JP2960344B2 - 塩基性アミノ酸およびカチオンポリマーを含有する還元組成物 - Google Patents

塩基性アミノ酸およびカチオンポリマーを含有する還元組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩基性化剤とし
て、塩基性アミノ酸、およびカチオンポリマーを含有す
る、ケラチン物質、特に髪のパーマ変形用操作の第1段
階用の新規化粧品組成物に関する。本発明はまた、ケラ
チン物質のパーマ変形、特にウエーブパーマヘアーの形
態にパーマ変形する目的で、ケラチン物質、特に髪を処
理する新規な方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】髪を
パーマ変形するための最も一般的な技術は、まず第1工
程として、ケラチン(システイン)の−S−S−ジスルフ
ィド結合を還元剤を含有する組成物を用いて開裂し(還
元段階)、次いで、好ましくは上記処理された髪を濯ぎ
洗いした後、第2工程として、最終的に所望の髪の形状
にするために、機械的引張力(カーラー等)が予めかけ
られている髪に対して酸化組成物を適用することにより
(酸化段階、定着段階としても知られている)、前記ジ
スルフィド結合を再構成することからなることが、知ら
れている。該技術によれば、無差別に、髪にウエーブを
かけるか、または、髪をストレートにしたりちぢれをと
るかのいずれかを行うことが可能である。上記のような
化学処理によって髪に与えられた新しい形状は、パーマ
変形処理ではない従来の簡単な方法、たとえばセット処
理方法と比較して、経時的に著しく持続性があるもので
あり、水またはシャンプーを用いた洗浄に対して特に耐
性がある。
【0003】パーマウエーブ操作の第1段階を行うのに
使用可能な還元組成物は、一般的には、還元剤として、
亜硫酸塩類、重亜硫酸塩類、または好ましくはチオール
類を含有する。チオール類として一般的に使用されるも
のとしては、システインおよびその種々の誘導体、シス
テアミンおよびその誘導体、チオ乳酸、チオグリコール
酸およびそのエステル類、特にグリセリル=モノチオグ
リコラート、およびチオグリセロールが挙げられる。チ
オグリコール酸は、不快な臭いにもかかわらず、特に効
果的であり、したがって、ケラチンのジスルフィド結合
を還元するための標準パーマウエーブ化合物をなすもの
である。システインは部分的に、チオグリコール酸また
はグリセリル=モノチオグリコラートよりもより弱い臭
いを呈するものであるが、得られるカールの度合は残念
ながらより低く、完全に満足するものとは程遠いもので
ある。
【0004】該還元剤は髪を劣化させるため、還元剤を
カチオンポリマーとともに使用することが推奨されてい
る。しかしながら、該組成物は、ユーザーには不都合
で、特に、この種の処理がしばしば使用されるヘアーサ
ロンおよびその周辺において、総体的に強い刺激性の臭
いを有する。該組成物の不快な臭いは、該還元剤および
塩基性化剤によるものであり、一般的に使用される該塩
基性化剤は、アンモニア水またはモノエタノールアミン
である。さらに、髪をパーマ変形するために、敏感な髪
に該組成物を使用すると、カールの結果または髪の質に
関して、完全には満足のいくものではない。
【0005】これまで知られているパーマウエーブ技術
に伴う他の問題点は、髪に繰り返し使用すると、特に、
パーマに次ぐ染色の可能性に関して、経時的に髪がかな
り変質してしまう可能性があることである。2、3回の
パーマウエーブ処理が施された髪に対しての染色は、パ
ーマウエーブ処理されていない髪に対してよりも、より
顕著である。したがって、染色操作が、パーマウエーブ
処理されてしばらく経過して伸びた髪に対して行われ
る、全ての場合において、問題(パーマウエーブ処理さ
れ髪とパーマウエーブ処理されされていない新たに伸び
た髪との間の不調和)が生じる。さらに、染色されるべ
き髪が予め5、6回のパーマウエーブ処理された場合に
は、染色が非常に困難になるか、または不可能となるこ
とが観察されている。
【0006】さらに、還元組成物のpHを緩衝するために
存在する塩基性化剤が、炭酸塩ベースの生成物、たとえ
ば二酸化炭素、アンモニウムまたはアルカリ炭酸塩類ま
たは重炭酸塩または有機炭酸塩、たとえば特に、グアニ
ジン=カーボナートである場合には、過酸化水素水に基
づいた酸化組成物と組み合わせた該炭酸塩ベースの還元
剤組成物を用いたシェープ/パーマ変形操作を繰り返し
適用すると、特に繊維の柔軟性に関して、髪の質が経時
的に次第におよび顕著に損なわれることになり、これに
よって、次第に髪が脆くなる。
【0007】本発明の目的は、特に、上記問題点を解決
することである。より詳細には、本発明の目的は、上記
したように、パーマ処理を繰り返した後の、髪の機械的
劣化を制限または防止可能にする組成物を提案すること
である。本発明の他の目的は、総体的にほとんど臭わ
ず、皮膚および/または頭皮に対してほとんど刺激性が
ない組成物を提案することである。
【0008】本発明の目的はまた、カールの度合、鮮明
さ、および魅了性に関して、満足のいく結果を得ること
の可能な髪のパーマ変形用操作の第1段階用の、新規な
化粧品組成物を提案することである。最後に、本発明の
目的は、パーマ処理に次いで行われる染色の質を向上可
能な、髪のパーマ変形用操作の第1段階用の、新規な化
粧品組成物を提案することである。本出願人は、いわゆ
る還元組成物の化合物を適当に選択することによって、
上記目的が、達成されることを見い出した。該発見が本
発明の基礎となるものである。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
本発明によれば、ケラチンのジスルフィド結合を還元す
