JP2960976B2 - 画像情報の処理方法 - Google Patents

画像情報の処理方法

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JP2960976B2
JP2960976B2 JP3051523A JP5152391A JP2960976B2 JP 2960976 B2 JP2960976 B2 JP 2960976B2 JP 3051523 A JP3051523 A JP 3051523A JP 5152391 A JP5152391 A JP 5152391A JP 2960976 B2 JP2960976 B2 JP 2960976B2
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正光 市橋
栄一 正井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療機関等に適用され
るビデオカメラによって撮影された画像の処理方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、医療機関において例えば皮膚化等
で医師が診断時、必要と判断した場合には患者の患部を
写真撮影し、医療情報として経過を保存し、新たな診断
に備えている。
【0003】即ち従来は、図2に示すように、スチール
カメラ11にて患者の患部を撮影し、ネガフィルム11
aに画像を収めた後、これを例えば外部の業者に依託し
てスライドフィルム11bの形態で納入させる。医師
は、スライドフィルム11bの画像を見る必要が生じた
ときには、スライド映写機12にて投影して観察する。
このとき、スライドフィルム11bの画像が正常であれ
ば、用済み後に同フィルム11bをキャビネット13に
保管し、再利用に備える。これに対して、撮影ミス等の
要因でスライドフィルム11bの画像が正常でなかった
きは、再び撮影のやり直しを行なう。この場合、新たな
スライドフィルム11bが出来上がるまでには、少なく
とも1〜2日間の日数が必要となる。
【0004】さて、キャビネット13に保管されている
スライドフィルム11bの画像を見るときは、まず検索
をした後、目的とするスライドフィルム11bを取り出
す。そして、取り出したスライドフィルム11bの画像
を、上記と同様にスライド映写機12にて投影する。
【0005】一方、上記したスライドフィルムによる画
像の保存方法以外に、ビデオカメラを使用してビデオテ
ープに保存しておく方法も知られている。このビデオテ
ープを用いた画像保存方法では、静止画像が得られない
か、或いは得られたとしても解像度が極めて悪く、更に
は大量のビデオテープの保管・管理が著しく複雑となる
ため、殆ど利用されていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来
は、必要とする被写体の画像(医療機関の例では患者の
患部等の画像)を保存するのに、その被写体をスチール
カメラで撮影し、更に現像してスライドフィルム化し、
同フィルムをキャビネット等に保管する方法が一般に適
用されていた。
【0007】しかし、スライドフィルムを用いた画像の
保存方法では、被写体の画像は現像してみないと確実に
写っているかどうか判らないため、たとえ撮影ミスがあ
ってもその場で見つけることができないという問題があ
った。また、このような場合、出来上がったスライドフ
ィルムを見て、再び撮影・現像をやり直さなければなら
ないとう無駄があった。
【0008】しかも、被写体の状況に見合った忠実度の
高い画像をスライドフィルム面へ再現させるには、撮影
者の適正な判断力と熟練を要した。更に、画像情報とし
てスライドフィルムをキャビネット等で管理する方法
は、保管管理が非常に複雑となるばかりでなく、判断情
報(例えば医師の診断結果を表わすカルテ等)とそれぞ
れ別個に所在させることになるため、その都度検索をし
