JP2960979B2 - エンジンの燃料噴射装置 - Google Patents

エンジンの燃料噴射装置

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JP2960979B2
JP2960979B2 JP7885491A JP7885491A JP2960979B2 JP 2960979 B2 JP2960979 B2 JP 2960979B2 JP 7885491 A JP7885491 A JP 7885491A JP 7885491 A JP7885491 A JP 7885491A JP 2960979 B2 JP2960979 B2 JP 2960979B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの燃焼室に圧
縮空気と共に燃料を噴射する燃料噴射装置に係り、特に
その圧縮空気の供給経路の構造に関する。
【0001】
【従来の技術】燃焼室に圧縮空気と共に燃料を直接噴射
する、いわゆる筒内噴射式の2サイクルエンジンは、点
火プラグの近傍に霧化された燃料が供給され、ここに濃
い混合気の層が形成されるため、燃焼が局所的に行われ
る。このため、特にアイドリングを含む低負荷運転時の
ように、掃気作用が不十分で残留ガスが多い運転域でも
混合気への着火が確実に行われ、燃焼が安定するといっ
た利点を有している。
【0002】ところで、この種の筒内噴射式の2サイク
ルエンジンは、燃焼室に圧縮空気と共に燃料を噴射する
ための噴射ノズルを備えている。噴射ノズルは、燃料ポ
ンプに連なる燃料配管と、エアポンプに連なる空気配管
に夫々連なっており、これら配管を通じて加圧された燃
料と圧縮空気とが供給されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
構成によると、噴射ノズルに供給される圧縮空気は、エ
アポンプで大気圧よりも高い圧力まで加圧されるため
に、この圧縮空気が空気配管を流れる過程で冷却される
と、空気中に含まれる水分が凝縮して結露し、この露が
圧縮空気の流れに乗じて噴射ノズルに導かれることがあ
る。
【0004】そして、この露がエアポンプから漏れる微
量のオイル分と結合すると、配管や噴射ノズル内にエマ
ルジョン状の固形物が生成され、この固形物によって配
管が目詰まりを起こしたり、噴射ノズルが作動不良を起
こす恐れがあり得る。
【0005】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、加圧された圧縮空気を余剰の燃料を用い
て冷却することにより、この圧縮空気中に含まれる水分
を噴射ノズルに至る以前に確実に除去することができ、
しかも、噴射ノズルに供給される燃料を低温に保ってベ
ーパロックの発生を未然に防止できるとともに、セパレ
ータで分離しきれなかった水分を圧縮空気と共に大気中
に放出することができ、かつこの水分放出時の騒音を低
く抑えて静粛な運転が可能となるエンジンの燃料噴射装
置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るエンジンの燃料噴射装置は、ピストンが臨む 燃焼室に圧縮空気と共に燃料を噴射する
噴射ノズルと; 上記圧縮空気の供給源となるエアポンプと; 上記噴射ノズルとエアポンプとを結ぶ空気通路と;この空気通路の下流端に接続され、空気通路に供給され
る圧縮空気の圧力を一定に保つレギュレータを有すると
ともに、排気消音器を介して大気に開放された排気通路
と; 上記空気通路に配置され、上記エアポンプで大気圧以上
加圧された圧縮空気を上記噴射ノズルから燃料タンク
に戻る余剰な燃料を用いて冷却する熱交換器と;上記空気通路における上記熱交換器の上流側に配置さ
れ、上記熱交換器に向かう圧縮空気の熱を大気中に放出
する多数の冷却フィンと; 上記空気通路における上記熱交換器の下流側に配置さ
れ、上記圧縮空気中に含まれる水分を分離除去するため
のセパレータと;を具備している。そして、上記エアポ
ンプで加圧される圧縮空気の圧力は、上記ピストンが上
死点に達した時の上記燃焼室内の圧力よりも小さく設定
されているとともに、上記噴射ノズルからの圧縮空気お
