JP2962107B2 - パネル構造体の補強材配設方法 - Google Patents

パネル構造体の補強材配設方法

Info

Publication number
JP2962107B2
JP2962107B2 JP18293993A JP18293993A JP2962107B2 JP 2962107 B2 JP2962107 B2 JP 2962107B2 JP 18293993 A JP18293993 A JP 18293993A JP 18293993 A JP18293993 A JP 18293993A JP 2962107 B2 JP2962107 B2 JP 2962107B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
panel structure
reinforcing
panel
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18293993A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0733048A (ja
Inventor
重太郎 八幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP18293993A priority Critical patent/JP2962107B2/ja
Publication of JPH0733048A publication Critical patent/JPH0733048A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2962107B2 publication Critical patent/JP2962107B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パネル構造体の補強材
配設方法に関し、特にトラックやバス、更には乗用車の
エンジンシリンダブロック、ドア等のパネル構造体の剛
性を向上させるために補強材の最適な配置位置や形状等
を判定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パネル構造体であるトラックのドアは、
アウタパネル、インナパネル及び内部補強材で構成され
ている。このようなトラックドアは、十分な強度と剛性
を有することと同時に軽量であることが要請されてい
る。従って、内部に配置する補強材は、設計上、パネル
構造体の剛性を効果的に補強して数量や重量において必
要最小限に留めるように配慮されている。
【0003】ところで、運転者が、例えば外部からドア
を閉じる際に、ドアハンドルを操作せずに、ドアのアウ
タパネルを強く押圧してドアを閉めるような場合があ
る。このような場合、補強材による補強が不充分である
と、アウタパネルが、所謂飛び移り現象により押圧方向
に凹み、パネルの張り剛性が過少であるとの印象を与え
る等の不都合が生じる。
【0004】また、エンジンやトランスミッション、な
かでもクランクケースやトランスミッションケースは車
両の騒音源として大きな騒音寄与率を持っている。この
ようなエンジンのクランクケースやトランスミッション
ケースもパネル構造体と見做すことができ、クランクケ
ース等の剛性を確保したり、振動や騒音対策から補強材
としてのリブの最適形状や最適配置が必要である。
【0005】従来、このようなパネル構造体の補強材の
形状や配置を最適化する手法として、例えば有限要素法
(FEM)による歪み・応力解析が行なわれており、パ
ネルや補強材の各構成部材の剛性寄与度或いは荷重分担
(剛性分担)から補強材形状や配置の適否が検討されて
いる。このFEM解析による荷重分担を評価する方法と
しては、構造物の完成状態における剛性を求めておき、
次いで、部材を一つずつ撤去してその剛性変化から各部
材の荷重分担を評価していた。
【0006】上述のようなFEM解析による手法の他に
も、実験的に荷重を加え、加えた荷重と変位量との関係
から荷重分担を求める方法もある。この実験による方法
においても、FEM解析と同様に、構造物の完成状態に
おける剛性を求めておき、次いで、部材を一つずつ撤去
してその剛性変化から各部材の荷重分担を評価してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、FEM
解析により、或いは実験により荷重分担を求める場合、
(求めたい部材の数+1)回の繰り返し計算、或いは実
験が必要であり、莫大な時間と費用が掛り、このような
方法により各部材の荷重分担を求めるのは、現実的では
ない。
【0008】また、従来の方法では、線型近似できる微
少変形問題に限定されてしまうので、ドアパネルのよう
に、パネル押圧時に所謂飛び移り現象が生じて大変形が
生じる場合には従来の方法は適用できないという問題も
ある。本発明は、このような問題を解決するためになさ
れたもので、トラックのドアパネルのように大変形が伴
うような構造体であっても適用することができ、しかも
完成状態にある構造物に対して一回の解析で各部材の荷
重分担を評価でき、もって補強部材の最適な形状や配置
