JP2957972B2 - 自動車用泥よけ装置 - Google Patents

自動車用泥よけ装置

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JP2957972B2 JP9156801A JP15680197A JP2957972B2 JP 2957972 B2 JP2957972 B2 JP 2957972B2 JP 9156801 A JP9156801 A JP 9156801A JP 15680197 A JP15680197 A JP 15680197A JP 2957972 B2 JP2957972 B2 JP 2957972B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の雨天走行
時などに起きる泥はねを防ぐ自動車用泥はね防止装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の自動車用泥除けは雨天路を自動車のタイヤが進むとき
に、水の飛沫から防護する事を提供するものであった。
しかし、水滴が泥除けに与える衝撃は下向きに跳ね返っ
て、タイヤや道路へ細かい水滴と霧を更に遠くへ広げて
撒き散らすこととなる。それは自動車が空気の壁を切り
裂いて高速で走行するときにおいて、後続の自動車の視
界を遮るので交通の安全に深く影響する。
【0003】本願発明は以上のような従来の自動車用泥
除けに関するものであって、雨天時の自動車の走行での
水はけに効果をもたらすものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】複数の泥除けユニットが
各車輪を囲うように配置され、各泥除けユニットは複数
の能動的排除ストリップを備えており、それらのストリ
ップは円弧形状で並列に円弧状の配置で固定され収納さ
れている。それぞれの車輪は回転する車輪が押し進める
遠心的な水飛沫の動的エネルギーを排除する。そして、
飛沫を泥除けユニットの内周に集める排水機構が全ての
泥除けユニットと流路で接続されており、自動車が雨天
の道路を高速走行する場合において、その各車輪の押し
進める水飛沫は静められて泥除けユニット内に集められ
る。次に後方へ排出された水飛沫は、水煙の防止により
後続車の視界不良を防止する排水機構へ導かれるような
構成に特徴をもつ「自動車用泥除け装置」をもって課題
を解決する為の手段とする。
【0005】
【発明の実施の形態】図1から図6に示されるのは本発
明による自動車用泥除け装置の説明をするための一実施
例による構造を示すものである。
【0006】図1から図6に示されるとおり、複数の泥
除け装置100が一組の前車輪Wと一組の後車輪W1を
囲むようにそれぞれには位置されており、水排出機構2
00は泥除け装置100と流路にて接続されている。
【0007】各泥除け装置100について説明するなら
ば、筐体1は縦方向の断面が円弧状であって自動車の車
輪W若しくはW1を囲んで配置されていて、横方向の断
面はまさしくU字型を呈して車輪W,W1と丁度同じ幅
を持っている。次にエネルギー除去構造2,2a,3は
筐体1の中に円弧を描いて固定され、車輪W,W1を円
周上で囲むタイヤが撒き散らす雨水の水飛沫が、筐体1
の内部でその動的エネルギーが静められた後に筐体1内
の雨水の水滴は集められて、後方へ排出されることとな
る。
【0008】この泥除け装置100はその構成として、
後部部分1A,中間部分1Bと前部部分1Cとからな
り、それぞれが後部車輪部分、中間車輪部分、前部車輪
部分に対応している。
【0009】本発明を自動車に取り付けて実施した場合
の一例を示す図1に限らずに、本発明をオートバイやそ
の他の乗り物に実施しても良く、本発明の技術的範囲の
限定を示すものではない。またその形状や数や素材およ
びエネルギー除去構造2,2a,3の配置などは本明細
書に示す図面や説明によって、その技術的請求範囲の限
定を示すものではなく、本発明の技術的内容が容易に理
解されるための説明のためのものである。
【0010】泥除け装置100の後部部分1Aは以下に
説明する構成を持つ。筐体1は車輪W,W1に隣接する
該筐体の第一の部分に形成されていて、ドア12により
閉じ操作が可能とした開口部11を備えている。筐体1
内の第一ダンピングチャンバー13は開口11に近接し
て設けられ、第二ダンピングチャンバー14は第一ダン
ピングチャンバー1に近接して筐体1内に設けられて
