JP2956130B2 - 亜鉛ダイカスト用ノズル - Google Patents
亜鉛ダイカスト用ノズルInfo
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Description
(産業上の利用分野) 本発明は、亜鉛または亜鉛合金を素材としてダイカス
トによって所定形状の鋳造品を得るのに使用される亜鉛
ダイカスト装置において、鋳造空間内に亜鉛または亜鉛
合金の溶湯を注入するのに利用される亜鉛ダイカスト用
ノズルに関するものである。 (従来の技術) 亜鉛または亜鉛合金を素材としてダイカストによって
所定形状の鋳造品を得るのに使用される亜鉛ダイカスト
装置において、鋳造空間内に亜鉛または亜鉛合金の溶湯
を注入するのに利用される亜鉛ダイカスト用ノズルに対
しては、750℃付近の温度でくり返し加熱が行われるの
で、耐ヒートチェック性に優れていることが要求される
とともに、溶融亜鉛による溶損の少ないことが要求され
る。 従来、この種の亜鉛ダイカスト用ノズルとしては、例
えば、熱間ダイス鋼(JIS SKD 61など)やオーステナ
イト系耐熱合金(ステライト12など)を素材としたもの
が使用されていた。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、前者の熱間ダイス鋼(JIS SKD 61な
ど)では、比較的安価であるものの、くり返し加熱によ
ってヒートクラックが生じやすく、寿命が短いという問
題点があり、後者のオーステナイト系耐熱合金(ステラ
イト12など)では、上記の熱間ダイス鋼よりは寿命が長
いものの亜鉛による溶損が多く、肉厚が薄くなるために
スプールとノズルとの接触時などのように過大な応力が
加わったときには縦割れを生ずることがあるという問題
点があり、これらの問題点を解決することが課題となっ
ていた。 (発明の目的) 本発明は、このような従来の課題にかんがみてなされ
たもので、耐ヒートチェック性が良好であって、くり返
し加熱を受けたときでもヒートクラックが生じがたく、
亜鉛(亜鉛合金を含む。)に対する耐溶損性が良好であ
って亜鉛による溶損が少なく、耐用寿命が延長する結
果、ダイカスト製品の生産性ならびにコストを大幅に改
善することが可能である亜鉛ダイカスト用ノズルを提供
することを目的としている。
トによって所定形状の鋳造品を得るのに使用される亜鉛
ダイカスト装置において、鋳造空間内に亜鉛または亜鉛
合金の溶湯を注入するのに利用される亜鉛ダイカスト用
ノズルに関するものである。 (従来の技術) 亜鉛または亜鉛合金を素材としてダイカストによって
所定形状の鋳造品を得るのに使用される亜鉛ダイカスト
装置において、鋳造空間内に亜鉛または亜鉛合金の溶湯
を注入するのに利用される亜鉛ダイカスト用ノズルに対
しては、750℃付近の温度でくり返し加熱が行われるの
で、耐ヒートチェック性に優れていることが要求される
とともに、溶融亜鉛による溶損の少ないことが要求され
る。 従来、この種の亜鉛ダイカスト用ノズルとしては、例
えば、熱間ダイス鋼(JIS SKD 61など)やオーステナ
イト系耐熱合金(ステライト12など)を素材としたもの
が使用されていた。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、前者の熱間ダイス鋼(JIS SKD 61な
ど)では、比較的安価であるものの、くり返し加熱によ
ってヒートクラックが生じやすく、寿命が短いという問
題点があり、後者のオーステナイト系耐熱合金(ステラ
イト12など)では、上記の熱間ダイス鋼よりは寿命が長
いものの亜鉛による溶損が多く、肉厚が薄くなるために
スプールとノズルとの接触時などのように過大な応力が
加わったときには縦割れを生ずることがあるという問題
点があり、これらの問題点を解決することが課題となっ
ていた。 (発明の目的) 本発明は、このような従来の課題にかんがみてなされ
たもので、耐ヒートチェック性が良好であって、くり返
し加熱を受けたときでもヒートクラックが生じがたく、
亜鉛(亜鉛合金を含む。)に対する耐溶損性が良好であ
って亜鉛による溶損が少なく、耐用寿命が延長する結
果、ダイカスト製品の生産性ならびにコストを大幅に改
善することが可能である亜鉛ダイカスト用ノズルを提供
することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明に係わる亜鉛ダイカスト用ノズルは、重量%
で、C:0.1〜0.5%、Si:0.1〜2.0%、Mn:0.1〜2.0%、C
r:6.0〜20.0%、Co:5.0〜20.0%、およびMo:5.0%以下,
W:10.0%以下のうちの1種または2種で2Mo+W:5.0〜1
7.0%、さらに必要に応じてNi:0.3〜2.0%,V:5.0%以
下,Ti:1.5%以下,Nb+Ta:2.0%以下,Zr:2.0%以下,Hf:
2.0%以下,N:0.03〜0.2%,Al:0.005〜0.1%,Cu:0.3〜2.
