JP2957649B2 - 操作マニュアル作成装置 - Google Patents

操作マニュアル作成装置

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JP2957649B2
JP2957649B2 JP2183588A JP18358890A JP2957649B2 JP 2957649 B2 JP2957649 B2 JP 2957649B2 JP 2183588 A JP2183588 A JP 2183588A JP 18358890 A JP18358890 A JP 18358890A JP 2957649 B2 JP2957649 B2 JP 2957649B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本願各発明は操作マニュアル作成装置に関し、詳細に
は、通信機器の機能を実現するのに必要な操作マニュア
ルをオペレータの要求に応じて編集・作成して通信端末
に送信するとともに、操作マニュアル要求方法の案内を
も送信する操作マニュアル作成装置に関する。
〔従来の技術〕
情報処理装置やワードプロセッサ等のOA機器やファク
シミリメール装置等の通信機器等においてはその機能の
高度化に伴って操作内容が複雑となり、機器の有する機
能を十分に利用するにはその機器に対する詳細な知識が
要求される。そのため、従来より機器には詳細な操作マ
ニュアルが添付されており、オペレータは該操作マニュ
アルを参照しながら機器の操作を行なっている。
ところが、機器の機能が高度化するにしたがって操作
マニュアルも詳細で、分厚いものとなり、操作マニュア
ルを十分に活用することが困難となってきている。
そこで、従来、機器自体にいわゆるヘルプ機能を持た
せ、機器の操作が分からなくなった時点で、ヘルプキー
等を投入することにより、キーの持っている意味やオペ
レータの要求にあった情報をディスプレイ等に表示する
ことが行なわれている。このような従来のヘルプ機能に
おいては、機器の操作状態のいかんにかかわらず、ヘル
プキーが投入されると、あらかじめ作成されているヘル
プ情報をディスプレイ等に表示している。ところが、こ
のようなあらかじめ用意されたヘルプ情報を単にディス
プレイに表示するだけでは、オペレータの習熟度や操作
の段階に適したヘルプ情報を提供すること出来ない。
そこで、従来、例えば、特開昭61−243518号公報に記
載されているように、利用者の入力履歴情報および応用
システムからの出力情報を解析して、ヘルプ項目を絞り
込んでヘルプ項目表として表示し、利用者が知りたい項
目を数個、順次選択すると、この利用者の選択により利
用者の知りたい項目に最も適したヘルプ情報を検索して
表示する。このヘルプ情報は利用者の要求するであろう
ヘルプ項目毎にあらかじめ作成されて記憶部に格納され
ており、利用者が選択したヘルプ項目に該当するヘルプ
情報がない場合にはヘルプ項目の選択の範囲を適宜広
げ、表示するヘルプ情報を決定する。また、特開昭62−
262120号公報に記載されているように、同一操作者や同
一グループに属する操作者が一定回数操作を行なったと
き、あるいは、操作者があるガイダンス情報を不要であ
ると指示したとき、次回の操作過程において、このガイ
ダンス情報の表示を禁止することにより、操作者の習熟
度に対応して適切かつ必要なガイダンス情報だけを表示
するものが提案されている。この場合のガイダンス情報
も操作者の習熟度等を想定してあらかじめ用意されたも
のであり、この複数のガイダンス情報から適宜選択して
表示する。
さらに、特開昭63−66623号公報に記載されているよ
うに、利用者の個人データおよび操作履歴に関するデー
タと、端末装置の設置環境および操作履歴に関するデー
タと、から利用者が欲していると思われるサービスに最
短時間に到達できる操作方法を検出して表示部を介して
利用者に提供し、個人個人の習熟度に対応したヘルプ情
報を提供するものが提案されている。
この場合のヘルプ情報も、利用者の習熟度を想定して
あらかじめ用意されたものであり、この複数のヘルプ情
報から適宜選択して出力する。
また、従来、特開平1−280821号公報に記載されてい
るように、応用プログラムの操作の各々に関する一連の
操作手順列を記憶する手段と、ガイドヘルプ情報を状態
と操作の各単位毎のガイドヘルプメッセージの集合とし
て記憶する手段と、利用者・応用プログラムからのガイ
ド要求を識別する手段と、ガイド要求時に応用プログラ
ムの状態と操作手順側から、掲記質問の要求操作を完了
するために、要求時の状態から操作終了までの一連の操
作手順列を作成する手段と、上記ガイドヘルプ情報から
掲記の一連の操作手順列の各々に対応するメッセージを
検索する手段と、同手段により検索されたガイドヘルプ
情報を合成して表示出力する手段と、を設け、ガイド要
求内容(質問)と応用プログラムの状態及び状態フロー
をあらかじめ記憶してある状態フロー表により、ガイド
要求時点の状態から目的の処理を行なうまでの操作手順
状態列を作成し、次に操作手順状態列の各々に対するガ
イダンスメッセージを検索し、最後にそれを手順と同じ
順序にしたがって合成して表示出力するものが提案され
ている。この場合のガイドヘルプ情報は、状態と操作の
各単位毎のガイドヘルプメッセージの集合として合成さ
れるが、各単位毎のガイドヘルプメッセージを応用プロ
グラムに合わせて自由に編集するものではなく、あらか
じめ設定された手順列にしたがって合成している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のヘルプ機能、特に、
特開昭61−243518号公報、特開昭62−262120号公報及び
特開昭63−66623号公報に記載されたヘルプ機能にあっ
ては、個人の習熟度等に対応したヘルプ情報等を出力す
るとしてもさらにそれらのヘルプ情報はあらかじめ作成
されて記憶部等に格納されており、これらの複数のヘル
プ情報から個人の習熟度等に応じて適宜選択して出力し
ていたため、広範な要求に十分対応することができない
だけでなく、広範な要求に対応しようとすればするほど
ヘルプ情報を記憶するために大きな容量の記憶部を必要
とし、コストが高くなるという問題があった。
また、特願平1−280821号公報に記載されているヘル
プ機能にあっては、利用者が操作に困った時点から目的
の処理を行なうための具体的な操作手順に関するガイド
を検索、表示するために、ガイド情報を状態と操作の各
単位毎のガイドヘルプメッセージの集合として合成して
いるが、ガイド情報を各単位毎のヘルプメッセージを自
由に組み合わせて合成しているものでないため、この従
来例においても、広範な要求に十分対応するものではな
く、広範な要求に対応しようとすると、大容量の記憶部
を必要とし、コストが高くなるという問題があった。
さらに、従来のヘルプ機能にあっては、いずれも機器
に添付されている操作マニュアルの補助的機能として位
置付けされ、操作マニュアルをある程度熟読しているこ
とが前提とされていたため、全くの初心者が機器を操作
する場合や機器に添付の操作マニュアルを紛失した場合
には、十分なヘルプ機能を発揮せず、機器を十分利用す
ることができないという問題があった。
また、まったくの初心者においては、ヘルプ機能の操
作方法が分らないことがあり、このような場合には、ヘ
ルプ機能自体が使用することができず、機器をまったく
利用することができないという問題がある。
特に、機器の機能の高度化と多様化に伴ってその操作
方法も複雑化し、機器に添付される操作マニュアルも分
厚く、かつ、複雑なものとなってきている今日、このよ
うな操作マニュアルを熟読して操作方法をマスターする
ことは困難になっている。そこでは、従来のヘルプ機能
とは異なり、機器に添付されている操作マニュアルを読
まなくても十分に機器を利用することのできるマンマシ
ンインターフェースの向上が要望されている。
そこで、本願出願人は、先に、操作マニュアル作成に
必要なデータの入力とともに操作マニュアル要求がある
と、機器の機能を実現するために実行されるべき処理ス
テップでの操作を処理ステップ毎の操作内容の発明デー
タを自由に組合せて操作マニュアルを作成して出力する
操作マニュアル作成装置を提案している(特願平2−16
365号)。
ところが、この操作マニュアル作成装置にあっては、
操作マニュアル作成に必要なデータの入力と、操作マニ
