JP2960641B2 - 成形装置 - Google Patents

成形装置

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JP2960641B2 JP35288593A JP35288593A JP2960641B2 JP 2960641 B2 JP2960641 B2 JP 2960641B2 JP 35288593 A JP35288593 A JP 35288593A JP 35288593 A JP35288593 A JP 35288593A JP 2960641 B2 JP2960641 B2 JP 2960641B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/1418Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles the inserts being deformed or preformed, e.g. by the injection pressure
    • B29C45/14262Clamping or tensioning means for the insert
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    • B29C45/14262Clamping or tensioning means for the insert
    • B29C2045/14278Clamping or tensioning means for the insert controlling the tension of the insert

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性樹脂からなる芯
材層の表面に各種表皮材が貼合された多層成形品の製造
に用いられる成形装置に係り、特に自動車用内装材に好
適に適用できる成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から図5及び図6で示すように、一
対の上下金型51,52間に表皮材Hと基材となる熱可
塑性樹脂53を供給し、加圧、冷却して熱可塑性樹脂芯
材層の表面に表皮材Hが貼合された多層成形品を成形す
るにあたり、上金型51または下金型52の外周を摺動
する表皮材保持枠54に設けられたピン55で表皮材H
の周縁を保持しながら成形する技術が提案されている
(特開平5−77264号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記提案技術で
は、表皮材Hに張力がかかりピン55で保持されている
表皮材Hはピン55により、ピン55の位置から金型中
心方向に切れることを前提にして表皮材保持枠54のピ
ン55の径と設置密度とを調整し、表皮材Hの保持力を
部分的にコントロールすることによって表皮材Hの金型
への滑り込み量を調節していた。
【0004】このため、ピン55で保持されている部分
の表皮材Hは、金型の中心方向に切れるので、この表皮
材Hの切れ目が成形品表面に貼合されることのないよ
う、製品とする成形品端部の金型相当位置から10mm
以上外側にピン55を設けておく必要があり、金型が大
きくなるだけでなく、直接ピン55に全ての張力がかか
るために、成形品の凹凸が大きい場合の対応に不都合で
あった。また予め表皮材Hを一定テンションをもってピ
ン55に取り付けるため、予め表皮材保持枠54の所定
位置に取り付けられたピン55に表皮材Hをセットする
時の作業が効率的でなく、さらにピン55の耐久性等か
らピン径等の制限があった。
【0005】本発明の目的は、大きな凹凸を備えた複雑
な形状の成形品についても成形品表面の表皮材にシワや
破れ等のない良好な外観を与えることかでき、表皮材の
取付が容易で、金型や成形機を特殊加工することなく、
従来から使用している金型や射出成形機として使用でき
成形装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る成形装置
は、対向する2つの金型に表皮材と基材となる合成樹脂
を供給し、加圧、冷却して基材の表面に表皮材が一体に
接合された多層成形品を成形する成形装置において、前
記対向する2つの金型のいずれか一方の金型の外周に設
けられた表皮材保持枠と、該表皮材保持枠の幅方向に所
定間隔で設けられた複数のガイドと、該各ガイドに摺動
可能に配設されたピンと、を備え、前記ピンは抵抗部材
を介して内側方向に移動可能に形成されると共に対向す
る金型方向にも抵抗部材を介して移動可能に配設されて
なることを特徴とする。またピンの移動範囲に対応する
可動側金型には、ピンの高さより大きい空間部が形成さ
れ、該空間部の外周側には真空吸引機と接続された真空
吸引孔が形成されているように構成すると好適である。
なお上記抵抗部材は圧縮コイルばねで構成すると好適で
ある。
【0007】
【作用】本発明によれば、対向する2つの金型のいずれ
か一方の金型の外周に設けられた表皮材保持枠に、ガイ
ドが設けられ、このガイドに摺動可能なピンが配設さ
れ、ピンは抵抗部材を介して内側方向に移動可能に形成
されると共に対向する金型方向にも抵抗部材を介して移
動可能に配設されているので、表皮材はピンに刺されて
係止される。そして、溶融合成樹脂を固定側金型上に供
