JP2964927B2 - 画像表示装置の制御方法 - Google Patents

画像表示装置の制御方法

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JP2964927B2 JP24542695A JP24542695A JP2964927B2 JP 2964927 B2 JP2964927 B2 JP 2964927B2 JP 24542695 A JP24542695 A JP 24542695A JP 24542695 A JP24542695 A JP 24542695A JP 2964927 B2 JP2964927 B2 JP 2964927B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロフィルム
リーダもしくは同リーダプリンタ等のように、多数の画
像コマ部を有するマイクロフィルム等の被写体を被写体
照明部に搬送して所要の画像コマ部を被写体照明部に検
索位置させ、その画像コマ部の画像情報を画像表示部に
投影表示する画像表示装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は上記のような画像表示装置として
の、ロールマイクロフィルムのリーダもしくはリーダプ
リンタの機構要部及び制御系の略図である。
【0003】1は多数の画像コマ部を有する被写体とし
てのロールマイクロフィルムであり、フィルムカートリ
ッジ3内の巻き戻しリール2に巻き込まれて収容されて
いる。
【0004】フィルムカートリッジ3はフィルムキャリ
ア(フィルム搬送装置)のカートリッジセット部にリー
ル2を巻き戻し軸4に係合させて装着される。
【0005】11はフィルム巻き取りリールであり、巻
き取り軸12に係合させて装着させてある。
【0006】フィルムカートリッジ3内の巻き戻しリー
ル2に巻き込まれているフィルム1は先端部側(リード
テープ部)を引き出して、ガイドローラ5→同6→ガイ
ドローラ対7→上下2枚のプラテンガラス8・9の間→
ガイドローラ対10のフィルム走行路を経由させて、巻
き取りリール11に掛け渡して該リール11に巻き込ま
せてある。このフィルム掛け渡し操作は一般に自動的に
なされる(オートローディング)。
【0007】巻き取りリール11がモータM2のONに
よる軸12の駆動でフィルム巻き取り方向に回転駆動さ
れることで、フィルム1は上記の経路を巻き戻しリール
2側から巻き取りリール11側へ給送(正搬送)され
る。
【0008】また巻き戻しリール2がモータM1のON
による軸4の駆動でフィルム巻き戻し方向に回転駆動さ
れることで、フィルム1は上記の経路を逆に巻き取りリ
ール11側から巻き戻しリール2側へ給送(逆搬送)さ
れる。
【0009】上下2枚のプラテンガラス8・9はフィル
ム照明部に配設してあり、フィルム1をサンドイッチに
挟み込んで平面性を出す役目をする。フィルム1の給送
時はガラス8・9間が開かれてフィルム1の挟み込みを
解除した状態に不図示のソレノイド等により制御され
る。
【0010】13はハロゲンランプ等のフィルム照明用
ランプであり、集光レンズであるコンデンサレンズ14
を介してプラテンガラス8・9の下側ガラス9の下面を
照明する。
【0011】巻き戻し軸4と巻き取り軸12を駆動する
モータM1とM2はキャリア制御回路21で駆動制御さ
れる。該キャリア制御回路21はCPU回路25で制御
される。
【0012】15・16はガイドローラ6とガイドロー
ラ対7との間のフィルム走行路に配設した、LED15
と受光素子16を有するマーク検知手段である。LED
15はフィルム1に各画像コマ部に対応させて具備させ
た検索マーク部分を照射する光源であり、受光素子16
はフィルム1の正搬送または逆搬送に伴い検索マーク部
分の通過で断続されるLED15の光りを受光すること
で、検索マークの計数や種類の識別をする。
【0013】即ち、受光素子16の出力はセンサアンプ
回路22に入力する。該回路22の出力が2値回路2
3に入力する。2値回路23はセンサアンプ回路22
からの入力とCPU回路25から入力するスライスレベ
ル信号を比較して2値化を行ない、マーク判別回路24
に入力する。マーク判別回路24は2値回路23から
出力された信号を処理してマークの判別を行ないCPU
回路25へ出力する。
【0014】26はガイドローラ対7の一方のローラに
同心一体に設けたスリット円板であり、ガイドローラ対
7がフィルム1の動きに合わせて回転することで、該ス
リット円板26もそのガイドローラ対7の回転に同期し
て回転する。27は該スリット円板26に組み合わせた
フォトインタラプタであり、スリット円板26と共にフ
ィルムエンコーダとして作用し、CPU回路25にフィ
ルム1の搬送速度等のデータをパルス情報として送る。
【0015】28はキーボード(操作盤)であり、29
はテンキー等のスイッチであり、検索アドレスの指示は
ここから入力する。30はLED、LCD等の表示器で
あり、オドメーターの値や検索アドレスの表示、自動検
索装置の状態などを表示する。31はコントロールノブ
であり、自動検索装置のフィルム搬送を手動で行なえる
ようにしたものである。コントロールノブ31の手動操
作によりフィルム1を所望の速度で正搬送または逆搬送