0%のうちから選ばれる1種または2種以上、同じく必
要に応じてMg:0.0001〜0.2%,REM:0.0005〜1.0%,Ca:0.
0002〜0.2%,B:0.0001〜0.05%のうちから選ばれる1種
または2種以上を含み、残部Feおよび不純物からなる鋼
を素材とした構成としたことを特徴としており、上記し
た亜鉛ダイカスト用ノズルの構成を前述した従来の課題
を解決するための手段としている。 次に、本発明に係わる亜鉛ダイカスト用ノズルの素材
における化学成分組成(重量%)の限定理由について説
明する。 C:0.1〜0.5% Cは炭化物を形成することにより亜鉛ダイカスト用ノ
ズルの高温硬さを確保するのに必要な元素であるので、
このためC含有量を0.1%以上とした。しかし、多すぎ
ると熱伝導性が低下すると共に脆化による耐ヒートチェ
ック性の低下をきたし、さらには亜鉛に対する耐溶損性
が劣化するので0.5%以下とした。 Si:0.1〜2.0% Siは亜鉛ダイカスト用ノズルの耐酸化性および高温強
度を高めるのに有効な元素であるので、Si含有量を0.1
%以上とした。しかし、多すぎると靭性が劣化すると共
に熱伝導度が低下して耐ヒートチェック性の劣化をきた
すので2.0%以下とした。 Mn:0.1〜2.0% Mnは鋼溶製時に脱酸剤として添加する元素であり、Mn
含有量は0.1%以上とした。しかし、多すぎると変態点
を下げて、700〜800℃付近での強度および耐ヒートチェ
ック性を低下させると共に亜鉛に対する耐溶損性を劣化
させるので2.0%以下とした。 Cr:6.0〜20.0% Crは亜鉛ダイカスト用ノズルの耐酸化性ならびに亜鉛
に対する耐溶損性を向上させ、かつまたMo/W,Coとの共
存により耐ヒートチェック性の向上に寄与する元素であ
るので6.0%以上とした。しかし、20.0%を超えるとシ
グマ相の生成により脆化するので20.0%以下とした。 Co:5.0〜20.0% CoはCr−(Mo/W)−Co系鋼において熱膨張係数を低下
させるのに寄与する元素である。また、Coは変態点をあ
まり低下させないで熱間強度を向上させる効果があり、
とくにMo/W,Crとの共存によって700〜850℃付近での耐
ヒートチェック性を著しく向上させる効果があるので、
Co含有量は5.0%以上、より望ましくは7.0%以上とし
た。そして、20.0%までのCoの添加は亜鉛に対する耐溶
損性を損わないが、あまり多すぎても価格の上昇に見合
う効果の向上が期待できずかえって靭性の劣化をきたす
ことにもなるので20.0%以下とした。 Mo:5.0%以下,W:10.0%以下のうちの1種または2種で2
Mo+W:5.0〜17.0% Mo,WはCo,Crとの共存によって亜鉛ダイカス用ノズル
の耐ヒートチェック性を向上させるのに有効な元素であ
り、このため2Mo+Wで5.0%以上とする必要がある。し
かし、多すぎると熱間加工性の低下をきたすのでMoは5.
