JPS63233824A - 積層鋼板製造時の空気巻込み防止方法 - Google Patents
積層鋼板製造時の空気巻込み防止方法Info
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- JPS63233824A JPS63233824A JP62069732A JP6973287A JPS63233824A JP S63233824 A JPS63233824 A JP S63233824A JP 62069732 A JP62069732 A JP 62069732A JP 6973287 A JP6973287 A JP 6973287A JP S63233824 A JPS63233824 A JP S63233824A
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Classifications
-
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- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B37/00—Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding
- B32B37/0007—Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding involving treatment or provisions in order to avoid deformation or air inclusion, e.g. to improve surface quality
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- B32B2309/00—Parameters for the laminating or treatment process; Apparatus details
- B32B2309/06—Angles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Quality & Reliability (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、鋼帯に樹脂フィルム及び/又は金属箔を積層
し、ビール缶、炭酸飲料缶、ジュース缶等の食品缶用素
材として好適な積層鋼板を製造する際に、各層の間に空
気が巻き込まれることを防止する方法に関する。
し、ビール缶、炭酸飲料缶、ジュース缶等の食品缶用素
材として好適な積層鋼板を製造する際に、各層の間に空
気が巻き込まれることを防止する方法に関する。
食品缶等の容器材料としては、これまで錫めっき鋼板、
クロム処理鋼板、ニッケルめっき鋼板等の素材に対して
熱硬化性樹脂をコーティングしたものが使用されている
。このコーティングは、溶液状にした樹脂を使用してい
るため、溶剤の蒸発や塗料の硬化に時間がかかり、また
熱エネルギーを多量に消費することになる。しかも、一
度に充分な厚みをもつ塗膜を形成することが困難なため
に、塗装・焼付けを複数回繰り返すことや、塗膜の密着
性を向上するために鋼帯表面に塗装前処理を施すことが
必要となる。この点で、更に生産性及び省エネルギーに
問題があるものとなる。
クロム処理鋼板、ニッケルめっき鋼板等の素材に対して
熱硬化性樹脂をコーティングしたものが使用されている
。このコーティングは、溶液状にした樹脂を使用してい
るため、溶剤の蒸発や塗料の硬化に時間がかかり、また
熱エネルギーを多量に消費することになる。しかも、一
度に充分な厚みをもつ塗膜を形成することが困難なため
に、塗装・焼付けを複数回繰り返すことや、塗膜の密着
性を向上するために鋼帯表面に塗装前処理を施すことが
必要となる。この点で、更に生産性及び省エネルギーに
問題があるものとなる。
そこで、このような表面処理鋼板に代わるものとして、
樹脂ラミネート鋼板が開発されている。
樹脂ラミネート鋼板が開発されている。
たとえば、特公昭61−3676号公報では、有機樹脂
フィルムを鋼板に貼り付けることが提案されている。こ
の方法においては、錫めっきされた鋼帯を予熱し、そこ
に樹脂フィルムを仮圧着し、次いで鋼帯温度を昇温しで
樹脂フィルムを本圧着している。また、本発明者等も、
接着性の樹脂フィルムを介しアルミ箔を鋼帯に積層する
ことを開発し、特願昭61−183437号として出願
した。
フィルムを鋼板に貼り付けることが提案されている。こ
の方法においては、錫めっきされた鋼帯を予熱し、そこ
に樹脂フィルムを仮圧着し、次いで鋼帯温度を昇温しで
樹脂フィルムを本圧着している。また、本発明者等も、