て取り出さなければならない煩わしさがあり、ときには
紛失する等のおそれもあった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
その目的は、被写体の状況を忠実に再現する静止画像
が、撮影者(観察者)の経験や判断力に頼ることなく、
素早く且つ簡単に得られる画像情報の処理方法を提供す
ることにある。本発明の他の目的は、観察に用いる画像
の保管管理が簡単且つ確実に行え、しかも検索が迅速に
行える画像情報の処理方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、被写体を撮影
し取出した映像信号をR(赤),G(緑),B(青)の
各画像信号に変換分離し、同R,G,B各画像信号をも
とにモニタにて映像を映し出すとともに、外部から静止
画像生成指示が与えられた場合には、この映像に対応す
る静止画像を作成してモニタにて表示するとともに、同
静止画像のR,G,B各画像信号の各々につき一定時間
間隔で多階調のデジタル信号に変換して、そのデジタル
信号のレベルが画像全体の平均レベルより著しく異なる
特異部分を抽出し、その特異部分のレベルを平均化して
画像修正し、その修正部分を画像の輪郭として表示中の
静止画像に合成するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0011】本発明はまた、外部からの指示入力に従
い、上記静止画像情報を、対応する被写体を管理するた
めの幾つかの項目からなる管理情報および上記画像修正
結果を示す情報と関連付けて記録装置に記録するととも
に、この記録装置に記録されている画像情報、管理情報
および修正結果情報を、キーとなる項目の入力に従って
検索して再利用するようにしたことも特徴とする。
【0012】本発明は更に、系外への画像伝送指示が入
力された場合には、モニタへの表示に用いられている画
像信号を圧縮して、その圧縮画像信号を系外へ伝送し、
系外から圧縮画像信号が伝送された場合には、同画像信
号を受信して伸張し、その伸張画像信号をもとにモニタ
への画像表示を行うようにしたことも特徴とする。
【0013】
【作用】上記の構成によれば、例えば撮影装置に3板式
CCDカメラを使用して患者の皮膚等の被写体を撮影し
取り出した映像を電気信号に変換し、次にカメラコント
ロール内部(映像制御部)にてR(赤),G(緑),B
(青)の各画像信号、同期信号に分割、変換する。この
R,G,B各画像信号、同期信号をもとに、RGBプロ
セッサによりモニタ制御部を介してモニタにて映像を映
し出す。この状態で、外部から静止画像生成指示が与え
られた場合には、モニタ上の映像に対応する静止画像情
報が作成され、モニタの映像がこの静止画像に切り替え
られる。このように、被写体の観察判断(ここでは皮膚
の観察判断)、更には次に述べる記録に必要な静止画像
情報を随時モニタに映し出すことができる。
【0014】また、モニタにて映し出されている静止画
像情報を構成するR,G,B各画像信号、同期信号は、
RGBプロセッサから自動解析装置に送られる。この自
動解析装置においては、R,G,B各画像信号の各々に
つき一定時間間隔で多階調のデジタル信号に変換して、
そのデジタル信号のレベルが画像全体の平均レベルより
著しく異なる特異部分を抽出し、その特異部分のレベル
を平均化して画像修正し、その修正部分を画像の輪郭と
して表示中の静止画像に合成する一連の処理(画像信号
の演算修正処理)を行い、モニタ或いは(レーザディス
クや光磁気ディスク等を記録媒体とする)大容量の画像
記録装置に高精度の画像情報を供給する。この画像信号
の演算修正処理により、例えば患者の皮膚を観察する場
合であれば、目視するだけでは判別が難しい微妙な色彩
の変化(病状部分)が捕えられて輪郭表示されるため、
観察者の判断が容易となる。
【0015】さて、画像記録装置に供給される画像情報
(静止画像情報)は、同画像情報に対応する被写体を管
理するための幾つかの項目からなる管理情報(ここで