0%以下、Wは10.0%以下、2Mo+Wでは17.0%以下とし
た。 Ni:0.3〜2.0%,V:5.0%以下,Ti:1.5%以下,Nb+Ta:2.0
%以下,Zr:2.0%以下,Hf:2.0%以下,N:0.03〜0.2%,Al:
0.005〜0.1%,Cu:0.3〜2.0%のうちから選ばれる1種ま
たは2種以上 Ni,V,Ti,Nb,Ta,Zr,Hf,N,Al,Cuはいずれも亜鉛ダイカ
スト用ノズルの熱間での強靭性を向上させるのに有効な
元素群であるので、このような効果を得ることができる
ようにこれらの1種または2種以上を必要に応じて添加
するのもよい。しかし、Niの多量添加は熱膨張係数を増
大させることになると共に亜鉛に対する耐溶損性が劣化
することとなるので好ましくなく、Cuの多量添加も亜鉛
に対する耐溶損性が劣化することとなるので好ましくな
く、また、Ni,Cu,Nの多量添加によって変態点を低下さ
せないように、Niは2.0%以下,Cuも2.0%以下、Nは0.2
%以下とする必要があり、V,Ti,Nb,Ta,Zr,Hf,Alの多量
添加は靭性の低下をきたすためVは5.0%以下、Tiは1.5
%以下、Nb+Taは2.0%以下、Zrは2.0%以下、Hfは2.0
%以下、Alは0.1%以下とする必要がある。 Mg:0.0001〜0.2%,REM:0.0005〜1.0%,Ca:0.0002〜0.2
%,B:0.0001〜0.05%のうちから選ばれる1種または2
種以上 Mg,REM(希土類元素のうちから選ばれる1種または2
種以上),Ca,Bはいずれも熱間加工性の向上に有効な元
素群であるので、必要に応じてこれらの1種または2種
以上をMgについては0.0001%以上、REMについては0.000
5%以上、Caについては0.0002%以上、Bについては0.0
001%以上を含有させるのもよい。しかし、多すぎると
亜鉛ダイカスト用ノズルの靭性を劣化させるため、Mgは
0.2%以下、REMは1.0%以下、Caは0.2%以下、Bは0.05
%以下とする必要がある。 (発明の作用) 本発明に係わる亜鉛ダイカスト用ノズルは上記した化
学成分組成の鋼を素材とするものであるから、700〜850
℃(鋼の変態点近傍)において大きな押圧力が加わる亜
鉛ダイカスト用ノズルとして適用した場合に、50kgf/mm
2以上の熱間抗張力を有する非常にすぐれた強度特性を
具備しているものとなる。 また、本発明に係わる亜鉛ダイカスト用ノズルでは、
C−Cr−(Mo/W)−Co系鋼において、Cを0.50%以下と
し、かつまたCrを5.00%以上とすることによって亜鉛に
対する耐溶損性を向上させて、亜鉛による溶損を少なく
し、高Co,高(Mo/W)とすることによって著しく良好な
る耐ヒートチェック性がもたらされるものとなってい
る。すなわち、Mo,W,Coは亜鉛に対する耐溶損性をそこ
なわないことが明らかとなり、また、高Co,高(Mo+
W)とすることによって熱伝導率が高いものとなり、70
0〜850℃での熱間抗張力が大きな値を示すものになると
共に、従来では変態点(約785℃)近傍ないしはそれを
超えるような温度ではヒートチェック性が低下するとさ
れているが、本発明の成分系においては亜鉛ダイカスト
用ノズルに使用した場合に耐ヒートチェック性が良好な
ものとなり、従来の熱間ダイス鋼よりも耐ヒートチェッ
ク性が良好なものとなる。 そしてさらに、熱膨張係数が小さいことから、この亜
鉛ダイカスト用ノズルを亜鉛ダイカスト装置の金型保持
体部分に固定して使用する場合において亜鉛ダイカスト
用ノズルの熱変形量は極く小さなものにおさえることが
できるので、前記金型保持体部分でのノズルの固定が著