ュアル要求操作を機器に行う必要があるため、操作マニ
ュアル作成に必要なデータの入力方法や操作マニュアル
要求方法を忘れてしまった場合あるいは初心者のように
これらの方法をも知らない場合には、操作マニュアルを
受け取ることができず、操作マニュアル作成装置を充分
活用することができないおそれがあり、この点において
改良の余地があった。
〔発明の目的〕
そこで、請求項1記載の発明は、 通信端末からの着呼時、所定の通信制御信号が送信さ
れてくると、操作方法が分らないものと判断して、操作
マニュアル要求方法に関する案内情報を通信端末に送信
し、操作マニュアル要求があると、操作マニュアルを作
成して該通信端末に送信するとともに、該操作マニュア
ルを、通信機器の機能を実現するために実行されるべき
処理ステップでの操作を処理ステップ毎の操作内容の説
明データを自由に組み合わせて作成することにより、操
作マニュアル要求方法が分らない場合にも、操作マニュ
アル要求を容易に行えるようにするとともに、説明デー
タを記憶する記憶部の必要容量を削減しつつ、通信端末
の操作者の広範な要求に十分対応することのできる操作
マニュアルを作成して提供し、初心者でも、また、添付
の操作マニュアルがなくても目的とする通信機器の機能
を実現できるようにして、マンマシンインターフェース
の向上を図り、機器の機能を十分活用することができる
ようにすることを目的とし、 また、請求項2記載の発明は、 通信端末からの着呼時、所定の通信制御信号が送信さ
れてくると、操作方法が分らないものと判断するととも
に通信制御信号に基づいて該通信端末があらかじめ登録
された通信端末であることを確認すると、操作マニュア
ル要求方法に関する案内情報を該通信端末に送信し、操
作マニュアル要求があると、操作マニュアルを作成して
該通信端末に送信するとともに、該操作マニュアルを、
通信機器の機能を実現するために実行されるべき処理ス
テップでの操作を処理ステップ毎の操作内容の説明デー
タを自由に組み合わせて作成することにより、通信端末
が登録された通信端末であるときには、操作マニュアル
要求の案内情報を送信して、操作マニュアルの要求方法
が分らない場合にも、操作マニュアル要求を容易に行え
るようにするとともに、説明データを記憶する記憶部の
必要容量を削減しつつ、通信端末の操作者の広範な要求
に十分対応することのできる操作マニュアルを作成して
提供し、情報の漏洩を防止しつつ、初心者でも、また、
添付の操作マニュアルがなくても目的とする通信機器の
機能を実現できるようにして、機密性を保持しつつ、マ
ンマシンインターフェースの向上を図り、機器の機能を
十分活用することができるようにすることを目的とし、 請求項3記載の発明は、 通信機器の機能の実現に必要な種々のシステム情報が
あらかじめ入力されているときには、上記請求項1ある
いは請求項2記載の操作マニュアル作成に際し、これら
のシステム情報を組み込んで操作マニュアルを作成する
ことにより、操作マニュアルをその内容どおりに操作す
ることによりシステム情報をも入力操作できる内容のも
のとし、システム情報を操作者が忘れているか、知らな
い場合にも操作マニュアルどおりの操作を行なうことに
より、目的とする通信機器の機能を実現できるようにし
て、マンマシンインターフェースをさらに向上させ、通
信機器の機能をより一層簡単かつ十分に活用することが
できるようにすることを目的とし、 請求項4記載の発明は、 ファクシミリメール装置において、通信端末での操作
に従って、請求項1、2あるいは請求項4記載の操作マ
ニュアル要求用案内情報および操作マニュアルを作成し
て通信端末に送信することにより、ファクシミリメール
装置のサービスを通信端末から簡単かつ十分に活用する
ことができるようにすることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、 請求項1記載の発明は、 通信端末で所定の操作が行なわれると、該操作内容に
対応する操作データを該通信端末から受信し、該操作デ
ータに応じて複数の処理ステップを組み合わせて実行し
て複数の機能を実現する通信機器の操作マニュアル作成
装置であって、 上記通信端末からの操作データを受信する受信制御手
段と、 受信制御手段の受信したデータのうち操作マニュアル
を作成するのに必要なデータを取り出して記憶するデー
タ記憶手段と、 上記各処理ステップ毎に要求される操作内容の説明デ
ータを記憶するインストラクト情報記憶手段と、 データ記憶手段に記憶されたデータを解析してインス
トラクト情報記憶手段に記憶された各処理ステップでの
操作内容の説明データを組み合わせ目的とする機能の実
現に必要な操作マニュアルを編集・作成する編集制御手
段と、 前記編集制御手段で作成した操作マニュアルを通信端
末の要求に応じて通信端末に送信する送信制御手段と、 着呼時に、通信端末からの所定の通信制御信号を検出
する信号検出手段と、 操作マニュアルの要求に必要な操作方法に関する案内
情報を記憶する案内情報記憶手段と、 を、備え、着呼時、信号検出手段が通信端末からの所
定の通信制御信号を検出すると、送信モードに移行し
て、上記案内情報記憶手段に記憶されている案内情報を
送信制御手段を介して送信し、通信端末が操作マニュア
ルを要求してくると、編集制御手段の作成した操作マニ
ュアルを送信することを特徴とし、 請求項2記載の発明は、 通信端末で所定の操作が行なわれると、該操作内容に
対応する操作データを該通信端末から受信し、該操作デ
ータに応じて複数の処理ステップを組み合わせて実行し
て複数の機能を実現する通信機器の操作マニュアル作成
装置であって、 上記通信端末からの操作データを受信する受信制御手
段と、 受信制御手段の受信したデータのうち操作マニュアル
を作成するのに必要なデータを取り出して記憶するデー
タ記憶手段と、 上記各処理ステップ毎に要求される操作内容の説明デ
ータを記憶するインストラクト情報記憶手段と、 データ記憶手段に記憶されたデータを解析してインス
トラクト情報記憶手段に記憶された各処理ステップでの
操作内容の説明データを組み合わせ目的とする機能の実
現に必要な操作マニュアルを編集・作成する編集制御手
段と、 前記編集制御手段で作成した操作マニュアルを通信端
末の要求に応じて通信端末に送信する送信制御手段と、 着呼時に、通信端末からの所定の通信制御信号を検出
する信号検出手段と、 通信端末からの通信制御信号から通信端末を識別する
ための端末識別情報としての電話信号を検出する端末識
別情報検出手段と、 通信機器の利用を許可する通信端末の電話番号を記憶
する端末番号記憶手段と、 端末識別情報検出手段の検出した端末識別情報として
の電話番号が端末番号記憶手段に登録されているかを識
別する端末判定手段と、 操作マニュアルの要求に必要な操作方法に関する案内
情報を記憶する案内情報記憶手段と、 を、備え、着呼時、信号検出手段が通信端末からの所
定の通信制御信号を検出し、通信制御信号に基づいて端
末判定手段が登録された端末であることを識別すると、
送信モードに移行して、上記案内情報記憶手段に記憶さ
れている案内情報を送信制御手段を介して通信端末に送
信し、通信端末が操作マニュアルを要求してくると、編
集制御手段の作成した操作マニュアルを送信することを
特徴とし、 請求項3記載の発明は、 請求項1あるいは請求項2記載の発明において、通信
機器が通信機器の有する各機能を実現させるためにあら
かじめ入力操作された各種システム情報を記憶するシス
テム情報記憶手段を備え、通信機器の編集制御手段が、
データ記憶手段に記憶されたデータを解析してインスト
ラクト情報記憶手段に記憶された各処理ステップでの操
作内容の説明データを組み合わせるとともにシステム情
報記憶手段に記憶されたシステム情報を組み込んで目的
とする機能の実現に必要な操作マニュアルを編集・作成
することを特徴とし、 請求項4記載の発明は、 請求項1、2または請求項3記載の発明において、通
信機器がファクシミリメール装置であることを特徴とし
ている。
以下、実施例に基づいて具体的に説明する。
第1図は、請求項1、3および4記載の発明の操作マ
ニュアル作成装置の適用されるファクシミリメール装置
1のブロック図であり、ファクシミリメール装置1は、
システム制御部2、ディスク制御部3、4、フロッピィ
ディスク装置5、ハードディスク装置6、7、ホストイ
ンターフェース部8および通信処理部FCU1〜FCUn等を備