は、従来のカルテの記載内容に相当する医療情報)およ
び上記の画像修正結果を示す情報(例えば輪郭部分の大
きさ、形状、数)と関連付けて画像記録装置に記録され
る。この関連付けは、患者の患部の画像情報の記録を例
にとると、次のように行われる。
【0016】まず、従来手書きされていたカルテの記載
項目である、患者名、診察日、カルテ番号、保険証番
号、病名、来歴等のデータ(医療情報)を入力装置を介
して入力するとともに、画像記録装置に記録された画像
情報の記録番地を入力する。そして、この画像記録番地
を、入力装置から入力した医療情報(更には画像修正結
果情報)に付加して医療情報記録装置(判断情報記録装
置)に記録しておく。この結果、後刻カルテ(医療情
報)に入力されている幾つかの項目の内容のうちのいず
れかを用いて検索することにより、医療情報記録装置上
のカルテ(更には画像修正結果情報)とともに、このカ
ルテに付加されている記録番地に記録されている画像情
報記録装置上の画像情報を連動して呼び出すことができ
る。また、画像情報と画像修正結果情報とが関連付けら
れているため、時間経過に伴って変化する患者の患部の
画像情報を逐次記録しておくことにより、その画像情報
に対応する画像修正結果情報の示す輪郭部分(病状部
分)の大きさ、形状、数をもとに、患部の時間的変化を
客観的に判断することができる。
【0017】また上記の構成によれば、必要に応じて画
像情報を圧縮して他系に送ることができ、また他系から
送られた圧縮画像情報を受信して伸張し、画面表示する
ことができるので、遠隔地での観察が可能となる。
【0018】
【実施例】図1は本発明を適用する医療(皮膚科)用画
像処理システムの一実施例を示すブロック構成図であ
る。
【0019】図1において、1は被写体(ここでは患者
の皮膚等)を撮影し取り出した映像信号をR(赤),G
(緑),B(青)の各画像信号に変換分離する観察撮影
装置である。観察撮影装置1は、被写体の映像を捕える
例えば電動式光学レンズ(電動レンズ)1aと同レンズ
1aで捕えられた映像を映像信号(電気信号)に変換す
る映像信号変換部1bとを持つ例えば3板式CCDカメ
ラのようなビデオカメラ1c、および被写体を照明する
ための照明装置1dを備えている。観察撮影装置1は更
に、映像信号変換部1bにより変換出力される映像信号
をR,G,Bの各画像信号に変換するとともに、映像の
明るさを検出してその検出結果をもとに電動レンズ1a
の絞りを調整制御する映像制御部1e、およびビデオカ
メラ1cが載置される電動旋回台1fを備えている。こ
の電動旋回台1fは、後述するカメラ操作器2dからの
制御信号により駆動され、ビデオカメラ1cの向きを調
整するのに用いられる。
【0020】2は画像処理装置(メディカルファイリン
グシステム)である。画像処理装置2は、映像制御部1
eからの画像信号(R,G,B画像信号)を受信すると
ともに後述するモニタ制御部2b、演算制御処理部2e
および画像情報大容量記録装置制御部2jと接続し、信
号変換しながら中継するRGBプロセッサ2a、同プロ
セッサ2aからの画像信号を映像信号に変換するモニタ
制御部2b、およびモニタ制御部2bからの映像信号を
受けて映像を画面に映し出すモニタ2cを備えている。
画像処理装置2はまた、モニタ2cに映し出された映像
の状態を見ながら観察者がビデオカメラ1cを手動で調
整するためのカメラ操作器2d、RGBプロセッサ2a
と接続し、演算、制御機能を有する演算制御処理部2
e、同演算制御処理部2eからの送信を受けてメッセー
ジや後述する入出力装置2gからの入力内容等を表示す
る例えばCRT2f、同CRT2fやモニタ2cを見な
がら観察者が判断情報(例えば医師の診断結果を表わす
カルテ等)を演算制御処理部2eに入力するための入力
装置2gを備えている。画像処理装置2は更に、演算制
御処理部2eからの判断情報(医療情報)を記録するた
めの判断情報記録装置2h、画像情報を記録するための
