JP3168767B2 - 研削装置 - Google Patents

研削装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、研削装置に関し、特に
工作物に対し砥石台を研削加工プログラムに従って切込
み送り制御することにより、工作物を研削加工する研削
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば円筒研削盤において、工作
物を研削加工する場合は、図5に示すように、砥石台
を、その砥石車の研削面が工作物に接触する直前まで早
送り前進させ、その後、予め指定した切込み速度にて砥
石台を所定量送り込むことにより工作物を粗研削し、し
かる後、予め指定した切込み速度にて砥石台を所定量送
り込むことにより工作物を精研削し、さらに予め指定し
た切込み速度にて砥石台を送り込むことにより工作物を
微研削し、この微研中に工作物の加工寸法が目標の寸法
に達したならば、砥石台を早戻し後退させる研削サイク
ルで工作物を加工するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、砥石台を早
送り前進させるとき、砥石台の早送り量は、砥石車の研
削面を工作物に近接させるほど、研削全体のサイクルタ
イムを短くすることができる。しかるに、加工前の工作
物は同一種類のものであっても、その外径寸法には比較
的大きなバラツキがあるため、砥石台の早送り量は、工
作物径の最大のバラツキ量を考慮した値に設定しなけれ
ばならない。従って、工作物径のバラツキが大きい場合
には、これに応じて砥石台を早送り前進させたときの砥
石車の研削面と工作物の被研削面間の間隔も大きくな
り、研削サイクルタイム増加するという問題があった。
【0004】本発明は、上記のような事情に鑑みなされ
たものであり、工作物径の研削加工サイクルタイムを短
縮できる研削装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ベッドと、このベッド上に設けられ回転駆
動される砥石車を有する砥石台と、ベッド上に設けられ
たテーブルと、このテーブル上に設けられ基準端面を有
する工作物を回転駆動する主軸台と、前記砥石車により
研削される工作物と砥石車とが接離する方向に前記砥石
台を移動させる第1駆動手段と、前記テーブルを工作物
の回転軸線方向に移動させる第2駆動手段と、前記砥石
台の位置を検出する位置検出手段と、前記工作物の径を
計測する工作物径測定手段と、前記ベッド上に設けられ
前記工作物の基準端面を検出する端面検出手段と、前記
第2駆動手段を制御することでテーブルを移動させ、工
作物の基準端面を端面検出手段にて検出した時点でテー
ブルの移動を停止し、前記第1駆動手段を制御すること
で砥石台を早送り前進させ、続いて研削送りする加工制
御手段とを備えた研削装置において、前記加工制御手段
で制御される第2駆動手段によってテーブルを移動さ
せ、工作物の基準端面を端面検出手段にて検出する動作
と並行して前記工作物径測定手段にて工作物の径を測定
し、この測定値を基に前記砥石台と工作物とを必要最小
限の位置まで接近させるための早送り前進位置を演算す
る測定演算手段を備えてなるものである。
【0006】
【作用】上記の構成により、工作物の基準端面検出のテ
ーブル割出しと並列して、工作物径測定手段で測定した
加工開始前の工作物径に基づいて測定演算手段により砥
石台の早送り前進位置を算出し、この算出値にしたがっ
て砥石台を早送り前進させるから、加工開始前の工作物
径のバラツキに関係なく、工作物と砥石車との間隔を常
に必要最小限にすることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明による研削装置の全体の構成図
である。図1において、10は円筒研削盤、40は研削
盤10を制御する数値制御装置である。研削盤10は、
ベッド11上にZ軸方向に移動可能に設置した工作物テ
ーブル12、およびベッド11上にX軸方向に移動可能
に設置した砥石台13を備える。
【0008】工作物テーブル12は、ベッド11に設け
たサーボモータ14および図略の送りねじによりZ軸方
