段
差が発生し、足場布板上を歩行する作業員がこの段差に
躓き、墜落事故を起こす危険性を抱えていた。
【0007】しかも、強風等による足場布板の吹き上げ
を防止する手段として、2つの足場布板の重なり部分
を、番線と称される針金で固定する必要があった。この
ため、足場布板敷設作業が面倒であった。
【0008】最近では、上述の段差部分に金属カバーを
被せ、段差を解消する技術も知られている。しかし、金
属カバーの表面が、降雨、降雪または降霜等のために滑
りやすくなっている場合には、作業員が足を滑らせるこ
とがあり、依然として墜落事故を起こす危険性を抱えて
いた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、建地
材間の間隔変化に追従し得るスライド式足場布板及び足
場装置を提供することである。
【0010】本発明のもう一つの課題は、作業員の歩行
障害となるような段差を生じさせないで、建地材間の間
隔変化に追従し得る安全性の高いスライド式足場布板及
び足場装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係るスライド式足場布板は、 第1の布
板部材と、第2の布板部材とを含む。
【0012】前記第1の布板部材は、第1の踏み面板
と、収納空間と、第1の側面板と、第2の側面板とを含
む。前記収納空間は、前記第1の踏み面板の下側に形成
されていて、前記第1の踏み面板の長さ方向の一端側が
開口している。前記第1の側面板及び第2の側面板は、
前記収納空間内において、前記第1の踏み面板の幅方向
において、少なくともその両側に配置され、かつ、前記
長さ方向に延びている。
【0013】前記第2の布板部材は、第2の踏み面板を
含み、前記第1の布板部材に備えられた前記収納空間の
前記開口を通して前記収納空間の内部に挿入され、前記
第2の踏み面板が前記第1の踏み面板に隣接し、幅方向
の両側が第1の側面板及び第2の側面板によって支持さ
れ前記長さ方向に案内される。
【0014】上述のように、第1の布板部材に備えられ
第1の側面板及び第2の側面板は、収納空間内におい
て、幅方向の両側に互いに間隔を隔てて配置され、か
つ、長さ方向に延びている。第2の布板部材は、第1の
布板部材に備えられた収納空間の開口を通して収納空間
の内部に挿入され、第1の側面板及び第2の側面板によ
って支持され、長さ方向に案内される。この構造によれ
ば、第1の布板部材及び第2の布板部材を長さ方向に伸
縮させて、足場布板全体の長さ寸法を可変調整すること
ができる。したがって、建地材間の間隔が、足場布板の
定尺寸法に対応しない場合でも、一枚の足場布板で対応
できる。
【0015】第2の踏み面板は、第1の踏み面板に隣接
している。この構造によれば、第1の布板部材の表面
と、第2の布板部材の表面との間には、第1の布板部材
の第1の踏み面板の厚み分にほぼ相当する小さな段差が
生じるだけである。この段差は、2枚の独立する足場布
板を重ねることによって生じていた従来の段差との比較
において、ほとんど無視できるような寸法である。即
ち、本発明によれば、段差を実質的になくすことができ
る。このため、足場布板上を歩行する作業員が段差に躓
かず、従って、墜落の危険を回避し得る安全性の高い足
場装置を実現できる。
【0016】しかも、本発明によれば、番線結束作業が
不要であるから、足場布板敷設作業が著しく簡単にな
る。
【0017】更に、本発明によれば、段差解消用の金属
カバ−を用いる必要がないから、作業員が足を滑らせる
ことがなく、従って、墜落の危険を回避し得る安全性の
高い足場装置を実現できる。
【0018】本発明に係るスライド式足場布板は、足場
装置を構成するに当たり、足場パイプ用中間ソケット、
足場パイプ用端末ソケット、コーナ・ブラケット、建地
材間調整連結部材または足場用弧状コ−ナ接続部材等と
組み合わせて用いることができる。
【0019】本発明の他の目的、構成及び利点について
は、実施例である添付図面を参照し、更に詳しく説明す
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るスライド式足
場布板の平面図、図2は本発明に係るスライド式足場布
板の正面図、図3は図1の3−3線に沿った拡大断面図
である。図を参照すると、本発明に係るスライド式足場
布板は、第1の布板部材1と、第2の布板部材2とを含
む。第1の布板部材1は、第1の踏み面板11と、側面
板121、122と、収納空間13と、ガイド部14
1、142とを含む。
【0021】側面板121、122は、第1の側面板1
21と、第2の側面板122とを含む。第1の側面板1
21及び第2の側面板122のそれぞれは、第1の踏み
面板11の下側であって、幅方向Wの両側に互いに対向
して配置される。実施例では、更に、第3の側面板12
3を含み、第3の側面板123は、第1の踏み面板11
の下側であって、長さ方向Lの他端側に、第1の側面板
121及び第2の側面板122と交叉するように配置さ
れる。ここで、第3の側面板123には、L字材(アン
グル材)が用いられており、L字材を構成するもう一辺
は、第1の踏み面板11に連なる突出部101として用
いられている。
【0022】収納空間13は、第1の踏み面板11と、
第1の側面板121と、第2の側面板122とによって
囲まれ、長さ方向Lの一端側が開口している。
【0023】ガイド部141、142は、第1のガイド
部141と、第2のガイド部142とを含む。第1のガ
イド部141及び第2のガイド部142のそれぞれは、
収納空間13内において、幅方向Wの両側に互いに間隔
Dを隔てて配置され、かつ、長さ方向Lに延びている。
実施例では、第1のガイド部141及び第2のガイド部
142のそれぞれは、第1の側面板121及び第2の側
面板122の下端部側を第1の踏み面板11と対向する
ように、幅方向Wに長さw1だけ折り曲げて形成されて
いる。
【0024】第2の布板部材2は、第2の踏み面板21
と、側面板221、222とを含み、側面板221、2
22は、第2の踏み面板21の下側であって、幅方向W
