JP2963241B2 - 機械部品の耐摩耗性強化構造 - Google Patents

機械部品の耐摩耗性強化構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、他の機械部品と当接す
る一部分について耐摩耗性が要求される、例えばマルチ
バルブエンジンのバルブブリッジや、或は、バルブリフ
タ等の機械部品に対して適用可能な耐摩耗性強化構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記機械部品の一例として、4バルブエ
ンジンに使用されるバルブブリッジについて説明する。
図7に示したようにバルブブリッジAは、ロッカーアー
ムBの先端により押圧されて2本のバルブC,Cを同時
に作動させるための機械部品である。このバルブブリッ
ジAは、エンジン駆動時にロッカーアームBと強く擦れ
合うため、その部分の摩耗が著しい。そこでロッカーア
ームBと当接する部分について部分的にバルブブリッジ
Aの耐摩耗性を強化するため、例えば実開昭63−20
2705号、実開平2−114702号に示されている
ように、ロッカーアームBと当接する部分に凹部Dを形
成し、該凹部D内にセラミック等の耐摩耗性部材Eを嵌
め込むようにした技術がある。
【0003】前者の実開昭63−202705号は凹部
D内に耐摩耗性部材Eを単に嵌め込む構造である。一
方、後者の実開平2−114702号は、凹部Dと耐摩
耗性部材Eの間に図示しないが金属製の中間部材を介在
させ、該中間部材をカシメ具を用いて塑性変形させ、そ
の中間部材の塑性変形によって凹部D内に耐摩耗性部材
Eを固定するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実開昭63−2027
05号は凹部D内に耐摩耗性部材Eを単に嵌め込むだけ
のものであるため、バルブブリッジAをエンジンに組み
付ける時や、或いは、メンテナンスの時に耐摩耗性部材
Eが凹部Dから外れてしまう虞があり、作業性が非常に
悪くなる問題点がある。また、そのようなことがないよ
うに、凹部Dと耐摩耗性部材Eの嵌め合いがきつくなる
ように設定しようとすると、寸法精度を上げるために耐
摩耗性部材Eの胴部を研磨しなければならなくなる等、
製造コストが高くなってしまう。
【0005】一方、実開平2−114702号は、中間
部材によって耐摩耗性部材Eが固定されるため上記のよ
うな問題点はないものの、第1に中間部材を所定のカシ
メ具でかしめるための特別な治具や工程が必要であるか
らコストが高くつき、第2に中間部材で耐摩耗性部材E
を無理に締め付けるため、耐摩耗性部材Eが脆性材料で
あるセラミックである場合に小さな欠けが生じる所謂チ
ッピングの懸念や、残留応力による耐久性の悪化等が問
題となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解消する
ため本発明は、耐摩耗性が要求される部分に凹部を形成
し、該凹部内にセラミック製の耐摩耗性部材を嵌め込む
に際して、前記凹部と耐摩耗性部材の間に隙間を設け、
該隙間の厚さ方向に対して弾性を有するストッパーをそ
の隙間内に弾性変形させた状態で介装し、この弾性変形
からの復元力によってストッパーを前記隙間内で突っ張
らせるようにした機械部品の耐摩耗性強化構造におい
て、前記耐摩耗性部材は、ストッパーに接する胴部を焼
成したままの未研磨状態とし、一方、ストッパーは、全
体が金属の薄板構造であって、前記凹部の内周面に圧接
するリング形状又は前記凹部の内周面に沿って撓う弾性
的な帯板形状であるベース部材に、前記凹部の内周面と
の間に隙間を設けて弾性変形し得るようにした一又は複
数の弾性部材を一体成形し、その弾性部材を耐摩耗性部
材の胴部に圧接させるようにしてなる機械部品の耐摩耗
性強化構造を提供するものである。
【0007】