えている。
システム制御部2は、内部メモリあるいはフロッピィ
ディスク装置5またはハードディスク装置6、7に格納
されているプログラムに従ってファクシミリメール装置
1の各部を制御、特に、画像データのフロッピィディス
ク装置5やハードディスク装置6、7への書き込みおよ
び読み取り、さらには、各通信処理部FCU1〜FCUnの制御
等を行ない、ファクシミリメール装置1としてのシーケ
ンスを実行する。ファクシミリメール装置1は、代行通
信機能、一斉同報機能、親展通信機能、時刻指定送信機
能、掲示板サービス機能、私書箱機能、列信機能等の各
種機能サービスを有しており、システム制御部2は、こ
れらの各機能の実行、制御を各通信処理部FCU1〜FCUnを
制御して行なわせる。また、ファクシミリメール装置1
のこれらの各機能を利用するには、ファクシミリメール
装置1に接続された通信端末(例えば、ファクシミリ装
置)からファクシミリメール装置1に対し一定の操作を
行なってサービス要求を行なう必要があり、本願各発明
では、後述するように、このサービス要求の操作内容を
示した操作マニュアルを通信端末からの要求に応じて送
信し、また、通信端末から所定の通信制御信号が送信さ
れてくると、操作マニュアル要求方法が分らないものと
判断して操作マニュアル要求に関する案内情報を通信端
の要求に応じて送信する。
ディスク制御部3およびディスク制御部4は、フロッ
ピィディスク装置5およびハードディスク装置6、7の
駆動制御を行ない、フロッピィディスク装置5およびハ
ードディスク装置6、7にはファクシミリメール装置と
しての基本プログラムや各種データに、特に、通信端末
から送信されてきた電文やホスト装置(後述する)から
送られてきた電文等を蓄積する。
ホストインターフェース部8にはホスト装置、例え
ば、コンピュータ装置等が接続され、ホストインターフ
ェース部8は、ホスト装置との間の通信制御を実行す
る。このホストインターフェース部8に接続されるのは
コンピュータ装置等のホスト装置に限定されるものでは
なく、例えば、他のファクシミリメール装置等であって
もよい。また、このホストインターフェース部8として
は、ホスト装置とファクシミリメール装置1とを直接接
続するDMAC(ダイレクト・メモリ・アクセスコントロー
ラ)や回線を介してホスト装置とファクシミリメール装
置1とを接続する通信制御部等が利用される。
通信処理部FCU1〜FCUnは、収納回線の数だけ設けられ
ており、各通信処理部FCU1〜FCUnは、その通信処理部FC
U1、FCUnについて図示するように、網制御部11、モデム
12、通信制御部13、マニュアル生成バッファ14、符号化
・復号化部15、チャネル制御部16、制御プログラム記憶
部17、OMR処理部18、データ記憶部19、蓄積用メモリ2
0、案内情報記憶部(案内情報記憶手段)21、インスト
ラクト情報記憶部22、システム情報記憶部23、編集制御
部24およびバス制御部25等を備えている。
網制御部11には、回線L1〜Lnが接続され、回線L1〜Ln
としては、例えば、電話回線が接続される。網制御部11
は、いわゆるAA−NCUと称されているものであり、自動
発・着呼処理等を行なう。
モデム12は、送信信号の変調を行ない、また、受信信
号の復調を行なう。
通信制御部13は、回線L1〜Lnを介して接続された相手
通信端末(例えば、ファクシミリ装置)との間でファク
シミリ制御信号の交換を行ない、ファクシミリ通信手順
を実行する。
マニュアル生成バッファ14には、後述する本願各発明
の操作マニュアルが展開される。
符号化・復号化部15は、所定の符号化方式により画情
報を符号化し、また、符号化された画情報を復号化す
る。
制御プログラム記憶部17は、通信処理部FCU1〜FCUnと
しての基本プログラムや本願各発明の操作マニュアル要
求用案内情報送信処理および操作マニュアル生成・送信
処理プログラム等を格納しており、チャネル制御部16
は、制御プログラム17のプログラムに従って通信処理部
FCU1〜FCUnの各部を制御して通信処理部FCU1〜FCUnとし
てのシーケンスを実行するとともに、本願各発明の操作
マニュアル要求用案内情報送信処理および操作マニュア
ル生成・送信処理を実行する。
OMR処理部(OMR処理手段)18は、受信電文がOMRシー
トの電文であるかどうかの検出、および受信電文がOMR
シートの電文であるとき、該受信したOMRシートの電文
からそのOMRシートに施されているマークおよびマーク
位置の検出を行なって、その検出結果を蓄積用メモリ20
に蓄積する。
データ記憶部(データ記憶手段)19は、回線L1〜Lnを
介して相手通信端末から送られてきたデータ(電文やダ
イヤルトーン等)のうち操作マニュアルの作成に必要な
データのみを記憶し、この操作マニュアル作成に必要な
データとは、例えば、操作マニュアル要求コマンド、要
求する操作マニュアルの種類(すなわち、相手オペレー
タがファクシミリメール装置1に要求するサービス機能
の種類)、相手オペレータの種別(例えば、相手端末の
IDやオペレータのID等)、および相手オペレータの習熟
度を示すデータ等に関するデータである。
蓄積用メモリ20は、上述のように、OMR処理部18で検
出したOMRシートの電文の検出結果やOMRシート以外の電
文をフロッピィディスク装置5やハードディスク装置
6、7へ転送する際に一時的に記憶し、またフロッピィ
ディスク装置5やハードディスク装置6、7内の電文を
通信処理部FCU1〜FCUnを介して送信する際に、一時記憶
する。また、本願各発明の操作マニュアル要求用案内情
報の送信に際し、操作マニュアル要求用案内情報を一時
記憶する。
案内情報記憶部(案内情報記憶手段)21は、通信端末
からファクシミリメール装置1に操作マニュアル要求を
行う場合の操作手順に関する案内情報を記憶し、案内情
報は、画情報として記憶されている。この案内情報は、
ファクシミリメール装置1への操作マニュアル要求の種
類に対応内容の操作マニュアル要求手順を説明した情報
であり、すなわち、ファクシミリメール装置1からの音
声ガイダンスに従って操作マニュアル要求する場合の手
順を説明した情報やOMRシートにより操作マニュアル要
求する場合等に対応した操作マニュアル要求の手順を説
明した情報である。
インストラクト情報記憶部(インストラクト情報記憶
手段)22は、ファクシミリメール装置1の提供するサー
ビス(機能)を実現するための複数の処理ステップ毎に
要求される通信端末での操作内容の説明データを記憶す
る。すなわち、ファクシミリメール装置1にサービスを
要求する場合、第2図に示すように、その処理ステップ
P0〜P11毎に一定の操作が要求され、インストラクト情
報記憶部22はこの各処理ステップP0〜P11毎に要求され
る通信端末での操作内容を説明する説明データがあらか
じめ記憶されている。したがって、インストラクト情報
記憶部22にはファクシミリメール装置1の各機能を実現
するために必要な処理ステップP0〜P11毎の説明データ
のみを格納しておけばよく、従来のように各機能毎に個
人の習熟度に対応した何種類ものヘルプ情報を記憶して
おく必要がない。
システム情報記憶部(システム情報記憶手段)23はフ
ァクシミリメール装置1の機能を実現するために要求さ
れる所定のシステム情報を記憶しており、このシステム
情報としては、例えば、ユーザーID.Noや宛先ID.Noさら
には宛先電話番号(Tel.No)等がある。
編集制御部(編集制御手段)24は、操作マニュアルの
要求があると、データ記憶部19に記憶されたデータを解
析して相手オペレータの要求している操作マニュアルの
種類(すなわち、オペレータの目的とするファクシミリ
メール装置1の機能)やオペレータの習熟度等を判断
し、目的とするファクシミリメール装置1の機能を実現
に必要な処理ステップP0〜P11毎の操作の説明データを
インストラクト情報記憶部22から読み出してマニュアル
生成バッファ14に操作マニュアルとして編集・作成す
る。また、このときシステム情報記憶部23に該当機能を
実現するのに必要なシステム情報が記憶されていると、
これらのシステム情報を組み込んで操作マニュアルを作
成する。
このファクシミリメール装置1は、各通信処理部FCU1
〜FCUn毎に回線L1〜Lnを収納しており、この回線L1〜Ln
を介して接続された相手通信端末との間でファクシミリ
通信を行なう。ファクシミリメール装置1は、回線L1〜
