JP2961566B2 - キャンデーの製造方法 - Google Patents

キャンデーの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】本発明は、キャンデーの製造方法に関す
る。
【0003】
【従来の技術】
【0004】キャンデーは古くから多くの人に好まれて
おり、その種類もカロリーの高い物や低い物、果実味を
強調したものや、各種ハーブや生薬等を配合したもの
等、多種多様である。
【0005】それらの中で、キャンデーに通常の水素化
澱粉加水分解物を用いて製造する試みは既に知られてい
る。
【0006】例えば、(1)特公昭62−19817号
公報には、(a)水素化デンプン水解物10〜90重量
%と、(b)グルコース又はマルトースのポリマーを少
なくとも1種、90〜10重量%の構成からなるハード
キャンディ組成物の製造例が紹介されており、ここで使
用する水素化デンプン水解物とは、同公報第3頁第5欄
下から1行目から第6欄4行目までに記載されているよ
うに、D−ソルビトール6〜8重量%、水素化二糖類5
0〜55重量%、水素化された三ないし六糖類を20〜
25重量%及び六糖類を超える水素化多糖類を15〜2
0重量%含むものである。
【0007】また、(2)特公昭62−24057号公
報には、水素化澱粉水解物およびリンゴ酸を含有して成
る無糖キャンデーが紹介されているが、ここで使用する
水素化澱粉水解物とは、同公報第2頁第4欄34〜38
行目に記載されているように、ソルビトール約4〜20
%、水素化二糖類(たとえばマルチトール)約20〜6
5%、三ないし七水素化糖類約15〜45%、および七
糖類以上の水素化多糖類約10〜35%から成るもので
ある。
【0008】更に、(3)特公昭62−6580号公報
には、重合度(DP)が20より大のポリオール3重量
%未満、マルチトール35〜60重量%、ソルビトール
0.1〜19重量%を含有し、残部は重合度3〜20の
ポリオールより実質的になる虫歯を誘発しない水添デン
プン水解組成物が紹介されており、同公報の第4欄38
〜41行目には、発明の目的は「すなわち、菓子類に使
用でき、とくに硬質キャンデーの製造に技術的に適して
いて、しかも虫歯を誘発しない水解物を提供するにあ
る。」としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】しかし、従来の水素化澱粉加水分解物を用
いたキャンデーの製造方法によって得られたキャンデー
には解決すべき課題が多くあった。
【0011】例えば、前記(1)、(2)並びに(3)
の何れの方法により得られたキャンデーも「歯脆さ」が
不足であり、適度な力で咬んだ時にパリッと割れずにキ
ャンデーに歯が食い込むような不快な食感をもっている
こと、製造の際に型枠からの外れかたが滑らかにできず
に、従って、スタンピング等の効率の良い製造手段を採
用し難いこと、また、40℃〜50℃の厳しい温度条件
や高い湿度での保管に耐えられずに、いわゆる「ダレ」
や「泣き」が生ずること、固化の際に体積変化が起こり
やすく、キャンデーの表面の一部に凹みが生ずる率が高
いこと等の様々な課題が残されていたのである。
【0012】要するに、水素化澱粉加水分解物は従来か
らキャンデーの素材として有力視されてきたが、前記の
ような様々な問題点があったために、それらの課題を解
決する方法の開発が切望されていたのである。
【0013】従って、本発明の目的は、製造時の型枠か
らの外し易さが良好で、スタンピング方法等による成形
が容易であり、固化前と固化後の体積変化が殆ど無いの
で、この点からも成形し易く、製造後のキャンデーが適
度な歯脆さや、低い吸湿性、40〜50℃の高い温度で
の保型安定性等を有する良好な品質である等の、製造時
の困難さの改善と、諸性質が改善されたキャンデーが得
られるような、キャンデーの製造方法を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
【0015】本発明者らは、上記課題解決のために、各
種の水素化澱粉加水分解物を試作し、その物理的性質を
確かめ、各種のキャンデー用素材との組み合わせ物の性
質を深く研究した。
【0016】その結果、意外なことに、重合度(DP)
20以上のポリオールを多く含有する水素化澱粉加水分
解物を使用することにより、多くの課題を解決すること
ができることを見出し、これをもとに、従来の課題が解
消されたキャンデーを製造することに成功して本発明を
完成させるに至った。
【0017】即ち、本発明の課題を解決するための手段
は、下記のとおりである。
【0018】第1に、重合度(DP)が20以上のポリ