させることができる。
【0016】而して、所要の画像コマ部の自動検索モー
ドの場合は、その所要の画像コマ部アドレスをキーボー
ド28のスイッチ29で入力して検索スタートスイッチ
を押すと、CPU回路25はプラテンガラス8・9を開
き状態に制御し、またその画像コマ部がフィルム照明部
であるプラテンガラス8・9の位置よりも巻き戻しリー
ル2側に存在するか、巻き取りリール11側に存在する
かを演算・判断して、前者の場合はフィルム1を正搬送
させるように、また後者の場合は逆搬送させるようにキ
ャリア制御回路21を制御して、モータM1・M2を選
択的に所定の制御回転速度をもってONさせる。
【0017】このフィルム1の正搬送または逆搬送過程
で、マーク検知手段15・16により該手段位置を順次
に通過する個々の画像コマ部の検索マークの計数及び種
類判別がなされてその情報がCPU回路25に入力す
る。またフィルムエンコーダ26・27からもフィルム
の搬送速度等のデータがパルス情報としてCPU回路2
5に入力する。
【0018】CPU回路25はそれらの入力データによ
り、所要の画像コマ部がフィルム照明部であるプラテン
ガラス8・9に対応位置したときフィルムの正搬送また
は逆搬送を停止するようにキャリア制御回路21を制御
してモータM1またはM2をOFFさせる。
【0019】また手動検索の場合は、キーボード28の
コントロールノブ31を操作することでモータM1・M
2を選択的にONさせてフィルム1を所望の速度で正搬
送または逆搬送させ所要の画像コマ部をフィルム照明部
であるプラテンガラス8・9に対応位置させてフィルム
搬送を停止させる。
【0020】自動検索モードまたは手動検索で所要の画
像コマ部がフィルム照明部であるプラテンガラス8・9
の位置に検索されてフィルム搬送が停止されると、プラ
テンガラス8・9が閉じられる。
【0021】そしてその検索された画像コマ部のフィル
ム照明用ランプ13による照明透過光が投影レンズ17
に入光して、該画像コマ部の画像情報が不図示のリーダ
ー光学系を介して画像表示部(閲読部)である不図示の
リーダスクリーン面に拡大結像投影表示される。
【0022】またリーダプリンタである場合において、
その画像情報のコピーを得たい場合にはコピーキーを押
すことにより、投影レンズ17よりも先の光学系がリー
ダ光学系から不図示のプリント光学系に切り換わり、不
図示のプリント機構が作動してコピーが実行される。
【0023】このような従来の装置において、フィルム
照明用ランプ13(被写体照明ランプ)は装置電源のO
Nで点灯し、装置電源がOFFされるまでの間継続して
点灯している。
【0024】従って、所要の画像コマ部の検索過程にお
けるフィルム1の正搬送・逆搬送中、ローディング、リ
ワインド時にも、フィルム照明部であるプラテンガラス
8・9を次々通過していく画像コマ部も照明されてそれ
が画像表示部であるリーダスクリーン面に流れ移動画像
として映し出され煩わしさ(うるささ)を感じさせる。
【0025】そこで、図8に示したように、投影レンズ
17の垂直上方に該投影レンズ17を開閉する機械式シ
ャッタ18を配設具備させて、自動検索モード時及びリ
ワインド時においてフィルム1の搬送中はシャッタ18
を閉じさせて投影レンズ17からリーダ光学系内への入
光を遮断させ、その間においてリーダスクリーン面に上
述の煩わしい流れ移動画像が映し出されるのを防ぐよう
にしたものがある。すなわち、目的の画像コマ部の検索
中の信号の発生中及びリワインド信号発生中には、CP
U回路25から、機械式シャッタ18の開閉を行なうた
めのモータ19に指示が送られ、シャッタ18が閉じら
れるものである。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な従来例においては、専用の機械式シャッタ18やモー
タ19の配設がコストアップの一因になっていた。
【0027】また機械式シャッタ18は開閉作動音が耳
障りで煩わしい。
【0028】また、従来の装置においては、自動検索モ
ード時及びリワインド時のみにおいて、目的の画像コマ
部の検索中の信号及びリワインド信号にてシャッタ18
を閉じ動作させるもので、コントロールノブ31の操作
による手動のフィルムローディング時にはシャッタ18
は閉じ動作せず、リーダスクリーン面に上述の煩わしい
流れ移動画像が映し出されていた。
【0029】そこで本発明は、機械式シャッタを用いる
ことなく、したがってコストの上昇や、作動音を発生さ
せずに、フィルムローディング中(被写体搬送中)にリ
ーダスクリーン面(画像表示部)に煩わしい流れ移動画
像が映し出されるのを防止することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の手段構成
を特徴とする画像表示装置の制御方法である。
【0031】(1)多数の画像コマ部を有する被写体を
被写体照明部に搬送して所要の画像コマ部を検索し、画
像表示部に投影表示する画像表示装置において、前記被
写体の搬送速度を設定する被写体搬送速度設定手段と、
前記画像コマ部の前記画像表示部に対する投影倍率を検
知する投影倍率検知手段と、前記搬送速度設定値と前記
投影倍率に応じて、前記画像表示部上においての投影画
像の移動速度を制御する手段を有し、前記画像表示部上