よび燃料の噴射終了タイミングは、上記ピストンが上死
点に達する以前に設定され、 また、上記セパレータは、
上記圧縮空気の入口が開口された上面と、上記圧縮空気
の出口が開口された側面とを有する分離室を備え、この
分離室の上面と向かい合う底部は、下方に進むに従い先
細り状に傾斜された傾斜面をなしているとともに、この
底部の下端にドレン弁によって開閉されるドレン口が開
口されていることを特徴としている。
【0007】
【0008】
【0009】
【作用】このような構成において、エアポンプで加圧さ
れた高温の圧縮空気は、まず空気通路に導かれる。この
圧縮空気の熱は、空気通路を介して冷却フィンに伝わる
とともに、この冷却フィンから大気への拡散による自然
空冷により放出される。 冷却フィンの放熱作用により補
助的に冷却された圧縮空気は、熱交換器に導かれ、ここ
で圧縮空気と低温の燃料とが直接熱交換される。このた
め、圧縮空気が強制的に冷却され、この圧縮空気中に含
まれている水分が噴射ノズルに至る以前の段階で凝縮さ
れる。
【0010】そして、この凝縮により生じた露は、圧縮
空気と共にセパレータに導かれる。セパレータは、容量
の大きな分離室を有するので、空気通路から入口を介し
て分離室に流れ込んだ圧縮空気はここで充分に膨張し、
圧縮空気の流速が急激に低下する。この流速の低下によ
り、先の冷却により凝縮した重い露が空気中から分離
、この露を噴射ノズルの上流で回収することができ
る。この際、圧縮空気が流れ込む分離室の入口は、先細
り状に傾斜された分離室の底部と向かい合っているの
で、凝縮した露を空気の底部に容易に集めることがで
き、空気中からの水分の分離機能を高めることができ
る。
【0011】したがって、圧縮空気中に含まれる水分
を、噴射ノズルに至る以前に積極的に結露化させて除去
することができ、この水分が噴射ノズルに導かれたり、
この噴射ノズル内で凝縮するのを確実に防止することが
できる。
【0012】しかも、高温の圧縮空気は、揮発性の高い
低温の燃料を基に冷却されるので、圧縮空気の冷却性が
向上し、圧縮空気と燃料との温度差が少なくなる。その
ため、圧縮空気が噴射ノズルに送られても、この噴射ノ
ズルの内部で圧縮空気が凝縮することはなく、圧縮空気
中の水分の除去を確実に行うことができる。
【0013】また、上記構成によると、燃料タンクに戻
る燃料が圧縮空気を冷却する冷媒としての機能を兼ねる
ので、圧縮空気を冷却するための格別な冷媒が不要とな
る。
【0014】それとともに、圧縮空気との熱交換により
温められた燃料は、容量の大きな燃料タンクに一旦戻さ
れ、ここで冷却されるので、噴射ノズルに供給される燃
料温度を低く保つことができる。加えて、圧縮空気をピ
ストンの最圧縮時の燃焼室の圧力を上回るような値まで
加圧する必要はないので、圧縮空気の圧縮率を下げてこ
の圧縮空気の温度上昇を少なく抑えることができる。こ
のため、燃料と圧縮空気との間の熱交換量を減らすこと
ができ、その分、燃料タンクに戻される燃料の温度上昇
を抑えることができる。さらに、圧縮空気は、熱交換器
に導かれる以前に一旦放熱されるので、この圧縮空気が
熱交換器に導かれる段階での燃料との温度差が少なくな
る。このため、燃料に伝わる熱量が減少し、上記燃料温
度を低く保てることと合わせて、ベーパロックの発生を
確実に防止することができる。
【0015】また、上記構成によると、ピストンが上死
点に達する以前に燃焼室に対する燃料および圧縮空気の
噴射が終了するので、燃料および圧縮空気の噴射中は、
燃焼室内の圧力が最大値に達しておらず、それ故、圧縮
空気の温度上昇を抑えるために圧縮空気の圧縮率を下げ
るようにしても、燃焼室への燃料および圧縮空気の噴射
が可能となる。さらに、セパレータで分離しきれない微
量の水分(露)の一部は、噴射工程中に圧縮空気と共に
空気通路を介して噴射ノズルに導かれるけれども、この
空気通路の下流端には排気通路が接続されているので、
上記微量の水分は、噴射が終了した時点で空気通路に滞
留することなく圧縮空気と共に排気通路から大気中に放
出される。このため、空気通路の下流端に水分が残留し
難くなる。また、圧縮空気が排気通路のレギュレータを
通過すると、圧力降下に伴い騒音を発するが、この圧縮