しく良好なものとなる。 (実施例) 第1表に示す化学成分組成の亜鉛ダイカスト用ノズル
素材に対し、同じく第1表に示す熱処理条件による熱処
理を施して同じく第1表に示す硬さに調質することによ
り亜鉛ダイカスト用ノズルを得た。 次いで、各亜鉛ダイカスト用ノズルを亜鉛ダイカスト
装置の金型保持体部分に装着し、前記金型保持体部分に
固定された固定金型とこの固定金型に対して接触・離脱
可能とした移動金型との間で形成される鋳造空間と前記
亜鉛ダイカスト用ノズルとを連通させた状態にして、こ
の亜鉛ダイカスト用ノズルより前記鋳造空間内に溶融亜
鉛を噴射する亜鉛ダイカストを実施した。 そして、ここで実施した各亜鉛ダイカスト用ノズルに
よる溶融亜鉛の射出可能回数を調べたところ、同じく第
1表のショット数の欄に示す結果であり、この亜鉛ダイ
カスト用ノズルの寿命原因は同じく第1表に示すものと
なっていた。 第1表に示すように、発明例No.1〜7の化学成分組成
を有する鋼を素材とした亜鉛ダイカスト用ノズルでは、
ショット数がいずれも10万回以上となっているのに対し
て、Mo,W含有量が少ない比較例No.8の化学成分組成を有
する鋼を素材とした亜鉛ダイカスト用ノズルでは耐ヒー
トチェック性が十分でないためショット数が少ないもの
となっており、また、C含有量が多い比較例No.9の化学
成分組成を有する鋼を素材とした亜鉛ダイカスト用ノズ
ルでは亜鉛に対する耐溶損性が劣っているためショット
数が少ないものとなっており、さらに、Ni含有量が多い
比較例No.10の化学成分組成を有する鋼を素材とした亜
鉛ダイカスト用ノズルでは亜鉛に対する耐溶損性が劣っ
ているため溶損による縦割れが発生してショット数が少
ないものとなっており、さらにまた、Cr含有量が少ない
比較例No.11の化学成分組成を有する鋼を素材とした亜
鉛ダイカスト用ノズルでは亜鉛に対する耐溶損性が劣っ
ているため溶損による縦割れが発生してショット数が少
ないものとなっていた。 さらに、素材として従来の熱間ダイス鋼であるSKD 6
1を用いた従来例No.12の亜鉛ダイカスト用ノズルでは耐
ヒートチェック性に劣っているためショット数が少ない
ものとなっており、さらにまた、従来のオーステナイト
系耐熱合金であるステライト#6を肉盛溶接したままの
従来例No.13の亜鉛ダイカスト用ノズルでは亜鉛による
溶損が多いため縦割れを発生してショット数が少ないも
のとなっていた。 したがって、本発明による亜鉛ダイカスト用ノズル
は、700〜850℃の温度で実施される圧力鋳造に耐え得る
十分な耐熱性および高温強度を有していると共に、溶融
亜鉛に対する耐溶損性に優れたものとなっていて亜鉛に
よる溶損が少ないものとなっており、くり返し加熱によ
るヒートチェック割れが発生しがたく耐ヒートチェック
性の良好なものとなっており、熱膨張係数が小さいため
に熱変形量が少ないことから亜鉛ダイカスト装置の金型
保持体部分への固定を良好に維持することができるもの
となっていて、従来に比べて寿命の大幅な延長が実現さ
れることが確かめられた。
で、C:0.1〜0.5%、Si:0.1〜2.0%、Mn:0.1〜2.0%、C
r:6.0〜20.0%、Co:5.0〜20.0%、およびMo:5.0%以下,
W:10.0%以下のうちの1種または2種で2Mo+W:5.0〜1
7.0%、さらに必要に応じてNi:0.3〜2.0%,V:5.0%以
下,Ti:1.5%以下,Nb+Ta:2.0%以下,Zr:2.0%以下,Hf:
2.0%以下,N:0.03〜0.2%,Al:0.005〜0.1%,Cu:0.3〜2.
0%のうちから選ばれる1種または2種以上、同じく必
要に応じてMg:0.0001〜0.2%,REM:0.0005〜1.0%,Ca:0.