向に移動される。サーボモータ14は、その回転から工
作物テーブル12の位置を検出するエンコーダ14aを
備え、このエンコーダ14aの検出信号は数値制御装置
40に入力される。工作物テーブル12上には、主軸1
6を軸承する主軸台15と心押台17が左右に位置して
対向設置されている。工作物Wの両端は、主軸16と心
押台17にそれぞれ設けたセンタ15a,17aによっ
て支持され、さらに工作物Wの左端部には主軸16に突
設した回止め部材18が係合され、これにより工作物W
を主軸16と一体に回転させるようになっている。ま
た、主軸16は主軸台15に設けたモータ19により回
転駆動される。
【0009】20は工作物テーブル12上に工作物Wに
対向して設置されたインプロセスタイプの工作物径測定
装置であり、この工作物径測定装置20で測定された工
作物Wの測定信号はA/Dコンバータ32を通して数値
制御装置40に入力される。また、21はベッド11上
に工作物Wに対向して設置された、工作物Wの被研削部
Waの基準端面Wbを検出する端面検出装置であり、こ
の端面検出装置21から出力される検出信号はA/Dコ
ンバータ33を通して数値制御装置40に入力される。
【0010】前記砥石台13は、工作物Wの被研削部W
aを研削するCBN砥石などの砥石車23、この砥石車
23を主軸16と平行に支持する砥石軸24、及びこの
砥石軸24とベルトなどの回転伝達機構25を介して砥
石車23を回転駆動するモータ26を有する。また、砥
石台13は、ベッド11に設けたサーボモータ27と、
このサーボモータ27により回転される図略の送りねじ
によってX軸方向(工作物Wの軸線と直交する方向)に
移動される。
【0011】サーボモータ27は、その回転から砥石台
13の移動量を検出するエンコーダ27aを備え、この
エンコーダ27aの検出信号は数値制御装置40に入力
される。
【0012】数値制御装置40は、図1に示すように、
研削盤全体を制御し管理する中央処理装置(以下CPU
という)41、メモリ42、外部とのデータの授受を行
うインタフェース43およびCPU41からの指令に応
じて駆動パルスを分配送出するパルス分配回路44,4
5を備え、これらはCPU41に接続されている。CP
U41には、工作物径測定装置20のA/Dコンバータ
32および端面検出装置21のA/Dコンバータ33が
それぞれ接続されている。
【0013】また、インタフェース43には、制御デー
タ、研削開始指令等を入力する操作ボタン、およびCR
T表示部等を有する入力装置50が接続されている。さ
らに、パルス分配回路44には、駆動回路61を介して
工作物テーブル用サーボモータ14が接続され、パルス
分配回路45には、駆動回路62を介して砥石台用サー
ボモータ27が接続されている。
【0014】メモリ42は、図1に示すように、工作物
Wを研削加工するための加工プログラム、加工前の工作
物Wの外径データから砥石台13の早送り量を算出する
演算プログラム、およびCPU41での演算結果などを
格納する。
【0015】図2は、工作物径測定装置20の構成図を
示すもので、工作物Wの外周に両側から当接する一対の
フィーラ20aと、このフィーラ20aの機械的変位を
電気信号に変換する差動トランス等の変位検出部20b
とから構成される。また、この工作物径測定装置20は
支持部材201を介して流体圧シリンダ202のピスト
ンロッド203に結合され、流体圧シリンダ202によ
り工作物Wに対し進退可能になっている。204は工作
物径測定装置20を進退可能に案内するパイロットバー
である。
【0016】なお、端面検出装置21も図略の流体圧シ
リンダなどにより、工作物W側へ進退可能になってい
る。なお、上記実施例において、サーボモータ27は第
1駆動手段を、サーボモータ14は第2駆動手段を、エ
ンコーダ14は位置検出手段を、端面検出装置21は端
面検出手段を、工作物径測定装置20は工作物径測定手
段を、CPU41およびメモリ42は測定演算手段を、
数値制御装置40が加工制御手段をそれぞれ構成する。
【0017】次に、上記のように構成された本実施例の
動作を図3に示すフローチャートを参照して説明する。
入力装置50上の研削ボタン(不図示)が押されること
により、加工プログラムがスタートすると、CPU41
