JP2959020B2 - 燃焼機の排気装置 - Google Patents

燃焼機の排気装置

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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ガスまたは灯油を燃料とする燃焼機の排気
装置に関するものである。
従来の技術 従来この種の燃焼機の排気装置には、例えば特開昭63
−213716号公報に示されているように、第4図,第5図
のような構成のものであった。
図に示すように、本体ケース1の内部の排気筒2と本
体ケース1とを連通する排気トップ3を排気筒2の下流
側に設け、排気トップ3は、排気トップ前部4と排気ト
ップ後部5から成り、排気トップ前部4は、一端を本体
ケース1の外部に開放した排気吹出口6と、他端を排気
トップ後部5に連通した連絡口7と、排気吹出口6を上
下に分割するルーバ8を有し、排気トップ後部5は、連
絡口7より上流側へ向けて連続した上向きの傾斜の底面
9と、垂直な後面10と、左右側面11,12と、前記垂直な
後面10の上端より手前へ途中まで略水平に折り返した折
返し上面13と、排気ガス(矢印で示す。)を連絡口に導
く折返し上面13に設けた排気流入口14と、前記排気流入
口14を前後に分割し、前記連絡口7に対向させた排気ガ
イド板15とで構成されている。また排気ガイド板15によ
り2つに分割された排気流入口14の両端部は、それぞれ
一部が閉塞されている。
発明が解決しようとする課題 このような従来の燃焼器の排気装置では、排気ガイド
板15等により雨水浸入を防止出来るが排気流入口14の入
口および途中に排気ガイド板15の端部が存在し、この排
気ガイド板15の端部に排気流が衝突し大きな風切音が発
生する。また、排気流が排気トップ3の入口および内部
で分岐合流するため、排気流に乱れを生じ、乱流騒音を
発生する。さらに、排気流の分岐合流や排気流の極端な
屈曲を成す構成のため圧損が大きくなり、燃焼用の空気
を供給するファンを装備した場合、ファンの回転数を上
げることになるため、ファンの送風音やモーター音も大
きくなる弊害があった。
本発明は上記課題を解決するもので、低騒音かつ雨水
浸入防止を図った燃焼機の排気装置を提供することを目
的としている。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の燃焼装置は、最下
部に設置されバーナに燃焼用空気を供給するファンと、
前記ファンの下流側にバーナと、燃焼室と熱交換器と、
排気筒を順次密接して本体ケースの内部に設け、前記排
気筒の内部と前記本体ケースの外部とを連通する排気ト
ップを前記排気筒下流側に密接して設け、前記排気トッ
プは、排気トップ前部と一体成型された排気トップ後部
から成り、前記排気トップ前部は、一端を前記本体ケー
スの外部に開放する排気吹出口と、他端を前記排気トッ
プ後部に連通した連絡口を有し、前記排気トップ後部
は、連続した後部水平上面と後部垂直面とR面と後部底
面と後部左右側面で構成され、前記後部水平上面には前
記排気筒上面に対向して排気筒内部と排気トップ後部を
連通する排気流入口を、内部には前記後部垂直面と後部
底面に一端を接合し、R面の上方に傾斜面を有し、他端
の水平面が後部底面から前部底面まで伸びた傾斜板水平
面から成る傾斜板を有したものである。
作用 本発明は上記した構成により、熱交換器、排気筒の内
部を上方に向かって流れる排気ガスを、後部水平上面に
設けた排気流入口により前記排気ガスの流れ方向を、上
方から下方に向かう流れに変えて、排気トップ内部に流
入させているので、逆に排気吹出口からほぼ水平に浸入
してくる雨水に対しては、排気流入口と約90゜偏向する
ため、雨水の浸入を弱めるとともに、排気流入口を設け
た後部水平上面で雨水をUターンさせ、排気筒内部への
雨水浸入を防止する。また、排気トップは排気トップ前
部と排気トップ後部の二つの部品が連絡口で連通される
構成となるが、R面上方の傾斜板により排気ガスの流線
が傾斜角度により排気吹出方向に変えられ、R面付近で
生じる渦の発生範囲が抑制されると共に、傾斜板水平面
が排気トップ前部まで伸び、連絡口で生じる段差をなく
すため、乱れることなくスムーズに排気吹出口に導か
れ、発生する風切音や乱流音の低減が図れるものであ
る。
実施例 以下、本発明の一実施例を給湯機に応用した場合につ
いて添付図面に基づいて説明する。
第1図は、実施例の給湯機の概略構成図、第2図は排
気装置の断面図、第3図は排気装置の上方から見た平面
である。
燃焼用空気を供給するファン20の下流側にバーナ21,
燃焼室22,熱交換器23,排気筒24,排気トップ26が密接し
て設けられ本体ケース25の内部に納められている。
前記排気トップ26は、排気筒24の内部に挿入され、排
気流入口27を有し一体成型された排気トップ後部28と、
排気筒24の外部に設けられ排気吹出口29を有した排気ト
ップ前部30の二つで構成され、前記排気トップ前部30と
排気トップ後部28は、連絡口31により連通されている。
又、排気トップ前部30の排気吹出口29は、前部底面32と
前部上面33と前部左右側面34,35で囲まれた構成のもの
で、前部フランジ36により排気トップ後部28と接続され
ている。さらに、前記排気吹出口29は、上下に分割する
平面形状から成るルーバ37が前部左右側面34,35に取付
けられている。又、前部フランジ36には、雨よけ板38
が、連絡口31内に鉛直下方向に向けて設けられている。
一方、排気トップ後部28は、後部水平上面39と後部垂