接着性の樹脂フィルムを介しアルミ箔を鋼帯に積層する
ことを開発し、特願昭61−183437号として出願
した。
このとき、樹脂フィルム及びアルミ箔は、たとえば第4
図に示すようにして、鋼帯の表面に積層される。
図に示すようにして、鋼帯の表面に積層される。
すなわち、矢印方向に走行している鋼帯aに対して、樹
脂フィルムb及びアルミ箔Cがそれぞれ別の位置で貼り
付けられ、積層鋼板dとなる。このとき、樹脂フィルム
bは、コイルeから送り、出されて、仮圧着ロールfに
よって鋼帯aの表面に貼り付けられる。他方、アルミM
cは、°コイルgから送り出されて、圧着ロールhによ
って樹脂フィルムbに重ねて鋼帯aの表面に積層される
。得られた積層体は、必要に応じて仕上げ圧着ロールl
によって更に加圧され、各層間の接着状態を改善する。
脂フィルムb及びアルミ箔Cがそれぞれ別の位置で貼り
付けられ、積層鋼板dとなる。このとき、樹脂フィルム
bは、コイルeから送り、出されて、仮圧着ロールfに
よって鋼帯aの表面に貼り付けられる。他方、アルミM
cは、°コイルgから送り出されて、圧着ロールhによ
って樹脂フィルムbに重ねて鋼帯aの表面に積層される
。得られた積層体は、必要に応じて仕上げ圧着ロールl
によって更に加圧され、各層間の接着状態を改善する。
このように、樹脂フィルムb及びアルミ箔Cを鋼帯の表
面に向けて送給するとき、樹脂フィルムb及びアルミ箔
Cの表面近傍にある空気が樹脂フィルムb及びアルミ箔
Cの走行に随伴されて、圧着部に持ち込まれることがあ
る。持ち込まれた空気は、積層された各層の間に気泡と
して残留し、表層材であるアルミ箔Cに凹凸を形成する
原因となる。
面に向けて送給するとき、樹脂フィルムb及びアルミ箔
Cの表面近傍にある空気が樹脂フィルムb及びアルミ箔
Cの走行に随伴されて、圧着部に持ち込まれることがあ
る。持ち込まれた空気は、積層された各層の間に気泡と
して残留し、表層材であるアルミ箔Cに凹凸を形成する
原因となる。
この凹凸は積層鋼板の商品価値を下げることは勿論、深
絞り、しごき等の加工によってその積層鋼板を缶体に成
形するとき、表層材に亀裂や剥離を生じさせる原因とな
る。その結果、缶体として使用するとき、内容物が下地
の鉄層に直接接触して腐食、変色等を進行させる。或い
は、缶体の表側とした樹脂フィルムにあっては、塗装が
褪色して嫌われるものとなる。
絞り、しごき等の加工によってその積層鋼板を缶体に成
形するとき、表層材に亀裂や剥離を生じさせる原因とな
る。その結果、缶体として使用するとき、内容物が下地
の鉄層に直接接触して腐食、変色等を進行させる。或い
は、缶体の表側とした樹脂フィルムにあっては、塗装が
褪色して嫌われるものとなる。
そこで、本発明は、樹脂フィルム、金属箔等のシートを
連続的に鋼帯に積層する際に、シートの走行に随伴する
空気の流れを抑制することによって、積層された各層の
間に気泡が巻き込まれることを防止し、凹凸のない表面
層をもつ積層鋼板を製造することを目的とする。
連続的に鋼帯に積層する際に、シートの走行に随伴する
空気の流れを抑制することによって、積層された各層の
間に気泡が巻き込まれることを防止し、凹凸のない表面
層をもつ積層鋼板を製造することを目的とする。
本発明の積層鋼板の製造方法は、その目的を達成するた
めに、樹脂フィルム及び/又は金属箔或いはそれらの予
備積層体からなるシートを鋼帯に積層する際に、前記シ
ートと前記鋼帯との間の角度を30〜90度に維持しな
がら前記シートを鋼帯に向けて送給することを特徴とす
る。
めに、樹脂フィルム及び/又は金属箔或いはそれらの予
備積層体からなるシートを鋼帯に積層する際に、前記シ
ートと前記鋼帯との間の角度を30〜90度に維持しな
がら前記シートを鋼帯に向けて送給することを特徴とす
る。
本発明で使用される樹脂フィルムとしては、酸変性ポリ
オレフイン系樹脂(たとえば変性ポリプロピレン)、ポ
リエステル系樹脂(たとえばポリエチレンテレフタレー
ト)、ポリアミド系樹脂(たとえば、ナイロン)、アク
リル系樹脂(たとえばポリアクリレート)等が使用され
る。この樹脂フィルムの厚みは、通常5〜100pであ
る。他方、金属箔としては、塗装性、耐食性に優れたア
ルミ箔。
オレフイン系樹脂(たとえば変性ポリプロピレン)、ポ
リエステル系樹脂(たとえばポリエチレンテレフタレー
ト)、ポリアミド系樹脂(たとえば、ナイロン)、アク
リル系樹脂(たとえばポリアクリレート)等が使用され
る。この樹脂フィルムの厚みは、通常5〜100pであ
る。他方、金属箔としては、塗装性、耐食性に優れたア
ルミ箔。
チタン箔、ステンレス鋼箔、錫箔等で5〜100JII
I+の厚みのものが通常使用される。また、調帯として
は、Sn、 Ni、 Ni−5n、 Cr等のめ
っき層を設けた鋼帯、或いは非めっき鋼帯が使用される
。
I+の厚みのものが通常使用される。また、調帯として
