JP2957843B2 - 信号のデューティ比識別回路 - Google Patents

信号のデューティ比識別回路

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JP2957843B2
JP2957843B2 JP5109427A JP10942793A JP2957843B2 JP 2957843 B2 JP2957843 B2 JP 2957843B2 JP 5109427 A JP5109427 A JP 5109427A JP 10942793 A JP10942793 A JP 10942793A JP 2957843 B2 JP2957843 B2 JP 2957843B2
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clock
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(VTR)等の信号記録媒体に記録されている制御用信
号のデューティ比を識別することによって、制御内容を
検出する回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、図7に示す如く、信号記録媒体
例えば磁気テープ1には、画像信号2と共に制御用信号
トラックがテープの縁に形成され、制御用信号3が極性
をNS交互に換えて30Hzの周期で磁気記録されてい
る。磁気テープの再生に際し、制御用信号の磁気ヘッド
4を制御トラックにあて、N極の区間を”HIGH”、
S極の区間は”LOW”の矩形波に再生し、矩形波のデ
ューティ比によって制御内容を識別するものである。
【0003】N極及びS極の再生波形のデューティ比か
ら、信号"0"、"1"は次のように決められている。即
ち、N極再生のHIGH区間のデューティ比が60.0
±5.0%であれば、"0"、HIGH区間が27.±2.
5%であれば"1"としている。
【0004】したがって、制御用信号の再生波形のデュ
ーティ比を識別することによって、"0"と"1"の信号を
形成し、信号"1"をマイコン17で計数して、"1"が6
2±3個のとき、VISS信号を感知し、早送りまたは
早戻しのテープを止め18、再生モード19へ移行し、
テープの頭出しを行なうものである。
【0005】制御用信号トラックから読み出されたHI
GHとLOWの矩形波信号より、"0"と"1"の信号に変
換するには、N極再生区間のデューティ比が、上述した
2つのデューティ比の中間のしきい値43.75%より
大きいか小さいかを識別すればよいことになる。
【0006】そこで従来のコントロール信号のデューテ
ィ比識別回路は、テープが早送り方向に走行していると
きは図8に示すようにコントロール信号のHIGH区間
をfck/Aの分周されたクロックでカウントアップ
し、再生された制御用信号の1周期の中でHIGH区間
のデューティ比が43.75%以上のとき、カウンタ1
0のカウント値が"0"となるように、クロックパルスの
分周比を決めている。
【0007】テープが早送り方向に走行している場合
は、図8に示すようにN極再生区間でカウントアップ
し、S極再生区間でカウントダウンする。そして、カウ
ンタにボロー信号が発生すると、フリップフロップ14
をセットし、次の制御用信号の立上り時にフリップフロ
ップ14の出力をラッチ16することにより、HIGH
区間のデューティ比がしきい値より短いときには"1"が
ラッチされ、長いときには"0"がラッチされる。
【0008】テープが巻戻し方向に方向に走行している
場合は、図9に示すようにテープ上の同じ部分を再生し
ても、N極とS極の出現する順番が早送りの場合とは逆
になるので、制御用信号のLOW区間(S極再生)をf
ck/Bのクロックパルスでカウントアップし、制御用
信号のHIGH区間(N極再生)をfck/Aのクロッ
クパルスでカウントダウンし、カウンタ10にボロー信
号が生じれば"0"、生じないときは"1"と識別する。
尚、識別結果はテープ走行方向が早送りの場合とは逆に
なるので、早送りの出力とテープ方向切替スイッチ7の
操作による走行方向の情報(F’/R)の排他的論理和
をとり、これをラッチしていた。
