JP2956627B2 - 不純物濃度分析方法 - Google Patents

不純物濃度分析方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次イオン質量分
析法により被分析試料の不純物濃度分布を分析する方法
に関し、特に、半導体デバイス中の不純物濃度分布を分
析する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板上に誘電膜、絶縁膜、配線を
形成した半導体デバイスにおいて、基板中、基板/デバ
イス界面、あるいはデバイス中などの特定領域における
不純物濃度を2次イオン質量分析器(SIMS)により
測定する場合、通常、試料表面の半導体デバイス側より
行なう。しかし、近年、半導体基板上の半導体デバイス
は積層構造を持ち、またその層数はますます増加してい
るため、デバイス中にSIMS測定したい不純物と同種
の元素が高濃度に含まれる場合が多い。このような場合
にはSIMS測定中に入射イオンのスパッタリングによ
るノックオン効果が生じ、デバイス中の高濃度の不純物
が測定したい特定領域における不純物濃度の定量精度を
劣化させるという問題が起こる。また、イオンスパッタ
リングはデバイス中に含まれる金属の配線層を荒らすた
め、SIMS測定の深さ精度が劣化するという問題も起
こる。これらの問題により試料表面からのSIMS測定
により特定領域における不純物濃度を精度良く測定する
ことは困難である。これに対し、機械研磨、選択エッチ
ングにより試料基板を薄膜化し試料裏面側よりSIMS
測定する方法が考案されている。しかし、この方法は試
料が異なる物質の積層構造により形成されている場合に
しか適用できないため、化合物半導体結晶基板の試料に
ついてのいくつかの実験例(例えば、川島らの、第57
回 応用物理学会学術講演会9a−V‐10「Backside
SIMSによるInGaAsPへのZn拡散の評価」)
に限られているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】選択エッチング技術が
使えない試料、例えばSi基板の試料、では薄膜化は一
般に研磨法によるが、特定領域における不純物濃度を試
料裏面側より深さ精度良くSIMS測定するためには通
常、分析対象となる層の手前1μm程度まで基板を薄膜
化する必要がある。ここで、基板の残り厚のモニター
は、図2に示すような触針式のマイクロメーター、ある
いは残り厚によって変化する干渉色を光学頭微鏡により
観察する方法などによって行われているが、このような
従来の方法ではサブミクロンレベルでの精密な基板厚の
制御は困難である。また、InP基板のように剛性の弱
い試料では、マイクロメーターの測定針の圧力により試
料が破壊されるという問題がある。一方、光学顕微鏡に
よる方法ではこの問題は解決されるが、試料表面側の半
導体デバイスが光学頭微鏡の光の波長に対して透明でな
い場合には測定できないという別な問題がある。
【0004】また、基板の薄膜化により得られた試料裏
面を試料表面に対して正確に平行にする必要があるが、
従来の研磨法では平行面からの傾斜を0.1度に制御で
きたとしても500μm×500μmのラスター領域内
において0.9μm程度の厚さの分布を生じてしまう。
現在、半導体デバイスの多層構造において各層の薄膜化
はますます進んでおり、この場合には全く異なる層を同
時にSIMS測定することになり深さ精度が著しく劣化
する。また、今のところ基板の薄膜化工程中に試料裏面
の傾斜を評価する技術も整っていない。
【0005】以上のように、従来の方法では特定領域に
おける不純物濃度を試料裏面より精度良くSIMS測定
することは非常に困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の不純物濃度分析
方法は、被分析試料中にマーカー元素をイオン注入する
第1の工程と、被分析試料表面から2次イオン質量分析
を行うことにより前記マーカー元素の深さ方向の濃度分
布を求める第2の工程と、分析対象となる層とこれに隣
接する層との界面の試料表面からの深さを測定する第3
の工程と、前記界面におけるマーカー元素の濃度を求め
る第4の工程と、被分析試料裏面を研磨またはエッチン
グする第5の工程と、前記被分析試料裏面から2次イオ
ン質量分析を行うことにより前記マーカー元素の深さ方
