JP2963725B2 - 動釣合い試験機のチャッキング装置 - Google Patents
動釣合い試験機のチャッキング装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、動釣合い試験機におけるチャッキング装
置に関し、特に、プロペラシャフト用動釣合い試験機に
おけるフランジヨークのチャッキング装置に関するもの
である。
置に関し、特に、プロペラシャフト用動釣合い試験機に
おけるフランジヨークのチャッキング装置に関するもの
である。
<従来の技術> プロペラシャフト用動釣合い試験機においては、プロ
ペラシャフトのフランジヨークをチャッキングするため
のチャッキング装置が備えられている。
ペラシャフトのフランジヨークをチャッキングするため
のチャッキング装置が備えられている。
従来のこの種のチャッキング装置の一例が、たとえば
特開昭50−67179号公報に開示されている。
特開昭50−67179号公報に開示されている。
<発明が解決しようとする課題> 上記開示のチャッキング装置では、台座およびチャッ
ク爪の形状がフランジヨークの大きさや形状に合うよう
に設計されている。そのため、動釣合い試験するプロペ
ラシャフトの種類が変わり、フランジヨークの大きさや
形状が変化した場合、それに合わせてチャッキング装置
一式を交換しなければならなかった。
ク爪の形状がフランジヨークの大きさや形状に合うよう
に設計されている。そのため、動釣合い試験するプロペ
ラシャフトの種類が変わり、フランジヨークの大きさや
形状が変化した場合、それに合わせてチャッキング装置
一式を交換しなければならなかった。
上述のチャッキング装置一式の交換作業は、極めて慎
重に行わねばならない。なぜならば、チャッキング装置
に取付誤差が生じると、その誤差は、その後の動釣合い
試験精度に大きく影響するからである。よって、交換作
業時間が長くかかるとともに、交換作業には熟練が必要
である等の問題があった。
重に行わねばならない。なぜならば、チャッキング装置
に取付誤差が生じると、その誤差は、その後の動釣合い
試験精度に大きく影響するからである。よって、交換作
業時間が長くかかるとともに、交換作業には熟練が必要
である等の問題があった。
また、この交換作業を避けるためには、あるチャッキ
ング装置を備えた動釣合い試験機で試験するプロペラシ
ャフトの種類を限定しなければならなかった。
ング装置を備えた動釣合い試験機で試験するプロペラシ
ャフトの種類を限定しなければならなかった。
この発明は、このような背景のもとになされたもの
で、動釣合い試験機に備えられたプロペラシャフト用チ
ャッキング装置において、プロペラシャフトの種類が変
わり、そのフランジヨークの大きさや形状が変わって
も、それに合わせてチャック爪のチャッキング装置を変
更でき、多種類のフランジヨークのチャッキングが可能
な動釣合い試験機のチャッキング装置を提供することを
目的とする。
で、動釣合い試験機に備えられたプロペラシャフト用チ
ャッキング装置において、プロペラシャフトの種類が変
わり、そのフランジヨークの大きさや形状が変わって
も、それに合わせてチャック爪のチャッキング装置を変
更でき、多種類のフランジヨークのチャッキングが可能
な動釣合い試験機のチャッキング装置を提供することを
目的とする。
<課題を解決するための手段> この発明は、動釣合い試験するプロペラシャフトのフ
ランジヨークをチャッキングする装置に関するものであ
り、フランジヨークの保持位置が定められた台座、前記
台座の保持位置を中心に対向する両端縁部に配置された
少なくとも2つのチャック爪、前記チャック爪を台座側
へ引きつけ、また、台座側から遠ざけるように変位させ
るチャック爪駆動機構、およびチャック爪を台座に平行
に、かつ保持位置中心に対して遠近方向へ変化させ、チ
ャック爪の配置位置を変えるためのチャック爪位置設定
手段、を含むことを特徴とするものである。
ランジヨークをチャッキングする装置に関するものであ
り、フランジヨークの保持位置が定められた台座、前記
台座の保持位置を中心に対向する両端縁部に配置された
少なくとも2つのチャック爪、前記チャック爪を台座側
へ引きつけ、また、台座側から遠ざけるように変位させ
るチャック爪駆動機構、およびチャック爪を台座に平行
に、かつ保持位置中心に対して遠近方向へ変化させ、チ
ャック爪の配置位置を変えるためのチャック爪位置設定
手段、を含むことを特徴とするものである。
またこの発明は、前記動釣合い試験機のチャッキング
装置において、前記チャック爪位置設定手段は、チャッ
ク爪を回動または回転可能に支持する支軸を含み、チャ
ック爪は、支軸中心に対して爪長さの異なる複数個の爪