【0009】そして、カウンタのクロックパルスの分周
比AとBを7:9の比になるように設定することによっ
て、制御用信号を"0"と"1"に認識するしきい値は4
3.75%に設定することができた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】最近、再生される画面
の縦横比が4:3の通常画面"S"と、16:9のワイド
画面"L"とを区別する必要上、新たにアスペクト比識別
コードが追加されることになった。即ち、新たなコード
は再生された制御用信号のHIGH区間のデューティ比
が、
【0011】
【数1】
【0012】となる。
【0013】上述のように制御用信号のデューティ比が
4段階を取り得るように変更されたため、従来のように
43.75%を制御用信号のデューティ比の識別しきい
値としていた方式では、アスペクト比識別コードLとS
の識別ができず、新しい規格には対応できなくなった。
【0014】本発明の目的は、記録媒体に記録された制
御用信号のデューティ比が4段階に変更された新しい規
格に対応し、4段階のデューティ比を有する再生信号に
対してもそれぞれ識別し、制御内容を検出できる識別回
路を明らかにするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
(実施例1)図1に示す如く、カウントアップまたはカ
ウントダウンの時に異なった周期の複数種類のクロック
パルスを供給するクロック発信部と、該クロック発信部
に接続し、互いに異なった周期のクロックパルスの入力
を受けてカウントする第1及び第2カウンタと、制御用
信号が1周期した時、前記第1カウンタのカウント値と
前記第2カウンタのカウント値とを比較する比較器と、
該第1及び第2カウンタから出力されるボロー信号の発
生、及び前記比較器からの比較結果に基づいてデューテ
ィ比識別信号を出力する識別部とによって構成した。
【0016】(実施例2)図4に示す如く、第1実施例
と異なる点は、第2カウンタをアップカウンタ専用と
し、前記第1カウンタから出力されるボロー信号の発生
と比較器からの比較結果に基づいてデューティ比識別信
号を出力するようにした識別部より構成したものであ
る。
【0017】
【作用】テープが早送り方向に走行している場合は、図
2に示すように制御用信号のHIGH区間(N極再生)
をfck/A及びfck/Cの周波数のクロックパルス
で第1カウンタ、第2カウンタを同時にカウントアップ
する。
【0018】次に制御用信号のLOW区間(S極再生)
では、第1カウンタはfck/Bの周波数のクロックパ
ルスでカウントダウンし、第2カウンタはfck/Dの
周波数のクロックパルスでカウントダウンする。そし
て、第1カウンタでボロー信号が発生した場合、第2カ
ウンタはfck/Eの周波数のクロックパルスでカウン
トダウンを行ない、両カウンタにボロー信号が生じるタ
イミング及び第1カウンタ、第2カウンタの比較結果が
VTR制御用信号のデューティ比識別のための複数しき
い値に一致するように、それぞれのクロックパルスの周
期を設定したことによって、ボロー信号の発生の有無と
第1カウンタのカウント値と第2カウンタのカウント値
との比較に基づいて、1周期の制御用信号が表す信号内
容は、次の通り識別できる。
【0019】
【数2】
【0020】実施例2では、図5に示す如く、テープが
早送り方向に走行している場合は、制御用信号のHIG
H区間(N極再生)をfck/A及びfck/Dの周波
数のクロックパルスで第1カウンタ、第2カウンタを同
時にカウントアップする。
【0021】次に制御用信号のLOW区間(S極再生)
では、第1カウンタはfck/Bの周波数のクロックパ
ルスでカウントダウンし、第2カウンタは停止する。そ
して、第1カウンタでボロー信号が発生した場合、第1
カウンタはfck/Cの周波数のクロックパルスでカウ
ントアップを行ない、第1カウンタにボロー信号が生じ
るタイミング及び第1カウンタ、第2カウンタの比較結
果がVTR制御用信号のデューティ比識別のための複数
しきい値に一致するように、それぞれのクロックパルス
の周期を設定したことによって、ボロー信号の発生の有
