JP2958734B2 - 円筒研削盤のワークテーブル旋回制御方法とその装置 - Google Patents

円筒研削盤のワークテーブル旋回制御方法とその装置

Info

Publication number
JP2958734B2
JP2958734B2 JP16375293A JP16375293A JP2958734B2 JP 2958734 B2 JP2958734 B2 JP 2958734B2 JP 16375293 A JP16375293 A JP 16375293A JP 16375293 A JP16375293 A JP 16375293A JP 2958734 B2 JP2958734 B2 JP 2958734B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turning
amount
worktable
rotation
detector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16375293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06335856A (ja
Inventor
満夫 山上
和史 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIGYA SEIKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SHIGYA SEIKI SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHIGYA SEIKI SEISAKUSHO KK filed Critical SHIGYA SEIKI SEISAKUSHO KK
Priority to JP16375293A priority Critical patent/JP2958734B2/ja
Publication of JPH06335856A publication Critical patent/JPH06335856A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2958734B2 publication Critical patent/JP2958734B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒研削盤のワークテ
ーブルを自動的に特定位置に旋回作動させるさいに実施
されるワークテーブル旋回制御方法とその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】直線部分とテーパ部分の両方を備えたワ
ークの多数を能率よく研削できるものとした円筒研削盤
は、既に本出願人等により実施されており、その一例を
図7により説明すると次のとおりである(特開昭57−
8060号公報参照)。
【0003】即ち、図において1は図示しないベッドフ
レームの上面に矢印方向(イ)(ロ)の摺動変位自在に
設けられたスライディングテーブル、2はスライディン
グテーブル1の上面で旋回中心軸3廻りの旋回変位自在
となされたワークテーブルである。
【0004】このさいワークテーブル2はスライディン
グテーブル1の側面に設けられたモータ4aで駆動され
る旋回駆動装置4を介して旋回駆動されるものとなされ
ると共に、その上面にはワークwを定位置に支持するた
めの主軸台5や芯押台6を設けるほか、回動規制用当金
板7の固定された突状支持部材8を設けたものとなされ
ている。
【0005】9はスライディングテーブル1の各側部間
に架設された支持板で、これの上面には案内レール10
が固定してある。この案内レール10には二つのストッ
パー用ブロック11、12を位置調整操作自在に設ける
と共に各々のブロック11、12には図示しないリミッ
トスイッチが設けてある。このさい9aは支持板9の上
面に設けた目盛で、ストッパー用ブロック11、12の
位置を特定するさいに使用される。
【0006】13はスライディングテーブル1の端部上
面に若干の上下変位可能に設けられた押え板、そして1
4はこの押え板13を上下駆動するためのクランプシリ
ンダ装置である。そして15は図示しない砥石台上で一
定軸芯g廻りに回転作動される円形砥石である。
