JP2958739B2 - ガスボンベのガス残量検知装置 - Google Patents

ガスボンベのガス残量検知装置

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JP2958739B2 JP12711694A JP12711694A JP2958739B2 JP 2958739 B2 JP2958739 B2 JP 2958739B2 JP 12711694 A JP12711694 A JP 12711694A JP 12711694 A JP12711694 A JP 12711694A JP 2958739 B2 JP2958739 B2 JP 2958739B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液化ガスを充填したガ
スボンベのガス切れを検知するためのガス残量検知装置
に関し、特に、溶接業界においてシールドガスとして使
用される炭酸ガスや、医療業界等において使用される笑
気ガス等の液化ガスのガス切れを検知するのに適したガ
ス残量検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガスボンベに充填されたガスのガ
ス切れを検知するためには、ガスボンベのガス圧力の低
下を圧力スイッチで検知することによって行なわれてき
た。一方、炭酸ガス等の液化ガスは液状で充填されてお
り、蒸気圧で一定の圧力となっている。そして、ガスボ
ンベ内に液が少しでも存在する場合には、前記圧力(蒸
気圧)が維持されている。ガスボンベ内の液が完全にガ
ス化した場合、急激に圧力が減少するので、圧力スイッ
チの作動後にすぐにガス切れ状態となる。特に、炭酸ガ
スや笑気ガスのように蒸気圧が低い場合に、圧力が低下
するとすぐにガス切れ状態となる。また、蒸気圧は外気
温及びガスの消費量により大きく変動するので、低温時
にガスを大量に使用するとガス圧が低下し、液化ガスが
十分に残っているにもかかわらず圧力スイッチが作動す
るという不具合が生じる場合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、液化ガスの残
量を検知するには、圧力の検知よりガスボンベの重量を
検知することにより、ガスが少なくなったことを検知す
ることが行なわれている。すなわち、例えば、ガスボン
ベを重量センサ等を利用した台秤上に載置し、ガスボン
ベの重量を測定し、この値が設定した値より低くなった
ときに信号が出力するように構成する。しかしながら、
工業用に使用されるガスボンベは非常に重く、重量に耐
えられる台秤は高価になるという欠点があった。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、簡単且つ安価な構成で液化ガスのガス残量を検知で
きるガス残量検知装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係るガスボンベのガス残量検知装置は、
ガスボンベを載置する平面板と、この平面板の周囲位置
の少なくとも一箇所に設けられた突出手段とを具備して
いる。前記突出手段は、平面板の底面より突出可能に装
着された突出部と、ガスボンベの重さに抗して前記突出
部に押圧力を与えるスプリングとを有することにより、
前記突出手段に対向する辺を支点として平面板の突出手
段形成側底面を、設置面に対して傾斜させて浮上可能に
形成している。そして、前記突出部の突出若しくは退避
状態を検知する検知手段を設けたことを特徴としてい
る。
【0006】請求項2のガス残量検知装置は、請求項1
において、前記平面板を略三角形の形状で構成し、前記
平面板の頂点位置の一箇所に前記突出手段を形成したこ
とを特徴としている。
【0007】請求項3のガス残量検知装置は、請求項1
において、前記平面板を略三角形の形状で構成し、前記
平面板の頂点位置の二箇所に前記突出手段を形成したこ
とを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明のガス残量検知装置によれば、ガスが充
填されたガスボンベを平面板上に載置すると、ガスボン
ベの重量により、平面板の底面より突出可能に装着され