直面40とR面41と後部底面42と後部左右側面43,44と後
部フランジ45から構成されている。又、一体成型された
排気トップ後部28内には、前記後部垂直面40に一端を接
合し、R面41の上方に傾斜面46を有し、他端の水平面が
後部底面42から前部底面32まで伸びた傾斜板水平面47を
有する傾斜板48が取付けられている。
上記構成において動作を説明すると、ファン20によっ
て供給された燃焼用空気は、バーナ21での燃焼に使われ
た後、排気ガス(矢印で示す。)となり燃焼室22,熱交
換器23に至り、熱交換器23で熱回収された後、排気筒24
内に上向きの流れとして導かれ、排気トップ後部28水平
上面39に設けられた排気流入口27より下向きの流れに変
えられ排気トップ後部28内に入る。前記排気トップ後部
28は一体成型で作られるが、その場合、排気流入口27の
加工時に金型を抜くために、後部底面42と後部垂直面40
とをつなぐ面が傾斜面で構成できずR形状となる。しか
し、R面41上方に傾斜板48を設ける構成としたため、排
気トップ後部28内に入った排気ガスは、傾斜板48により
流れ方向を下向きの流れから、ほぼ傾斜板48角度に変え
られ、かつ連絡口31で出来る段差49が傾斜板水平面47に
よりなくなるため、後部底面42や前記段差49に衝突する
ことなく連絡口31を介して、排気トップ前部30に導かれ
排気吹出口29より、本体ケース25の外部に放出される。
その時、R面41付近に生じる渦の領域が抑制され流れを
スムーズにすると共に、段差49での乱れがなくなり圧損
及び騒音の低減が図れる。一方雨水は、風等の影響によ
り排気吹出口29より排気トップ26内に浸入するが、一部
は、ルーバ37と、雨よけ板38に当り滴下し、残りは排気
トップ後面28内に至り、後部底面42と、傾斜面46と、後
部垂直面40を這上がる。しかし、這上ってきた雨水も後
部水平上面39により滴下する。又、滴下した雨水は、浸
入してくる雨水の勢いを弱める役割を果たし、さらにほ
ぼ水平に排気吹出口29より浸入してくる雨水に対し、排
気流入口27と流線が約90゜偏向されるため、前記排気流
入口27を越えて排気筒24に浸入するのが防止される。
発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明の燃焼器の排気
装置によれば、次の効果が得られる。
(1) 排気トップ後部を一体成型とし、排気トップ後
部内のR面上方に傾斜板を設けかつ傾斜板水平面を前部
底面まで伸ばし、連絡口に出来る段差をなくす構成とし
たため、コストダウンが図れると共に、排気ガス流れに
よって、排気トップ後部のR面近傍に生じる渦の領域が
抑制でき、しかも段差で生じる乱れを無くすことが出
来、排気トップの圧損及び排気騒音のを低減が得られ
る。その結果、排気吹出口より放出される燃焼機全体と
しての騒音低減が図れる。
(2) 排気筒上面に対向して、排気トップ後部の水平
上面に排気流入口を設けた構成にすることにより、排気
ガスを上方から下方に向かう流れを作ることにより、下
方から這上ってくる雨水と衝突させ、又、排気吹出口に
対して約90゜偏向されるため、雨水浸入の勢いを弱め排
気筒内部への浸入防止を促進出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における燃焼機の排気装置を用
いた給湯機の断面図、第2図は同排気装置の断面図、第
3図は同排気装置の要部切欠の平面図、第4図は従来の
排気装置の断面図、第5図は同排気装置の平面図であ
る。 20……ファン、21……バーナ、22……燃焼室、23……熱
交換器、24……排気筒、25……本体ケース、26……排気
トップ、27……排気流入口、28……排気トップ後部、29
……排気吹出口、30……排気トップ前部、31……連絡
口、39……後部水平上面、40……後部垂直面、41……R
面、42……後部底面、43,44……後部左右側面、46……
傾斜面、47……傾斜板水平面、48……傾斜板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−213717(JP,A) 特開 昭64−38517(JP,A) 特開 平1−312317(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23L 17/02 602

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部に設置されバーナに燃焼用空気を供給
    するファンと、前記ファンの下流側にバーナと、燃焼室
    と熱交換器と、排気筒を順次密接して本体ケースの内部
    に設け、前記排気筒の内部と前記本体ケースの外部とを
    連通する排気トップを前記排気筒下流側に密接して設
    け、前記排気トップは、排気トップ前部と一体成型され
    た排気トップ後部から成り、前記排気トップ前部は、一
    端を前記本体ケースの外部に開放する排気吹出口と、他
    端を前記排気トップ後部に連通した連絡口を有し、前記
    排気トップ後部は、連続した後部水平上面と後部垂直面
    とR面と後部底面と後部左右側面で構成され、前記後部
    水平上面には前記排気筒上面に対向して排気筒内部と排
    気トップ後部を連通する排気流入口を、内部には前記後
    部垂直面と一端を接合し、R面の上方に傾斜面を有し、
    他端の水平面が後部底面から前部底面まで伸びた傾斜板
    水平面から成る傾斜板を有した燃焼機の排気装置。
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