ることからなる、ケラチン物質、特に髪のパーマネント
変形操作の第1段階用組成物であって、還元組成物とし
てしられているものであり、ケラチンのジスルフィド結
合を還元するのに適当な少なくとも1つの活性剤と、オ
ルニチン、リシンおよびアルギニンから選択される少な
くとも1つの塩基性化剤と、アクリルアミドおよびジメ
チルジアリルアンモニウムクロリドモノマーからなるポ
リマーの4級アンモニウム塩を除く、1級、2級、また
は3級アミン基または4級アンモニウム基を主鎖に含有
する少なくとも1つのカチオンポリマーを含有するこ
とを特徴とする、化粧品組成物が提供される。
【0010】本発明によれば、また、特にパーマネント
ウエーブヘアーの形状に、ケラチン物質をパーマネント
変形するための、ケラチン物質、特に髪の処理方法であ
って、(i)上記組成物を、処理されるべきケラチン物
質に適用し、該適用前、適用中、または適用後に、ケラ
チン物質に機械的引張力をかけるのに必要な手段(ロー
ラー)を与え、(ii)前記処理されたケラチン物質を濯
ぎ洗いし、(iii)前記濯ぎ洗いしたケラチン物質に次
いで酸化組成物を適用し、該酸化組成物適用前または適
用後に、工程(i)で使用した機械的引張力をかけるの
に必要な手段をはずし、(iv)最後に、ケラチン物質を
再度濯ぎ洗いする工程を有することを特徴とする、ケラ
チン物質の処理方法が提供される。本発明による方法
は、一般的には、ウエーブパーマ処理された髪を得るの
に適当である。
【0011】健康な髪に繰り返し適用される場合、複数
回、繰り返して適用される場合でさえも、本発明による
組成物には、特に不快な臭いがなく、皮膚および/また
は頭皮に対して非刺激性である一方、ほとんどダメージ
がなく、機械的に強度があり、美しいカールが施される
髪を与えるという主な優位性を有している。本発明によ
る他の特徴部、優位性は、以下の具体例および詳細な説
明からより明らかとなるであろう。ただし、本発明は、
該実施例に例解されるものであって、これらに限定され
るものではない。
【0012】以下の記載は、髪処理の特別なケースに関
するものであるが、本発明による方法は、種々のケラチ
ン物質、一般的には、特にまつげ、髭、髪、体毛、羊毛
等に適用可能であることを記しておく。ケラチンのジス
ルフィド結合の還元に適当な活性剤としては、亜硫酸塩
類、重亜硫酸塩類、または好ましくはチオール類が挙げ
られる。該チオール類としては、システインおよびその
種々の誘導体、システアミンおよびその種々の誘導体、
3−メルカプトプロピオン酸、チオ乳酸、およびチオグ
リコール酸、およびこれらのエステルまたは塩、特に、
グリセリル=モノチオグリコラートおよびチオグリセロ
ールが挙げられる。
【0013】該活性剤類は、単独、または、混合物とし
て使用可能である。本発明において使用される塩基性化
剤としては、アルギニンが好ましい。オルニチン、リシ
ンおよびアルギニンから選択された塩基性化剤は、所望
のpHにするために使用され、該pHは、一般的には5から
11.5までの間である必要がある。
【0014】該塩基性化剤類は、単独、または、混合物
として使用可能である。該塩基性化剤類は、他の塩基性
化剤、たとえば、アンモニア水、モノエタノールアミ
ン、または炭酸塩−ベースの生成物とともに存在可能で
ある。前記他の塩基性化剤は、好ましくは、不快な臭い
などの上記欠点を解消可能な量で、存在する。特に、該
他の塩基性化剤は、酸性の還元剤を中性化するために使
用されるものである。
【0015】チオグリコール酸、チオ乳酸、3−メルカ
プトプロピオン酸、システインまたはシステアミン、ま
たは、これらの塩または誘導体の1つが、還元剤として
使用される場合には、本発明の全組成物のpHが、好まし
くは、6.5から11.5までの間、さらに好ましくは
7から10までの間である。チオグリコール酸またはチ
オ乳酸、3−メルカプトプロピオン酸が、還元剤として
使用され、本発明による組成物のpHは、全体として好ま
しくは5から11までの間、さらに好ましくは6から
9.5までの間である。本発明において使用されるカチ
オンポリマーは、1級、2級、または3級アミン基また
は4級アンモニウム基を主鎖に含有する。該ポリマーは
一般的には、500より大きい、好ましくは1000よ
りも大きい分子量を有する。
【0016】本発明に使用されるカチオンポリマーは、
以下のものが挙げられる。 (1)ピペラジニルユニットと、直鎖または分岐鎖で、
任意に酸素、硫黄、または窒素原子、または、芳香族ま
たは複素環が間に入っていてもよい、2価のアルキレン
またはヒドロキシアルキレン基とからなるポリマー類、
および、該ポリマーの酸化および/または4級化生成
物、特に仏国特許2,162,025および2,28
0,361に記載されているポリマー類;
【0017】(2)ポリアミンと酸性化合物の重縮合に
より特に調製された水溶性ポリアミノアミド類、該ポリ
アミノアミド類は、エピハロヒドリン、ジエポキシド、
二無水物、不飽和二無水物、ビス−不飽和誘導体、ビス
−ハロヒドリン、ビス−アゼチジニウム、ビス−ハロア
シルジアミン、ビス−アルキル=ハライド、または、ビ
ス−ハロヒドリン、ビス−アゼチジニウム、ビス−ハロ
アシルジアミン、ビス−アルキル=ハライド、エピハロ
ヒドリン、ジエポキシド、またはビス−不飽和誘導体と
反応性のある2官能性化合物の反応により得られるオリ
ゴマーと架橋可能であり、架橋剤はポリアミノアミドの
アミン基あたり0.025から0.035モルの範囲で
使用され、1以上の3級アミン官能基がある場合には、
4級化可能であり、特に仏国特許2,252,840お
よび2,368,508に記載されているポリマー類;
【0018】(3)ポリアルキレンポリアミンとポリカ
ルボン酸との縮合、およびこれに次ぐ、2官能性剤との