オール25〜80重量%を含有する水素化澱粉加水分解
物を用いるキャンデーの製造方法である。
【0019】第2に、ソルビトール0.1〜5重量%、
水素化二糖アルコール0.1〜10重量%、重合度(D
P)20以上の水素化ポリオール25〜80重量%を含
有し、残りの部分がDP3〜19の水素化ポリオールか
ら成る水素化澱粉加水分解物を用いるキャンデーの製造
方法である。
【0020】第3に、第1又は第2のキャンデーの製造
方法に記載の水素化澱粉加水分解物を10〜60重量
%、その他の糖及び糖アルコールの中から選ばれる一種
又は二種以上の混合物を40〜90重量%用いるキャン
デーの製造方法である。
【0021】以下に、本発明の内容を詳細に説明する。
【0022】本発明に使用する水素化澱粉加水分解物
は、DP20以上のポリオールを比較的多く含有するも
のであり、好ましくはDP20以上のポリオールを25
〜80重量%含有するものであり、更に好ましくは、ソ
ルビトール0.1〜5重量%、水素化二糖アルコール
0.1〜10重量%、DP20以上の水素化ポリオール
25〜80重量%で、残りの部分がDP3〜19の水素
化ポリオールの糖組成を有するものである。
【0023】本発明に使用する水素化澱粉加水分解物
は、澱粉をα−アミラーゼで糖化することにより製造さ
れる糖化液を還元することにより製造が可能であり、製
造の際に、DE(デキストロース当量)が10〜20程
度のものが、本発明の効果を発揮するうえで一層有利で
ある。
【0024】本発明に使用する水素化澱粉加水分解物の
原料に相当する澱粉加水分解物の具体的な製造条件等
は、J.F.Kennedy他[Starch/Staerke 37(198
5),343]により開示された方法等が採用可能である。
【0025】更に、本発明に使用する水素化澱粉加水分
解物の原料に相当する澱粉加水分解物の他の具体的な製
造条件としては、糖又は糖アルコールをクロマト分離な
どの方法によりDP20以上のポリオールを25〜80
%含有するように調製する方法、例えば、高橋是[第2
7回澱粉研究懇談会資料集(1987年5月),p57-61]によ
り開示された方法等も有利に採用可能である。
【0026】本発明に使用する水素化澱粉加水分解物
は、上記澱粉加水分解物を水素加圧下で、還元触媒の存
在下で公知の方法によって水素化することにより得るこ
とができる。
【0027】また、本発明に有利に使用できるその他の
糖及び糖アルコールとしては、例えば、エリスリトー
ル、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、マル
チトール、ラクチトール、イソマルチトール、水素化グ
ルコースシロップ、キシロオリゴ糖アルコール、蔗糖、
乳糖、果糖、イソマルトース、マルトース、マルトオリ
ゴ糖、マルトデキストリン、フラクトオリゴ糖、異性化
糖、カップリングシュガー、ガラクトオリゴ糖、等があ
り、これらの中から選ばれる一種又は二種以上の混合物
が好ましい。
【0028】本発明に使用する水素化澱粉加水分解物の
使用量は、10〜60%が好ましい範囲であるが、使用
量が10%未満の場合には、本発明の効果の中の、吸湿
性の改善や歯脆さ、型枠からの外し易さ等の諸効果が充
分に発揮されなくなるので好ましくなく、また、使用量
が60%を超える場合には、混合した後に粘度が高くな
ってしまい、型枠への流し込み等の操作に不都合を生じ
ることがあるので好ましくない。
【0029】本発明を実施するうえで、水素化澱粉加水
分解物以外の糖及び糖アルコールの使用量は、40〜9
0%が好ましいが、その使用量が40%未満の場合に
は、得られるキャンデーの甘味が不足しがちになり、各
種酸味料、各種フレーバー、調味料等の特徴がマスキン
グされてしまうことがあるので好ましくなく、また、粘
度が高くなる傾向もあるので、扱いにくくなり、この点
からも好ましくない。
【0030】一方、使用量が90%を超える場合には、
歯脆さが失われ易い、型枠からの外れ易さが失われ易
い、高温高湿度条件下での泣きやダレが発生し易くなる
等の不都合があるので好ましくない。
【0031】また、本発明を実施するうえで、キャンデ
ーを製造する場合に一般に使用される調味料、人工甘味
料、風味剤等を組み合わせて使用することは任意に可能
であり、使用可能な各種キャンデー用材料としては、例
えば、クエン酸、リンゴ酸、等の各種酸味料、グリシン
等の各種アミノ酸調味料、アスパルテーム、ステビオシ
ド、サッカリン、レバウシドA、トリクロロスクロース
等の高甘味度甘味料、各種ミント、ハーブ、メンソール
等や各種生薬類、リンゴ、イチゴ、バナナ、メロン、オ
レンジ、グレープフルーツ、パイナップル、ピーチ等の