空気は排気消音器を通して大気中に放出されるので、圧
縮空気の排出時の騒音を低く抑えることができる。
【0016】
【0017】
【実施例】以下本発明を、図面に示す一実施例にもとづ
いて説明する。
【0018】図7において、符号1で示す車両用の2サ
イクル三気筒エンジンは、クランクケース2、シリンダ
ブロック3およびシリンダヘッド4を備えている。クラ
ンクケース2には、クランク軸5を収容するクランク室
6と、このクランク室6に開口する吸気口7が形成され
ている。吸気口7には吸気管8が接続されており、この
吸気管8の吸気上流端は、図示しないスロットル弁を収
容したスロットルボデー9に連なっている。そして、吸
気口7には、吸気管8からクランク室6に向う吸気の流
れのみを許容するリード弁10が設けられている。
【0019】シリンダブロック3の内部には、三つのシ
リンダ12がクランク軸5の軸方向に並んで設けられて
いる。シリンダ12はクランク室6に開口されており、
これらシリンダ12内のピストン13は、コンロッド1
4を介してクランク軸5に連結されている。
【0020】シリンダ12の内面には、ピストン13に
よって開閉される複数の掃気口15と排気口16とが開
口されており、掃気口15は、図示しない掃気通路を通
じてクランク室6に連なっている。したがって、本実施
例の2サイクルエンジン1は、クランク室6が吸入空気
を圧縮するための一次圧縮室となっている。
【0021】シリンダヘッド4のシリンダ12との合面
には、凹部18が形成されている。凹部18は、ピスト
ン13の頂面13aとの間でウエッジ形の燃焼室19を
構成しており、この燃焼室19に図示しない点火プラグ
が臨んでいる。また、燃焼室19やシリンダ12の周囲
は、エンジン冷却水が流通するウォータジャケット20
により覆われている。
【0022】シリンダヘッド4には、燃料としてのガソ
リンを圧縮空気と共に燃焼室19に噴射する燃料噴射装
置21が取り付けられている。燃料噴射装置21は、図
2および図3に示すようなハウジング22を備えてい
る。ハウジング22は、三つのハウジングブロック22
a〜22cに分割されている。ハウジングブロック22
a〜22cは、各シリンダ12の燃焼室19に対応して
おり、これらハウジングブロック22a〜22cは、ク
ランク軸5の軸方向に互いに連結されている。
【0023】ハウジング22の内部には、圧縮空気が流
れる空気通路23と、燃料が流れる燃料通路24とが形
成されている。これら両通路23,24は、互いに平行
をなしてハウジングブロック22a〜22cを貫通して
おり、その両端がハウジング22の長手方向に沿う両端
面に開口されている。
【0024】各ハウジングブロック22a〜22cの内
部には、電磁式の噴射ノズル26と、燃料噴射弁27と
が組み込まれている。噴射ノズル26は、円筒状のバル
ブガイドハウジング28を備えている。このバルブガイ
ドハウジング28は、ハウジングブロック22a〜22
cの底面に支持されている。そして、バルブガイドハウ
ジング28は、シリンダヘッド4に開けた嵌合孔29に
挿入されて、その先端が燃焼室19に臨んでおり、この
バルブガイドハウジング28の軸線上には、燃焼室19
に開口する装着孔30が形成されている。
【0025】装着孔30内には、円筒状のバルブガイド
31が収容されている。バルブガイド31の軸線上に
は、燃焼室19に開口するガイド孔32が形成されてお
り、このガイド孔32内に、ニードルバルブ33が軸方
向に移動可能に挿通されている。ニードルバルブ33
は、ガイド孔32を貫通するステム部33aと、このス
テム部33aの一端に位置する半球状又は茸状のヘッド
部33bとで構成される。ヘッド部33bは、燃焼室1
9側からガイド孔32の開口部に接しており、このガイ
ド孔32の開口部には、ヘッド部33bの外周面が着座
するシート部34が形成されている。
【0026】また、ニードルバルブ33のステム部33
aは、ガイド孔32を貫通してハウジングブロック22
a〜22c内の挿通孔35に導入されている。挿通孔3
5は、空気通路23と直交しており、この挿通孔35と
ステム部33aとの間には、空気通路23に連なる隙間
36が形成されている。ステム部33aとガイド孔32
