JP2958814B2 - 3ピース缶用ラミネート鋼板の製造方法 - Google Patents

3ピース缶用ラミネート鋼板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属缶用有機積層鋼
板、特に電気抵抗溶接あるいは有機接着等の方法で円筒
状の缶胴を成形し、天地蓋を巻締めて内容物を充填す
る、いわゆる3ピース缶用有機積層鋼板の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、金属缶の製造方法として、
絞り加工あるいは絞りとしごき加工等により成形される
缶底と缶胴が一体となった2ピース缶と、電気抵抗溶接
あるいは有機接着等の方法で円筒状の缶胴を成形し、天
地蓋を巻締めて成形する3ピース缶が知られている。
【0003】3ピース缶用素材としては、鋼板に錫めっ
きとクロメート処理を施したブリキ系素材、鋼板にニッ
ケルめっきとクロメート処理を施したニッケルめっき系
素材、鋼板に金属クロムと水和酸化クロムの2層皮膜を
有するティンフリースチール系素材その他が使用されて
いる。これらの素材は、殆どの場合、内容物保持性(耐
食性)の面より内面塗装が施され、缶外面には内容物表
示のための商標デザインが印刷されている。
【0004】このような内面塗装および外面印刷は、前
述せる3ピース缶用素材を切板にした後、切板塗装ライ
ンにて、内面塗装(1回目)、外面印刷下地用ホワイト
コート(2回目)、外面印刷(3回目)の3回通板によ
り製造される。高度の耐食性が要求される用途には2度
の内面塗装が必要であり、外面印刷も5色以上の多色印
刷の場合、2度に亘る印刷が必要な場合もあり、結果と
して4回通板あるいは5回通板により内外面の塗装印刷
が行われることもある。そして、1回の通板毎に切板を
焼付け炉で加熱する必要がある。
【0005】このような塗装印刷工程の合理化のため、
いわゆるコイルコーティング法にて内面塗装および外面
印刷用ホワイトコート、更には外面印刷まで一貫して連
続的に行うことが期待されているが、金属素地をベース
とする場合には印刷精度を出すことが難しく、実用化さ
れていない。多数回の切板ライン通板により塗装印刷さ
れた鋼板の缶胴溶接相当部は、無塗装状態にて残されて
おり、缶寸法に相当する大きさに切断された後、円筒状
に丸められ、溶接されて、3ピース缶胴とされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような煩雑な3ピ
ース缶用の塗装印刷工程は、(1)生産性が悪い、
(2)仕掛り期間が長い、(3)多数の人手を要する、
(4)印刷仕上り外観の高度化が難しい、(5)極薄材
の使用が困難である、等の多くの問題を抱え、3ピース
缶の競争力を低下させる原因となっていた。
【0007】本発明は、この煩雑な塗装印刷工程を抜本
的に変革するため、塗装・印刷をコイル状にて連続的に
1回の通板により可能にするための方法を提示するもの
であり、塗装、印刷をコイル状にて連続的に行うことに
より上記の5項目に亘る問題点を一挙に解決し、フレキ
シビリティ高く、品質・生産性共に優れた製造方法を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の根本技術思想
は、鋼板上に商標デザインの印刷済みフィルムをストラ
イプ状に連続的に積層することにより、切板にて行われ
ていた塗装・印刷工程を連続化するのと同一の機能を獲
得することにある。本発明に使用される表面処理鋼板は
特に限定されるものではないが、錫、ニッケル、クロ
ム、アルミニウム等の金属、その合金あるいはその酸化
物がめっきされ、最表面には有機物との密着性確保のた
めクロメート処理あるいは燐酸塩処理等が施される。