の両側に、互いに対向して配置されている。
【0025】第2の布板部材2は、第1の布板部材1に
備えられた収納空間13の開口を通して収納空間13の
内部に挿入され、第2の踏み面板21が第1の踏み面板
11に隣接し、側面板221が第1のガイド部141に
よって支持されて長さ方向Lに案内され、側面板222
が第2のガイド部142によって支持されて長さ方向L
に案内される。
【0026】実施例では、第2の布板部材2は、更に、
側面板223、224を含む。側面板223、224
は、踏み面板21の下側であって、長さ方向Lの両側
に、幅方向Wに沿って配置されている。ここで、第3の
側面板123と同様に、側面板223にもL字材(アン
グル材)が用いられており、L字材を構成するもう一辺
は、第2の踏み面板21に連なる突出部201として用
いられている。
【0027】第1の布板部材1において、第1の側面板
121及び第2の側面板122は、長さ方向Lの中間部
において、補強部材151〜154によって結合されて
いる。実施例では、補強部材の数は4つであるが、その
数については、スライド式足場布板全体の長さ寸法に応
じて任意に変更される。
【0028】ここで、補強部材154は、補強部材15
1〜153に比べて、厚み方向の寸法が大きい。これ
は、本来の補強の役割以外に、第2の布板部材2が長さ
方向Lの矢印L1の向きに移動するのを禁止する役割も
果たしているからである。
【0029】第2の布板部材2においても、側面板22
1及び側面板222が、長さ方向Lの中間部において、
幅方向Wに沿って延びる補強部材251〜253によっ
て結合されている。
【0030】実施例では、第1の踏み面板11および第
2の踏み面板21は、平面内に多数の孔を開口させた網
目構造を有する。また、図示はされていないが、第1の
踏み面板11および第2の踏み面板21は、金属板の表
面に多数の微小凹凸を付したものであってもよい。
【0031】第1の踏み面板11の表面と第2の踏み面
板12の表面との段差△Gは、実際には、10〜15mm
程度であり、作業員の歩行を妨げるものではない。
【0032】本発明に係るスライド式足場布板は、更
に、長さ方向Lの両端部に、足場布板受け部材に対する
掛け止め装置18を有する。図1に示した実施例では、
掛け止め装置は、閂装置でなる。
【0033】第1の布板部材1は、第3の側面板123
に掛止用切欠部171、172を有し、第2の側面板2
は、側面板223に掛止用切欠部241、242を有す
る。図において、閂装置は、掛止用切欠部171、17
2、241、242のそれぞれに備えられている。この
ような閂装置を備えたスライド式足場布板は、既に、特
開平8ー86087号公報に開示されている。
【0034】図4は掛止用切欠部171に備えられた閂
装置の構造を示している。他の掛止用切欠部172、2
41、242に備えられた閂装置の構造については、説
明を省略する。閂装置でなる掛け止め装置18は、支持
腕181、支持腕182、ロック片183、突出片18
4、ストッパ185及び支持腕186を備える。支持腕
181、182は、第3の側面板123において、掛止
用切欠部171の両側に、例えば溶接等の手段によって
固定されている。支持腕186も支持腕181、182
から適当な間隔をおいて、側面板123に溶接等の手段
によって固定されている。
【0035】ロック片183は、長手方向b1またはb
2に移動でき、矢印a1またはa2の方向に回転できる
ように、支持腕181、182、186によって支持さ
れている。突出片184はロック片183に設けられ、
側面板123に突設されたストッパ185によって動き
が制限される。ロック片183の動きについては、後で
詳しく説明する。
【0036】本発明に係るスライド式足場布板は、固定
手段16を含み、固定手段16は、第1の布板部材1お
よび第2の布板部材2の間に備えられ、両者間の伸縮動
作を許容し、かつ、伸縮動作を禁止する。図5は固定手
段16の構造を示す拡大断面図である。以下、図5を参
照して固定手段16の構造について具体的に説明する。
【0037】第1のガイド部141は、孔160と、突
出部161と、ナット162とを有する。孔160は、
第1のガイド部141の長さ方向Lの一端側に備えられ
ている。突出部161は、第1のガイド部141の下側
であって、孔160の下方に配置され、第1のガイド部
141の表面に、溶接等の手段によって固定されてい
る。ナット162は、突出部161の内部に配置され、
かつ、固定されている。
【0038】固定手段16には、例えば、蝶ねじ等が用
いられ、ナット162にねじ結合している。また、固定
手段16は、軸方向の下端側に、ストッパ163を有す
る。この構造によれば、固定手段16がナット162か
ら脱落するのを防止できる。図において、固定手段16
は、第1のガイド部141および第2のガイド部142
のそれぞれに1個ずつ備えられているが、その個数は、
必要に応じて任意に変更できる。
【0039】図6は図5とは異なる箇所に固定手段を備
えた実施例を示す拡大断面図である。図において、図5
に示された構成部分と同一の構成部分には、同一の参照
符号を付してある。図6に示す実施例では、 固定手段
16が、収納空間13の内部に配置され、側面板221
に結合されている。
【0040】スライド式足場布板は、更に、抜け止め機
構23を含み、抜け止め機構23は、第1の布板部材1
および第2の布板部材2の間に備えられ、第2の布板部
材2が第1の布板部材1から脱落するのを禁止する。図
7は図1の7−7線に沿った拡大断面図である。以下、
図7を参照して抜け止め機構23の構造について具体的
に説明する。
【0041】抜け止め機構23は、筒体230と、可動
ピン231と、バネ232とを含む。筒体230は、溶
接等の手段によって、第2の布板部材2の側面版224
に取り付けられる。可動ピン231は、少なくとも一端
が折り曲げられ、管部230を軸方向に貫通しており、
矢印o1またはo2の向きに移動し得る。バネ232
は、筒体230の内部に配置され、他端側が、可動ピン
231と一体化された受け板233によって受けられて
いる。
