JP2964648B2 - α線検出方法 - Google Patents
α線検出方法Info
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 title claims description 10
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- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
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- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はα線の量を検出するα線
検出方法に関する。
検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体記憶素子の設計上、半導体
記憶素子の記憶データを破壊するα線の量を知ることは
重要なことである。従来α線等の放射線を計測するのに
放射線のランダム性に注目し、まず光学的画像とこの放
射線との重畳画像を取得し、ついでこの重畳画像につい
てメジアンフィルタ処理する方法あるいは同一条件で複
数回この重畳画像を取得し、その相関を取る方法など
で、光学的画像と放射画像とを分離し、放射線の量を測
定した。
記憶素子の記憶データを破壊するα線の量を知ることは
重要なことである。従来α線等の放射線を計測するのに
放射線のランダム性に注目し、まず光学的画像とこの放
射線との重畳画像を取得し、ついでこの重畳画像につい
てメジアンフィルタ処理する方法あるいは同一条件で複
数回この重畳画像を取得し、その相関を取る方法など
で、光学的画像と放射画像とを分離し、放射線の量を測
定した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらメジアン
フィルタ処理で分離できるのは、放射線画像の輝点が光
学的画像の輝点に比べ充分小さい場合だけであり、それ
以外では全く無力であった。また同一条件で複数回画像
を取り、相関を取る方法は1回の画像の取得時間が数十
分かかるため計測及び処理に時間がかかる上、計測中同
一条件を維持するため、多大な注意を払わなければなら
ず、更にこの計測装置が高価となる不都合があった。
フィルタ処理で分離できるのは、放射線画像の輝点が光
学的画像の輝点に比べ充分小さい場合だけであり、それ
以外では全く無力であった。また同一条件で複数回画像
を取り、相関を取る方法は1回の画像の取得時間が数十
分かかるため計測及び処理に時間がかかる上、計測中同
一条件を維持するため、多大な注意を払わなければなら
ず、更にこの計測装置が高価となる不都合があった。
【0004】本発明は斯る点に鑑み良好なα線の測定を
比較的に短時間で且つ安価な装置を使用して行うことが
できるようにすることを目的とする。
比較的に短時間で且つ安価な装置を使用して行うことが
できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明α線検出方法は例
えば図1及び図2に示す如くCCD撮像素子1を有する
受光部2と、この受光部2へのα線を遮蔽するα線シャ
ッタ3とを有し、このα線シャッタ3を閉状態とし、α
線がこの受光部2に照射されない時のこのCCD撮像素
子1の出力信号を第1のメモリ4に記憶し、このα線シ
ャッタ3を開状態とし、α線をこの受光部2に照射した
時のこのCCD撮像素子1の出力信号を第2のメモリ5
に記憶し、この第1及び第2のメモリ4及び5よりの出
力信号の差を演算することによりα線を検出するように
したものである。
えば図1及び図2に示す如くCCD撮像素子1を有する
受光部2と、この受光部2へのα線を遮蔽するα線シャ
ッタ3とを有し、このα線シャッタ3を閉状態とし、α
線がこの受光部2に照射されない時のこのCCD撮像素
子1の出力信号を第1のメモリ4に記憶し、このα線シ
ャッタ3を開状態とし、α線をこの受光部2に照射した
時のこのCCD撮像素子1の出力信号を第2のメモリ5
に記憶し、この第1及び第2のメモリ4及び5よりの出
力信号の差を演算することによりα線を検出するように
したものである。
【0006】
【作用】本発明に依ればα線シャッタ3が閉状態のα線
が受光部2に照射されない時のCCD撮像素子1の出力
信号とα線シャッタ3が開状態のα線が受光部2に照射
された時のCCD撮像素子1の出力信号との差を演算し
ているので良好にこのα線の量を検出でき、この検出を
短時間で且つ安価に行うことができる。
が受光部2に照射されない時のCCD撮像素子1の出力
信号とα線シャッタ3が開状態のα線が受光部2に照射
された時のCCD撮像素子1の出力信号との差を演算し
ているので良好にこのα線の量を検出でき、この検出を
短時間で且つ安価に行うことができる。
【0007】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明α線の検出方
法の一実施例につき説明しよう。図1に於いて2は受光
部を示し、この受光部2は入射した光量及びα線量に見
合った電荷を発生すると共にマトリックス状に配された
所定数のCCD撮像素子1と、このCCD撮像素子1に
発生保持した電荷を垂直方向に順次転送する遮光された
垂直電荷転送レジスタ6と、コントローラ9よりの電荷
