JP2958133B2 - パンチングプレス - Google Patents

パンチングプレス

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JP2958133B2
JP2958133B2 JP1128191A JP1128191A JP2958133B2 JP 2958133 B2 JP2958133 B2 JP 2958133B2 JP 1128191 A JP1128191 A JP 1128191A JP 1128191 A JP1128191 A JP 1128191A JP 2958133 B2 JP2958133 B2 JP 2958133B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パンチプレス、例えば
パレットパンチプレスのワ―クのパンチング加工により
発生するワ―クのそりを検出し、ワ―クと金型との干渉
を防止するタレットパンチプレスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチングプレスのプレス方法と
して次の2つ方法がある。
【0003】(1) 図6(A)におけるワ―クが軸移動す
る間では、図(B)に示すようにラムは上死点にあって
軸移動が終った時点で上死点より下死点へ、再び上死点
への繰り返し動作をする方法。
【0004】(2) 図6(C)に示すように上死点はタレ
ット回転時のみで、通常上昇端と下死点との間の繰り返
しを行うもので、その都度上死点まで戻していては時間
的無駄であるから、油圧でラムのストロ―クを制御する
方法で、この上昇端はパンチの下端がワ―クから抜け出
して少し上昇した程度の位置であればよい。
【0005】従って、(2) 項のようにラムコントロ―ル
することによって、ラムストロ―クが小さくなるから、
ヒットレ―トの向上が可能である。また、ラムストロ―
クが小さくなるから、油圧プレスである場合ポンプの油
吐出量が少なくて済むという利点を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、(1) 項のよ
うなプレス加工では、ワ―クWをパンチングプレスでプ
レス加工する際に発生するワ―クWのそりが、パンチン
グプレスの凹凸部と干渉する恐れがある。
【0007】また、(2) 項のようなプレス方法では、図
7に示すようにラム1がストライカ3を経て、上部タレ
ット5の金型9を打圧し、下部タレット7の金型11と
の間で、クランプ13によって把持されたワ―クWにパ
ンチング加工する。このクランプ13は、軸移動装置1
5の図示されていないモ―タおよびボ―ルネジによって
軸方向(紙面に垂直方向)に移動自在である。この際
に、ワ―クWに上方へ湾曲するそりWa が発生すると、
ワ―クWが上昇端に位置した上部タレット5の金型9に
接触し干渉して、その侭軸移動するとき金型9によって
ワ―クWが損傷する恐れがあった。
【0008】本発明の目的は、上記問題点を改善するた
めに、ワ―クをプレス加工する際に発生するそりと、金
型との干渉を防止し得るパンチングプレスを提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ラムにより上部タレットの金型を打圧し
て下部タレットの金型との間で、軸方向に移動するワ―
クをパンチング加工するパンチングプレスにおいて、前
記上部タレットの上方向に設けられ前記上部タレットを
貫通する貫通穴を経てパンチ加工により前記ワ―クに発
生するそりを検出する検出センサと、前記検出センサの
そり検出によりパンチ加工の遅延時間と前記ラムの上昇
端位置とを演算する演算装置と、前記パンチ加工の遅延
時間に応じて前記ワ―クの軸方向移動を遅延制御する軸
コントロ―ラと、前記ラムの上昇端位置に応じて前記ラ
ムの上昇端位置を制御するラムコントロ―ラとを備える
ことを特徴とするパンチングプレスである。
【0010】
【作用】本発明のパンチングプレスを採用することによ
り、上部タレットを貫通する貫通穴を経てパンチ加工に
よりワ―クに発生するそりを検出する検出センサを上部
タレットの上方向に設け、この検出センサのそり検出に
よりパンチ加工の遅延時間とラムの上昇端位置とを演算
装置にて演算し、パンチ加工の遅延時間に応じてワ―ク
の軸方向移動を軸コントロ―ラにて遅延制御し、ラムの
上昇端位置に応じてラムの上昇端位置をラムコントロ―
ラにて制御することによって、ワ―クのパンチング加工
により発生するそりと金型との干渉を防止するものであ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて、詳
細に説明する。
【0012】図1および図2に示すようにそり検出セン
サ19は、例えば近接スイッチまたは光電管発受信セン
サであるアナログセンサで、上部タレット5の上方向に
あるフレ―ム17に下向きに、ストライカ3を取り囲む
ように複数個、本実施例では4個装着されている。ま
た、4個の検出センサ用貫通穴が、上部タレット5を貫
通し、金型9を取り囲んで配置されている。従って、4
個の検出センサ19はそれぞれ貫通穴21を経て、ワ―
クWのそりWa から反射され、そりWa に比例した検出
信号を電圧信号として出力する。