アルキル化により得られたポリアミノアミド誘導体、た
とえば、アジピン酸−ジアルキルアミノヒドロキシアル
キル−ジアルキレントリアミンポリマー類、ここで、ア
ルキル基は1〜4の炭素数を有し、好ましくはメチル、
エチルまたはプロピルであり、特に仏国特許1,58
3,363に記載されているポリマー類、特に、”Sand
oz”社から”Cartaretine F、F4またはF8”の名称で
販売されているアジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシ
プロピル/ジエチレントリアミンポリマー類;
【0019】(4)2つの1級アミン基および少なくと
も1つの2級アミン基とを含有するポリアルキレンポリ
アミンと、炭素数3〜8の飽和脂肪族ジカルボン酸およ
びジグリコール酸から選択されたジカルボン酸との反応
により得られたポリマー、ポリアルキレンポリアミンと
ジカルボン酸とのモル比率が0.8:1から1.4:1
までの間であり、得られたポリアミノアミドはエピクロ
ロヒドリンと、エピクロロヒドリン:ポリアミノアミド
の2級アミン基が0.5:1から1.8:1までの間で
あるモル比で反応し、特に仏国特許3,227,615
および2,961,347に記載されているポリマー
類、特に、ハーキュレス社から”Hercosett57”の名
称で販売されている上記タイプのポリマー、または、ア
ジピン酸/エポキシプロピル/ジエチレントリアミンコ
ポリマーの場合には、ハーキュレス社から”PD 1/
0”または”Delsette 101”の名称で販売されてい
るポリマー;
【0020】(5)メチルジアリルアミンまたはジメチ
ルジアリルアンモニウムのシクロホモポリマー、たとえ
ば、主鎖成分として、式(I)または(II):
【0021】
【化2】
【0022】(式中、mおよびtが、0または1であり、
m+1の合計が1であり;R3は、水素原子またはメチル
基を示し;R1およびR2は、各々独立に、1〜22の炭素
数を有するアルキル基、アルキル基が好ましくは1〜5
の炭素数を有するヒドロキシアルキル基、低級アミノア
ルキル基を示し、または、R1およびR2が、窒素原子を介
して複素環基、たとえばピペリジルまたはモルホリニル
基を示し;Y-がアニオン、たとえば、臭化物、塩化物、
アセタート、ボラート、シトラート、タータラート、ビ
スルファート、ビスルファイト、スルファートまたはホ
スファートイオンを示す)で表わされるユニットを含有
するホモポリマー、特に、メルク社から”メルクアット
(Merquat)100”の名称で販売されている塩化ジメ
チルジアリルアンモニウムのホモポリマーであり、特に
仏国特許2,080,759および2,190,406
5に記載されているポリマー類;
【0023】(6)以下の式(III)で示される繰り返
しユニットを含有する4級ジアンモニウムポリマー、
【0024】
【化3】
【0025】(式中、R4、R5、R6、およびR7は、同一で
も異なっていてもよく、1〜20の炭素数を有する脂肪
族、脂環式またはアリール脂肪族基、または低級ヒドロ
キシアルキル脂肪族基であり、または、R4、R5、R6、お
よびR7は、共にまたは別個に、窒素原子を介在して結合
するか、任意に窒素原子以外の第2のヘテロ原子を含有
する複素環であるか、または、R4、R5、R6、およびR
7は、ニトリル、エステル、アシル、アミドまたは−CO
−O−R8−Dまたは−CO−NH−R8−D基(式中、R8はアル
キレンであり、およびDは4級アンモニウム基である)
で置換された、直鎖または分岐鎖のC1〜C6アルキル基を
示し;A1およびB1は、炭素数2〜20のポリメチレン基
であり、該基は、直鎖または分岐鎖で、飽和または不飽
和でもよく、主鎖中に介在または結合した、1以上の芳
香環または1以上の酸素または硫黄原子またはスルホキ
シド、スルホン、ジスルフィド、アミノ、アルキルアミ
ノ、ヒドロキシル、4級アンモニウム、ウレイド、アミ
ドまたはエステル基を含有してもよく、X-は、無機また
は有機酸から誘導されたアニオンを示し;A1、R4および
R6は、2つの窒素原子とともに、ピペラジニル環を形成
可能であり;さらに、A1が、直鎖または分岐鎖で、飽和
または不飽和のアルキレンまたはヒドロキシアルキレン
基を示す場合、B1は、(CH2n−CO−D−OC−(CH2n
−で表わされる基であってもよく、
【0026】ここで、Dは、 a)式:O−Z−O−(式中、Zは、直鎖または分岐鎖の炭
化水素基、または、式:−(CH2−CH2−O)x−CH2−C
H2、−[CH2CH(CH3)O]y−CH2 CH(CH3)−(式中、x
およびyは1〜4の整数の重合度または平均重合度を示
す)のうちの1つに相当する基)で表わされるグリコー
ル基; b)ピペラジン誘導体などのビス−2級ジアミン基; c)式:−NH−Y−NH−(式中、Yは、直鎖または分岐鎖
の炭化水素基、または、2価の基:−CH2−CH2−S−S−
CH2−CH2を示す)で表わされるビス−1級ジアミン基; d)式:−NH−CO−NH−で表わされるウレイレン(ureyl
ene)基; で表わされ、X-は、好ましくは塩化物イオンまたは臭化
物イオンなどのアニオンである)、
【0027】1000から100,000までの間の分
子量を一般的には有し、特に、仏国特許2,320,3
30、2,270,846、2,316,271、2,
336,434、および2,413,907、および米
国特許2,273,780、2,375,853、2,
388,614、2,454,547、3,206,4
62、2,261,002、2,271,378、3,
874,870、1,001,432、3,929,9
90、3,966,904、4,005,193、4,