向の濃度分布を求める第6の工程と、第4の工程で得ら
れた前記界面におけるマーカー元素の濃度と第6の工程
で得られたマーカー元素の深さ方向の濃度分布とから前
記界面の前記被分析試料裏面からの深さを求める第7の
工程と、第7の工程で得られた前記界面の前記被分析試
料裏面からの深さが所定の値以下になるまで、第5の工
程から第7の工程までを繰り返す第8の工程と、第8の
工程で得られた前記被分析試料裏面から2次イオン質量
分析を行うことにより不純物濃度を定量分析する第9の
工程と、を含むことを特徴とする。このため、分析対象
となる層の試料裏面からの深さをサブミクロンオーダー
で制御することができ、従来よりも高精度のSIMS測
定が可能となる。
【0007】また、本発明の不純物濃度分析方法は、前
記被分析試料裏面の二以上の箇所から2次イオン質量分
析を行い前記マーカー元素の深さ方向の濃度分布を求
め、該濃度分布を比較することにより前記被分析試料裏
面の平行度を求め、該平行度が所定の値以下になるよう
に被分析試料の厚みを調整する工程を含むことを特徴と
する。このため、試料裏面の平行度を精密に補正でき、
分析対象となる層の試料裏面からの深さをさらに高精度
に制御できるため、SIMS測定の更なる高精度化を図
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明における不純物とは、SI
MS測定可能な元素であれば良く、例えば、リン、ボロ
ン、ヒ素、アンチモン、亜鉛、シリコンが挙げられる。
【0009】本発明におけるマーカー元素とは、SIM
S測定したい不純物とは異なる元素を用いる。特に軽元
素を用いることにより、試料の破壊を最小限に抑えると
ともにSIMS測定における質量干渉を最小限に抑え、
定量精度、深さ精度ともに良好なSIMS測定を可能と
することができる。例えば、水素、ヘリウム、リチウ
ム、ベリリウム、ボロンおよびこれらの同位体から選ば
れるいずれかの元素とするのが好ましい。このうち特に
ヘリウムが好ましい。質量が小さく、不活性で試料成分
元素との化学的な相互作用をほとんど起こさないためで
ある。マーカー元素は通常のイオン注入法により注入さ
れる。
【0010】本発明の不純物濃度分析方法においては、
分析対象となる層とこれに隣接する層との界面の試料表
面からの深さを測定する必要がある。ここで、隣接する
層とは分析対象となる層のいずれの側の層であっても良
い。深さの測定は、例えば、劈開あるいは収束イオンビ
ーム(FIB)装置により試料の断面出しを行った後、
この断面を測長SEMで観察し、そのスケールから深さ
を読みとるという方法により行うことができる。
【0011】また、基板上に少なくとも半導体層を積層
してなる試料を分析試料とし、分析対象となる層とこれ
に隣接する層が異なる材料からなる場合は、被分析試料
の表面からマトリックスイオンについて2次イオン質量
分析を行うことにより測定する方法が有効となる。異種
材料の界面の位置を正確に検知できるからである。ここ
で、マトリックスイオンとは、基板または半導体層等を
構成する主要成分元素のイオンをいう。
【0012】本発明においては、上記のようにして界面
の位置を測定した後、前記界面におけるマーカー元素の
濃度を求める。次いで、マーカー元素を試料裏面からS
IMS測定し、得られたプロファイル中の前記界面にお
けるマーカー元素の濃度と一致する点を求めることによ
り、分析対象となる層の試料裏面からの深さを測定する
ことができる。このときの測定精度はSIMS測定後の
イオンスパッタにより形成されたクレーターの深さ測定
における精度によって決定されるが、市販の触針式の表
面粗さ計(例えば、ULVAC製DEKTAK3ST)
ではnmオーダーの測定精度で測定できる。ここで、分
析対象となる層における不純物濃度を精度良くSIMS
測定するためには、前述のように通常分析対象となる層
の手前1μm程度まで試料裏面を研磨またはエッチング
する必要がある。したがって本発明においては、試料裏
面を研磨またはエッチングした後、上記のようにして分
析対象となる層の試料裏面からの深さを測定するという
工程を繰り返し、分析対象となる層の試料裏面からの深
さが所定の値(通常1μm程度)以下となるようにす
る。ここで、研磨またはエッチングの方法としては、機
械研磨、選択エッチング等の方法が挙げられる。