【0009】これらの表面処理鋼板は、一般的には70
0〜1000mm程度の板幅で製造され、板幅当たり4〜
6缶相当のブランク(1缶当たりの寸法に切られた矩形
鋼板)が採取可能な寸法を有している。各ブランクは円
筒状に丸められたのち溶接されるため、溶接される部分
は無塗装のまま残しておく必要があることは前述した通
りである。例えば、缶径52mmの円筒を作るためには、
ラップ代(溶接のための重ね合わせ部)0.5mmを含め
163.8mmのブランク長が必要であり、その両端2mm
程度は無塗装状態にする必要がある。従って、フィルム
を積層する場合には、一般的には鋼板を必要な寸法(1
63.8mm)幅にて帯状にスリットし、その上に予め準
備された159.8mm幅のフィルムを、鋼板の両端2mm
を残し積層する方法が採用されるが、この方法は技術的
には確実な製造方法を提供するものの、鋼板およびフィ
ルムを予め必要寸法に切り出しておく必要があり、一条
ずつ製造されるため生産性の面では不満足である。
【0010】本発明では、鋼板を予め帯状にスリットす
ることなく幅方向全面にストライプ状にフィルムを多条
積層することにより生産性の優れた塗装印刷工程を実現
することを可能とするものである。本発明には2種類の
フィルムが使用される。その1は缶外面用フィルムであ
り、このフィルムは本発明の重要な技術的要因を構成す
るものである。
【0011】缶外面用フィルムには、内容物を表示する
商標デザインを予め印刷し、積層後に不要部として切断
除去される非印刷部も設けておくことが重要である。前
述の例で示すと、159.8mm幅の印刷部と4mm幅の非
印刷部より構成され、フィルム全幅958.8mmのなか
に6条のストライプ印刷部があり、鋼板表面へフィルム
全幅を積層し、接着剤が硬化後4mm幅の非印刷部が連続
的に系外に剥離除去される。そのため、フィルム積層後
に除去される部分には接着剤が塗布されていないことが
重要であり、接着剤は先行して行われた印刷部の上にの
みストライプ状に適用される。
【0012】このように本発明に使用される缶外面用フ
ィルムは、その基本構成としては接着剤層、印刷層およ
び担体フィルム層であるが、その他の各種の応用形が採
用可能である。例えば、接着剤層/印刷インキ層/担体
フィルム層/トップコート層あるいは接着樹脂フィルム
層/印刷インキ層/担体フィルム層/トップコート層の
4層構造を例示することが出来る。この場合のトップコ
ート層は、表面光沢度の向上・表面潤滑の改善等のため
になされるものである。更に、担体フィルム層/印刷イ
ンキ層/トップコート層の3層構造とすることも可能で
あり、この場合には担体フィルム層自体が熱接着性を有
するものであることが必要である。
【0013】担体フィルムとしては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等のポリオレフィン系フィルム、ポリアミ
ドあるいはポリエステル系フィルム等がその候補である
が、耐熱性の面よりポリエステル系フィルムが最も望ま
しい。4層構造のフィルムを作成する手順は以下のよう
に例示される。例えば、本発明に使用される飽和ポリエ
ステル樹脂は、ポリエチレンテレフタレートホモポリマ
ーあるいはコポリエステル樹脂あるいはこれらのブレン
ドによる延伸配向構造を有する樹脂フィルムが好んで使
用される。このフィルムの片面にトップコート層として
シリコンを含む熱硬化型ポリエステル樹脂が塗布され、
フィルム収縮が発生しないように低温・短時間にて乾燥
される。シリコン滑剤の添加量は、静摩擦係数が0.2
以下となるように調整することが重要である。その後、
ポリウレタン樹脂を主バインダーとする印刷インキを用
い、トップコート層の反対面に5色のグラビア印刷を行
い、最終スタンドにて硬化剤を含むポリウレタン系の接
