JP4007018B2 - 赤外線撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、赤外線撮像装置に関し、特に、高精度のA/D変換回路を用いることなく温度分解能を向上できる赤外線撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来の赤外線撮像装置を説明するための図であり、図10は、従来の赤外線撮像装置の表示処理を示す図である。
図において、1は赤外光学系、2は赤外線検知素子、3は赤外光学系1と赤外線検知素子2間を遮蔽可能なシャッタ、4は増幅回路、5はA/D変換回路、6は表示処理回路、6aはオフセット補正回路、6bはオフセット補正データ記憶回路、6cは表示出力回路、7はビデオ信号、8はタイミング発生回路、9はタイミング発生回路8のタイミングを受けて赤外線検知素子2を駆動する検知素子駆動回路、10は全体を統合する筐体である。
【0003】
次に、図9および図10を用いて、従来の赤外線撮像装置の動作を説明する。検知素子駆動回路9より駆動信号が与えられると赤外線検知素子2が動作する。赤外線検知素子2は、単画素の物や1画素×l、あるいは、l×m(ここで、l、mは自然数)のような画素配列を持つものもある。
赤外線検知素子2は、被写体が発する赤外線が入射すると、赤外線入射量に応じた電位を出力する。被写体が放射する赤外線は、被写体の温度により決まり、温度が高いほど赤外線放射量も大きくなる。赤外線検知素子2には、固有の出力レベルばらつきが存在するため、オフセット補正処理(以下、キャリブレーションと呼ぶ)を行う必要がある。
【0004】
すなわち、シャッタ3を一旦閉じ、赤外線検知素子2に一様な赤外線を入射した際の出力、すなわち赤外線検知素子2の出力ばらつき電位を増幅回路4にて増幅した後、A/D変換回路5でディジタル信号に変換し、オフセット補正データ記憶回路6bに記憶する。これをキャリブレーションと言う。
通常の撮像時は、シャッタ3を開き、被写体が放射する赤外線を赤外光学系により集光し、赤外線検知素子2に結像する。これにより、被写体からの放射赤外線の強度に応じた電位が出力される。その出力を増幅回路4にて増幅した後、A/D変換回路5にてディジタル信号に変換し、オフセット補正回路6aにおいてオフセット補正データを各赤外線検知素子毎に減算し、オフセットの補正を行う。これらの処理により、出力ばらつきのない画像を得ることができる。
【0005】
次に、赤外線撮像装置の性能を示す温度分解能Rについて説明する。赤外線検知素子2の出力温度感度:α、増幅回路4の増幅率:G、A/D変換回路5の入力範囲:ΔVad、A/D変換回路5の階調:n、回路ノイズ:Vnoiseとした場合、Vnoise≦ΔVad/nとなる時が最小で、R=ΔVad/(n×G×α)となる。
【0006】
被写体とシャッタ3の温度差が大きい場合、例えば、冬など外気温が低いが撮像装置が閉じた環境に設置されている場合、その内部温度が上昇するためシャッタ温度が外気温に比べて高くなるが、このような場合の赤外線検知素子2の出力は、キャリブレーション時はシャッタ3の温度に対応した値Vshが、被写体撮像時は被写体の温度に対応した値Vhが、それぞれ出力される。
従来例の場合、シャッタ温度が高いため、Vsh>Vhである。このどちらの場合の出力でもA/D変換回路5に入力できる様に、増幅回路4の増幅率を低く抑えなければならなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、温度分解能Rを向上させるには、上述した温度分解能Rの算式により、回路増幅率Gを大きくするか、またはA/D変換回路の階調数nを大きくすることが手法として考えられるが、上述の通り回路増幅率Gを大きくできないため、温度分解能Rを向上させようとすれば、A/D変換回路を出力階調数nの大きい高級な高精度のものを用いる必要があり、またそれに伴い、ノイズも低減する必要があり、コスト上昇と共に技術的にも困難であるという課題があった。
【0008】
この発明は、上記の様な課題を解決するためになされたものであり、高精度のA/D変換回路を用いることなく、温度分解能を向上できる赤外線撮像装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る赤外線撮像装置は、赤外光学系を介して、赤外線検知を行う赤外線検知素子と、赤外光学系と赤外線検知素子の間に介在し、その空間を遮蔽可能なシャッタと、シャッタの温度を計測するシャッタ温度センサと、外気温度を計測する外気温センサと、予め、外気温センサと赤外線検知素子の出力との関係を実測あるいは算出し、記憶する制御データ(1)記憶媒体と、予め、シャッタ温度センサと赤外線検知素子の出力との関係を実測あるいは算出し、記憶する制御データ(2)記憶媒体と、外気温センサとシャッタ温度センサの各センサデータを、制御データ(1)記憶媒体と制御データ(2)記憶媒体に出力し、夫々の制御データを得て、この夫々の制御データから赤外線検知素子の出力差分データを抽出するレベル制御手段と、この赤外線検知素子の出力差分データに基づき、赤外線検知素子の出力との差分演算を行う減算部とを備えたものである。
