JP2962208B2 - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JP2962208B2
JP2962208B2 JP32654795A JP32654795A JP2962208B2 JP 2962208 B2 JP2962208 B2 JP 2962208B2 JP 32654795 A JP32654795 A JP 32654795A JP 32654795 A JP32654795 A JP 32654795A JP 2962208 B2 JP2962208 B2 JP 2962208B2
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固形のインクを溶
融させてノズルから印刷用紙にインクを吐出して印刷を
行う、ホットメルト型のインクジェットヘッドであっ
て、そのインクジェットヘッドを構成する部材間の接着
強度を向上することができるものとして好適なものに関
する。
【0002】
【従来の技術】上記インクジェットヘッド(以下、ヘッ
ドと略称する)としては、ノズルが形成されたインク室
内に発熱素子が設けられており、その発熱素子を通電し
て加熱することにより、気泡を発生させ、その気泡によ
る圧力によりインクをノズルから吐出させる、いわゆる
サーマル方式のものが知られている。また、圧電材料で
形成された圧電膜と、この圧電膜に電圧を印加する電極
膜とを積層した圧電素子がインク室上に設けられてお
り、上記電極膜に電圧を印加することにより、上記圧電
素子に圧電効果を生じさせて変位させ、この変位により
上記インク室の容積を変化させてノズルからインクを吐
出させる、いわゆる圧電方式のものが知られている。
【0003】上記圧電方式のヘッドの構成について図を
参照して説明する。なお、従来のヘッドと本発明に係る
ヘッドとは、基本的な構成が同じであることら、便宜の
ために本発明に係るヘッドの構成を説明する図を用い
る。図2は、本発明に係るヘッドの部分断面説明図であ
り、図3は、図2に示すヘッドを側面方向から見た部分
断面説明図である。ダイアフラム(振動板)34は、ア
ラミドフィルムで形成されており、その上面には、圧電
材料で形成された圧電素子36が、接着層37により接
着されている。ダイアフラム34の下面には、PES
(ポリ・エーテル・サルフォン)で形成されたキャビテ
ィプレート31が接着層35により接着されている。
【0004】キャビティプレート31内には、複数のイ
ンク室30が形成されており、キャビティプレート31
の下面には、ニッケルで形成されたノズルプレート32
が接着層48により接着されている。このノズルプレー
ト32には、インクを吐出する複数のノズル33が形成
されている。また、圧電素子36の上面には、圧電素子
36を支持する、アルミナで形成されたベースプレート
50が接着層49により接着されている。さらに、図3
に示すように、圧電素子36の上面には、インク室30
内のインクの溶融状態を保持するためのヒータ42が設
けられている。そして、圧電素子36を駆動させると、
図2(b)に示すように、圧電素子36の圧電効果によ
る変位により、ダイアフラム34が下向きの凸状に変形
され、この変形によりインク室30の容積が変化される
とともにインクが加圧され、インクがノズル33から矢
印方向へ吐出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記各接着
層35、37、48および49を形成する接着剤には、
ある温度(たとえば、124℃)でガラス転移する性質
がある。したがって、上記ヘッドが、ヒータ42によっ
て加熱されて、上記ガラス転移温度以上(たとえば、1
25℃)になると、上記接着剤がガラス転移して軟化
し、接着強度が低下するという問題がある。つまり、ヘ
ッドを構成する各構成部材間に剥離が発生し、ヘッドの
耐久性が低下するという問題がある。特に、ダイアフラ
ム34に対する、キャビティプレート31および圧電素
子37の接着強度が低下すると、その部分の剛性が低下
するため、圧電素子36の変位が正確にダイアフラム3
4に伝達されなくなってインクの吐出性能が劣化し、印
字品質が低下するという問題が生じる。
【0006】そこで、本発明は、上述した課題を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、ヘッドの使用時において、ヘッドを構成する各部材
間の接着強度の低下を防止することにより、印字品質を
高めることができるインクジェットヘッドを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、振動板と、
の振動板の一の面に取付けられており、圧電材料及びこ
の圧電材料に電圧を印加して圧電効果を生じさせる電極
からなる圧電素子と、前記振動板の他の面に取付けられ
ており、パラフィン系のワックスを主成分とする加熱溶
融されたホットメルトインクが充填されるインク室が内
部に形成されたキャビティプレートと、 このキャビティ
プレートに取付けられており、前記インク室に連通する
