JP2965140B2 - 吸収式冷凍機およびその運転方法 - Google Patents

吸収式冷凍機およびその運転方法

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JP2965140B2 JP8202910A JP20291096A JP2965140B2 JP 2965140 B2 JP2965140 B2 JP 2965140B2 JP 8202910 A JP8202910 A JP 8202910A JP 20291096 A JP20291096 A JP 20291096A JP 2965140 B2 JP2965140 B2 JP 2965140B2
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸収式冷凍機および
その運転方法に関する。さらに詳しくは、冷水を4℃前
後で取り出すことができる吸収式冷凍機およびその運転
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、空調あるいは化学プラントに
おいては冷媒として水を用いた吸収式冷凍機が用いられ
ている。かかる吸収式冷凍機においては冷媒として水が
用いられている関係上、通常、吸収式冷凍機の出口冷水
温度(冷水取出し温度)は7℃に制御されて、冷媒の温
度が0℃となることにより冷媒が凍結してしまうという
トラブルを回避することがなされている。なお、制御機
器の応答性の向上から最近になって特殊用途に使用され
るものにあっては出口冷水温度を5℃に制御しているも
のも見受けられるようになってきている。
【0003】一方、化学プロセスなどにおいて使用され
ている電動ターボ式冷凍機にあっては冷媒としてフロン
ガスを用いているところから、冷媒が0℃で凍結すると
いう問題がないため、出口冷水温度を5℃以下、例えば
4℃程度にまで下げることがなされている。
【0004】しかしながら、近年、フロンガスがオゾン
層を破壊する点が問題として指摘されはじめ、冷媒とし
てフロンガスを用いることが規制されるようになってき
ている。そのため、電動ターボ式冷凍機を吸収式冷凍機
に置き換えることが検討されている。その場合、吸収式
冷凍機の出口冷水温度を電動ターボ式吸収冷凍機がなし
ていたように4℃とする必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、出口冷水温度を
4℃となし得る吸収式冷凍機およびその運転方法を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等はかかる従来
技術の課題について鋭意研究した結果、吸収式冷凍機を
コンパクトにして応答性を改善するとともにそれを高真
空に維持してデジタル制御を行うことにより、吸収式冷
凍機における温度の安定性が飛躍的に向上し、それによ
り冷媒の凍結防止が図られ、冷水を4℃で取り出せるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】 本発明の吸収式冷凍機の第1形態は、
水生成部と、吸収剤再生部と、脱気部と、制御部とを備
えてなる溶接接合による密閉構造とされている吸収式冷
凍機であって、前記冷水生成部、吸収剤再生部および脱
気部には覗き窓が設けられておらず、前記冷水生成部に
水切れのよい冷媒散布手段と前記脱気部に連絡されてい
る脱気ラインとを備え、前記吸収剤再生部に冷媒を吸収
している吸収剤を低温再生器から高温再生器へ流して吸
収剤を再生させるリバースシステムを備え、前記脱気部
に吸収剤に吸収されないガスを自動的に脱気する自動脱
気機構を備え、前記制御部は、操作量が連続型のデジタ
ルPID制御とされ、かつそのサンプリング間隔は信号
の変化速度に対応するよう細かく設定され、負荷変動率
が10%/分においても、出口冷水温度が4℃〜4.5
に維持されてなることを特徴とする。
【0008】 本発明の吸収式冷凍機の第2形態は、冷
水生成部と、吸収剤再生部と、脱気部と、制御部とを備
えてなる溶接接合による密閉構造とされている吸収式冷
凍機であって、前記冷水生成部、吸収剤再生部および脱
気部には覗き窓が設けられておらず、前記冷水生成部に
水切れのよい冷媒散布手段と前記脱気部に連絡されてい
る脱気ラインとを備え、前記吸収剤再生部に冷媒を吸収
している吸収剤を低温再生器から高温再生器へ流して吸
収剤を再生させるリバースシステムを備え、前記脱気部
に吸収剤に吸収されないガスを自動的に脱気する自動脱
気機構を備え、前記制御部は、操作量が連続型のデジタ
ルPID制御とされ、かつそのサンプリング間隔は信号
の変化速度に対応するよう細かく設定され、負荷変動率
が10%/分においても、冷水生成部の圧力が4.6m
mHg〜5.2mmHgに維持されてなることを特徴と
する。
【0009】
【0010】 本発明の吸収式冷凍機においては、冷却