0002〜0.2%,B:0.0001〜0.05%のうちから選ばれる1種
または2種以上を含み、残部Feおよび不純物からなる鋼
を素材とした構成としたことを特徴としており、上記し
た亜鉛ダイカスト用ノズルの構成を前述した従来の課題
を解決するための手段としている。 次に、本発明に係わる亜鉛ダイカスト用ノズルの素材
における化学成分組成(重量%)の限定理由について説
明する。 C:0.1〜0.5% Cは炭化物を形成することにより亜鉛ダイカスト用ノ
ズルの高温硬さを確保するのに必要な元素であるので、
このためC含有量を0.1%以上とした。しかし、多すぎ
ると熱伝導性が低下すると共に脆化による耐ヒートチェ
ック性の低下をきたし、さらには亜鉛に対する耐溶損性
が劣化するので0.5%以下とした。 Si:0.1〜2.0% Siは亜鉛ダイカスト用ノズルの耐酸化性および高温強
度を高めるのに有効な元素であるので、Si含有量を0.1
%以上とした。しかし、多すぎると靭性が劣化すると共
に熱伝導度が低下して耐ヒートチェック性の劣化をきた
すので2.0%以下とした。 Mn:0.1〜2.0% Mnは鋼溶製時に脱酸剤として添加する元素であり、Mn
含有量は0.1%以上とした。しかし、多すぎると変態点
を下げて、700〜800℃付近での強度および耐ヒートチェ
ック性を低下させると共に亜鉛に対する耐溶損性を劣化
させるので2.0%以下とした。 Cr:6.0〜20.0% Crは亜鉛ダイカスト用ノズルの耐酸化性ならびに亜鉛
に対する耐溶損性を向上させ、かつまたMo/W,Coとの共
存により耐ヒートチェック性の向上に寄与する元素であ
るので6.0%以上とした。しかし、20.0%を超えるとシ
グマ相の生成により脆化するので20.0%以下とした。 Co:5.0〜20.0% CoはCr−(Mo/W)−Co系鋼において熱膨張係数を低下
させるのに寄与する元素である。また、Coは変態点をあ
まり低下させないで熱間強度を向上させる効果があり、
とくにMo/W,Crとの共存によって700〜850℃付近での耐
ヒートチェック性を著しく向上させる効果があるので、
Co含有量は5.0%以上、より望ましくは7.0%以上とし
た。そして、20.0%までのCoの添加は亜鉛に対する耐溶
損性を損わないが、あまり多すぎても価格の上昇に見合
う効果の向上が期待できずかえって靭性の劣化をきたす
ことにもなるので20.0%以下とした。 Mo:5.0%以下,W:10.0%以下のうちの1種または2種で2
Mo+W:5.0〜17.0% Mo,WはCo,Crとの共存によって亜鉛ダイカス用ノズル
の耐ヒートチェック性を向上させるのに有効な元素であ
り、このため2Mo+Wで5.0%以上とする必要がある。し
かし、多すぎると熱間加工性の低下をきたすのでMoは5.
0%以下、Wは10.0%以下、2Mo+Wでは17.0%以下とし
た。 Ni:0.3〜2.0%,V:5.0%以下,Ti:1.5%以下,Nb+Ta:2.0
%以下,Zr:2.0%以下,Hf:2.0%以下,N:0.03〜0.2%,Al:
0.005〜0.1%,Cu:0.3〜2.0%のうちから選ばれる1種ま
たは2種以上 Ni,V,Ti,Nb,Ta,Zr,Hf,N,Al,Cuはいずれも亜鉛ダイカ
スト用ノズルの熱間での強靭性を向上させるのに有効な
元素群であるので、このような効果を得ることができる
ようにこれらの1種または2種以上を必要に応じて添加
するのもよい。しかし、Niの多量添加は熱膨張係数を増
大させることになると共に亜鉛に対する耐溶損性が劣化
することとなるので好ましくなく、Cuの多量添加も亜鉛
に対する耐溶損性が劣化することとなるので好ましくな
く、また、Ni,Cu,Nの多量添加によって変態点を低下さ
せないように、Niは2.0%以下,Cuも2.0%以下、Nは0.2
%以下とする必要があり、V,Ti,Nb,Ta,Zr,Hf,Alの多量