との間には、隙間36に連なる空気導入路37が形成さ
れている。この空気導入路37の下流端は、ガイド孔3
2の燃焼室19への開口端に連なっており、上記ニード
ルバルブ33のヘッド部33bで開閉されるようになっ
ている。
【0027】バルブガイドハウジング28の装着孔30
とバルブガイド31との間には、燃料導入路40が形成
されている。燃料導入路40の上流端は、バルブガイド
ハウジング28とハウジングブロック22a〜22cに
形成した燃料供給路41を介して燃料噴射弁27の吐出
口27aに連なっている。
【0028】燃料噴射弁27は、燃料通路24上に設け
られており、この燃料通路24を通じて燃料が燃料噴射
弁27に供給されるようになっている。燃料導入路40
の下流端は、シート部34に開口する複数の燃料噴射口
42に連なっている。燃料噴射口42は、ガイド孔32
の周囲に位置しており、このガイド孔32と共にニード
ルバルブ33のヘッド部33bにより開閉されるように
なっている。
【0029】ニードルバルブ33のステム部33aは、
ハウジングブロック22a〜22cの上部を貫通して外
方に導出されている。ステム部33aの導出端には、ア
ーマチュア43が固定されている。アーマチュア43
は、一対のばね部材44によって上向きに付勢されてお
り、この付勢により、ニードルバルブ33のヘッド部3
3bがシート部34に押し付けられて、上記ガイド孔3
2と燃料噴射口42とが閉じられている。
【0030】また、ハウジングブロック22a〜22c
の上部には、ニードルバルブ33を開方向に作動させる
ための電磁石45が設けられている。電磁石45の電磁
コイル46は、アーマチュア43の下面と向かい合って
おり、この電磁コイル46が励磁されると、アーマチュ
ア43がばね部材44の付勢力に抗して吸引され、ニー
ドルバルブ33のヘッド部33bがシート部34から離
脱される。
【0031】図1に示すように、燃料通路24の上流端
は、燃料配管50を介して燃料タンク52に連なってい
る。燃料配管50には、燃料タンク52内の燃料を燃料
通路24に圧送する燃料ポンプ51が設けられており、
この燃料通路24の途中には、燃料の脈動を吸収するた
めのダンパ53が設けられている。
【0032】ダンパ53は、図3に示すように、三つの
ハウジングブロック22a〜22cのうち、両側の二つ
のハウジングブロック22a,22cに設けられてお
り、これらハウジングブロック22a,22cの内部に
は、燃料通路24に連なる連通路54が形成されてい
る。連通路54は燃料通路24と直交する方向に延び
て、ハウジングブロック22a,22cの外側面に開口
されており、この連通路54の開口端部には、ダイアフ
ラムキャップ55が嵌合され、かつ押えボルト56によ
って抜け止め保持されている。
【0033】ダイアフラムキャップ55の周面の一部
は、空気通路23に張り出しており、このダイアフラム
キャップ55の周面には、空気を通すための溝55aが
周方向に連続して形成されている。また、ダイアフラム
キャップ55の連通路54に臨む端面には、凹部57が
形成されている。このダイアフラムキャップ55の端面
と連通路54との間には、ダイアフラム58の外周部が
挾持されている。
【0034】ダイアフラム58は、凹部57の開口端を
閉塞して、この凹部57との間に連通路54とは区画さ
れた空気室59を形成している。このダイアフラム58
の連通路54および空気室59に臨む面は、金属製の受
圧板60によって覆われている。空気室59は、連通口
59aを介して溝55aに連なっており、この空気室5
9内には、コイルばね61が収容されている。コイルば
ね61は、連通口59aから流入する圧縮空気と共にダ
イアフラム58を連通路54側に向って押圧している。
【0035】このため、燃料通路24内を流れる燃料の
脈動によって連通路54内の圧力が高まると、ダイアフ
ラム58がコイルばね61の付勢力や圧縮空気の圧力に
抗して空気室59に張り出すように変形し、燃料の脈動
を吸収するようになっており、この燃料と圧縮空気は、
ダンパ53の部分で金属製の受圧板60を介して間接的
に接触することになる。
【0036】なお、燃料通路24の下流端には、余った