【0042】図7に示すように、可動ピン231は、バ
ネ232から矢印o1の向きにバネ圧Pを受け、第1の
側面板121から矢印o2の向きに押圧Fを受け、この
状態で静止してる。
【0043】図8は本発明に係るスライド式足場布板を
用いた足場装置を概略的に示す平面図である。但し、手
摺材、布材、足場布板受け部材等は省略してある。図に
おいて、建地材50〜54のそれぞれは、建築物100
の周囲及び必要な箇所に、互いに間隔を隔てて、地上に
立設される。コーナ用足場布板60は、足場装置の隅部
に敷設され、定尺足場布板6およびスライド式足場布板
3は、コーナ用足場布板60を挟むように、建築物の周
りに敷設される。スライド式足場布板3は、建地材間の
間隔d2が、定尺足場布板6の長さ寸法d1に対応しな
い箇所に配置され、足場布板受け部材に掛け止められ
る。
【0044】定尺足場布板6には、例えば、600mm、
900mm、1200mm、1350mm及び1800mmのよ
うに、長さ寸法d1の異なるものが何種類か存在する。
本発明に係るスライド式足場布板3も、上述のような定
尺寸法に対応できる、長さ寸法d2の異なるものが何種
類か用意されており、それぞれが必要に応じて使い分け
られる。
【0045】図9は図1に示したスライド式足場布板3
と組み合わされる足場布板受け部材を示す斜視図であ
る。図9に示すように、主桿部40は、長手方向の一端
に結合部451を有し、他端に結合部452を有する。
突起41、42は、主桿部40の長手方向の中間部の一
端側において、幅方向の両側に突出して設けられ、突起
43、44は、主桿部40の長手方向の中間部の他端側
において、幅方向の両側に突出して設けられる。突起4
1〜44のそれぞれは、貫通孔410〜440を有す
る。貫通孔410〜440のそれぞれは、突起41〜4
4において、長手方向に沿って設けられている。
【0046】足場布板用掛止め部45は、主桿部40の
側面404から幅方向に延び、主桿部40の上面403
側に向かって折り曲げられ、その折り曲げられた先端部
と主桿部40の側面404との間に間隔Dを有する。足
場布板用掛止め部46は、主桿部40の側面405から
幅方向に延び、主桿部40の上面403側に向かって折
り曲げられ、その折り曲げられた先端部と主桿部40の
側面405との間に間隔Dを有する。
【0047】実施例では、結合部451、452は、ク
ランプ状となっており、主桿部40の両端に、溶接等の
結合手段によって固定してある。クランプ状の結合部4
51、452は、当該技術分野において周知のクランプ
によって構成することができる。
【0048】図9に示した足場布板受け部材は、更に、
補強部材47を有する。補強部材47は主桿部40の長
手方向の両端側の二カ所に固定して設けられ、斜め下方
に傾斜し、先端部に建地受け部471を有する。建地受
け部471は、建地材の外周面に当接して支持されるも
のである。但し、結合部451、452を用いて、2本
の建地材に足場布板受け部材を結合する場合、補強部材
47は不要である。このため、補強部材47を備えてい
ない足場布板受け部材も存在する。
【0049】図10は図8に示したコーナ用足場布板6
0と組み合わされる足場布板受け部材を示す斜視図であ
る。図9に示された構成部分と同一の構成部分には、同
一の参照符号を付してある。図10に示された実施例の
特徴は、第1の主桿部40と、第2の主桿部80とを有
し、第1の主桿部40及び第2の主桿部80は、略直角
に配置され、かつ、一端が互いに連結されていることで
ある。
【0050】図10に示す実施例では、足場布板受け部
材は、結合部材451、452および453を有する。
結合部材451は、第1の主桿部40及び第2の主桿部
80の一端を連結し、足場支柱に対する取り付け部とし
て用いられる。結合部材451の取り付け軸O1は、第
1の主桿部40及び第2の主桿部80の配置された平面
に対して、ほぼ直交する。結合部材452は、第1の主
桿部40の自由端に備えられ、結合部材453は、第2
の主桿部80の自由端に備えられる。
【0051】更に、第1の主桿部40は、突起41〜4
4及び足場布板用掛止め部45、46を有し、第2の主
桿部80は、突起81〜84及び足場布板用掛止め部8
5、86を有する。
【0052】突起81、82は、第2の主桿部80の長
手方向の中間部の一端側において、幅方向の両側に突出
して設けられ、突起83、84は、第2の主桿部80の
長手方向の中間部の他端側において、幅方向の両側に突
出して設けられる。突起81〜84のそれぞれは、貫通
孔810〜840を有する。貫通孔810〜840のそ
れぞれは、突起81〜84において、長手方向に沿って
設けられている。
【0053】足場布板用掛止め部85は、第2の主桿部
80の側面804から幅方向に延び、第2の主桿部80
の上面803側に向かって折り曲げられ、その折り曲げ
られた先端部と第2の主桿部80の側面804との間に
間隔Dを有する。足場布板用掛止め部86は、第2の主
桿部80の側面805から幅方向に延び、第2の主桿部
80の上面803側に向かって折り曲げられ、その折り
曲げられた先端部と第2の主桿部80の側面805との
間に間隔Dを有する。
【0054】図11は図8に示した足場装置のコーナ部
を概略的に示す拡大平面図である。ここでは、建地材5
0−53間に配置されたスライド式足場布板3を代表的
に説明し、他の建地材50−51、50−52、50−
54間に配置されたスライド式足場布板3については、
説明を省略する。
【0055】第1の布板部材1に備えられた第1のガイ
ド部141及び第2のガイド部142は、収納空間13
の内部において、幅方向Wの両側に互いに間隔を隔てて
配置され、かつ、長さ方向Lに延びている。第2の布板
部材2は、第1の布板部材1に備えられた収納空間13
の開口を通して収納空間13の内部に挿入される。2つ
の側面板221、222のそれぞれは、第1のガイド部
141および第2のガイド部142によって支持され、
長さ方向Lに案内される(図3参照)。この構造によれ
ば、第1の布板部材1及び第2の布板部材2を長さ方向