【0013】本発明における平行度とは、分析対象とな
る層とこれに隣接する層との界面を基準としたときの試
料裏面の傾斜角度をいう。平行度の評価は、試料裏面の
複数箇所でマーカー元素のSIMS測定を行い、これら
のプロファイルを比較することによって行う。本発明に
おいては、この平行度が所定の値以下となるように試料
裏面を研磨またはエッチングし、調整を行う。以上のよ
うに平行度を調整することにより、SIMS測定のラス
ター領域(500μm×500μm)よりも広い部分で
試料裏面の傾斜が制御され、分析対象となる層における
不純物濃度の深さ精度良いSIMS測定が可能となる。
【0014】次に、本発明の不純物濃度分析方法の実施
形態の一例について説明する。図1は本発明により特定
位置3における不純物濃度のSIMS測定を行なう試料
である。この試料4は、基板2上に酸化膜、誘電膜、金
属の配線などを含む半導体デバイス1を形成したもので
ある。この試料4を本発明の試料作製のフローチャート
(図3)にしたがって加工する。まず、試料表面側(デ
バイス1側)より軽元素をイオン注入する。このとき、
注入元素のイオン加速エネルギーは半導体デバイス1の
厚さにより調節して、元素の深さ分布のプロファイルに
おいてピークがデバイス1/基板2の界面に達するよう
に設定する。また、SIMSプロファイルのバックグラ
ウンド付近はノイズが重なり見づらくなるため、加速エ
ネルギーとドーズ量を調節することによって注入元素の
深さ分布のプロファイルにおいて2桁以上のダイナミッ
クレンジがとれるようにイオン注入条件を設定する。こ
れらにより基板の残り厚測定の際、試料の表面側と裏面
側からのSIMS測定プロファイルを容易に比較でき、
より精度良い基板の残り厚測定が可能となる。軽元素を
上述の条件によりイオン注入した後、試料4の表面側か
らこの元素をSIMS測定すると図4のプロファイル8
を得る。ここで、デバイス1が均一な物質より形成され
ている場合にはその形成元素の2次イオンも同時に測定
するとプロファイル7が得られ、デバイス11基板2の
界面9を明らかにすることができる。これにより得られ
た界面9での軽元素の濃度C1を求めれば、裏面からS
IMS測定した軽元素のプロファイルにおいても濃度C
1となるポイントが界面と判断することが可能となる。
次に基板の薄膜化を行なう。薄膜化工程の初期で基板残
り厚測定に精度の要求されない段階においては、従来ど
おり図2のようなマイクロメーターなどを用いて基板の
残り厚を測定する。これにより残り厚が2μm程度であ
ることが確認できたら、基板裏面側より軽元素をSIM
S測定し図5の測定プロファイルを得る。ここで軽元素
の濃度がC1となるポイントが界面であるので、軽元素
プロファイルの始点から界面までの深さ、つまり基板の
残り厚D1が明らかになる。これにより基板の薄膜化工
程中に基板残り厚を決定することが可能となる。さら
に、深さ精度良いSIMS測定のために試料表面に平行
な面からの薄膜化した後の基板裏面の傾斜を測定する。
まず、試料裏面より2個所で義元素をSIMS測定し、
図6の2つの測定プロファイルを得る。これらのプロフ
ァイルを軽元素の濃度がC1となる界面9で合わせるこ
とによってスケールを一致させた後、両プロファイルの
始点を比較することによって試料表面に平行な面からの
試料裏面の傾斜D2を評価できる。機械研磨装置などを
調整することによってこの傾斜を補正すれば、より平行
度を高めることができ、深さ精度良いSIMS測定が可
能となる。
【0015】
【実施例】
(実施例1)図7は、Si基板14上にDRAMデバイ
スを模した模擬デバイス15の薄膜を形成した試料であ
る。薄膜15は基板14にリンをイオン注入した後CV
Dにより形成した多結晶Si11、Al10の層からな
り、厚さは1μmである。この試料の模擬デバイス15
/基板14の界面におけるリン濃度を試料裏面よりSI
MS測定するために、まず試料基板を裏面より薄膜化す
る。薄膜化工程中の基板残り厚モニターを行なうため、
深さ方向のマーカーとしてヘリウム元素をイオン注入す
る。より軽元素である水素を用いないのは、CVD−多
結晶Si中には多量の水素が含まれるからである。図8
は、Si中にヘリウムを加速エネルギー300keV、
ドーズ量5×1015atoms/cm2の条件でイオン注入した
場合のLSS理論によるSIMS測定プロファイルであ