例えばレーザディスクや光磁気ディスク等を記録媒体と
する画像情報大容量記録装置2i、およびRGBプロセ
ッサ2aと接続する画像情報大容量記録装置制御部2j
を備えている。この画像情報大容量記録装置制御部2j
は、画像情報大容量記録装置2i内の画像情報記録可能
番地を検索するとともに、同番地にRGBプロセッサ2
aからの画像情報を記録する機能を有する。
【0021】3は画像を自動解析するための自動解析装
置である。この自動解析装置3は、RGBプロセッサ2
aから送られるR,G,Bの各画像信号をデジタル化し
て記憶するためのR画像メモリ3a,G画像メモリ3
b,B画像メモリ3cを備えている。これら各メモリ3
a〜3cは1画面分の記憶容量(例えば1MB)を有し
ている。メモリ3a〜3cには、RGBプロセッサ2a
からのR,G,B画像信号をデジタル化するためのA/
D変換機能およびデジタル画像信号(データ)をアナロ
グ画像信号に変換するD/A変換機能が付加されてい
る。自動解析装置3はまた、各メモリ3a〜3cから出
力されるデジタル画像信号をもとに演算し、各画像情報
の修正を行なった後、再び画像信号(処理画像信号)と
して出力する画像処理演算部3d、および画像伝送制御
部3eを備えている。この画像伝送制御部3eは、画像
処理演算部3dとの間での圧縮画像信号の送受信、およ
び系外との間の通信を司るものである。
【0022】次に、図の構成の動作を説明する。ま
ず、電動レンズ1aおよび映像信号変換部1bとで一体
となる(3板式CCDカメラ等の)ビデオカメラ1cに
よって被写体(ここでは、医療機関の例えば皮膚科にて
診察を受ける患者の患部)を撮影する。これにより、ビ
デオカメラ1cでは、電動レンズ1aにより被写体が光
学的に映像として捕えられ、映像信号変換部1bにより
映像信号に変換される。この映像信号は、映像信号変換
部1bから映像制御部1eに送られる。映像制御部1e
は、この映像信号により明るさを検出し、ビデオカメラ
1cに対し、その明るさに応じて電動レンズ1aの絞り
を調整するように指示する制御信号を出力するととも
に、映像信号をR(赤),G(緑),B(青)の各画像
信号、同期信号に変換分離して画像処理装置2内のRG
Bプロセッサ2aに送る。
【0023】RGBプロセッサ2aは、映像制御部1e
から送られたR,G,B画像信号、同期信号をモニタ制
御部2bに送る。モニタ制御部2bは、R,G,B画像
信号を映像信号に変換してモニタ2cに出力する。これ
によりモニタ2cでは、モニタ制御部2bからの映像信
号を受けて、その画像が画面に映し出される。
【0024】観察者(例えば医師等)は、モニタ2cに
映し出された被写体の画像(モニタ画像)が適性である
か否かを確認し、好ましくない場合には、モニタ画像が
適正なものとなるまでモニタ2cを見ながらカメラ操作
器2dを操作する。この操作により、カメラ操作器2d
からビデオカメラ1cおよび電動旋回台1fに制御信号
が出力され、画像の焦点(ピント)、大きさ(拡大の程
度)はそれぞれ電動レンズ1aのフォーカス、ズームが
作動制御されることにより、またビデオカメラ1cの向
きは電動旋回台1fのパン・チルトが作動制御されるこ
とにより、調整される。
【0025】さて本実施例では、観察者によってなされ
た判断結果(診断結果)の情報(患者名、診察日、カル
テ番号、保険証番号、病名、来歴、治療方法、投薬内容
等が記されたカルテ等の医療情報)が、以下に述べるよ
うに判断情報記録装置2hに記録できるようになってい
る。
【0026】まず演算制御処理部2eは、判断情報記録
のための操作が簡単に行なえるように、同処理部2eに
予め記憶されているシステムプログラムの指示に従っ
て、例えば各種の入力項目を持つ入力案内メッセージを
CRT2fに表示する。観察者は、CRT2fに表示さ
れた入力項目に対応して入力装置2gにより必要な情報
を入力する。演算制御処理部2eは、入力装置2gから
入力された情報をシステムプログラムの指示に従い判断