においての投影画像の移動速度に応じて、被写体照明用
ランプの制御を行うことを特徴とする画像表示装置の制
御方法。
【0032】(2)被写体照明用ランプの制御は、前記
投影画像の移動速度が所定の速度以上のときにランプを
消灯させる制御であることを特徴とする(1)に記載の
画像表示装置の制御方法。
【0033】(3)被写体照明用ランプの制御は、前記
投影画像の移動速度が所定の速度以上のときにランプの
発光量を定常よりも低減させる制御であることを特徴と
する(1)に記載の画像表示装置の制御方法。
【0034】(4)被写体がロールマイクロフィルムあ
るいはマイクロフィッシュフィルムであり、被写体搬送
手段がロールフィルムキャリアあるいはフィッシュフィ
ルムキャリアであり、画像表示装置がマイクロフィルム
リーダもしくはマイクロリーダプリンタであることを特
徴とする(1)ないし(3)の何れか1つに記載の画像
表示装置の制御方法。
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】〈作 用〉 すなわち本発明は、被写体の搬送速度設定値と画像コマ
部の画像表示部に対する投影倍率に応じて画像表示部上
においての投影画像の移動速度を制御するタイプの画像
表示装置において、画像表示部上においての投影画像の
移動速度に応じて被写体照明用ランプの制御を行う、よ
り具体的には、画像表示部上においての投影画像の移動
速度がある一定数以上のときは「高速」と判断し、被写
体照明用ランプを消灯させる制御またはランプの発光量
を定常よりも低減させる制御を行なわせることで、被写
体搬送中に画像表示部に煩わしい流れ移動画像が映し出
されるのを防止するあるいは気にならない暗い映像にす
るもので、機械式シャッタを用いた場合と同様の効果が
得られ、しかも機械式シャッタを用いた場合におけるよ
うなコストアップや作動音の問題がない。
【0039】また、画像表示部上においての投影画像の
移動速度がある一定数よりも小さいときは「低速」と判
断し、被写体照明用ランプを消灯や発光量低減制御せず
点灯状態に制御することで、画像表示部にゆっくりと流
れ移動しながら映し出される画像コマ部を所謂「流し読
み」することができる。
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【発明の実施の形態】
(1)リーダプリンタ例の全体的概略構成 図1は本発明を適用したマイクロフィルムリーダプリン
タの外観斜視図、図2は該装置の縦断側面模型図であ
る。
【0044】図1において、2101はマイクロフィル
ムリーダプリンタ本体である。
【0045】2102はロールフィルムキャリアであ
り、リーダプリンタ本体2101に対して、作り付け、
または所定の位置に着脱自在に構成されて所定に装着セ
ットして使用される。
【0046】2103は本装置の使用者がリーダプリン
タ本体に対して動作指示を与えるためのリーダプリンタ
操作部である。
【0047】2104は本装置の使用者がロールフィル
ムキャリア2102に対して動作指示を与えるためのロ
ールフィルムキャリア操作部である。
【0048】2209はリーダプリンタ本体の前面に配
設した画像表示部としてのリーダスクリーンである。
【0049】2204は投影手段としての投影レンズ鏡
筒であり、リーダプリンタ本体2101の所定の位置に
着脱自在で、所定に装着セットして使用される。
【0050】リーダプリンタ本体2101とロールフィ
ルムキャリア2102は電気的に接続されており、リー
ダプリンタ操作部2103からリーダプリンタ本体21
01を通じて、ロールフィルムキャリア2102の一部
の機能に対して動作指示を与えることができる。
【0051】同様にロールフィルムキャリア操作部21
04からロールフィルムキャリア本体2102を通じて
リーダプリンタ本体2101の一部の機能に対して動作
指示を与えることもできる。
【0052】図2において、2201はフィルム照明用
ランプ(被写体照明用ランプ)、2202は集光手段と
してのコンデンサレンズ、2203はロールマイクロフ
ィルム(被写体)、2204は投影レンズ鏡筒(ズーム
レンズ)、2205は画像回転装置、2206は第一反
射部材、2207は第二反射部材、2208は第三反射
部材群、2209はリーダスクリーン、2210は画像
形成部(プリント機構)、2211はスリット板、22
12は記録媒体としての感光部材である。
【0053】画像形成部2210は、例えば転写式電子
写真プリント機構であり、該プリント機構は公知に属す
るからその詳細説明は省略する。
【0054】一般に、フィルム照明用ランプ2201に
はハロゲンランプや蛍光灯等のランプが使用される。画
像回転装置2205には透光性部材であるプリズムを使
用している。2206〜2208の反射部材には金属鏡
やガラス鏡が使用される。リーダスクリーン2209は
一般に拡散板で構成される。
【0055】(2)画像コマ検索 ロールフィルムキャリア2102は被写体としてのロー
ルマイクロフィルム2203を保持し、巻取り部−巻戻
し部間で正逆搬送させてフィルム照明部であるコンデン
サレンズ2202の上面上を走行させる機能を有し、フ
ィルム2203を搬送させてフィルムの長手に沿って撮
