JP2960759B2 - ベルト式照明昇降装置 - Google Patents

ベルト式照明昇降装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高天井に設置する照明器具用のベルト式照
明昇降装置に関するものである。
〔従来の技術〕
使用荷重が15kg以下の昇降装置は、従来、殆どのもの
がワイヤロープ1本または2本を用いて、昇降部の昇降
を行っている。しかしながら、上記ワイヤロープを用い
た昇降装置には、つぎに示すような機構的な問題があっ
た。
(1)ワイヤ1本で吊り下げる昇降装置では、ワイヤを
軸とした昇降部の回転や横振れを制止する有効な手段が
なく、昇降部を引き上げて本体に装着する際に、装着位
置がずれたり、容易に定位置に納まらないなど、不都合
事が多く発生する。
(2)ワイヤ2本で吊り下げる昇降装置では、2本のワ
イヤを結ぶ線の方向の横振れは大幅に軽減されるが、上
記線と直交する方向の横振れは防止できない。また、昇
降部が自然に回転することによりワイヤ同士が撚り合わ
された場合に、ワイヤ自身の撚り戻し力によって、再び
ワイヤ同士が撚り合ったままになることが多く、昇降部
の引上げが円滑に行われなかったり、本体への装着がで
きないなどの不都合事が発生する。
上記(1),(2)の問題を軽減するために、実開昭
59−195609号に示されるような検知装置が考案されてい
るが、検知精度に難点があり装置が高価になるなどの問
題があった。
(3)上記ワイヤロープの巻取器は、装置の大きさに対
する制約から、ワイヤを多段に巻き取る方法を用いてお
り、殆どの昇降装置は整列巻き行うための機構を有して
いない。このため、昇降部が引き上げられる際にワイヤ
が乱れたままで巻き上げられたり、偏った巻上げ方をさ
れることが多い。偏った状態で巻かれたワイヤが崩れた
ときにワイヤに大きな力がかかり、もつれやよじれを発
生するなどの不都合がおこる。
上記の各不都合を解決するために、ワイヤロープの代
替として、帯状のベルトを用いて巻き上げることは容易
に案出される。すなわち、ベルトは昇降部が引上げ途中
で回転によりねじれても、自然に復元し、また、ベルト
の面の方向に対する振れも防止することができ、乱れ巻
きが発生する可能性が非常に低くなるなど、ベルト自身
が有する利点を生かすことができるからである。
しかしながら、昇降部をベルト1本で昇降させようと
すると、ベルトの最上部を支点としてベルト面と直角な
方向に昇降部とベルトが振れ、また、ベルトの最下部で
もベルト面と直角方向に昇降部が振れるため、ワイヤロ
ープの場合と同様に不都合を生じ易い。上記振れを防止
するためには2本のベルトを対面させて平行に設置する
のが望ましいが、本体内の巻取器のドラムが2本の軸に
取り付けられる必要があり、コスト面や装置の大きさに
制約を受ける。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、昇降装置の昇降時における昇降部の
振れを軽減したり、振れによって生じる不都合を防止す
るためには有効であるが、装置が複雑化し、高価になっ
たり大形化するなどの問題があった。
本発明は、昇降部の振れや自然に発生する回転を防止
し、確実な昇降動作を得るとともに、単純で安価な照明
昇降装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、本体内に正転逆転可能な回転軸と、該回
転軸に取り付けられた巻取器と、照明装置の電源接続装
置とを備え、上記巻取器に一端が取り付けられて巻き取
られる帯状ベルトの他端を昇降部に取り付け、上記回転
軸の回転により、上記昇降部に設置した照明装置の昇降
動作を行うとともに、上記昇降部の上死点で照明装置の
点滅操作を行うベルト式照明昇降装置において、上記帯
状ベルトは、少なくとも2本以上を使用し、上記昇降部
におけるベルトの取付けは、ベルトの面が筋違いになる
ように配するか、各ベルト面が互いに角度をもって位置
するように配設することにより達成できる。
この場合、上記回転軸の回転は、正転逆転可能なモー
タにより行う。
またこの場合、上記ベルトは、上記本体内に設けた同
一軸上に設置した巻取器か、複数本のベルトに対する一
体化した巻取器によって、巻取りまたは巻き戻しを行
う。
〔作用〕
昇降部の取付け部に筋違いの平行配置された複数の昇
降用ベルトは、対面平行配置されたベルトと同様に、昇
降部の振れを防止することができる。また、同一軸上に
設けられた巻取器で巻き上げても、ベルト同士が重なり
合うことがない。
一方、ベルト面を例えばT字形に直交させる不平行配
置された2本のベルトは、それぞれのベルト面方向の振
れを防止することができる。また、本体内に備えた中間
滑車を用いて少なくとも一方のベルトを誘導することに
より、同一軸上の巻取器にベルト同士が重なり合うこと
なく巻き上げることができる。
上記のように本発明のベルト式照明昇降装置は、構造
の単純化とコストダウンとを図りながら、確実な照明装
置の昇降動作を実施することができる。
〔実施例〕
つぎに本発明の実施例を図面とともに説明する。第1
図は本発明によるベルト式照明昇降装置の一実施例の内
部機構を示す説明図で、(a)は正面図、(b)は側面
図、第2図は上記昇降装置の他の実施例を示す説明図
で、(a)は正面図、(b)は側面図、第3図(a)〜
