JP2965402B2 - スプレーアップ成形品の切断・トリミング装置 - Google Patents

スプレーアップ成形品の切断・トリミング装置

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JP2965402B2
JP2965402B2 JP3250646A JP25064691A JP2965402B2 JP 2965402 B2 JP2965402 B2 JP 2965402B2 JP 3250646 A JP3250646 A JP 3250646A JP 25064691 A JP25064691 A JP 25064691A JP 2965402 B2 JP2965402 B2 JP 2965402B2
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博明 香西
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、たとえば、浴室ユニ
ット等のスプレーアップ成形品の切断またはトリミング
する工程において使用される装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 スプレーアップ成形した浴室ユニット
には、たとえば、図5に示すように、製品の縁などにバ
リTが付いた状態となっており、そのバリを後工程で取
り除く必要がある。このような切断・トリミング加工法
としては、成形品を型から外した後、再度、その成形品
を固定用の治具にセットした状態でバリを取り除く等の
方法が採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、上述の切
断・トリミング加工法では、成形品を離型した後、再
度、固定用の治具にセットする必要があり、その作業が
煩雑で、しかも、品種毎の位置決め装置が必要となり、
これらのことがコストアップの原因となっていた。さら
に、成形品の位置決めに汎用の装置または治具を使用し
た場合においても、強固な成形品グリップ力を得られ
ず、加工反力の小さな加工方法しか用いることができな
いため、高速加工が不可能であるという問題があった。
従ってこれを解消するために、強固なクランプ力を持つ
専用治具を用いて、加工中の成形品の変形や歪みを矯正
するか、もしくは画像処理装置や製品倣い機能により、
成形品の変形や歪みに応じて、加工位置を補正する方法
も提案されているが、いずれの方式においても複雑で高
価な装置が不可欠であった。
【0004】本発明はこのような問題を解決すべくなさ
れたもので、スプレーアップ成形品の仕上げ加工を効率
よく、かつ、高精度で行うことができ、しかも、仕上げ
工程の簡略化をはかることが可能な切断・トリミング装
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、本発明の装置では、図2に示すように、脱型し
ていない状態のスプレーアップ成形品Pをその型ごと搬
送する型搬送装置1と、その搬送された型および成形品
Pを所定位置に位置決めする位置決め・クランプ装置2
と、制御信号に基づいて上記位置決め状態の成形品Pを
切断および/またはトリミングすべく加工具7を駆動す
る加工装置6と、型搬送装置1により搬送されてくる成
形品Pの型情報を入力する品番読取り装置3と、型毎に
その加工情報が記憶されている記憶装置4と、その品番
読取り装置3からの入力情報に基づいて記憶装置4の内
容から該当する加工情報を読み出すとともに、その情報
に基づいて加工装置6に制御信号を供給する制御装置5
とを備えている。
【0006】
【作用】 本発明の装置では、型から離脱させない状態
で所定箇所の切断またはトリミングをするので、型を位
置決めし、固定することにより型自体がその成形品全体
を強固にグリップする。したがって、大きな加工反力に
対応でき、その際の成形品の変形および歪みの影響を最
小化できる。また、本発明の装置では、脱型していない
状態のスプレーアップ成形品Pを搬送装置1により搬送
し、さらに、位置決め・クランプ装置2により所定位置
に位置決めした後、品番読取り装置3によりその型情報
が入力され、制御装置5ではその型情報に該当するその
加工情報を記憶装置4から読込み、その加工情報に基づ
いて加工装置6に制御信号を供給する。その制御信号に
より、加工具7を先に位置決めされたスプレーアップ成
形品Pの所定位置に移動し、所定の切断・トリミング加
工を施す。
【0007】
【実施例】 本発明の実施例を、以下、図面に基づいて
説明する。まず、本発明装置の用いられる工程について
説明する。図1はその説明図である。この実施例は成形
工程において実施される。まず、成形材料であるゲルコ
ート用不飽和ポリエステル樹脂を型に吹き付け、表面層
を形成する(a)。次に、不飽和ポリエステル樹脂とガ
ラス繊維とを主原料にしたFRPを吹き付け、浴室ユニ
ットを成形する(b)。更に、浴室ユニットの保温性、
断熱性を高めるために発泡ウレタン等からなる保温材を
吹き付ける(c)。その後、これらの成形材料を型上で
乾燥させる(d)。そして、この乾燥させた成形品を、
型から離脱させない状態で所定箇所の切断・トリミング
を行う(e)。この工程では、後述する本発明の切断・
トリミング装置が使用される。
【0008】 次に、切断・トリミングされた成形品を、
型から外す(f)。以上がこの実施例が実施される一連
の成形工程であり、この工程の後、仕上げ工程を経る。
すなわち、型から外された成形品への組立作業が行われ
る。その後、検査工程を経た後、梱包され、出荷され
る。次に、本発明装置の実施例について説明する。図2
はその全体構成図である。
【0009】 この実施例は上述した成形工程において、
乾燥工程を終えた成形品の脱型がなされる前の切断・ト
リミング加工において用いられる装置である。まず、型
搬送装置1は、各工程において次工程に成形品を型ごと
搬送するために設けられている。本実施例ではコンベア
を用いており、成形品はそのコンベア上に載置され、搬
送される。また、型位置決め・クランプ装置2は、型搬
送装置1上あるいはその近傍に配設され、型搬送装置1