Lに伸縮させて、スライド式足場布板3全体の長さ寸法
を可変調整することができる。したがって、建地材50
−53間の間隔d2が、定尺足場布板6の長さ寸法d1
(図8参照)に対応しない場合でも、一枚のスライド式
足場布板3で対応できる。
【0056】第2の踏み面板2は、第1の踏み面板11
に隣接している。この構造によれば、第1の布板部材1
の表面と、第2の布板部材2の表面との間には、第1の
布板部材1の第1の踏み面板11の厚み分にほぼ相当す
る小さな段差△G(図3参照)が生じるだけである。
【0057】この段差△Gは、2枚の独立する足場布板
を重ねることによって生じていた従来の段差との比較に
おいて、ほとんど無視できるような寸法である。即ち、
本発明によれば、段差を実質的になくすことができる。
このため、スライド式足場布板3の上を歩行する作業員
が段差に躓かず、従って、墜落の危険を回避し得る安全
性の高い足場装置を実現できる。
【0058】しかも、本発明によれば、番線結束作業が
不要であるから、足場布板敷設作業が著しく簡単にな
る。
【0059】更に、本発明によれば、段差解消用の金属
カバ−を用いる必要がないから、作業員が足を滑らせる
ことがなく、従って、墜落の危険を回避し得る安全性の
高い足場装置を実現できる。
【0060】上述した本発明に係るスライド式足場布板
3の利点は、図26〜図29に示した従来足場と対比す
ると、更に明らかになる。例えば足場の中間部などに、
足場布板の定尺寸法に対応しない建地材間隔部分が生じ
た場合、従来は、図26に示すように、2つの定尺足場
布板61、62を、長さ方向の一端部が互いに重なるよ
うに配置していた。その結果、2つの足場布板61、6
2の間に段差G1が発生していた。
【0061】例えば、定尺足場布板62の具体的一例と
して、典型的な寸法形状を有するものを用いた場合を想
定すると、側面板621は、厚さg1が約5cmあり、フ
ック628は、踏み面板620の表面から約2cmの高さ
g2で突出する。定尺足場布板61においても、フック
618が高さg3で突出する。段差G1は足場布板61
の踏み面板610を基準にした高さであるから、G1=
g1+g2+g3となる。したがって、実際の段差G1
は約9cmもある。従来の足場布板を用いた足場装置は、
足場布板61、62上を歩行する作業員がこの段差G1
に躓き、墜落事故を起こす危険性を抱えていた。
【0062】更に、足場のコ−ナ部では、足場布板の定
尺寸法に対応しない建地材間隔部分が生じた場合、図2
7及び図28に示すように、異なる2方向から延びる定
尺足場布板61、62の間に段差が発生していた。
【0063】図27に示すように、定尺足場布板62の
側面板623を、定尺足場布板61のフック618と重
ねて配置した場合、図26の場合と同様に、足場布板6
1、62の間に約9cmの段差G1が発生する。
【0064】図28に示すように、定尺足場布板62の
側面板623を、定尺足場布板61のフック618と重
ならないように配置した場合、足場布板61、62の間
の段差は高さg3だけ小さくなるが、足場布板61のフ
ック618が、足場布板62の幅方向の側面板621か
ら突出してしまう。このフック618の突出は、足場の
美観を損なうと共に、シートまたはメッシュシートの破
損を招く。
【0065】最近では、図29に示すように、上述の段
差部分に金属カバー7を被せ、段差G1を解消する技術
も知られている。しかし、金属カバー7の表面が、降
雨、降雪または降霜等のために滑りやすくなっている場
合には、作業員が足を滑らせることがあり、依然として
墜落事故を起こす危険性を抱えていた。
【0066】本発明によれば、上述した説明から明らか
なように、従来技術の抱えていた問題点を解決できる。
【0067】再び、図1〜図7を参照しながら、スライ
ド式足場布板3が奏する別の作用効果について説明す
る。
【0068】既に述べたように、第1の布板部材1は、
第1の側面板121と、第2の側面板122とを含み、
第1の側面板121及び第2の側面板122は、第1の
踏み面板11の下側に配置され、第1の踏み面板11の
機械的強度を補強する。
【0069】第1の布板部材1は、収納空間13を含ん
でおり、収納空間13は、第1の踏み面板11と、第1
の側面板121と、第2の側面板122とによって囲ま
れている。このように、第1の布板部材1は、少ない部
材で構成されており、しかも、下側に収納空間13が形
成されている。したがって、第1の布板部材1の軽量化
が図れる。
【0070】第2の布板部材2は側面板221、222
を含み、側面板221、222は、第2の踏み面板21
の下側であって、幅方向Wの両側に、互いに対向して配
置されている。このように、第2の布板部材2は、少な
い部材で構成されており、しかも、第2の踏み面板21
の下側に空間が形成されている。したがって、第2の布
板部材2の軽量化が図れる。このため、スライド式足場
布板3は、全体として軽量なものとなるから、運搬の際
の作業員の負担を軽減できる。
【0071】しかも、第1の踏み面板11の下側が開口
しており、第2の踏み面板21の下側が開口しているか
ら、掛け止め装置18、抜け止め機構23、または、固
定手段16(図6参照)を操作するのに便利である。
【0072】ガイド部141、142は、第1のガイド
部141と、第2のガイド部142とを含み、第1のガ
イド部141及び第2のガイド部142は、収納空間1
3内において、幅方向Wの両側に互いに間隔Dを隔てて
配置され、かつ、長さ方向Lに延びている。第2の布板
部材2は、側面板221、222が第1のガイド部14
1および第2のガイド部142によって支持され長さ方
向Lに案内される。この構造によれば、第1の布板部材
1と第2の布板部材2との間の摺動接触面積が、側面板
221、222の幅及び長さに対応した狭い面積にな
る。このため、第1の布板部材1及び第2の布板部材2
の伸縮動作の際、摩擦抵抗を小さくでき、従って、滑ら
かな伸縮動作を実行できる。
【0073】図12及び図13は、図7に示した抜け止
め機構23の作用を説明する図である。図12に示すよ
うに、第2の布板部材2を矢印L2の向きに移動させた