025,617、4,025,627、4,025,6
53、1,026,945、および4,027,020
に記載されているポリマー類;
【0028】(7)以下の式(IV)で表わされるユニッ
トからなる4級ポリアンモニウムポリマー、
【0029】
【化4】
【0030】(式中、R9、R10、R11およびR12は、同一
でも異なっていてもよく、水素原子またはメチル、エチ
ル、プロピル、β−ヒドロキシエチル、β−ヒドロキシ
プロピル、または、−CH2CH2(OCH2CH2pOH基を示し、
pは、0または1〜6の整数であり、ただし、R9、R10
R11およびR12は、同時に水素原子を示さず、rおよびs
は、同一でも異なっていてもよく、1〜6の整数を示
し、qは、0または1〜34の整数を示し、Xは、ハロゲ
ン原子を示し、Aは、ジハライド基または好ましくは、
−CH2−CH2−O−CH2−CH2−を示す)
【0031】特に、欧州特許出願EP−A−122,32
4に記載されているポリマー類、たとえば、ミラノール
社から”Mirapol A 15”、”Mirapol AD1”、”M
irapol AZ1”、および”Mirapol 175”の名称で
販売されているポリマー類。
【0032】該カチオンポリマーとしては、メルクアッ
ト100と、式(III)(式中、R4、R5、R6、およびR7
は、メチル基であり、A1は、式−(CH23−で表わされ
る基であり、B1は、式−(CH26−で表わされる基であ
り、X-は、塩化物イオンを示す)で表わされる化合物と
から選択されたポリマー類を使用するのが好ましい。
(以後、”Mexomer PO”と称する)。
【0033】好ましい実施態様によれば、還元組成物は
また、ウエーブパーマ還元組成物において通常使用され
る、非イオン、アニオン、カチオン、または両性界面活
性剤を含有する。該界面活性剤類としては、アルキル=
スルファート類、アルキル=ベンゼンスルファート類、
アルキル=エーテル=スルファート類、アルキル=スル
ホナート類、第4級アンモニウム塩類、アルキルベタイ
ン類、オキシエチレン化アルキルフェノール類、脂肪酸
アルカノールアミド類、オキシエチレン化脂肪酸エステ
ル類、および、ヒドロキシプロピル=エーテルタイプの
他の非イオン界面活性剤が挙げられる。還元組成物が少
なくとも1つの界面活性剤を含有する場合には、界面活
性剤は、還元組成物の全重量に対して、最大で30重量
%の濃度で存在し、好ましくは0.5重量%および10
重量%の間で存在するものである。
【0034】髪の化粧品特性を向上させる目的で、また
は髪の劣化を減少または防止する目的で、還元組成物は
また、アニオン、非イオンまたは両性の処理剤を含有可
能である。使用可能な処理剤としては、揮発性または不
揮発性で、直鎖または環状シリコーン類、およびこれら
の混合物、ポリジメチルシロキサン類、4級化ポリオル
ガノシロキサン類、たとえば仏国特許出願2,535,
730に記載されているもの、アルコキシカルボニルア
ルキル基で修飾されたアミノアルキル基を含有するポリ
オルガノシロキサン類、たとえば米国特許4,749,
732に記載されているもの、ポリオルガノシロキサン
類、たとえば、ジメチコンコポリオールタイプのポリジ
メチルシロキサン−ポリオキシアルキルコポリマー、末
端ステアロキシ基類を含有するポリジメチルシロキサン
(ステアロキシジメチコン)、英国特許出願2,19
7,352に記載されたポリジメチルシロキサン−ジア
ルキルアンモニウム=アセタートコポリマーまたはポリ
ジメチルシロキサン−ポリ(アルキルベタイン)コポリ
マー、メルカプトまたはメルカプトアルキル基でオルガ
ノ修飾されたポリシロキサン類、たとえば仏国特許1,
530,369、および欧州特許出願295,780に
記載されたもの、および、シラン類、たとえばステアロ
キシトリメチルシランが挙げられる。
【0035】還元組成物はまた、他の処理成分類を含有
可能であり、たとえば、ワックス類、膨潤剤類、浸透剤
類、または還元剤の効果を強化可能な薬剤類、たとえば
ジメチルイソソルビトール、尿素およびその誘導体、ピ
ロリドン、N−アルキルピロリドン類、チアモルホリノ
ン、アルキレングリコールのアルキルエーテル類、また
はジアルキレングリコールのアルキルエーテル類、たと
えば、プロピレングリコールのモノメチルエーテル、ジ
プロピレングリコールのモノメチルエーテル、エチレン
グリコールのモノエチルエーテル、ジエチレングリコー
ルのモノエチルエーテル、炭素数3〜6のアルカンジオ
ール類、たとえば、1,2−プロパンジオールおよび
1,2−ブタンジオール、または2−イミダゾリジノ
ン、および他の化合物類、たとえば脂肪アルコール類、
ラノリン誘導体、活性成分類、たとえばパントテン酸、
髪抜け防止剤類、抗ふけ剤類、増粘剤類、懸濁剤類、金
属イオン封止剤類、乳白剤類、染料類、サンスクリーン
類、および香料類および防腐剤類を含有可能である。
【0036】最後に、組成物はまた、いわゆる”自己中
性化(self−neutralizing)”または”自己調節化(se
lf−regulating)”の形態であってもよく、この場合に
は、還元剤類は、パーマウエーブ用の自己中性化還元組
成物中において使用することが知られている、少なくと
も1つのジスルフィドと組み合わせる。
【0037】このようなジスルフィド類としては、ジチ
オジグリコール酸、ジチオグリセロール、システアミ
ン、N,N’−ジアセチルシステアミン、システイン、パ
ンテチン、および、欧州特許出願EP−A−354,83
5に記載された、N−(メルカプトアルキル)−ω−ヒ
ドロキシアルキルアミド類のジスルフィド類、欧州特許
出願EP−A−368,763に記載された、4−N−モノ
−または4−N,N−ジアルキルメルカプトブチルアミド