水の許容温度変化率が1℃/分とされてもよい。なお、
本発明の吸収式冷凍機において冷水生成部の蒸発器の蒸
発管に高性能管が用いられている場合、その負荷範囲が
40%〜100%とされ、かつ冷却水入口温度が32℃
〜28℃とされてなるのが好ましく、またベア管が用い
られている場合、その負荷範囲が20%〜100%とさ
れ、かつ冷却水入口温度が32℃〜22℃とされてなる
のが好ましい。
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】本発明の吸収式冷凍機は前記のごとく構成され
ているので、4℃前後の冷水を安定して取り出すことが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明はかか
る実施の形態のみに限定されるものではない。
【0015】本発明の吸収式冷凍機の一実施の形態を図
1に概略図で、図2にブロック図で示し、この吸収式冷
凍機Rは、冷水生成部10と、吸収剤再生部20と、脱
気部30と、制御部(図示省略)とを主要構成要素と
し、それら各部を所要配管設備(ライン)40で連絡し
てなるものである。
【0016】冷水生成部10は、蒸発器11を有する冷
水生成セクション12と、吸収器15を有する冷媒吸収
セクション16とを備えてなるものとされ、また蒸発器
管としては、例えば伝熱面積を増大させるために管外面
にフィン状のとげや溝が形成された、いわゆる高性能
管、あるいは管外面に何等の加工もなされていないベア
管が用いられる。そして、冷水生成セクション12で
は、蒸発器管内部に冷水が流される一方、蒸発器管外部
に冷媒散布手段13により冷媒が散布され、それにより
冷媒と冷水WCとの熱交換がなされ、蒸発器11出口に
おける冷水WCが所定温度(4℃〜5℃の範囲)にまで
冷却され、また冷媒の一部は蒸発させられて冷媒吸収セ
クション16に供給される。
【0017】なお、この高性能管を用いた場合、蒸発器
管表面の冷媒保有量が多いため、水切れのよい冷媒散布
手段13を用いたとしても、冷媒ポンプ41aを停止し
た後においても蒸発器管の保有冷媒による冷水の冷却が
なされ冷水温度が低下するので、ベア管を用いたときよ
りも吸収式冷凍機の使用範囲が制約される。
【0018】そして、所定温度にまで冷却された冷水W
Cは吸収式冷凍機Rから取り出されて使用先に供給さ
れ、また冷媒は循環ライン41に設けられている冷媒ポ
ンプ41aにより冷媒散布手段13に供給される。ここ
で、冷媒散布手段13は、冷媒が過冷却されて凍結(氷
結)するのを防止するため、いわゆる水切れがよい必要
があるところから、例えば特許第898359号にかか
る構造のものとされる。また、2℃程度の冷媒の蒸気圧
力に対応した真空度(4.6mmHg〜6.5mmH
g、好ましくは5.0mmHg〜5.5mmHg)を確
保するため、冷水生成部10を構成している容器は溶接
構造とされている。
【0019】冷媒吸収セクション16に供給された蒸気
となった冷媒(冷媒蒸気)は、内部に冷却水が流されて
いる吸収器15外部に散布されている吸収剤(散布濃
液)に吸収される。この冷媒蒸気を吸収して希釈された
吸収剤(以下、単に希液という)は、冷媒吸収セクショ
ン16と吸収剤再生部20とを連絡している第1再生ラ
イン42に設けられている吸収剤用ポンプ(希液ポン
プ)42aにより吸収剤再生部20に供給されるととも
に、その一部は希液分岐ライン43により分岐されて脱
気部30に供給される。なお、この吸収剤再生部20に
供給される希液は、希液ポンプ42a下流側に介装され
ている低温熱交換器42bにより昇温されて吸収剤再生
部20に供給される。
【0020】しかして、冷媒が蒸発すると冷媒に溶存し
ていたガスは冷水生成部10に放出されるが、この放出
されたガスは、冷媒吸収セクション16と脱気部30と
を連絡している脱気ライン44により除去され、また外
部より冷水生成部内10に洩れ込んだ空気および酸化被
膜生成により発生する水素ガスなど吸収剤に吸収されな
い不凝縮ガスもこの脱気ライン44により除去される。
これにより、冷水生成部10の真空度の低下が防止され
る。
【0021】吸収剤再生部20は、第1再生部(低温再
生部)21および第2再生部(高温再生部)27とから
なり、第1再生ライン42からの希液は第1再生部21
に供給される。この第1再生部21は、低温再生器22
を有する再生セクション23と、凝縮器24を有する凝
縮セクション25とを備えてなるものとされ、そして希
液は再生セクション23に設けられている液流入管26
により低温再生器管外部に散布される。一方、この低温
再生器管内部には、後述する第2再生部27から再生さ
れた高温の冷媒蒸気(以下、高温蒸気という)が高温蒸
気ライン45を介して供給されている。そのため、希液
に吸収されている冷媒の一部は再生されて低温の冷媒蒸
気(以下、低温蒸気という)として放出される。この放