場合、可動ピン231は、図13に示すように、孔12
0の位置において、ばね232のバネ圧Pによって矢印
o1の方向に向かって押し返され、孔120に嵌まり込
む。このため、第2の布板部材2は、第1の布板部材1
に対してロックされる。
【0074】図14はスライド式足場布板と足場布板受
け部材との関係を示す部分欠損平面図である。ここで
は、スライド式足場布板3の第1の布板部材1に着目し
て説明し、第2の布板部材2については、第1の布板部
材1と同様であるので、説明を省略する。
【0075】まず、スライド式足場布板3は、掛止用切
欠部171を足場布板受け部材4の突起44に掛け止め
られ、足場布板受け部材4の突起42に、掛止用切欠部
172を掛け止められている。このため、作業に習熟し
ない者であっても、道具を用いることなく、スライド式
足場布板3の敷設作業を簡単、かつ、迅速に行うことが
できる。
【0076】しかも、スライド式足場布板3の掛止用切
欠部171、172を掛け止める突起42、44は、足
場布板受け部材4において、主桿部40の長手方向の中
間部に、幅方向に突出して設けられている。したがっ
て、スライド式足場布板3は、足場布板受け部材4の長
手方向(スライド式足場布板3の幅方向)への位置ずれ
を生じない。
【0077】更に、側面板123は、足場布板用掛止め
部46と主桿部40の側面405との隙間内に掛け止め
られる。この構造によれば、掛止用切欠部と突起とがロ
ックされていなくても、スライド式足場布板3は、足場
布板受け部材4に対して仮り止めされた状態となる。こ
のため、スライド式足場布板3は、足場布板受け部材4
の幅方向(スライド式足場布板3の長手方向)への位置
ずれを生じない。しかも、作業に習熟しない者であって
も、道具を用いることなく、足場布板の敷設作業を安
全、かつ、容易に実行できる。
【0078】しかも、足場布板用掛止め部46によるス
ライド式足場布板3の側面板123の位置決めを解除す
ることにより、足場布板受け部材4からスライド式足場
布板3を取り外すことができ、足場を安全、かつ、容易
に解体できる。
【0079】掛け止め装置18のロック片183は、貫
通孔410〜440を出入りすることによって、足場布
板受け部材4とスライド式足場布板3とをロックし、ま
たは足場布板受け部材4とスライド式足場布板3とのロ
ックを解除する。
【0080】次に、掛止用切欠部171に備えられた閂
装置の作用について、図15〜図18を参照しながら説
明する。他の掛止用切欠部172、241、242に備
えられた閂装置18の作用については、説明を省略す
る。
【0081】図15は掛け止め装置18の閉位置を示し
ており、突出片184は、ストッパ185と支持腕18
2とに挟まれた状態となり、突起44は、掛け止め装置
18のロック片183によってロックされた状態にな
る。ロック片183は、先端部が支持腕181によって
支持されている。図15の状態では、ロック片183
が、貫通孔410〜440内を貫通しており、それによ
って、足場布板受け部材4とスライド式足場布板3とが
ロックされている。このため、使用中または強風等によ
って発生するスライド式足場布板3の揺動を確実に阻止
できると共に、足場布板受け部材4の幅方向へのスライ
ド式足場布板3の位置ずれも防止できる。
【0082】また、強風によるスライド式足場布板3の
位置ずれ、スライド式足場布板3同士の衝突またはスラ
イド式足場布板3の吹き上り等に起因する騒音を、ほぼ
確実に防止できる。
【0083】実施例において、掛け止め装置18は閂装
置で構成されている。このような掛け止め装置18は構
造が簡単で操作が容易であり、しかも、鍵としての安全
性及び信頼性が高いから、足場布板敷設作業の容易性、
迅速性、信頼性及び安全性が確保される。
【0084】図15の状態から、ロック片183を矢印
a1の方向に回転させると、図16に示すように、突出
片184がストッパ185のある位置から外れた位置ま
で移動する。
【0085】次に、図16に示すように、ロック片18
3を矢印b1の方向に移動させる。これにより、図17
に示すように、ロック片183は、先端部が突起44の
貫通孔440の外部に位置し、支持腕182によって支
持された状態となる。この後、図17に示すように、ロ
ック片183を矢印a2の方向に回転させる。
【0086】これによって、図18に示すように、突起
44の貫通孔440が、掛け止め装置18のロック片1
83によるロックから解除された状態となる。ロック片
183によって突起44をロックするには、図15〜図
18に示した工程を逆に実行すればよい。
【0087】図19は本発明に係るスライド式足場布板
の別の実施例を示す平面図、図20は図19に示したス
ライド式足場布板の正面図である。図において、図1お
よび図2に示された構成部分と同一の構成部分には、同
一の参照符号を付し、説明は省略する。この実施例の特
徴は、掛け止め装置18がフックとなっていることであ
る。このフックは、当該技術分野において周知であり、
従来から用いられているから、ここでは、その構造につ
いての詳細な説明は省略する。
【0088】図19に示したスライド式足場布板は、足
場布板受け部材と、複数の建地材と共に用いて、足場装
置を構成する。建地材のそれぞれは、互いに間隔を隔て
て、地上に立設される。足場布板受け部材は、建地材の
それぞれによって支持される。スライド式足場布板は、
建地材間の間隔が定尺足場布板の長さ寸法に対応しない
箇所に配置され、かつ、両端が足場布板受け部材に掛け
止められる。これは、図1に示したスライド式足場布板
の使用方法と基本的に同じである。したがって、図19
に示したスライド式足場布板を用いた足場装置の概略平
面図については、図8を参照されたい。
【0089】図21は図19に示したスライド式足場布
板を用いた足場装置のコーナ部を概略的に示す拡大平面
図である。図において、図11に示された構成部分と同
一の構成部分には、同一の参照符号を付し、説明は省略
する。この実施例の場合も、図11に示した実施例と、
ほぼ同様の作用効果を奏する。