【作用】ストッパーを凹部と耐摩耗性部材の隙間内に弾
性変形させた状態で介装すると、その弾性変形からの復
元力でストッパーが隙間内で突っ張る。そして、その突
っ張り力によって耐摩耗性部材と凹部がストッパーを介
して連結され、耐摩耗性部材が凹部内に固定される。従
って、機械部品の組み付け作業等の時に耐摩耗性部材が
凹部から脱落しない。また、ストッパーは弾性変形させ
て凹部内に装着するため、塑性変形させる場合のような
特別なカシメ具やプレス工程が不要であり、手作業でも
簡単に凹部に装着できる。
【0008】
【実施例1】図1はバルブブリッジの断面図、図2はス
トッパーの一部切欠斜視図である。バルブブリッジ1a
は側面視略T字形状をしており、例えばJIS S45
Cの鋼材で形成される。バルブブリッジ1aのT字状の
頭部は図7に示したようにロッカーアームBの先端と当
接する部分であり、この部分に円形状の凹部2aが形成
されている。該凹部2aの具体的な大きさは、直径10
mm(寸法許容差 上:+0.05mm,下:0mm)、深さ
4mmである。
【0009】一方、前記凹部2aに嵌まるセラミック製
の耐摩耗性部材3aは、Si90重量%の粉末に
Al−Y系の焼結助材10重量%を加え、
成形バインダを混合したのち、金型プレスにてφ9.5
mm×t5mmの円盤状に成形し、N雰囲気で常圧焼成し
てさらに上下両面のみをラップ研磨し、胴部を焼成した
ままの未研磨状態としたものである。なお、金型のコー
ナー部分には面取りが施してあるため、耐摩耗性部材3
aのコーナー部周縁にc0.5mmの面取りが形成され
る。
【0010】凹部2aと耐摩耗性部材3aの寸法は上記
のような設定になっているため、凹部2a内に耐摩耗性
部材3aを嵌めると約0.25mmの隙間sが耐摩耗性部
材3aと凹部2aとの間にでき、さらにバルブブリッジ
1aの上面から耐摩耗性部材3aが1mm突出する。
【0011】前記隙間sには図2に示したようなストッ
パー4aが介装される。該ストッパー4aは、SPC
(冷間の圧延鋼板)製で厚さ0.2mmのコイル材を用
い、このコイル材を金型成形して外径10mm(寸法許容
差 上:+0.1mm,下:+0.05mm)のリング形状
にしたものである。そして、このリング形状の部分をベ
ース部材としてその胴部全周には弾性部材として中心方
向に向けて半円状の膨出部5が形成されており、その膨
出部5によって内径9.4mm(寸法許容差 上:0mm,
下:−0.1mm)になっている。
【0012】而して、前記バルブブリッジ1aに耐摩耗
性部材3aを装着するには、先ず、バルブブリッジ1a
の凹部2aにストッパー4aを挿入し、次に、耐摩耗性
部材3aを挿入する。上記のようにストッパー4aの内
径は9.4mmであって耐摩耗性部材3aの外径9.5mm
より僅かに小さいため、耐摩耗性部材3aを挿入すると
ストッパー4aの膨出部5が押されて弾性変形する。こ
のとき耐摩耗性部材3aのコーナー部周縁の面取りによ
り、耐摩耗性部材3aの挿入がスムーズに行える。そし
て、ストッパー4aには復元力が作用するため、耐摩耗
性部材3aの外周と凹部2aの内周をそれぞれ押圧する
所謂突っ張り状態となる。そうするとストッパー4aが
連結媒体となって耐摩耗性部材3aが凹部2a内に固定
される。なお、耐摩耗性部材3aの胴部は、焼成したま
まの未研磨状態であって研磨した上下両面に較べて粗面
であり、その粗面にストッパー4aの膨出部5が圧接す
【0013】このようにして耐摩耗性部材3aが凹部2
a内に固定できるが、この作業は特別な工具を使用しな
くとも全て手作業で行える。また、バルブブリッジ1a
をエンジンに組み付けた状態ではロッカーアームBによ
って耐摩耗性部材3aが押さえられるため、エンジンの
駆動時に凹部2aから耐摩耗性部材3aが外れる虞もな
い。
【0014】
【実施例2】図3は実施例2のバルブブリッジ1bの一