ノズルが形成されており、ニッケルで形成されたノズル
プレートと、前記圧電素子を前記キャビティプレートと
の対向面とは反対側の面で支持しており、アルミナで形
成されたベースプレートと、 前記圧電素子の上に設けら
れており、このインクジェットヘッドを使用時の温度が
127℃を超えない範囲で加熱することにより、前記イ
ンク室内のインクの溶融状態を保持するヒータと、を備
え、 前記圧電素子に電圧を印加した際の圧電効果によっ
て前記振動板を変位させ、その変位に伴って前記インク
室の容積を変化させ、その変化によって前記インク室内
のホットメルトインクを前記ノズルから吐出させるイン
クジェットヘッドにおいて、 前記振動板及び圧電素子
と、前記振動板及びキャビティプレートと、前記ノズル
プレート及びキャビティプレートと、前記ベースプレー
ト及び圧電素子とは、それぞれ127℃以上の温度でガ
ラス転移するエポキシ系接着剤により、接着されている
という技術的手段を採用する。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のインクジェットヘッドにおいて、前記接着剤による
接着層の厚みは、20μmであるという技術的手段を採
用する。
【0009】
【作用】請求項1および請求項2に記載の発明では、上
記インクジェットヘッドを構成する振動板及び圧電素子
と、振動板及びキャビティプレートと、ノズルプレート
及びキャビティプレートと、ベースプレート及び圧電素
子とは、それぞれ127 ℃以上の温度でガラス転移する
エポキシ系接着剤により接着されているため、上記ヒー
タによる加熱によって上記インクジェットヘッドの使用
時の温度が127℃近くまで上昇しても、接着剤のガラ
ス転移によって接着部分の接着強度が低下し、インクの
吐出性能が劣化するのを防止することができる。しか
も、エポキシ系接着剤であるため、上記インクと反応し
難く、たとえば、シリコン系接着剤のように、インクに
シリコンが溶けだして、印字品質が劣化するのを防止す
ることができる。したがって、ヘッドの印字品質を高め
ることができる。
【0010】特に、上記接着剤による接着層の厚みは、
請求項2に記載するように、20μmであることが望ま
しい。 それは、後述する発明の実施の形態に記載するよ
うに、接着層を20μmの厚みで形成することが、各構
成部材間の高い接着強度の維持と熱応力の吸収とを両立
させる上で最も望ましいことが分かったからである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図を参照して説明する。なお、本実施の形態では、
ホットメルト型のインクジェットプリンタに用いられる
インクジェットヘッドのうち、複数色のインクを吐出し
てカラー印字を行うカラーインクジェットプリンタ(以
下、プリンタと略称する)に用いられるインクジェット
ヘッド(以下、ヘッドと略称する)を代表に説明する。
まず、上記プリンタの機構について説明する。図1は、
上記プリンタの一部機構を取り出して示す外観斜視図で
ある。
【0012】図1に示すように、上記プリンタには、印
字ヘッド10が設けられている。この印字ヘッド10
は、イエローインクを吐出するイエロー用ヘッド11、
マゼンタインクを吐出するマゼンタ用ヘッド12、シア
ンインクを吐出するシアン用ヘッド13、およびブラッ
クインクを吐出するブラック用ヘッド14とから構成さ
れる。また、各ヘッド11ないし14には、固形インク
が収容されるインクタンク(図示省略)がそれぞれ設け
られている。
【0013】印字ヘッド10は、キャリッジ21の上に
搭載されており、そのキャリッジ21には、印刷用紙2
0の幅方向に設けられたガイド軸22が挿通されてい
る。キャリッジ21は、ガイド軸22に沿ってその下方
に設けられた無端ベルト23に取り付けられており、そ
の無端ベルト23は、モータ24のプーリ25に掛けら
れている。つまり、キャリッジ21は、モータ24の回
転により、ガイド軸22に沿って印刷用紙20の幅方向
に往復動するようになっている。
【0014】また、ガイド軸22に沿ってその下方に
は、複数のスリット(目盛)が印されたタイミングスリ
ット26が設けられている。また、キャリッジ21の前
面下部には、タイミングスリット26に印されたスリッ
トの数を読み取るエンコーダ素子27が設けられてい
る。なお、印刷用紙20は、紙送りモータ(図示省略)
により回転される給紙ローラ(図示省略)と、この給紙
ローラと対に設けられた押さえローラ28、28との間
に挾まれて上下方向に送られる。
【0015】次に、各ヘッド11ないし14の構造につ
いて図2ないし図4を参照して説明する。なお、各ヘッ
ド11ないし14の構造は、それぞれ同じであるため、
ここではヘッド11を代表に説明する。図2は、ヘッド
11の部分断面説明図であり、図面下方が、印刷用紙2
0(図1参照)に対向する面である。図3は、図2に示
すヘッド11を側面方向から見た断面図であって、ベー
スプレート部分を省略して示すものである。
【0016】図2に示すように、ヘッド11には、イン
クを収容する複数のインク室(キャビティ)30が設け