た突出部が退避状態となる。ガスボンベ中のガスが消費
されると、ガスボンベの重量が軽くなる。前記突出部に
は、ガスボンベの重さに抗して作用する押圧力がスプリ
ングより付与されているので、ガスが空状態に近づいた
ときに、ガスボンベ及び平面板の重さに対して前記押圧
力が勝るように設定すれば、このときに突出部が平面板
の底面より突出し、ガスボンベ及び平面板を持ち上げ
る。そして、この突出部の突出若しくは前記退避状態を
検知手段により検知することにより、突出部がどちらの
状態にあるのかを判断することができるので、ガスボン
ベ内のガスが少なくなったことを検知することができ
る。
【0009】
【実施例】本発明に係るガスボンベのガス残量検知装置
の一実施例について、図1ないし図4を参照しながら説
明する。ガス残量検知装置は、ガスボンベ1を載置する
平面板2を有している。この平面板2の形状は、図2に
示すように、略三角形状で構成され、その中央部に円筒
壁3が設けられて、平面板2上にガスボンベ1を載置す
るようになっている。また、円筒壁3の半円側には切り
欠き部31が形成され、ガスボンベ1の円筒壁3内への
配置及び取り出しが容易にできるようになっている。
【0010】平面板2の頂点位置の一箇所には、平面板
2の底面より突出可能な突出部40を有する突出手段4
が形成されている。また、突出手段4内には、突出部4
0の退避状態を検知する検知手段5が設けられている。
突出手段4及び検知手段5の詳細な構造について、図3
及び図4を参照しながら説明する。すなわち、平面板2
に設けた孔21に底面側よりシリンダ41のフランジ部
42を固定し、このシリンダ41上側にシリンダヘッド
43を連結している。シリンダ41の内部にはシリンダ
室44が形成されており、このシリンダ室44内にピス
トン45が配置されている。シリンダ41の底面にはシ
リンダ室44より小径の孔部46が形成され、シリンダ
ヘッド43にはシリンダ室44より小径の貫通孔47が
形成されている。そして、シリンダヘッド43の端壁4
8とピストン45との間に配置されたスプリング49の
押圧力により、前記ピストン45の先端の突出部40が
平面板2の底面より突出可能とするとともに、ピストン
45の他端のロッド部50が前記貫通孔47内を上下方
向に移動可能なように構成されている。
【0011】シリンダヘッド43の上側にはスイッチカ
バー51が装着され、このスイッチカバー51内に前記
検知手段5を構成するマイクロスイッチ52が配置され
ている。マイクロスイッチ52には、その下側に平面状
接点部53と屈曲部54を有する棒状接点部55が設け
られ、棒状接点部55に力が作用しない状態では平面状
接点部53と棒状接点部55とが離れるように構成され
ている。したがって、マイクロスイッチ52は、棒状接
点部55と平面状接点部53とが当接して平面状接点部
53を押し上げるとマイクロスイッチ52の内部のスイ
ッチが「開」となり、平面状接点部53と棒状接点部5
5とが離れた状態ではマイクロスイッチ52の内部のス
イッチが「閉」となるよう構成されている。
【0012】また、ロッド50の先端には、棒状接点部
55を上方向に押圧するためのスイッチ押圧部56が形
成されている。マイクロスイッチ52からは2本の信号
線57,57が接続され、スイッチカバー51の外部に
引き出されている。
【0013】次に、上記構造のガス残量検知装置の動作
について説明する。平面板の円筒壁内にガスボンベを載
置すると、平面板及び内部に液化ガスが充填されている
ガスボンベの重量がスプリングの弾性力に抗して作用
し、平面板の対して突出部が退避状態となる(図1
(a)及び図3の状態)。このとき、マイクロスイッチ
52の棒状接点部55は屈曲部54を支点として上方向
に曲げられ、棒状接点部55と平面状接点部53とが当
接して平面状接点部53を押し上げ、マイクロスイッチ
52の内部のスイッチが「開」となる。
【0014】ガスボンベ1中のガスが消費されると、ガ
スボンベ1の重量が軽くなる。前記突出部40には、常
時スプリング49による押圧力が作用しているので、ガ
スが空状態に近づいくと、平面板2及びガスボンベ容器
の重さがスプリング49に作用する。従って、平面板2
及びガスボンベ容器の重さに対してスプリング49の押
圧力が勝るように、スプリング49の弾性力を設定すれ