部を示す拡大断面図、図4は実施例2のストッパー4b
を示す一部切欠斜視図である。バルブブリッジ1bは実
施例1のバルブブリッジ1aに、さらに、凹部2bの上
端縁を残すようにしてストッパー4bが入る溝状の窪み
部6を形成したものである。
【0015】耐摩耗性部材3bは実施例1の耐摩耗性部
材3aと同じものを使用する。一方、ストッパー4bは
前記SPC製で厚さ0.2mm、幅が前記窪み部6の高さ
より若干小さい帯板状のコイル材を使用する。このスト
ッパー4bのベース部材はコイル材の弾性によって常態
において真っ直ぐな形態であり、全長が前記窪み部6の
円周より若干短く設定されている。また、ストッパー4
のベース部材には弾性部材として複数の爪片7が定間
隔に設けられている。該爪片7はコイル材をパンチング
して斜めに切り起こしたものでありベース部材と一体で
ある。
【0016】而して、実施例2において耐摩耗性部材3
bをバルブブリッジ1bの凹部2bに装着するには、先
ず、ストッパー4bの両端に作業者が図4矢示方向に指
で力を加え、ストッパー4bをリング状に丸めて凹部2
bの窪み部6に挿入する。ストッパー4bは手を離すと
弾性により窪み部6内で広がってその内周に密着する。
従って、ストッパー4bは凹部2bから外れない。
【0017】次に、耐摩耗性部材3bを凹部2b内に挿
入する。そうすると、爪片7が弾性変形してその復元力
で耐摩耗性部材3bの外周を押圧し、ストッパー4bが
前記実施例1と同様突っ張り状態となる。従って、凹部
2b内に耐摩耗性部材3bが固定される。なお、爪片7
は凹部2bの底に向かって広がる方向に傾斜しているた
め、耐摩耗性部材3bを殆ど抵抗なく挿入できるが、逆
に耐摩耗性部材3bが外れようとする方向に対しては未
研磨で粗面の胴部にエッジが掛かって外れないという利
点がある。また、ストッパー4bの構造が単純であるた
めコストも安い。
【0018】
【実施例3】図5は実施例3のバルブブリッジ1cの一
部を示す拡大断面図、図6は実施例3のストッパー4c
を示す一部切欠斜視図である。バルブブリッジ1cは実
施例1のバルブブリッジ1aと同じである。セラミック
製の耐摩耗性部材3cは、3モル%のYを含むP
SZ(部分安定化ジルコニア)を金型プレスで成形後大
気中で焼成し、上下両面をラップ研磨する。耐摩耗性部
材3cは上半部に対して下半部を小径にした段付きの円
盤形状であり、上半部の径φ9.4mm、下半部の径φ9
mm、全厚みt5mmである。
【0019】一方、ストッパー4cは前記実施例1と同
様にSPC製で厚さ0.2mmのコイル材を金型成形した
ものであり、ベース部材となる上半部に対して弾性部材
となる下半部を小径にした段付きのリング形状である。
ストッパー4cの大きさは、上半部の径φ10mm(寸法
許容差 上:+0.1mm,下:+0.05mm)、下半部
の径φ8.9mm(寸法許容差 上:0mm 下:−0.1
mm)、高さは、下半部が耐摩耗性部材3cの下半部と略
同じで、上半部が耐摩耗性部材3cの上半部よりやや低
く設定されている。
【0020】而して、実施例3においてバルブブリッジ
1cに耐摩耗性部材3cを装着するには、先ず、耐摩耗
性部材3cの下半部にストッパー4cを挿入する。スト
ッパー4cの下半部(弾性部材)と耐摩耗性部材3cの
下半部は、前記のように弾性部材の方が若干小さいた
め、ストッパー4cを耐摩耗性部材3cに強制的に押し
込んで嵌める。なお、ストッパー4cの上半部の内径は
φ9.6mmであるから耐摩耗性部材3cの上半部との間
に0.2mm程度の隙間が形成される。
【0021】次にこのストッパー4c付きの耐摩耗性部
材3cをバルブブリッジ1cの凹部2cに嵌める。前記
のように凹部2cの内径とストッパー4cの上半部外径
はストッパー4cの方が僅かに大きいため、これを強制
的に押し込むとストッパー4cが若干弾性変形して凹部