は、加工プログラムにしたがい端面検出装置21の前進
指令をメモリ42から読み出し、この前進指令を図略の
流体圧制御部に供給して、図略の流体圧シリンダを動作
させることにより、端面検出装置21を工作物W側へ前
進させる(ステップS1)。
【0018】次に、CPU41は、加工プログラムにし
たがい工作物テーブル右進指令をメモリ42から読み出
し、この右進指令をパルス分配回路44に供給すること
により、パルス分配回路44からパルス信号を送出し、
このパルス信号を駆動回路61に供給することでサーボ
モータ14を回転駆動して工作物テーブル12をZ軸方
向に右進させる(ステップS2)。
【0019】次のステップS3では、工作物テーブル1
2が図1において右進することにより、工作物Wの被研
削部Waの端面が端面検出装置21に接触し、この端面
検出装置21から端面検出信号が発生したかをCPU4
1で判定する。そして、端面検出信号がない場合はステ
ップS2に戻り、端面検出信号が発生するまで工作物テ
ーブル12を右進させる。
【0020】端面検出信号が発生したことが判定される
と、次のステップS4において、加工プログラムにした
がいCPU41から端面検出装置21の後退指令を図略
の流体圧制御部に出力することにより、図略の流体シリ
ンダを動作させて端面検出装置21を元位置に後退させ
る。これによって、砥石車23に対する工作物Wの軸方
向のバラツキが吸収される。
【0021】そして、次のステップS5では、加工プロ
グラムにしたがい工作物テーブル12を所定量移動さ
せ、工作物Wの被研削部Waと砥石車23とが対応する
位置に工作物テーブル12を割出す。これによって、工
作物Wを繰り返し研削を行う場合において、砥石車23
の同一箇所で被研削部Waの研削を行うことができ、加
工精度を向上させることができる。
【0022】また、上記被研削部Waの端面検出動作中
に、加工プログラムにしたがいCPU41から工作物径
測定装置20の前進指令を図略の流体制御部に供給する
ことにより、流体圧シリンダ202を後退動作させて、
工作物径測定装置20を工作物W側へ前進させ(ステッ
プS6)、そのフィーラ20aを図2の2点鎖線に示す
ように加工前の被研削部Waに係合させる。これによ
り、フィーラ20aの開き度合を変位検出部20bで検
出することで被研削部Waの加工前の径を測定する。測
定された径信号はA/Dコンバータ32によりデジタル
信号に変換された後、CPU41に取り込まれる。この
とき、工作物Wを回転させる必要がない。
【0023】CPU41では、砥石台早送り量演算プロ
グラムと、前記測定された加工前の径データに基づい
て、K=a−α−(D/2)の式から被研削部Waに最
適な砥石台早送り量Kを算出する(ステップS7)。上
記砥石台早送り量Kの式、K=a−α−(D/2)は図
4に示す関係から与えられる。この式において、 aは図4に示すように砥石台が後退端にあるときの砥石
車23の研削面(原点0)から工作物Wの回転中心まで
の距離 αは早送りにより、砥石車を工作物Wの被研削面Waに
最大限に近接し得る許容値 Dは被研削部Waの直径 をそれぞれ表わす。
【0024】砥石台早送り量Kの演算処理が終了する
と、ステップS8に進み、CPU41から後退指令を図
略の流体圧制御部に供給することにより、流体圧シリン
ダ202を前進動作させて工作物径測定装置20を元位
置に後退させる。
【0025】次のステップS9では、算出した早送り量
Kに応じた指令信号をCPU41からパルス分配回路4
5に供給することにより、このパルス分配回路45から
指令信号に応じた数のパルス信号を送出し、このパルス
信号を駆動回路62に供給してサーボモータ27を回転
駆動することにより、砥石台13を算出した早送り量K
だけ早送り前進させる。
【0026】次のステップS10aでは、加工プログラ
ムにしたがいCPU41から第1粗研指令信号をパルス
分配回路45に供給することにより、パルス分配回路4
5から第1粗研に応じたパルス信号を送出し、このパル
ス信号を駆動回路62に供給してサーボモータ27を回
転駆動することにより、砥石台13を第1粗研指令に応
じた送り速度で所定量前進させ、被研削部Waを砥石車