【0010】
第2の発明に係る赤外線撮像装置は、第1の発明において、制御データ(1)記憶媒体と制御データ(2)記憶媒体として、シャッタ温度センサおよび外気温センサの出力と、シャッタを閉じた時と開けた時に発生する赤外線検知素子の出力差との関係を測定または算出し、記憶する制御データ記憶媒体としたものである。
【0011】
第3の発明に係る赤外線撮像装置は、第2の発明において、外気温センサとして、赤外光学系、あるいは筐体の温度を計測するレンズ/筐体温度センサとしたものである。
【0012】
第4の発明に係る赤外線撮像装置は、赤外光学系を介して、赤外線検知を行う赤外線検知素子と、赤外光学系と赤外線検知素子の間に介在し、その空間を遮蔽可能なシャッタと、シャッタの温度を計測するシャッタ温度センサと、外気温度を計測する外気温センサと、赤外線検知素子が外部バイアス信号によりその出力レベルが調整可能であり、予め実測または算出する外気温およびシャッタ温度の相違に基づく赤外線検知素子の出力差を解消する様な外部バイアス信号への出力と、外気温センサおよびシャッタ温度センサの出力との関係を記憶する制御データ記憶媒体と、外気温センサとシャッタ温度センサの各センサデータを上記制御データに出力し、その値に応じたデータ値を上記制御データ記憶媒体制御データを得て、この制御データに応じた出力を、赤外線検知素子の外部バイアス信号に出力する素子出力レベル設定手段とを備えたものである。
【0013】
第5の発明に係る赤外線撮像装置は、第4の発明において、外気温センサとして、赤外光学系、あるいは筐体の温度を計測するレンズ/筐体温度センサとしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による赤外線撮像装置を示す図、図2は、この発明の実施の形態1による赤外線撮像装置の出力レベル制御方法を説明する図である。
図1において、1は赤外光学系、2は赤外線検知素子、3は赤外光学系1と赤外線検知素子2間を遮蔽可能なシャッタ、4は増幅回路、5はA/D変換回路、6は表示処理回路、7はビデオ信号、8はタイミング発生回路、9はタイミング発生回路8のタイミングを受けて赤外線検知素子2を駆動する検知素子駆動回路、10は全体を統合する筐体、11はシャッタ温度センサ、12は外気温センサ、13はレベル制御手段、14は制御データ(1)、15は制御データ(2)、16は減算部である。
【0015】
この実施の形態1の主要部分は、シャッタ3に取り付けたシャッタ温度センサ11、外気温センサ12、予め実測または算出により求めておいたシャッタ温度と赤外線検知素子出力の関係(図2を参照)を示す制御データ(1)14、予め実測または算出により求めておいた外気温と赤外線検知素子2の出力の関係(図2を参照)を示す制御データ(2)15、外気温センサ12とシャッタ温度センサ11の値の夫々を、制御データ(1)14、制御データ(2)15を夫々記憶している例えばROMに出力し、その値に応じたデータ値を制御データ(1)14、制御データ(2)15のROMから得て、そのデータ値に応じた出力を減算部16に出力するレベル制御手段13、赤外線検知素子2の出力とレベル制御手段13の出力とを減算する減算部16にて構成される。
ここで、制御データ(1)14、制御データ(2)15は、撮像装置の試験・調整の時点でROMなどの情報記憶媒体に記録して格納されたものである。
【0016】
次に、この実施の形態の動作を説明する。まず、制御データ(1)14、制御データ(2)15は、例えば次の様にして求めることができる。
撮像装置の温度を変化させるなどの方法により、シャッタ3の温度を変化させる。各温度において、シャッタ3を閉じた状態でのシャッタ温度センサ11の出力レベルと赤外線検知素子2の出力レベルを計測器で測定することにより、シャッタ温度とキャリブレーション時の赤外線検知素子出力の関係を求めることができる。
また、撮像装置と被写体を恒温槽などに入れ、その周辺の温度を変化させるなどの方法により、外気温と被写体の温度を変化させる。