を容易に決定し得るパネル構造体の補強材配設方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、パネル構造体の適宜位置に
少なくとも一つの補強材を配設し、パネル構造体の荷重
点において荷重を0からPまで逐次増大させ、パネル構
造体及び前記補強材の各点における逐次歪み増分と逐次
応力増分からパネル構造体及び補強材の各歪みエネルギ
Up,Usを、前記荷重点おける変位uの関数として夫
々求め、求めた各歪みエネルギを荷重点における変位u
で偏微分してパネル構造体及び補強材の各荷重分担P
p,Psを求め(ここに、P=Pp+Ps)、このよう
にして求めた荷重分担Pp,Psを用いてパネル構造体
の最適位置に補強材を配置することを特徴とするパネル
構造体の補強材配設方法が提供される。
【0010】本発明の実施態様として、n本の補強材を
前記パネル構造体に配置し、パネル構造体及びn本の各
補強材の荷重分担Pp,Ps1,Ps2,…Psnを求め(こ
こに、P=Pp+Ps1+Ps2+…+Psn)、このように
して求めた荷重分担Pp,Ps1,Ps2,…Psnを用いて
n本の補強材の最適配置を決定することも出来る。
【0011】
【作用】本発明では、先ず、完成状態にあるパネル構造
体及び補強材の各点における歪みと応力がFEM解析に
より演算される。この演算方法として、荷重点における
荷重を0からPまで微少増分宛逐次増大させ、パネル構
造体及び補強材の各点における逐次歪み増分と逐次応力
増分を求める増分法が採用される。
【0012】ここで、補強材を装着した、図1に示すよ
うな単純なパネル構造を考えると、増分法では、荷重点
に荷重k段階での荷重Pを印加した場合に、荷重点変位
u、部材のある点におけるに応力σij、歪みεijは、夫
々次式で表すことができる(図2参照)。なお、添字
i,jは、夫々x,y,zの各成分を示し、i=1,
2,3、j=1,2,3の各値をとる。
【0013】
【数1】 ここに、ΔPj (m-1) 、Δuj (m-1) 、Δσij(m-1)
Δεij(m-1) は、それぞれ荷重、変位、応力、歪みの荷
重(m-1)段階での増分を示す。これらの値から、荷重n
段階での対象構成部材の歪みエネルギUn は(B5)で求め
ることが出来る。
【0014】
【数2】 ここに、Vは補強材とパネルの体積の合計を示す。次
に、張り剛性に対する補強材とパネルの荷重分担の求め
方を、図1を参照して説明すると、荷重Pとその荷重点
における変位uから歪みエネルギUは式(B6)で表現する
ことができる。
【0015】
【数3】 式(B6)の両辺を変位uで偏微分すると、式(B7)が成立す
る。 ∂U/∂u=P ……(B7) また、全体の歪みエネルギをUとし、パネル及び補強材
の歪みエネルギをそれぞれUp,Usとすると、次式が
成立する。
【0016】U=Up+Us ……(B8) 式(B7)と式(B8)から次式(B9)が求まる。 P=∂U/∂u=∂Up/∂u+∂Us/∂u ……(B9) ここで、 ∂Up/∂u=Pp ……(B10) ∂Us/∂u=Ps ……(B11) と定義して荷重分担Pp,Psを求める。
【0017】実際には、式(B5)の対象構成部材の積分領
域(体積と同じ)Vを補強材Vsとパネル材Vpとに分
けて積分したものをそれぞれUs n , Up n とおけば、
荷重n段階での剛性分担Ps n , Pp n は、以下のよう
に式(B10),(B11) と式(B12),(B13),(B14) から式(B15)
〜(B17) で算出される。
【0018】
【数4】 Un =Usn+Upn ……(B14) Psn=∂Usn/∂u ……(B15) Ppn=∂Upn/∂u ……(B16) Pn =Usn+Upn ……(B17) n本の補強部材でパネル構造体を補強する場合には、上
述と同様の考えから、 U=Up+Us1+Us2+…+Usn ……(B18) P=∂Up/∂u+∂Us1/∂u+∂Us2/∂u+…+∂Usn/∂u =Pp+Ps1+Ps2+…+Psn ……(B19) から、∂Up/∂u=Pp、∂Us1/∂u=Ps1、∂U
s2/∂u=Ps2、……∂Usn/∂u=Psnと定義してパ
ネル構造体及びn本の各補強材の荷重分担Pp,Ps1,
Ps2,…Psnを求めることができる。
【0019】補強材の配置、形状等を変化させ、上述の
ようにしてそれぞれの荷重分担を求め、求めた荷重分担
の比較から、補強材の最適配置を決定することができ
る。本発明のパネル構造体の補強材配設方法は、種々の
パネル構造体に適用することができ、例えば、乗用車や
トラックのドアやトランクリッド、エンジンクランクケ
ース、トランスミッションケース等の補強材の形状や配
置の最適化に好適である。
【0020】
【実施例】以下に、本発明に係るパネル構造体の補強材
配設方法をトラックドアに適用した実施例について、添
付図面を参照しながら説明する。図3は、トラックドア
の構成を示す斜視図である。図において、トラックドア
1は、アウタパネル2とインナパネル3を張り合わせた
パネル構造体をなしており、それらの間に補強材4が装
着され、補強材は接着剤を使用してアウタパネル2に貼
着される。なお、実施例では、図16に太実線で示すよ
うに補強材を縦横十文字に配置したもの(a案)、縦方