影記録されている数多の画像コマ部の内の目的の画像コ
マ部を自動検索手段或は手動手段でフィルム照明部に検
索位置させてフィルム搬送を停止させることで、フィル
ム照明部2202に検索され停止位置した目的の画像コ
マ部が照明される。なお、フィルム照明部であるコンデ
ンサレンズ2202と投影レンズ鏡筒2204の間には
前述図8の装置と同じくフィルムを挟む開閉プラテンガ
ラス(8・9)が存在するが図には省略した。
【0056】フィルム照明用ランプ2201から放出さ
れた光は、コンデンサレンズ2202で集光され、フィ
ルム2203の上記画像コマ部を照射する。該画像コマ
部を透過した光は投影レンズ鏡筒2204に入光する。
【0057】(3)リーダモード 投影レンズ鏡筒2204に入光した光は、画像回転装置
2205→実線示の第1角度に保持された第一反射部材
2206→第二反射部材2207の経路(リーダ光学
系)を介して、リーダスクリーン2209の裏面に結像
され、上記画像コマ部画像情報が拡大投影される。リ
ーダスクリーン2209が拡散板であることによりその
拡大投影された画像情報をリーダスクリーン2209の
外側から目視・閲読することができる。
【0058】画像回転装置2205を回転操作すること
でリーダスクリーン2209に拡大投影された像を光軸
回りに所望の角度だけ回転させて投影像のリーダスクリ
ーン上での回転角姿勢を調整できる。
【0059】(4)プリントモード リーダモードでリーダスクリーンに拡大投影された画像
コマ部の画像情報のコピーを出力させる場合は、コピー
キーを押すことで、プリント機構2210が作動し、第
一反射部材2206が実線示の第1角度から破線示の第
2角度に所定の回転角速度で揺動駆動され、これにより
画像回転装置2205の出射光束が走査されて、その走
査光が第三反射部材群2208→スリット板2211の
経路(プリント光学系)を介して感光部材2212に拡
大投影されて感光部材2212がスリット露光され、画
像形成がおこなわれる。
【0060】第一反射部材2206からリーダスクリー
ン2209までの光路長と、第一反射部材2206から
プリント機構2210の感光部材2212の表面までの
光路長はほぼ等しくなっているので、第一反射部材22
06が揺動した結果、フィルム照明部の画像コマ部の画
像情報の一部が感光部材2212の表面に拡大されて結
像する。更に第一反射部材2206が揺動する事で、見
かけ上、スリット部材2211のスリットが走査する事
になる。
【0061】感光部材2212が感光ドラムであると
き、第一反射部材2206の揺動に同期して感光ドラム
が回転することにより、スリット露光の原理で画像コマ
部の画像情報の全てが感光ドラム面に拡大投影されて、
感光ドラムの表面にその投影像の電気潜像が形成され
る。感光ドラム上に形成された電気潜像はトナー現像に
よって可視化され、第2の記録媒体(転写材)2213
上に目視可能な状態で画像形成される。
【0062】一般に上記の構成を持つマイクロフィルム
リーダプリンタをアナログ式マイクロフィルムリーダプ
リンタと呼ぶ。
【0063】一方、感光部材2212にCCD等の光電
変換素子を用いてマイクロフィルム2203の画像情報
を読み取り、該素子の出力をデジタル信号化して画像処
理を行った後、出力手段から様々な形式で、その読み取
り画像情報の拡大投影像の出力が得られるように構成さ
れたマイクロフィルムリーダプリンタも存在する。一般
にこの様なマイクロフィルムリーダプリンタをデジタル
式マイクロフィルムリーダプリンタと呼ぶ。
【0064】(5)ロールフィルムキャリア2102 図3はロールフィルムキャリア2102の内部構造のう
ち、被写体としてのロールマイクロフィルム2203の
搬送系を主に表した斜視図である。
【0065】2301はロールマイクロフィルム220
3の巻取り側駆動手段、2303は巻取り軸であり、駆
動手段2301の回転力が速度伝達率可変手段301を
介して巻取り軸2303に伝達される。
【0066】2302は巻戻し側駆動手段、2304は
巻戻し軸であり、駆動手段2302の回転力が速度伝達
率可変手段302を介して巻戻し軸2304に伝達され
る。
【0067】2305は巻取り側リール、2306はフ
ィルムカートリッジ、2307は巻取り側ローラ、23
08は巻戻し側ローラ、2309はフィルム搬送速度検
知手段(被写体搬送速度検知手段)、2310はマーク
検知手段(画像情報コマ検索手段)、2311はフィル
ム手動搬送手段(手動ノブ)である。
【0068】巻取り軸2303が駆動されることで巻取
り側リール2305が回転して、フィルムカートリッジ
2306内の巻戻しリールに巻込まれているフィルム2
203が巻取り側リール2305に巻取られて、巻戻し
側ローラ2308→コンデンサレンズ2202の上面側
(フィルム照明部)→巻取り側ローラ2307の経路を
正搬送走行する。
【0069】また逆に、巻戻し軸2304が駆動される
ことでフィルムカートリッジ2306内のリールが回転
して、巻取り側リール2305に巻込まれているフィル
ム2203がフィルムカートリッジ2306内のリール
に巻取られて、巻取り側ローラ2307→コンデンサレ
ンズ2202の上面側(フィルム照明部)→巻戻し側ロ
ーラ2308の経路を逆搬送走行する。
【0070】上記のフィルム正逆搬送・搬送速度は、ロ