いる。底部15は筐体1の底部分に設けられており、背
部チャンネル16は円弧状を形成して筐体1の第二の部
分に形成され開口11と向かい合わせになっている。
【0011】複数の(若しくは2つの)初段部エネルギ
ー除去構造2は同軸中心に円弧を描いて第一ダンピング
チャンバー13内に備わり、また筐体1もそれぞれの車
輪の車軸(図示せず)と同軸に設けられている。それぞ
れのエネルギー除去構造2は複数の刃21を並列に円弧
を描くように第一ダンピングチャンバー13に備わり、
水飛沫のエネルギーをその刃21の変形によるエネルギ
ー消費を利用して除去する。また連結棒22は刃21を
真横から繋いでおり、筐体1に刃21を固定している。
【0012】第二段部エネルギー除去構造3は同軸中心
に円弧を描いて、車輪と同軸位置の筐体1内の第二ダン
ピングチャンバー14と同軸中心に位置する。さらには
基板31が筐体1の中に円弧状に形成され、それは背部
チャンネル16と第二ダンピングチャンバー14との間
に位置する。複数の集水器32は並列に基板31に開口
部11に向けて固定され、車輪が雨天時に走行する際
初段部エネルギー除去構造2を介して筐体内に取り込ま
れる雨水の飛沫を捕らえて集める。複数の排出板33は
それぞれの排出板33を含む基板31に形成されてい
て、集水器32から重力に従って出てくる雨水は基板3
1に設けられた各々の排水口311を通って、背部チャ
ンネル16へ侵入して排水口161から排出される。
【0013】各刃21は断面が矢じり状もしくは鋸歯状
の形であり開口部11に向けて先細りになっており、容
易に筐体内部に雨水を取り込める。そして雨水の跳ね返
りや泥汚れが再び自身の車輪のタイヤにつく量が最小限
度になるようになっている。底部15には第一と第二ダ
ンピングチャンバー13,14に下部排水口131,1
41が設けられていて、筐体1の底部15に設けられた
開閉弁151が開いているときに第一と第二ダンピング
チャンバー13,14に溜まった泥や汚れを排出する。
【0014】最も低い位置の排水口311aは基板31
の最も低い位置に設けられており、フィルターや網が入
り口に張ってあるので背部チャンネル16に泥汚れが侵
入するのを防止しており、泥のある未舗装路からの汚れ
を防止している。
【0015】各集水器32は複数の剛毛を備えた基板3
1を含んでいて、開口部11に向けて形成しており雨水
の飛沫Rを筐体1に押し込み、集水器32の下の排出板
33を抜けて背部チャンネル16に排水する。
【0016】最上部の排出板33aは中間部分1Bの泥
除け装置100からの雨水を集めて排水している。
【0017】泥除け装置100の前部部分1Cは反対側
でしかも後部部分1Aから中間部分1Bにより分離して
いる。前部部分1Cは後部部分1Aと類似の構造であ
り、後部部分1Aに比べて短い。
【0018】各部分1A,1B,1Cは筐体に開口11
を構成していて、ドア12は開口部11を閉じるように
なっている。ドア12は変形可能な滑りドアであり開口
部11近傍の溝121にて滑動可能に連結しており、巻
き枠120に変形可能なドア12がモーター駆動により
巻き取られ、雨の日にドア12を開く。巻き枠120は
巻き枠内で変形可能なドアを傷付けることを防止する掃
除具を備えている。
【0019】ドア12は鎧戸(図示せず)にても代用で
き、また手動でも電動でも開閉可能である。ドア12は
晴れた日は通常閉じており、回転するタイヤからの埃や
泥が筐体内部に侵入するのを防いでおり、雨の日に自動
車が高速走行する際には開口する。
【0020】図5及び図6に示される泥除け装置100
の中間部分1Bは以下の構成による。筐体1はその筐体
1の下部分の端に車輪W,W1と隣り合う開口部11を
備えていて第一ダンピングチャンバー13は開口部1
1に隣接しており、その内部に頭頂部のエネルギー除去
構造2aを収納している。また頭頂部のエネルギー除去
構造2aは円弧を描いて車輪W,W1より上に位置す
る。複数の刃21は並列して集められて形作られ保持基
材23に固定されて筐体1の後ろ部分に位置し、それぞ
れの刃21は保持基材23から下向きに先細りとなって
おり、落し込み溝24は保持基材23の隣り合った刃2
1の間に設けられている。落し込み溝24は円弧状をも
って保持基材23に設けられていて、その溝24の中に
雨水を捕らえ排出板33aにより重力の作用で排水され
る。着脱可能な落し込み溝24は前部部分1Cの背部チ
ャンネル16内部につながっていて、後部部分1Aの泥