着剤を塗布・乾燥し、4層構造を有するフィルムの製造
を行うことができる。
【0014】もう1種のフィルムは缶内面用フィルムで
あり、無色透明のものが主として使用される。この場合
にも鋼板に積層される部分と積層後に切断除去される部
分より構成され、印刷デザイン等が施されていないため
外観上は明白ではないが、缶外面フィルムと同じ要領で
積層される。樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピ
レン等のポリオレフィン系フィルム、ポリアミドあるい
はポリエステルフィルム等がその候補であるが、耐熱性
・内容物保護性等の面よりポリエステルフィルムが最も
望ましい。
【0015】以下に本発明の製造方法を詳述する。まず
本発明で使用される表面処理鋼板はコイル製品として供
給され、必要に応じて熱硬化性塗料等をフィルム積層予
定位置にストライプ状に塗布・焼付け後、フィルム積層
に必要な温度にまで加熱あるいは冷却して温度調節され
る。加熱方式としては、熱風加熱・輻射加熱等も可能で
あるが、温度制御性の面より、通電加熱・誘導加熱が望
ましく、接着方式により100〜250℃の温度範囲に
加熱される。
【0016】所定温度に達した鋼板表面上にフィルムを
積層する手順として、通板スピードと同等の速度でスト
ライプ状の印刷部を有する幅広フィルムを巻きほどき鋼
板表面全面に積層する。その際、鋼板表面に熱硬化性塗
料等が予めストライプ状に塗装してある場合には、フィ
ルムのストライプ状印刷部がストライプ状熱硬化性塗料
上に重なるように正確な位置決めが必要とされる。ま
た、積層時にフィルム全体が伸びたり縮んだりしないよ
うに長さ精度を確保する必要がある。
【0017】鋼板全面に積層された印刷フィルムには接
着剤が塗布されていない部分(先ほどの例で示すと4mm
幅の不要部)があり、この部分を除去するため印刷部と
不要部の境界線に切り目を入れる必要がある。この際、
鋼板表面には疵を入れない配慮が必要であり、切込み深
さの調整が重要である。その意味では、レーザー光線に
より、下地の金属が影響を受けない程度の熱量にてフィ
ルムのみを焼き切ることが有効である。また、切り目を
入れる際には接着剤は既に硬化していることが重要であ
る。
【0018】切り目の入れられたラミネート皮膜層は、
不要部(前述の例では4mm幅の接着剤非塗布部)のみ連
続的に剥離除去される。除去作業は切込み深さの調整が
うまく行われていれば不要部を軽く引っ張ることにより
連続的に帯状に剥離除去することができる。この切込み
深さの調整は、高速操業下ではかなり高度な技術である
ことより、その補助として印刷済みフィルムに予めミシ
ン目を入れておき剥離作業の助けとすることも有効であ
る。
【0019】このようにして不要部を剥離した後の鋼板
表面には何ら残留物質はなく、その中心線に沿ってスリ
ットし、ブランクとして切出された後、溶接部として問
題なく使用可能である。本発明のストライプラミネート
鋼板の製造方法は従来の塗装と組合わせて色々な形態で
使用される。例えば、缶内外面共に熱硬化型塗料を塗布
後、缶外面のみに印刷済みフィルムを積層する方法、あ
るいは缶内面は熱硬化型塗料をストライプ状に塗布し、
缶外面に印刷済みフィルムを直接積層する方法、更には
缶内面に缶内面用フィルムを積層し、缶外面には印刷済
みフィルムを積層する方法等である。
【0020】
【実施例】以下に本発明の実施例を述べる。 実施例1 表面に付着量1.2g/m2の錫めっきと、錫めっき上に金
属クロム8mg/m2 と水和酸化クロム7mg/m2 (Crとし
て)を有する板厚0.17mm、板幅985mmの薄鋼板の
片面に、熱硬化性エポキシ樹脂を50mg/m2 の付着量で
幅159.8mmの塗装を行い、その両端に非塗布部2.
