JP2965512B2 - 端子装置 - Google Patents

端子装置

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JP2965512B2
JP2965512B2 JP20441496A JP20441496A JP2965512B2 JP 2965512 B2 JP2965512 B2 JP 2965512B2 JP 20441496 A JP20441496 A JP 20441496A JP 20441496 A JP20441496 A JP 20441496A JP 2965512 B2 JP2965512 B2 JP 2965512B2
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文夫 西田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線用遮断器、漏
電遮断器等の遮断器類及び開閉器類に使用される鎖錠ば
ねにより電線を保持する形式の端子装置の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電線挿入用の鎖錠孔を備えた鎖錠ばねの
弾力により電線を端子板に密着させる形式の従来の端子
装置は、図13及び図14に示すように、鎖錠ばね21
の上面をドライバー等の工具により押圧して鎖錠ばね2
1の鎖錠孔22と端子板23との間を拡開させ、電線2
4を挿入したうえ工具による押圧を解除して鎖錠ばね2
1をその弾発下に復帰させ、電線24を鎖錠孔22と端
子板23との間に挟持するものであった。
【0003】ところがこのような従来の端子装置は、鎖
錠ばね21をドライバー等の工具により押圧しながら電
線24の脱着を行うものであるため、作業者が過剰な押
圧を加えるとベース底部25に鎖錠ばね21の先端があ
たり、更に押圧し続けると鎖錠ばね21が変形して弾発
力が弱まるため、電線の端子板23への接圧減少となっ
て端子部が異常発熱するという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解決して、鎖錠ばねの変位量を常に一定とし電
線の接圧減少を防止した信頼性の高い端子装置を提供す
るためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の端子装置は、電線挿入用の鎖錠孔
を備えた鎖錠ばねの弾力により電線を端子板に密着させ
る端子装置において、ケース底面に対して垂直な軸線の
回りに回転させることにより、鎖錠ばねを電線挿入可能
な位置まで押圧できるリリースノブを設け、このリリー
スノブの底面を回転軸に対して垂直な平面とするととも
に、大径軸部の上面を傾斜したカム面として、回転に応
じてリリースノブがケース上面に出没できるようにした
ことを特徴とするものである。なお、本発明の実施に際
しては、リリースノブの側面とケースとの間に、検電用
の透孔を設けること、リリースノブの端面を色分けする
ことにより、その作動状況を表示可能とすること等の種
々の変形を加えることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態を詳細に説明する。どの実施の形態も配線用遮断器の
端子装置に関するものであるが、配線用遮断器以外にも
適用できることはいうまでもないことである。
【0007】〔第1の実施の形態〕 図1〜図3において、1は前板部2の下方に端子板3及
び電線4を遊嵌できる電線挿入用の鎖錠孔5を設けた帯
状ばね板材よりなる鎖錠ばねである。この鎖錠ばね1
は、前板部2の後部に続く湾曲ばね部6の下端部を端子
板3に溶接、ネジ止め、または鎖錠ばね自身による押圧
力等の手段で固定され、前板部2を常時上方に附勢させ
ている。また、鎖錠孔5にはケース20に設けた電線挿
入口7に臨ませた端子板3の先端側を挿通して、常時は
鎖錠ばね1の弾発力により鎖錠孔5の下端口縁を端子板
3の下面に圧接させている。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】8は鎖錠ばね1のケース上面側に設けたリ
リースノブである。このリリースノブ8は、図4に示す
ように大径軸部8aの底面10を回転軸に対して垂直な
平面とするとともに、大径軸部8aの上面11を傾斜し
たカム面としたものである。そしてこのカム面を軸孔9
の拡大段部の一部に形成された案内突起12に接触させ
てある。なお、リリースノブ8の上端面にはドライバ等
の工具係合孔を形成しておくものとする。
【0013】このため図1に示すようにカム面11の最
下方面部11aが案内突起12と接触するときは、リリ
ースノブ8の平面状の底面10は鎖錠ばね1を押圧しな
い。また、図2に示すようにリリースノブ8を回転さ
せ、カム面11の最上方面部11bを案内突起12と接
触させれば、平面状の底面10は鎖錠ばね1を下方に押
圧することとなる。そこで電線4を鎖錠孔5に挿入後、
図3に示すように再びリリースノブ8を回転させれば、
電線4は鎖錠ばね1の弾性により端子板3の下面との間
に確実に挟持されることとなる。この場合、リリースノ
ブ8による鎖錠ばね1の変位量押圧量は一定であるか
ら、従来のように鎖錠ばねを過度に変位させるおそれは
なく、電線の接圧を一定に保つことができるので、信頼
性の高い端子装置を得ることができる。
【0014】しかも本発明においては、リリースノブ8
を回転させることによりリリースノブ8自体が軸線方向
に移動してケース上面に出没することとなるため、リリ
ースノブ8の高さによって電線4の結線状態をケース上
面側から容易に目視することができる利点がある。
【0015】〔第の実施の形態〕 また、図6に示すように端子板3とリリースノブ8との
間にリリースばね26を設けてもよい。このリリースば
ね26の基端部26aは、鎖錠ばね1または端子板3に
溶接、ネジ止め等の手段で固定され、先端部26bはリ
リースノブ8の大径軸部8aの底面10に接しており常
に適当な弾発力でリリースノブ8を上方に押し上げるよ
うに接している。これにより、リリースノブ8が鎖錠ば
ね1を押圧していないときは、リリースばね26の弾発
力でリリースノブ8が軸孔9に沿って遊動することなく
一定の位置で保持しておくことができる。即ち、図7