類のジスルフィド類、欧州特許出願EP−A−432,0
00に記載された、アミノメルカプトアルキルアミド類
のジスルフィド類、欧州特許出願EP−A−465,34
2に記載された、N−(メルカプトアルキル)スクシナ
ミン酸またはN−(メルカプトアルキル)スクシナミド
類のジスルフィド類、および、欧州特許出願EP−A−5
14,282に記載された、アルキルアミノメルカプト
アルキルアミド類のジスルフィド類が挙げられる。これ
らのジスルフィド類は一般的には、還元剤に対して、
0.5から2.5のモル比、および好ましくは1から2
のモル比で存在する(米国特許3,768,490参
照)。
【0038】本発明において使用可能な還元パーマウエ
ーブ組成物において、上記還元剤類は一般的には、還元
組成物の全重量に対して、1重量%から20重量%の範
囲で、好ましくは5重量%と15重量%との間の範囲で
存在するものである。本発明において使用可能な還元パ
ーマウエーブ組成物において、1級、2級、または3級
アミン基または4級アンモニウム基を主鎖に含有するカ
チオンポリマーが、前記組成物の全重量に対して、0.
1重量%から5重量%までの間で、好ましくは0.5重
量%から3重量%までの間で存在する。
【0039】本発明において使用可能な還元パーマウエ
ーブ組成物において、上記塩基性化剤が、該組成物のpH
を調節するのに必要な濃度で存在し、一般的には、前記
組成物の全重量に対して、0.01重量%から20重量
%までの間で、好ましくは0.1重量%から18重量%
までの間で存在する。還元組成物は、任意に増粘化され
てもよい、ローション、クリーム、ゲル、または他の適
当なの形状であってもよい。本発明のある変形例によれ
ば、本発明の還元組成物は、該組成物を収容するように
パーケージされ、1つの区画室を含有する装置に、該組
成物が含有されているものである。
【0040】本発明の他の変形例によれば、本発明によ
る組成物は、少なくとも2つの区画室を含有する装置内
に収容され、還元組成物の成分が使用時に混合されるも
のである。特に、ケラチンのジスルフィド結合を還元す
るのに適当な少なくとも1つの活性剤が第1区画室に存
在し、オルニチン、リシンおよびアルギニンから選択さ
れる少なくとも1つの塩基性化剤および任意に香料が、
第2区画室に存在する。他の化合物、特に1級、2級、
または3級アミン基または4級アンモニウム基を主鎖に
含有するカチオンポリマーが、該2つの区画室のいずれ
か1つに、好ましくは、第2区画室、または他の区画室
に存在する。本発明の該変形例によれば、本発明の還元
組成物はほとんど無臭にすることが可能となる。
【0041】還元組成物はまた、発熱タイプのものであ
ってもよく、すなわち、髪に適用している間に加熱を起
こすものであり、パーマウエーブ処理またはストレート
ヘアー処理する人には気持ちの良いものである。還元組
成物はまた、たとえば、エタノール、プロパノールまた
はイソプロパノールまたはグリセロール等の溶媒を、組
成物の全重量に対して、最大20重量%の濃度で含有可
能である。組成物のビヒクルは、水、または、エタノー
ル、イソプロパノールまたはブタノール等の低級アルコ
ールの水/アルコール溶液であるのが好ましい。
【0042】組成物が、ストレートヘアー処理またはち
ぢれを直す処理を目的に使用される場合には、還元組成
物は、可能な限り髪を真直ぐな状態で保持するために、
増粘したクリームの形態であることが好ましい。これら
のクリーム類は、たとえば、ステアリン酸グリセリル、
ステアリン酸グリコール、自己乳化可能なワックス類、
脂肪アルコール類等をベースとした、”重(heavy)”
エマルション類の形態で製造される。髪を”固着させ
(stick)”て処理中にスムーズな位置に髪を保持す
る、カルボキシビニルポリマー類またはコポリマー類等
の増粘剤類を含有する液体類またはゲル類も、使用可能
である。
【0043】本発明による方法の第1工程(工程
(i))によれば、本発明の組成物が次いで、好ましく
は予め湿らされた処理すべき髪に適用される。該適用
は、最終的な所望の髪形に対応する形(たとえばカール
等)に、髪に引張力をかける通常の工程前、工程中、ま
たは工程後に行うことが可能である。該工程は、適当な
手段、特に、髪に引張力をかけるためのそれ自体知られ
ている機械的手段、たとえばローラー類、カーラー類等
によって行うことが可能である。前記組成物を作用させ
るために、前記工程(i)の適用時間は、一般的には5
分から60分までの間、好ましくは5分から30分まで
の間である。
【0044】本発明による方法の第2工程(工程(i
i))において、還元組成物が染み込んだ髪は、注意深
く、一般的には水で濯ぎ洗いする。本発明による処理方
法の第3工程(工程(iii))において、ケラチンのジ
スルフィド結合を変形可能(定着工程)とする酸化組成
物が、濯ぎ洗いされた髪に適用される。酸化組成物は、
通常使用されているタイプのものであり、酸化剤とし
て、たとえば、過酸化水素水、アルカリブロマート、過
塩、および、アルカリブロマートの混合物または過塩を
含有する。過酸化水素水の濃度は、1から10容量、好
ましくは8容量であってもよく、アルカリブロマートの
濃度は、酸化組成物の全重量に対して、1重量%から1
2重量%であり、過塩の濃度は、酸化組成物の全重量に
対して、0.1重量%から15重量%である。
【0045】酸化組成物のpHは、2から8までの間、好
ましくは3から6までの間であってもよい。過酸化水素
水は、たとえば、フェナセチン、アセタニリド、リン酸
モノ−およびトリナトリウム、または8−ヒドロキシキ
ノリン=スルファートで安定化可能である。酸化組成物
はまた、塩基性化または酸性化剤、防腐剤、金属イオン
封止剤、乳白剤、および任意に還元組成物用の上記カチ