各温度において、シャッタ3を開けた状態での外気温センサ12の出力レベルと赤外線撮像素子2の出力レベルを測定器で測定することにより、外気温と撮像時の赤外線検知素子出力の関係を求めることができる。
さて、被写体温度と赤外線検知素子出力との関係式が与えられていれば、赤外線検知素子出力レベルは計算にて求めることも可能である。
【0017】
次に、動作原理について述べる。シャッタ温度センサ11と外気温センサ12の出力(Tsh1、Tout1)を受けて、レベル制御手段13がその出力に応じたデータ値をそれぞれのROMである制御データ(1)14、制御データ(2)15(V1、V2)から読み出し、その読み出されたデータ値からキャリブレーション時に発生する赤外線検知素子2の出力差(ΔV=|V1−V2|)を算出し、キャリブレーション時のみに減算部16に出力する。
図3は、上記減算処理のブロック図および時系列状況を示したものであり、シャッタ3を閉じた時と開いた時には、赤外線検知素子2の出力には出力差ΔVkが発生する。この時、レベル制御手段13から出力される値をΔVとする。このをΔVを出力減算部16に出力すると、ほぼΔVk≒ΔVであるため、減算部16の出力は、ほぼ0となる。
ここで、減算部16の呼称は減算であるが、実効上は差異分の処理をしていることは勿論である。
【0018】
この実施の形態によれば、減算部16において、キャリブレーション時には赤外線検知素子2の出力からレベル制御手段13の出力を減じることにより、キャリブレーション時に発生する出力差が解消できる。これにより、増幅回路4における回路増幅率Gを大きくすることができるため、温度分解能を向上することができる。
【0019】
また、この実施の形態によれば、赤外線撮像装置において、赤外光学系1やシャッタ3や筐体10等にシャッタ温度センサ11と、キャリブレーション時と撮像時とで発生する赤外線検知素子2の出力レベル差を各部位の温度を測定することで、推定・補正する回路を構成することにより、高精度のA/D変換回路を用いることなく、温度分解能を向上できるメリットが得られる。
【0020】
また、この実施の形態によれば、シャッタ3に取り付けたシャッタ温度センサ11、外気温センサ12、制御データ(1)14、制御データ(2)15、減算部16、レベル制御手段13を持ったことにより、キャリブレーション時に赤外線検知素子出力で発生する出力差を解消して、温度分解能を向上させることができる。
【0021】
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2による赤外線撮像装置を示す図である。図において、実施の形態1と同一または相当部分には同一符号を付してあるので、説明は省略する。17は制御データ(3)である。
【0022】
図4において、実施の形態2は、制御データを一つにしたものである。制御データ(3)17は、シャッタ温度センサ11および外気温センサ12の出力と、シャッタを閉じた時と開けた時に発生する赤外線検知素子2の出力差との関係を測定、または計算にて求めたものである。ROMの数量が少なくて済むことがメリットである。
【0023】
また、図5は、この制御データ(3)17の処理方法を説明した図であり、シャッタ温度センサ11および外気温センサ12の出力差に基づく処理イメージを示す。
【0024】
この実施の形態によれば、シャッタ3に取り付けたシャッタ温度センサ11、外気温センサ12、制御データ(3)17、減算部16、レベル制御手段13、を持ったことにより、キャリブレーション時に赤外線検知素子の出力で発生する出力差を解消して、メモリを削減することができる。
【0025】
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3による赤外線撮像装置を示す図である。図において、実施の形態1または2と同一または相当部分には同一符号を付してあるので、説明は省略する。18はレンズ/筐体温度センサである。
【0026】
この実施の形態3は、実施の形態1または2において、外気温センサ12をレンズ/筐体温度センサ18に変更したものである。
この場合、レンズや筐体に温度センサを取り付けても同様の効果を得る。メリットとしては、あまり熱変動のない場所にレンズ/筐体温度センサ18を取り付けることで実現できるため、外気温センサ12でなくても良いことである。
【0027】
この実施の形態によれば、シャッタ3に取り付けたシャッタ温度センサ11、筐体10等に取り付けたレンズ/筐体温度センサ18、制御データ(3)17、減算部16、レベル制御手段13を持つことにより、キャリブレーション時に赤外線検知素子出力で発生する出力差を解消して、レンズ/筐体温度センサ、あるいはその同等品で済ますことができる。
【0028】
実施の形態4.