除け装置100により外に向けて排出される。
【0021】もちろん、少なくともエネルギー除去構造
2は後部部分1Aに供給するばかりで無く、開口部11
に隣接する中間部分1B内のダンピングチャンバーにも
また設けることができる。
【0022】頭頂部のエネルギー除去構造21の隣り合
う二つの刃21の間は、図7に示すように二つか若しく
は複数の落し込み溝24,25としてもよく、回転する
車輪W,W1が上向きに跳ね上げる雨水を効果的に捕ら
える事ができる。
【0023】図8に示すのは各泥除け装置100の後部
部分1Aであって上部分1uと下部分1dを含み、下部
分1dは入れ子式もしくは蝶番いにて上部分1uと繋が
れている。下部分1dは通常は自動車の下部分に格納さ
れており、飛び跳ねた石や凸凹道の突起からの衝撃によ
る破損から保護されており、雨の日にワイパーを動作さ
せたときや高速走行しているときにおいて、予め設定さ
れた値を越えた場合に電気的な検出手段により制御装置
によるか若しくは手動により(例えば駆動用モーターM
などで)下げることができる。
【0024】雨天時においてのワイパー動作時であって
高速走行状態が検出されている場合においては、ドア1
2は自動的に操作されて開口部11が開いて、受け止め
られた雨水が筐体1に流れ込み、各後部部分1Aの下部
分1dは同時に下がる。そして高速走行により回転する
自動車の車輪W,W1が押し進むことで生じる遠心的な
水飛沫は受け止められることとなる。
【0025】本発明による水排出機構200は図2に示
されるとおりであって、各前車輪Wを囲むように配置さ
れている各泥除け装置100の前部部分1C及び後部部
分1Aにそれぞれ連通される第一及び第二の連結管20
1,202に接続される前車輪排出管203を備えてい
る。自動車の後部(例えばトランクルームなど)に位置
する貯水タンク204には前車輪排出管203が接続さ
れており、更にタンク204から配水管204aを通過
して各後車輪W1に設けられた各後部部分1Aの泥除け
装置100に接続されており、雨水は背部チャンネル1
6の底部分に設けられた排水口161に接続された排水
管207を通って後車輪W1の後ろへ排水される。少な
くとも後車輪排出管206は前部部分1Cと後部部分1
Aの各泥除け装置100と導通していて、後車輪W1が
撒き散らした雨水の前部部分1Cの分は後部部分1Aに
送られることとなる。
【0026】送気管205は前部車輪排出管203と後
部車輪排出管206に接続されており、吸引空気Aを作
り出してベルヌーイの原理により排水された雨水を泥除
け装置100に吸い込む。
【0027】なお、以上説明した実施の形態は、本発明
の理解を容易にするために記載されたものであって、本
発明を限定するために記載されたものではない。したが
って、上記実施の形態に開示された各要素は、本発明の
技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣
旨である。
【0028】たとえば、エネルギー除去構造2,2a,
3を円弧状の紐や、棒、梁材、スポンジ状のものに置き
換えても同様の効果が得られる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば遠心的な水飛沫の持つ運
動エネルギーは筐体1の中に設けられたエネルギー除去
機構2,2a,3で容易に受け止められて除去されるか
若しくは防がれる。次に集められた雨水は最終的には後
部車輪W1の後ろへ排水され、雨水が跳ね返って下に落
ちて車輪や道路面の水による自動車への走行抵抗が減る
ので、快適で安全な雨天時の走行ができる。
【0030】そして滴による水煙の発生を防ぎ、集めら
れて蓄積した貯水タンク内の水は重力によって自然に吐
き出される。これらの効果により後続車両の運転手は良
好な視界を得ることができる。また、自動車が浮き上が
る原因となる道路の水膜は最小限度に減るので、水膜に
浮いた状態の自動車に比べて本発明による自動車は雨天
時の走行時の制動距離が短くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明を説明するための、自動車に
搭載した実施例を示す外観図である。
【図2】 図2は、図1の実施例をしたから見た外観図
である。
【図3】 図3は、本発明の実施例である泥除け装置の
後部部分の縦方向の断面図である。
【図4】 図4は、図3に示す本発明の実施例である泥
除け装置の横断面図である。