【0007】斯かる円筒研削盤の使用例を説明すると、
一方のストッパー用ブロック11はワークテーブル2の
旋回量がゼロであるときに同テーブル2の矢印方向
(ニ)の旋回作動が規制されるような位置に固定され、
また他方のストッパー用ブロック12は同テーブル2が
ワークwのテーバ部分w1の傾斜に見合った旋回量に達
したときに同テーブル2の矢印方向(ハ)の旋回作動が
規制されるような位置に固定される。
【0008】しかして、この研削盤の作動開始操作をし
た後は、その各部はコンピュータによるNC制御により
自動的に作動される。
【0009】即ち、ワークテーブル2は必要に応じて作
動される旋回駆動装置4により矢印方向(ニ)へ旋回さ
れ、この過程で回動規制用当金板7がストッパー用ブロ
ック11側のリミットスイッチを入り作動させると、そ
の旋回速度を減じられ、遂には同当金板7がストッパー
用ブロック11に衝接し、これに関連して旋回駆動装置
4の作動が停止され、同テーブル2は旋回量がゼロの状
態で停止される。この停止に関連してクランプシリンダ
装置14が作動されて押え板13を圧下させるものとな
り、押え板13はその先端部でワークテーブル2の端縁
部2aを押圧し、これをクランプする。
【0010】続いて、砥石15の作動と、ワークテーブ
ル2の矢印方向(ロ)への変位とが開始されてワークw
の直線部分sが研削されるのであり、これが終了した時
点で砥石15は退避移動し、研削作業は一時停止され
る。
【0011】この後、ワークテーブル2のクランプが解
除され、旋回駆動装置4がワークテーブル2を今度は矢
印方向(ハ)へ旋回させるものとなり、この過程で回動
規制用当金板7がストッパー用ブロック12側のリミッ
トスイッチを入り作動させると、同テーブル2は旋回速
度を減じられ、その旋回量が予定された特定値に達した
とき同当金板7がストッパー用ブロック12と衝接し、
その旋回を停止させるものとなり、この停止に関連して
同テーブル2は前述同様にクランプされる。
【0012】続いて、前述同様に砥石15の作動と、ワ
ークテーブル2の矢印方向(ロ)への変位とが開始され
てワークwのテーパ部分t1が研削されるのであり、こ
れが終了すると、砥石15は前述同様に退避移動され、
研削作業は再び一時停止される。
【0013】この後、ワークテーブル2のクランプが解
除され、同デーブル2は旋回駆動装置4により矢印方向
(ニ)へ旋回され、回動規制当金板7及びストッパー用
ブロック11などの関連作動により前述同様にその旋回
量がゼロとなる位置に停止されるほか、スライディング
テーブル1が矢印方向(イ)へ変位されて原位置に復帰
され、各部は次のワークの研削に備える。以後は上記し
た一連の作動が繰り返されるものとなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】在来の円筒研削盤は作
業の能率化に寄与するものとして多いに好評を博してい
るものであるが、次のような改善すべき点がある。
【0015】即ち、精度のよい研削作業を実施するには
ワークテーブル2を正確な旋回位置に停止させる必要が
あり、このためにはストッパー用ブロック11、12を
正確な位置に固定しなければならないが、同ブロック1
1、12はボルトの締結弛緩操作などによる手操作で最
終的な位置決めを試し研削によりその都度決めるため、
その正確な固定には時間や手間がかかるのである。
【0016】また研削作業中にワークテーブル2の旋回
停止位置が許容範囲を上回る誤差のあるものとなったと
きにこれを修正する場合や、研削すべきワークの形態が
変更されたために同テーブル2の予定旋回量を変更する
場合においても、ストッパー用ブロック11、12の固
定位置を変化させなければならず、やはり手間や時間が
かかるのである。
【0017】さらに従来ではワークテーブル2の旋回作
動を、回動規制用当金板7とストッパー用ブロック1
1、12との衝接により発生される直接的な回動規制力
で停止させるようにしているが、このことはストッパー
用ブロック11、12の変位や当金板7の撓み変形を伴
い、精度向上にとって好ましくない。
【0018】本発明は斯かる問題点を解消させることに
より、円筒研削盤のワークテーブルの旋回制御を従来よ
りもさらに能率的に行えるようにすることを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため本発明に係る円筒研削盤のワークテーブル旋回