0mm(合計163.8mm)を設け、幅方向6条の連続帯
状(ストライプ)塗布を行った。次いでその反対の面
に、酸化チタン系の白色顔料を含有する熱硬化性ポリエ
ステル樹脂を120mg/m2 の付着量で、エポキシ樹脂に
対応する位置関係にて同一幅で連続帯状に塗布後加熱
し、約20秒の加熱時間で表裏の樹脂層を硬化させた。
【0021】最高到達温度として270℃まで加熱され
た鋼板は、冷却ロールにて200℃まで急速冷却され、
缶外面用フィルムを積層する下地として使用された。熱
硬化型接着剤/印刷インキ/飽和ポリエステル樹脂/ト
ップコート層の4層よりなる幅159.8mmの印刷部6
条とその両端に2.0mm幅の非印刷部を各々有する全幅
984mmの多層フィルム(厚み16μm)を鋼板走行速
度と同一速度で巻きほどき、幅159.8mmの印刷部
(6条)が先行して塗布された酸化チタン系の白色顔料
を含有する熱硬化性ポリエステル樹脂(6条)の上に重
なるように鋼板表面に積層した。積層時に200℃であ
った鋼板は、水冷却により常温にまで冷却され、接着剤
層が固定された。
【0022】その後、フィルム上に存在する非印刷部の
両端に、鋭利な回転刃にて下地に達する程度の切込みを
入れ、非印刷部の先行端をピンチロールにて引張り剥離
し、ロール近傍に設置された真空吸引口に吸い込ませ、
連続的に系外に除去することにより、4.0mm幅の塗装
および印刷のない部分をストライプ状に形成させた。こ
れらの作業は、ラインスピード200mpm にて、幅方向
7条の剥離を同時に連続して行い、幅方向6条の印刷部
をストライプ状に現出させた。コイル状に巻き取られた
製品は、別途設けられた切断ラインにて、両端に2.0
mmの無塗装・無積層部を有する缶径52.6mm相当のブ
ランク寸法(163.8×136.2mm)に切り出さ
れ、多層フィルム接着面が缶外面として溶接缶ラインに
て全く問題なく使用された。
【0023】実施例2 表面に付着量0.58g/m2のニッケルめっきと、ニッケ
ルめっき上に7mg/m2 (Crとして)の水和酸化クロム
皮膜を有する板厚0.18mm、板幅822mmの薄鋼板の
片面に、熱硬化エポキシ樹脂を200.6mm幅のストラ
イプ状に塗装(非塗装部4.0mm幅)した。この鋼板を
約16秒の加熱時間にて最高到達板温280℃まで加熱
し焼付けを行い、冷却ロールにて180℃にまで冷却
後、圧着ロールへ送り込んだ。
【0024】低融点接着剤層/2軸延伸ポリエステル層
(白色顔料20wt%含有)/印刷インキ層/トップコー
ト層の4層よりなる幅200.6mmの印刷部と4.0mm
幅の非印刷部を有し、両者を切り分けるためのミシン目
を有する幅820mmのフィルムを、先行して塗装された
エポキシ樹脂塗装面の反対両側に、表裏対応する位置関
係に積層した。
【0025】その後、実施例1と同様に、フィルム上に
存在する非印刷部の両端(ミシン目の上)に、鋭利な回
転刃にて下地に達しない程度の切込みを入れ、非印刷部
の先行端をピンチロールにて引張り剥離し、ロール近傍
に設置された真空吸引口に吸い込ませ、連続的に系外に
除去することにより、4.0mm幅の塗装および印刷のな
い部分をストライプ状に形成させた。これらの作業は、
ラインスピード200mpm にて、幅方向7条の剥離を同
時に連続して行い、幅方向6条の印刷部をストライプ状
に現出させた。
【0026】この製品は、204.6×125.0mmの
寸法に切り出され、缶径65.0mm、缶高さ(蓋巻締め
前)125.0mmの溶接缶に成形された。 実施例3 表面に付着量0.58g/m2のニッケルめっきと、ニッケ
ルめっき上に7mg/m2 (Crとして)の水和酸化クロム
皮膜を有する板厚0.18mm、板幅985mmの薄鋼板を
高周波加熱により180℃にまで加熱し、圧着ロールに
送りこんだ。一方、片面にストライプ状に低融点接着剤
層を有する透明の2軸延伸された幅983mmのポリエス
テルフィルム(163.8mm幅の鋼板積層部と4mm幅の
切断除去部を有す)を鋼板表面に積層した。4mm幅の不
要部は実施例1と同様に所定位置に切込みが入れられ、
剥離後、切断場所近傍に設置された真空吸引口に吸い込
まれ連続的に系外に排出された。その後、鋼板は再度加
熱され、200℃にて第2の圧着ロールに送りこまれ