【図5】 図5は、本発明の実施例である泥除け装置を
示す断面図である。
【図6】 図6は、図5に示す6−6断面においての本
発明によるエネルギー除去構造の一実施例を示す断面図
である。
【図7】 図7は、図6に示す本発明によるエネルギー
除去構造の他の一実施例の断面図である。
【図8】 図8は、本発明による実施例である伸縮自在
の泥除け装置を自動車に伸縮自在に搭載した場合の一例
を示す。
【符号の説明】
1…筐体、 1A…後部部分、1B…中
間部分、 1C…前部部分、1d…下部分、
1u…上部分、2…エネルギー除去構造、
2a…エネルギー除去構造、3…エネルギー除去構造、
11…開口部、 12…ドア、13…第
一ダンピングチャンバー、14…第二ダンピングチャン
バー、15…底部、 16…背部チャンネル、2
1…刃、 22…連結棒、23…保持
基材、 24…落し込み溝、31…基板、
32…集水器、33…排出板、
33a…排出板、100…泥除け装置、 120…
巻き枠、121…溝、 131…下部排水穴、
141…下部排水穴、 151…開閉弁、161…
排水口、 200…水排出機構、201…連結管、
202…連結管、203…前部車輪排出管、
204…貯水タンク、204a…排水管、 20
5…送気管、206…後部車輪排出管、 207…排水
管、311…排水口、 311a…排水口、A…
吸引空気、 M…駆動モーター、R…水飛沫、
W…前車輪、W1…後車輪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60S 1/68 B62D 25/18

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の泥よけユニットが、前車輪及び後
    車輪をそれぞれ囲んで設けられ、該泥よけユニットは、
    各々の前記車輪に近接して円弧状に配置される筐体と、
    雨天時の道路を走行する自動車の車輪によってまきあげ
    られて筐体内に入り込む雨水の運動エネルギーを除去し
    て泥よけユニット内に雨水を集めるための、該筐体に円
    弧状に設けられるエネルギー除去構造と、を少なくとも
    備え、水排出機構が、前記複数の泥よけユニットに導通
    可能に接続され、前記泥よけユニットに集められた雨水
    を後車輪の後の路面に向けて排出するようにした自動車
    用泥よけ装置であって、 前記泥よけユニットは、 自動車の車輪の後部に対応する後部部分と、 後部部分と反対側に位置して自動車の車輪の前部に対応
    する前部部分と、 及び前部部分と後部部分との間に位置して自動車の車輪
    の中間部に対応する中間部分と、を備え、 前記泥よけユニットの前記後部部分及び前記前部部分の
    各々は、 車輪に隣接する部分に形成され、ドアによって操作的に
    閉じられる開口部、該開口部に隣接して内部に形成され
    る第一ダンピングチャンバー、該第一ダンピングチャン
    バーに隣接して内部に形成される第二ダンピングチャン
    バー、底部分に形成される底部、及び前記開口部と反対
    側の部分に円弧状に形成される背部チャンネル、を有す
    る前後部部分の筐体と、 前記第一ダンピングチャンバーに円弧状に並設される複
    数の刃を有し、前記筐体内で前記刃を安定的に固定する
    ために該刃を真横から連結する連結棒を備え、車輪の軸
    中心まわりで前記筐体内の前記第一ダンピングチャンバ
    ーに同軸的に円弧状に形成される第一エネルギー除去構
    造と、 前記第二ダンピングチャンバーと前記背部チャンネルと
    の間に位置して前記筐体内に円弧状に形成される基板、
    雨天時の道路で車輪によってまきあげられて前記第一エ
    ネルギー除去構造を通して筐体内に入り込む雨水滴を受
    け止めて集めるために前記開口部に面する前記基板に並
    設される複数の集水器、及び前記背部チャンネルの底部
    分に形成される排水出口から排水されるように、雨水を
    前記基板に設けられた複数の排水開口を通して前記集水
    器から前記背部チャンネルへ重力的に導くための、前記
    基板にそれぞれ傾いて形成される複数の排出板、を少な
    くとも有し、車輪の軸中心まわりで前記筐体内の前記第
    二ダンピングチャンバーに同軸的に円弧状に形成される
    第二エネルギー除去構造と、を備え、 前記泥よけユニットの中間部分は、 車輪に近接して下端部に形成される開口部、及び該開口