る。注入エネルギー300keV、ドーズ量5.0×1
15atoms/cm2であればプロファイルのダイナミックレ
ンジが2桁以上とれる。またピークの深さ方向の位置は
1.3μmとなり、模擬デバイス15の厚さ1μmより
も十分深く注入されている。そこで、以上の条件により
試料表面よりヘリウムをイオン注入し、このヘリウムを
表面側よりSIMS測定すると図9の測定プロファイル
が得られる。ここで模擬デバイス15/基板14の界面
12におけるヘリウム濃度C3を求めておく。次に機械
研磨により基板14を薄膜化する。機械研磨装置21は
図10に示すものだが、3軸式の高さ調整器中心に試料
台が位置し、その台に試料表面を下にしてエレクトロン
ワックスで貼り付けられている。薄膜化中に試料裏面よ
りヘリウムをSIMS測定すると図11の測定プロファ
イルが得られる。ここで界面からプロファイルの始点ま
でが基板残り厚D3となる。この方法で残り厚をモニタ
ーし2μm程度になったところで先述した方法と同様に
して試料裏面の試料表面に平行な面からの傾斜を補正
し、試料裏面よりリンをSIMS測定すると図12のよ
うに急峻なプロファイルが得られた。図13(a)の試
料表面側よりSIMS測定した場合、(b)の試料裏面
の傾斜を補正しない従来の研磨法の場合のリンのSIM
Sプロファイルと比較すると、その急峻さはより明らか
になり本発明の有効性が示される。
【0016】(実施例2)図14は、Si基板25上に
DRAMデバイス29を形成した試料である。デバイス
29の厚さは1μmである。この試料30のデバイス2
9/基板25の界面における炭素濃度を試料裏面よりS
IMS測定するために、実施例1と同様に薄膜化工程中
の基板残り厚モニターを行なうための深さ方向のマーカ
ーとしてヘリウム元素をイオン注入する。但し、試料3
0のように多層試料のために注入深さが浅くなる場合に
は不要な層を選択エッチングにより除去する必要があ
る。Al層22を選択エッチングにより除去した後イオ
ン注入を行なう。試料30で基板直上のデバイス29の
厚さは実施例1と同じ1μmであるため、実施例1と同
条件でヘリウムをイオン注入する。試料裏面の試料表面
に平行な面からの傾斜を制御して炭素をSIMS測定す
ると、図15の測定プロファイルを得る。このプロファ
イルも界面において急峻であり、本発明の有効性が示さ
れる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明はマーカー元素
の深さ方向の濃度分布を試料表面および試料裏面の2方
向からのSIMS測定を行うため、分析対象となる層の
試料裏面からの深さをサブミクロンオーダーで制御する
ことができる。また、被分析試料裏面の二以上の箇所か
ら2次イオン質量分析を行い、マーカー元素の深さ方向
の濃度分布を比較するため、試料裏面の平行度を精密に
制御できる。これらにより、SIMS測定の高精度化を
図ることができる。また、マーカー元素として軽元素を
選択することによって試料の破壊を最小限に抑えるとと
もにSIMS測定における質量干渉を最小限に抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分析試料の模式的断面図である。
【図2】従来の不純物濃度分析方法を説明するための図
である。
【図3】本発明の不純物濃度分析方法を示すフローチャ
ートである。
【図4】試料表面側から測定したマーカー元素およびマ
トリックスイオンのSIMSプロファイルである。
【図5】分析対象となる層の試料裏面からの深さの測定
方法を説明するための図である。
【図6】試料裏面の平行度を測定する方法を説明するた
めの図である。
【図7】分析試料の模式的断面図である。
【図8】LSS理論により求めたSi中のヘリウムのS
IMS測定プロファイルである。
【図9】分析対象となる分析対象となる層の試料裏面か
らの深さの測定方法を説明するための図である。
【図10】機械研磨装置および試料台の構造を示す図で
ある。
【図11】分析対象となる層の試料裏面からの深さの測
定方法を説明するための図である。
【図12】本発明の不純物濃度分析方法により求めた模
擬デバイス中のリンのSIMS測定プロファイルであ
る。
【図13】(a)は試料表面側より測定したリンのSI
MSプロファイルであり、(b)は試料裏面の平行度を
補正せずに測定したリンのSIMSプロファイルであ