た。第2の圧着ロールでは、低融点接着剤層/2軸延伸
ポリエステル層(白色顔料20wt%含有)/印刷インキ
層/トップコート層の4層よりなる印刷済みフィルム
(幅159.8mmの印刷部と4.0mm幅の非印刷部を有
す)を、先行して積層された透明ポリエステル皮膜面の
反対面に、表裏対応する位置関係に積層した。冷却後、
接着剤のない幅4mmの非印刷部を実施例1と同様の方法
で剥離除去した。
【0027】このようにして製造された表裏にストライ
プ状の積層皮膜を有する鋼板は、実施例1と同様に両端
に2mm幅の非積層部を有する165.8×136.2mm
のブランクに切り出され、印刷フィルム積層面を缶外面
として、缶径52.6mm、缶高さ(蓋巻締め前)13
6.2mmの溶接缶に成形された。
【0028】
【発明の効果】本発明は多くの利点を保障するものであ
る。精度の優れたストライプラミネート技術を確保する
ことにより、コイル製品を使用した連続塗装印刷を幅広
のまま高速にて行うことが可能になり、切板塗装ライン
より2倍以上の生産性を確保することができる。次に、
多数回のライン通板が不要なため仕掛り期間が短くて済
む。コイル製品の使用は素材板厚が極薄化してもそう大
きなハンドリング問題を生じない利点をも有している。
グラビア印刷による印刷外観の高級化、工程省略による
省力化等、従来の3ピース缶用鋼板の塗装印刷工程にお
ける問題を一挙に解決することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 31/08 B32B 31/08 B65D 8/16 B65D 8/16 // B29L 9:00 (72)発明者 林 知彦 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株 式会社 中央研究本部内 (56)参考文献 実開 昭60−148268(JP,U) 実公 昭56−37912(JP,Y2) 実公 平2−29493(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 65/48 B32B 1/00 - 35/00 B65D 8/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機樹脂フィルムを鋼板表面にストライ
    プ状に積層するにあたり、広幅フィルムを鋼板全面に積
    層後、積層フィルム層に連続した切り目を入れ、必要部
    のみを鋼板表面に残し、不要部を剥離除去することを特
    徴とする3ピース缶用ラミネート鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】 鋼板表面に積層される樹脂フィルムに缶
    外面での商標デザインを表示する印刷インキ層を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の3ピース缶用ラミネー
    ト鋼板の製造方法。
  3. 【請求項3】 鋼板全面に積層するフィルムに、積層部
    と非積層部を分離するためのミシン目状の切込みを予め
    有することを特徴とする請求項1記載の3ピース缶用ラ
    ミネート鋼板の製造方法。
  4. 【請求項4】 鋼板の表裏に請求項1記載の方法にて有
    機樹脂フィルムを個別に積層することを特徴とする3ピ
    ース缶用ラミネート鋼板の製造方法。
  5. 【請求項5】 鋼板表面に積層されたフィルムの切断手
    段としてレーザー光線を使用することを特徴とする請求
    項1記載の3ピース缶用ラミネート鋼板の製造方法。
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US08/470,684 US5597436A (en) 1991-05-17 1995-06-06 Process for producing a print laminated steel strip used for the manufacture of a three-piece can body

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