制御方法においては、ワークテーブルの旋回量がゼロと
なる位置の近傍でその旋回量を連続的に検出するものと
した第一の位置連続検出器を設けると共に同テーブルの
旋回量が任意な特定値となる位置の近傍でその旋回量を
連続的に検出するものとした第二の位置連続検出器を設
け、一方ではこれらの検出器で検出された同テーブルの
旋回量が予め入力操作装置から入力した設定旋回量に達
したときスイッチが作動して出力を発するものとしたス
イッチ回路装置を設け、このスイッチ回路装置のスイッ
チ出力に関連してコンピュータ制御装置に所要の制御情
報を出力させ、この制御情報に従ってワークテーブルを
旋回作動させるように実施する。
【0020】このさい、スイッチ回路装置にワークテー
ブルの予定旋回停止位置の近傍位置と予定旋回停止位置
との二箇所でスイッチ出力を発生させ、前者の位置のス
イッチ出力に関連してワークテーブルの旋回速度を減じ
させ、後者の位置のスイッチ出力に関連して同テーブル
の旋回作動を停止させるようにするのがよい。これによ
れば、ワークテーブルは合理的な速度で旋回されるもの
となり、また一つの位置連続検出器がワークテーブルの
旋回速度の切換と旋回停止を行わせるものとなる。
【0021】この発明において、スイッチ回路装置は位
置連続検出器の検出範囲内であれば、入力操作装置から
所要の情報を入力することで、ワークテーブルの任意な
特定の旋回量の位置で出力を発するものとなる。またワ
ークテーブルはこの出力に関連して減速或いは停止され
るものとなる。これらのことは、比較的に簡易かつ迅速
に、ワークテーブルの旋回停止位置を設定し変更し修正
することや旋回速度の変更位置などを設定することを可
能となす。また、位置連続検出器の検出作動に関連して
ワークテーブルの旋回作動が停止されるが、このことは
ワークテーブルの旋回停止のためにこれに直接的な旋回
対抗力を付与することを不要となす。
【0022】上記した発明を実施するためのワークテー
ブル旋回制御装置は請求項3に記載したように、ワーク
テーブルの旋回量がゼロとなる位置の近傍でその旋回量
を連続的に検出するものとした第一の位置連続検出器
と、同テーブルの旋回量が任意な特定値となる位置の近
傍でその旋回量を連続的に検出するものとした第二の位
置連続検出器とを設け、このさい、これらの検出器はス
ライディングテーブルと同体的に設けてワークテーブル
の端縁部の変位を検出するものとなし、また第二の検出
器はその位置を変更調整操作自在となしたものとなす。
【0023】この発明において、位置連続検出器がワー
クテーブルの端縁部の変位を検出するものとなしたこと
は、同テーブルの端縁部がその旋回中心軸から離れた位
置にあって同テーブルの僅かな旋回量の変化を大きく拡
大するものとなるため、位置連続検出器に同テーブルの
旋回量の変化を高い精度で検出させるものとなる。また
第二の位置連続検出器の位置を変更調整自在となしたこ
とは、位置連続検出器の検出範囲が短いにも拘らず、ワ
ークテーブルの旋回停止位置を大きく変化させ得るもの
となす。
【0024】さらに、この旋回制御装置において請求項
4に記載したように第二の位置連続検出器を異なる位置
に複数設けることは、ワークテーブルを複数の旋回角度
位置で自動的に停止させ得るものとなす。
【0025】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す円筒研削盤の
一部平面図、図2は同研削盤の一部正面図、図3は同研
削盤の位置連続検出装置及びスイッチ回路装置の関連を
説明するための図である。これらの図において従来のも
のと実質的に同一な部位には同一符号を付すこととす
る。
【0026】16はスライディングテーブル1の端部に
固定した支持ブロックで、これの最上面には固定用案内
溝16a、16bが設けてある。この案内溝16a、1
6bには複数の被案内体17・・・を同溝16a、16
b内での摺動変位自在に嵌合させてあり、これら被案内
体17・・・はこれに螺着されるボルト17a・・・を
介して各支持板18、19、20を希望する特定位置に
水平状に固定させるものとなしてある。
【0027】しかして、第一の支持板18にはワークテ
ーブル2の旋回量がゼロとなる位置(ワークテーブルの
主軸とスライディングテーブルのスライディング方向と
が一致する位置)の近傍でその旋回量を連続的に検出す
るものとした第一の位置連続検出器21、同テーブル2