出された低温蒸気は凝縮セクション25において凝縮器
24により凝縮されて水とされ、冷水WCの冷却に使用
可能な状態とされる。つまり、冷媒液に再生される。ま
た、この凝縮セクション25には、低温再生器21で希
液を加熱してドレンとなった高温蒸気、つりま高温蒸気
から再生された冷媒液も供給されている。そして、これ
ら低温蒸気および高温蒸気から再生された冷媒液は冷媒
供給ライン46により冷媒散布手段13に供給される。
一方、冷媒の一部を放出して濃度が上昇した吸収液(以
下、中間液という)の所定量、例えば半分は、第1再生
部21と第2再生部27とを連絡している第2再生ライ
ン47に設けられている吸収液ポンプ(中間液ポンプ)
47aにより第2再生部27に供給される。なお、この
中間液は、中間液ポンプ27aの下流側に介装されてい
る高温熱交換器47bにより昇温されて第2再生部27
に供給される。
【0022】第2再生部27は、内部に加熱蒸気が供給
されている高温再生器28を備え、この高温再生器28
により中間液が加熱され、それによりこの中間液に吸収
されている冷媒が高温蒸気として放出され、吸収剤の濃
度が上昇する。この放出された高温蒸気は、前述したよ
うに低温再生器21に供給されて希液の加熱に利用され
る。一方、濃度が上昇した吸収液(以下、濃液という)
は、第2再生部27と高温熱交換器47bとを連絡して
いる濃液ライン48により高温熱交換器47bに供給さ
れる。
【0023】高温熱交換器47bに供給された濃液は中
間液と熱交換して中間液を昇温し、ついで中間液供給ラ
イン49から供給される残りの中間液と混合される。こ
の混合液(散布濃液)は低温熱交換器42bに供給され
て希液と熱交換した後、散布濃液ライン50により冷媒
吸収セクション16の吸収器15に散布され、前述した
ように、冷水生成セクション12で蒸発した冷媒蒸気が
吸収される。
【0024】脱気部30は、第1再生ライン42の希液
ポンプ42aの下流側から分岐されてきた希液のエゼク
ター効果により、外部から漏入した空気および冷水生成
部10の鉄部の防錆被膜生成時に発生する水素ガスなど
の吸収剤に吸収されない不凝縮ガスを自動的に脱気する
ものである。この脱気部30は、具体的には、特許第1
200207号にかかる構成とされている。そして、こ
の脱気部30により使用された希液は、脱気済ライン5
1により冷媒吸収セクション16に戻される。
【0025】制御部はデジタルPID制御が用いられ
て、負荷変動や冷却水入口温度変化にも比較的すばやく
安定した追従をし、大きなオーバーシュートを起こさな
いようにされている。このデジタルPID制御は、具体
的には、操作量が連続型で制御対象である吸収冷凍機R
に大きな外乱を与えない連続型が採用され、またそのと
きのサンプリング間隔Δtは信号の変化の速さに比べて
充分細かく選定されている。なお、この制御に関する演
算式は、例えば下記式により表される。
【0026】
【数1】
【0027】さらに、この実施の形態においては、各ラ
インの接合部は溶接構造とされるとともに各ラインに設
けられているポンプは密閉構造とされ、接合部およびポ
ンプからガスが系内へ進入するのが防止されている。ま
た、従来用いられていた各種覗き窓も廃止されている。
【0028】このように、この実施の形態においては、
再生部において低温再生部から高温再生部に吸収液を流
す、いわゆるリバース方式を採用して再生部を小型化す
るとともに冷水生成セクションにいわゆる水切れのよい
散布手段を用いて応答性をよくして過冷却を防止し、各
部を密閉構造とするとともに冷水生成部の脱気(不凝縮
ガスの排除)を自動的に行う全自動抽気を採用して高真
空度を維持し、デジタルPID制御により適正制御を行
っているので、温度の安定性が飛躍的に向上し、冷水を
4℃前後で安定して取り出すことができる。
【0029】
【実施例】以下、より具体的な実施例に基づいて本発明
をより詳細に説明する。
【0030】実施例1 冷水生成部の蒸発器管として高性能管を用いた吸収式冷
凍機(川重冷熱工業株式会社製:シグマチル600型吸
収式冷凍機)を用いて、実用運転における負荷変動が激
しい状態を模擬して負荷を10%/分の割合で増減させ
るとともに、冷却水の温度を1℃/分の割合で増減させ
て4℃の冷水が安定して取り出せる範囲の確認試験を行
った。その結果、負荷が40〜100%の範囲で、かつ
冷却水入口温度が32〜28℃の範囲で4℃の冷水が安
定して取り出せた。なお、負荷が40%で冷却水入口温
度が22℃の場合、4℃の冷水が安定して取り出せなか
った。また、負荷が30%で冷却水入口温度が22℃の
場合、冷水温度低のために安全装置が作動した。
【0031】実施例2 冷水生成部の蒸発器管としてベア管を用いた吸収式冷凍
機(川重冷熱工業株式会社製:シグマチル600型吸収
式冷凍機)を用いて、実用運転における負荷変動が激し
い状態を模擬して負荷を10%/分の割合で増減させる