添加は靭性の低下をきたすためVは5.0%以下、Tiは1.5
%以下、Nb+Taは2.0%以下、Zrは2.0%以下、Hfは2.0
%以下、Alは0.1%以下とする必要がある。 Mg:0.0001〜0.2%,REM:0.0005〜1.0%,Ca:0.0002〜0.2
%,B:0.0001〜0.05%のうちから選ばれる1種または2
種以上 Mg,REM(希土類元素のうちから選ばれる1種または2
種以上),Ca,Bはいずれも熱間加工性の向上に有効な元
素群であるので、必要に応じてこれらの1種または2種
以上をMgについては0.0001%以上、REMについては0.000
5%以上、Caについては0.0002%以上、Bについては0.0
001%以上を含有させるのもよい。しかし、多すぎると
亜鉛ダイカスト用ノズルの靭性を劣化させるため、Mgは
0.2%以下、REMは1.0%以下、Caは0.2%以下、Bは0.05
%以下とする必要がある。 (発明の作用) 本発明に係わる亜鉛ダイカスト用ノズルは上記した化
学成分組成の鋼を素材とするものであるから、700〜850
℃(鋼の変態点近傍)において大きな押圧力が加わる亜
鉛ダイカスト用ノズルとして適用した場合に、50kgf/mm
2以上の熱間抗張力を有する非常にすぐれた強度特性を
具備しているものとなる。 また、本発明に係わる亜鉛ダイカスト用ノズルでは、
C−Cr−(Mo/W)−Co系鋼において、Cを0.50%以下と
し、かつまたCrを5.00%以上とすることによって亜鉛に
対する耐溶損性を向上させて、亜鉛による溶損を少なく
し、高Co,高(Mo/W)とすることによって著しく良好な
る耐ヒートチェック性がもたらされるものとなってい
る。すなわち、Mo,W,Coは亜鉛に対する耐溶損性をそこ
なわないことが明らかとなり、また、高Co,高(Mo+
W)とすることによって熱伝導率が高いものとなり、70
0〜850℃での熱間抗張力が大きな値を示すものになると
共に、従来では変態点(約785℃)近傍ないしはそれを
超えるような温度ではヒートチェック性が低下するとさ
れているが、本発明の成分系においては亜鉛ダイカスト
用ノズルに使用した場合に耐ヒートチェック性が良好な
ものとなり、従来の熱間ダイス鋼よりも耐ヒートチェッ
ク性が良好なものとなる。 そしてさらに、熱膨張係数が小さいことから、この亜
鉛ダイカスト用ノズルを亜鉛ダイカスト装置の金型保持
体部分に固定して使用する場合において亜鉛ダイカスト
用ノズルの熱変形量は極く小さなものにおさえることが
できるので、前記金型保持体部分でのノズルの固定が著
しく良好なものとなる。 (実施例) 第1表に示す化学成分組成の亜鉛ダイカスト用ノズル
素材に対し、同じく第1表に示す熱処理条件による熱処
理を施して同じく第1表に示す硬さに調質することによ
り亜鉛ダイカスト用ノズルを得た。 次いで、各亜鉛ダイカスト用ノズルを亜鉛ダイカスト
装置の金型保持体部分に装着し、前記金型保持体部分に
固定された固定金型とこの固定金型に対して接触・離脱
可能とした移動金型との間で形成される鋳造空間と前記
亜鉛ダイカスト用ノズルとを連通させた状態にして、こ
の亜鉛ダイカスト用ノズルより前記鋳造空間内に溶融亜
鉛を噴射する亜鉛ダイカストを実施した。 そして、ここで実施した各亜鉛ダイカスト用ノズルに
よる溶融亜鉛の射出可能回数を調べたところ、同じく第
1表のショット数の欄に示す結果であり、この亜鉛ダイ
カスト用ノズルの寿命原因は同じく第1表に示すものと
なっていた。 第1表に示すように、発明例No.1〜7の化学成分組成
を有する鋼を素材とした亜鉛ダイカスト用ノズルでは、
ショット数がいずれも10万回以上となっているのに対し
て、Mo,W含有量が少ない比較例No.8の化学成分組成を有
する鋼を素材とした亜鉛ダイカスト用ノズルでは耐ヒー
トチェック性が十分でないためショット数が少ないもの
となっており、また、C含有量が多い比較例No.9の化学