23により第1粗研削し、被研削部Waの黒皮を落す。
【0027】ステップ10bで工作物径測定装置20を
前進させ、ステップ10cで加工プログラムにしたが
い、CPU41から第2粗研指令信号をパルス分配回路
45に供給することにより、パルス分配回路45から第
2粗研に応じたパルス信号を送出し、このパルス信号を
駆動回路に供給してサーボモータ27を回転駆動するこ
とにより、砥石台13を第2粗研指令に応じた送り速度
にて前進させ、被研削部Waを砥石車23により第2粗
研削する。そして、この工作物径測定装置20で測定さ
れる被研削部Waの加工径信号はA/Dコンバータ32
によりデジタル量に変換されてCPU41に入力され
る。
【0028】CPU41では、工作物径測定装置20か
ら出力される加工径信号が予め設定した第2粗研取り代
に相当する第1の定寸信号に達したかを判定する(ステ
ップS11)。ここで、第1の定寸信号に相当する加工
径信号がない場合はステップS10に戻り、第2粗研削
を続行させる。そして、第1の定寸信号に相当する加工
径信号があったことが判定されると、ステップS12に
進み、加工プログラムにしたがいCPU41から精研指
令をパルス分配回路45に供給することにより、パルス
分配回路から精研に応じたパルス信号を送出し、このパ
ルス信号を駆動回路62に供給してサーボモータ27を
回転駆動することにより、砥石台13を精研指令に応じ
た送り速度にて前進させ、被研削部Waを砥石車23に
より精研削する。
【0029】次のステップS13では、工作物径測定装
置20から出力される加工径信号が予め設定した精研取
り代に相当する第2の定寸信号に達したかをCPU41
で判定する。ここで、第2の定寸信号に達していないと
きは精研削を続行し、第2の定寸信号に達したことが判
定されたならば、次のステップS14に示す微研削に移
行する。
【0030】工作物Wの微研に際しては、加工プログラ
ムにしたがいCPU41から微研指令をパルス分配回路
45に供給することで、パルス分配回路45から微研に
応じたパルス信号を送出し、このパルス信号を駆動回路
62に供給してサーボモータ27を回転駆動することに
より、砥石台13を微研指令に応じた送り速度にて前進
させ、被研削部Waを砥石車23により微研削する。
【0031】次のステップS15では、工作物径測定装
置20から出力される加工径信号が予め定めた目標寸
法、すなわち第3の定寸信号に達したかをCPU41で
判定する。ここで、第3の定寸信号になっていないとき
はステップS14に戻り、微研削を続行し、第3の定寸
信号になったことが判定されたときは次のステップS1
6に進む。
【0032】ステップS16では、加工プログラムにし
たがいCPU41から砥石台早送り後退指令をパルス分
配回路45に供給することにより、パルス分配回路45
から後退指令に応じたパルス信号を送出し、このパルス
信号を駆動回路62に供給してサーボモータ27を回転
駆動することにより、砥石台13を後退指令に応じた速
度にて早送り後退させ、1つの工作物Wの加工が終了す
る。
【0033】上記のような本実施例においては、研削加
工が開始される前に、工作物径測定装置20により工作
物Wの被研削部Waの外径を測定し、この測定値と式
K=a−α−(D/2)に基づいて砥石台13の早送り
量KをCPU41で算出し、この算出した早送り量Kだ
け砥石台13を早送り前進させた後、この早送り前進位
置から工作物Wの研削加工へ移行させる構成にしたの
で、工作物の被研削部径のバラツキに関係なく、砥石車
23を工作物の被研削部に必要最小限の位置まで接近さ
せることができる。
【0034】これに伴い従来、工作物径のバラツキを見
込んで大きく確保しなければならなかった許容値αを小
さくすることができ、その分、研削サイクルタイムを短
縮できる。また、AEセンサのような砥石と工作物との
接触を検知する接触検知器が不要になり、これによって
装置のコスト上昇を防止できる。さらに、上述した実施
例は、ステップS1〜S3と並行してステップS6を行
うため、工作物径測定によってサイクルタイムが長くな
ることがない。
【0035】なお、上記実施例では、加工開始前の工作
物Wの被研削部径を測定するとき、工作物Wの黒皮によ