により搬送される成形品を所定の位置に位置決めし、支
持する。この場合、特に、加工反力の小さい加工におい
てはクランプ装置は無くてもよいが、高速加工を行う場
合等には、クランプ装置により型を強固にグリップす
る。また、型位置決め・クランプ装置2の近傍には、生
産型に設けられた品番等の情報を持つバーコードを読み
取る品番読取り装置3が設けられており、搬送されてく
る成形品の型のバーコードを読み取る。一方、記憶装置
には、品種毎の加工位置や加工条件等の加工情報があら
かじめ記憶されている。また、制御装置5は、品番読取
り装置3により入力された情報に基づいて、その記憶装
置4から該当する品番の加工情報を読出し、その加工情
報に基づいて、加工装置6を制御する。すなわち、この
加工装置6は、実際に切断・トリミング作業を行う加工
具7を、制御装置5から供給される制御信号により、駆
動制御する。このことにより、加工具7の位置・姿勢が
制御され、また、作業の教示・実行がなされる。また、
加工具7としては、たとえば、カッター、又は、ルータ
ビット等の回転型の加工具が用いられる。以上述べたこ
の一連の動作はティーチングプレイバック機能を有する
ロボットシステムになっており、ティーチングおよびそ
のプレイバック制御が容易である。さらに、この加工工
程において発生する粉塵を収集するため、集塵装置8が
備えられている。
【0010】 図3は以上の構成よりなる本発明実施例の
装置を用いた工程のフローチャートである。以下、図3
に基づいてその工程を説明する。搬送装置1により、成
形品は型ごと搬送される(ST1)。次に、所定の位置で
搬送が停止し、型位置決め・クランプ装置により位置決
めされ、クランプされる(ST2)。そこで、品番読取り
装置3により、搬送された成形品の型に装着されている
バーコードが読み取られ(ST3)、一方、制御装置5で
は、記憶装置4に照会し、読み取られた品番の加工情報
の検索を行う。そして、該当する品番の加工情報があれ
ば、次ステップ(ST5)に、また、その加工情報がなけ
れば型が位置決め、クランプ装置から外された(ST8)
後、搬送され(ST9)、他の方法により切断・トリミン
グが行われる。
【0011】 さて、上述した該当する品番の加工情報が
ある場合は、その該当プログラムが読み込まれ(ST
5)、そのプログラムの記述にしたがって、加工具7を
駆動させるよう、制御信号が加工装置に供給される。ま
た、この加工作業時には集塵装置も同時に駆動させる
(ST6)。そして、この加工作業が終了(ST7)した時
点で、型は位置決め、クランプ位置から外され、搬送さ
れた(ST9)後、この工程は終了する。
【0012】 なお、本発明実施例で用いる型は成型品と
ともに切断・トリミングすることが可能な材質のもので
あればよいが、たとえば、図4(a)に示すように、型
Kの切断される部分に予め溝加工を施し、その溝部分に
離形性に富むテープPを覆った状態で、もしくは、図4
(b)に示すように、溝部分に離形性に富む他の部材B
を嵌め込んだ状態で成形を行うと、型の繰り返し使用が
可能となり、好適である。
【0013】 また、本発明実施例では型搬送装置として
コンベアを用いたが、他に台車等の成形品を型ごと搬送
できるものであればよい。また、品番読取り装置につい
ては、これに代わるものとして、作業者が随時、品番を
入力してもよく、また、管理コンピュータ等の生産計画
に基づいて加工を行う場合には、品番等の入力情報は入
力されており、自動化されているので設ける必要がな
い。
【0014】
【発明の効果】 以上述べたように、本発明のスプレー
アップ成形品の切断・トリミング装置によれば、脱型前
に切断・トリミングを行うので、強固な成形品クランプ
力が得られ、加工時の振動や加工反力による位置ずれを
最小化でき、高精度の加工が可能となり、また、高剛性
を有する加工装置を用いて高効率な加工を行うことがで
きる。さらに、従来、設備コストアップの大きな原因で
あった成形品を固定するための汎用治具やクランプ装置
が不要なため、低いコストでの自動化を実現することが
でき、かつ、多品種の混流生産に容易に対応することが
可能となる。
【0015】 また、本発明の装置によれば、従来問題で
あった成形品の変形や歪みを考慮する必要がなく、ティ
ーチングプレイバック機能により、容易に切断・トリミ
ング作業を行うことができ、しかも、コストを低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の用いられる工程の説明図
【図2】 本発明装置の実施例の全体構成図
【図3】 本発明装置の実施例のフローチャート
【図4】 切断・トリミング時に型の損傷を防止する方
法を説明する図
【図5】 スプレーアップ法により成形したバスユニッ
トの斜視図
【符号の説明】
1・・・・型搬送装置 2・・・・型位置決め・クランプ装置 3・・・・品番読取り装置 4・・・・記憶装置 5・・・・制御装置 6・・・・加工装置 7・・・・加工具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱型していない状態のスプレーアップ成
    形品をその型ごと搬送する搬送手段と、その搬送された
    型および成形品を所定位置に位置決めする位置決め手段
    と、制御信号に基づいて上記位置決め状態の成形品を切
    断および/またはトリミングすべく加工具を駆動する加
    工装置と、上記搬送手段により搬送されてくる型の型情
    報を入力する入力手段と、型毎にその加工情報が記憶さ
    れている記憶手段と、その入力手段からの入力情報に基
    づいて上記記憶手段の内容から該当する加工情報を読み
    出すとともに、その情報に基づいて上記加工装置に上記
    制御信号を供給する制御手段を備えたスプレーアップ成
    形品の切断・トリミング装置。
JP3250646A 1991-09-30 1991-09-30 スプレーアップ成形品の切断・トリミング装置 Expired - Lifetime JP2965402B2 (ja)

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