とともに、冷却水の温度を1℃/分の割合で増減させて
4℃の冷水が安定して取り出せる範囲の確認試験を行っ
た。その結果、負荷が20〜100%の範囲で、かつ冷
却水入口温度が32〜22℃の範囲で4℃の冷水が安定
して取り出せた。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
吸収式冷凍機から4℃前後の冷水を安定して取り出すこ
とができるという優れた効果が得られる。したがって、
電動ターボ式冷凍機を吸収式冷凍機に置き換えが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸収式冷凍機の一実施の形態の概略図
である。
【図2】同ブロックである。
【符号の説明】
10 冷水生成部 11 蒸発器 12 冷水生成セクション 15 吸収器 16 冷媒吸収セクション 20 吸収剤再生部 21 第1再生部(低温再生部) 22 低温再生器 23 再生セクション 24 凝縮器 25 凝縮セクション 27 第2再生部(高温再生部) 28 高温再生器 30 脱気部 40 所要配管設備 R 吸収式冷凍機 WC 冷水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−108066(JP,A) 特開 昭62−69073(JP,A) 実開 昭57−44381(JP,U) 高田秋一著「呼吸冷凍機」社団法人日 本冷凍協会発行(昭57−3−15)P. 189−192 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 15/00 306 F25B 15/00 303 F25B 15/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷水生成部と、吸収剤再生部と、脱気部
    と、制御部とを備えてなる溶接接合による密閉構造とさ
    れている吸収式冷凍機であって、 前記冷水生成部、吸収剤再生部および脱気部には覗き窓
    が設けられておらず、 前記冷水生成部に水切れのよい冷
    媒散布手段と前記脱気部に連絡されている脱気ラインと
    を備え、前記吸収剤再生部に冷媒を吸収している吸収剤
    を低温再生器から高温再生器へ流して吸収剤を再生させ
    るリバースシステムを備え、前記脱気部に吸収剤に吸収
    されないガスを自動的に脱気する自動脱気機構を備え、 前記制御部は、操作量が連続型のデジタルPID制御と
    され、かつそのサンプリング間隔は信号の変化速度に対
    応するよう細かく設定され、 負荷変動率が10%/分においても、 出口冷水温度が4
    ℃〜4.5に維持されてなることを特徴とする吸収式
    冷凍機。
  2. 【請求項2】 冷水生成部と、吸収剤再生部と、脱気部
    と、制御部とを備えてなる溶接接合による密閉構造とさ
    れている吸収式冷凍機であって、 前記冷水生成部、吸収剤再生部および脱気部には覗き窓
    が設けられておらず、 前記冷水生成部に水切れのよい冷
    媒散布手段と前記脱気部に連絡されている脱気ラインと
    を備え、前記吸収剤再生部に冷媒を吸収している吸収剤
    を低温再生器から高温再生器へ流して吸収剤を再生させ
    るリバースシステムを備え、前記脱気部に吸収剤に吸収
    されないガスを自動的に脱気する自動脱気機構を備え、 前記制御部は、操作量が連続型のデジタルPID制御と
    され、かつそのサンプリング間隔は信号の変化速度に対
    応するよう細かく設定され、 負荷変動率が10%/分においても、 冷水生成部の圧力
    が4.6mmHg〜5.2mmHgに維持されてなるこ
    とを特徴とする吸収式冷凍機。
  3. 【請求項3】 冷却水の許容温度変化率が1℃/分と
    れてなることを特徴とする請求項1または2記載の吸収
    式冷凍機。
  4. 【請求項4】 冷水生成部の蒸発器の蒸発管に高性能管
    が用いられてなる請求項1ないし3記載の吸収式冷凍機
    であって、 その負荷範囲が40%〜100%とされ、かつ冷却水入
    口温度が32℃〜28℃とされてなることを特徴とする
    吸収式冷凍機。
  5. 【請求項5】 冷水生成部の蒸発器の蒸発管にベア管が
    用いられてなる請求項1ないし3記載の吸収式冷凍機で
    あって、 その負荷範囲が20%〜100%とされ、かつ冷却水入
    口温度が32℃〜22℃とされてなることを特徴とする
    吸収式冷凍機。
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高田秋一著「呼吸冷凍機」社団法人日本冷凍協会発行(昭57−3−15)P.189−192

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