って一対のフィーラ20aが損傷しないように工作物W
の回転を停止した状態で測定する場合について述べた
が、本発明はこれに限定されない。例えば工作物Wを主
軸台15により回転させた状態で工作物径を測定するよ
うにしてもよい。この場合、工作物Wを回転することに
より、センタずれなどによる工作物の振れ量を含む値が
測定されるため、さらに精度の高い砥石台の早送り前進
のための位置決めが可能になる。
【0036】また、上記実施例では、加工開始前の工作
物径を測定した後、工作物径測定装置20を一旦退避さ
せる場合について述べたが、本発明はこれに限定されな
い。また、本発明は、上記実施例に示す構成のものに限
定されず、請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、種
々に変形、変更し得る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、工
作物の基準端面検出のテーブル割出しと並行して、加工
開始前の工作物径を工作物径測定手段により測定し、こ
の測定径を基に、砥石車と工作物とを必要最小限の位置
まで接近させるための砥石台の早送り位置を算出し、こ
の算出した値にしたがって砥石台を早送り前進させた
後、研削加工へ移行させる構成にしたので、研削加工サ
イクルが長くなるおそれがなく、しかも加工開始前の工
作物径のバラツキに関係なく、砥石車と工作物との間隔
が常に必要最小限となる状態に砥石台を早送り前進させ
ることができ、これによって研削加工サイクルタイムを
短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る研削装置の一実施例を示す全体の
構成図である。
【図2】本実施例における工作物径測定装置の詳細を示
す側面図である。
【図3】本実施例における研削サイクルの動作手順を示
すフローチャートである。
【図4】本実施例における工作物に対する砥石台の早送
り量と算出関係を示す説明図である。
【図5】研削加工サイクルを示す説明図である。
【符号の説明】
10 研削盤 11 べッド 12 工作物テーブル 13 砥石台 14 サーボモータ(第2駆動手段) 15 主軸台 16 心押台 20 工作物径測定装置 21 端面検出装置 23 砥石車 27 サーボモータ(第1駆動手段) 27a エンコーダ(位置検出手段) 40 数値制御装置 41 CPU 42 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 47/22,49/04,49/10 B23Q 15/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドと、このベッド上に設けられ回転
    駆動される砥石車を有する砥石台と、ベッド上に設けら
    れたテーブルと、このテーブル上に設けられ基準端面を
    有する工作物を回転駆動する主軸台と、前記砥石車によ
    り研削される工作物と砥石車とが接離する方向に前記砥
    石台を移動させる第1駆動手段と、前記テーブルを工作
    物の回転軸線方向に移動させる第2駆動手段と、前記砥
    石台の位置を検出する位置検出手段と、前記工作物の径
    を計測する工作物径測定手段と、前記ベッド上に設けら
    れ前記工作物の基準端面を検出する端面検出手段と、前
    記第2駆動手段を制御することでテーブルを移動させ、
    工作物の基準端面を端面検出手段にて検出した時点でテ
    ーブルの移動を停止し、前記第1駆動手段を制御するこ
    とで砥石台を早送り前進させ、続いて研削送りする加工
    制御手段とを備えた研削装置において、前記加工制御手
    段で制御される第2駆動手段によってテーブルを移動さ
    せ、工作物の基準端面を端面検出手段にて検出する動作
    と並行して前記工作物径測定手段にて工作物の径を測定
    し、この測定値を基に前記砥石台と工作物とを必要最小
    限の位置まで接近させるための早送り前進位置を演算す
    る測定演算手段を備えたことを特徴とする研削装置。
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