Lnを介して接続された相手通信端末からサービス要求が
あると、要求されたサービス内容を解析してそのサービ
スを提供する。このサービス要求はOMRシートとにより
行なうこともできるし、また、トーン信号等により行な
うこともできる。
相手通信端末がOMRシートによりサービス要求を行な
ってくると、ファクシミリメール装置1は、そのOMR処
理部18によりOMRシートのマーク位置を読み取り、その
読み取り結果を蓄積用メモリ20に展開する。チャネル制
御部16は、このこの蓄積用メモリ20の内容を解析してサ
ービス要求の内容を判断し、要求されたサービスを実行
する。例えば、サービス要求が時刻指定送信サービスで
あるときは、ファクシミリメール装置1は、受信した符
号化された電文を一旦蓄積用メモリ20に蓄積し、符号化
・復号化部15で復号化して再度所定の符号化方式で符号
化しなおした後、あるいは、そのままバス制御部25を介
してフロッピィディスク装置5あるいはハードディスク
装置6、7に蓄積する。その後、指定の送信時刻になる
と、フロッピィディスク装置5あるいはハードディスク
装置6、7から電文を読み出し、空いている通信処理部
FCU1〜FCUnにそのバス制御部25を介して転送する。通信
処理部FCU1〜FCUnは、転送されてきた電文を一旦蓄積用
メモリ20に蓄積し、符号化・復号化部15で所定の符号化
方式で符号化しなおし、あるいは、そのまま指定された
送信先に送信する。
なお、上記網制御部11、モデム12、通信制御部13およ
びOMR処理部18は通信端末からの操作データを受信する
受信制御手段を構成し、網制御部11、モデム12、通信制
御部13は作成した操作マニュアルを通信端末に送信する
送信制御手段を構成する。また、通信制御部13は、通信
端末からの所定の制御信号を検出する信号検出手段を構
成する。
次に作用について説明する。
ファクシミリメール装置1は、上述のように、通信端
末からサービス要求があると、要求されたサービスを提
供するが、通信端末のオペレータがその操作方法が分か
らない場合には、該通信端末からの操作マニュアル要求
を受け付け、オペレータが要求しようとするサービス
(ファクシミリメール装置1の機能)に対応した操作マ
ニュアルを作成して該通信端末に送信する。また、オペ
レータが操作マニュアルの要求方法をも分らないときに
は、ファクシミリメール装置1は、その事を通信端末か
らの通信制御信号(本実施例の場合ファクシミリ制御信
号)に基づいて判断して操作マニュアル要求用の案内情
報を通信端末に自動的に送信する。
以下、通信端末での操作および該通信端末での操作に
対応したファクシミリメール装置1での処理について説
明する。
まず、通信端末での操作について説明する。
通信端末のオペレータは、ファクシミリメール装置1
に通信サービスを要求する場合、まず、ファクシミリメ
ール装置1を発呼し、通信サービスの要求を行なう。こ
の通信サービスの要求は、ファクシミリメール装置1か
らの音声ガイダンスに従ったキー操作を行なうことによ
りトーン信号を使用して行なうこともできるし、また、
OMRシートを使用して行なうこともできる。この通信サ
ービスの要求には、操作マニュアル要求用案内情報をフ
ァクシミリメール装置1に要求する案内情報要求や操作
マニュアルをファクシミリメール装置1に要求する操作
マニュアル要求も含まれる。この案内情報要求を行う場
合には、通信端末のオペレータは、まず、ファクシミリ
メール装置1を発呼し、ファクシミリメール装置1との
接続を確認すると、通信端末(例えば、ファクシミリ装
置)のスタートキーを押下する。ファクシミリ装置にお
いて、回線の接続の確認後に、送信原稿をセットせずに
スタートキーを押下する操作は、ファクシミリ装置にと
っては、通常の受信操作であり、簡単、かつ、一般的な
操作であるので、ファクシミリ装置の操作に初心者であ
っても簡単に行える操作である。また、ファクシミリメ
ール装置1に操作マニュアル要求を行う場合には、上述
のように、ファクシミリメール装置1からの音声ガイダ
ンスに従ったキー操作を行なうことによりトーン信号を
使用して行なうこともできるし、また、OMRシートを使
用して行なうこともできる。例えば、OMRシートを使用
して操作マニュアル要求を行なうときには、あらかじめ
操作マニュアル要求用に作成されたOMRシート(第3図
参照)30を使用して操作マニュアル要求を行なう。この
操作マニュアル要求用OMRシート30は、例えば、第3図
に示すように、通常のOMRシートと同様に、スタートマ
ーク30a、初期傾き許容限界判定マーク30b、ガイドマー
ク30c、モード切替マーク30d、田型数字30e、自由領域
区分指定マーク30f、エンドマーク30g等を有するととも
に、操作マニュアル要求用に特別に設けられたマーク、
すなわち、問い合わせマーク30h、ボイスガイダンス要
・不要マーク30i、メイルの種類(サービスの種類)マ
ーク30j、時刻指定有無および指定時刻マーク30k等を有
している。
通信端末のオペレータは、OMRシート30で操作マニュ
アル要求を行なう場合、ファクシミリメール装置1を発
呼し、通信端末(例えば、ファクシミリ装置)にOMRシ
ート30を読み取らせ送信するだけでよい。
次に、ファクシミリメール装置1での処理について説
明する。
ファクシミリメール装置1は、第4図に示すように、
着呼があると(ステップS1)、ユーザーIDを受信したか
どうかをチェックし(ステップS2)、ユーザーIDを受信
すると、受信したユーザーIDが登録されているかどうか
をチェックする(ステップS3)。このユーザーIDは、フ
ァクシミリメール装置1を利用するためのものであり、
システム情報記憶部23に記憶されている。受信したユー
ザーIDが登録されていない場合には、エラー処理を行な
い(ステップS4)、再入力するかどうかチェックする
(ステップS5)。再入力が行なわれる場合には、ステッ
プS2に戻って、ユーザーIDの受信の有無のチェックを行
ない、ステップS5で再入力をしない場合には、エラー処
理および回線の切断を行なって本フローを終了する(ス
テップS6、S7)。なお、ユーザーIDが登録されていない
ときにも、エラー処理を行なわず、利用できるサービス
を限定する等のユーザーIDが登録されている場合とその
処理内容を変えてサービスを行なってもよい。
ステップS3で、受信したユーザーIDが登録されている
ときには、PBトーンによるオーダリングかどうかをチェ
ックし(ステップS8)、PBオーダリングのときには、PB
オーダリングの受信を行なう(ステップS9)。PBオーダ
リングの受信を完了すると、該オーダリングが正常かど
うかチェックし(ステップS10)、オーダリングが正常
に行なわれたときには、電文の受信を開始する(ステッ
プS11)。全ての電文の受信を完了すると(ステップ1
2)、電文の受信が正常に行なわれたかどうかをチェッ
クし(ステップS13)、電文の受信が正常に行なわれた
場合には、回線L1〜Lnを切断して受信処理を終了する
(ステップS14)。ステップS13で、電文の受信が正常に
行なわれなかった場合には、エラー処理を行なった後、
回線L1〜Lnを切断する(ステップS15、S14)。また、ス
テップS10でPBトーンによるオーダリングが正常に行な
われなかった場合には、エラー処理(例えば、オーダリ
ングが正常に行なわれなかった旨の通信端末へのフィー
ドバック等)を行ない(ステップS16)、再入力される
かどうかをチェックする(ステップS17)。再入力が行
なわれる場合には、ステップS9に戻って、PBトーンによ
るオーダリングを受信し、再入力が行なわれない場合に
は、エラー処理(例えば、回線を切断する旨の通信端末
へのフィードバック等)を行なった後、回線L1〜Lnの切
断を行なう(ステップS15、S14)。上記ステップS9から
ステップS17はファクシミリメール装置1の通常のサー
ビス要求受信処理のフローである。
一方、ステップS8では、PBトーンによるオーダリング
でない場合には、電文の受信を行ない(ステップS1
8)、受信した電文がOMRシートの電文か、また、問い合
わせ用、すなわち操作マニュアル要求用のOMRシートか
どうかチェックする(ステップS19、S20)。問い合わせ
要求(操作マニュアル要求)でないときには、OMRシー
トによるオーダリング処理を行なう(ステップS21)。
すなわち、受信したOMRシートの電文からOMR処理部18で
