JP2956140B2 - 脱酸素剤 - Google Patents
脱酸素剤Info
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- Japan
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- carbon dioxide
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- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Description
を有する有機化合物及び白金族触媒からなる新規な脱酸
素剤に関する。
作用を有する組成物」(脱酸素剤組成物)の意味で用い
るが、「脱酸素作用を有する組成物の包装体」(脱酸素
剤包装体)の意味で用いることもある。
り、これはガスバリヤー性の密封袋または密閉容器(以
下、単に密封容器、または容器ということがある。)内
に食品等と脱酸素剤とを存在させ密封系内を実質的に無
酸素状態とすることにより食品等の酸化および細菌や黴
の生育増殖等を抑えるものであり、広範な食品等の保存
に用いられている。
易さ、安全性、コスト等の理由によって、鉄粉を主剤と
するものが主に用いられてきた。
系内の脱酸素を行なうと空気成分の1/5を占める酸素を
吸収除去するため系内が減圧となる欠点があった。例え
ば食品をガスバリアー性の密封袋に脱酸素剤とともに封
入し脱酸素保存を行なう場合は減圧によって袋が収縮し
商品の外観が損なわれるといった問題があった。
た結果、水酸基を有する有機化合物と白金族触媒からな
る組成物が実用上充分な酸素吸収能を示すと同時に炭酸
ガスを発生し、これによって減圧が防止される事を見い
出し本発明を完成するに至った。
族触媒を使用することを特徴とする脱酸素剤である。
を有する化合物であればいずれも使用することができ、
水酸基以外の例えばアルデヒド基、カルボニル基、アミ
ノ基等を含んでいても差し支えない。具体的としてはメ
タノール、エタノール、プロパノール、グリセリン、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオ
ール、ソルビット、エリスリット、マンニット、グリセ
リンアルデヒド、グルコース、ソルボース、グルコサミ
ン、カテコール等があげられる。特に好ましいのはエタ
ノール、グリセリン及びエチレングリコールである。エ
タノールのごとき揮発性のアルコールを用いた場合はア
ルコール殺菌の効果もあり、食品等の保存においてより
効果的となる。
テニウム及びこれらをカーボン、アルミナ、シリカ、ア
スベスト等の担体に担持させたものが使用出来る。
ーボン触媒である。
が水酸基を有する有機化合物100部に対して0.01部以上
が望ましい。これ以下では十分な酸素吸収量が得られな
い。
反応速度は向上する。
ることが出来る。
は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウ
ムなどのアルカリを添加することによって炭酸ガスを吸
収し酸素吸収量と炭酸ガス発生量を同じ容量になるよう
に調整することが出来る。また炭酸ガス発生量が不足の
場合は炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、重炭酸カリウム等の炭酸塩もしくは重炭酸塩を添加
することによって炭酸ガス発生量を増加せしめ酸素吸収
量と炭酸ガス発生量を同じ容量になるように調整するこ
とが出来る。
等の水難溶性のフィラーは組成物の流動性を良くして組
成物の取り扱いを容易にすると共に、空気との接触面積
を増加させる為、酸素吸収速度の向上に効果がある。
る。その包装方法としてはたとば各成分を混合後、パッ
キングマシンによって通気性包装材料の周縁部の熱シー
ルによって封じられた小袋に包み、脱酸素剤包装体とす
ることができる。この脱酸素剤包装体は、食品等ととも
にガスバリアー性の袋に収納し密封する、あるいは食品
等とともに気密容器に収容し密閉するなどの方法で食品
等の保存に供することができる。
末1.5g、5%白金カーボン0.25gを混合した後、紙と有
孔ポリエチレンをラミネートした包材を用いて作った小
袋(縦80mm、横80mm)に収納し、脱酸素組成物包装体と
した。この包装体を空気250mlとともに、ポリ塩化ビニ
リデンコートした延伸ナイロンとポリエチレンをラミネ
ートした袋に入れ、密封後、25℃の雰囲気に放置した。
果を表1に示す。
容量の炭酸ガスが発生したため系内は脱酸素前とほぼ同
じ圧を保ち袋の収縮も見られなかった。
ムカーボン触媒1gを使用する以外は実施例1と同様に操
作した。
果を表2に示す。系内の酸素は3日で完全に脱酸素され
たが、ほぼ同容量の炭酸ガスが発生したため系内は脱酸
素前とほぼ同じ圧を保ち袋の収縮も見られなかった。
以外は実施例1と同様に操作した。
果を表3に示す。
容量の炭酸ガスが発生したため系内は脱酸素前とほぼ同
じ圧を保ち袋の収縮も見られなかった。
施例1と同様に操作した。
果を表3に示す。
容量の炭酸ガスが発生したため系内は脱酸素前とほぼ同
じ圧を保ち袋の収縮も見られなかった。
は実施例1と同様に操作した。
果を表5に示す。系内の酸素はほとんど減少せず、炭酸
ガスの発生も少なかった。
施例1と同様に操作した。
果を表6に示す。系内の酸素はほとんど減少せず、炭酸
ガスの発生も少なかった。
酸ガスを発生するので系内が減圧になることがない。従
ってガスバリアー性の袋に食品と脱酸素剤包装体を入れ
て密封保存する場合でも袋が収縮して外観を損ねること
がない。
よる腐敗防止、防虫、酸化劣化防止、風味や鮮度の保
持、褪色防止など)のほか、酸素の存在が悪影響を及ぼ
す医薬品、衣類、毛皮、医療機器・器具、精密機器・器
具・部品、電子機器・器具、電子材料・部品、骨董品等
の物品の保存、防黴、細菌等の微生物汚染の防止、防
虫、酸化防止、褪色防止、防錆など広範な被保存物品に
適用することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】水酸基を有する有機化合物および白金族触
媒よりなる脱酸素剤
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16664490A JP2956140B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | 脱酸素剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16664490A JP2956140B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | 脱酸素剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0461931A JPH0461931A (ja) | 1992-02-27 |
JP2956140B2 true JP2956140B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=15835094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16664490A Expired - Lifetime JP2956140B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | 脱酸素剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2956140B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2024020671A (ja) * | 2020-12-25 | 2024-02-15 | 株式会社フルヤ金属 | 防カビ方法 |
-
1990
- 1990-06-27 JP JP16664490A patent/JP2956140B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0461931A (ja) | 1992-02-27 |
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Legal Events
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