JP2962643B2 - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物

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JP2962643B2
JP2962643B2 JP5310319A JP31031993A JP2962643B2 JP 2962643 B2 JP2962643 B2 JP 2962643B2 JP 5310319 A JP5310319 A JP 5310319A JP 31031993 A JP31031993 A JP 31031993A JP 2962643 B2 JP2962643 B2 JP 2962643B2
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floor
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unit
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floor building
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淳 竹内
希一 平井
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工場生産した建物ユニットを建築
現場に輸送し、複数の建物ユニットを建築現場に予め設
置してある基礎上に据付けることにより、ユニット建物
を構築するものがある。
【0003】ここで、従来のユニット建物においては、
上階建物ユニットと下階建物ユニットとを上下に積層す
るにあたり、上階床の防振を図るため、特開昭62-59742
号公報に記載の如くのものがある。この従来技術は、上
階建物ユニットの床大梁と下階建物ユニットの天井大梁
との間にスペーサを介装し、このスペーサと上階建物ユ
ニットの床大梁と下階建物ユニットの天井大梁とをボル
トにより一体結合するようにしたものである。これによ
れば、上階建物ユニットの床剛性を増強し、上階床を防
振できる。
【0004】尚、従来技術では、上記ボルトによるスペ
ーサ、床大梁、天井大梁の結合に際し、ボルト締め作業
スペースを確保するために下階天井面を予め切欠いてお
き、上向きでボルト締め作用するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には、下記〜の問題点がある。 上向きでのボルト締め作業が必要になる他、床大梁に
設けてあるボルト孔と天井大梁に設けてあるボルト孔と
の不一致の修正を必要とすることがある等、作業性が悪
い。
【0006】下階天井面の切欠を後に現場施工で補修
する必要がある。また、切欠を設けた下階天井面の下に
設けるべきキッチン吊戸棚、押入等を予め工場生産段階
で設けておくことができず、ユニット建物のメリットで
ある工場生産化率を向上できない。
【0007】上記、により、ユニット建物の生産
性を向上することに困難がある。本発明は、ユニット建
物において、上階建物ユニットの下部構造体と下階建物
ユニットの上部構造体とを一体結合することにて、上階
床の床剛性を増強してその防振を図るに際し、ユニット
建物の生産性を向上することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、上階建物ユニットと下階建物ユニットとを上下に積
層して構築されるユニット建物において、上階建物ユニ
ットの下部構造体と、下階建物ユニットの上部構造体と
の間に粘着テープを備えた防振ジョイントを介装し、該
防振ジョイントの粘着テープによって下部構造体と上部
構造体とを一体結合することにより上階建物ユニットの
床剛性を増強してなるようにしたものである。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記上階建物ユニットの下部
構造体が床大梁であり、下階建物ユニットの上部構造体
が天井大梁であるようにしたものである。
【0010】
【作用】下階建物ユニットの上部構造体(天井大梁)
に防振ジョイントの粘着テープを貼り、この防振ジョイ
ントの粘着テープの上に上階建物ユニットの下部構造体
(床大梁)を載せることのみにより、防振ジョイントの
粘着テープは上階建物ユニットの自重によって下階建物
ユニットの上部構造体(天井大梁)と上階建物ユニット
の下部構造体(床大梁)とに圧着され、それらの下部構
造体(床大梁)と上部構造体(天井大梁)とを一体結合
する。
【0011】これにより、上階建物ユニットの床剛性を