オンポリマーを含有可能である。処理中に所望の形に髪
を保持する機械的手段(ローラー、カーラーなど)は、
定着工程の前または後に、髪から除去可能である。最後
に、本発明による方法の最終工程(工程(iv))におい
て、このように処理された髪が濯ぎ洗いされる。
【0046】本発明の他の主題は、髪をストレートにす
る、または、髪からカールを除去するための方法であっ
て、上記組成物を、5分から60分までの間、好ましく
は5分から30分までの間で処理されるべき髪に適用
し、手または櫛または櫛の背で髪をならし、髪を1回以
上、再度ならし、次いで、全体を濯ぎ粗いし、酸化また
は固着組成物を適用し、約2分から10分間作用させ、
次いで髪全体を濯ぎ洗いすることを特徴とする、髪のス
トレート処理方法である。以下に、実施例を示すが、本
発明はこれらの実施例に限定されるわけではない。な
お、”AM”とは、活性材料の意味である。
【0047】
【実施例】
実施例1 髪のパーマ変形処理用還元組成物を、本発明にしたがっ
て、以下の成分を混合することによって調製する: −チオグリコール酸 9.2g −アルギニン 2.0g −20%NH3含有のアンモニア水 9.3g(1.86g AM) −Mexomer PO 1.0g AM −炭酸アンモニウム 4.5g −30%水溶液としてのココイルアミドプロピルベタイン/グリセリル=モノラ ウラート(25/5) 1.3g(0.39g AM) −香料 0.4g −ペプタイザー 0.8g −金属イオン封止剤 0.4g −脱イオン水 合計100g pH 8.3
【0048】該組成物を、ヘアーセットローラーに予め
巻いた濡れた髪に適用する。該組成物を約15分間作用
させるために放置した後、髪を水で全体的に濯ぎ洗い
し、次いで以下の組成物を適用する。 酸化組成物を、約5分間、作用させるために放置し、次
いで髪を水で全体的に濯ぎ洗いし、ローラーを除去す
る。フード内で乾燥させた後、髪には、美しいカールが
施されている。
【0049】実施例2 髪のパーマ変形処理用還元組成物を、本発明にしたがっ
て、以下の成分を混合することによって調製する: −チオグリコール酸 6.2g −トリグリコール酸アンモニウム 2.9g −アルギニン 15.0g −Mexomer PO 1.0g AM −30%水溶液としてのココイルアミドプロピルベタイン/グリセリル=モノラ ウラート(25/5) 1.3g(0.39g AM) −香料 0.5g −ペプタイザー 1g −金属イオン封止剤 0.4g −脱イオン水 合計100g pH 8.3
【0050】該組成物を、ヘアーセットローラーに予め
巻いた濡れた髪に適用する。該組成物を約15分間作用
させるために放置した後、髪を水で全体的に濯ぎ洗い
し、次いで以下の組成物を適用する。 酸化組成物を、約5分間、作用させるために放置し、次
いで髪を水で全体的に濯ぎ洗いし、ローラーを除去す
る。フード内で乾燥させた後、髪には、美しいカールが
施されている。
【0051】実施例3 実施例2と同様の組成物を調製し、2区画室の装置にパ
ッケージする。 区画室A: −チオグリコール酸 6.2g −トリグリコール酸アンモニウム 2.9g −金属イオン封止剤 0.4g −脱イオン水 合計30g 区画室B: −アルギニン 15.0g −Mexomer PO 1.0g AM −30%水溶液としてのココイルアミドプロピルベタイン/グリセリル=モノラ ウラート(25/5) 1.3g(0.39g AM) −香料 0.5g −ペプタイザー 1g −脱イオン水 合計70g
【0052】(チオール類が存在しておらず)香料をよ
り良好に保存することによって、該タイプの製品は、顕
著にその臭いを改善可能である。該組成物の成分を混合
し、該組成物を、ヘアーセットローラーに予め巻いた濡
れた髪に適用する。該組成物を約15分間作用させるた
めに放置した後、髪を水で全体的に濯ぎ洗いし、次いで
以下の組成物を適用する。 酸化組成物を、約5分間、作用させるために放置し、次
いで髪を水で全体的に濯ぎ洗いし、ローラーを除去す
る。フード内で乾燥させた後、髪には、美しいカールが
施されている。
【0053】実施例4 以下の4つのパーマ変形還元組成物を調製した。 還元組成物1(本発明) −チオグリコール酸 9.2g −金属イオン封止剤 0.4g −アルギニン 1.0g −Mexomer PO 1.0g AM −水 合計100g
【0054】 還元組成物2(本発明) −チオグリコール酸 9.2g −金属イオン封止剤 0.4g −アルギニン 1.0g −Mexomer PO 2.0g AM −水 合計100g
【0055】 還元組成物3(比較) −チオグリコール酸 9.2g −金属イオン封止剤 0.4g −アルギニン 1.0g −30%の水溶液としてのN−ヒドロキシプロピルココイルジメチルアンモニウ ム=コラーゲンの加水分解物 1.0g AM −水 合計100g
【0056】 還元組成物4(比較) −チオグリコール酸 9.2g −金属イオン封止剤 0.4g −アルギニン 1.0g −30%の水溶液としての4級化ウールケラチン(MW 1350)の加水分解
物 1.0g AM −水 合計100g
【0057】各還元組成物を、温和に感作化した4つの
髪束に適用した。該組成物を約15分間作用させるため
に放置した後、髪束を水で全体的に濯ぎ洗いし、次いで
以下の酸化組成物を適用する。 酸化組成物を、約5分間、作用させるために放置し、次
いで髪束を水で全体的に濯ぎ洗いする。髪束を次いで酸
化染色法で処理した。最後に、髪束を、再度、上記と同
一のパーマ変形方法で処理した。
【0058】上記のように処理された髪束を、次いで、
以下のアルカリ溶解度テストした:髪を、0.1モル/
Lの濃度の水酸化ナトリウム溶液に30分間、60℃で
浸した。髪の量を測定した。該測定によって、髪のダメ