給し、可動側金型を固定側金型へ可動させるときに、キ
ャビティ形状に応じて表皮材が引っ張られると、この引
っ張られる力に応じて、抵抗部材に抗して表皮材に一定
のテンションがかかったままで、ピンが移動する。この
ため、複雑な形状や凹凸の大きな部分においては、他の
部分に比して表皮材を係止したピンが大きく内側へ移動
する。またキャビティの凹凸や深絞りに応じた一定の張
力が表皮材にかかっているので、成形における表皮材の
しわ等の発生が防止される。
【0008】また請求項2のように、ピンの移動範囲に
対応する可動側金型には、ピンの高さより大きい空間部
が形成され、該空間部の外周側には真空吸引機と接続さ
れた真空吸引孔が形成されて構成すると、表皮材をセッ
トするときに、真空吸引機を作動させて可動側金型に表
皮材を近づけると、真空吸引孔に表皮材が引き寄せら
れ、さらに可動側金型が固定側金型に移動すると、ピン
に表皮材が刺さり、表皮材は係止される。これにより、
各ピンに表皮材を一つ一つ刺す作業が必要なくなり、簡
単に表皮材のセットができる。
【0009】なお真空吸引機を利用しないで、表皮材を
セットすることもでき、このときには、ピンがガイドに
沿って摺動するので、ピンを内側へ移動させて、表皮材
をピンに刺して取り付けることが出来る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0011】図1及び図2は本発明に係る成形装置の一
実施例を示すものであり、図1は固定側の金型に配設し
た表皮材保持枠の平面図、図2は成形装置の作動説明図
である。本例の成形装置Sは、固定側金型10と、可動
側金型20とから構成されており、本例では固定側金型
10が図2で示すように右側に位置しており、可動側金
型20が左側に位置しているが、上下金型で構成しても
良いことは勿論である。
【0012】本例の固定側金型10は所望の凸型面11
を備えており、この凸型面11の外周には、後述する表
皮材保持枠30の配置空間12が形成されている。この
配置空間12に面した固定側金型10には、可動側金型
20方向へ向けた貫通孔13か複数形成されている。こ
の貫通孔13は後述する表皮材保持枠30に形成された
ガイド棒14及び圧縮コイルばね15を装着できるよう
に構成されている。
【0013】本例の固定側金型10には、図示しない押
出成形機或いは射出成形機が付設されており、この押出
成形機或いは射出成形機から溶融状態の合成樹脂を固定
側金型10の凸型面11上に供給するバルブゲート16
が形成され、このバルブゲート16には、バルブ作動シ
リンダ17によって作動されるゲートピン18が配設さ
れている。
【0014】そして、固定側金型10には、枠体からな
る表皮材保持枠30が取り付けられている。本例の表示
材保持枠30は、図1で示すように、固定側金型10の
外周を囲うように固定側金型10の外周上面に配設され
ており、この表皮材保持枠30には、図2で示すよう
に、所定間隔で下方(固定側金型10側)に延出するガ
イド棒14が取り付けられ、また所定間隔で内側(キャ
ビティ側)へ向けた貫通孔(即ち幅方向の貫通孔)31
が形成されている。
【0015】この貫通孔31は、後述する圧縮コイルば
ね36の係止用の凹部となっていると共に先端側(金型
側)がねじ孔31bとなっており、この貫通孔31が形
成された部分の上面にはリニアガイド32が設けられて
いる。本例のリニアガイド32は貫通孔31と同じ方向
(即ち表皮材保持枠30の幅方向)に形成されている。
【0016】このリニアガイド32にはスライダ33が
摺動可能に配置されており、このスライダ33には、ピ
ン(針)34が可動側金型20に向けて立設されてい
る。本例のスライダ33は、図2で示すように、断面L
字状をしており、L字の長尺側の自由端下面(キャビテ
ィ側)33aをリニアガイド32と係合させ、他方の短
尺側の自由端部33bは、抵抗部材としてのばねガイド
棒35及び圧縮コイルばね36を介して摺動可能に係合
している。これによりピン(針)34の摺動は圧縮コイ
ルばね36と連動するように構成され、ピン34が強く
金型の内側方向に引っ張られると、圧縮コイルばね36
に打ち勝ってスライダ33が内側に移動するように構成
される。
【0017】上記ばねガイド棒35の先端側はねじ部3
5aとなっており、このねじ部35aと前記貫通孔31
のねじ孔31bが係合し、このばねガイド棒35を回動
して圧縮コイルばね36の強度調整を行うことができる
ように構成されている。。
【0018】また表皮材保持枠30は、上記ガイド棒1
4に圧縮コイルばね15が外装されており、この圧縮
イルばね15により、可動側金型20表面との距離を一
定に保つように構成されている。
【0019】また本例の可動側金型20は上記固定側金
型10に対向して位置し、内側に所定形状の凹状型面2
1をしており、上記固定金型10の凸型面11とでキ
ャビティを構成している。
【0020】本例の可動側金型20は凹状型面21の外
周側で前記表示材保持枠30の配置空間12の対向位置
にスライド空間部22が形成されている。またこのスラ
イド空間部22より外側位置位置には、真空吸引孔23
が複数箇所開設されており、この真空吸引孔23は真空
吸引管路24を通じて図示しない真空ポンプと接続して
いる。この可動側金型20は、図示しない駆動装置によ
り固定側金型10へ可動可能に構成されており、固定側
金型10に対して所定クリアランスを保ち、係合圧締め