の旋回量が異常値に達したことを検出するものとした近
接センサ22及び、同テーブル2の異常な旋回を機械的
に停止させるためのストッパー23が設けてある。この
さい、位置連続検出器21は筒形本体21aの先端から
棒状検出子21bを数十mm程度の出入り自在に突出さ
せると共にこの検出子21bを図示しないスプリングの
力で出側へ押圧させ、ワークテーブル2と同体となされ
た当金体7との衝接による押圧力で検出子21bが入り
側へ変位されるものとなす。
【0028】第二の支持板19には矢印方向(イ)
(ロ)にほぼ沿わせた案内レール24を設けると共にこ
のレール24に摺動変位自在に嵌合させた被案内体25
に移動支持板26を固定し、前記被案内体25に固定さ
れた延出部材25aと支持板19との間に伸縮シリンダ
装置27を設けるほか、移動支持板26の進出位置と退
避位置との二箇所で同支持板26の存在を検出するもの
とした二つの近接センサ28a、28bを設けたものと
なしてある。このさい移動支持板26には先の支持板1
8の場合に準じて、ワークテーブル2の旋回量が予定さ
れた特定値となる位置の近傍で検出子29aを介してそ
の旋回量を連続的に検出するものとした第二の位置連続
検出器(図4のt1部分に関連したもの)29、同テー
ブル2の旋回量が異常値に達したことを検出するものと
した近接センサ30及び、同テーブル2の異常な旋回を
機械的に停止させるためのストッパー31が設けてあ
る。
【0029】さらに第三の支持板20には先の移動支持
板26の場合と同様に、ワークテーブル2の旋回量が予
定された特定値となる位置の近傍で検出子32aを介し
てその旋回量を連続的に検出するものとした前述同様な
第二の位置連続検出器(図4のt2部分に関連したも
の)32、同テーブル2の旋回量が異常値に達したこと
を検出するものとした近接センサ33及び、同テーブル
2の異常な旋回を機械的に停止させるためのストッパー
34が設けてある。
【0030】35は支持ブロック16と同体に設けた近
接センサであってNC制御のための機械原点を出すため
のもので、具体的には突状支持部材14に延出部材36
を固定し、この延出部材36の先端膨出部36aがこの
センサ35と対向する一定範囲内にあるとき検出出力を
発するものとなしてある。
【0031】37は支持部材14に固定された指針で支
持ブロック16に固定された図示しない目盛板の目盛を
挿すものとなされる。
【0032】なお図示省略したが、支持ブロック16の
裾部にはクランプシリンダ装置が設けられるのであっ
て、このシリンダ装置の作動により押え板38(図2参
照)がワークテーブル2の端縁部2aを押圧し同テーブ
ル2の旋回変位を固定するものとなされる。
【0033】上記した三つの位置連続検出器21、2
9、32の電気系統を説明すると、それぞれの位置連続
検出器21、29、32はスイッチ回路装置39、4
0、41と接続させてあり、また各スイッチ回路装置3
9、40、41は切換スイッチ42を介して入力操作装
置43と接続させると共にコンピュータ制御装置44へ
向けて所要の出力を発出するものとなしてある。
【0034】次に、本実施例に係る円筒研削盤の使用例
並びにその作動を説明する。このさい研削すべきワーク
wは図4に示すように直線部分sと二つのテーパ部分t
1、t2を具備したものとする。
【0035】作業者はワークwを所要位置にクランプさ
せると共に、図示しない目盛板上の指針37の示度を参
考にしつつ、ボルト17a・・・の弛緩締結操作により
三つの支持板18、19、20をワークwの形態に適合
する概略の位置に固定する。
【0036】次いで、入力操作装置43から所要の情報
をスイッチ回路装置39に入力し、スイッチ回路装置3
9から所要の三つのスイッチ出力が発せられるようにす
る。このさい、一つの出力はワークテーブル2の旋回量
がゼロに達する前に同テーブル2の旋回速度を減じさせ
るためのものであり、他の一つの出力はワークテーブル
2を図1に示すようにその旋回量が正確にゼロとなる位
置で停止させるためのものであり、さらに他の一つは位
置連続検出器21の検出子21bがテーパ加工精度を良
好に維持し得る限界位置まで入り側へ変位したとき機械
装置を停止させるためのものである。
【0037】また切換スイッチ42を適当に切り換えた
後、前述したところに準じて入力操作装置43から所要
の情報をスイッチ回路装置40に入力し、ここでもスイ