ば、突出部40が平面板2の底面より突出するので、突
出手段4を設けた位置に対向する辺を支点として平面板
2の突出手段形成側底面を、ガス残量検知装置の設置面
に対して浮上させる(図1(b)及び図4の状態)。こ
のとき、マイクロスイッチ52の平面状接点部53と棒
状接点部55とは離反して非接続状態となって、マイク
ロスイッチ52の内部のスイッチは「閉」となり、信号
線57を介してガスボンベ1中のガスが空状態に近づい
たことを検知することができる。
【0015】上記実施例においては、平面板2の周辺一
辺側の一箇所に突出手段4を設け、この突出手段4に対
向する辺を支点として平面板2の突出手段形成側底面
を、ガス残量検知装置の設置面に対して浮上可能なよう
に、すなわち、図5におけるA部分に突出手段4を形成
し、A部分に対向する辺を支点としたが、B部分及びC
部分の二箇所に突出手段をそれぞれ形成し、A部分側を
支点として平面板2がガス残量検知装置の設置面に対し
て浮上可能なように構成してもよい。この場合、2つの
突出手段内の検知手段のマイクロスイッチがともに
「閉」となったとき、ガスボンベ中のガスが空状態に近
づいたものとして検知すればよい。
【0016】
【0017】また、上記実施例によるマイクロスイッチ
52は、平面状接点部53と棒状接点部55とが接続さ
れた状態で「開」となり、平面状接点部53と棒状接点
部55とが離れた状態で「閉」となるスイッチとした
が、平面状接点部53と棒状接点部55とが接続された
状態で「閉」となる逆のスイッチでもよく、突出部40
突出若しくは退避状態を検知できる構造として、突出部
40がどちらの状態にあるのかを判断できればよい。
【0018】
【発明の効果】本発明に係るガス残量検知装置によれ
ば、ガスボンベを載置する平面板に突出手段を設け、ガ
スボンベ内のガスが消費されてガスボンベの重量が軽く
なったときに、突出手段の突出部が突出することによ
り、平面板をガス残量検知装置の設置面に対して浮上可
能としたので、簡単且つ安価な構成で液化ガスのガス残
量を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は実施例に係るガス残量検知
装置の側面説明図であり、(a)は液化ガスが充填され
たガスボンベを載置した場合であり、(b)はガスボン
ベ内のガスが空に近づいた場合である。
【図2】実施例に係るガス残量検知装置の平面説明図で
ある。
【図3】図1(a)に対応するガス残量検知装置の構造
の詳細を示す構造説明図である。
【図4】図1(b)に対応するガス残量検知装置の構造
の詳細を示す構造説明図である。
【図5】 図5はガス残量検知装置の実施例における平
面板での突出手段形成位置を示す平面説明図である。
【符号の説明】
1…ガスボンベ 2…平面板 3…円筒壁 4…突出手段 5…検知手段 40…突出部 45…ピストン 49…スプリング 52…マイクロスイッチ 53…平面状接点部 55…棒状接点部 56…スイッチ押圧部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスボンベを載置する平面板と、この平面
    板の周囲位置の少なくとも一箇所に設けられた突出手段
    とを具備し、 前記突出手段は、平面板の底面より突出可能に装着され
    た突出部と、ガスボンベの重さに抗して前記突出部に押
    圧力を与えるスプリングとを有することにより、 前記突出手段に対向する辺を支点として平面板の突出手
    段形成側底面を、設置面に対して傾斜させて浮上可能に
    形成するとともに、 前記突出部の突出若しくは退避状態を検知する検知手段
    を設けたことを特徴とするガスボンベのガス残量検知装
    置。
  2. 【請求項2】前記平面板を略三角形状で構成し、前記平
    面板の頂点位置の一箇所に前記突出手段を形成した請求
    項1に記載のガスボンベのガス残量検知装置。
  3. 【請求項3】前記平面板を略三角形状で構成し、前記平
    面板の頂点位置の二箇所に前記突出手段を形成した請求
    項1に記載のガスボンベのガス残量検知装置。
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