は、Sn、 Ni、 Ni−5n、 Cr等のめ
っき層を設けた鋼帯、或いは非めっき鋼帯が使用される
。
本発明者等は、シートの走行に随伴する空気の流れにつ
いて調査・検討した。その結果、積層された各層の間に
持ち込まれる空気量は、鋼帯に対する樹脂フィルム又は
金属箔の侵入角度θ(第2図参照)と密接な関係がある
ことを解明した。
いて調査・検討した。その結果、積層された各層の間に
持ち込まれる空気量は、鋼帯に対する樹脂フィルム又は
金属箔の侵入角度θ(第2図参照)と密接な関係がある
ことを解明した。
すなわち、第1図に示すように、侵入角度θが30度未
満になると、樹脂フィルム又は金属箔の走行に随伴され
る空気量が多くなる。これは、第2図に示すように、樹
脂フィルム又は金属箔或いはそれらの予備積層体からな
るシートlが鋼帯2との間に作る空間断面積Sの圧着ロ
ール3方向への減少率が、侵入角度θと共に小さくなる
ことに由来するものと考えられる。すなわち、侵入角度
θが小さい場合、この空間断面積Sの減少率が小さくな
る。したがって、その分だけ圧着ロール3方向に関して
空気の流通抵抗の上昇が少なくなり、シート1に随伴さ
れる空気量が多くなる。
満になると、樹脂フィルム又は金属箔の走行に随伴され
る空気量が多くなる。これは、第2図に示すように、樹
脂フィルム又は金属箔或いはそれらの予備積層体からな
るシートlが鋼帯2との間に作る空間断面積Sの圧着ロ
ール3方向への減少率が、侵入角度θと共に小さくなる
ことに由来するものと考えられる。すなわち、侵入角度
θが小さい場合、この空間断面積Sの減少率が小さくな
る。したがって、その分だけ圧着ロール3方向に関して
空気の流通抵抗の上昇が少なくなり、シート1に随伴さ
れる空気量が多くなる。
他方、侵入角度θが大きいとき、圧着ロール3に向けて
空間断面積Sは急速に減少するので、流通抵抗の上昇も
急である。そのため、鋼帯2とシート1との間にある空
気は、側方の自由空間に排出され、圧着ロール3まで到
達しない。したがって、シート1が貼り付けられた積層
鋼板4に、この空気が気泡となって持ち込まれることが
なくなる。そのため、積層鋼板4は、平坦度の高い表層
をもつものとなる。
空間断面積Sは急速に減少するので、流通抵抗の上昇も
急である。そのため、鋼帯2とシート1との間にある空
気は、側方の自由空間に排出され、圧着ロール3まで到
達しない。したがって、シート1が貼り付けられた積層
鋼板4に、この空気が気泡となって持ち込まれることが
なくなる。そのため、積層鋼板4は、平坦度の高い表層
をもつものとなる。
また、この侵入角度θは、積層鋼板4に持ち込まれた気
泡の形態にも影響を与える。侵入角度θが10度以下に
なると、シートlの全面にわたる層流状となって空気が
随伴される。したがって、得られた積層鋼板4には、全
面にわたり微細な気泡が存在する。侵入角度θが10度
を越えると、この層流状の空気流が少なくなり、得られ
た積層鋼板4には部分的で且つ比較的大きな気泡となっ
て持ち込まれる。
泡の形態にも影響を与える。侵入角度θが10度以下に
なると、シートlの全面にわたる層流状となって空気が
随伴される。したがって、得られた積層鋼板4には、全
面にわたり微細な気泡が存在する。侵入角度θが10度
を越えると、この層流状の空気流が少なくなり、得られ
た積層鋼板4には部分的で且つ比較的大きな気泡となっ
て持ち込まれる。
これに対して、侵入角度θを30度以上にするとき、こ
のような空気の持込みがないので、微細気泡又は比較的
大きな気泡のいずれも残留しない。
のような空気の持込みがないので、微細気泡又は比較的
大きな気泡のいずれも残留しない。
侵入角度θの上限は、実際的な観点から90度以下に維
持される。すなわち、この侵入角度θを90度を越えて
大きくしても、圧着ロール3の周面によって圧着部周辺
における空間断面積Sの減少率が規制されるので、この
減少率を大きくすることによる効果が相殺される。
持される。すなわち、この侵入角度θを90度を越えて
大きくしても、圧着ロール3の周面によって圧着部周辺
における空間断面積Sの減少率が規制されるので、この
減少率を大きくすることによる効果が相殺される。
このように、本発明によるとき、空気の巻込みがなく、
鋼帯2にシート1を積層することができるため、得られ
た積層鋼板4は優れた表面性状をもったものとなる。
鋼帯2にシート1を積層することができるため、得られ
た積層鋼板4は優れた表面性状をもったものとなる。
次いで、実施例により本発明の効果を具体的に説明する
。
。
樹脂フィルムとして厚み3〇−及び幅900 nu++
の変性ポリプロピレンシートを使用し、金属箔として厚
み20p及び幅900 m11のアルミ箔を使用した。
の変性ポリプロピレンシートを使用し、金属箔として厚
み20p及び幅900 m11のアルミ箔を使用した。