成分組成を有する鋼を素材とした亜鉛ダイカスト用ノズ
ルでは亜鉛に対する耐溶損性が劣っているためショット
数が少ないものとなっており、さらに、Ni含有量が多い
比較例No.10の化学成分組成を有する鋼を素材とした亜
鉛ダイカスト用ノズルでは亜鉛に対する耐溶損性が劣っ
ているため溶損による縦割れが発生してショット数が少
ないものとなっており、さらにまた、Cr含有量が少ない
比較例No.11の化学成分組成を有する鋼を素材とした亜
鉛ダイカスト用ノズルでは亜鉛に対する耐溶損性が劣っ
ているため溶損による縦割れが発生してショット数が少
ないものとなっていた。 さらに、素材として従来の熱間ダイス鋼であるSKD 6
1を用いた従来例No.12の亜鉛ダイカスト用ノズルでは耐
ヒートチェック性に劣っているためショット数が少ない
ものとなっており、さらにまた、従来のオーステナイト
系耐熱合金であるステライト#6を肉盛溶接したままの
従来例No.13の亜鉛ダイカスト用ノズルでは亜鉛による
溶損が多いため縦割れを発生してショット数が少ないも
のとなっていた。 したがって、本発明による亜鉛ダイカスト用ノズル
は、700〜850℃の温度で実施される圧力鋳造に耐え得る
十分な耐熱性および高温強度を有していると共に、溶融
亜鉛に対する耐溶損性に優れたものとなっていて亜鉛に
よる溶損が少ないものとなっており、くり返し加熱によ
るヒートチェック割れが発生しがたく耐ヒートチェック
性の良好なものとなっており、熱膨張係数が小さいため
に熱変形量が少ないことから亜鉛ダイカスト装置の金型
保持体部分への固定を良好に維持することができるもの
となっていて、従来に比べて寿命の大幅な延長が実現さ
れることが確かめられた。
本発明に係わる亜鉛ダイカスト用ノズルは、重量%
で、C:0.1〜0.5%、Si:0.1〜2.0%、Mn:0.1〜2.0%、C
r:6.0〜20.0%、Co:5.0〜20.0%、およびMo:5.0%以下,
W:10.0%以下のうちの1種または2種で2Mo+W:5.0〜1
7.0%、さらに必要に応じてNi:0.3〜2.0%,V:5.0%以
下,Ti:1.5%以下,Nb+Ta:2.0%以下,Zr:2.0%以下,Hf:
2.0%以下,N:0.03〜0.2%,Al:0.005〜0.1%,Cu:0.3〜2.
0%のうちから選ばれる1種または2種以上、同じく必
要に応じてMg:0.0001〜0.2%,REM:0.0005〜1.0%,Ca:0.
0002〜0.2%,B:0.0001〜0.05%のうちから選ばれる1種
または2種以上を含み、残部Feおよび不純物からなる鋼
を素材とした構成を有するものであるから、耐ヒートチ
ェック性が良好であって、くり返し加熱を受けたときで
もヒートクラックが生じがたく、亜鉛に対する耐溶損性
が良好であって亜鉛による溶損が少なく、熱膨張係数が
小さいためにダイカスト装置の金型保持体への固定が良
好に維持されるものとなって、従来の熱間ダイス鋼を素
材としたものや耐熱合金の肉盛を行ったものなどに比べ
てダイカスト時のショット回数をさらに増大させること
が可能であることから、ダイカスト製品の生産性ならび
にコストを大幅に改善することが可能になるという著し
く優れた効果がもたらされる。
で、C:0.1〜0.5%、Si:0.1〜2.0%、Mn:0.1〜2.0%、C
r:6.0〜20.0%、Co:5.0〜20.0%、およびMo:5.0%以下,
W:10.0%以下のうちの1種または2種で2Mo+W:5.0〜1
7.0%、さらに必要に応じてNi:0.3〜2.0%,V:5.0%以
下,Ti:1.5%以下,Nb+Ta:2.0%以下,Zr:2.0%以下,Hf:
2.0%以下,N:0.03〜0.2%,Al:0.005〜0.1%,Cu:0.3〜2.
0%のうちから選ばれる1種または2種以上、同じく必
要に応じてMg:0.0001〜0.2%,REM:0.0005〜1.0%,Ca:0.