られており、各インク室30は、キャビティプレート3
1によってそれぞれ仕切られている。各インク室30お
よび各キャビティプレート31の下面には、ノズルプレ
ート32が接着層48によって接着されており、このノ
ズルプレート32には、インクを吐出する複数のノズル
33が貫通形成されている。各インク室30および各キ
ャビティプレート31の上面には、ダイアフラム(振動
板)34が接着層35によって接着されている。
【0017】なお、本実施の形態では、インク室30
は、図2(a)において、幅0.22mm、高さ0.1
5mmであり、キャビティプレート31は、PESによ
り、幅0.119mm、厚み2.5mmに形成されてい
る。また、ノズルプレート32は、ニッケルで形成され
ており、ノズル33の下面は、直径55μmである。さ
らに、ダイアフラム34は、アラミドフィルムにより、
9μmの厚みに形成されており、熱膨張係数は、2×1
-6である。キャビティプレート31の熱膨張係数は、
25×10-6であり、ノズルプレート32の熱膨張係数
は、14×10-6である。
【0018】図2に示すように、ダイアフラム34の上
面には、板状の複数のエネルギー発生素子としての圧電
素子36が、接着層37によって接着されており、各圧
電素子36の上には、圧電素子36を支持するベースプ
レート50が接着層49によって接着されている。ま
た、このベースプレート50の後方には、図3に示すよ
うに、インク流入孔39を形成するマニホールドプレー
ト38が取付けられており、インク流入孔39の下方に
は、インク室30に連通するマニホールド40が形成さ
れている。また、各圧電素子36の上面には、インク室
30内のインクの溶融状態を保持する加熱手段としての
ヒータ42が設けられている。また、図3において41
で示す部分が、活性部、つまり、圧電素子36が、圧電
効果を発生して変位を生じる部分である。
【0019】なお、本実施の形態では、図2(a)にお
いて、圧電素子36は、圧電材料、たとえばPZTなど
により、幅0.08mm、厚み0.5mmに形成されて
いる。また、キャビティプレート31の中心間のピッチ
は、0.339mmであり、インク流入孔39の直径
は、2.0mmである。さらに、マニホールド40の深
さは、1.5mm、幅は2.0mmであり、活性部41
の幅は、4.0mmである。圧電素子36の熱膨張係数
は、2×10-6であり、ベースプレート50の熱膨張係
数は、5×10-6である。
【0020】各接着層35、37、48および49に
は、ガラス転移温度Tg=127℃のエポキシ系接着剤
を用いる。つまり、ヘッドの使用時の温度が125℃で
ある場合の接着剤のガラス転移による軟化を防止する。
また、本発明者の実験によれば、各接着層は、20μm
の厚みで形成することが、各構成部材間の高い接着強度
の維持と熱応力の吸収とを両立させる上で最も望ましい
ことが分かった。さらに、エポキシ系接着剤は、上記イ
ンクと反応し難く、たとえば、シリコン系接着剤のよう
に、インクにシリコンが溶けだして、樹脂製シートなど
に印刷する場合に印刷部分の輪郭がぼけるのを防止する
ことができる。
【0021】次に、上記圧電素子36の構造について図
4を参照して説明する。図4は、圧電素子36の構造を
示す部分断面説明図である。図4に示すように、圧電素
子36は、圧電材料で形成された膜状の圧電膜43と、
膜状の電極膜(内部電極)44とを、圧電膜43の分極
方向を揃えて交互に積層して形成されている。図4では
省略してあるが、実際には、10層ないし20層の積層
構造となっており、両端面には、端面電極45および4
6が形成されている。なお、本実施の形態では、圧電膜
43の厚みは、約30μmである。また、電極膜44、
端面電極45および46は、銀パラジウム(銀70%、
パラジウム30%)により、2ないし3μmの厚みに形
成されている。
【0022】さらに、本実施の形態では、上記インクと
して、パラフィン系のワックスを主成分とし、A:軟化
点56°Cないし58°C、融点69°Cないし71
℃、B:軟化点62°Cないし64°C、融点76°C
ないし78℃、C:軟化点81°Cないし86°C、融
点92°Cないし94℃のうちのいずれかを、プリンタ
の使用温度での粘度(たとえば、2〜50cps)、表
面張力、印字後の色度、彩度などを考慮して選択して用
いる。
【0023】そして、図示しないヘッド駆動回路から上
記各電極膜44に電圧が印加されると、各圧電膜43に
圧電効果が生じ、図2(b)に示すように、ダイアフラ
ム34が下向きの凸状に湾曲し、インク室30が加圧さ
れてインクがノズル33から吐出される。なお、各ヘッ
ド11ないし14を単独で駆動させて単色の印字を行う
他、各ヘッド11ないし14を適宜選択して駆動させ
て、複数のインクを重ねて吐出することにより、中間色
の印字を行う。
【0024】次に、上記ヘッド11を構成する複数の構
成部材のうち、熱膨張率差の大きい構成部材の代表とし
て、圧電素子36とベースプレート50との剥離試験の
結果について図5に示す表を参照して説明する。なお、
本剥離試験は、20mm×20mm×t1mmのベース