片を有し、いずれかの爪片を保持位置方向に向けて配置
することにより、保持位置中心からチャック爪までの距
離を変化できることを特徴とするものである。
装置において、前記チャック爪位置設定手段は、チャッ
ク爪を回動または回転可能に支持する支軸を含み、チャ
ック爪は、支軸中心に対して爪長さの異なる複数個の爪
片を有し、いずれかの爪片を保持位置方向に向けて配置
することにより、保持位置中心からチャック爪までの距
離を変化できることを特徴とするものである。
またこの発明は、動釣合い試験機のチャッキング装置
において、プロペラシャフトのフランジヨークの保持位
置が定められた台座と、台座との間でフランジヨークを
挾持するためのチャック爪とを含むチャッキング装置に
おいて、チャック爪は、支軸と、支軸に回動可能に保持
された爪片とを有し、爪片は、互いに厚みの異なる複数
個の突出片を含み、いずれかの突出片を挾持用爪片とし
て保持位置方向に向かうように位置させることを特徴と
するものである。
において、プロペラシャフトのフランジヨークの保持位
置が定められた台座と、台座との間でフランジヨークを
挾持するためのチャック爪とを含むチャッキング装置に
おいて、チャック爪は、支軸と、支軸に回動可能に保持
された爪片とを有し、爪片は、互いに厚みの異なる複数
個の突出片を含み、いずれかの突出片を挾持用爪片とし
て保持位置方向に向かうように位置させることを特徴と
するものである。
<作用> この発明によれば、チャッキングするフランジヨーク
の外径寸法が変わった場合に、該外径寸法の変化に合わ
せて、チャック爪位置設定手段によって、チャック爪の
配置位置を台座に平行にかつ遠近方向へ移動させて設定
し直すことにより、フランジヨークの寸法変更に対応で
きる。
の外径寸法が変わった場合に、該外径寸法の変化に合わ
せて、チャック爪位置設定手段によって、チャック爪の
配置位置を台座に平行にかつ遠近方向へ移動させて設定
し直すことにより、フランジヨークの寸法変更に対応で
きる。
チャック爪位置設定手段の構成を、支軸と、支軸を中
心に回動可能な複数個の爪片を有するチャック爪とする
ことにより、支軸を中心にチャック爪を回動させるだけ
で、簡単にフランジヨークの寸法変化に対応させること
ができる。
心に回動可能な複数個の爪片を有するチャック爪とする
ことにより、支軸を中心にチャック爪を回動させるだけ
で、簡単にフランジヨークの寸法変化に対応させること
ができる。
<実施例> 以下には、図面を参照して、この発明の具体的な実施
例について詳細に説明をする。
例について詳細に説明をする。
第10図は、この発明の一実施例にかかるチャッキング
装置を有するプロペラシャフト用動釣合い試験機の正面
図である。図において、1はベッド、2は右架台、3は
プロペラシャフトの右端を固定するためのチャッキング
装置、4は右架台2をベッド1上面に沿って左右方向へ
摺動させるためのハンドル、5は左架台で、この左架台
5にはこの実施例にかかるチャッキング装置20およびチ
ャッキング装置20を駆動させるためのオートチャック装
置7が取付けられている。オートチャック装置7の左方
には、ユニバーサルジョイント8を介して駆動装置9が
接続されるとともに、主操作盤10および動釣合い試験機
の計測回路11が設けられている。
装置を有するプロペラシャフト用動釣合い試験機の正面
図である。図において、1はベッド、2は右架台、3は
プロペラシャフトの右端を固定するためのチャッキング
装置、4は右架台2をベッド1上面に沿って左右方向へ
摺動させるためのハンドル、5は左架台で、この左架台
5にはこの実施例にかかるチャッキング装置20およびチ
ャッキング装置20を駆動させるためのオートチャック装
置7が取付けられている。オートチャック装置7の左方
には、ユニバーサルジョイント8を介して駆動装置9が
接続されるとともに、主操作盤10および動釣合い試験機
の計測回路11が設けられている。
プロペラシャフトの動釣合いを測定するには、プロペ
ラシャフトの一端(通常はエンジンに接続される側)が
チャッキング装置3でチャッキングされ、もう一端側の
フランジヨーク(通常はデファレンシャルギヤに接続さ
れる側)がチャッキング装置20でチャッキングされる。
ラシャフトの一端(通常はエンジンに接続される側)が
チャッキング装置3でチャッキングされ、もう一端側の
フランジヨーク(通常はデファレンシャルギヤに接続さ
れる側)がチャッキング装置20でチャッキングされる。
第1図および第2図は、本発明の一実施例にかかるチ
ャッキング装置20の構成および動作を表わす断面構造図
である。このうち、第1図はプロペラシャフト21のフラ
ンジヨーク22をチャッキングする前の状態を表わしてお