(d)は昇降部とベルト取付けの位置関係をそれぞれ示
す図である。
本発明による照明昇降装置の昇降機構を示す第1図に
おいて、正転逆転可能なモータ2の回転軸3に、昇降装
置本体1の内部において巻取器4が取り付けられ、上記
巻取器4でベルト5a,5b,5cがそれぞれ同時に巻取り巻き
戻しされる。上記ベルト5a〜5cの他端は上記装置本体1
内に設けた中間滑車7を介して、照明装置8を設置する
昇降部6に取り付けられている。また、上記昇降装置本
体1の下方の凹部9には電極10が設けられており、上記
昇降部6がベルト5a〜5cで巻き上げられ上記凹部9に挿
入されると、昇降部6の上面に設けた電極11が上記電極
10の接触し、照明装置6の電源が投入されるように構成
されている。
上記昇降部6と3本のベルト5a〜5cとの取付け関係位
置は、第3図(a)に示すように筋違いの平行配置であ
って、上記装置本体1の内部までは上記昇降部6の
(a)に示す間隔を保ち、振れに対する支点を大きくす
るように上記の中間滑車7を設けている。
第2図に示す本発明のベルト式照明昇降装置の他の実
施例は、上記第1図に示した実施例と基本的構成は同様
であるが、本実施例では第3図(b)に示すように、ベ
ルト5d,5eと昇降部6との取付け関係位置をT字形に配
置している。このため中間滑車7c,7dは回転台形体と
し、ベルト5eにねじれを与えて巻取器4に誘導し、ベル
ト5dと同一の回転軸3で巻取り巻き戻しができるように
なっている。第3図(c)および(d)に示した昇降部
6におけるベルトの取付け関係位置は、上記各実施例か
ら容易に発展可能な例を示したものである。
上記のように本発明では、装置本体1と昇降部6との
間を複数のベルトでつなぎ、それら各ベルトの配置を、
筋違い平行配置にするか、各ベルト面が互いにある角度
をもって位置するように配置しているため、昇降中にお
ける昇降部6の振れや回転が防止され、常に一定の状態
で装置本体の下方凹部9に昇降部6が装着されるので、
照明装置の電源を確実に投入することができる。
また、上記各実施例に用いた昇降用ベルトは、単一の
回転軸3に取り付けられた1つまたは一連の巻取器4に
よって巻き取られるため、単純な構造で実施することが
できる。
〔発明の効果〕
上記のように本発明によるベルト式照明昇降装置は、
本体内に正転逆転可能な回転軸と、該回転軸に取り付け
られた巻取器と、照明装置の電源接続装置とを備え、上
記巻取器に一端が取り付けられて巻き取られる帯状ベル
トの他端を昇降部に取り付け、上記回転軸の回転によ
り、上記昇降部に設置した照明装置の昇降動作を行うと
ともに、上記昇降部の上死点で照明装置の点滅操作を行
うことにより、昇降動作中の昇降部の振れの軽減や自然
回転を軽減または早期減衰、さらにベルト切断に対する
信頼性が達成され、照明装置の確実な点滅を実現するこ
とができる。さらに、昇降部に対するベルトの取付け関
係位置の検討と中間滑車の誘導により、単一の回転軸に
取り付けられた1つまたは一連の巻取器によって巻き取
ることができるので、単純な構造で構成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるベルト式照明昇降装置の一実施例
の内部機構を示す説明図で、(a)は正面図、(b)は
側面図、第2図は上記昇降装置の他の実施例を示す説明
図で、(a)は正面図、(b)は側面図、第3図(a)
〜(d)は昇降部とベルト取付けの位置関係をそれぞれ
示す図である。 1……本体、2……モータ 3……回転軸、4……巻取器 5a,5b,5c,5d,5e……帯状ベルト 6……昇降部、8……照明装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21V 21/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体内に正転逆転可能な回転軸と、該回転
    軸に取り付けられた巻取器と、照明装置の電源接続装置
    とを備え、上記巻取器に一端が取り付けられて巻き取ら
    れる帯状ベルトの他端を昇降部に取り付け、上記回転軸
    の回転により、上記昇降部に設置した照明装置の昇降動
    作を行うとともに、上記昇降部の上死点で照明装置の点
    滅操作を行うベルト式照明昇降装置において、上記帯状
    ベルトは、少なくとも2本以上を使用し、上記昇降部に
    おけるベルトの取付けは、ベルトの面が筋違いになるよ
    うに配するか、各ベルト面が互いに角度をもって位置す
    るように配設したことを特徴とするベルト式照明昇降装
    置。
  2. 【請求項2】上記回転軸の回転は、正転逆転可能なモー
    タにより行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載したベルト式照明昇降装置。
  3. 【請求項3】上記ベルトは、上記本体内に設けた同一軸
    上に設置した巻取器か、複数本のベルトに対する一体化
    した巻取器によって、巻取りまたは巻き戻しを行うこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載したベルト式
    照明昇降装置。
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