ッチ回路装置43から所要の三つのスイッチ出力が発せ
られるようにする。このさい、一つの出力はワークテー
ブル2の旋回量がテーパ部分t1に見合う特定値に達す
る前に同テーブル2の旋回速度を減じさせるためのもの
であり、他の一つの出力はワークテーブル2を図5に示
すようにその旋回量が正確にワークwのテーパ部分t1
に見合う特定値に達する位置で停止させるためのもので
あり、さらに他の一つは位置連続検出器29の検出子2
9aがテーパ加工精度を良好に維持し得る限界位置まで
入り側へ変位したとき、機械装置を停止させるためのも
のである。
【0038】さらに切換スイッチ42を適当に切り換え
た後、前述したところに準じて入力操作装置43から所
要の情報をスイッチ回路装置41に入力し、ここでもス
イッチ回路装置41から所要の三つのスイッチ出力が発
せられるようにする。このさい、一つの出力はワークテ
ーブル2の旋回量がテーパ部分t2に見合う特定値に達
する前に同テーブル2の旋回速度を減じさせるためのも
のであり、他の一つの出力はワークテーブル2を図6に
示すようにその旋回量が正確にワークwのテーパ部分t
2に見合う特定値に達する位置で停止させるためのもの
であり、さらに他の一つは位置連続検出器32の検出子
32aがテーパ加工精度を良好に維持し得る限界位置ま
で入り側へ変位したとき、機械装置を停止させるための
ものである。
【0039】次いで、作業者は適宜なNC制御プログラ
ムの組み込まれたコンピュータ制御装置44に作業開始
指令を入力するのであり、これにより各部はNC制御に
より自動的に作動するものとなる。
【0040】即ち、いまワークテーブル2が旋回量のゼ
ロの位置に停止していないとすると、旋回駆動装置4が
作動されて同テーブル2を矢印方向(ニ)へ回転させ
る。この過程で、当金体7は検出子21bに衝接してこ
れを入り側へ変位させる。検出子21bが特定位置まで
変位されると、スイッチ回路装置39が第一のスイッチ
出力を発し、これに関連してワークテーブル2の旋回速
度が減じられるものとなり、また検出子21bが次の特
定位置まで変位されると、スイッチ回路装置39が第二
のスイッチ出力を発し、これに関連して同テーブル2は
旋回量がゼロとなる位置に正確に停止される。
【0041】この後、ワークテーブル2が図示しないク
ランプシリンダ装置の作動によりクランプされ、その旋
回変位を固定され、一連の旋回動作は完了する。
【0042】このクランプの後、回転状態の砥石が適当
位置へ移動されると共にスライディングテーブル1が矢
印方向(ロ)へ移動され、ワークwはその直線部分sを
研削されるものとなる。この研削作業が終了すると、ス
ライディングテーブル1はその移動を停止されると共に
砥石は退避移動される。
【0043】一方では移動支持板26が進出位置にない
ときは、伸縮シリンダ装置27が伸長作動されて、同支
持板26は進出位置に移動された状態となる。この支持
板26の移動は近接センサ28bにより検出される。
【0044】上記した砥石の退避移動の後、ワークテー
ブル2はクランプを解除されるのであり、この後、旋回
駆動装置4が作動されてワークテーブル2は今度は矢印
方向(ハ)へ旋回される。この旋回が適当時間行われる
と、当金体7は検出子29aに衝接してこれを入り側へ
変位させる。これにより検出子29aが特定位置まで変
位されると、スイッチ回路装置40が第一のスイッチ出
力を発し、これに関連してワークテーブル2の旋回速度
が減じられるものとなり、また検出子29aが次の特定
位置まで変位されると、今度はスイッチ回路装置40が
第二のスイッチ出力を発し、これに関連して同テーブル
2の旋回は予定停止位置で停止されるものとなる。この
停止に続いて同テーブル2は前述同様にクランプされ
る。
【0045】この後、砥石は所要位置へ進出移動される
と共にスライディングテーブル1が矢印方向(ロ)へ移
動され、ワークwはそのテーパ部分t1を研削されるも
のとなる。この研削作業が終了すると、前述同様にスラ
イディングテーブル1はその移動を停止される一方、砥
石が退避移動され、さらにワークテーブル2はクランプ
を解除された後、適当量だけ矢印方向(ニ)へ旋回され
る。続いて、移動支持板26が退避移動され、その位置
は近接センサ28aで検出される。
【0046】この検出に関連して旋回駆動装置4が作動
し、ワークテーブル2はさらに続けて矢印方向(ハ)へ
旋回されるのであり、この旋回が適当時間行われると、