り、第2図はフランジヨーク22をチャッキングした状態
を表わしている。
ャッキング装置20の構成および動作を表わす断面構造図
である。このうち、第1図はプロペラシャフト21のフラ
ンジヨーク22をチャッキングする前の状態を表わしてお
り、第2図はフランジヨーク22をチャッキングした状態
を表わしている。
第1図を主として参照して説明すると、プロペラシャ
フト21の左端、たとえばデファレンシャルギヤ接続側端
部にはフランジヨーク22が備えられている。フランジヨ
ーク22中央には左方へ突出するインロー23が形成されて
いる。
フト21の左端、たとえばデファレンシャルギヤ接続側端
部にはフランジヨーク22が備えられている。フランジヨ
ーク22中央には左方へ突出するインロー23が形成されて
いる。
チャッキング装置20は、フレーム26を有し、フレーム
26には台座24(ワークピース取付面板)が取付けられて
いる。台座24の正面中央にはフランジヨーク22のインロ
ー23をちょうど受入れることのできる受入凹部25が形成
されている。台座24は、動釣合い試験するプロペラシャ
フト21の種類が変わり、フランジヨーク22のインロー23
寸法が変わったときは、それに合わせて交換される。
26には台座24(ワークピース取付面板)が取付けられて
いる。台座24の正面中央にはフランジヨーク22のインロ
ー23をちょうど受入れることのできる受入凹部25が形成
されている。台座24は、動釣合い試験するプロペラシャ
フト21の種類が変わり、フランジヨーク22のインロー23
寸法が変わったときは、それに合わせて交換される。
フレーム26には、また、2つのチャック爪27,28が備
えられている。2つのチャック爪27,28は、台座24を中
心に対向するたとえば上下位置に配置されている。
えられている。2つのチャック爪27,28は、台座24を中
心に対向するたとえば上下位置に配置されている。
この実施例の大きな特徴は、チャック爪27,28が、そ
れぞれ、支軸29,30および爪片31,32を備えており、爪片
31,32は支軸29,30に対して回動可能であり、支軸29,30
に対する爪片31,32の嵌合状態を変化させることができ
ることである。
れぞれ、支軸29,30および爪片31,32を備えており、爪片
31,32は支軸29,30に対して回動可能であり、支軸29,30
に対する爪片31,32の嵌合状態を変化させることができ
ることである。
チャッキング装置20には、さらに、チャック爪27,28
を変位させるためのチャック爪駆動機構が設けられてい
る。駆動機構には、アーム34、操作杆35およびばね36,3
7が含まれている。アーム34は、その上下両端がそれぞ
れ支軸29,30の後端と揺動自在に連結されている。アー
ム34の中央部には、左右に延びる操作杆35が貫通されて
固着されている。操作杆35の先端(図において右端)
は、台座24の中心に形成された孔から突出し得る。さら
に、チャック爪開成用のばね36,37が、台座24の後方
(図において左方)に備えられている。
を変位させるためのチャック爪駆動機構が設けられてい
る。駆動機構には、アーム34、操作杆35およびばね36,3
7が含まれている。アーム34は、その上下両端がそれぞ
れ支軸29,30の後端と揺動自在に連結されている。アー
ム34の中央部には、左右に延びる操作杆35が貫通されて
固着されている。操作杆35の先端(図において右端)
は、台座24の中心に形成された孔から突出し得る。さら
に、チャック爪開成用のばね36,37が、台座24の後方
(図において左方)に備えられている。
次に、動作について説明をする。チャッキング装置20
は、フランジヨーク22をチャッキングする前の状態で
は、第1図に示すように、チャック爪27,28が開いてい
る。これは、ばね36,37によって支軸29,30が外方へ押さ
れるためである。
は、フランジヨーク22をチャッキングする前の状態で
は、第1図に示すように、チャック爪27,28が開いてい
る。これは、ばね36,37によって支軸29,30が外方へ押さ
れるためである。
フランジヨーク22は、チャッキング装置20の正面側
(図において右側)から台座24に配置する。このとき、
フランジヨーク22のインロー23を台座24に形成された受
入凹部25に係合させる。これにより、フランジヨーク22
をチャッキング装置20の回転中心にセットできる。換言
すればプロペラシャフト21取付時のセンター合わせがで
きる。
(図において右側)から台座24に配置する。このとき、
フランジヨーク22のインロー23を台座24に形成された受
入凹部25に係合させる。これにより、フランジヨーク22
をチャッキング装置20の回転中心にセットできる。換言