    部に隣接して内部に形成されるダンピングチャンバー、
    を有する中間部分の筐体と、 前記ダンピングチャンバー内に収容され、車輪の上方に
    円弧状に配置されると共に、筐体の背部に固定される保
    持基材に一体的にかつ隣接して形成される複数の刃を備
    え、各々隣り合った前記刃の間の前記保持基材に落し込
    み溝が凹状に形成され、該落し込み溝は、前記泥よけユ
    ニットの前部部分及び後部部分の背部チャンネルへ排出
    板を通して雨水を重力により送って外部へ排水すべく、
    内部に雨水を捕らえるように前記保持基材に円弧状に形
    成されてなる頭頂部のエネルギー除去構造と、 を備えることに特徴をもつ自動車用泥よけ装置。
  2. 【請求項2】 前記各刃は、容易に筐体内に雨水を取り
    込むために前記開口部に向けて先細りとされた鋸歯形状
    の断面を有することに特徴をもつ請求項1に記載の自動
    車用泥よけ装置。
  3. 【請求項3】 前記筐体の前記底部は、前記筐体の底部
    の開閉可能な開閉弁を開放して前記第一及び第二ダンピ
    ングチャンバー内に溜まった泥と汚れを排出するため
    の、該ダンピングチャンバーに形成される排水口を少な
    くとも有することに特徴をもつ請求項1に記載の自動車
    用泥よけ装置。
  4. 【請求項4】 前記基板は、該基板の最下部に形成され
    る最下部排水開口を具備し、該最下部排水開口に、汚れ
    や泥が背部チャンネル内に侵入するのを防ぐためのフィ
    ルターが備えられることに特徴をもつ請求項1に記載の
    自動車用泥よけ装置。
  5. 【請求項5】 前記各集水器は、該各集水器の下方に設
    けられた排水板を通して背部チャンネルに導くべく筐体
    内に入り込まれる雨水滴を受け止めるための、前記基板
    に固定されると共に前記開口部に向けて伸びる複数の剛
    毛を備えることに特徴をもつ請求項1に記載の自動車用
    泥よけ装置。
  6. 【請求項6】 前記後部部分、前部部分、及び中間部分
    の各々は、筐体内に形成される開口部と、通常は前記開
    口部を閉じていて雨天時には開放操作されるドアと、を
    有することに特徴をもつ請求項1に記載の自動車用泥よ
    け装置。
  7. 【請求項7】 前記ドアは、変形自在な引き戸であっ
    て、該ドアを開放する際に変形自在な引き戸を巻き取る
    ための巻き枠を備え、前記開口部に近接して前記筐体内
    に形成された溝に嵌って滑動可能とされることに特徴を
    もつ請求項6に記載の自動車用泥よけ装置。
  8. 【請求項8】 前記泥よけユニットの後部部分は、互い
    に入れ子式に連結される上部部分と下部部分とを含み、
    前記下部部分は、通常は自動車の底部に格納され、雨天
    時のワイパー動作時で自動車の速度が設定値を越えた時
    に降下操作されることに特徴をもつ請求項1に記載の自
    動車用泥よけ装置。
  9. 【請求項9】 前記水排出機構は、 前車輪を囲んで配置される前記泥よけユニットの前部及
    び後部部分とそれぞれ連通する第一及び第二の連結管に
    接続される前車輪排出管と、 自動車の後部に固定され、前記前車輪排出管が接続され
    ると共に、前記筐体の底部分に設けられた排水出口に接
    続される排水ホースを通して雨水を後車輪の後の路面に
    排水すべく、後車輪を囲んで配置される前記泥よけユニ
    ットの後部部分と排水管を介して接続される貯水タンク
    と、 後車輪を囲んで配置される前記泥よけユニットの後部部
    分から後車輪の後に排水すべく、前部部分の雨水を後部
    部分に導くように、後車輪の泥よけユニットの前部部分
    と後部部分との間を連通する後車輪排出管と、 を備えることに特徴をもつ請求項1に記載の自動車用泥
    よけ装置。
  10. 【請求項10】 前記水排出機構は、内部に空気を吸引
    して前記泥よけユニット内の雨水を後方に引っ張って該
    雨水を排出するように、前記前車輪排出管及び前記後車
    輪排出管に接続される送気管を有することに特徴をもつ
    請求項9に記載の自動車用泥よけ装置。
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