当金体7は検出子32aに衝接してこれを入り側へ変位
させる。これにより検出子32aが特定位置まで変位さ
れると、スイッチ回路装置41が第一のスイッチ出力を
発し、これに関連してワークテーブル2の旋回速度が減
じられるものとなり、また検出子32aが次の特定位置
まで変位されると、前述同様にスイッチ回路装置41が
第二のスイッチ出力を発し、これに関連して同テーブル
2の旋回は予定停止位置で停止され、これに続いて同テ
ーブル2は前述同様にクランプされる。
【0047】この後、前述同様に砥石が進出移動される
と共にスライディングテーブル2が矢印方向(ロ)へ移
動され、ワークwは他のテーパ部分t2を研削されるも
のとなる。この研削作業が終了すると、前述同様にスラ
イディングテーブル1はその移動を停止されると共に砥
石は退避移動される。
【0048】かくして、ワークwはその全てを研削処理
された状態となるのであり、この後ワークテーブル2は
クランプを解除されると共に旋回駆動装置4の作動によ
り矢印方向(ニ)へ旋回される。この旋回が適当時間行
われると、当金体7は検出子21bに衝接してこれを入
り側へ変位させる。これにより検出子21bが特定位置
まで変位されると、スイッチ回路装置39が第一のスイ
ッチ出力を発し、これに関連してワークテーブル2の旋
回速度が減じられるものとなり、また検出子21bが次
の特定位置まで変位されると、前述したところに準じて
スイッチ回路装置39が第二のスイッチ出力を発し、こ
れに関連して同テーブル2は旋回量がゼロとなる位置に
正確に停止されるものとり、これに続いて同テーブル2
は前述同様にクランプされる。この状態で各部は処理済
みのワークwの取外しと次のワークwの供給を待つので
あり、以後は上記した一連の作動が繰り返される。
【0049】なお一つ位置連続検出器21、29、32
の検出子21b、29a、32aがテーパ加工の精度を
良好に維持できない程度に入り側へ変位されると、それ
に対応したスイッチ回路装置39、40、41は第三の
スイッチ出力を発するものとなって、装置を自動的に停
止させるものとなる。また近接センサ22、30、33
は例えば装置の故障などでワークテーブル2の旋回作動
が予定停止位置で停止されないときなどに同テーブル2
の異常な旋回を検出してこれを停止させる。さらにスト
ッパー23、31、34は近接センサ22、30、33
の故障などでワークテーブル2の旋回作動が停止されな
いときに、当金板7と衝突して同テーブル2のそれ以上
の旋回を機械的かつ直接的に停止させる。これにより位
置連続検出器21、29、32などの損傷は防止され
る。
【0050】上記実施例において、位置連続検出装置2
1、29、32はワークテーブル2の極めて微小な変位
を検出するものとなすこと及び、これら検出装置21、
29、32がワークテーブル2の旋回中心軸から離れた
位置であるテーブル端縁部の移動を検出するものとなし
てあることの双方がワークテーブル2を極めて正確な特
定位置に停止させるものとなる。
【0051】また研削処理においてワークテーブル2の
旋回停止位置が予定された特定値に対し数ミクロンの誤
差の生じたものとなったときなどにおいては、入力操作
装置43から補正のための情報を入力するようにする。
これによりスイッチ回路装置39、40、41は予定さ
れた旋回量に見合う正確な位置で所要のスイッチ出力を
発するものとなってワークテーブル2は補正後の正確な
位置に停止される。
【0052】さらに、処理すべきワークwが異なる形態
のものに変更されたためワークテーブル2の旋回停止位
置を変更させる必要の生じることがあるが、このような
場合にも入力操作装置43から必要な情報を入力するよ
うにする。これにより同テーブル2は入力情報に見合う
位置で正確に停止されるものとなる。
【0053】
【発明の効果】以上の如く構成した本発明によれば、ワ
ークテーブルの旋回を停止させるべき予定位置を簡易か
つ正確に設定することを可能となすのであり、またワー
クテーブルの実際の旋回停止位置に予定停止位置との誤
差が生じたり或いは、研削すべきワークの形態が変更さ
れたために同テーブルの旋回停止位置を変更しなければ
ならない事態の生じた場合にも、簡易かつ正確に同テー
ブルの旋回停止位置を補正し変更することを可能となす
のであり、さらに同テーブルの旋回停止は旋回駆動装置
の駆動力を消失させることにより行えるため、ワークテ