【0090】図22は本発明に係るスライド式足場布板
の更に別の実施例を示す平面図、図23は図22に示し
たスライド式足場布板の正面図である。図において、図
19及び図20に示された構成部分と同一の構成部分に
は、同一の参照符号を付し、説明は省略する。この実施
例の特徴は、掛け止め装置18が、フックの他に、クサ
ビ19を用いていることである。
【0091】クサビ19は、第1の布板部材1の側面板
123の幅方向Wの中間部と、第2の布板部材2の側面
板223の幅方向Wの中間部とに備えられている。
【0092】上述のように、図22に示したスライド式
足場布板は、その基本的な構成が図19に示したスライ
ド式足場布板とほぼ同じであり、使用方法も図19に示
したスライド式足場布板とほぼ同じである。したがっ
て、図22に示したスライド式足場布板を用いた足場装
置の概略平面図、及び、その拡大平面図については、そ
れぞれ図8及び図21を参照されたい。
【0093】図24は図22及び図23に示したスライ
ド式足場布板と組み合わされる足場布板受け部材4を示
す斜視図である。図において、図9に示された構成部分
と同一の構成部分には、同一の参照符号を付し、説明は
省略する。この実施例の特徴は、結合部451、452
がクサビ状となっていること、及び、主桿部40が長手
方向の中間部において、幅方向の両側に接続桿部48
1、482を有することである。
【0094】実施例では、主桿部40の外周面に、金属
板材でなる取り付け部材480を、溶接等の手段によっ
て固定し、取り付け部材480に接続桿部481、48
2を取り付けた構造を示している。接続桿部481、4
82は、ねじ止め等の機械的結合手段または溶接等の手
段によって、取り付け部材480に固定する。
【0095】図25はスライド式足場布板31と足場布
板受け部材4との関係を示す拡大平面図である。図にお
いて、図14に示された構成部分と同一の構成部分に
は、同一の参照符号を付し、説明は省略する。この実施
例の場合、足場布板受け部材4の主桿部40にフックを
掛け止めるだけでなく、クサビ19を接続桿部482に
打ち込んでいる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果が得られる。 (a)建地材間の間隔変化に追従し得るスライド式足場
布板及び足場装置を提供することができる。 (b)作業員の歩行障害となるような段差を生じさせな
いで、建地材間の間隔変化に追従し得る安全性の高いス
ライド式足場布板及び足場装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスライド式足場布板の平面図であ
る。
【図2】図1に示したスライド式足場布板の正面図であ
る。
【図3】図1に示したスライド式足場布板の閂装置の構
造を説明する図である。
【図4】図1の4−4線に沿った拡大断面図である。
【図5】図4に示した固定手段の構造を示す拡大断面図
である。
【図6】図5とは異なる箇所に固定手段を備えた実施例
を示す拡大断面図である。
【図7】図1の7−7線に沿った拡大断面図である。
【図8】本発明に係るスライド式足場布板を用いた足場
装置を概略的に示す平面図である。
【図9】図1に示したスライド式足場布板と組み合わさ
れる足場布板受け部材を示す斜視図である。
【図10】図8に示したコーナ用足場布板と組み合わさ
れる足場布板受け部材を示す斜視図である。
【図11】図1に示したスライド式足場布板を用いた足
場装置のコーナ部を概略的に示す拡大平面図である。
【図12】図7に示した抜け止め機構の作用を説明する
図である。
【図13】図7に示した抜け止め機構の作用を説明する
図である。
【図14】スライド式足場布板と足場布板受け部材との
関係を示す部分欠損平面図である。
【図15】閂装置の作用を説明する図である。
【図16】図15に示した状態からの閂装置の構造及び
作用を説明する図である。
【図17】図16に示した状態からの閂装置の構造及び
作用を説明する図である。
【図18】図17に示した状態からの閂装置の構造及び
作用を説明する図である。
【図19】本発明に係るスライド式足場布板の別の実施
例を示す平面図である。
【図20】本発明に係るスライド式足場布板の別の実施
例を示す平面図である。
【図21】図19に示したスライド式足場布板を用いた
足場装置のコーナ部を概略的に示す拡大平面図である。
【図22】本発明に係るスライド式足場布板の更に別の
実施例を示す平面図である。
【図23】図22に示したスライド式足場布板の正面図
である。
【図24】図22に示したスライド式足場布板と組み合
わされる足場布板受け部材を示す斜視図である。
【図25】スライド式足場布板と足場布板受け部材との
関係を示す部分欠損平面図である。
【図26】従来の足場装置における問題点を示す図であ
る。
【図27】従来の足場装置におけるもう一つの問題点を
示す図である。
【図28】従来の足場装置におけるもう一つの問題点を
示す図である。
【図29】従来の足場装置におけるもう一つの問題点を
示す図である。
【符号の説明】
1 第1の布板部材 11 第1の踏み面板 121 第1の側面板 122 第2の側面板 13 収納空間 141 第1のガイド溝 142 第2のガイド溝 2 第2の布板部材 21 第2の踏み面板 221、222 側面板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 幸男 埼玉県吉川市中曽根1ー7ー4 (56)参考文献 特開 平7−158260(JP,A) 実開 昭62−163254(JP,U) 特許2756235(JP,B2) 実公 平1−15798(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 5/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の布板部材と、第2の布板部材とを
    含む足場布板であって、 前記第1の布板部材は、第1の踏み面板と、収納空間
    と、第1の側面板と、第2の側面板とを含み、 前記収納空間は、前記第1の踏み面板の下側に形成され