向に配置したもの(b案)、及び横方向に配置したもの
(c案、d案)について荷重分担を求め、補強材の最適
配置を求めた。なお、図3には補強材4が横方向(水平
方向)に一本だけ装着されたもの(c案、d案)が図示
されている。ドア1のアウタパネル2は、板金プレス加
工により、パネル部2aとその周辺部に形成されるフレ
ーム部2bとに成型され、補強部材4は断面ハット状を
なしており、これらは、荷重分担を計算する上で梁要素
と見做すことができる。一方、インナパネル3は内装材
を取り付けるための穴や、肉抜き穴などがあけられてい
る。なお、窓枠7は、張り剛性に対して影響が小である
ので、荷重分担の演算には省略しても差支えなく、本実
施例の演算では、窓枠7は考慮されていない。
【0021】図4は、FEM解析モデルを示し、アウタ
パネルの要素分割と支点条件が示されている。すなわ
ち、実施例のトラックドア1では、要素数915、節点
数3222の要素に分割してある。また、ドア1は、2
つのドアヒンジ5a,5bと、ドアロック(ラッチ)6
の3点で車体側に拘束支持されていると見做すことがで
きる。なお、図4中、符号D,E,Nは荷重点を示し、
各荷重点は、補強材の配置に合わせて最も変形量の大き
い点(最弱点)と飛び移り現象が生じる可能性がある点
を選んだ。実施例に使用したアウタパネル2,インナパ
ネル3,補強材4の材料特性値は表1に示される。
【0022】
【表1】 張り剛性は、荷重・たわみ線図(P−u線図)により記
述されるので、図5に示されるような、荷重点での荷重
Pと変位uの関係をグラフに表し、荷重が比較的小さ
く、張り剛性がK0である初期剛性域、及び飛び移り現象
(座屈)が生じる遷移領域、及び荷重が十分に大きく張
り剛性Kmである大荷重域を求め、各領域での荷重分担を
求め、これを比較することにより補強材の最適配置を求
める。遷移領域では荷重の増加が伴わないにも拘わらず
変位量が大きく変化する場合があり、この領域はパネル
の「べこつき感」に対応する領域である。なお、図5
中、Pm は実用最大荷重、Pb は飛び移り荷重、um,u
b はそれぞれ実用最大荷重点Pm , 飛び移り荷重点Pb
における変位である。また、初期剛性k0 は荷重P=0
時での剛性であり、張り剛性Kmは実用最大荷重点Pm で
の剛性である。
【0023】図6〜図15は、各補強材配置案の変位u
に対する歪みエネルギ(mm)及び荷重分担(実用最大
荷重Pm との比P/Pm で表してある)を示したもの
で、図6のa案の配置から明らかなように、横補強材の
荷重分担は縦補強材のそれより大きく、補強材を横方向
に配置した方が有利であることが分かる。このことは、
図8及び図9に示すb案と、図10及び図11に示すc
案の荷重分担比較を行なっても、横補強材の方が縦補強
材に比べて有利であることが分かる。
【0024】図16は、各種補強材の配置案に対して初
期剛性領域内での剛性比較をおこなったものである。な
お、図16の縦軸の剛性比は、図には示されていないが
基準となるトラックドアの剛性値を基準にしてこれとの
比を求めて示したものであり、各補強材配置案の剛性比
の比較から相対的に良否が判定することができる。初期
剛性領域内では、すなわち荷重が小である領域では、a
案の補強材配置に依らなくても、c案、d案のように横
方向に補強材を配置するだけで、a案の補強材配置に略
匹敵する剛性が得られることが分かる。すなわち、c
案、d案は、a案の補強材配置に比べ縦補強材を使用し
ないだけ軽量になり、a案より有利であると言える。
【0025】横方向だけに補強材を配置する場合には、
図12及び図13から明白なように、荷重をN点に加え
ると最大荷重Pm 点を僅かに超えた荷重(P/Pm >
1.0)で「飛び移り現象」が生じていることが分か
る。「飛び移り現象」が実用最大荷重Pm 点を超えた荷
重で生じるので特に問題は生じないと考えられる。しか
しながら、荷重分担の演算精度等を考慮すると、実際に
は例えば1.4倍程度の安全係数を見込んでP/Pm <
1.4の安全荷重域で「飛び移り現象」が生じないこと
が望ましい。このような安全設計の立場に立つと横方向
にのみ補強材を装着するc案、d案の場合には、「飛び
移り現象」が生じる虞がある。
【0026】一方、a案の補強材配置においても、図1
4及び図15に示す荷重点Nにおける荷重分担は、大荷
重域で「飛び移り現象」が生じているが、安全荷重域
(P/Pm <1.4)において「飛び移り現象」が生じ
ていない。荷重分担の演算精度等を考慮する必要がある
場合には、a案の補強材配置を採用する必要があること
が分かる。
【0027】本発明方法をエンジンのクランクケースや
トランスミッションケースに適用する場合にも、上述し
たトラックドアと同様な手順で荷重分担を求めればよい
が、クランクケース等の場合には、ケースの騒音レベル
のピークは、主軸受加振力を起振源としてケース本体の
主要振動モードが励振されて発生する。従って、低騒音
化のためには主要振動モードを抑制すれば良く、それに
は補強材とケース本体の荷重分担を適正化し、効果的
(補強材の数と重量とを少なくする)に振動モードを抑
制するのが良い。例えば、1次の振動モードの場合、荷
重点はスカート下端(オイルパンレール)の中央にとる
のがよく、補強材は振動モードの腹の振幅を抑制するよ