る。
【図14】分析対象となるDRAMデバイスの模式的断
面図である。
【図15】本発明の不純物濃度分析方法により求めたD
RAM中の炭素のSIMS測定プロファイルである。
【符号の説明】
1 半導体デバイス(酸化物、誘電膜、配線(主に金
属)を含む) 2 試料基板 3 分析対象となる層 4 分析試料 5 マイクロメーターの測定針 6 マイクロメーター 7 マトリックスイオンのSIMS測定プロファイル 8 マーカー元素のSIMS測定プロファイル 9 マトリックスイオンのプロファイルより求めたデ
バイス1/基板2界面の位置 10 アルミ薄膜 11 多結晶Si 12 基板14/模擬デバイス15の界面 13 リンの存在する領域 14 Si基板 15 基板上に形成した模擬デバイスの薄膜 16 分析試料 17 試料台 18 エレクトロンワックス 19 3軸式高さ調節器 20 回転台 21 機械研磨装置 22 アルミ薄膜 23 SiO2膜 24 DRAMデバイス29/基板25の界面 25 Si基板 26 容量コンタクトの多結晶Si 27 ゲートSiO2膜 28 リンの存在する領域 29 基板上に形成したDRAMデバイス 30 分析試料

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被分析試料中にマーカー元素をイオン注
    入する第1の工程と、被分析試料表面から2次イオン質
    量分析を行うことにより前記マーカー元素の深さ方向の
    濃度分布を求める第2の工程と、分析対象となる層とこ
    れに隣接する層との界面の試料表面からの深さを測定す
    る第3の工程と、前記界面におけるマーカー元素の濃度
    を求める第4の工程と、被分析試料裏面を研磨またはエ
    ッチングする第5の工程と、前記被分析試料裏面から2
    次イオン質量分析を行うことにより前記マーカー元素の
    深さ方向の濃度分布を求める第6の工程と、第4の工程
    で得られた前記界面におけるマーカー元素の濃度と第6
    の工程で得られたマーカー元素の深さ方向の濃度分布と
    から前記界面の前記被分析試料裏面からの深さを求める
    第7の工程と、第7の工程で得られた前記界面の前記被
    分析試料裏面からの深さが所定の値以下になるまで、第
    5の工程から第7の工程までを繰り返す第8の工程と、
    第8の工程で得られた前記被分析試料裏面から2次イオ
    ン質量分析を行うことにより不純物濃度を定量分析する
    第9の工程と、を含むことを特徴とする不純物濃度分析
    方法。
  2. 【請求項2】 前記被分析試料裏面の二以上の箇所から
    2次イオン質量分析を行い前記マーカー元素の深さ方向
    の濃度分布を求め、該濃度分布を比較することにより前
    記被分析試料裏面の平行度を求め、該平行度が所定の値
    以下になるように被分析試料の厚みを調整する工程を含
    むことを特徴とする請求項1に記載の不純物濃度分析方
    法。
  3. 【請求項3】 前記被分析試料が基板上に少なくとも半
    導体層を積層してなる試料であり、前記半導体層が積層
    された側の表面を前記被分析試料表面とし、前記基板側
    の表面を前記被分析試料裏面とし、前記分析対象となる
    層とこれに隣接する層が異なる材料からなり、前記分析
    対象となる層とこれに隣接する層との界面の前記被分析
    試料表面からの深さを前記被分析試料の表面からマトリ
    ックスイオンについて2次イオン質量分析を行うことに
    より測定することを特徴とする請求項1または2に記載
    の不純物濃度分析方法。
  4. 【請求項4】 前記マーカー元素が、水素、ヘリウム、
    リチウム、ベリリウム、ボロンおよびこれらの同位体か
    ら選ばれるいずれかの元素である請求項1乃至3いずれ
    かに記載の不純物濃度分析方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4いずれかに記載の不純物
    濃度分析方法において、前記第1の工程の前に前記被分
    析試料表面を研磨またはエッチングする工程を含む不純
    物濃度分析方法。
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