可能に構成されている。なお図1で示す実施例では、対
向する両側のみにピンを配設した例を示したが、固定側
金型10の全外周に配設するようにできるのは勿論であ
る。
【0021】本発明に用いられる表皮材Hの材質として
は、織布,不織布,ポリオレフィン、塩化ビニル、ナイ
ロン等の熱可塑性樹脂及びポリオレフィン系、ポリエス
テル系、ウレタン系、塩化ビニル系等の熱可塑性エラス
トマーのシート,フィルムが挙げられる。また上記材質
を単独或いは2種以上積層したものを表皮材として使用
することもできる。
【0022】さらにソフトな感触を出すために、表皮材
の裏面にポリプロピレン、ポリエチレン、ウレタン等の
発泡シートを貼合したもの、成形時において溶融樹脂の
熱から保護したり、表皮材と芯材層を接着力を強化させ
る目的で布、またはシート等を裏面に貼合した積層体を
使用することもできる。これらの表皮材の使用にあたっ
ては、表皮材の引張応力、伸びを調節するため供給に先
立って予備加熱を行ってもよい。
【0023】本発明に基材として用いられる樹脂は、例
えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、
アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体、ナ
イロン等の熱可塑性樹脂、エチレン−プロピレンブロッ
ク共重合体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体等
の熱可塑性エラストマー等、圧縮成形、射出成形および
押出成形に通常使用されるものをいずれも用いることが
できる。また、これらに無機質充填剤、ガラス繊維等の
充填剤顔料、滑剤、帯電防止剤等の添加剤を含有したも
のも適宜用いることができる。
【0024】次に、上記構成からなる成形装置Sの動作
について説明する。先ず、成形装置Sの一方側を構成す
る可動側金型20に表皮材Hをセットする。この表皮材
Hのセットは、真空吸引孔23の近傍に表皮材Hを近づ
けることにより、図2の(A)で示すように、表皮材H
が吸引されて可動側金型20に保持される。
【0025】次いで、固定側金型10方向へ可動側金型
20を可動させると共に、固定側金型10から基材とな
る溶融合成樹脂を、可動側金型20と,固定側金型10
間に形成されるキャビティ内にバルブゲート16を通じ
て充填する。そして可動側金型20が可動して固定側金
型10へ移動する(図2(A)矢印X方向)と、可動側
金型20に保持された表皮材Hは、図4の(B)で示す
ように、ピン34に刺されて保持される。このとき真空
吸引機を停止して真空吸引孔23からの吸引を止める。
【0026】さらに可動側金型20が可動すると、供給
された溶融樹脂とキャビティの凹凸形状に応じて、表皮
材Hはキャビティ面に押しつけられるが、このとき表皮
材Hは、キャビティ側へ引っ張られる。表皮材Hが引っ
張られると、この引っ張られる強さに応じて、スライダ
33はキャビティ内側へ移動し、表皮材Hも所定のテン
ションを維持したままキャビティ側へ移動する。
【0027】以上のように、キャビティの形状に合わせ
て、各スライダ33がキャビティ側へ移動するので、従
来のように表皮材Hの周囲を固定した場合に比して、表
皮材Hは所定のテンションを維持したまま成形されるこ
ととなり、表皮材Hに無理な力が加わらず、ピン34の
部分で表皮材が裂けたり、切れたりすることがないだけ
でなく、表皮材Hの肉厚を一定に保持したまま、表皮材
Hと基材との一体化が可能となる。
【0028】また、従来のようにコーナー部等において
は表皮材にシワが入りやすいので、シワの入りやすい部
分にはピンを多く設けて表皮材周縁の保持力を大きくす
る等の特殊な措置を施す必要がなく、表皮材が成形中に
切れたり、過度に引き伸ばされたりすることを心配する
必要がなく、従って予め表皮材を幾分たるませ余裕をも
たせた状態で表皮材保持枠30上のピンに取り付ける等
が不要となる。このため、成形品の形状等に影響されな
いで、表皮材と基材との接合を行うことが出来る。
【0029】図3及び図4は本発明の他の実施例を示す
ものであり、図3は説明断面図、図4は図3の上金型の
概略斜視図である。なお本例で前記実施例と同様部材に
は同一符号を付してその説明を省略する。本例では、上
記金型において、シェアエッジの高さを異ならしめて形
成した例を示すものであり、図3で示すように、極端な
凹凸形状或いは深絞りの箇所41のあるシェアエッジ部
分42を、図4で示すように他の部分に比して薄く形成
して、表皮材の引っぱり込みを不均一にした例を示すも
のである。本例のように構成すると、伸びの極端に少な
い表皮材であっても、対応することが容易となる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、対向する2つの金型の
いずれか一方の金型の外周に設けられた表皮材保持枠
に、ガイドが設けられ、このガイドに摺動可能なピンが
配設され、ピンは抵抗部材を介して内側方向に移動可能
に形成されると共に対向する金型方向にも抵抗部材を介
して移動可能に配設されているので、表皮材はピンに刺
されて係止される。そして、溶融合成樹脂を固定側金型
上に供給し、可動側金型を固定側金型へ可動させるとき
に、キャビティ形状に応じて表皮材が引っ張られると、
この引っ張られる力に応じて、抵抗部材に抗して表皮材
に一定のテンションがかけたままで、ピンが移動する。