2cに固定される。このように実施例3では、耐摩耗性
部材3cにストッパー4cを前もって装着しておくた
め、取扱いが容易で作業性が良い利点がある。
【0022】以上のように本発明を実施例1〜3につい
て説明したが、もちろん本発明はこれらに限定されるも
のではない。例えば、実施例1〜3では4バルブエンジ
ンのバルブブリッジに適用する場合を示したが、それ以
外にもバルブリフタ等、部分的に耐摩耗性が問題となる
機械部品なら何にでも適用可能である
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、凹部と耐摩耗性
部材の間にストッパーを介装することによって該凹部に
耐摩耗性部材を固定するようにしたため、例えば機械部
品たるバルブブリッジのエンジンへの組み付け時や、メ
ンテナンス時に耐摩耗性部材が凹部から外れてしまう虞
がなく、作業性が向上する。また、ストッパーを弾性変
形させる構成を採用したため、従来のような中間部材を
塑性変形させるための特別な治具や工程が不要であり、
且つ、ストッパーで耐摩耗性部材を無理に締め付けるこ
とがないから、耐摩耗性部材が脆性材料であるセラミッ
ク製であってもチッピングの懸念や、残留応力による耐
久性の悪化等の虞が全くない。また、耐摩耗性部材の胴
部の周囲を焼成したままの未研磨状態としたことによ
り、自然な粗面が大きな摩擦抵抗を生みだしてストッパ
ーの効き目を向上させることができ、一方、そのような
性能アップを達成しながら逆にコストが下がる、という
言わば一石二鳥の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1を示すバルブブリッジの断面図であ
る。
【図2】 実施例1を示すストッパーの一部切欠斜視図
である。
【図3】 実施例2のバルブブリッジの一部を示す拡大
断面図である。
【図4】 実施例2を示すストッパーの斜視図である。
【図5】 実施例3のバルブブリッジの一部を示す拡大
断面図である。
【図6】 実施例3を示すストッパーの一部切欠斜視図
である。
【図7】 従来技術を示す正面図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c…機械部品(バルブブリッジ) 2a,2b,2c…凹部 3a,3b,3c…耐摩耗性部材 4a,4b,4c…ストッパー s…隙間

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐摩耗性が要求される部分に凹部を形成
    し、該凹部内にセラミック製の耐摩耗性部材を嵌め込む
    に際して、前記凹部と耐摩耗性部材の間に隙間を設け、
    該隙間の厚さ方向に対して弾性を有するストッパーをそ
    の隙間内に弾性変形させた状態で介装し、この弾性変形
    からの復元力によってストッパーを前記隙間内で突っ張
    らせるようにした機械部品の耐摩耗性強化構造におい
    て、 前記耐摩耗性部材は、ストッパーに接する胴部を、焼成
    したままの未研磨状態とし、一方、ストッパーは、全体が金属の薄板構造であって、
    前記凹部の内周面に圧接するリング形状又は前記凹部の
    内周面に沿って撓う弾性的な帯板形状であるベース部材
    に、前記凹部の内周面との間に隙間を設けて弾性変形し
    得るようにした一又は複数の弾性部材を一体成形し、そ
    の弾性部材を耐摩耗性部材の胴部に圧接させるようにし
    てなることを特徴とする機械部品の耐摩耗性強化構造。
  2. 【請求項2】 耐摩耗性部材は、少なくとも前記凹部の
    底に対向する側のコーナー部周縁に面取りを形成してな
    ることを特徴とする請求項1記載の機械部品の耐摩耗性
    強化構造。
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