読み出し信号によりCCD撮像素子1の電荷を垂直電荷
転送レジスタ6に転送する転送ゲート8と、この垂直電
荷転送レジスタ6からの電荷を水平方向に順次転送し、
計測信号を出力する水平電荷転送レジスタ7とを備えて
いる。
法の一実施例につき説明しよう。図1に於いて2は受光
部を示し、この受光部2は入射した光量及びα線量に見
合った電荷を発生すると共にマトリックス状に配された
所定数のCCD撮像素子1と、このCCD撮像素子1に
発生保持した電荷を垂直方向に順次転送する遮光された
垂直電荷転送レジスタ6と、コントローラ9よりの電荷
読み出し信号によりCCD撮像素子1の電荷を垂直電荷
転送レジスタ6に転送する転送ゲート8と、この垂直電
荷転送レジスタ6からの電荷を水平方向に順次転送し、
計測信号を出力する水平電荷転送レジスタ7とを備えて
いる。
【0008】この受光部2に対し、この受光部2へのα
線を遮光するα線シャッタ3を設ける。このα線シャッ
タ3は受光部2を必要に応じα線を遮蔽又は照射する如
く開閉自在に構成する。
線を遮光するα線シャッタ3を設ける。このα線シャッ
タ3は受光部2を必要に応じα線を遮蔽又は照射する如
く開閉自在に構成する。
【0009】このコントローラ9は基本クロックを発生
する発振回路を有し、この基本クロックから垂直転送ク
ロック、水平転送クロック、電荷読出クロックを得ると
共に、之等クロックより受光部2の垂直電荷転送レジス
タ6を駆動する垂直転送信号、CCD撮像素子1の電荷
を垂直電荷転送レジスタ6に読み出す電荷読出信号及び
水平電荷転送レジスタ7を駆動する水平転送信号を得、
之等信号を受光部2に供給する如くする。
する発振回路を有し、この基本クロックから垂直転送ク
ロック、水平転送クロック、電荷読出クロックを得ると
共に、之等クロックより受光部2の垂直電荷転送レジス
タ6を駆動する垂直転送信号、CCD撮像素子1の電荷
を垂直電荷転送レジスタ6に読み出す電荷読出信号及び
水平電荷転送レジスタ7を駆動する水平転送信号を得、
之等信号を受光部2に供給する如くする。
【0010】この受光部2よりの出力信号を演算処理を
行うCPU10を介して第1のメモリ4及び第2のメモ
リ5に供給する如くする。本例に於いてはα線シャッタ
3を閉じたときに得られる出力信号を第1のメモリ4に
供給する如くすると共にα線シャッタ3を開いたときに
得られる出力信号を第2のメモリ5に供給する如くす
る。
行うCPU10を介して第1のメモリ4及び第2のメモ
リ5に供給する如くする。本例に於いてはα線シャッタ
3を閉じたときに得られる出力信号を第1のメモリ4に
供給する如くすると共にα線シャッタ3を開いたときに
得られる出力信号を第2のメモリ5に供給する如くす
る。
【0011】この場合CPU10はこの第1及び第2の
メモリ4及び5に記憶した信号のうちα線が照射された
CCD撮像素子1よりの信号を判断し、これを演算処理
して、その量を計測する。このα線が照射されたCCD
撮像素子1よりの信号aであるかどうかは図3Bに示す
如くその信号に隣接した信号bとの間で判断すると共に
図3Aに示す如きα線を照射しないときのこのCCD撮
像素子1よりの信号とこの図3Bに示す如きα線が照射
されたCCD撮像素子1よりの信号aとの差によりこの
α線の量を計測する如くする。図1に於いて11は表示
装置である。
メモリ4及び5に記憶した信号のうちα線が照射された
CCD撮像素子1よりの信号を判断し、これを演算処理
して、その量を計測する。このα線が照射されたCCD
撮像素子1よりの信号aであるかどうかは図3Bに示す
如くその信号に隣接した信号bとの間で判断すると共に
図3Aに示す如きα線を照射しないときのこのCCD撮
像素子1よりの信号とこの図3Bに示す如きα線が照射
されたCCD撮像素子1よりの信号aとの差によりこの
α線の量を計測する如くする。図1に於いて11は表示
装置である。
【0012】本例のα線の検出方法につき図2に参照し
て説明する。まず受光部2をクリアすると共にα線シャ
ッタ3を閉として、このとき得られる水平電荷転送レジ
スタ7よりの図3Aに示す如きCCD撮像素子1がα線
の照射されない信号を第1のメモリ4に記憶する。次に
X線シャッタ3を開として、このとき得られる水平電荷
転送レジスタ7よりの図3Bに示す如きCCD撮像素子
1がα線の照射された信号aを含む信号を第2のメモリ
5に記憶する。次にCPU10に於いて第2のメモリ5
に記憶した図3Bに示す如き信号より隣接した信号を互
に比較してα線が照射されたCCD撮像素子1よりの信
号aを判別すると共に第1のメモリ4に記憶した図3A
に示す如きα線を照射しないときのこの信号aを発生し
たCCD撮像素子1よりの信号a0 とを比較しその差を
得る。之等信号a及びa0 の差が所定値以上であるかど
うかを判別し、この信号差が所定値以上あったときはα
線の量を演算Q=∫Idtして求める。ここでQはα線
の量、Iは信号aと信号a0 との差の電流である。この
信号a及びa0 の差が所定値以下のときは検出を終了す
る。
て説明する。まず受光部2をクリアすると共にα線シャ
ッタ3を閉として、このとき得られる水平電荷転送レジ
スタ7よりの図3Aに示す如きCCD撮像素子1がα線
の照射されない信号を第1のメモリ4に記憶する。次に
X線シャッタ3を開として、このとき得られる水平電荷
転送レジスタ7よりの図3Bに示す如きCCD撮像素子