各種フルーツフレーバー、コーヒーフレーバー、ココア
フレーバー等の各種嗜好フレーバー、合成又は天然の着
色料等が挙げられる。
【0032】本発明を実施するうえで、糖を使用せず、
水素化澱粉加水分解物と他の糖アルコールや高甘味度甘
味料とを組み合わせて使用すれば、シュガーレスキャン
デーを調製することができ、更に高甘味度甘味料を組み
合わせて使用することによって低カロリーキャンデーを
調製することもできる。
【0033】本発明のキャンデーの製造方法の、物理的
な条件は、通常の様々なキャンデーの製造方法に準じて
行うことが可能であるが、その一例を具体的に示すと、
以下のようになる。
【0034】濃度が60〜100%程度でDPが20以
上のポリオール25〜80重量%を含有する水素化澱粉
加水分解物を10〜60重量%と、濃度が60〜100
%程度のその他の糖及び糖アルコールの中から選ばれる
一種又は二種以上の混合物40〜90重量%とを濃縮釜
に取り、30分〜60分程度の時間をかけて温度150
〜180℃程度まで加熱熔融した後よく混合し、必要に
応じて、例えば、80〜120℃程度まで冷却してから
フレーバー類や着色料等の各種キャンデー用副資材を混
合し、更に、冷却して60〜120℃程度にしてから、
例えば、スタンピングやステンレスや合成樹脂等の型枠
への流し込み方法により、成形固化し、本発明によるキ
ャンデーを製造することができる。
【0035】
【実施例】
【0036】以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明
の内容を更に具体的に説明するが、本発明の技術的範囲
は、以下の実施例によって制限されるものではない。
尚、各例中、%は、特に断らない限り全て重量%を表す
ものとする。
【0037】実施例1 水素化澱粉加水分解物(DP20以上のポリオール含有
量=80%)を固形分で250gと、マルチトール粉末
[東和化成工業(株)製、アマルティMR(登録商標)]
を固形分で750gとを1リットルのステンレス製容器
に取り、水を加えて固形分濃度70%に調節して試料水
溶液を得た。該水溶液の入った容器を600wの電熱器
にかけて、緩やかに攪拌しながら180℃まで約40分
かけて加熱した後、約120℃まで放冷し、1ケ約1g
の大きさのステンレス製キャビティーに流し込んで、成
形、固化させた。流し込んでから5〜10分後、キャビ
ティーを逆さにし、その外縁を捻じって固化物を型枠か
ら外し、キャンデー(実施品1)を得た。該固化物は型
外れが良好で、得られたキャンデーの水分は0.7%で
あり、見た目に澄明で、表面の凹凸が無く、噛んだ時に
歯脆さが感じられ、保存性や熱安定性の優れた良好な品
質であった。
【0038】実施例2 水素化澱粉加水分解物(DP20以上のポリオール含有
量=25%)を固形分で500gと、水素化グルコース
シロップ[東和化成工業(株)製、PO−60]を固形分
で500gとを用いた以外は実施例1と同一の条件でキ
ャンデー(実施品2)を製造した。製造の際に型外れは
良好であり、得られたキャンデーの水分は0.8%で、
歯脆さがあり、爽やかな味の性質であった。
【0039】実施例3 水素化澱粉加水分解物(DP20以上のポリオール含有
量=60%)を固形分で300gと、蔗糖[フジ製糖
(株)製、グラニュー糖]700gとを用い、加熱後の最
高温度を155℃とした以外は実施例1と同一条件でキ
ャンデー(実施品3)を製造した。製造の際に型外れが
良好で、得られたキャンデーの水分は、2.8%であ
り、歯脆さがあり、爽やかな味であった。
【0040】比較例1 水素化グルコースシロップ[東和化成工業(株)製、アマ
ルティシロップ]を固形分で1kg用いた以外は実施例
1と同様にしてキャンデー(比較品1)を製造した。
【0041】比較例2 蔗糖[フジ製糖(株)製、グラニュー糖]600gと、水
飴[日本食品化工(株)製、ハイマルトースシロップ]を
固形分で400g用いた以外は実施例1と同様にしてキ
ャンデー(比較品2)を製造した。
【0042】比較例3 粉末還元麦芽糖水飴[東和化成工業(株)製、アマルティ
MR]を1kg用いた以外は実施例1と同様にしてキャ
ンデー(比較品3)を製造した。
【0043】比較試験1(吸湿試験) 実施品1、比較品1及び比較品2を用いて、以下の方法
でキャンデー吸湿試験を行った。相対湿度75%、温度
35%のデシケーターを用意し、その中に各キャンデー
をそれぞれ1ケづつ秤量瓶に入れたもの各5ケを入れ
て、水分の重量変化率を、式1により求め、それぞれの
平均値を計算して、表1に示す。
【0044】
【式1】
【0045】
【表1】
【0046】比較試験2(ベタツキ、ダレ、容器及び手