うに配置するのがよい。このように荷重点が決まると、
後はトラックドアの場合と同様に、補強材とパネルの荷
重分担を求めればよい。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
パネル構造体の補強材配設方法に依れば、パネル構造体
及び補強部材の各歪みエネルギを、荷重点における変位
の関数として求め、各歪みエネルギを荷重点における変
位で偏微分することにより補強部材の荷重分担を求め、
このようにして求めた荷重分担の比較から補強材を最適
位置に配置できるようにしたので、補強材の最適位置が
定量的に判定することができ、従来のように繰り返し計
算や実験を不要にして、少ない時間や労力で補強材の配
置や形状を設定することができる。更に、パネル構造体
の剛性を確保するために、パネル材の板厚を厚くして剛
性を確保するより、補強材の最適配置によりそれと同等
或いはそれ以上の効果を得ることができ、そのうような
補強材の最適配置が容易に得られる点で優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法において、増分法によりそれぞれの
構成部材の歪みエネルギから荷重分担を求めるための基
本式を説明するための模式図である。
【図2】本発明方法において、増分法によって得られる
歪みと応力との関係を示すグラフである。
【図3】本発明方法が適用されるトラックドアの構成を
示す斜視図である。
【図4】本発明方法により、パネル部材の各点の歪みと
応力をFEM解析により求めるための要素分割、支持条
件及び荷重点を示すFEMモデル図である。
【図5】パネル構造体の張り剛性を表す荷重−たわみ線
図の、典型例を示すグラフである。
【図6】本発明方法が適用されるトラックドアの補強材
配置案(a案)の、D点に荷重を掛けた場合の変位uと
歪みエネルギとの関係を示すグラフである。
【図7】図6の歪みエネルギ・変位u線図から求めた、
荷重分担と変位との関係を示すグラフである。
【図8】本発明方法が適用されるトラックドアの補強材
配置案(b案)の、D点に荷重を掛けた場合の変位uと
歪みエネルギとの関係を示すグラフである。
【図9】図8の歪みエネルギ・変位u線図から求めた、
荷重分担と変位との関係を示すグラフである。
【図10】本発明方法が適用されるトラックドアの補強
材配置案(c案)の、E点に荷重を掛けた場合の変位u
と歪みエネルギとの関係を示すグラフである。
【図11】図10の歪みエネルギ・変位u線図から求め
た、荷重分担と変位との関係を示すグラフである。
【図12】本発明方法が適用されるトラックドアの補強
材配置案(d案)の、N点に荷重を掛けた場合の変位u
と歪みエネルギとの関係を示すグラフである。
【図13】図12の歪みエネルギ・変位u線図から求め
た、荷重分担と変位との関係を示すグラフである。
【図14】本発明方法が適用されるトラックドアの補強
材配置案(a案)の、N点に荷重を掛けた場合の変位u
と歪みエネルギとの関係を示すグラフである。
【図15】図14の歪みエネルギ・変位u線図から求め
た、荷重分担と変位との関係を示すグラフである。
【図16】a案乃至d案の初期剛性域における剛性比を
比較する棒グラフである。
【符号の説明】
1 トラックドア 2 アウタパネル 3 インナパネル 4 補強材 5a,5b ドアヒンジ 6 ドアラッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル構造体の適宜位置に少なくとも一
    つの補強材を配設し、パネル構造体の荷重点において荷
    重を0からPまで逐次増大させ、パネル構造体及び前記
    補強材の各点における逐次歪み増分と逐次応力増分から
    パネル構造体及び補強材の各歪みエネルギUp,Us
    を、前記荷重点おける変位uの関数として夫々求め、求
    めた各歪みエネルギを荷重点における変位uで偏微分し
    てパネル構造体及び補強材の各荷重分担Pp,Psを求
    め(ここに、P=Pp+Ps)、このようにして求めた
    荷重分担Pp,Psを用いてパネル構造体の最適位置に
    補強材を配置することを特徴とするパネル構造体の補強
    材配設方法。
  2. 【請求項2】 n本の補強材を前記パネル構造体に配置
    し、パネル構造体及びn本の各補強材の荷重分担Pp,
    Ps1,Ps2,…Psnを求め(ここに、P=Pp+Ps1+
    Ps2+…+Psn)、このようにして求めた荷重分担P
    p,Ps1,Ps2,…Psnを用いてn本の補強材の最適配
    置を決定する、請求項1記載のパネル構造体の補強材配
    設方法。
JP18293993A 1993-07-23 1993-07-23 パネル構造体の補強材配設方法 Expired - Fee Related JP2962107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18293993A JP2962107B2 (ja) 1993-07-23 1993-07-23 パネル構造体の補強材配設方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18293993A JP2962107B2 (ja) 1993-07-23 1993-07-23 パネル構造体の補強材配設方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0733048A JPH0733048A (ja) 1995-02-03