ールフィルムキャリア操作部2104(図1)に配設し
たフィルム搬送速度設定手段(被写体搬送速度設定手
段)2404の操作によって制御される。
【0071】(6)フィルム搬送速度設定手段2404 図4は、フィルム搬送速度設定手段(被写体搬送速度設
定手段)2404の構成の一例を示す図面である。33
01は入力ノブ、3302はノブ角度検知手段、330
7はノブ回転方向検知手段である。
【0072】ノブ角度検知手段3302としては、電圧
を印加された抵抗体3303と、入力ノブ3301の回
転に合わせて該抵抗体3303を摺動する摺動子330
4からなる摺動可変抵抗器を使用することができる。
【0073】またノブ回転方向検知手段3307には、
入力ノブ3301と共に回転する遮光板3305と、遮
光板3305の状態を検知するセンサ3306の組み合
わせを用いることが可能であり、入力ノブ3301が停
止位置よりも正転方向に設定されているか或いは逆転方
向に設定されているかを判断することが可能である。
【0074】ノブ角度検知手段3302については、入
力ノブ3301を回転して角度を変えると、摺動子33
04に印加される電圧が変化する。即ち摺動子3304
の電圧はそのまま入力ノブ3301の角度を表す。
【0075】ロールフィルムキャリア制御手段2402
(図6)は摺動子3304の電圧を検出すると同時に、
センサ3306からの信号を検知する様に構成すること
で、入力ノブ3301の角度と方向、即ち本装置使用者
が所望するフィルム搬送速度設定値をロールフィルムキ
ャリア制御手段2402が把握できる。
【0076】そしてロールフィルムキャリア制御手段2
402は被写体搬送速度設定手段2404での設定値に
基づきフィルム2203を搬送する様にロールフィルム
キャリア2102を駆動制御する。
【0077】(7)フィルム搬送速度検知手段2309 フィルム搬送速度検知手段(被写体搬送速度検知手段)
2309は実際に搬送中のフィルム2203の搬送速度
・搬送方向を検知する手段である。
【0078】本例では図3のように巻取り側ローラ23
07に付設したフォトエンコーダである。巻取り側ロー
ラ2307・巻戻し側ローラ2308はフィルム220
3の移動速度と等速度で回転する。
【0079】そこで本例ではフィルム2203の正逆搬
送走行に伴う巻取り側ローラ2307の回転速度と回転
方向を該検知手段2309で検出して、ロールフィルム
キャリア制御手段2402(図6)でフィルム2203
の搬送速度・搬送方向を検知させている。
【0080】(8)マーク検知手段2310 被写体としてのロールマイクロフィルム2203は、そ
の長手に沿って原稿画像を縮小撮影記録した数多の画像
コマ部を有し、その個々の画像コマ部に対応させて検索
用マークを付与してある。
【0081】図5はその態様例を示したものである。2
502は原稿の画像が縮小撮影された画像コマ部、25
03は検索用に画像コマ部2502に対応して付された
検索用マークである。
【0082】マーク検知手段2310(図3)は一般に
光量センサで構成されている。本例において、マーク検
知手段2310はコンデンサレンズ2202の上面側
(フィルム照明部)に位置させて配設してある。マーク
検知手段2310の検索マーク検知用の光源とフィルム
照明用光源であるランプ2201は独立化されている。
マーク検知手段2310は前述図8の装置のようにフィ
ルム照明部とは異なる位置に配設してもかまわない。
【0083】該マーク検知手段2310はフィルム22
03の搬送過程で、フィルム2203上の上記検索用マ
ーク2503部と非検索用マーク部との透過率の違いに
よる光量変化を電気信号に変換してロールフィルムキャ
リア制御手段2402(図6)に送る。
【0084】ロールフィルムキャリア制御手段2402
は、マーク検知手段2310から送られてくる信号と、
フィルム搬送速度検知手段2309から送られてくる信
号を基に、検索用マーク2503の種類毎にカウントす
る。
【0085】ロールフィルムキャリア制御手段2402
は、自動検索モードにおいて、上記のカウント値と、ロ
ールフィルムキャリア操作部2104(図1)上の図示
しない入力手段によって予め入力した検索用入力値(ア
ドレス)が等しくなるようにフィルム2203を搬送す
ることにより、所望する画像コマ部をフィルム照明部2
202の位置に自動検索することが可能になる。
【0086】この様にマーク検知手段2310を備え、
検索動作を可能にしたロールフィルムキャリア2102
を一般に「検索機」と呼ぶ。
【0087】(9)フィルム照明用ランプ2201のコ
ントロール手段 図6は装置制御系のブロック図である。図において破線
よりも上側がマイクロリーダプリンタ本体2101側の
制御系、下側がロールフィルムキャリア本体2102側
の制御系である。
【0088】2401はマイクロフィルムリーダプリン
タ本体2102の制御を司るマイクロリーダプリンタ制
御手段である。
【0089】2402はロールフィルムキャリア本体2
102の制御を司るロールフィルムキャリア制御手段で
ある。
【0090】2403はマイクロリーダプリンタ制御手
段2401とロールフィルムキャリア制御手段2402
を接続し、両者2401・2402間の通信を可能にす