無と第1カウンタのカウント値と第2カウンタのカウン
ト値との比較に基づいて、1周期の制御用信号が表す信
号内容を識別する。
【0022】
【実施例】図1乃至図6に示す実施例1、2は、何れも
従来の図7乃至図9の識別回路の改良に係るものであ
る。
【0023】(実施例1)図1に示す如く、第1、第2
カウンタ20、21が設けられ、それぞれのカウント方
向を規制する入力端子(U/D)には、制御用信号(C
TL)及びテープ方向信号(F'/R)を入力した排他
的論理和回路6が接続されている。
【0024】第1、第2カウンタ20、21から発生し
たボロー信号の有無を検出するラッチ回路23、24、
3つの排他的論理和回路25、26、27、2つのラッ
チ回路16、28が接続されており、制御用信号の立上
りを立上抜取回路8によって検出し、ラッチ回路16、
28のC端子に入力する。また立上抜取回路8は、遅延
回路9を経て、両カウンタ20、21及びラッチ回路2
3、24のリセット端子(R)に接続している。
【0025】第1、第2カウンタ20、21のクロック
入力側(CLK)には、クロック発振部27から所定周
波数のクロック信号が入力されている。ここで、第1、
第2カウンタ20、21は前述した遅延回路9からの立
上り検出信号を受けると現在のカウント値を比較器22
に入力するとともにカウント値をリセットする。比較器
22は第1、第2カウンタ20、21のカウント値をそ
れぞれ比較し、比較結果を排他的論理和回路25の一方
の端子に入力する。
【0026】クロック発振部29はクロック発振回路3
0から出力される4MHzのクロック信号を分周部31
によって互いに周波数が異なる複数のクロックパルスに
変換し、3つのスイッチ群32、33、34の切替えに
よって、クロックパルスを所定の分周比に変更してい
る。
【0027】図2に示す如く、第1カウンタ20は、制
御用信号のHIGH区間(N極再生)では、fck/A
のクロックパルスによって、また第2カウンタ21は、
fck/Cのクロックパルスによってそれぞれカウント
アップする。次に制御用信号のLOW区間(S極再生)
では、第1カウンタ20は、fck/Bのクロックパル
スによって、また第2カウンタ21は、fck/Dのク
ロックパルスによってそれぞれカウントダウンする。
【0028】そして第1カウント20でボロー信号が生
じるとラッチ回路23がセットされ、ラッチ回路23出
力によってスイッチ34が切替わりカウンタ21は、f
ck/Eのクロックパルスによってカウントダウンす
る。制御用信号の1周期が完結する時点、即ち次の制御
用信号の立上りを検出した時に第1カウンタ20の第1
カウント値と第2カウンタ21のカウント値との大小比
較を行ない、その比較結果と第1、第2カウンタ20、
21でのボロー信号の発生の有無とを排他的論理和回路
25、26、27及びラッチ回路16、28からなる識
別部にて制御用信号の内容を識別する。
【0029】尚、ここでクロックパルスfck/A、及
びfck/Cをfck/A>fck/Cとし、制御用信
号のデューティ比が60%の時、第1カウンタ20と第
2カウンタ21のカウント値が等しくなるように、また
制御用信号のデューティ比が43.75%の時、第1カ
ウンタ20のカウント値が0になるように、更に制御用
信号のデューティ比が27.5%の時、第1カウンタ2
0と第2カウンタのカウント値が等しくなるように、
A、B、C、D、Eの比をそれぞれ設定すれば、制御用
信号の1周期が完結した時点で、次のとおり制御用信号
の内容を識別できる。
【0030】
【数3】
【0031】となる。従って、第1カウンタのボロー信
号の有無が制御用コード0/1の識別に、第1カウンタ
と第2カウンタのカウント値の比較結果と第2カウンタ
のボロー信号との排他的論理和がアスペクト比識別コー
ドL/Sの識別出力となる。
【0032】ここで、A、B、C、D、Eの関係は、
【0033】
【数4】
【0034】従ってA、B、C、D、Eの比はA:B:
C:D:E=7:9:8:12:8とすれば、最も近い
整数値となる。上述の比でA、B、C、D、Eを設定し
た場合、制御用信号のデューティ比60%、43.75
%、27.5%の各目標識別しきい値は、それぞれ60.