JP2962107B2 true JP2962107B2 (ja) 1999-10-12

Family

ID=16127019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18293993A Expired - Fee Related JP2962107B2 (ja) 1993-07-23 1993-07-23 パネル構造体の補強材配設方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2962107B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0929861A (ja) * 1995-07-18 1997-02-04 Sekisui Chem Co Ltd リブ補強製品の最適設計システム
JP2006240448A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp パネル構造体の補強材配設方法
JP5240031B2 (ja) * 2009-04-14 2013-07-17 新日鐵住金株式会社 構造物の補剛方法
JP5582010B2 (ja) * 2010-12-10 2014-09-03 Jfeスチール株式会社 張り剛性評価圧子モデル、その圧子モデルを使用した張り剛性解析装置及び解析方法
JP5673636B2 (ja) * 2012-09-26 2015-02-18 Jfeスチール株式会社 パネル部品評価方法、パネル部品評価装置および自動車用パネル部品の製造方法
CN104685338B (zh) * 2012-09-26 2017-03-08 杰富意钢铁株式会社 板部件评价方法、板部件评价装置以及汽车用板部件的制造方法
JP5673635B2 (ja) * 2012-09-26 2015-02-18 Jfeスチール株式会社 パネル部品評価方法、パネル部品評価装置および自動車用パネル部品の製造方法
JP6791294B2 (ja) * 2018-05-10 2020-11-25 Jfeスチール株式会社 車両用ルーフ構造及びその設計方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0733048A (ja) 1995-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6951357B2 (en) Lightweight composite tailgate
US7401847B2 (en) Door for vehicle with vibration suppression
JP6881326B2 (ja) 下部車体構造
JP2962107B2 (ja) パネル構造体の補強材配設方法
EP1721809B1 (en) Automotive rear body structure
US8469439B2 (en) Vehicle body rear structure
JPH05338560A (ja) 自動車の車体構造
US4120375A (en) Tiltable cab construction for an industrial vehicle
EP1721810A2 (en) Automotive body structure
JP2005153644A (ja) 車両のドア構造
JP2018176784A (ja) ラゲージドア構造
JP3786171B2 (ja) パネル構造体の補強材配設方法
CA3137680C (en) Tunnel having integrated lateral reinforcements
JPH071843U (ja) シートバックフレーム
DE102020102547A1 (de) Fahrzeugaufbau und Montageverfahren für einen Fahrzeugaufbau
JP3127694B2 (ja) フロントサイドメンバの補強構造
JP3001173B2 (ja) 自動車
JPH05116648A (ja) オープンボデー車の下部構造
JPH0672714U (ja) 自動車用ドア
US20230264544A1 (en) Automotive side door structure
JPS6226171A (ja) 車体側面構造
JP3489234B2 (ja) 燃料タンクの取付構造
WO2023021654A1 (ja) 自動車足回り構造
JP2000318652A (ja) 車両用キャブのアンダフレーム構造
JP3569085B2 (ja) 座席用スライド装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990706

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371