0002〜0.2%,B:0.0001〜0.05%のうちから選ばれる1種
または2種以上を含み、残部Feおよび不純物からなる鋼
を素材とした構成を有するものであるから、耐ヒートチ
ェック性が良好であって、くり返し加熱を受けたときで
もヒートクラックが生じがたく、亜鉛に対する耐溶損性
が良好であって亜鉛による溶損が少なく、熱膨張係数が
小さいためにダイカスト装置の金型保持体への固定が良
好に維持されるものとなって、従来の熱間ダイス鋼を素
材としたものや耐熱合金の肉盛を行ったものなどに比べ
てダイカスト時のショット回数をさらに増大させること
が可能であることから、ダイカスト製品の生産性ならび
にコストを大幅に改善することが可能になるという著し
く優れた効果がもたらされる。
Claims (4)
- 【請求項1】重量%で、C:0.1〜0.5%、Si:0.1〜2.0
%、Mn:0.1〜2.0%、Cr:6.0〜20.0%、Co:5.0〜20.0
%、およびMo:5.0%以下,W:10.0%以下のうちの1種ま
たは2種で2Mo+W:5.0〜17.0%を含み、残部Feおよび不
純物からなる鋼を素材としたことを特徴とする亜鉛ダイ
カスト用ノズル。 - 【請求項2】重量%で、C:0.1〜0.5%、Si:0.1〜2.0
%、Mn:0.1〜2.0%、Cr:6.0〜20.0%、Co:5.0〜20.0
%、およびMo:5.0%以下,W:10.0%以下のうちの1種ま
たは2種で2Mo+W:5.0〜17.0%、さらにNi:0.3〜2.0%,
V:5.0%以下,Ti:1.5%以下,Nb+Ta:2.0%以下,Zr:2.0%
以下,Hf:2.0%以下,N:0.03〜0.2%,Al:0.005〜0.1%,C
u:0.3〜2.0%のうちから選ばれる1種または2種以上を
含み、残部Feおよび不純物からなる鋼を素材としたこと
を特徴とする亜鉛ダイカスト用ノズル。 - 【請求項3】重量%で、C:0.1〜0.5%、Si:0.1〜2.0
%、Mn:0.1〜2.0%、Cr:6.0〜20.0%、Co:5.0〜20.0
%、およびMo:5.0%以下,W:10.0%以下のうちの1種ま
たは2種で2Mo+W:5.0〜17.0%、さらにMg:0.0001〜0.2
%,REM:0.0005〜1.0%,Ca:0.0002〜0.2%,B:0.0001〜0.
05%のうちから選ばれる1種または2種以上を含み、残
部Feおよび不純物からなる鋼を素材としたことを特徴と
する亜鉛ダイカスト用ノズル。 - 【請求項4】重量%で、C:0.1〜0.5%、Si:0.1〜2.0
%、Mn:0.1〜2.0%、Cr:6.0〜20.0%、Co:5.0〜20.0
%、およびMo:5.0%以下,W:10.0%以下のうちの1種ま
たは2種で2Mo+W:5.0〜17.0%、さらにNi:0.3〜2.0%,
V:5.0%以下,Ti:1.5%以下,Nb+Ta:2.0%以下,Zr:2.0%
以下,Hf:2.0%以下,N:0.03〜0.2%,Al:0.005〜0.1%,C
u:0.3〜2.0%のうちから選ばれる1種または2種以上、
さらにMg:0.0001〜0.2%,REM:0.0005〜1.0%,Ca:0.0002
〜0.2%,B:0.0001〜0.05%のうちから選ばれる1種また
は2種以上を含み、残部Feおよび不純物からなる鋼を素
材としたことを特徴とする亜鉛ダイカスト用ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13454790A JP2956130B2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 亜鉛ダイカスト用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13454790A JP2956130B2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 亜鉛ダイカスト用ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0428849A JPH0428849A (ja) | 1992-01-31 |
JP2956130B2 true JP2956130B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=15130869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13454790A Expired - Lifetime JP2956130B2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 亜鉛ダイカスト用ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2956130B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
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EP1540024A1 (en) * | 2002-09-16 | 2005-06-15 | BorgWarner Inc. | High temperature alloy particularly suitable for a long-life turbocharger nozzle ring |
JP4857641B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2012-01-18 | 三菱マテリアル株式会社 | 溶融鉛フリーはんだに対する耐侵食性に優れたFe基合金からなる鉛フリーはんだ付け装置部材 |
WO2007007797A1 (ja) * | 2005-07-13 | 2007-01-18 | Mitsubishi Materials Corporation | 溶融鉛フリーはんだに対する耐侵食性に優れたCo基合金またはFe基合金およびそのCo基合金またはFe基合金からなる鉛フリーはんだ付け装置部材 |
CN101880829B (zh) * | 2010-07-09 | 2013-10-30 | 中国第一汽车集团公司 | 镁合金热作模具钢 |
CN111945080A (zh) * | 2020-08-27 | 2020-11-17 | 靖江市钜顺精密轻合金成型科技有限公司 | 一种高寿命压铸模具钢及制造铝镁压铸模的工艺方法 |
CN114480953B (zh) * | 2020-11-13 | 2023-10-10 | 中国科学院金属研究所 | 一种高Cr-高Co型稀土耐热钢合金材料及其制备方法 |
-
1990
- 1990-05-24 JP JP13454790A patent/JP2956130B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0428849A (ja) | 1992-01-31 |
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