への付着性比較試験)実施品1及び比較品1を用いて、
以下の方法でキャンデーのベタツキ及びダレ比較試験を
行った。相対湿度75%、温度35%のデシケーターを
用意し、その中に各キャンデー5ケを入れたシャーレを
置き、保管時のベタツキ及びダレを5人のパネルで観
察、比較し、その平均を結果として採用した。更に、シ
ャーレから取り出す時に、容器及び手への付着状態を観
察し、5ケの平均を結果として採用した。キャンデーを
親指と人差し指でつまんだ時に、指を開いても指に付着
して取れない状態のものをベタツキ大として(×)で、
指にベタツキは残るが指から取れるものをベタツキ有と
して(△)で、また、指にベタツキが残らず簡単に指か
ら離れるものをベタツキ無しとして(○)で、それぞれ
表した。更に、キャンデーを観察した時に、形が崩れ、
流れ始めている状態のものをダレ大として(×)で、形
が崩れ始め、表面が濡れたような光りかたをしているも
のをダレ有として(△)で、また、形がそのまま保持さ
れており、表面も製造時のままの状態のものをダレ無し
として(○)で、それぞれ表した。ベタツキ及びダレに
ついて得られた結果を、表2に示す。
【0047】
【表2】
【0048】一方、容器への付着状態としては、容器に
完全に付着して逆さにしても取れないものを容器付着大
として(×)で、容器に付着しているが、逆さにすると
落ちるものを容器付着有として(△)で、容器を傾ける
だけで動き、付着していないものを容器付着無しとして
(○)で、それぞれ表した。更に、手に対する付着状態
としては、手に付着して糸をひくものを手への付着大と
して(×)で、手に付着して取れにくいが、糸を引かな
い程度のものを手への付着有として(△)で、手にベタ
ツキが残ったとしても、簡単に取れるものを手への付着
無しとして(○)で、それぞれ表した。容器及び手への
付着状態について得られた結果を、表3に示す。
【0049】
【表3】
【0050】比較試験3(熱安定性試験) 実施品1、比較品1並びに比較品3を用いて、以下の方
法でキャンデーの熱安定性比較試験を行った。各キャン
デーを、製造直後にアルミニウム製の包装材で包装し、
それぞれ5ケを40℃、45℃並びに50℃の各温度に
おいて保管し、キャンデーの熱安定性を経時的に観察し
た。観察にあたっては、5人のパネルを組み、状態に変
化のないものを−、キャンデー同士が軽く付着していて
手で簡単に離れるものを±、キャンデー同士が強く付着
していて離しにくいものを+、キャンデー同士が融解し
ていて形が崩れているものを++でそれぞれ表示し、そ
の平均を結果として採用した。得られた結果を、表4に
示す。
【0051】
【表4】
【0052】
【発明の効果】
【0053】以上説明した通り、本発明を実施すること
により、キャンデーを製造する際に固化の際に体積変化
が起こりにくいので、固化後のキャンデーの表面に凹み
が生ずる率が低く、型枠からの外れかたが容易で滑らか
であり、従って、スタンピング等の効率の良い製造手段
を採用することが可能になる。
【0054】また、得られるキャンデーが、適度な力で
咬んだ時にパリパリとした歯ざわりで小さな破砕片に割
れる歯脆さを有し、歯に付着したり歯がキャンデーに食
い込んだりする性質が殆ど見られず、50℃前後の厳し
い温度条件や高い湿度での保型性等にすぐれているので
夏場や梅雨時の保管にも耐え、いわゆる「ダレ」や「泣
き」が生じにくい性質になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23G 3/00 101 A23L 1/09 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合度(DP)が20以上のポリオール
    25〜80重量%を含有する水素化澱粉加水分解物を用
    いることを特徴とするキャンデーの製造方法。
  2. 【請求項2】 ソルビトール0.1〜5重量%、水素化
    二糖アルコール0.1〜10重量%、重合度(DP)2
    0以上の水素化ポリオール25〜80重量%を含有し、
    残りの部分がDP3〜19の水素化ポリオールから成る
    水素化澱粉加水分解物を用いることを特徴とするキャン
    デーの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の水素化澱粉加水分
    解物を10〜60重量%、その他の糖及び糖アルコール
    の中から選ばれる一種又は二種以上の混合物を40〜9
    0重量%用いることを特徴とするキャンデーの製造方
    法。
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