燃料を燃料タンク52に戻す燃料戻し管62が接続され
ている。
【0037】一方、上記エンジン1のクランクケース2
の周囲には、燃料噴射装置21に圧縮空気を供給するた
めのエアポンプ65が付設されている。図1に示すよう
に、エアポンプ65は、クランク軸5からの動力伝達に
よって駆動されるピストン形となっており、このピスト
ン65aを収容するシリンダボデー66には、吸入口6
7と吐出口68とが形成されている。吸入口67は吸入
管69を介してエアクリーナ70に連なっており、この
吸入管69の途中には、吸気騒音を低減するためのレゾ
ネータ71が設けられている。
【0038】エアポンプ65の吐出口68は、空気配管
72を介して燃料噴射装置21の空気通路23の上流端
に接続されている。この吐出口68から空気通路23に
供給される圧縮空気の圧力は、燃料ポンプ51で加圧さ
れる燃料の圧力よりも低く設定されているとともに、エ
ンジン1のピストン13が上死点(TDC)に達した時
の燃焼室19内の圧力よりも格段に低く設定されてい
る。
【0039】そして、燃料噴射装置21の噴射ノズル2
6や燃料噴射弁27は、エンジン運転中、コントロール
ユニット73から出力される信号により駆動され、この
ことにより燃料と圧縮空気の噴射量が制御されるように
なっている。
【0040】すなわち、エンジン運転中、コントロール
ユニット73は、予め記憶されているマップ上から実際
のエンジン1の運転状況に最適な噴射時期や噴射量を読
み出し、これを実現するための信号を噴射ノズル26の
電磁石45や燃料噴射弁27に送出するようになってい
る。
【0041】この制御について具体的に述べると、図5
は低負荷・低回転域での圧縮空気と燃料の噴射期間を示
している。この回転域では、図6に示すように、ピスト
ン13が下死点(BDC)を過ぎて掃気口15と排気口
16が閉じられた以降に、電磁石45に励磁信号が送出
され、その電磁コイル46が励磁される。すると、噴射
ノズル26のアーマチュア43が電磁石45に吸引され
るので、ニードルバルブ33のヘッド部33bがシート
部34から離脱し、ガイド孔32と燃料噴射口42が開
かれる。このため、エアポンプ65から空気通路23に
供給されている圧縮空気が、ガイド孔32を通じて燃焼
室19に噴射される。
【0042】この圧縮空気の噴射から一定時間を経過す
ると、燃料噴射弁27に駆動信号が送出され、加圧され
た燃料が燃料導入路40から燃料噴射口42を通じて燃
焼室19に噴射される。この燃料は、ガイド孔32から
噴射される圧縮空気と混じり合い霧化されるとともに、
この圧縮空気の流れに乗じて燃焼室19内に噴射され、
この燃焼室19内に雲状の混合気の塊を形成する。
【0043】燃料噴射弁27の駆動および電磁石45の
励磁は、点火プラグにより混合気に着火される以前に停
止される。このことにより、アーマチュア43がばね部
材44によって押し上げられ、ニードルバルブ33のヘ
ッド部33bがシート部34に着座する。この結果、ガ
イド孔32と燃料噴射口42が同時に閉じられ、図5に
示すように、ピストン13が上死点に達する以前に燃焼
室19への圧縮空気と燃料の噴射が停止される。そし
て、ピストン13が上死点に達する直前に点火プラグに
点火信号が送出され、この点火プラグを通じて雲状の混
合気に点火される。
【0044】なお、高負荷・高回転運転域では、掃気口
15と排気口16が開き始めた時期に燃料と圧縮空気の
噴射が開始され、この燃料と圧縮空気の噴射は、排気口
16が閉じる時に停止される。
【0045】ところで、圧縮空気を燃料噴射装置21の
空気通路23に導く空気配管72には、エアポンプ65
で加圧された圧縮空気を冷却するための熱交換器75
と、この熱交換器75の下流側に位置して、圧縮空気中
に含まれる水分を分離除去するための容量の大きなセパ
レータ76が設けられている。
【0046】熱交換器75は、所定の容量を有する空気
室77を備えている。空気室77は、燃料戻し管62に
沿って延びており、この空気室77の内部に燃料戻し管
62が挿通配置されている。燃料戻し管62の空気室7
7を貫通する部分の外周面には、圧縮空気との接触面積
を確保するための多数のフィン78が設けられている。
【0047】したがって、エアポンプ65で加圧された