OMRシートのマーク位置を読み取って蓄積用メモリ20に
展開し、この蓄積用メモリ20に展開されたOMRシートの
内容をチャネル制御部16で解析してオーダリングの内容
を判断する。オーダリングが正常に行なわれたかどうか
チェックし(ステップS22)、オーダリングが正常に行
なわれていない場合には、エラー処理を行なった後、回
線L1〜Lnを切断する(ステップS23、S14)。オーダリン
グが正常に行なわれている場合には、電文の受信を行な
い、全ての電文を正常に受信すると、回線L1〜Lnを切断
して本フローを終了する(ステップS11〜S15)。
ステップS20で、問い合わせ要求(操作マニュアル要
求)のときには、OMRシートによる問い合わせ処理(操
作マニュアル要求)が正常に行なわれたかどうかをチェ
ックし(ステップS25)、正常に行なわれなかった場合
には、エラー処理を行なった後、回線L1〜Lnを切断する
(ステップS6、S7)。問い合わせ要求が正常に行なわれ
た場合には、一旦回線L1〜Lnを切断し(ステップS2
6)。問い合わせの解析(操作マニュアルの要求内容の
解析)を行なう(ステップS27)。次に、問い合わせ要
求の内容が正常であるかどうかチェックし(ステップS2
8)、問い合わせ要求の内容が正常でない場合には、エ
ラー処理、例えば、通信端末への問い合わせ要求の内容
が正常でない旨の通知等を行なって本フローを終了する
(ステップS29)。問い合わせ内容が正常であるときに
は、操作マニュアル編集処理および操作マニュアル出力
処理を行ない、本フローを終了する(ステップS30、S3
1)。この操作マニュアル出力処理としては、作成した
操作マニュアルを操作マニュアル要求を行なってきた通
信端末に直接送信してもよいし、また、ファクシミリメ
ール装置1の私書箱に入れ、当該通信端末が出力要求し
てきたときに送信してもよい。
ステップS2で、ユーザーIDを受信しないときには、フ
ァクシミリ制御信号を受信したかどうかチェックし(ス
テップS32)、ファクシミリ制御信号(例えば、DIS:デ
ィジタル識別信号)を受信したときには、上述のよう
に、通信端末のオペレータが操作マニュアル要求方法を
も分らないため、受信操作を行ったものと判断して、送
信モードに移行して案内情報の電文の送信を行う(ステ
ップS33)。このファクシミリ制御信号の検出は、通信
制御部13により行い、ファクシミリメール装置1は、フ
ァクシミリ送信信号を受信すると、案内情報記憶部21に
記憶されている案内情報を読み出して、符号化・復号化
部15で符号化した後、通信制御部13、モデム12および網
制御部11を介して相手通信端末に案内情報の電文を送信
する。すなわち、ファクシミリ装置においては、一般
に、相手先を発呼した後、原稿がセットされずにスター
トキーが投入されると、受信操作であると判断して、第
5図に示すように、ファクシミリ制御信号を送信し、こ
のファクシミリ制御信号を受けた相手装置(ファクシミ
リメール装置1)は、送信以来であると判断して、送信
モードに移行する。したがって、ファクシミリメール装
置1は、通常のファクシミリ制御手順を実行して送信用
電文(画情報)を相手通信端末に送信する。このときに
送信する電文として、ファクシミリメール装置1では、
案内情報の電文を送信する。ファクシミリメール装置1
は、案内情報の電文の送信が完了すると、回線を切断し
て本フローを終了する(ステップS34)。ステップS32
で、通信端末からのファクシミリ制御信号を受信しない
ときには、エラー処理を行い(ステップS35)、回線を
切断して本フローを終了する(ステップS34)。
したがって、通信端末のオペレータが、操作マニュア
ル要求方法をも分らないときには、ファクシミリメール
装置1を発呼してスタートキーを押すだけで操作マニュ
アル要求操作に関する案内情報を入手することができ、
この案内情報に基づいてファクシミリメール装置1に操
作マニュアル要求を行うことができる。その結果、操作
マニュアル要求方法を忘れたときや全くの初心者であっ
ても、簡単に操作マニュアル要求用の案内情報を入手す
ることができ、この操作マニュアル要求用案内情報に基
づいて要求した操作マニュアルにより、ファクシミリメ
ール装置1にサービス要求を行うことができる。
次に、ステップS27での問い合わせ解析処理について
説明する。
各通信処理部FCU1〜FCUnは、受信した操作マニュアル
要求用OMRシート30の電文からOMR処理部18でOMRシート3
0のマーク位置を読み取って蓄積用メモリ20に展開し、
蓄積用メモリ20に展開されたOMRシートの内容をチャネ
ル制御部16で解析して操作マニュアル要求の要求内容を
判断する。
すなわち、チャネル制御部16は、蓄積用メモリ20に展
開された内容を解析し、第6図に示すように、まず、ボ
イスガイダンスの要・否を判断する(ステップR1)。OM
Rシートのボイスガイダンス用マーク30iの要の位置にマ
ークがあると判断した場合には、システムパラメータd0
をa0にセットし(ステップR2)、OMRシートのボイスガ
イダンス用マーク30iの否の位置にマークがあると判断
した場合には、システムパラメータd0をa1にセットする
(ステップ3)。ここで、システムパラメータとは第2
図で示した各処理ステップP0〜P11から次の処理ステッ
プP0〜P11へ移行する際に次にどの処理ステップP0〜P11
に移行するかを決定するパラメータであり、第7図に示
すように、インストラクト情報記憶部22に形成されたシ
ステムパラメータ格納用のバッファに格納される。な
お、システムパラメータd0は、ボイスガイダンスの要・
否のパラメータを、システムパラメータd1、d2、d3は、
私書箱や掲示板の選択、時刻指定の要・否及び宛先を宛
先ID.Noで入力するか電話番号(Tel.No)で入力するか
の選択等を、また、d4は、同報か否かのパラメータを格
納する。
チャネル制御部16は、ボイスガイダンスの要・否とそ
のシステムパラメータの設定を行なうと、次に、私書箱
サービスか否かを判断し(ステップR4)。私書箱サービ
スでないときには、システムパラメータd1をb2に設定し
て私書箱No.(ユーザーが私書箱に投入する電文に付与
するシリアルナンバー)が有るかどうかをチェックする
(ステップR5、R6)。私書箱No.が有るときには、その
私書箱No.をシステム情報記憶部23に格納して次のステ
ップに進み(ステップR7)、私書箱No.がないときに
は、そのまま次のステップに進む。
ステップR4で、私書箱サービスでないときには、掲示
板サービスかどうかチェックし(ステップR8)、掲示板
サービスのときには、システムパラメータd1をb1に設定
して掲示板No.(ユーザーが掲示板に投入する電文に付
与するシリアルナンバー)が有るかどうかをチェックす
る(ステップR9、R10)。掲示板No.が有るときには、そ
の掲示板No.をシステム情報記憶部23に格納して次のス
テップに進み(ステップR11)、掲示板No.が無いときに
は、そのまま次のステップに進む。
ステップR4で、掲示板サービスでないときには、普通
の電文かどうかチェックし(ステップR12)、普通の電
文でないときには、エラー処理をして本フローを終了す
る(ステップR13)。普通の電文のときには、システム
パラメータd1をd2に設定して次の処理に移行する(ステ
ップR14)。
このように、私書箱か、掲示板か、普通電文かによる
システムパラメータの設定が終了すると、次に、時刻指
定かどうかのチェックを行ない(ステップR15)、時刻
指定でないときには、システムパラメータd2をd3に設定
する(ステップR16)。このシステムパラメータd3は後
の処理で再度設定される。時刻指定のときには、システ
ムパラメータd2をb3に設定し(ステップR17)、指定時
刻が正常かどうかチェックする(ステップR18)。指定
時刻が正常でないときには、エラー処理をして本フロー
を終了し(ステップR19)、指定時刻が正常のときに
は、指定された時刻をシステム情報記憶部23に格納し
て、宛先がTel.Noによる指定かどうかチェックする(ス
テップR20、R21)。宛先がTel.Noで指定されるときに
は、システムパラメータd3をb4に設定し(ステップR2
2)、次の処理に進む。宛先がTel.Noで指定されないと
きには、宛先がID.Noによる指定かどうかチェックする
(ステップR25)。宛先がTel.Noでも、またID.Noでも指