87%、43.75%、26.96%となる。
【0035】次に、テープが巻戻し方向に走行している
場合は、図3に示すように第1カウンタ20は、制御用
信号のLOW区間(S極再生)では、fck/A'のク
ロックパルスによって、また第2カウンタ21は、fc
k/C'のクロックパルスによってそれぞれカウントア
ップする。次に制御用信号のHIGH区間(N極再生)
では、第1カウンタ20は、fck/B'のクロックパ
ルスによって、また第2カウンタ21は、fck/D'
のクロックパルスによってそれぞれカウントダウンす
る。
【0036】そして第1カウント20でボロー信号が生
じるとラッチ回路23がセットされ、ラッチ回路23出
力によってスイッチ34が切替わり第2カウンタ21
は、fck/E'のクロックパルスによってカウントダ
ウンする。そして制御用信号の1周期が完結する時点、
即ち次の制御用信号の立下りを検出した時に第1カウン
タ20の第1カウント値と第2カウンタ21のカウント
値との大小比較を行ない、その比較結果と第1、第2カ
ウンタ20、21でのボロー信号の発生の有無とを排他
的論理和回路25、26、27及びラッチ回路16、2
8からなる識別部で制御用信号の内容を識別する。
【0037】尚、ここでクロックパルスfck/A'、
及びfck/C'をfck/A'>fck/C'とし、制
御用信号のデューティ比が27.5%の時、第1カウン
タ20と第2カウンタ21のカウント値が等しくなるよ
うに、また制御用信号のデューティ比が43.75%の
時、第1カウンタ20のカウント値が0になるように、
更に制御用信号のデューティ比が60%の時、第1カウ
ンタ20と第2カウンタ21のカウント値が等しくなる
ように、A'、B'、C'、D'、E'の比をそれぞれ設定
すれば、制御用信号の1周期が完結した時点で、次のと
おり制御用信号の内容を識別できる。
【0038】
【数5】
【0039】となり、テープ走行が早送りの場合とは逆
の結果になるので、各識別結果を巻戻しモード時には反
転し、これをL/S及び0/1の識別出力とする。
【0040】ここで、A'、B'、C'、D'、E’の関係
は、
【0041】
【数6】
【0042】従って、A'、B'、C'、D'、E'の比は
A':B':C':D':E'=9:7:14:26:5と
すれば、最も近い整数値となる。このような比でA'、
B'、C'、D'、E'を設定した場合、制御用信号のデュ
ーティ比60%、43.75%、27.5%の各目標識別
しきい値は、それぞれ59.93%、43.75%、2
7.54%となる。
【0043】(実施例2)図4に示す如く、実施例1と
異なる点は、排他的論理和回路43、AND回路40を
追加し、第2カウンタ41をアップカウンタ専用とし、
前記第1カウンタ20から出力されるボロー信号の発生
と比較器22からの比較結果を排他的論理和するように
構成したものである。
【0044】図5に示す如く、テープが早送り方向に走
行しているとき第1カウンタ20は、制御用信号のHI
GH区間では、fck/Aのクロックパルスによって、
また第2カウンタ41は、fck/Dのクロックパルス
によってそれぞれカウントアップする。次に制御用信号
のLOW区間では、第2カウンタ41はカウントを停止
し、第1カウンタ20は、ボロー信号が生じるまでfc
k/Bのクロックパルスによってカウントダウンし、ボ
ロー信号発生後は、ラッチ回路23出力によってスイッ
チ47が切替わりfck/Cのクロックパルスによって
再びカウントアップする。
【0045】そして、制御用信号の1周期が完結する時
点、即ち次の制御用信号の立上りを検出した時に第1カ
ウンタ20の第1カウント値と第2カウンタ41のカウ
ント値との大小比較を行ない、その比較結果と第1カウ
ンタ20でのボロー信号の発生の有無とを排他的論理和
回路26、27、42、及びラッチ回路16、28から
なる識別部にて制御用信号の内容を識別する。
【0046】ここで、制御用信号のデューティ比が60
%の時、第1カウンタ20と第2カウンタ41のカウン
ト値が等しくなるように、また制御用信号のデューティ
比が43.75%の時、第1カウンタ20のカウント値
が0になるように、更に制御用信号のデューティ比が2
7.5%の時、第1カウンタ20と第2カウンタ41の
カウント値が等しくなるように、A、B、C、Dの比を
それぞれ設定すれば、制御用信号の1周期が完結した時
点で、次のとおり制御用信号の内容を識別できる。
【0047】
【数7】
【0048】となる。従って、第1カウンタのボロー信
号の有無が0/1の識別に、第1カウンタと第2カウン
タのカウント値の比較結果と第1カウンタのボロー信号
との排他的論理和がL/Sの識別出力となる。