図7は、この発明の実施の形態4による赤外線撮像装置を示す図である。図において、実施の形態1乃至3と同一または相当部分には同一符号を付してあるので、説明は省略する。19は素子出力レベル設定手段、20は制御データ(4)である。
【0029】
この実施の形態4の主要部分は、外部バイアス信号により、出力レベルを調整可能な赤外線検知素子2、予め実測または算出により求めておいた外気温およびシャッタ温度の違いによって発生する赤外線検知素子2の出力差を解消するような外部バイアス信号への出力と外気温センサ12およびシャッタ温度センサ11の出力との関係を示す制御データ(4)20、外気温センサ12とシャッタ温度センサ11の各センサデータを制御データ(4)20に出力し、その値に応じたデータ値を制御データ(4)20から得て、この制御データに応じた出力を、キャリブレーション時に、赤外線検知素子2の外部バイアス信号に出力する素子出力レベル設定手段19にて構成される。
また、この実施の形態の動作は、実施の形態1にてキャリブレーション時に減算部にて行っていたことを赤外線検知素子2の外部バイアス信号にて検知素子出力自体を制御するものである。
【0030】
この実施の形態によれば、シャッタ3に取り付けたシャッタ温度センサ11、外気温センサ12、制御データ(4)20、素子出力レベル設定手段19を持ったことにより、キャリブレーション時に赤外線検知素子の出力で発生する出力差を解消すると共に、減算部が不要となり、変動の激しい検知素子にも対応できる。
【0031】
実施の形態5.
図8は、この発明の実施の形態5による赤外線撮像装置を示す図である。図において、実施の形態1乃至4と同一または相当部分には同一符号を付してあるので、説明は省略する。
【0032】
この実施の形態5は、実施の形態4において、外気温センサ12をレンズ/筐体温度センサ18に変更したものである。
この実施の形態においても、レンズや筐体にシャッタ温度センサを取り付けたことにより、同様の効果を得る。メリットはあまり熱変動のない場所にシャッタ温度センサを取り付けることで実現できるため、外気温センサ12でなくても良いことである。
【0033】
この実施の形態によれば、シャッタ温度センサ11、レンズ/筐体温度センサ18、制御データ(4)20、素子出力レベル設定手段19を持つことにより、キャリブレーション時に、赤外線検知素子2の出力で発生する出力差を解消する。また、減算部16が不要となり、変動の激しい検知素子にも対応でき、レンズ/筐体温度センサで済ますことができる。
【0034】
【発明の効果】
この発明によれば、赤外線撮像装置において、キャリブレーション時と撮像時とで発生する赤外線検知素子出力レベル差を各部位の温度を測定することで推定・補正する回路を配置・構成することにより、高精度のA/D変換回路を用いることなく温度分解能を向上できるメリットが得られる。
また、シャッタに取り付けたシャッタ温度センサ、外気温センサ、制御データ、減算部、レベル制御手段を持ったことにより、キャリブレーション時に赤外線検知素子出力で発生する出力差を解消して、温度分解能を向上させることができる。
【0035】
この発明によれば、シャッタに取り付けたシャッタ温度センサ、外気温センサ、制御データ、減算部、レベル制御手段、を持ったことによりキャリブレーション時に赤外線検知素子出力で発生する出力差を解消して、メモリを削減することができる。
【0036】
この発明によれば、シャッタに取り付けたシャッタ温度センサ、筐体等に取り付けたシャッタ温度センサ、制御データ、減算部、レベル制御手段、を持ったことによりキャリブレーション時に赤外線検知素子出力で発生する出力差を解消して、レンズ/筐体温度センサで済ますことができる。
【0037】
この発明によれば、シャッタに取り付けたシャッタ温度センサ、外気温センサ、制御データ、素子出力レベル設定手段、を持ったことによりキャリブレーション時に赤外線検知素子出力で発生する出力差を解消すると共に、減算部が不要となり、変動の激しい検知素子にも対応できる。