ージ度を評価可能である。髪がダメージを受ければ受け
るほど、より溶解される。結果は、溶解した髪(SA)の
%として示され、4つの髪束において得られた結果の平
均として、各還元組成物の結果が、以下の表に示され
る。
【0059】
【表1】
【0060】上記結果は、明らかに、種々の処理、特
に、パーマ変形処理が施された髪の機械的劣化を制限す
るために、1級、2級、または3級アミン基または4級
アンモニウム基を主鎖に含有するカチオンポリマーを含
有する本発明による還元組成物が、4級化蛋白質加水分
解物などの、主鎖に該基を含有しないカチオンポリマー
を含有する比較還元組成物よりも、より効果的であるこ
とを示している。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−205012(JP,A) 特開 昭62−205013(JP,A) 特開 昭62−205015(JP,A) 特開 平2−178216(JP,A) 特開 昭56−100710(JP,A) 特開 昭54−86635(JP,A) 国際公開95/2391(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/06 - 7/155

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケラチンのジスルフィド結合を還元する
    ことからなる、髪に代表されるケラチン物質のパーマネ
    ント変形操作の第1段階用組成物であって、ケラチンの
    ジスルフィド結合を還元するのに適当な少なくとも1つ
    の活性剤と、オルニチン、リシンおよびアルギニンから
    選択される少なくとも1つの塩基性化剤と、アクリルア
    ミドおよびジメチルジアリルアンモニウムクロリドモノ
    マーからなるポリマーの4級アンモニウム塩を除く、
    級、2級、または3級アミン基または4級アンモニウム
    基を主鎖に含有する少なくとも1つのカチオンポリマー
    を含有することを特徴とする、化粧品組成物。
  2. 【請求項2】 ケラチンのジスルフィド結合を還元する
    のに適当な活性剤が、亜硫酸塩類、重亜硫酸塩類、また
    はチオール類、単独、または、これらの混合物であるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 ケラチンのジスルフィド結合を還元する
    のに適当な活性剤が、システインおよびその種々の誘導
    体、システアミンおよびその種々の誘導体、3−メルカ
    プトプロピオン酸、チオ乳酸、およびチオグリコール
    酸、およびこれらのエステルまたは塩であることを特徴
    とする、請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 塩基性化剤が、アルギニンであることを
    特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の
    組成物。
  5. 【請求項5】 アンモニア水、モノエタノールアミン、
    または炭酸塩−ベースの生成物に代表される、他の塩基
    性化剤を含有することを特徴とする、請求項1ないし4
    のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記他の塩基性化剤が、酸性の還元剤を
    中性化するために存在することを特徴とする、請求項5
    に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記カチオンポリマーが、 (1)ピペラジニルユニットと、直鎖または分岐鎖で、
    任意に酸素、硫黄、または窒素原子、または、芳香族ま
    たは複素環が間に入っていてもよい、2価のアルキレン
    またはヒドロキシアルキレン基とからなるポリマー類、
    および、該ポリマーの酸化および/または4級化生成
    物; (2)任意に架橋および/またはアルキル化した、水溶
    性ポリアミノアミド類; (3)ポリアルキレンポリアミンとポリカルボン酸との
    縮合、およびこれに次ぐ、2官能性剤とのアルキル化に
    より得られたポリアミノアミド誘導体; (4)2つの1級アミン基および少なくとも1つの2級
    アミン基を含有するポリアルキレンポリアミンとジカル
    ボン酸との反応により得られたポリマー; (5)メチルジアリルアミンまたはジメチルジアリルア
    ンモニウムのシクロホモポリマー; (6)4級ジアンモニウムポリマー;および (7)4級ポリアンモニウムポリマー から選択されることを特徴とする、請求項1ないし6の
    いずれか1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 該ポリマーが、メルクアット100と、
    式(III): 【化1】 (式中、R4、R5、R6、およびR7は、メチル基であり、A1
    は、式−(CH23−で表わされる基であり、B1は、式−
    (CH26−で表わされる基であり、X-は、塩化物イオン
    を示す)で表わされる繰り返し単位を含有する4級ジア
    ンモニウムポリマーとから選択されることを特徴とす
    る、請求項7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 非イオン、アニオン、カチオン、または
    両性界面活性剤を含有することを特徴とする、請求項1
    ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 ケラチンのジスルフィド結合を還元す