情報記録装置2hに記録可能なデータ信号に変換して記
録する。
【0027】また本実施例では、前記のようにし得ら
れた被写体(患者の患部)の画像情報が、以下に述べる
ように画像情報大容量記録装置2iに記録できるように
なっている。
【0028】まず観察者は、画像情報を記録する際は、
モニタ2cを見ながら適宜入力装置2gにより命令を入
力する。この命令を受けて演算制御処理部2eは、同処
理部2eに予め記憶されているシステムプログラムの指
示に従い、RGBプロセッサ2aおよび画像処理演算部
3dへ制御信号(静止画像生成信号)を送る。
【0029】RGBプロセッサ2aは、演算制御処理部
2eからの制御信号(静止画像生成信号)を受けて、同
プロセッサ2aに予め記憶されているプログラムに従
い、画像情報大容量記録装置2iへ記録可能な静止画像
情報を原画像(映像制御部1eから送られているR,
G,B画像信号で示される原画像)から生成する。この
静止画像情報(を構成するR,G,B各画像信号)はモ
ニタ制御部2bに送られ、これにより対応する静止画像
がモニタ2cに表示される。
【0030】観察者は、モニタ2cに表示されている静
止画像(映像)が記録に適していると判断した場合、入
力装置2gより記録命令を入力する。この記録命令を受
けて演算制御処理部2eは、システムプログラムに従
い、RGBプロセッサ2aを経由して画像情報大容量記
録装置制御部2jに対して画像情報大容量記録装置2
記録可能番地の検索を要求する。これにより、制御部
2jは画像情報大容量記録装置2i内の記録可能番地を
検索し、記録可能番地があれば同番地(のデータ)をR
GBプロセッサ2aを経由して演算制御処理部2eに送
る。
【0031】演算制御処理部2eは、画像情報大容量記
録装置制御部2jによって検索された記録可能番地のデ
ータをRGBプロセッサ2aから受け取ると、既に判断
情報記録装置2hに記録されている判断情報(医療情
報)に、受け取った番地を(画像記録番地として)追記
する。またRGBプロセッサ2aは、画像情報大容量記
録装置制御部2jから記録可能番地のデータを受けた時
点で、前記静止画像を、画像情報大容量記録装置2iに
記録可能な情報に変換し、画像情報大容量記録装置制御
部2jに送る。これにより制御部2jは、RGBプロセ
ッサ2aから送られた静止画像情報を画像情報大容量記
録装置2iに送り、自身が検索した番地にプログラムに
従って記録する。
【0032】画像情報大容量記録装置制御部2jは、画
像情報の記録完了後、RGBプロセッサ2aへ記録完了
を通知する。これによりRGBプロセッサ2aは、プロ
グラムに従って静止画像を解除する。
【0033】さてRGBプロセッサ2aは、演算制御処
理部2eから静止画像生成信号が与えられると、前記し
たようにモニタ制御部2bに(R,G,B各画像信号か
らなる)静止画像情報を送出する。このときRGBプロ
セッサ2aは自動解析装置3にも静止画像情報を送出す
る。更に具体的に述べるならば、RGBプロセッサ2a
は、静止画像を構成するR,G,B各画像信号を自動解
析装置3内のR,G,B各画像メモリ3a,3b,3c
に送る。
【0034】画像メモリ3a,3b,3cでは、内蔵す
るA/D変換機能により、RGBプロセッサ2aからの
R,G,B各画像信号が、一定時間間隔で例えば256
階調のレベルに読み換えられてデジタル化され、一時記
憶される。この画像メモリ3a,3b,3cに一時記憶
されたR,G,Bの各多階調画像データは画像処理演算
部3dに出力される。
【0035】画像処理演算部3dは、画像メモリ3a,
3b,3cからのR,G,Bの各多階調画像データを圧
縮して画像伝送制御部3eに送る。また画像処理演算部
3dは、上記各多階調画像データの値(階調レベル)の
平均値(全体平均値)をR,G,B毎に求め、その平均
値より著しく差の大きい特異部分について抽出する。次
に画像処理演算部3dは、抽出した特異部分について、
その階調レベルを元データ値をもとに平均化することに