このため、複雑な形状や凹凸の大きな部分においては、
他の部分に比して表皮材を係止したピンが大きく内側へ
移動する。またキャビティの凹凸や深絞りに応じた一定
の張力が表皮材にかかっているので、成形における表皮
材のしわ等の発生が防止される。
【0031】またピンの移動範囲に対応する可動側金型
には、ピンの高さより大きい空間部が形成され、該空間
部の外周側には真空吸引機と接続された真空吸引孔が形
成されるように構成すると、表皮材をセットするとき
に、真空吸引機を作動させて可動側金型に表皮材を近づ
けると、真空吸引孔に表皮材が引き寄せられ、さらに可
動側金型が固定側金型に移動すると、ピンに表皮材が刺
さり、表皮材は係止される。これにより、各ピンに表皮
材を一つ一つ刺す作業が必要なくなり、簡単に表皮材の
セットができる。
【0032】なお真空吸引機を利用しないで、表皮材を
セットすることもでき、このときには、ピンがガイドに
沿って摺動するので、ピンを内側へ移動させて、表皮材
をピンに刺して取り付けることが出来る。
【0033】以上のように本発明によれば、大きな凹凸
を備えた複雑な形状の成形品についても成形品表面の表
皮材にシワや破れ等のない良好な外観を与えることがで
き、表皮材の取付が容易で、金型や成型機を特殊加工す
ることなく、従来から使用している金型や射出成型機と
して使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形装置の固定側の金型に設けた
表皮材保持枠の平面図である。
【図2】成形装置の作動説明図である。
【図3】他の実施例を示す説明断面図である。
【図4】図3の上金型の概略斜視図である。
【図5】従来例を示す表皮材保持枠の平面図である。
【図6】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 固定側金型 11 凸型面 12 配置空間 13 貫通孔 14 ガイド棒 15 抵抗部材(圧縮コイルばね) 16 バルブゲート 17 バルブ作動シリンダ 18 ゲートピン 20 可動側金型 22 スライド空間部 23 真空吸引孔 24 真空吸引管路 30 表皮材保持枠 31 貫通孔 31b ねじ孔 32 ガイド(リニアガイド) 33 スライダ 33a 長尺側の自由端下面(キャビティ側) 33b 短尺側の自由端部 34 ピン(針) 35 ばねガイド棒 35a ねじ部 36 抵抗部材(圧縮コイルばね) S 成形装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 31:58 (56)参考文献 特開 昭59−215842(JP,A) 特開 昭62−164516(JP,A) 特開 平1−320117(JP,A) 特開 平7−68589(JP,A) 実開 昭48−36151(JP,U) 実開 昭58−153021(JP,U) 実開 昭62−199320(JP,U) 実開 平3−42626(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/14 B29C 33/14 B29C 45/26 B29C 39/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する2つの金型に表皮材と基材とな
    る合成樹脂を供給し、加圧、冷却して基材の表面に表皮
    材が一体に接合された多層成形品を成形する成形装置に
    おいて、前記対向する2つの金型のいずれか一方の金型
    の外周に設けられた表皮材保持枠と、該表皮材保持枠の
    幅方向に所定間隔で設けられた複数のガイドと、該各ガ
    イドに摺動可能に配設されたピンと、を備え、前記ピン
    は抵抗部材を介して内側方向に移動可能に形成されると
    共に対向する金型方向にも抵抗部材を介して移動可能に
    配設されてなることを特徴とする成形装置。
  2. 【請求項2】 前記ピンの移動範囲に対応する可動側金
    型には、ピンの高さより大きい空間部が形成され、該空
    間部の外周側には真空吸引機と接続された真空吸引孔が
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の成形装
    置。
  3. 【請求項3】 前記抵抗部材は圧縮コイルばねである請
    求項1,2記載の成形装置。
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FR2744948B1 (fr) * 1996-02-19 1998-04-30 Allibert Ind Procede d'habillage d'une piece plastique injectee par une feuille dont on controle la tension et moule pour realiser la piece finie
FR2744947B1 (fr) * 1996-02-19 1998-04-03 Allibert Ind Procede d'habillage, par une feuille, d'une piece injectee, moule pour la mise en oeuvre du procede et piece obtenue
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