高温の圧縮空気は、空気室77を通過する過程で低温の
燃料との直接的な熱交換により冷却されるようになって
おり、燃料戻し管62を通じて燃料タンク52に戻る燃
料が圧縮空気を冷却する冷媒としての機能を兼ねてい
る。
【0048】また、エアポンプ65の吐出口68から熱
交換器75に至る空気配管72の上流端の外周面には、
圧縮空気を冷却する手段としての多数の冷却フィン79
が設けられている。
【0049】図1に示すように、熱交換器75の下流に
連なるセパレータ76は、圧縮空気の入口80が開口さ
れた上面76aと、圧縮空気の出口81が開口された側
面76bとを有する分離室85を備えている。この分離
室85の底部は、上面76aと向かい合うとともに、下
方に進むに従い先細り状に傾斜された漏斗形の傾斜面8
2をなしており、この傾斜面82の最下部にドレン弁8
3によって開閉されるドレン口84が設けられている。
【0050】燃料噴射装置21の空気通路23の下流端
には、余った圧縮空気を逃がす排気管86が接続されて
いる。排気管86は、エンジン1の排気消音器87を介
して大気中に開放されている。この排気管86と燃料戻
し管62の途中には、空気通路23に供給される圧縮空
気の圧力を一定値に制御することにより、燃料と圧縮空
気との圧力差を一定に保つレギュレータ88と、排気管
86内の空気圧力と燃料戻し管62内の燃料圧力を検出
するセンサ89が設けられている。
【0051】次に、上記構成の作用について説明する。
2サイクルエンジン1の始動に伴ってクランク軸5が回
転すると、エアポンプ65が駆動され、エアクリーナ7
0を通じて吸入された空気が大気圧よりも高い圧力まで
加圧される。この加圧により高温となった圧縮空気は、
空気配管72の上流端を通じて熱交換器75に導かれ
る。
【0052】この際、空気配管72の上流端の外周面に
は、多数の冷却フィン79が形成されているので、圧縮
空気の熱は、空気配管72を介して冷却フィン79に伝
達されるとともに、これら冷却フィン79から空気への
拡散による自然空冷により放出される。そのため、圧縮
空気は、吐出口68から排出された段階で補助的に冷却
された後に熱交換器75に導かれ、ここで燃料タンク5
2に戻る余剰の燃料と熱交換される。
【0053】この燃料との熱交換により冷却された圧縮
空気は、セパレータ76に導入される。セパレータ76
は、容量の大きな分離室85を有するので、空気配管7
2から入口80を介して分離室85に流れ込んだ圧縮空
気はここで充分に膨張し、その流速が急激に低下する。
この流速の低下により、先の冷却により凝縮した重い露
が空気中から分離して分離室85内を落下し、この分離
室85の底部に溜まる。この際、圧縮空気の入口80
は、先細り状に傾斜された分離室85の底部と向かい合
っているので、凝縮した露が分離室85の底部に容易に
集まり、空気中からの水分の分離機能を高めることがで
きる。
【0054】このセパレータ76で水分が除去された圧
縮空気は、ハウジング22の空気通路23に導かれ、電
磁石45の励磁によって噴射ノズル26のガイド孔32
が開かれた際に、燃焼室19に噴射される。
【0055】なお、セパレータ76の底部に溜まった水
分は、ドレン口84を開くことで外部に排出される。
【0056】このような構成によれば、高温の圧縮空気
中に含まれる水分を、燃料噴射装置21よりも上流で熱
交換器75により強制的に凝縮させ、この凝縮により結
露化した水分をセパレータ76で空気中から分離除去す
るようにしたので、圧縮空気中に含まれる水分を、燃料
噴射装置21に至る以前の段階で取り除くことができ
る。
【0057】特にエアポンプ65で加圧された高温の圧
縮空気は、揮発性の高い低温の燃料を基に冷却されるの
で、圧縮空気の放熱性が向上し、この圧縮空気の温度を
燃料の温度に効率良く近づけることができる。
【0058】それとともに、高温の圧縮空気は、熱交換
器75に導かれる以前に冷却フィン79による自然空冷
により補助的に冷却されるので、この圧縮空気が熱交換
器75に導かれる段階での燃料との温度差が少なくな
り、圧縮空気をより効率良く冷却することができる。こ
のため、圧縮空気が空気通路23のダンパ53の部分で