【0038】
この発明によれば、シャッタに取り付けたシャッタ温度センサ、筐体等に取り付けたシャッタ温度センサ、制御データ、素子出力レベル設定手段、を持ったことによりキャリブレーション時に赤外線検知素子出力で発生する出力差を解消する。減算部が不要となり、変動の激しい検知素子にも対応でき、レンズ/筐体温度センサで済ますことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による赤外線撮像装置を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による赤外線撮像装置の動作概要を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による赤外線撮像装置の減算動作を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による赤外線撮像装置を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による赤外線撮像装置の動作概要を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による赤外線撮像装置を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による赤外線撮像装置を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態5による赤外線撮像装置を示す図である。
【図9】 従来の赤外線撮像装置を説明するための図である。
【図10】 従来の赤外線撮像装置の表示処理を示す図である。
【符号の説明】
1 赤外光学系、2 赤外線検知素子、3 シャッタ、4 増幅回路、5 A/D変換回路、6 表示処理回路、7 ビデオ信号、8 タイミング発生回路、9 検知素子駆動回路、10 筐体、11 シャッタ温度センサ、12 外気温センサ、13 レベル制御手段、14 制御データ(1)、15 制御データ(2)、16 減算部、17 制御データ(3)、18 レンズ/筐体温度センサ、19 素子出力レベル設定手段、20 制御データ(4)。

Claims (2)

  1. 赤外光学系を介して、赤外線検知を行う赤外線検知素子と、
    上記赤外光学系と上記赤外線検知素子の間に介在し、その空間を遮蔽可能なシャッタと、
    上記シャッタの温度を計測するシャッタ温度センサと、
    外気温度を計測する外気温センサと、
    予め、上記外気温度上記外気温度における上記赤外線検知素子の出力との関係を記憶する制御データ(1)記憶媒体と、
    予め、上記シャッタの温度上記シャッタの温度における上記赤外線検知素子の出力との関係を記憶する制御データ(2)記憶媒体と、
    上記赤外線検知素子の出力のオフセットを補正するオフセット補正時において、上記制御データ(1)記憶媒体から上記外気温センサが出力する温度データに対応した上記赤外線検知素子の出力値を第1の出力値として抽出し、上記制御データ(2)記憶媒体から上記シャッタ温度センサが出力する温度データに対応した上記赤外線検知素子の出力値を第2の出力値として抽出し、上記第1の出力値と上記第2の出力値との差分をとった出力差分値を減算手段に出力するレベル制御手段と、
    上記オフセット補正時において上記シャッタを閉じた時の上記赤外線検知素子の出力と上記シャッタを開いた時の上記赤外線検知素子の出力との差から上記出力差分値を減算して、上記赤外線検知素子のオフセットを補正する補正データを出力する減算手段と、を備えたことを特徴とする赤外線撮像装置。
  2. 上記外気温センサは、上記赤外光学系、あるいは筐体の温度を計測するレンズ/筐体温度センサである、請求項1に記載の赤外線撮像装置。
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