より、全体平均値と著しく差のあった部分を数値(階調
レベル値)的に連続性のある状態に修正する。画像処理
演算部3dは、この修正部分の階調画像データを、(通
常の画像表示状態での目視にては判別が困難な微妙な色
彩の変化部分を表わすための)画像の輪郭のデータとし
て画像信号に変換し、モニタ制御部2bに送る。
【0036】また画像処理演算部3dは、上記の修正部
分(画像の輪郭全体)の階調画像を画像メモリ3a〜3
c上で2値化し、画素数をカウントすることにより修正
部分の大きさ、面積、輪郭の数をカウントする。そして
画像処理演算部3dは、この修正部分の大きさ、面積、
輪郭の数を画像処理数値データとして演算制御処理部2
eに送る。この画像処理数値データは、例えば患者の患
部の時間的変化を客観的に見るのに利用されるものであ
る。
【0037】演算制御処理部2eは、画像処理演算部3
dから画像処理数値データが送られると、同データを、
既に判断情報記録装置2hに記録されている判断情報
(医療情報)に追記する。一方、モニタ制御部2bは、
画像処理演算部3dから送られた前記輪郭を表わす画像
信号(処理画像信号)を、RGBプロセッサ2aから送
られて表示中の静止画像と合成し、モニタ2cに表示す
る。観察者は、静止画像に合成された輪郭により、通常
の画像表示にては判別が困難な微妙な色彩の変化部分を
客観的に見つけ出すことができる。この結果、例えば皮
膚病の患者の皮膚を撮影した場合であれば、患部を自動
的に抽出できる。また観察者は、その部分が原画像のど
の部分にあるか、更にその大きさも簡単に視認できる。
【0038】さて、画像伝送制御部3eはメモリ(図示
せず)を内蔵しており、前記したように画像処理演算部
3dから圧縮された画像データ(圧縮画像信号)が送ら
れると、同データを内蔵メモリに記憶する。このメモリ
に記憶された圧縮画像データは、必要に応じて系外(図
1のシステム外)に伝送される。この画像伝送につい
て、以下に説明する。
【0039】まず観察者は入力装置2gを操作し、演算
制御処理部2eに予め記憶されているプログラムに従っ
て、伝送したい相手の例えば電話番号を入力する。演算
制御処理部2eは、入力装置2gから入力された電話番
号をプログラムに従って制御信号に変換し、同制御信号
を画像伝送制御部3eへ送る。これにより画像伝送制御
部3eは、プログラムに従って電話回線を接続し、ダイ
ヤリングをして相手側の応答確認後、内蔵メモリに記憶
されていた圧縮画像データを、接続先に送信する。この
送信が終了すると、画像伝送制御部3eは演算制御処理
部2eに対して伝送終了コードを送る。
【0040】演算制御処理部2eは画像伝送制御部3e
から伝送終了コードを受け取ると、プログラムに従って
CRT2fに伝送終了のメッセージを表示する。観察者
は、次に伝送したい画像がある場合には、再び前記と同
様の操作を行なう。もし、ない場合には、観察者は入力
装置2gより伝送終了コードを入力する。演算制御処理
部2eは入力装置2gから入力された伝送終了コードを
制御信号に変換し、画像伝送制御部3eに送る。画像伝
送制御部3eは、演算制御処理部2eから伝送終了を示
す制御信号を受け取ると、プログラムに従って電話回線
の接続を切る。
【0041】次に、画像情報および判断情報(カルテ等
の医療情報)の検索について説明する。観察者(医師
等)は、記録装置2i,2hに記録されている画像情
報,判断情報を検索する際は、検索したい項目(患者
名、病名、治療方法、投薬内容等)のうちのいずれか1
項目を選び、入力装置2gにより入力する。演算制御処
理部2eは、入力装置2gを用いて指定入力された項目
を予め記憶されているプログラムに従って対応するデー
タ信号に変換する。そして演算制御処理部2eは、この
データ信号用いて判断情報記録装置2hを検索し、該
当する判断情報があれば同情報を読み出してCRT2f
に表示させる。また演算制御処理部2eは、該当判断情
報から最新の画像情報の記録番地を抽出しRGBプロセ
ッサ2aに送る。
【0042】RGBプロセッサ2aは、演算制御処理部
2eから送られた記録番地に検索コードを付加し、その
信号を画像情報大容量記録装置制御部2jに送る。これ
により画像情報大容量記録装置制御部2jは、画像情報
大容量記録装置2iの指定された記録番地から画像信号
を読み出し、画像情報に変換してRGBプロセッサ2a
に送る。RGBプロセッサ2aは、この画像情報をR,
G,Bの画像信号に変換し、モニタ制御部2b、或いは
各画像メモリ3a,3b,3cに送る。モニタ制御部2
bは、RGBプロセッサ2aからのR,G,B画像信号
を映像として表示可能な映像信号に変換し、モニタ2c
に映し出す。なお、画像メモリ3a,3b,3cに送ら
れた画像信号は、前記した静止画像生成時と同様に処理
され、モニタ2cに映し出されている映像(原画像)の
修正に用いられ、輪郭画像も再現される。
【0043】さて本実施例では、図1に示すシステムに
対し、系外から画像情報を伝送することができるように
なっている。この系外からの画像情報伝送に際しては、
まず画像伝送制御部3eが系外から電話呼び出しを受け
る。これにより画像伝送制御部3eは、予め記憶されて
いるプログラムに従って電話回線を接続し、系外から伝
送される圧縮画像データを受信する。画像伝送制御部3
eは、系外からの圧縮画像データを受信すると、演算制
御処理部2eに対して受信完了信号を送る。これにより
演算制御処理部2eは、画像データ受信を示すメッセー
ジを、プログラムに従ってCRT2fに表示する。
【0044】観察者は、CRT2fの画面上で画像デー
タ受信を確認すると、入力装置2gにより確認コードを
入力する。演算制御処理部2eは入力装置2gから入力
された確認コードを受け取ると、画像伝送制御部3eで
受信された圧縮画像データを画像処理演算部3dへ送る
ことを指示する制御信号を画像伝送制御部3eに出力す
る。これにより画像伝送制御部3eは、受信した圧縮画
像データを画像処理演算部3dに送る。画像処理演算部
3dは、この圧縮画像データを受け、同データを伸張し
た後、R,G,B各画像メモリ3a,3b,3cへ送る
とともに、RGBプロセッサ2aに伸張完了信号を送
る。RGBプロセッサ2aは。この伸張完了信号を受け
ると、R,G,B各画像メモリ3a,3b,3cより
R,G,Bの各画像信号を読み出し、モニタ制御部2b
へ送る。モニタ制御部2bは、この画像信号をもとに前
記と同様にしてモニタ2cにて画像を映し出す。
【0045】以上は、医療機関における皮膚科用の画像
処理システムに適用した場合について説明したが、本発
明は、皮膚科用の他、外科用、内視鏡、眼底カメラ等の
観察撮影装置、更には原子力設備における廃棄物ドラム
罐の外観検査等にも適用し得るものである。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、次
に列挙する作用効果を奏することができる。
【0047】(1)被写体を撮影し取出した映像信号を
R(赤),G(緑),B(青)の各画像信号に変換分離
し、同R,G,B各画像信号をもとにモニタにて映像を
映し出すことにより、撮影結果の善し悪しをモニタ上で
瞬時に判断しながら良好な映像が得られるまで撮影を繰
り返すことができ、観察に必要な被写体の状況に見合っ
た忠実度の高い画像情報を、短時間で且つ経験と熟練に
頼らずに容易に得ることができる。したがって、画像観
察による判断を必要とする医療等の業務の効率化が図れ
る。
【0048】(2)画像情報をその管理情報等と関連付
けて記録装置に記録する構成とすることにより、管理情
報に含まれているキーとなる項目の内容を入力するだけ
で、画像情報(およびその管理情報)が迅速に検索でき
るため、管理が容易となり、しかも紛失のおそれがな
い。
【0049】(3)画像信号の演算修正処理により、目
視するだけでは判別が難しい微妙な色彩の変化が捕えら
れて輪郭表示されるため、観察者の判断が容易となり、
医療等の業務の高度化が図れる。この効果は、輪郭部分
の大きさ、形状、数を管理情報に付加して記録しておく
場合には、数値による客観的な判断が可能となるため一
層顕著となる。
【0050】(4)必要に応じて画像情報を圧縮して他
系に送ることができ、また他系から送られた圧縮画像情
報を受信して伸張し、画面表示することができるので、
遠隔地での観察が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する医療(皮膚科)用画像処理シ
ステムの一実施例を示すブロック構成図。
【図2】従来の医療用画像処理の手順を説明するための
図。
【符号の説明】
1…観察撮影装置、1b…映像信号変換部、1c…ビデ
オカメラ、1e…映像制御部、2…画像処理装置、2a
…RGBプロセッサ、2b…モニタ制御部、2c…モニ
タ、2e…演算制御処理部、2f…CRT、2g…入力
装置、2h…判断情報記録装置、2i…画像情報大容量
記録装置、2j…画像情報大容量記録装置制御部、3…
自動解析装置、3a…R画像メモリ、3b…G画像メモ
リ、3c…B画像メモリ、3d…画像処理演算部、3e
…画像伝送制御部。
フロントページの続き (72)発明者 正井 栄一 兵庫県神戸市須磨区潮見台町3丁目2− 6 (72)発明者 鎌田 勇二郎 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 高橋 昭年 兵庫県神戸市兵庫区小松通五丁目1番16 号 株式会社神菱ハイテック内 (56)参考文献 特開 昭61−161891(JP,A) 特開 昭59−78348(JP,A) 特開 昭61−198993(JP,A) 特開 昭62−144235(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 9/79 - 9/898 G06T 5/00 G06T 9/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮影し取出した映像信号をR
    (赤),G(緑),B(青)の各画像信号に変換分離し
    て、同R,G,B各画像信号をもとにモニタにて映像を
    映し出し、外部から静止画像生成指示が与えられた場合
    には、この映像に対応する静止画像を作成して上記モニ
    タにて表示するとともに、同静止画像のR,G,B各画
    像信号の各々につき一定時間間隔で多階調のデジタル信
    号に変換して、R,G,B各々の画像についてそのデジ
    タル信号の階調レベルと画像全体の平均レベルとの差分
    に基づいて特異部分を抽出し、その特異部分の階調レベ
    ルを平均化して画像修正し、その修正部分を画像の輪郭
    として表示中の静止画像に合成するようにしたことを特
    徴とする画像情報の処理方法。
  2. 【請求項2】 外部からの指示入力に従い、上記静止画
    像情報を、対応する上記被写体を管理するための所定の
    項目からなる管理情報および上記画像修正結果を示す情
    報と関連付けて記録装置に記録するとともに、この記録
    装置に記録されている画像情報、管理情報および修正結
    果情報を、キーとなる項目の入力に従って検索して再利
    用するようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像
    情報の処理方法。
  3. 【請求項3】 系外への画像伝送指示が入力された場合
    には、上記モニタへの表示に用いられている画像信号を
    圧縮して、その圧縮画像信号を系外へ伝送し、系外から
    圧縮画像信号が伝送された場合には、同画像信号を受信
    して伸張し、その伸張画像信号をもとに上記モニタへの
    画像表示を行うようにしたことを特徴とする請求項2記
    載の画像情報の処理方法。
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