すればプロペラシャフト21取付時のセンター合わせがで
きる。
フランジヨーク22を台座24に配置した状態で、操作杆
35を左方向へ引張ると、アーム34は左方向へ動き、アー
ム34の上下両端に連結された支軸29,30も左方向へ引張
られ、同時に支軸29,30は、後方連結点を中心に先方が
中心方向(互いに近づく方向)へ閉じる。そして、爪片
31,32は台座24上に配置されたフランジヨーク22の上下
端縁部を台座24へ押しつけるようにチャッキングする
(第2図参照)。
35を左方向へ引張ると、アーム34は左方向へ動き、アー
ム34の上下両端に連結された支軸29,30も左方向へ引張
られ、同時に支軸29,30は、後方連結点を中心に先方が
中心方向(互いに近づく方向)へ閉じる。そして、爪片
31,32は台座24上に配置されたフランジヨーク22の上下
端縁部を台座24へ押しつけるようにチャッキングする
(第2図参照)。
フランジヨーク22のチャッキングを解除する場合に
は、操作杆35を右方向へ押す。
は、操作杆35を右方向へ押す。
なお、操作杆35の引押操作は、前述したオートチャッ
ク装置7(第8図参照)によって行なわれる。
ク装置7(第8図参照)によって行なわれる。
第3図は、支軸29と爪片31との結合状態を表わす断面
構造図である。この実施例では、爪片31に貫通孔38が形
成されており、支軸29の先端軸部39が貫通孔38に挿入さ
れ、その先端にスペーサ43を介してナット40が螺合固定
されて爪片31が先端軸部39から抜け落ちないように、か
つ先端支軸39を中心に回動し得るようにされている。ま
た、先端軸部39内にはばね41で付勢された位置決めボー
ル42が埋設されていて、爪31を回動させたとき、爪片31
の位置が予め定める位置になったとき、位置決めボール
42が貫通孔38内周面に形成された凹部と係合して、爪片
31が予め定める角度位置に位置決めされる。
構造図である。この実施例では、爪片31に貫通孔38が形
成されており、支軸29の先端軸部39が貫通孔38に挿入さ
れ、その先端にスペーサ43を介してナット40が螺合固定
されて爪片31が先端軸部39から抜け落ちないように、か
つ先端支軸39を中心に回動し得るようにされている。ま
た、先端軸部39内にはばね41で付勢された位置決めボー
ル42が埋設されていて、爪31を回動させたとき、爪片31
の位置が予め定める位置になったとき、位置決めボール
42が貫通孔38内周面に形成された凹部と係合して、爪片
31が予め定める角度位置に位置決めされる。
ナット40を緩めれば、爪片31は軸部39から取外し可能
であり、形状や大きさの異なる爪片と交替することがで
きる。
であり、形状や大きさの異なる爪片と交替することがで
きる。
第4A図、第4B図および第4C図は、チャッキング装置20
の作用を説明するための図解図であり、特に、第4A図
は、チャッキング装置20における爪片31,32を正面側か
ら見た図である。
の作用を説明するための図解図であり、特に、第4A図
は、チャッキング装置20における爪片31,32を正面側か
ら見た図である。
チャッキング装置20でチャッキングしようとするフラ
ンジヨーク22の外径寸法が大きい場合には、第4A図、第
4B図に示すように、爪片31,32の突出寸法の小さな片を
保持位置方向へ向け、フランジヨーク22のチャッキング
をする。
ンジヨーク22の外径寸法が大きい場合には、第4A図、第
4B図に示すように、爪片31,32の突出寸法の小さな片を
保持位置方向へ向け、フランジヨーク22のチャッキング
をする。
一方、フランジヨーク22の外径寸法が小さい場合に
は、爪片31,32を軸部39,41を中心に180゜回転させ、突
出寸法の大きい片を保持位置方向へ向ける。そうする
と、第4C図に示すように、外径寸法が小さいフランジヨ
ーク22のチャッキングができる。
は、爪片31,32を軸部39,41を中心に180゜回転させ、突
出寸法の大きい片を保持位置方向へ向ける。そうする
と、第4C図に示すように、外径寸法が小さいフランジヨ
ーク22のチャッキングができる。
つまり、従来は、フランジヨーク22の外径寸法が変わ
った場合、それに合わせてチャッキング装置20を一式交
換しなければならなかったが、この実施例によれば、爪
片31,32を回すという簡単な操作をするだけで、外径寸
法が異なる少なくとも2種類のフランジヨーク22のチャ
ッキングが可能である。
った場合、それに合わせてチャッキング装置20を一式交
換しなければならなかったが、この実施例によれば、爪
片31,32を回すという簡単な操作をするだけで、外径寸
法が異なる少なくとも2種類のフランジヨーク22のチャ
ッキングが可能である。