そして、第4図に示すように樹脂フィルム及びアルミ箔
をそれぞれ独立して送給し、樹脂フィルムを中間層とし
てアルミ箔を錫めっき鋼板に積層した。
をそれぞれ独立して送給し、樹脂フィルムを中間層とし
てアルミ箔を錫めっき鋼板に積層した。
このときの樹脂フィルム及びアルミ箔の鋼帯に対する侵
入角度θを種々変化させ、これらシートの走行に随伴さ
せる空気が積層鋼板に巻き込まれた量を測定した。第1
図は、この誹うにして得られた侵入角度θと空気巻込み
量との関係を示すものである。なお、空気巻込み量は、
外観目視によって測定した。
入角度θを種々変化させ、これらシートの走行に随伴さ
せる空気が積層鋼板に巻き込まれた量を測定した。第1
図は、この誹うにして得られた侵入角度θと空気巻込み
量との関係を示すものである。なお、空気巻込み量は、
外観目視によって測定した。
この図から明らかなように、侵入角度θを90度以上に
保つとき、空気の巻込みがみられず、得られた積層鋼板
は優れた表面状態をもっていた。また、この積層鋼板に
対して深絞り、しごき等の加工を加えて缶体を製造した
ところ、表面層であるアルミ箔は下地の鉄層に良好に接
着しており、表面層に亀裂、剥離等の欠陥が生じていな
かった。
保つとき、空気の巻込みがみられず、得られた積層鋼板
は優れた表面状態をもっていた。また、この積層鋼板に
対して深絞り、しごき等の加工を加えて缶体を製造した
ところ、表面層であるアルミ箔は下地の鉄層に良好に接
着しており、表面層に亀裂、剥離等の欠陥が生じていな
かった。
なお、以上の例においては、樹脂フィルム又は金属箔単
体からなるシート1を鋼帯2に積層する場合を説明した
。しかし、本発明はこれに拘束されるものではない。
体からなるシート1を鋼帯2に積層する場合を説明した
。しかし、本発明はこれに拘束されるものではない。
たとえば、第3図に示すように樹脂フィルム及び金属箔
が予め貼り合わせられたものに対しても、適用されるも
のである。すなわち、同図(a)にあっては、コイル3
1からの樹脂フィルム32を金属箔のコイル33の周面
に当接し、ここで予備積層体34を得ている。そして、
この予備積層体34を鋼帯35の表面に積層する際に、
予備積層体34と鋼帯35との間の角度を30〜90度
に維持することによっても同様な空気の巻込み防止が図
られる。また、同図(ハ)のように、それぞれのコイル
31.33周面で樹脂フィルム及び金属箔を圧着して得
た予備積層体34を鋼帯35に積層する場合にも、同様
に適用される。
が予め貼り合わせられたものに対しても、適用されるも
のである。すなわち、同図(a)にあっては、コイル3
1からの樹脂フィルム32を金属箔のコイル33の周面
に当接し、ここで予備積層体34を得ている。そして、
この予備積層体34を鋼帯35の表面に積層する際に、
予備積層体34と鋼帯35との間の角度を30〜90度
に維持することによっても同様な空気の巻込み防止が図
られる。また、同図(ハ)のように、それぞれのコイル
31.33周面で樹脂フィルム及び金属箔を圧着して得
た予備積層体34を鋼帯35に積層する場合にも、同様
に適用される。
なお、第3図(a)及びの)における符番36は、予備
積層体34を鋼帯35に圧着する圧着ロールであり、符
番37は、コイル31.33を相互に押圧する油圧シリ
ンダーを示す。
積層体34を鋼帯35に圧着する圧着ロールであり、符
番37は、コイル31.33を相互に押圧する油圧シリ
ンダーを示す。
以上に説明したように、本発明においては、樹脂フィル
ム及び/又は金属箔或いはそれらの予備積層体からなる
シートを鋼帯に貼り付ける際に、シートと鋼帯との間の
角度を規制することによって、走行しているシートに随
伴される空気の流れを減少させ、得られた積層鋼板の下
地と表面層との間に空気が巻き込まれることを防止して
いる。
ム及び/又は金属箔或いはそれらの予備積層体からなる
シートを鋼帯に貼り付ける際に、シートと鋼帯との間の
角度を規制することによって、走行しているシートに随
伴される空気の流れを減少させ、得られた積層鋼板の下
地と表面層との間に空気が巻き込まれることを防止して
いる。
これによって、凹凸がなく平坦度が優れた表面層をもつ
積層鋼板が得られる。このような積1層鋼板に対して深
絞り、しごき等の加工を施すと、表面層である樹脂フィ
ルムに亀裂や剥離等の欠陥が生じず、耐食性、塗装性に
優れた缶材が得られる。
積層鋼板が得られる。このような積1層鋼板に対して深
絞り、しごき等の加工を施すと、表面層である樹脂フィ
ルムに亀裂や剥離等の欠陥が生じず、耐食性、塗装性に
優れた缶材が得られる。
このように、本発明によるとき、優れた品質の積層鋼板
を製造することが可能となる。
を製造することが可能となる。
第1図は鋼帯に対するシートの侵入角度θと空気巻込み
量との関係を表したグラフであり、第2図は侵入角度θ