【0049】ここで、A、B、C、D、の関係は、
【0050】
【数8】
【0051】従ってA、B、C、Dの比はA:B:C:
D=7:9:20:15とすれば良い事になる。このよ
うな比でA、B、C、Dを設定した場合、制御用信号の
デューティ比60%、43.75%、27.5%の各目標
識別しきい値は、それぞれ59.32%、43.75%、
27.37%となる。
【0052】次に、テープが巻戻し方向に走行している
場合は、図6に示すように第1カウンタ20は、制御用
信号のLOW区間では、fck/A'のクロックパルス
によって、また第2カウンタ41は、fck/D'のク
ロックパルスによってそれぞれカウントアップする。次
に制御用信号のHIGH区間では、第2カウンタ41は
カウントを停止し、第1カウンタ20は、ボロー信号が
生じるまでfck/B'のクロックパルスによってカウ
ントダウンし、ボロー信号発生後は、ラッチ回路23出
力によってスイッチ47が切替わりfck/C'のクロ
ックパルスによって再びカウントアップする。
【0053】そして、制御用信号の1周期が完結する時
点、即ち次の制御用信号の立下りを検出した時に第1カ
ウンタ20の第1カウント値と第2カウンタ41のカウ
ント値との大小比較を行ない、その比較結果と第1カウ
ンタ20でのボロー信号の発生の有無とを排他的論理和
回路26、27、42、及びラッチ回路16、28から
なる識別部にて制御用信号の内容を識別する。
【0054】ここで、制御用信号のデューティ比が2
7.5%の時、第1カウンタ20と第2カウンタ41の
カウント値が等しくなるように、また制御用信号のデュ
ーティ比が43.75%の時、第1カウンタ20のカウ
ント値が0になるように、更に制御用信号のデューティ
比が60%の時、第1カウンタ20と第2カウンタ41
のカウント値が等しくなるように、A'、B'、C'、D'
の比をそれぞれ設定すれば、制御用信号の1周期が完結
した時点で、次のとおり制御用信号の内容を識別でき
る。
【0055】
【数9】
【0056】となり、テープ走行が早送りの場合とは逆
の結果になるので、各識別結果を巻戻しモード時には反
転し、これをL/S及び0/1の識別出力とする。
【0057】ここで、A'、B'、C'、D'、の関係は、
【0058】
【数10】
【0059】従ってA'、B'、C'、D’の比はA':
B':C':D'=9:7:13:18とすれば良い事に
なる。このような比でA'、B'、C'、D'を設定した場
合、制御用信号のデューティ比60%、43.75%、
27.5%の各目標識別しきい値は、それぞれ60%、
43.75%、28%となる。
【0060】尚、前述の実施例2では、第1カウンタ2
0はボロー信号が生じるまでfck/B(巻戻し時はf
ck/B')のクロックパルスでカウントダウンし、ボ
ロー信号発生後は、fck/C(巻戻し時はfck/
C')のクロックパルスで再びカウントアップし、制御
用信号の1周期が完結する時点で、第1カウンタ20の
第1カウント値と第2カウンタ41のカウント値との大
小比較の結果と第1カウンタ20でのボロー信号の発生
の有無とに基づいて制御用信号の内容を識別するように
したが、図5、6の点線で示すように、ボロー信号発生
後はfck/C(巻戻し時はfck/C')のクロック
パルスでカウントダウンを継続し、制御用信号の1周期
が完結する時点で、第1カウンタ20の第1カウント値
と第2カウンタ41のカウント値の反転値との大小比較
の結果と第1カウンタ20でのボロー信号の発生の有無
とに基づいて制御用信号の内容を識別するようにしても
良い。
【0061】尚、このときの制御用信号の内容の識別は
次のとおりになる。
【0062】
【数11】
【0063】となる。
【0064】
【発明の効果】本発明は、2個のカウンタと比較器を備
え、カウンタから出力されるボロー信号の発生と比較器
からの比較結果に基づいて、制御用信号の複数段のデュ
ーティ比の識別信号が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る識別回路の実施例1のブロック図
である。
【図2】実施例1のテープ早送り方向のカウント動作を
示す説明図である。
【図3】実施例1のテープ巻戻し方向のカウント動作を
示す説明図である。
【図4】本発明に係る識別回路の実施例2のブロック図
である。
【図5】実施例2におけるテープ早送り方向のカウント
動作を示す説明図である。
【図6】実施例2におけるテープ巻戻し方向のカウント
動作を示す説明図である。
【図7】従来の識別回路のブロック図である。
【図8】従来例におけるテープ早送り方向のカウント動
作を示す説明図である。
【図9】従来例におけるテープ巻戻し方向のカウント動