定されないときには、エラーと判断して、エラー処理を
行なった後、本フローを終了する(ステップR19)。宛
先がID.Noで指定されるときには、システムパラメータd
3をb5に設定して(ステップR26)、同報サービスかどう
かチェックする(ステップR27)。同報サービスでない
ときには、システムパラメータd4をc2に設定し(ステッ
プR28)、同様サービスのときには、システムパラメー
タd4をc1に設定する(ステップR29)。このように各シ
ステムパラメータを設定すると設定したシステムパラメ
ータからサービスコードを決定し、レジスタに格納する
(ステップR30)。すなわち、システムパラメータを検
出して設定することにより、通信端末のオペレータの要
求する機能(サービス)の種類が判明し、この通信端末
のオペレータの要求するサービスの種類に対応する操作
マニュアルを次に作成する。
次に、この操作マニュアル作成処理について第8図の
フローチャートに基づいて説明する。
編集制御部24は、まず、カウンタn、m、lを“0"に
設定(リセット)し(ステップQ1)、処理ステップPnの
コードをマニュアル生成バッファ14に格納する(ステッ
プQ2)。すなわち、まず、処理ステップP0のコードをマ
ニュアル生成バッファ14に格納する。次に、編集制御部
24はインストラクト情報記憶部22からこの処理ステップ
Pnのシステムパラメータ(上記第6、7図で設定したシ
ステムパラメータd0〜d4等)を読み出し(ステップQ
3)、システムパラメータが“0"かどうかチェックする
(ステップQ4)。システムパラメータが“0"であると、
処理ステップPnでシステムパラメータが“0"に対応する
説明データのアドレスの次の処理ステップPnのコードを
読み出し、マニュアル生成バッファ14に格納する(ステ
ップQ5)。一方、システムパラメータが“0"でないとき
には、システム情報記憶部23からシステムパラメータdm
の値を読み出し(ステップQ6)、処理ステップPn及びシ
ステムパラメータdmに対応する説明データのアドレスと
次の処理ステップPnのコードをインストラク情報記憶部
22から読み出してマニュアル生成バッファ14にアドレス
Alとして入れる(ステップQ7)。すなわち、処理ステッ
プPnとシステムパラメータとは、第9図に示すように、
対応しており、処理ステップPnとシステムパラメータと
が決定されると、次の処理ステップPnが定まり、これに
対応してその処理ステップPnでの説明データが決定され
る。したがって、処理ステップPnとシステムパラメータ
とを自由に組み合わせることにより次の処理ステップPn
を自由に設定することができるとともに、この処理ステ
ップPnでの操作に必要な説明データを自由に組み合わせ
ることができる。
このように、まず、処理ステップP0、システムパラメ
ータa0に対応する次の処理ステップPn及びシステムパラ
メータdmの説明データのアドレス設定を完了すると、パ
ラメータmとしてm+1を設定し(ステップQ8)、最終
処理ステップPnかどうかチェックする(ステップQ9)。
最終処理ステップPnでないときには、ステップQ3に戻っ
て、同様に、各処理ステップPn毎にシステムパラメータ
に基づいて次の処理ステップPn及び説明データのマニュ
アル生成バッファ14への格納を行なう(ステップQ3〜ス
テップQ8)。上記処理を最終処理ステップPnまで繰り返
して実行すると、マニュアル生成バッファ14には、第10
図に示すように、アドレスAl順にオペレータが要求した
サービスの実行に必要な処理ステップPnのコードとその
処理ステップPnでの説明データのアドレスが展開されて
いる。したがって、システムパラメータを自由に設定す
ることにより、ファクシミリメール装置の有する複数の
機能の各機能に対応した処理ステップPnを設定し、目的
とする機能に対応した各処理ステップPnの説明データを
自由に組み合わせることができる。
次に、システム情報記憶部23に記憶されているサービ
スコードを読み出し(ステップQ11)、対応するヘッダ
ー部を取り出して、第11図に示すように、マニュアル生
成バッファ14の操作マニュアルのヘッダー位置40aに展
開する(ステップQ12)。ここで、カウンタlを“0"に
設定し(ステップQ13)、アドレスAlに格納されている
説明データを読み出してマニュアル生成バッファ14の操
作マニュアルのキャラクタデータ領域40bに展開する
(ステップQ14)。また、説明図形(あらかじめインス
トラクト情報記憶部22に当該処理ステップPnの説明デー
タと関連させて、あるいは説明データとは関係なく単独
で記憶されている。)とシステム情報記憶部23に記憶さ
れているシステム情報(Tel.NoやID.No等)を読み出
し、マニュアル生成バッファ14のイメージ領域40cに展
開する(ステップQ15)。対応するアドレスlの各デー
タのマニュアル生成バッファ14への展開が終了すると、
最終データかどうかチェックし(ステップQ16)、最終
データでないときには、カウンタlを1だけインクリメ
ント(l=l+1)してステップQ14に戻る。同様に、
マニュアル生成バッファ14に入れた各アドレスAlについ
て説明データ、説明図形およびシステム情報をマニュア
ル生成バッファ14に展開し、全てのアドレスAlについて
処理を終了すると、操作マニュアルの編集・生成処理を
終了する。
このようにしてマニュアル生成バッファ14に展開され
た操作マニュアルは操作マニュアルを要求してきた通信
端末にファクシミリメール装置1から出力し、該通信端
末では、第12図に示すような操作マニュアル50を受け取
ることができる。操作マニュアルを受け取った通信端末
のオペレータは、送信されてきた操作マニュアルを見て
その操作マニュアルに記載されている通りの操作を行な
うことにより、目的とするファクシミリメール装置1の
サービスを受けることができる。
この出力処理は、上述したように、操作マニュアルの
生成が完了した時点で直接送信してもよいし、あるい
は、ファクシミリメール装置1の私書箱に入れて該通信
端末から該私書箱の操作マニュアルの送信要求があった
時点で送信してもよく、その出力方法は限定されない。
このように、通信機器としてのファクシミリメール装
置において、通信端末からの所定のファクシミリ制御信
号があったとき、操作マニュアル要求用案内情報の要求
と判断して、操作マニュアル要求に必要な手順を示した
案内情報を送信することができ、また、操作マニュアル
の要求があると、該要求先のオペレータの目的とする機
能の実現に必要な操作マニュアルを、該機能の実現に必
要な各処理ステップ毎の説明データを自由に組み合わせ
て編集・作成して該通信端末に送信することができる。
その結果、操作マニュアル要求方法を忘れたときでも、
また、全くの初心者でもファクシミリメール装置に操作
マニュアル要求を行うことができるとともに、オペレー
タの広範な要求に十分対応することのできる操作マニュ
アルを大容量の記憶手段を使用することなく生成して提
供することができる。また、機器の機能の実現に必要な
操作当初から操作完了までの一連の操作の操作マニュア
ルを提供することができ、初心者でも、また、機器に添
付の操作マニュアルがなくても目的とする機器の機能を
確実に実現することができる。したがって、マンマシン
インターフェースを向上させることができ、通信機器の
機能を十分に活用することができる。
また、上記実施例においては、通信機能を備えた機器
としてのファクシミリメール装置において、通信端末か
らのOMRシートによる操作の問い合わせを受け、該要求
先のオペレータの目的とする機能の実現に必要な操作マ
ニュアルを編集・作成して該通信端末に送信することが
でき、通信機能を備えた機器としてのファクシミリメー
ル装置への通信端末からの操作の問い合わせをより一層
簡単に行なうことができる。その結果、マンマシンイン
ターフェースをさらに向上させることができ、通信機能
を備えた機器の機能を通信端末からより一層簡単かつ十
分に活用することができる。
さらに、操作マニュアルの作成に際し、あらかじめシ
ステム情報記憶部23に記憶されているシステム情報を組
み込んで操作マニュアルを編集・作成しているので、オ
ペレータは操作マニュアルに記載されている内容をその
まま操作することにより、目的とするサービスをファク
シミリメール装置に要求することができる。したがっ
て、さらにマンマシンインターフェースを向上させるこ