なお、フランジヨーク22のインロー寸法が変わった場
合には、前述したように、台座24を交換すればよい。
合には、前述したように、台座24を交換すればよい。
第5図および第6図は、それぞれ、爪片の他の形状の
例を表わす正面図である。
例を表わす正面図である。
第5図に示すように、爪片を、軸部を中心に120゜間
隔で突出寸法の異なる3つの片を有する形状とすれば、
外径寸法が異なる3種類のフランジヨークのチャッキン
グをすることができる。
隔で突出寸法の異なる3つの片を有する形状とすれば、
外径寸法が異なる3種類のフランジヨークのチャッキン
グをすることができる。
また、第6図に示すような4種類の突出片を有する爪
片とすれば、外径寸法の異なる4種類のフランジヨーク
をチャッキングすることができる。
片とすれば、外径寸法の異なる4種類のフランジヨーク
をチャッキングすることができる。
以上の実施例では、軸部を中心に爪片を回動させ、爪
片の向きを変えることによって外径寸法の異なるフラン
ジヨークをチャッキングできる構成を説明したが、これ
に代え、次のような構成であってもよい。
片の向きを変えることによって外径寸法の異なるフラン
ジヨークをチャッキングできる構成を説明したが、これ
に代え、次のような構成であってもよい。
すなわち、第7図に示すように、爪片51に長孔52を形
成し、この長孔52に軸部53を嵌める。そして、爪片51を
長孔52に沿って摺動させることにより、軸部53から爪片
51先端のチャッキング部54までの寸法を任意の寸法に設
定することができるようにしてもよい。
成し、この長孔52に軸部53を嵌める。そして、爪片51を
長孔52に沿って摺動させることにより、軸部53から爪片
51先端のチャッキング部54までの寸法を任意の寸法に設
定することができるようにしてもよい。
また、第8図に示すように、爪片55に複数個、たとえ
ば2個の取付孔56,57を形成し、いずれの取付孔を軸部5
8に取付けるかにより、軸部58からの爪片55の突出寸法
を変更できるようにしてもよい。
ば2個の取付孔56,57を形成し、いずれの取付孔を軸部5
8に取付けるかにより、軸部58からの爪片55の突出寸法
を変更できるようにしてもよい。
さらに、第9A図および第9B図は、この発明の他の実施
例にかかるチャック爪の構成を示す図解図である。第9A
図および第9B図の実施例では、爪片は、軸部からの突出
寸法ではなく、突出片の厚みに変化が与えられている。
このように突出片の厚みに変化をつければ、厚みの厚い
突出片によって厚みの薄いフランジヨークをチャッキン
グすることができるし、厚みの薄い突出片によって厚み
の厚いフランジヨークをチャッキングすることができ
る。よって、台座24を交換することなく、あるいは厚み
の異なる台座24に交換したにもかかわらずさらにフラン
ジヨーク22の厚みが厚いもしくは薄い場合において、爪
片を回動させることにより、チャッキングが行なえる。
例にかかるチャック爪の構成を示す図解図である。第9A
図および第9B図の実施例では、爪片は、軸部からの突出
寸法ではなく、突出片の厚みに変化が与えられている。
このように突出片の厚みに変化をつければ、厚みの厚い
突出片によって厚みの薄いフランジヨークをチャッキン
グすることができるし、厚みの薄い突出片によって厚み
の厚いフランジヨークをチャッキングすることができ
る。よって、台座24を交換することなく、あるいは厚み
の異なる台座24に交換したにもかかわらずさらにフラン
ジヨーク22の厚みが厚いもしくは薄い場合において、爪
片を回動させることにより、チャッキングが行なえる。
以上の説明におけるチャッキング装置20の構成、特
に、台座、チャック爪駆動機構等の構成は一例にすぎ
ず、台座やチャック爪駆動機構等は他の構成になってい
てもよいことはもちろんである。
に、台座、チャック爪駆動機構等の構成は一例にすぎ
ず、台座やチャック爪駆動機構等は他の構成になってい
てもよいことはもちろんである。
<発明の効果> この発明は、以上のように構成されているので、フラ
ンジヨークの外径寸法やインロー寸法が複数種類ある場
合においても、簡単な作業で、複数種類のフランジヨー
クがチャッキングできるよう仕様を変更できるチャッキ
ング装置とすることができる。
ンジヨークの外径寸法やインロー寸法が複数種類ある場
合においても、簡単な作業で、複数種類のフランジヨー
クがチャッキングできるよう仕様を変更できるチャッキ
ング装置とすることができる。
よって、このチャッキング装置を用いれば、多種類の
プロペラシャフトのフランジヨークを作業性良くチャッ
キングすることができる。
プロペラシャフトのフランジヨークを作業性良くチャッ
キングすることができる。
第1図および第2図は、この発明の一実施例にかかるチ