増強し、その防振性を向上できる。
【0012】上記において、上階建物ユニットの下
部構造体(床大梁)と下階建物ユニットの上部構造体
(天井大梁)との一体結合は、それらの下部構造体(床
大梁)と上部構造体(天井大梁)との間に防振ジョイン
トの粘着テープを介装するだけで足りるから、作業性が
良い。
【0013】上階建物ユニットと下階建物ユニット
は、上記の一体結合のために床面や天井面を切欠いて
おく等の必要がない。このため、建物ユニットの工場生
産段階で、上階建物ユニットや下階建物ユニットの内部
の任意位置にキッチン吊戸棚、押入等を予め組付けてお
くことができ、ユニット建物の工場生産化率を向上でき
る。
【0014】上記、により、ユニット建物の生産
性を向上できる。尚、本発明は壁式構造体からなるユニ
ット建物にも適用でき、上階建物ユニットの下部構造体
が床パネルであり、下階建物ユニットの上部構造体が壁
パネルであり、これらの床パネルと壁パネルとを防振ジ
ョイントの粘着テープによって結合するものであっても
良い。
【0015】
【実施例】図1はユニット建物を示す模式図、図2は上
階建物ユニットの床大梁と下階建物ユニットの天井大梁
の結合構造を示す模式図、図3は建物ユニットを示す
模式図、図4は上階建物ユニットと下階建物ユニットの
接合部を示す模式図、図5は粘着テープを示す模式図で
ある。
【0016】ユニット建物10は、図1に示す如く、工
場生産した建物ユニット11を建築現場に輸送し、複数
の建物ユニット11を建築現場に予め設置してある基礎
(不図示)上に据付けることにて構築される。11Aは
上階建物ユニット、11Bは下階建物ユニットであり、
ユニット建物10にあっては、上階建物ユニット11A
と下階建物ユニット11Bとを上下に積層して構築され
ている。
【0017】建物ユニット11は、図3に示す如く、4
本の角鋼管製柱12と、4本の形鋼製床大梁13と、4
本の形鋼製天井大梁14とを箱形に接合して構成された
骨組構造体である。ここで、柱12の下端部には下ジョ
イントピース15が接合され、この下ジョイントピース
15に床大梁13の端部が接合される。また、柱12の
上端部には上ジョイントピース16が接合され、この上
ジョイントピース16に天井大梁14の端部が接合され
る。尚、相対する床大梁13、13の間には床小梁17
が架け渡され、床小梁17の上部には床根太18が固定
され、床根太18の上部には床面材(不図示)が設けら
れる。また、相対する天井大梁14、14の間には天井
根太19が架け渡され、天井根太19の下部には天井面
材(不図示)が設けられる。
【0018】然るに、上階建物ユニット11Aと下階建
物ユニット11Bとは、図4に示す如く、下階建物ユニ
ット11Bの柱12上端面に設けてあるジョイントピン
21に上階建物ユニット11Aの柱12下端面に設けて
あるジョイント孔(不図示)を嵌合されて互いに位置決
めされる。そして、上階建物ユニット11Aと下階建物
ユニット11Bとは、下階建物ユニット11Bの上ジョ
イントピース16と上階建物ユニット11Aの下ジョイ
ントピース15の重なり部で、下階建物ユニット11B
の上ジョイントピース16、天井大梁14と、上階建物
ユニット11Aの下ジョイントピース15、床大梁13
とをボルト22により締結され、建物10の構造強度を
確保可能としている。
【0019】更に、上階建物ユニット11Aと下階建物
ユニット11Bとは、(a) 建物10の外側寄りで、上階
建物ユニット11Aの床大梁13と下階建物ユニット1
1Bの天井大梁14との間に防振ジョイント31を介装
し、それらの床大梁13と天井大梁14とを防振ジョイ
ント31の上下の粘着テープ32、33によって結合し
ている(図2(A))。また、(b) 建物10の内側で、
左右の上階建物ユニット11Aの各床大梁13と左右の
下階建物ユニット11Bの各天井大梁14との間に防振
ジョイント41を介装し、それらの各床大梁13と各天
井大梁14とを防振ジョイント41の上下の粘着テープ
42、42、43、43によって結合している(図2
(B))。
【0020】尚、防振ジョイント31は、金属板からな
る基板34の両側に粘着テープ32、33を接着せしめ
られて構成されている。また、防振ジョイント41は、
金属板からなる基板44の両側に粘着テープ42、4
2、43、43を接着せしめられて構成されている。
【0021】ここで、粘着テープ32、33、42、4
3は、図5に示す如く、基材51の両側に粘着剤層5
2、52を備え、一方の粘着剤層52の外側に剥離紙5
3を備えて構成されている。基材51としては、高弾性
プラスチックフォームからなるもの、或いは粘弾性プラ