ーブルに直接的な回動規制力を付与して行う従来の場合
よりも研削処理の精度を向上させ得るのである。
【0054】そして請求項2に記載した方法によれば、
一つの位置連続検出器の検出信号に関連してワークテー
ブルの旋回速度の切換と旋回停止とを行わせることがで
きると共にワークテーブルを合理的な速度で旋回させる
ことができてその旋回制御の能率が向上するのである。
(なお、実施例では位置連続検出器の検出子の過大な入
り側への変位に関連して機械が停止されるため不良品の
発生が防止されるものとなる。)
【0055】請求項3に記載した装置によれば、ワーク
テーブルの微小な旋回変位を検出できて同テーブルの旋
回を予定位置に正確に停止させることができるものとな
る。
【0056】さらに請求項4に記載した装置によれば、
複数の異なるテーパ部分を具備したワークであっても、
これらテーパ部分などを連続的かつ自動的に研削するこ
とを可能となすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す円筒研削盤の一部平面
図である。
【図2】同研削盤の一部正面図である。
【図3】同研削盤の位置連続検出装置及びスイッチ装置
の関連を説明するための図である。
【図4】同研削盤で処理されるワークを示す図である。
【図5】同研削盤の作動を示す説明図である。
【図6】同研削盤の作動を示す説明図である。
【図7】従来の円筒研削盤に係り、(a)はワークテー
ブルの旋回量がゼロの場合の平面図で、(b)は同旋回
量が特定値に達した場合の平面図である。
【符号の説明】
2 ワークテーブル 4 旋回駆動装置 21 第一の位置連続検出装置 29及び32 第二の位置連続検出装置 39、40及び41 スイッチ回路装置 43 入力操作装置 44 コンピュータ制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−8060(JP,A) 特開 昭58−82656(JP,A) 特開 平5−208350(JP,A) 実開 平4−136658(JP,U) 実開 平5−269663(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24B 49/00 B24B 5/14 B24B 47/00 - 47/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークテーブルの旋回量がゼロとなる位
    置の近傍でその旋回量を連続的に検出するものとした第
    一の位置連続検出器を設けると共に同テーブルの旋回量
    が任意な特定値となる位置の近傍でその旋回量を連続的
    に検出するものとした第二の位置連続検出器を設け、且
    つこれらの検出器で検出された同テーブルの旋回量が予
    め入力操作装置から入力された設定旋回量に達したとき
    スイッチが作動して出力を発するものとしたスイッチ回
    路装置を設け、このスイッチ回路装置のスイッチ出力に
    関連してコンピュータ制御装置に所要の制御情報を出力
    させることを特徴とする円筒研削盤のワークテーブル旋
    回制御方法。
  2. 【請求項2】 スイッチ回路装置にワークテーブルの予
    定旋回停止位置の近傍位置と予定旋回停止位置との二箇
    所でスイッチ出力を発生させ、前者の位置での出力に関
    連してワークテーブルの旋回速度を減じさせ、後者の位
    置での出力に関連して同テーブルの旋回作動を停止させ
    ることを特徴とする請求項1記載の円筒研削盤のワーク
    テーブル旋回制御方法。
  3. 【請求項3】 ワークテーブルの旋回量がゼロとなる位
    置の近傍でその旋回量を連続的に検出するものとした第
    一の位置連続検出器と、同テーブルの旋回量が任意な特
    定値となる位置の近傍でその旋回量を連続的に検出する
    ものとした第二の位置連続検出器とを設け、このさい、
    これらの検出器はスライディングテーブルと同体的に設
    けてワークテーブルの端縁部の変位を検出するものとな
    し、また第二の検出器はその位置を変更調整操作自在と
    なしてあることを特徴とする円筒研削盤のワークテーブ
    ル旋回制御装置。
  4. 【請求項4】 第二の位置連続検出器を異なる位置に複
    数設けたことを特徴とする請求項3記載の円筒研削盤の
    ワークテーブル旋回制御装置。