ャッキング装置を表わす断面構造図である。 第3図は、上記実施例における支軸と爪片との連結状態
を表わす図解図である。 第4A図、第4B図および第4C図は、この実施例の特徴とな
る構成および作用を説明するための図解図である。 第5図、第6図、第7図、第8図、第9A図および第9B図
は、それぞれ、爪片の変形例を表わす図解図である。 第10図は、この実施例にかかるチャッキング装置が備え
られた動釣合い試験機の正面図である。 図において、20……チャッキング装置、21……プロペラ
シャフト、22……フランジヨーク、27,28……チャック
爪、29,30……支軸、31,32……爪片、34……アーム、35
……操作杆、を示す。
ャッキング装置を表わす断面構造図である。 第3図は、上記実施例における支軸と爪片との連結状態
を表わす図解図である。 第4A図、第4B図および第4C図は、この実施例の特徴とな
る構成および作用を説明するための図解図である。 第5図、第6図、第7図、第8図、第9A図および第9B図
は、それぞれ、爪片の変形例を表わす図解図である。 第10図は、この実施例にかかるチャッキング装置が備え
られた動釣合い試験機の正面図である。 図において、20……チャッキング装置、21……プロペラ
シャフト、22……フランジヨーク、27,28……チャック
爪、29,30……支軸、31,32……爪片、34……アーム、35
……操作杆、を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】動釣合い試験するプロペラシャフトのフラ
ンジヨークをチャッキングする装置において、 フランジヨークの保持位置が定められた台座、 前記台座の保持位置を中心に対向する両端縁部に配置さ
れた少なくとも2つのチャック爪、 前記チャック爪を台座側へ引きつけ、また、台座側から
遠ざけるように変位させるチャック爪駆動機構、および チャック爪を台座に平行に、かつ保持位置中心に対して
遠近方向へ変化させ、チャック爪の配置位置を変えるた
めのチャック爪位置設定手段、 を含むことを特徴とする動釣合い試験機のチャッキング
装置。 - 【請求項2】請求項第1項記載の動釣合い試験機のチャ
ッキング装置において、 前記チャック爪位置設定手段は、チャック爪を回動また
は回転可能に支持する支軸を含み、 チャック爪は、支軸中心に対して爪長さの異なる複数個
の爪片を有し、いずれかの爪片を保持位置方向に向けて
配置することにより、保持位置中心からチャック爪まで
の距離を変化できることを特徴とするものである。 - 【請求項3】プロペラシャフトのフランジヨークの保持
位置が定められた台座と、台座との間でフランジヨーク
を挾持するためのチャック爪とを含むチャッキング装置
において、 チャック爪は、支軸と、支軸に回動可能に保持された爪
片とを有し、爪片は、互いに厚みの異なる複数個の突出
片を含み、いずれかの突出片を挾持用爪片として保持位
置方向に向かうように位置させることを特徴とするチャ
ッキング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12851690A JP2963725B2 (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 動釣合い試験機のチャッキング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12851690A JP2963725B2 (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 動釣合い試験機のチャッキング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0422834A JPH0422834A (ja) | 1992-01-27 |
JP2963725B2 true JP2963725B2 (ja) | 1999-10-18 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7131305B2 (ja) * | 2018-11-01 | 2022-09-06 | 株式会社Ihi | クランプ装置及びバランス計測装置 |
-
1990
- 1990-05-17 JP JP12851690A patent/JP2963725B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0422834A (ja) | 1992-01-27 |
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