    るのに適当な活性剤が、少なくとも1つのジスルフィド
    と組み合わされていることを特徴とする、請求項1ない
    し9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 ケラチンのジスルフィド結合を還元す
    るのに適当な活性剤が、前記組成物の全重量に対して、
    1重量%から20重量%までの間で存在することを特徴
    とする、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の組
    成物。
  12. 【請求項12】 ケラチンのジスルフィド結合を還元す
    るのに適当な活性剤が、前記組成物の全重量に対して、
    5重量%から15重量%までの間で存在することを特徴
    とする、請求項11に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 1級、2級、または3級アミン基また
    は4級アンモニウム基を主鎖に含有する少なくとも1つ
    のカチオンポリマーが、前記組成物の全重量に対して、
    0.1重量%から5重量%までの間で存在することを特
    徴とする、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の
    組成物。
  14. 【請求項14】 1級、2級、または3級アミン基また
    は4級アンモニウム基を主鎖に含有する少なくとも1つ
    のカチオンポリマーが、前記組成物の全重量に対して、
    0.5重量%から3重量%までの間で存在することを特
    徴とする、請求項13に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 塩基性化剤が、前記組成物の全重量に
    対して、0.01重量%から20重量%までの間で存在
    することを特徴とする、請求項1ないし14のいずれか
    1項に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 塩基性化剤が、前記組成物の全重量に
    対して、0.1重量%から18重量%までの間で存在す
    ることを特徴とする、請求項15に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 任意に増粘化されてもよい、ローショ
    ン、クリーム、またはゲルの形状であることを特徴とす
    る、請求項1ないし16のいずれか1項に記載の組成
    物。
  18. 【請求項18】 1以上の区画室に、請求項1ないし1
    7のいずれか1項に記載の組成物を含有することを特徴
    とする、収容装置。
  19. 【請求項19】 少なくとも2つの区画室を含有し;ケ
    ラチンのジスルフィド結合を還元するのに適当な少なく
    とも1つの活性剤が第1区画室に存在し、オルニチン、
    リシンおよびアルギニン、から選択される少なくとも1
    つの塩基性化剤および任意に香料が、第2区画室に存在
    することを特徴とする、請求項18に記載の収容装置。
  20. 【請求項20】 パーマネントウエーブヘアーの形状に
    代表される、ケラチン物質をパーマネント変形するため
    の、髪に代表されるケラチン物質の処理方法であって、
    (i)請求項1ないし17のいずれか1項に記載の組成
    物を、処理されるべきケラチン物質に適用し、該適用
    前、適用中、または適用後に、ケラチン物質に機械的引
    張力をかけるのに必要な手段を与え、(ii)前記処理さ
    れたケラチン物質を濯ぎ洗いし、(iii)前記濯ぎ洗い
    したケラチン物質に次いで酸化組成物を適用し、該酸化
    組成物適用前または適用後に、工程(i)で使用した機
    械的引張力をかけるのに必要な手段をはずし、(iv)最
    後に、ケラチン物質を再度濯ぎ洗いする工程を有するこ
    とを特徴とする、ケラチン物質の処理方法。
  21. 【請求項21】 パーマネントウエーブヘアーを得るた
    め行われることを特徴とする、請求項20に記載の方
    法。
  22. 【請求項22】 前記組成物を作用させるために、前記
    工程(i)の適用時間が、5分から60分までの間であ
    ることを特徴とする、請求項20または21に記載の方
    法。
  23. 【請求項23】 前記組成物を作用させるために、前記
    工程(i)の適用時間が、5分から30分までの間であ
    ることを特徴とする、請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 髪をストレートにする、または、髪か
    らカールを除去するための方法であって、請求項1ない
    し17のいずれか1項に記載の組成物を、5分から60
    分までの間、処理されるべき髪に適用し、手または櫛ま
    たは櫛の背で髪をならし、髪を1回以上、再度ならし、
    次いで、全体を濯ぎ洗いし、酸化組成物を適用し、約2
    分から10分間作用させ、次いで髪全体を濯ぎ洗いする
    ことを特徴とする、髪のストレート処理方法。
  25. 【請求項25】 請求項1ないし17のいずれか1項に
    記載の組成物の適用時間が、5分から30分までの間で
    あることを特徴とする、請求項24に記載の方法。
JP8013180A 1995-01-30 1996-01-29 塩基性アミノ酸およびカチオンポリマーを含有する還元組成物 Ceased JP2960344B2 (ja)

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