とができ、機器の機能をより一層簡単かつ十分に利用す
ることができる。
次に、請求項2、3および請求項4記載の発明につい
て、第13図〜第16図に基づいて説明する。
第13図は、請求項2、3および請求項4記載の発明の
適用されるファクシミリメール装置60のブロック図であ
り、第13図において、第1図と同様の構成部分について
は同一の符号を付してその説明を省略する。
第13図において、ファクシミリメール装置60は、シス
テム制御部2、ディスク制御部3、4、フロッピィディ
スク装置5、ハードディスク装置6、7、ホストインタ
ーフェース部8および通信処理部FCU21〜FCU2n等を備え
ており、通信処理部FCU21〜FCU2n以外は第1図と同様の
構成である。
通信処理部FCU21〜FCU2nは、収納回線の数だけ設けら
れており、各通信処理部FCU21〜FCU2nは、その通信処理
部FCU21、FCU2nについて図示するように、網制御部11、
モデム12、通信制御部13、マニュアル生成バッファ14、
符号化・復号化部15、チャネル制御部16、制御プログラ
ム記憶部17、OMR処理部18、データ記憶部19、蓄積用メ
モリ20、案内情報記憶部(案内情報記憶手段)21、イン
ストラクト情報記憶部22、システム情報記憶部23、編集
制御部24、バス制御部25および電話番号判定部61等を備
えている。
電話番号判定部61以外は、第1図と同様の構成であ
り、その詳細な説明は省略する。ただ、制御プログラム
記憶部17には、請求項2、3および請求項4記載の発明
の案内情報送信処理プログラムが記憶されており、チャ
ネル制御部16は、制御プログラム記憶部17内のプログラ
ムに従って、ファクシミリメール装置60の各部を制御し
て本各請求項記載の発明の案内情報送信処理を実行す
る。また、システム情報記憶部23には、あらかじめユー
ザー登録されたユーザーの電話番号が、第14図に示すよ
うに、ユーザーIDに対応づけて記憶されており、システ
ム情報記憶部23は、端末識別情報としてのIDに対応して
該端末の電話番号を記憶する端末番号記憶手段としての
機能を有している。
電話番号判定部61は、通信端末から送信されてきたフ
ァクシミリ制御信号に付加されている電話番号とシステ
ム情報記憶部23に記憶されている電話番号とを比較し、
受信した電話番号が登録されているかどうかを判定す
る。したがって、電話番号判定部61は、端末識別情報検
出手段の検出した端末識別情報としての電話番号が端末
番号記憶手段に登録されているかを識別し、当該通信端
末が登録された端末かどうかを判定する端末判定手段と
して機能している。
また、通信制御手段13は、通信端末から送信されてき
たファクシミリ制御信号から端末識別情報としての電話
番号を検出し、検出した電話番号を電話番号判定部61に
通知する。したがって、通信制御部13は、通信端末から
の通信制御信号から通信端末を識別するための端末識別
情報としての電話番号を検出する端末識別情報検出手段
として機能している。
次に、作用について第15、16図に基づいて説明する。
なお、第15図は、第4図の処理に通信端末が登録された
端末かどうかの判定処理を付加したものであり、第4図
の処理と同一処理ステップには同一のステップ番号を付
してその説明を省略する。
すなわち、ファクシミリメール装置60は、着呼があ
り、ユーザーIDが送信されてこないときには(ステップ
S2)、ファクシミリ制御信号を受信するかどうかチェッ
クするが(ステップS32)、ファクシミリ制御信号を受
信したときには、第4図のときとは異なり、通信制御部
13において、そのファクシミリ制御信号から端末識別情
報としての電話番号を読み取って、電話番号判定部61に
通知する。この電話番号は、第16図に示すように、通信
端末から送信されてくるファクシミリ制御信号(CSI:被
呼端末識別信号)に付加されており、通信制御部13は、
このCSI信号から電話番号を読み取って電話番号判定部6
1に通知する。電話番号判定部61は、受け取った電話番
号をシステム情報記憶部23に登録されている電話番号と
比較し、一致する電話番号があるかどうかチェックする
(ステップS40)。一致する電話番号があるときには、
当該通信端末が登録された端末であると判断してその旨
通信制御部13に通知し、通信制御部13は、登録された通
信端末である旨の通知を受けると、送信モードに移行し
て通常のファクシミリ送信時のファクシミリ制御手段を
続行する。通信端末とのファクシミリ制御信号の交換が
完了すると、ファクシミリメール装置60は、上記第4図
の場合と同様に、案内情報記憶部21に記憶されている操
作マニュアル要求用の案内情報を通信端末に送信し(ス
テップS33)、案内情報の送信が完了すると、回線を切
断して本フローを終了する(ステップS34)。
したがって、通信端末から送信要求があっても、当該
通信端末が登録された通信端末であるかどうかをチェッ
クし、登録された通信端末であるときのみ、操作マニュ
アル要求用案内情報を送信する。その結果、ファクシミ
リメール通信システムの通信情報に対する秘密の漏洩を
防止することができ、機密保護機能を向上させることが
できる。
なお、上記実施例については、ファクシミリメール装
置に適用した場合について説明したが、これに限るもの
ではなく、通信端末との通信機能を備えた通信機器一般
に適用することができる。
〔効果〕
請求項1記載の発明によれば、 通信端末からの着呼時、所定の通信制御信号が送信さ
れてくると、操作方法が分らないものと判断して、操作
マニュアル要求方法に関する案内情報を通信端末に送信
することができ、また、操作マニュアル要求があると、
操作マニュアルを作成して該通信端末に送信するととも
に、該操作マニュアルを、通信機器の機能を実現するた
めに実行されるべき処理ステップでの操作を処理ステッ
プ毎の操作内容の説明データを自由に組み合わせて作成
することができるので、操作マニュアル要求方法が分ら
ない場合にも、操作マニュアル要求を容易に行うことが
できるとともに、説明データを記憶する記憶部の必要容
量を削減しつつ、通信端末の操作者の広範な要求に十分
対応することのできる操作マニュアルを作成して提供す
ることができる。その結果、初心者でも、また、添付の
操作マニュアルがなくても目的とする通信機器の機能を
実現でき、マンマシンインターフェースを向上させて、
機器の機能を十分活用することができる。
請求項2記載の発明によれば、 通信端末からの着呼時、所定の通信制御信号が送信さ
れてくると、操作方法が分らないものと判断するととも
に、通信制御信号に基づいて該通信端末があらかじめ登
録された通信端末であることを確認すると、操作マニュ
アル要求方法に関する案内情報を該通信端末に送信する
ことができ、また、操作マニュアル要求があると、操作
マニュアルを作成して該通信端末に送信するとともに、
該操作マニュアルを、通信機器の機能を実現するために
実行されるべき処理ステップでの操作を処理ステップ毎
の操作内容の説明データを自由に組み合わせて作成する
ことができるので、通信端末が登録された通信端末であ
るときにのみ、操作マニュアル要求の案内情報を送信す
ることができ、操作マニュアルの要求方法が分らない場
合にも、操作マニュアル要求を容易に行えるようにする
ことができるとともに、説明データを記憶する記憶部の
必要容量を削減しつつ、通信端末の操作者の広範な要求
に十分対応することのできる操作マニュアルを作成して
提供することができる。その結果、情報の漏洩を防止す
ることができるとともに、初心者でも、また、添付の操
作マニュアルがなくても目的とする通信機器の機能を実
現することができ、機密性を保持しつつ、マンマシンイ
ンターフェースの向上を図り、機器の機能を十分活用す
ることができる。
請求項3記載の発明によれば、 通信機器の機能の実現に必要な種々のシステム情報が
あらかじめ入力されているときには、上記請求項1ある
いは2記載の操作マニュアル作成に際し、これらのシス
テム情報を組み込んで操作マニュアルを作成することが
できるので、操作マニュアルをその内容どおりに操作す
ることによりシステム情報をも入力操作できる内容のも
のとすることができ、システム情報を操作者が忘れてい
るか、知らない場合にも操作マニュアルどおりの操作を
行なうことにより、目的とする通信機器の機能を実現で
きる。その結果、マンマシンインターフェースをさらに