作を示す説明図である。
【符号の説明】
20‥‥第1カウンタ 21‥‥第2カウンタ 22‥‥比較器 29‥‥クロック発振部 41‥‥第2カウンタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−259307(JP,A) 特開 平4−253487(JP,A) 特開 平5−182424(JP,A) 特開 平6−150635(JP,A) 特開 平4−67341(JP,A) 特開 平3−229164(JP,A) 特開 平5−307056(JP,A) 特開 平6−113263(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/087 101 G11B 20/02 G01R 29/02 H04N 5/93 H04N 5/783

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 HIGHとLOWが交互に現れる記録媒
    体の制御用信号に対し、カウンタによってHIGH区間
    を所定クロックパルスでカウントアップし、LOW区間
    を異なる周期のクロックパルスでカウントダウンするこ
    とによって、カウンタからのボロー信号の発生により信
    号のデューティ比を識別する回路に於て、 カウントアップまたはカウントダウンの時に異なった周
    期の複数種類のクロックパルスを供給するクロック発信
    部と、 該クロック発信部に接続し、互いに異なった周期のクロ
    ックパルスの入力を受けてカウントする第1及び第2カ
    ウンタと、 前記制御用信号が1周期した時、前記第1カウンタのカ
    ウンタ値と前記第2カウンタのカウンタ値とを比較する
    比較器と、 前記第1及び第2カウンタから出力されるボロー信号の
    発生、及び前記比較器からの比較結果に基づいてデュー
    ティ比識別信号を出力する識別部とによって構成され、 制御信号の1周期中、HIGHまたはLOWの再生区間
    を第1のクロックパルス及び第2のクロックパルスで第
    1及び第2カウンタをカウントアップし、制御信号の次
    の再生区間では、第3及び第4クロックパルスにて第1
    及び第2カウンタをカウントダウンすると共に、第1カ
    ウンタにボロー信号が発生したとき、第5クロックパル
    スにて第2カウンタをカウントダウンし、前記両カウン
    タにボロー信号が生じるタイミング及び前記両カウンタ
    のカウンタ値がVTR制御用信号のデューティ比識別の
    ための複数しきい値に一致するように、それぞれのクロ
    ックパルスの周期を設定したことを特徴とする制御用信
    号のデューティ比識別回路。
  2. 【請求項2】HIGHとLOWが交互に現れる記録媒体
    の制御用信号に対し、カウンタによってHIGH区間を
    所定クロックパルスでカウントアップし、LOW区間を
    異なる周期のクロックパルスでカウントダウンすること
    によって、カウンタからのボロー信号の発生により信号
    のデューティ比を識別する回路に於て、 カウントアップまたはカウントダウンの時に異なった周
    期の複数種類のクロックパルスを供給するクロック発信
    部と、 該クロック発信部に接続し、互いに異なった周期のクロ
    ックパルスの入力を受けてカウントする第1及び第2カ
    ウンタと、 前記制御用信号が1周期した時、前記第1カウンタのカ
    ウンタ値と前記第2カウンタのカウンタ値とを比較する
    比較器と、 前記第1カウンタから出力されるボロー信号の発生と前
    記比較器からの比較結果に基づいてデューティ比識別信
    号を出力する識別部とによって構成され、 制御用信号の1周期中、HIGHまたはLOWの再生区
    間を第1のクロックパルス及び第2のクロックパルスで
    第1及び第2カウンタをカウントアップし、制御信号の
    次の再生区間では、第3クロックパルスにて第1カウン
    タをカウントダウンすると共に、第2カウンタを停止さ
    せ、第1カウンタにボロー信号が発生したとき、第4の
    クロックパルスにて第1カウンタをカウントアップし、
    前記第1カウンタにボロー信号が生じるタイミング及び
    両カウンタのカウンタ値をVTR制御用信号のデューテ
    ィ比識別のための複数しきい値に一致するように、それ
    ぞれのクロックパルスの周期を設定したことを特徴とす
    る制御用信号のデューティ比識別回路。
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