燃料と接触しても、ここで圧縮空気が凝縮することはな
い。
【0059】したがって、水分が燃料噴射装置21の各
部、特に噴射ノズル26の狭い隙間36や空気導入路3
7に入り込むのを防止して、この噴射ノズル26の腐蝕
やこのオイル分との結合によるエマルジョン状の固形物
の発生を解消することができ、噴射ノズル26の作動を
円滑に維持することができる。
【0060】なお、この場合、セパレータ76のドレン
口84を僅かに開いて、圧縮空気を少量大気中に逃がす
ようにしておき、分離済みの水分やエマルジョン状の固
形物をセパレータ76から自動的に外部に排出するよう
にしても良い。
【0061】しかも、上記構成によると、高温の圧縮空
気は、噴射ノズル26から燃料タンク52に戻る低温の
燃料との熱交換により冷却されるので、この燃料が圧縮
空気を冷却する冷媒としての機能を兼用することにな
り、圧縮空気を冷却するための格別な冷媒が不要とな
る。
【0062】さらに、噴射ノズル26から燃料タンク5
2に戻る余剰の燃料を利用して圧縮空気を冷却すれば、
この圧縮空気との熱交換により温められた燃料は、燃料
供給装置21に再度供給される以前に容量の大きな燃料
タンク52に一旦戻され、ここで冷却されることにな
る。それとともに、圧縮空気は、熱交換器75に導かれ
る以前の段階で補助的に冷却されるので、熱交換時の燃
料の温度上昇を少なく抑えることができる。
【0063】さらに、燃焼室19に噴射される圧縮空気
をピストン13の最圧縮時の燃焼室19内の圧力を上回
るような値まで加圧する必要はなく、その分、圧縮空気
の圧縮率を下げてこの圧縮空気の温度上昇を少なく抑え
ることができる。したがって、燃料噴射装置21に供給
される燃料温度を低く保てることと合わせて、ベーパロ
ックの発生を未然に防止することができ、燃料噴射装置
21に対する燃料の供給を確実に行うことができる。
【0064】また、上記構成によると、ピストン13が
上死点に達する以前に噴射ノズル26からの燃料および
圧縮空気の噴射が終了するので、燃料および圧縮空気の
噴射中は、燃焼室19内の圧力が最大値に達しておら
ず、それ故、圧縮空気の温度上昇を抑えるために、この
圧縮空気の圧縮率を下げるようにしても、燃焼室19に
対する燃料および圧縮空気の噴射が可能となる。 さら
に、セパレータ76で分離しきれない微量の水分の一部
は、噴射工程中に圧縮空気と共に空気配管72を介して
噴射ノズル26に導かれる。しかるに、空気配管72の
下流端には排気管86が接続されているので、分離しき
れない微量の水分は、噴射が終了した時点において空気
配管72の下流端に滞留することなく圧縮空気と共に排
気管86を通じて大気中に放出される。このため、空気
配管72の下流端に水分が残留し難くなり、噴射ノズル
26に対する水分の悪影響を防止することができる。
た、圧縮空気が排気管86のレギュレータ88を通過す
ると、圧力降下に伴う騒音を発するが、この圧縮空気は
排気消音器87を通して大気中に放出されるので、圧縮
空気の排出時の騒音を低く抑えることができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、圧縮空気
中に含まれる水分を、噴射ノズルに至る以前に燃料タン
クに戻る余剰の燃料を用いて結露化させるとともに、セ
パレータの分離室で効率良く空気中から分離して回収す
ることができる。このため、圧縮空気が噴射ノズルの部
分で燃料と接触しても、この噴射ノズルの内部で圧縮空
気が凝縮することはなく、水分による空気通路の目詰ま
りを始めとして、噴射ノズルの腐食や作動不良を解消す
ることができる。
【0066】
【0067】さらに、圧縮空気との熱交換により温めら
れた燃料は、噴射ノズルに再度供給される以前に容量の
大きな燃料タンクに一旦戻され、ここで冷却されるの
で、燃料を冷媒として利用したにも拘わらず、噴射ノズ
ルに供給される燃料の温度を低く保つことができる。
えて、圧縮空気をピストン最圧縮時の燃焼室内の圧力を
上回るような値まで加圧する必要はないので、この圧縮
空気の圧縮率を下げて圧縮空気の温度上昇を抑え、その
分、燃料と圧縮空気との間の熱交換量を減らして、燃料
タンクに戻る燃料の温度上昇を抑えることができる。そ