スチックシートからなるものを採用できる。本実施例で
は、基材51をアクリルフォーム、粘着剤層52をアク
リル系粘着剤にて構成し、高い剥離強度、優れた耐候
性、優れた振動吸振性を具備せしめ得ることを認めた。
【0022】以下、本実施例の作用について説明する。
左右の下階建物ユニット11Bの上部構造体(天井大
梁14)に防振ジョイント41の粘着テープ42、43
を貼り、この防振ジョイント41の粘着テープ42、4
3の上に左右の上階建物ユニット11Aの下部構造体
(床大梁13)を載せることのみにより、防振ジョイン
ト41の粘着テープ42、43は上階建物ユニット11
Aの自重によって下階建物ユニット11Bの上部構造体
(天井大梁14)と上階建物ユニット11Aの下部構造
体(床大梁13)とに圧着され、それらの下部構造体
(床大梁13)同士、上部構造体(天井大梁14)同士
及び下部構造体(床大梁13)と上部構造体(天井大梁
14)とを一体結合する。
【0023】これにより、上階建物ユニット11Aの床
剛性を増強し、その防振性を向上できる。
【0024】上記において、左右の上階建物ユニッ
ト11Aの下部構造体(床大梁)同士、左右の下階建物
ユニット11Bの上部構造体(天井大梁)同士及び上階
建物ユニット11Aの下部構造体(床大梁13)と下階
建物ユニット11Bの上部構造体(天井大梁14)との
一体結合は、それらの下部構造体(床大梁13)と上部
構造体(天井大梁14)との間に防振ジョイント41の
粘着テープ42、43を介装するだけで足りるから、作
業性が良い。
【0025】上階建物ユニット11Aと下階建物ユニ
ット11Bは、上記の一体結合のために床面や天井面
を切欠いておく等の必要がない。このため、建物ユニッ
ト11の工場生産段階で、上階建物ユニット11Aや下
階建物ユニット11Bの内部の任意位置にキッチン吊戸
棚、押入等を予め組付けておくことができ、ユニット建
物10の工場生産化率を向上できる。
【0026】上記、により、ユニット建物10の
生産性を向上できる。
【0027】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、防振ジョイ
ントは、基板(34、44)の如くを備えず、粘着テー
プのみにて構成されるものであっても良い。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ユニット
建物において、上階建物ユニットの下部構造体と下階建
物ユニットの上部構造体とを防振ジョイントの粘着テー
プによって一体結合することにより上階建物ユニット
床剛性を増強してその防振を図ることができ、ユニット
建物の生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はユニット建物を示す模式図である。
【図2】図2は上階建物ユニットの床大梁と下階建物ユ
ニットの天井大梁との結合構造を示す模式図である。
【図3】図3は建物ユニットを示す模式図である。
【図4】図4は上階建物ユニットと下階建物ユニットの
接合部を示す模式図である。
【図5】図5は粘着テープを示す模式図である。
【符号の説明】
10 ユニット建物 11 建物ユニット 11A 上階建物ユニット 11B 下階建物ユニット 13 床大梁(下部構造体) 14 天井大梁(上部構造体) 31、41 防振ジョイント 32、33、42、43 粘着テープ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上階建物ユニットと下階建物ユニットと
    を上下に積層して構築されるユニット建物において、 上階建物ユニットの下部構造体と、下階建物ユニットの
    上部構造体との間に粘着テープを備えた防振ジョイント
    を介装し、該防振ジョイントの粘着テープによって下部
    構造体と上部構造体とを一体結合することにより上階建
    物ユニットの床剛性を増強してなることを特徴とするユ
    ニット建物。
  2. 【請求項2】 前記上階建物ユニットの下部構造体が床
    大梁であり、下階建物ユニットの上部構造体が天井大梁
    である請求項1記載のユニット建物。
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KR102440991B1 (ko) * 2017-08-18 2022-09-05 크나우프 깁스 카게 모듈식 구조 건물 및 모듈식 구조를 위한 프레임, 기본 프레임워크, 모듈, 프로파일 및 구조 요소 세트

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