る信号線である2405はフィルム照明用ランプ22
01をコントロールする発光源制御手段であり、マイク
ロフィルムリーダプリンタ制御手段2401から送られ
る、フィルム照明用ランプ2201の状態指示信号(N
O(点灯)/OFF(消灯)指示信号、あるいは点灯電
圧の指示信号)に従いランプ2201の制御を行う。
【0091】2404はロールフィルムキャリア操作部
2104(図1)に設けられたフィルム搬送速度設定手
段(図4)である。
【0092】2501は演算処理手段であり、フィルム
搬送速度設定手段2404とロールフィルムキャリア制
御手段2402に直接接続されている。この演算処理手
段2501にはフィルム搬送速度設定手段2404から
フィルム搬送速度に関する設定値が入力される。演算処
理手段2501ではフィルム搬送速度設定値を入力し、
ロールフィルムキャリア制御手段2402に出力する。
【0093】ロールフィルムキャリア制御手段2404
は演算処理手段2501からの出力値に従い、巻取り側
駆動手段2301と巻戻し側駆動手段2302を制御す
ると同時に、フィルム照明ランプ2201のON/OF
F制御を行う。
【0094】すなわち、ロールフィルムキャリア制御部
2402に対してフィルム搬送速度設定手段2404に
よって設定されるフィルム搬送速度設定値に基づき、ロ
ールフィルムキャリア制御手段2402は巻取り側駆動
手段2301及び巻戻し側駆手段2302に駆動信号を
出力する。巻取り側駆動手段2301及び巻戻し側駆動
手段2302は該駆動信号に従って動作する。
【0095】ロールフィルムキャリア制御手段2402
が巻取り側駆動手段2301に駆動信号を送るとき、巻
取り側駆動手段2301はフィルム2203を巻取る方
向に回転する。巻取り側駆動手段2301の回転は巻取
り軸2303(図3)を伝わり、巻取り側リール230
5が回転する。この結果、フィルム2203は巻取り側
リール2305に巻取られていく。この時、巻戻し側駆
動手段2302を動作することによって、フィルム22
03に一定の張力を与え、巻乱れを防ぐように制御する
こともある。
【0096】一方、ロールフィルムキャリア制御手段2
402が巻戻し側駆動手段2302に駆動信号を送ると
き、巻戻し側駆動手段2302はフィルム2203を巻
戻す方向に回転する。巻戻し側駆動手段2302の回転
は巻戻し軸2304を伝わり、フィルムカートリッジ2
306内の不図示の巻戻し側リールを回転する。この結
果、フィルム2203はフィルムカートリッジ2306
内に巻取られていく。この時、巻取り側駆動手段230
1を動作することによって、フィルム2203に一定の
張力を与え、巻乱れを防ぐように制御することもある。
【0097】このように巻取り側駆動手段2301や巻
戻し側駆動手段2302を動作することによってフィル
ム2203が搬送される時、フィルム2203の移動に
よって巻取り側ローラ2307及び巻戻し側ローラ23
08がフィルム2203の移動速度と等速度で回転す
る。前述したように巻取り側ローラ2307にはフィル
ム速度検知手段2309が連結されており、またこのフ
ィルム搬送速度検知手段(フィルムエンコーダ)230
9はロールフィルムキャリア制御手段2402に接続さ
れているので、ロールフィルムキャリア制御手段240
2は実際にフィルム2203が搬送される速度を検知す
ることができる。
【0098】参考例1:図7は、フィルム搬送速度に対
応したフィルム照明ランプ2201のON/OFF制御
の一例を示すもので、フィルム搬送速度設定手段240
4における入力ノブ3301(図4)を回転操作してフ
ィルム搬送速度を最高速度まで徐々に上げていき、その
後に入力ノブ3301を反対方向に回転操作してフィル
ム搬送速度を徐々に下げていき、停止させるまでの様子
を示している。
【0099】図7において、縦軸はフィルム搬送速度を
示したものである。横軸はロールフィルムキャリアの電
源を投入し、フィルム搬送速度を徐々に上げていき、し
ばらく等速度で搬送を行ったのち徐々に速度を落とし、
その後に電源をOFFするまでの時間の経過を表わした
ものである。
【0100】フィルム搬送速度設定手段2404により
設定された設定値はロールフィルムキャリア制御手段2
402に入力される。ロールフィルムキャリア制御手段
2402はその出力値に従い、巻取り側駆動手段230
1・巻戻し側駆動手段2302を制御すると同時に、フ
ィルム2203が基準速度Vsよりも低速度で搬送され
ているか、高速度で搬送されているかを判断し、その結
果によりランプコントロール手段によりフィルム照明用
ランプ2201のON/OFF制御を行う。
【0101】即ち、フィルム搬送速度が低速時及びフィ
ルム搬送停止時は、フィルム照明用ランプ2201はO
N(点灯)状態となり、フィルム搬送速度が高速時に
は、発光源2201はOFF(消灯)状態となる。
【0102】参考例2:また、フィルム搬送速度検知手
段2309からのパルスによりフィルム搬送速度を検知
し、その結果によりランプコントロールを行うような構
成にすることも可能である。
【0103】この場合、フィルム搬送速度検知手段23
09により検知された値はロールフィルムキャリア制御
手段2402に入力される。ロールフィルムキャリア制
御手段2402はその出力値に従い、フィルム2203