れとともに、圧縮空気の熱は、熱交換器に導かれる以前
に冷却フィンを介して一旦大気中に放出されるので、熱
交換器において燃料に逃される熱量が少なくなる。よっ
て、燃料温度を低く保てることと合わせてベーパロック
の発生を未然に防止することができる。 その上、ピスト
ンが上死点に達する以前に噴射ノズルからの燃料および
圧縮空気の噴射が終了するので、圧縮空気の温度上昇を
抑えるために、この圧縮空気の圧縮率を下げても、燃焼
室に対する燃料および圧縮空気の噴射が可能となる。
た、セパレータで分離しきれない微量の水分の一部は、
噴射工程中に圧縮空気と共に空気通路を介して噴射ノズ
ルに導かれるが、この微量の水分は、噴射が終了した時
点において空気通路の下流端に滞留することなく圧縮空
気と共に排気通路を通じて大気中に放出される。このた
め、空気通路の下流端に水分が残留し難くなり、噴射ノ
ズルに対する水分の悪影響を未然に防止することができ
る。 しかも、空気通路からの圧縮空気は、排気消音器を
通して大気中に放出されるので、圧縮空気の排出時の騒
音を低く抑えることができ、静粛な運転が可能となると
いった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料と圧縮空気の供給経路を示す図。
【図2】燃料噴射装置を一部断面して示す側面図。
【図3】燃料噴射装置を一部断面して示す平面図。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図。
【図5】クランク軸が1回転する1サイクル中の燃料と
圧縮空気の噴射期間を示す図。
【図6】エンジン運転中のニードルバルブおよび燃料噴
射弁の駆動信号と点火信号との関係を示す図。
【図7】2サイクルエンジンの断面図。
【符号の説明】
13…ピストン 19…燃焼室 26…噴射ノズル 65…エアポンプ 72…空気通路(空気配管) 75…熱交換器 76…セパレータ76a…上面 76b…側面 79…冷却フィン 80…入口 81…出口 83…ドレン弁 84…ドレン口 85…分離室 86…排気通路(排気管) 87…排気消音器 88…レギュレータ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02M 67/02 F02M 53/00 - 53/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンが臨む燃焼室に圧縮空気と共に
    燃料を噴射する噴射ノズルと; 上記圧縮空気の供給源となるエアポンプと; 上記噴射ノズルとエアポンプとを結ぶ空気通路と;この空気通路の下流端に接続され、空気通路に供給され
    る圧縮空気の圧力を一定に保つレギュレータを有すると
    ともに、排気消音器を介して大気に開放された排気通路
    と; 上記空気通路に配置され、上記エアポンプで大気圧以上
    加圧された圧縮空気を上記噴射ノズルから燃料タンク
    に戻る余剰な燃料を用いて冷却する熱交換器と;上記空気通路における上記熱交換器の上流側に配置さ
    れ、上記熱交換器に向かう圧縮空気の熱を大気中に放出
    する多数の冷却フィンと; 上記空気通路における上記熱交換器の下流側に配置さ
    れ、上記圧縮空気中に含まれる水分を分離除去するため
    のセパレータと;を具備し、上記エアポンプで加圧される圧縮空気の圧力は、上記ピ
    ストンが上死点に達した時の上記燃焼室内の圧力よりも
    小さく設定されているとともに、上記噴射ノズルからの
    圧縮空気および燃料の噴射終了タイミングは、上記ピス
    トンが上死点に達する以前に設定され、 また、上記セパレータは、上記圧縮空気の入口が開口さ
    れた上面と、上記圧縮空気の出口が開口された側面とを
    有する分離室を備え、この分離室の上面と向かい合う底
    部は、下方に進むに従い先細り状に傾斜された傾斜面を
    なしているとともに、この底部の下端にドレン弁によっ
    て開閉されるドレン口が開口されていること を特徴とす
    るエンジンの燃料噴射装置。
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