【0013】図3はワ―クWのそりWa が上部ホルダ―
5の金型9と干渉するのを回避するための制御装置のブ
ロック図を示す。本制御装置は、主として演算装置2
3、軸コントロ―ラ25およびラムコントロ―ラ27か
ら構成されている。演算装置23は、4個のそり検出セ
ンサ19からのそりWa を検出するそれぞれのそり検出
信号(電圧信号)a を受信し、そりWa の発生の有無お
よびそり量の大小を演算し、軸移動遅延タイマおよび上
昇端位置を演算設定する。軸コントロ―ラ25は、演算
装置23にて設定された軸移動遅延信号b により、軸移
動装置15の駆動モ―タ29の駆動を遅延制御する。
【0014】また、ラムコントロ―ラ27は、演算装置
23にて設定された上昇端位置信号c と、軸コントロ―
ラ25からのパンチ信号e とを入力として、そり量の大
小に応じてラム1の上昇端位置を制御する。上昇端位置
制御が完了すれば、完了信号d,f が演算装置23および
軸コントロ―ラ25にそれぞれ制御が完了したことを発
信する。
【0015】図4は図3に示す制御装置のフロ―チャ―
トである。ステップ1(S1) でそり検出センサ19によ
りそりWa の有無を検出する。そりWa が発生していれ
ば、ステップ2(S2) で演算装置23により軸移動遅延
タイマが設定され、軸コントロ―ラ25に出力し軸移動
の遅延制御を行う。ステップ3(S3)で軸移動遅延タイマ
が設定されると、そり量が演算装置23にて演算しラム
1の上昇端位置を演算する。ステップ4(S4)で上昇端位
置が設定され、ラムコントロ―ラ27に出力し上昇端位
置の制御を行い、この制御動作の完了の後パンチング加
工が行われる。ステップ1(S1)でそりWa がなければ、
ステップ2(S2)ないしステップ4(S4)を経ることなくパ
ンチング加工が行われる。
【0016】次に、図5は図3に示す制御装置による本
パンチングプレスの動作状態線図である。図において軸
移動の完了によりパンチ信号が発信されパンチング加工
を開始する。パンチ完了信号は、次の軸移動を開始する
ためのタイミング信号である。また、軸移動遅延タイマ
による時間a1,a2 (a1<a2とする)は予め演算装置23
にて設定されて、そりWa 量の検出は、パンチ完了の直
後に行われ、そりWa量の大小により上昇端位置l1 ,l
2 (l1 <l2 とする)がそれぞれ設定される。 従っ
て、ワ―クWのそりWa を検出する検出センサ19を、
パンチングプレスに装着し、その検出により軸移動を遅
延させ、また自動的にラム1の上昇端をワ―クWが金型
9と干渉しない位置にコントロ―ルすることによって、
ワ―クWの損傷を防止するものである。
【0017】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、適宜な設計的変更を行うことにより、他
の態様においても実施し得るものである。
【0018】
【発明の効果】上記説明ですでに明らかなように本発明
のパンチングプレスは、上部タレットを貫通する貫通穴
を経てパンチ加工によりワ―クに発生するそりを検出す
る検出センサを上部タレットの上方向に設け、この検出
センサのそり検出によりパンチ加工の遅延時間とラムの
上昇端位置とを演算装置にて演算し、パンチ加工の遅延
時間に応じてワ―クの軸方向移動を軸コントロ―ラにて
遅延制御し、ラムの上昇端位置に応じてラムの上昇端位
置をラムコントロ―ラにて制御することによって、従来
技術の問題点が有効に解決され、ワ―クのパンチング加
工により発生するそりと金型との干渉を防止するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御装置におけるそり検出センサの装
着概略図である。
【図2】図1の上部タレットの部分平面図である。
【図3】本発明の制御装置のブロック図である。
【図4】図3の制御装置のフロ―チャ―トである。
【図5】図3の制御装置による本パンチングプレスの動
作状態線図である。
【図6】従来のパンチングプレスの動作状態線図であ
る。
【図7】従来のパンチングプレスのそり発生状態説明図
である。
【符号の説明】
1 ラム 5 上部タレット 19 そり検出センサ 21 貫通穴 23 演算装置 25 軸コントロ―ラ 27 ラムコントロ―ラ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラムにより上部タレットの金型を打圧して
    下部タレットの金型との間で、軸方向に移動するワ―ク
    をパンチング加工するパンチングプレスにおいて、前記
    上部タレットの上方向に設けられ前記上部タレットを貫
    通する貫通穴を経てパンチ加工により前記ワ―クに発生
    するそりを検出する検出センサと、前記検出センサのそ
    り検出によりパンチ加工の遅延時間と前記ラムの上昇端
    位置とを演算する演算装置と、前記パンチ加工の遅延時
    間に応じて前記ワ―クの軸方向移動を遅延制御する軸コ
    ントロ―ラと、前記ラムの上昇端位置に応じて前記ラム
    の上昇端位置を制御するラムコントロ―ラとを備えるこ
    とを特徴とするパンチングプレス。
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