が基準速度Vsよりも低速度で搬送されているか、高速
で搬送されているかを判断し、その結果によりランプコ
ントロール手段によりフィルム照明用ランプ2201の
ON/OFF制御を行う。
【0104】参考例3:また、マーク検知手段2310
を用いてフィルム検索動作(自動検索モード)を行う際
に、フィルム搬送速度を予測し、その結果によりランプ
コントロールを行うような構成にすることも可能であ
る。
【0105】即ち、ロールフィルムキャリア制御手段2
402は、ロールフィルムキャリア操作部2104によ
って入力された検索用入力値(検索すべき画像コマ部の
アドレス)が示す画像コマ部までのコマ数(現在フィル
ム照明部に位置している画像コマ部から次にフィルム照
明部に検索位置させるべき画像コマ部までのコマ数)を
判断し、検索動作中のフィルム搬送速度(モータスピー
ド)を予測する。この時、ある一定以上のフィルム搬送
速度になることが予測された場合、検索開始と同時にフ
ィルム照明用ランプ2201を消灯し、検索終了した後
にフィルム照明用ランプ2201を点灯する。
【0106】このフィルム搬送速度の予測は、検索する
画像コマ部までのコマ数がある一定数以上の時は「高
速」と判断し、フィルム照明用ランプ2201を消灯す
る。コマ数がある一定数以下の時は「低速」と判断し、
フィルム照明用ランプ2201は検索中も点灯する。
【0107】参考例4:また、画像コマ部の間隔をマー
ク検知手段2310によって判断し、検索する画像コマ
部までのコマ数とコマ間隔により演算処理手段2501
によって検索する画像コマ部までの距離を計算し、その
結果によりランプコントロールを行うような構成にする
ことも可能である。
【0108】この場合の画像コマ部の間隔の判断は、フ
ィルム挿入時に、最初の数コマの画像コマ部間隔をマー
ク検知手段2310によって測定させて行う。
【0109】この場合には、検索する画像コマ部までの
距離がある一定数以上のときは「高速」と判断し、フィ
ルム照明用ランプ2201を消灯する。検索する画像コ
マ部までの距離がある一定数以下のときは「低速」と判
断し、フィルム照明用ランプ2201は検索中も点灯す
る。
【0110】実施例:被写体としてのフィルム画像コマ
部のリーダスクリーン2209に対する投影倍率との関
係において、リーダスクリーン上における投影画像の移
動速度を制御する発明が提案されている(特願平7−6
6996号)。
【0111】即ち、投影倍率検知手段とフィルム搬送速
度設定手段と、該投影倍率検知手段の検知結果と該フィ
ルム搬送速度設定手段の設定値を基に、フィルムの搬送
速度制御に関する演算を行なう演算手段を有し、該演算
手段の演算結果に応じてフィルムの搬送速度制御を行な
うものである。
【0112】つまり、フィルム画像コマ部の、画像表示
部であるリーダスクリーンに対する投影倍率に応じてフ
ィルム搬送手段を制御してリーダスクリーン上において
の投影画像の移動速度を制御するもので、フィルム搬送
速度設定値とリーダスクリーン上に投影された画像の移
動速度との関係を一定あるいは一定範囲内に納めること
が可能になり、例えば、投影画像の位置調整や流し読み
を行なうために投影画像を目視しながらフィルムを搬送
する必要がある場合に、フィルムに応じて変更される投
影倍率を考慮せずにフィルム搬送速度を設定することが
できるため、操作性を大幅に改善することができる。
【0113】本発明はこのような制御系の装置におい
て、リーダスクリーン上においての投影画像の移動速度
を演算処理手段2501において演算し、それに従いフ
ィルム照明用ランプ2201のON/OFF制御を行
う。
【0114】この場合には、リーダスクリーン上におい
ての投影画像の制御移動速度がある一定数以上のときは
「高速」と判断し、フィルム照明用ランプ2201を消
灯する。これによりフィルム搬送中にリーダスクリーン
に煩わしい流れ移動画像が映し出されるのを防止するも
ので、機械式シャッタを用いた場合と同様の効果が得ら
れ、しかも機械式シャッタを用いた場合におけるような
コストアップや作動音の問題がない。
【0115】また、リーダスクリーン上においての投影
画像の移動速度がある一定数よりも小さいときは「低
速」と判断し、フィルム照明用ランプ2201を消灯せ
ず点灯状態に制御することで、リーダスクリーンにゆっ
くりと流れ移動しながら映し出される画像コマ部を所謂
「流し読み」することができる。
【0116】なお、演算処理手段2501はロールフィ
ルムキャリア制御手段2402内などに設けることも可
能である。
【0117】また、上述の実施例においては、リーダス
クリーン上においての投影画像の制御移動速度がある一
定数以上のときは高速と判断し、フィルム照明用ランプ
2201を消灯するよう構成したが、発光源制御手段2
405を制御して、フィルム照明用ランプ2201を暗
くするような構成(発光量を低減する構成)にすること
も可能である。すなわちランプ発光量を定常よりも低減
させる制御を行なわせることで、リーダスクリーン上の
投影画像を気にならない暗い映像にするもので、この場
合もランプを消灯したと同様の効果が得られる。
【0118】また本発明は、被写体としてのフィルムと
してマイクロフィッシュフィルムを用い、これをマイク
ロフィッシュキャリアでフィルム照明部に搬送移動させ