示すように電線4を挿入し、リリースノブ8の上端がケ
ース上面から突出しているときは、電線4が端子板3に
確実に締め付けられている。
【0016】また、図8に示すようにリリースノブ8の
上端の非突出時にはリリースノブ8の底面10が下死点
にあり電線4を挿入する状態であり、電線4の締め付け
が完了していないことを示している。つまり作業者はリ
リースノブ8がケース上面に突出しているか否かで電線
4の締め付け状態を確認でき、電線4の締め付け忘れを
防ぐことができる。さらに、通電中もリリースばね26
によりリリースノブ8は常に鎖錠ばね1や端子板3から
離れた位置にあるため、鎖錠ばね1や端子板3の発熱に
よる影響が少なく、耐熱材料でない一般材料をリリース
ノブ8に用いても変形する恐れがない。また、このリリ
ースノブ8のカム面11は図4に示すように左右対称に
設けても、図5に示すように設けてもよい。
【0017】なお、本発明においてはリリースノブ8の
ケース上面からの出没状態によって結線状態を表示する
ようにしたのであるが、リリースノブ8のケース上面に
露出する端面を2色に色分けすることにより、その作動
状況を表示できるようにしてもよい。
【0018】〔第の実施の形態〕図9、図10及び図12に示す第3の 実施の形態は、リ
リースノブ8の側面とケース20との間に、検電用の透
孔13を設けたものである。この検電用の透孔13に検
電棒を挿入してその先端を鎖錠ばね1と接触させれば、
結線後のテストを容易に行うことができる。また、リリ
ースノブ8を回転させたときにはケース20側の孔と一
致しなくなるので、この一致状態を確認することにより
結線状態及び非結線状態が外観から確認でき、結線忘れ
を防止できる効果もある。また、検電用の透孔13は
11に示すように、リリースノブ8の中心に設ければケ
ース20に検電用の透孔13のためのスペースが不要と
なり、その分上端部の直径を大きくとることができる。
従って、工具係止孔を大きくとることができるため、ト
ライバ等の噛み合わせが良くなり、工具係止孔を破損す
る恐れがない。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の端子装
置はリリースノブをケース底面に対して垂直な軸線の回
りに回転させることにより、鎖錠ばねを電線挿入可能な
位置まで押圧するようにしたものであるから、鎖錠ばね
の変位量は常に一定であり、電線と端子板の接圧減少も
ないため、端子部が異常発熱するいう不都合のおそれの
ない利点がある。また、リリースノブの高さによって電
線の結線状態をケース上面側から容易に目視することが
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す一部切欠正
面図である。
【図2】 第1の実施の形態を態様を異にして示す一部
切欠正面図である。
【図3】 第1の実施の形態を態様を異にして示す一部
切欠正面図である。
【図4】 第1の実施の形態に使用するリリースノブを
示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、
(C)は側面図である。
【図5】 第1の実施の形態に使用するリリースノブの
他の例を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面
図、(C)は側面図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態を示す一部切欠正
面図である。
【図7】 第2の実施の形態を態様を異にして示す一部
切欠正面図である。
【図8】 第2の実施の形態を態様を異にして示す一部
切欠正面図である。
【図9】 本発明の第3の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図10】 第3の実施の形態を示す一部切欠正面図で
ある。
【図11】 第3の実施の形態を示す図であり、(A)
は上面図、(B)は断面図である。
【図12】 第3の実施の形態を態様を異にして示す図
であり、(A)は上面図、(B)は断面図である。
【図13】 従来例を示す一部切欠正面図である。
【図14】 他の従来例を示す一部切欠正面図である。
【符号の説明】
1 鎖錠ばね 2 前板部 3 端子板 4 電線 5 鎖錠孔 6 湾曲ばね部 7 電線挿入口 8 リリースノブ 8a 大径軸部 9 軸孔 10 底面 11 カム面 12 案内突起 13 検電用の透孔 20 ケース 21 鎖錠ばね 22 鎖錠孔 23 端子板 24 電線 25 ベース底部 26 リリースばね
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−275124(JP,A) 特開 平7−192781(JP,A) 特開 平7−263039(JP,A) 実開 昭57−7173(JP,U) 実開 平2−20279(JP,U) 実開 平6−5130(JP,U) 実公 平4−4368(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 4/48 - 4/50

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線挿入用の鎖錠孔(5) を備えた鎖錠ば
    ね(1) の弾力により電線(4) を端子板(3) に密着させる
    端子装置において、ケース底面に対して垂直な軸線の回
    りに回転させることにより、鎖錠ばね(1) を電線挿入可
    能な位置まで押圧できるリリースノブ(8) を設け、この
    リリースノブ(8) の底面(10)を回転軸に対して垂直な平
    面とするとともに、大径軸部(8a)の上面(11)を傾斜した
    カム面として、回転に応じてリリースノブ(8) がケース
    上面に出没できるようにしたことを特徴とする端子装
    置。
  2. 【請求項2】 リリースノブ(8) の側面とケース(20)と
    の間に、検電用の透孔(13)を設けた請求項1記載の端子
    装置。
  3. 【請求項3】 リリースノブ(8) の端面を色分けするこ
    とにより、その作動状況を表示可能とした請求項1記載
    の端子装置。
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