プレートとしてのアルミナプレート上の中央に、5×4
0mmの圧電素子としてのPZTプレートを接着し、そ
のアルミナプレートの四隅にワイヤーを取付け、125
℃の温度のもとで、そのワイヤーを引張りばね秤によ
り、剥離したときの荷重を測定して行った。また、接着
剤としては、Tg=79°Cのもの(低Tg)と125
℃以上のもの(高Tg)との2種類を厚み20μmでス
タンピングして用いた。
【0025】図5の表に示すように、低Tgの接着剤の
場合は、最高でも80gで剥離したのに対して、高Tg
の接着剤の場合は、130g以上でないと剥離しなかっ
たことが分る。つまり、上記高Tgの接着剤を用いれ
ば、ヘッドの温度が125℃に加熱された場合であって
も、大きな接着強度を保つことができるため、耐久性に
富み、インクの吐出性能が劣化するのを防止することが
できる。したがって、そのヘッドをプリンタに適用する
ことにより、耐久性に富み、印字品質の高いプリンタを
実現することができる。
【0026】
【発明の効果】以上記述したように請求項1および請求
項2に記載の発明によれば、上記インクジェットヘッド
を構成する振動板及び圧電素子と、振動板及びキャビテ
ィプレートと、ノズルプレート及びキャビティプレート
と、ベースプレート及び圧電素子とは、それぞれ127
℃以上の温度でガラス転移するエポキシ系接着剤により
接着されているため、上記ヒータによる加熱によって上
記インクジェットヘッドの使用時の温度が127℃近く
まで上昇しても、接着剤のガラス転移によって接着部分
の接着強度が低下し、インクの吐出性能が劣化するのを
防止することができる。しかも、エポキシ系接着剤であ
るため、上記インクと反応し難く、たとえば、シリコン
系接着剤のように、インクにシリコンが溶けだして、印
字品質が劣化するのを防止することができる。したがっ
て、ヘッドの印字品質を高めることができる。
【0027】特に、請求項2に記載の発明によれば、上
記接着剤による接着層の厚みは、20μmであるため、
各構成部材間の高い接着強度の維持と熱応力の吸収とを
両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態に係るプリンタの一部機構を
取り出して示す外観斜視図である。
【図2】図1に示すヘッド11の部分断面説明図であ
る。
【図3】図2に示すヘッド11の縦断面図である。
【図4】圧電素子36の構造を示す部分断面説明図であ
る。
【図5】圧電素子36とベースプレート50との剥離試
験の結果を示す表である。
【符号の説明】
10 ヘッド 30 インク室 31 キャビティプレート 32 ノズルプレート 33 ノズル 34 ダイアフラム 35 接着層 36 圧電素子 37 接着層 42 ヒータ 43 圧電膜 44 電極膜 48 接着層 49 接着層 50 ベースプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/015 B41J 2/045 B41J 2/055 B41J 2/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板と、 この振動板の一の面に取付けられており、圧電材料及び
    この圧電材料に電圧を印加して圧電効果を生じさせる電
    極からなる圧電素子と、 前記振動板の他の面に取付けられており、パラフィン系
    のワックスを主成分とする加熱溶融されたホットメルト
    インクが充填されるインク室が内部に形成されたキャビ
    ティプレートと、 このキャビティプレートに取付けられており、前記イン
    ク室に連通するノズルが形成されており、ニッケルで形
    成されたノズルプレートと、 前記圧電素子を前記キャビティプレートとの対向面とは
    反対側の面で支持しており、アルミナで形成されたベー
    スプレートと、 前記圧電素子の上に設けられており、このインクジェッ
    トヘッドを使用時の温度が127℃を超えない範囲で加
    熱することにより、前記インク室内のインクの溶融状態
    を保持するヒータと、を備え、 前記圧電素子に電圧を印加した際の圧電効果によって前
    記振動板を変位させ、その変位に伴って前記インク室の
    容積を変化させ、その変化によって前記インク室内のホ
    ットメルトインクを前記ノズルから吐出させる インクジ
    ェットヘッドにおいて、前記振動板及び圧電素子と、前記振動板及びキャビティ
    プレートと、前記ノズルプレート及びキャビティプレー
    トと、前記ベースプレート及び圧電素子とは、それぞれ
    127℃以上の温度でガラス転移するエポキシ系接着剤
    により、 接着されていることを特徴とするインクジェッ
    トヘッド。
  2. 【請求項2】 前記接着剤による接着層の厚みは、20
    μmであることを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    ェットヘッド。
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