1がα線の照射された信号aを含む信号を第2のメモリ
5に記憶する。次にCPU10に於いて第2のメモリ5
に記憶した図3Bに示す如き信号より隣接した信号を互
に比較してα線が照射されたCCD撮像素子1よりの信
号aを判別すると共に第1のメモリ4に記憶した図3A
に示す如きα線を照射しないときのこの信号aを発生し
たCCD撮像素子1よりの信号a0 とを比較しその差を
得る。之等信号a及びa0 の差が所定値以上であるかど
うかを判別し、この信号差が所定値以上あったときはα
線の量を演算Q=∫Idtして求める。ここでQはα線
の量、Iは信号aと信号a0 との差の電流である。この
信号a及びa0 の差が所定値以下のときは検出を終了す
る。
【0014】以下述べた如く本例に依ればα線シャッタ
3が閉状態のα線が受光部2に照射されない時のCCD
撮像素子1より出力信号とα線シャッタ3が開状態のα
線が受光部2に照射された時のCCD撮像素子1の出力
信号との差を演算して検出しているので良好にα線の量
を検出できると共にこの検出を短時間で行うことがで
き、しかも高価な装置等を必要とせず安価に検出できる
利益がある。尚本発明は上述実施例に限ることなく本発
明の要旨を逸脱することなるその他種々の構成が取り得
ることは勿論である。
3が閉状態のα線が受光部2に照射されない時のCCD
撮像素子1より出力信号とα線シャッタ3が開状態のα
線が受光部2に照射された時のCCD撮像素子1の出力
信号との差を演算して検出しているので良好にα線の量
を検出できると共にこの検出を短時間で行うことがで
き、しかも高価な装置等を必要とせず安価に検出できる
利益がある。尚本発明は上述実施例に限ることなく本発
明の要旨を逸脱することなるその他種々の構成が取り得
ることは勿論である。
【0015】
【発明の効果】本発明に依ればα線の量を良好に検出で
きると共にこの検出を短時間で行うことができ、しかも
高価な装置等を必要とせず安価に検出できる利益があ
る。
きると共にこの検出を短時間で行うことができ、しかも
高価な装置等を必要とせず安価に検出できる利益があ
る。
【図1】本発明に依るα線検出方法を実施するα線検出
装置の例を示す構成図である。
装置の例を示す構成図である。
【図2】本発明の説明に供する線図である。
【図3】本発明の説明に供する線図である。
1 CCD撮像素子 2 受光部 3 α線シャッタ 4 第1のメモリ 5 第2のメモリ 10 CPU
Claims (1)
- 【請求項1】 CCD撮像素子を有する受光部と、該受
光部へのα線を遮蔽するα線シャッタとを有し、該α線
シャッタを閉状態とし、α線が上記受光部に照射されな
い時の上記CCD撮像素子の出力信号を第1のメモリに
記憶し、上記α線シャッタを開状態とし、α線が上記受
光部に照射された時の上記CCD撮像素子の出力信号を
第2のメモリに記憶し、上記第1及び第2のメモリより
の出力信号の差を演算することによりα線を検出するよ
うにしたことを特徴とするα線検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2417124A JP2964648B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | α線検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2417124A JP2964648B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | α線検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04233488A JPH04233488A (ja) | 1992-08-21 |
JP2964648B2 true JP2964648B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=18525258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2417124A Expired - Fee Related JP2964648B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | α線検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2964648B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2569371B (en) * | 2017-12-15 | 2022-01-12 | Lightpoint Medical Ltd | Direct detection and imaging of charged particles from a radiopharmaceutical |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP2417124A patent/JP2964648B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04233488A (ja) | 1992-08-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |