JP2960814B2 - 赤外線リモートコントロール装置 - Google Patents

赤外線リモートコントロール装置

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JP2960814B2 JP4120713A JP12071392A JP2960814B2 JP 2960814 B2 JP2960814 B2 JP 2960814B2 JP 4120713 A JP4120713 A JP 4120713A JP 12071392 A JP12071392 A JP 12071392A JP 2960814 B2 JP2960814 B2 JP 2960814B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外線により音声信号
と制御信号とを伝送するリモートコントロール装置の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、音声信号と制御信号とを伝送する
赤外線リモートコントロール(以下リモコンという)装
置においては、音声信号を伝送するためにFM変調し、
そのFM変調された信号を光に変換して伝送し、制御信
号はパルス波として赤外線により送信するものがある。
たとえば、特開昭59−10090号に開示されてい
る。またリモコン制御信号と音声信号を同時に伝送する
ため、周波数多重などして伝送していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の赤外線リモコン
装置では、音声信号を伝送するためにFM変調した後、
光信号に変換して伝送するから、このFM変調をする場
合、変調回路,復調回路の規模が大きくなる、S/Nが
悪くなるなどの問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、音声
信号をパルス密度変調器でパルス密度信号に変調し、制
御信号はパルス位置変調手段でパルス位置変調信号に変
調し、両者共にパルス信号として赤外線により伝送する
ようにした。
【0005】
【作用】音声信号をパルス密度変調器でパルス密度信号
に変調することにより、音声の変復調回路の規模が小さ
くなり、S/Nが改善される。また、選択スイッチ部の
簡略化およびパルス伝送回路において制御信号と音声信
号のドライブ回路などが共用可能となるため、LEDド
ライバ回路の簡略化が図れる。
【0006】
【実施例】図1(a)は、制御信号と音声信号を赤外線
信号で伝送するリモコン信号送信機のブロック図であ
る。同図(b)は、リモコン信号受信機のブロック図で
ある。
【0007】図1(a)において、主制御部1は、表示
部2,キースイッチ部3,リモコン信号生成部4,選択
スイッチ部8などに接続され、それらの機能を制御す
る。
【0008】表示部2は、キースイッチ部3の状態およ
び赤外線リモコン信号送信機の状態を表示する。
【0009】キースイッチ部3は、赤外線リモコン信号
送信機の操作キーであり、受信機に要求される機能をキ
ー操作により入力する。
【0010】リモコン信号生成部4は、主制御部1の制
御の下に、図2(a)および(b)に示されるワード構
成の一例に示すようなリモコン信号を生成する。図2
(a)において、システム選択固定ビットは、制御する
機器を表わすビットである。データビットは、制御する
機器の機能データである。データ拡張ビットはデータの
予備ビットである。裏表判定ビットは、図2(b)の裏
信号データか図2(a)の表信号データかを識別する符
号である。ここで、裏信号としては、表信号のデータビ
ット、データ拡張ビット、裏表判定ビット部分の反転ビ
ットとなる。
【0011】リモコン変調部6は、リモコン信号生成部
4で生成したリモコン信号のデータコードを、赤外線信
号として伝送可能な副搬送波を含んだ信号に変調する。
まず、データコードのパルス列をパルス位置変調する。
図3はその一例である。パルス位置変調されたパルス列
に副搬送波を掛け合わせ、赤外線出力信号を生成する。
【0012】パルス密度変調器7は、マイク5から入力
されるアナログ音声信号をパルス密度変調することによ
り、パルス密度信号としてのパルス列を出力する。図4
は、アナログ信号入力波形とこれに対応する出力される
パルス密度信号波形を示している。音の大小はパルスの
密度に変換される。図5は、図1(a)に示したパルス
密度変調器7の構成の一例のブロック図である。このよ
うなパルス密度変調器の構成および動作については、本
出願人が昭和60年12月25日に出願した出願に係る
特開昭62−152223号公報に詳細に説明されてい
るが、以下に簡単に説明する。
【0013】図5において、入力端子20からの入力信
号aは、加算器21を介してメモリ22,正負判定回路
23に接続され、メモリ22は加算器21に接続され、
正負判定回路23はメモリ24を介して加算器21に接
続される。メモリ22および24は、クロックφに応答
してデータの取込みを行なうものであり、正負判定回路
23は入力データの正負を判定し、正か負かの判定結果
を出力するものである。加算器21の出力データをSで
表わし、出力信号をcとする。
【0014】図5の回路において、以下の2つの式が成
立する。すなわち、 S=a−c・Z-1+S・Z-1 …(1) S=c+N …(2) ここで、Z-1=cosωT−jsinωT ω:入力信号の角速度 T:クロック周期 上述の(2)式のNは、Sを符号のみにした結果、すな
わち、1ビットに量子化したために発生するノイズで、
cとSとの差である。
【0015】上述の(1)、(2)式よりSを消去する
と、 c=a−N(1−Z-1) …(3) この(3)式において、ωTが小すなわち、入力信号周
波数が低いか、またはクロック周期Tが短い場合、Z-1
は1に近い値となる。したがって、1−Z-1≒0であ
る。
【0016】(3)式において、1−Z-1≒0のとき、
c≒aとなる。aは入力信号であり、cは1ビットのデ
ータである。ノイズ補正機能を持ったパルス密度変調器
は、出力データを1ビット、すなわち、パルス密度変調
信号とした場合でも十分なS/N比を確保することが可
能である。
【0017】そして、このパルス密度変調信号は、ノイ
ズ補正機能によりノイズが高帯域に押しやられ帯域内で
のノイズは非常に少ない。このため、このパルス密度変
調信号を音声帯域内のローパスフィルタに通すことによ
り、もとのアナログ信号を得ることが可能である。
【0018】図6は、アナログ音声信号をパルス密度変
調信号に変調するパルス密度変調器回路の一例である。
アナログ音声信号入力aは抵抗R1 およびコンデンサC
よりなる積分器を経てコンパレータ26に送られる。こ
の積分器にはデータラッチ27の出力Q(パルス密度変
調信号出力)からの信号(正,負)を抵抗R2 を通して
加算する。これが、点Aの信号となる。この、点Aの信
号とコンパレータレベルと比較した結果をコンパレータ
26の出力として、データラッチ27に送る。この出力
をデータラッチ27においてクロックφでラッチして、
出力Qに出力する。この出力値がパルス密度変調信号c
となる。このパルス密度変調信号cは前述のように積分
器にフィードバックされる。図7はこの信号の流れを示
すグラフである。
【0019】図1(a)に戻り、選択スイッチ部8に
は、リモコン変調部6から出力される赤外線出力信号と
パルス密度変調器7から出力されるパルス密度変調信号
が入力され、主制御部1の指示により、どちらかを選択
して出力する。
【0020】LEDドライバ回路部9は、赤外線LED
を駆動するためのドライバ回路である。
【0021】高速LED10は、赤外線を発光するため
の高速な赤外線LEDである。図1(b)はリモコン信
号受信機のブロック図である。これは赤外線リモコン装
置に制御される機器に付属される。
【0022】受光素子11は赤外線リモコン装置から発
光される赤外線を受光し、電気信号に変換する。
【0023】レシーバ回路部12は、受光素子11で変
換された電気信号を波形成形してパルス信号に変換する
回路部である。ローパスフィルタ13は、伝送されてく
るパルス密度変調信号を復調し、アナログ音声信号に再
生するものである。
【0024】リモコン復調部14は、伝送されてくるリ
モコン信号より制御信号を抽出する回路部である。
【0025】主制御部15は、リモコン復調部14から
出力される制御信号を解読して、被制御部16,音声録
音再生部18,スイッチSW17などのリモコン信号受
信機能に必要な制御を行なうブロックである。
【0026】被制御部16は、主制御部15によって制
御される制御対象機器である。スイッチSW17は主制
御部15で制御され、ローパスフィルタ13から出力さ
れるアナログ音声信号の音声録音再生部18への入力の
開閉をするスイッチである。
【0027】音声録音再生部18は、主制御部15によ
って制御され、赤外線リモコン装置から伝送されてくる
音声信号を録音し、再生する回路である。
【0028】次に、前記の実施例の動作に関して説明す
る。ここでは一例として、リモコン信号送信機からリモ
コン信号受信機の音声録音再生部18に、アナログ音声
信号を録音する場合について説明する。
【0029】まず、キースイッチ部3の音声伝送ボタン
を押すと、主制御部1は、音声伝送機能動作を開始す
る。主制御部1は、選択スイッチ部8の切換スイッチを
リモコン変調部6からの制御信号が有効となる方向に切
換える。次に、主制御部1からリモコン信号生成部4に
音声録音再生部18に信号を伝送する制御コマンドを生
成し、制御信号を作製する。この制御信号は、リモコン
変調部6で赤外線リモコン出力信号に変換され、選択ス
イッチ部8,LEDドライバ回路部9,高速LED10
を介して赤外線信号としてリモコン信号受信機に発光す
る。
【0030】リモコン信号受信機の受光素子11が赤外
線を受光し、レシーバ回路部12でパルス信号に整形し
て、リモコン復調部14に入力する。リモコン復調部1
4は、制御信号を抽出して主制御部15に出力する。主
制御部15は、音声録音再生部18の機能を動作させる
制御信号が入力されたと認識して、スイッチSW17を
閉じ、音声録音再生部18を録音開始状態にする。
【0031】次に、主制御部1は制御信号を伝送し終え
ると、表示部2に音声録音可能メッセージを表示し、同
時に選択スイッチ部8のスイッチを切換えてパルス密度
変調器7の入力がLEDドライバ回路部9に出力できる
ようにする。これにより、マイク5から入力されたアナ
ログ音声信号が、パルス密度変調器7でパルス密度変調
信号に変調され、その信号が選択スイッチ部8,LED
ドライバ回路部9,高速LED10を介して、赤外線信
号としてリモコン信号受信機に出力される。この赤外線
信号はパルス密度変調された信号である。
【0032】この赤外線信号を受光素子11が受光し、
レシーバ回路部12で波形整形して、ローパスフィルタ
13に出力する。ローパスフィルタ13では、パルス密
度変調信号を積分し、折返しノイズを削除してアナログ
音声信号に変換する。この変換されたアナログ音声信号
は、スイッチSW17を介して音声録音再生部18に入
力される。この入力されたアナログ音声信号を、音声録
音再生部18で録音を開始し音声の録音をする。
【0033】最後に、キースイッチ部3の音声録音終了
ボタンを押すと、主制御部1は選択スイッチ部8をリモ
コン変調部6の入力に切換え、音声録音終了コマンドを
有した制御信号を赤外線信号として出力する。この赤外
線信号を受けてリモコン復調部14で復調し、主制御部
15が音声録音終了コマンドが送られてきたことを認識
してスイッチSW17を開き、音声録音再生部18の録
音機能を停止する。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、制御信
号をパルス位置変調信号、音声信号をパルス密度変調信
号として伝送することにより、両変調方式とも赤外線発
光手段としてのLEDをパルス駆動することにより、簡
単に赤外線信号に変換できるため、低コストの音声信号
と制御信号を伝送する赤外線リモコン装置を構成するこ
とができる。また、パルス密度変調信号に変換された音
声信号を復調する回路も、簡単なローパスフィルタだけ
で構成できる。そして、パルス密度変調を採用すること
により、FM変調より高い分解能および高いS/Nの信
号伝送が可能となる。しかも、制御信号もパルス位置変
調信号を使用することにより、変調復調手段が簡単にな
り、音声の変復調回路とともに回路規模を小さくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は、それぞれリモコン信号
送信機およびリモコン信号受信機のブロック図である。
【図2】(a)および(b)は、それぞれリモコン制御
信号のワード構成の一例である。
【図3】リモコン変調の一例である。
【図4】アナログ音声入力波形とパルス密度信号波形の
グラフである。
【図5】パルス密度変調器の一例のブロック図である。
【図6】パルス密度変調器の一例の回路図である。
【図7】図6の各部の波形である。
【符号の説明】
1 主制御部 2 表示部 3 キースイッチ部 4 リモコン信号生成部 5 マイク 6 リモコン変調部 7 パルス密度変調器 8 選択スイッチ部 9 LEDドライバ回路部 10 高速LED 11 受光素子 12 レシーバ回路部 13 ローパスフィルタ 14 リモコン復調部 15 主制御部 16 被制御部 17 スイッチ 18 音声録音再生部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線により音声信号と制御信号とを送
    信機より受信機に伝送するリモートコントロール装置に
    おいて、 送信機は、 音声信号をパルス密度変調する手段と、 制御信号をパルス位置変調する手段と、 赤外線発光手段と、パルス密度 変調された音声信号とパルス位置変調された
    制御信号とを切換えて何れか一方を赤外線発光手段に供
    給する選択スイッチ部とを有し、 受信機は、 受光素子と 音声信号復調手段と、 制御信号復調手段と、 受信した制御信号により音声信号回路の制御を行なう手
    段とを有する、 ことを特徴とする赤外線リモートコントロール装置。
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