て所要の画像コマ部を手動検索もしくは自動検索する装
置においても有効に適用できる。
【0119】また本発明はマイクロフィルムのリーダも
しくはリーダプリンタに限らず、これに類する装置、即
ち多数の画像コマ部を有する被写体を被写体照明部に搬
送して所要の画像コマ部を被写体照明部に検索位置さ
せ、その画像コマ部の画像情報を画像表示部に投影表示
する画像表示装置に有効に適用できる。
【0120】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被写体の
搬送速度設定値と画像コマ部の画像表示部に対する投影
倍率に応じて画像表示部上においての投影画像の移動速
度を制御するタイプの画像表示装置において、画像表示
部上においての投影画像の移動速度に応じて被写体照明
用ランプの制御を行う、より具体的には、画像表示部上
においての投影画像の移動速度がある一定数以上のとき
は「高速」と判断し、被写体照明用ランプを消灯させる
制御またはランプの発光量を定常よりも低減させる制御
を行なわせることで、被写体搬送中に画像表示部に煩わ
しい流れ移動画像が映し出されるのを防止するあるいは
気にならない暗い映像にするもので、機械式シャッタを
用いた場合と同様の効果が得られ、しかも機械式シャッ
タを用いた場合におけるようなコストアップや作動音の
問題がない。 また、画像表示部上においての投影画像の
移動速度がある一定数よりも小さいときは「低速」と判
断し、被写体照明用ランプを消灯や発光量低減制御せず
点灯状態に制御することで、画像表示部にゆっくりと流
れ移動しながら映し出される画像コマ部を所謂「流し読
み」することができる。
【0121】
【0122】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うマイクロフィルムリーダプリンタ
の外観斜視図
【図2】該装置の縦断側面模型図
【図3】ロールフィルムキャリアのフィルム搬送系の斜
視図
【図4】フィルム搬送速度設定手段の構成例の説明図
【図5】ロールフィルムの態様例の説明図
【図6】装置制御系のブロック図
【図7】フィルム搬送速度に対応したフィルム照明用ラ
ンプのON/OFF制御態様の一例の図
【図8】ロールマイクロフィルムリーダもしくは同リー
ダプリンタのフィルム搬送系及び制御系の説明図
【符号の説明】
2101 リーダプリンタ本体(画像表示装置) 2102 ロールフィルムキャリア(被写体搬送装
置) 2103 リーダスクリーン(画像表示部) 2104 ロールフィルムキャリア操作部 2201 フィルム照明用ランプ(被写体照明用ラン
プ) 2202 コンデンサレンズ(フィルム(被写体)照
明部) 2203 ロールフィルム(被写体) 2204 投影レンズ鏡筒(投影手段) 2209 リーダスクリーン(画像表示部) 2210 画像形成部 2301 フィルム巻取り側駆動手段 2302 フィルム巻戻し側駆動手段 2309 フィルム搬送速度検知手段 2310 マーク検知手段 2401 マイクロリーダプリンタ制御手段 2402 ロールフィルムキャリア制御手段 2404 フィルム搬送速度設定手段 2405 発光源制御手段 2501 演算処理手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の画像コマ部を有する被写体を被写
    体照明部に搬送して所要の画像コマ部を検索し、画像表
    示部に投影表示する画像表示装置において、前記被写体
    の搬送速度を設定する被写体搬送速度設定手段と、前記
    画像コマ部の前記画像表示部に対する投影倍率を検知す
    る投影倍率検知手段と、前記搬送速度設定値と前記投影
    倍率に応じて、前記画像表示部上においての投影画像の
    移動速度を制御する手段を有し、前記 画像表示部上においての投影画像の移動速度に応じ
    て、被写体照明用ランプの制御を行うことを特徴とする
    画像表示装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 被写体照明用ランプの制御は、前記投影
    画像の移動速度が所定の速度以上ときにランプを消灯
    させる制御であることを特徴とする請求項1に記載の画
    像表示装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 被写体照明用ランプの制御は、前記投影
    画像の移動速度が所定の速度以上のときにランプの発光
    量を定常よりも低減させる制御であることを特徴とする
    請求項1に記載の画像表示装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 被写体がロールマイクロフィルムあるい
    はマイクロフィッシュフィルムであり、被写体搬送手段
    がロールフィルムキャリアあるいはフィッシュフィルム
    キャリアであり、画像表示装置がマイクロフィルムリー
    ダもしくはマイクロリーダプリンタであることを特徴と
    する請求項1ないし請求項3の何れか1つに記載の画像
    表示装置の制御方法。
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