JP16375293A 1993-05-26 1993-05-26 円筒研削盤のワークテーブル旋回制御方法とその装置 Expired - Lifetime JP2958734B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16375293A JP2958734B2 (ja) 1993-05-26 1993-05-26 円筒研削盤のワークテーブル旋回制御方法とその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16375293A JP2958734B2 (ja) 1993-05-26 1993-05-26 円筒研削盤のワークテーブル旋回制御方法とその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06335856A JPH06335856A (ja) 1994-12-06
JP2958734B2 true JP2958734B2 (ja) 1999-10-06

Family

ID=15780028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16375293A Expired - Lifetime JP2958734B2 (ja) 1993-05-26 1993-05-26 円筒研削盤のワークテーブル旋回制御方法とその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2958734B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06335856A (ja) 1994-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4502125A (en) Numerical controller for an angular slide grinding machine
US5103596A (en) Method and apparatus for controlling cylinder grinding machines
US3627490A (en) Grinding machine with automatic wheel exchange device
US5027562A (en) Numerically controlled grinding machine for grinding a tapered surface of a workpiece
US5239479A (en) Process for determining the presence or the dimensions or the correct positioning of a workpiece on a machine tool
US5766059A (en) Method of grinding a workpiece
JP4049911B2 (ja) 工作機械の心押台の監視制御方法および装置
JP2750967B2 (ja) 旋削加工機の加工テーブルへの被加工物の芯出し方法及びその装置
JP2958734B2 (ja) 円筒研削盤のワークテーブル旋回制御方法とその装置
JPH10109261A (ja) 研磨方法及び装置
JPH05185368A (ja) 砥石の成形方法
JPS5877450A (ja) アンギユラ研削盤における砥石修正装置
JPH05200649A (ja) 工具心出し装置
JP2531609Y2 (ja) 非円形状ワークの位相及び径のチェック装置
GB2154163A (en) Cylindrical grinding machine having position detection probe
JP2605156Y2 (ja) 側面研削盤
JP3168767B2 (ja) 研削装置
JP2772446B2 (ja) 研削盤
JPH11114703A (ja) 工作機械の心押装置
JP3050904B2 (ja) 研削機能を備えた工作機械
JPH0711841Y2 (ja) 送りモータの負荷監視による位置決め制御装置
JPH0581381B2 (ja)
JPH01216751A (ja) 回転軸中心の検出方法
JP2517246Y2 (ja) 平面研削盤
JPH0152143B2 (ja)