が空気巻込みに与える影響を説明するための図であり、
第3図は本発明の他の適用形態を示す図である。また、
第4図は、アルミ箔貼り積層鋼板の製造過程を概略的に
示した図である。 特許出願人 新日本製鐵 株式會社 代 理 人 小 堀 益 (ほか2名
)第 1 図
第第2図 3図 (b) 第4図 −L:仕よ逼ブ辻層ロール
量との関係を表したグラフであり、第2図は侵入角度θ
が空気巻込みに与える影響を説明するための図であり、
第3図は本発明の他の適用形態を示す図である。また、
第4図は、アルミ箔貼り積層鋼板の製造過程を概略的に
示した図である。 特許出願人 新日本製鐵 株式會社 代 理 人 小 堀 益 (ほか2名
)第 1 図
第第2図 3図 (b) 第4図 −L:仕よ逼ブ辻層ロール
Claims (1)
- 1、樹脂フィルム及び/又は金属箔或いはそれらの予備
積層体からなるシートを鋼帯に積層する際に、前記シー
トと前記鋼帯との間の角度を30〜90度に維持しなが
ら前記シートを鋼帯に向けて送給することを特徴とする
積層鋼板製造時の空気巻込み防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62069732A JPS63233824A (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 | 積層鋼板製造時の空気巻込み防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62069732A JPS63233824A (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 | 積層鋼板製造時の空気巻込み防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63233824A true JPS63233824A (ja) | 1988-09-29 |
Family
ID=13411291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62069732A Pending JPS63233824A (ja) | 1987-03-23 | 1987-03-23 | 積層鋼板製造時の空気巻込み防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63233824A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999024237A1 (en) * | 1997-11-06 | 1999-05-20 | Aeci Limited | Method of making an acrylic article |
JP2007076240A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Nippon Steel Corp | ラミネート金属板及びラミネート方法 |
US11220094B2 (en) | 2016-03-10 | 2022-01-11 | Nippon Steel Corporation | Film-laminated metal plate having excellent retort adhesiveness, and method for manufacturing same |
-
1987
- 1987-03-23 JP JP62069732A patent/JPS63233824A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999024237A1 (en) * | 1997-11-06 | 1999-05-20 | Aeci Limited | Method of making an acrylic article |
JP2007076240A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Nippon Steel Corp | ラミネート金属板及びラミネート方法 |
JP4681404B2 (ja) * | 2005-09-15 | 2011-05-11 | 新日本製鐵株式会社 | ラミネート方法 |
US11220094B2 (en) | 2016-03-10 | 2022-01-11 | Nippon Steel Corporation | Film-laminated metal plate having excellent retort adhesiveness, and method for manufacturing same |
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