    ていて、前記第1の踏み面板の長さ方向の一端側が開口
    しており、前記第1の側面板及び前記第2の側面板は、 前記第1の
    踏み面板の下側であって、幅方向の両側に、互いに対向
    して配置され、かつ、前記長さ方向に延びており、前記第1の踏み面板は、前記第1の側面板及び前記第2
    の側面板とは別体であって、前記第1の側面板及び前記
    第2の側面板に取り付けられており、 前記第2の布板部材は、第2の踏み面板を含み、前記第
    1の布板部材に備えられた前記収納空間の前記開口を通
    して前記収納空間の内部に挿入され、前記第2の踏み面
    板が前記第1の踏み面板に隣接し、幅方向の両側が前記
    第1の側面板及び前記側面板によって支持され前記長さ
    方向に案内される足場布板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された足場布板であっ
    て、 更に、抜け止め機構を含み、 前記抜け止め機構は、前記第1の布板部材および前記第
    2の布板部材の間に備えられ、前記第2の布板部材が前
    記第1の布板部材から脱落するのを禁止する足場布板。
  3. 【請求項3】 請求項1または3の何れかに記載された
    足場布板であって、 更に、固定手段を含み、 前記固定手段は、前記第1の布板部材および前記第2の
    布板部材の間に備えられ、両者間の伸縮動作を許容し、
    かつ、伸縮動作を禁止する足場布板。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載された足
    場布板であって、 更に、長さ方向の両端部に、足場布板受け部材に対する
    掛け止め装置を有する足場布板。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された足場布板であっ
    て、 前記掛け止め装置は、閂装置でなる足場布板。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載された足場布板であっ
    て、 前記掛け止め装置は、フックでなる足場布板。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載された足場布板であっ
    て、 前記掛け止め装置は、クサビでなる足場布板。
  8. 【請求項8】 足場パイプと、足場布板受け部材と、足
    場布板とを含む足場装置であって、 前記足場パイプは、建地材を含み、前記建地材は、互い
    に間隔を隔てて、地上に立設されており、 前記足場布板受け部材は、前記建地材によって支持され
    ており、 前記足場布板は、請求項1乃至7の何れかに記載された
    ものでなり、前記足場布板受け部材に掛け止められてい
    る足場装置。
JP12511698A 1998-05-07 1998-05-07 スライド式足場布板 Expired - Fee Related JP2965547B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12511698A JP2965547B1 (ja) 1998-05-07 1998-05-07 スライド式足場布板
KR1019990016384A KR19990088130A (ko) 1998-05-07 1999-05-07 슬라이드식발판망판

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12511698A JP2965547B1 (ja) 1998-05-07 1998-05-07 スライド式足場布板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2965547B1 true JP2965547B1 (ja) 1999-10-18
JPH11324315A JPH11324315A (ja) 1999-11-26

Family

ID=14902253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12511698A Expired - Fee Related JP2965547B1 (ja) 1998-05-07 1998-05-07 スライド式足場布板

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2965547B1 (ja)
KR (1) KR19990088130A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101289563B1 (ko) * 2011-07-13 2013-07-24 제주대학교 산학협력단 길이조절이 가능한 비계용 안전발판
WO2017024363A1 (en) * 2015-08-07 2017-02-16 Justin Maher Deck for scaffold

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2843416B1 (fr) * 2002-08-12 2005-08-26 Fe Ind Plancher telescopique pour echafaudage
KR20040036058A (ko) * 2002-10-23 2004-04-30 한국항공우주산업 주식회사 작업대
GB0616406D0 (en) 2006-08-17 2006-09-27 Airbus Uk Ltd A platform
GB2443473A (en) * 2006-10-30 2008-05-07 Terry Bodley Telescopic plank or batten for staging or scaffolding
NL1033376C2 (nl) * 2007-02-12 2008-08-13 Pieter Gjaltema Steigerdeel, steiger, alsmede werkwijze voor het plaatsen van een dergelijk steigerdeel.