向上させることができ、通信機器の機能をより一層簡単
かつ十分に活用することができる。
請求項4記載の発明によれば、 ファクシミリメール装置において、通信端末での操作
に従って、請求項1、2あるいは4記載の操作マニュア
ル要求用案内情報および操作マニュアルを作成して通信
端末に送信することができるので、ファクシミリメール
装置のサービスを通信端末から簡単かつ十分に活用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第12図は請求項1、2および請求項3記載の発
明の操作マニュアル作成装置の一実施例を示す図であ
り、 第1図はその操作マニュアル作成装置を適用したファク
シミリメール装置のブロック図、 第2図はそのファクシミリメール装置の処理ステップの
遷移図、 第3図はその操作マニュアル要求用のOMRシートを示す
図、 第4図はそのファクシミリメール装置の基本的な処理お
よび操作マニュアル要求用案内情報送信処理を示すフロ
ーチャート、 第5図はその操作マニュアル要求用案内情報送信処理時
のシーケンス図、 第6図はその操作マニュアル要求解析処理を示すフロー
チャート、 第7図はそのシステムパラメータ格納用バッファを示す
図、 第8図はその操作マニュアル編集・作成処理を示すフロ
ーチャート、 第9図はそのインストラクト情報記憶部に記憶される処
理ステップやシステムパラメータの状態を示す図、 第10図はそのマニュアル生成バッファに格納される処理
ステップや説明データのアドレス設定を示す図、 第11図はそのマニュアル生成バッファに展開される操作
マニュアルの各データを示す図、 第12図はその出力された操作マニュアルを示す図であ
る。 第13図〜第16図は請求項2、3および請求項4記載の発
明の操作マニュアル作成装置の一実施例を示す図であ
り、 第13図はその操作マニュアル作成装置を適用したファク
シミリメール装置のブロック図、 第14図は通信端末識別用電話番号のシステム情報記憶部
での記憶状態を示す図、 第15図はそのそのファクシミリメール装置の基本的な処
理および操作マニュアル要求用案内情報送信処理を示す
フローチャート、 第16図はそのその操作マニュアル要求用案内情報送信処
理時のシーケンス図である。 1、60……ファクシミリメール装置、 2……システム制御部、 3……ディスク制御部、 4……ディスク制御部、 5……フロッピィディスク装置、 6……ハードディスク装置、 7……ハードディスク装置、 8……ホストインターフェース部、 11……網制御部、 12……モデム、 13……通信制御部、 14……マニュアル生成バッファ、 15……符号化・復号化部、 16……チャネル制御部、 17……制御プログラム記憶部、 18……OMR処理部、 19……データ記憶部、 20……蓄積用メモリ、 21……案内情報記憶部、 22……インストラクト情報記憶部、 23……システム情報記憶部、 24……編集制御部、 25……バス制御部、 30……操作マニュアル要求用OMRシート、 30h……問い合わせマーク、 30i……ボイスガイダンス要・不要マーク、 30j……メイルの種類(サービスの種類)マーク、 30k……時刻指定有無および指定時刻マーク、 40a……ヘッダー部、 40b……キャラクタデータ領域、 40c……イメージデータ領域、 50……操作マニュアル、 62……電話番号判定部、 FCU1〜FCUn……通信処理部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信端末で所定の操作が行なわれると、該
    操作内容に対応する操作データを該通信端末から受信
    し、該操作データに応じて複数の処理ステップを組み合
    わせて実行して複数の機能を実現する通信機器の操作マ
    ニュアル作成装置であって、 上記通信端末からの操作データを受信する受信制御手段
    と、 受信制御手段の受信したデータのうち操作マニュアルを
    作成するのに必要なデータを取り出して記憶するデータ
    記憶手段と、 上記各処理ステップ毎に要求される操作内容の説明デー
    タを記憶するインストラクト情報記憶手段と、 データ記憶手段に記憶されたデータを解析してインスト
    ラクト情報記憶手段に記憶された各処理ステップでの操
    作内容の説明データを組み合わせ目的とする機能の実現
    に必要な操作マニュアルを編集・作成する編集制御手段
    と、 前記編集制御手段で作成した操作マニュアルを通信端末
    の要求に応じて通信端末に送信する送信制御手段と、 着呼時に、通信端末からの所定の通信制御信号を検出す
    る信号検出手段と、 操作マニュアルの要求に必要な操作方法に関する案内情
    報を記憶する案内情報記憶手段と、 を、備え、着呼時、信号検出手段が通信端末からの所定
    の通信制御信号を検出すると、送信モードに移行して、
    上記案内情報記憶手段に記憶されている案内情報を送信
    制御手段を介して送信し、通信端末が操作マニュアルを
    要求してくると、編集制御手段の作成した操作マニュア
    ルを送信することを特徴とする操作マニュアル作成装
    置。
  2. 【請求項2】通信端末で所定の操作が行なわれると、該
    操作内容に対応する操作データを該通信端末から受信
    し、該操作データに応じて複数の処理ステップを組み合
    わせて実行して複数の機能を実現する通信機器の操作マ
    ニュアル作成装置であって、 上記通信端末からの操作データを受信する受信制御手段
    と、 受信制御手段の受信したデータのうち操作マニュアルを
    作成するのに必要なデータを取り出して記憶するデータ
    記憶手段と、 上記各処理ステップ毎に要求される操作内容の説明デー
    タを記憶するインストラクト情報記憶手段と、 データ記憶手段に記憶されたデータを解析してインスト
    ラクト情報記憶手段に記憶された各処理ステップでの操
    作内容の説明データを組み合わせ目的とする機能の実現
    に必要な操作マニュアルを編集・作成する編集制御手段
    と、 前記編集制御手段で作成した操作マニュアルを通信端末
    の要求に応じて通信端末に送信する送信制御手段と、 着呼時に、通信端末からの所定の通信制御信号を検出す
    る信号検出手段と、 通信端末からの通信制御信号から通信端末を識別するた
    めの端末識別情報としての電話信号を検出する端末識別
    情報検出手段と、 通信機器の利用を許可する通信端末の電話番号を記憶す
    る端末番号記憶手段と、 端末識別情報検出手段の検出した端末識別情報としての
    電話番号が端末番号記憶手段に登録されているかを識別
    する端末判定手段と、 操作マニュアルの要求に必要な操作方法に関する案内情
    報を記憶する案内情報記憶手段と、 を、備え、着呼時、信号検出手段が通信端末からの所定
    の通信制御信号を検出し、通信制御信号に基づいて端末
    判定手段が登録された端末であることを識別すると、送
    信モードに移行して、上記案内情報記憶手段に記憶され
    ている案内情報を送信制御手段を介して通信端末に送信
    し、通信端末が操作マニュアルを要求してくると、編集
    制御手段の作成した操作マニュアルを送信することを特
    徴とする操作マニュアル作成装置。
  3. 【請求項3】上記通信機器が通信機器の有する各機能を
    実現させるためにあらかじめ入力操作された各種システ
    ム情報を記憶するシステム情報記憶手段を備え、上記通
    信機器の編集制御手段が、データ記憶手段に記憶された
    データを解析してインストラクト情報記憶手段に記憶さ
    れた各処理ステップでの操作内容の説明データを組み合
    わせるとともにシステム情報記憶手段に記憶されたシス
    テム情報を組み込んで目的とする機能の実現に必要な操
    作マニュアルを編集・作成することを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の操作マニュアル作成装置。
  4. 【請求項4】前記通信機器がファクシミリメール装置で
    あることを特徴とする請求項1、2または請求項3記載
    の操作マニュアル作成装置。
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