JP2009283080A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Seiko Epson Corp 回転機構、ドライブ・ベイ、筐体、電子機器
KR101117772B1 (ko) * 2011-07-29 2012-03-21 유은상 건축공사용 슬라이드형 안전발판
KR101251353B1 (ko) * 2012-02-09 2013-04-05 (주)스마일안전 슬라이딩발판을 구비한 비계용 안전발판
KR101589079B1 (ko) * 2015-07-15 2016-01-28 케이블텍 주식회사 다양한 각도의 경사면을 가지는 구조물의 시공을 위한 작업대
KR101991350B1 (ko) * 2017-11-08 2019-06-20 한국항공우주연구원 비계
KR102102933B1 (ko) * 2018-06-20 2020-04-21 한양이엔지 주식회사 길이 가변 발판 및 이를 포함하는 배관 랙 모듈
KR102119821B1 (ko) * 2018-08-03 2020-06-05 가톨릭관동대학교산학협력단 낙하물 방지용 안전발판 보조장치
FR3090713A1 (fr) * 2018-12-14 2020-06-26 Batiroc Protect Dispositif de protection antichute amovible vis-à-vis d’ouvertures constituées au sol, servant de lieu de passage et adaptable à différentes dimensions d’ouvertures
KR102181982B1 (ko) * 2019-03-06 2020-11-23 박영식 가설구조물용 발판
JP2020145873A (ja) * 2019-03-07 2020-09-10 株式会社ゼニス 太陽光パネルの洗浄方法及びそれに用いる橋渡しプレート
KR102358213B1 (ko) * 2021-08-27 2022-02-08 이승우 수동 리프터

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101289563B1 (ko) * 2011-07-13 2013-07-24 제주대학교 산학협력단 길이조절이 가능한 비계용 안전발판
WO2017024363A1 (en) * 2015-08-07 2017-02-16 Justin Maher Deck for scaffold

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11324315A (ja) 1999-11-26
KR19990088130A (ko) 1999-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2965547B1 (ja) スライド式足場布板
US5253839A (en) Brace
CA2360710C (en) Temporary bracing system for insulated wall form and method
US20050210678A1 (en) Truss assembly clamp apparatus
CN111719846B (zh) 用于将物体保持在模板面板上的保持器
US6405830B1 (en) Scaffold toeboard system
JP3890118B2 (ja) コンクリート打設用足場板支持装置
JP3203591B2 (ja) 作業床仮設装置
US6799658B2 (en) Mobile outrigger scaffolding system
US5441125A (en) Platform for temporary attachment to walls
JP6984864B2 (ja) 親綱支柱及びその設置方法
JP2992881B2 (ja) 開口部養生用の幅木の止め金具
JP2878589B2 (ja) 仮設構造物
JP3162327B2 (ja) 足場布板受け部材
AU2003101011A4 (en) Scaffolding apparatus
JP2543954Y2 (ja) 張出足場用ブラケット
JP3628106B2 (ja) 足場板係止具
JPH11350719A (ja) 足場布板
AU5966290A (en) A brace
WO1999009275A1 (en) Scaffolding and apparatus for use with scaffolding
KR20000073382A (ko) 발판 망판 받침부재
JP3477256B2 (ja) 渡り足場構造
JP3179764B2 (ja) 建枠および建枠用補助部材
JP2548399Y2 (ja) 大引き固定金具
CA1192172A (en) Telescopic roll bar

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070813

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080813

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100813

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110813

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120813

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 14

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees