JP2955531B2 - 予冷及び貯蔵用輸送容器 - Google Patents

予冷及び貯蔵用輸送容器

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JP2955531B2
JP2955531B2 JP2968297A JP2968297A JP2955531B2 JP 2955531 B2 JP2955531 B2 JP 2955531B2 JP 2968297 A JP2968297 A JP 2968297A JP 2968297 A JP2968297 A JP 2968297A JP 2955531 B2 JP2955531 B2 JP 2955531B2
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隆志 近藤
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MINAMISHIKOKU BUTSURYU SHISUTEMU JUGEN
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MINAMISHIKOKU BUTSURYU SHISUTEMU JUGEN
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は予冷及び貯蔵用輸送
容器に関し、特に野菜,果実等の生鮮食品とか魚介類,
乳製品,花卉、ギフト商品等の予冷、長期保存及び輸送
時における温度管理と鮮度保持に適した予冷及び貯蔵用
輸送容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から魚介類等の水産物は、発泡スチ
ロール製その他の保冷容器内に氷とともに収納して冷蔵
庫内で保管するのが通例であり、生鮮食品である野菜,
果実,花卉等の保冷及び輸送用容器は、図8に示したよ
うに一端が開口された容器本体1,1を上下間で水平方
向の角度を若干ずらして積み重ねることによって予冷作
用を持たせている。
【0003】上記冷蔵庫内で予冷した生鮮食品等を保冷
機能を有する運搬車によって輸送する場合でも、冷気が
容器内に収納された食品に直接浸透することが好まし
く、輸送中の振動による容器内での食品の擦れ合いによ
って生じる発熱を効率的に奪うことが要求される。特に
ギフト商品としても用いられる冷果及び冷凍食品は、長
期保存時及び輸送時における温度管理が特に重要であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た水産物を容器内に氷とともに収納する方法は、遠方へ
の出荷時に氷が溶けてしまうことによって鮮度が落ちる
という難点があり、発泡スチロール製及び段ボール製の
容器は、強度の面で冷凍冷蔵車等の輸送車の近代化に対
応することができないという課題がある。
【0005】図8に示したように容器本体1を上下間で
水平方向の角度をずらして積み重ねる手段は、冷蔵庫内
のスペースを余分に取ることになって空間部の有効利用
をはかることができないという難点がある。特に青果物
とか花卉等は、段ボール等の容器を用いて冷蔵庫内に多
段に積み重ねて貯蔵する例が多く、冷気が各容器内に充
分に行き渡らないために鮮度が低下するという問題点が
生じる。
【0006】そこで本発明はこのような従来の輸送容器
が有している課題を解消して、容器を多段に積み重ねて
も冷気が各容器内に充分に浸透して生鮮食品等の鮮度を
高度に維持するとともに強度の面からも好ましい予冷及
び貯蔵用輸送容器を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、輸送される物品が収納された容器本体の外
周部に、一定の間隔を保持して所定形状の複数個のスペ
ーサを容器本体のシール部を中心として左右対称となる
位置に固着した予冷及び貯蔵用輸送容器、及び輸送され
る物品が収納された容器本体の外周部に、一定の間隔を
保持して断面コ字状の部材でなる複数個のスペーサを
器本体のシール部を中心として左右対称となる位置に
合固着した予冷及び貯蔵用輸送容器を基本構成としてい
る。上記容器本体の適宜位置にはエア流通用の孔部を開
口してある。
【0008】上記スペーサを相互に接した状態として容
器本体の複数個をフロア上に並置して積み重ねた際に、
各容器本体間に上下方向に開放された中空部と、横方向
に開放された中空部とを形成して冷気の導入口とする。
上記容器本体の素材として、段ボール、発泡スチロー
ル、木材もしくはプラスチック等の合成樹脂を用いる。
【0009】かかる予冷及び貯蔵用輸送容器によれば、
冷蔵庫又は冷凍庫内に本実施例にかかる容器本体を多段
に積み重ねた際に、スペーサが補強体として機能するた
め、容器としての剛性が維持され、該スペーサを相互に
接した状態として容器本体を積み重ねた際に、各容器本
体間に上下方向の中空部と横方向の中空部とが連通して
形成されて冷気の導入口となるので、すべての容器本体
内に冷気が導入されて冷凍食品等の予冷不足が生じるこ
とがなく、冷凍運搬車によって輸送する場合でも冷気が
各容器本体内に収納された食品に直接浸透されて保冷作
用が高められる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明にかか
る予冷及び貯蔵用輸送容器の具体的な実施例を説明す
る。図1に示す1は容器本体であって、この容器本体1
は段ボールとか発泡スチロール、木材もしくはプラスチ
ック等の合成樹脂その他を素材としており、収納された
物品がシール部2により密封されている。上記容器本体
1の上面と側面の適宜位置にはエア流通用の孔部4,4
が開口されている。
【0011】この容器本体1の長手方向に沿う外周部に
は、所定形状の複数個のスペーサ3,3が一定の間隔を
保持して固着されている。このスペーサ3,3は、容器
本体1と同一の素材もしくは別体の素材で構成されてお
り、容器本体1のシール部2を中心として左右対称とな
る位置に固着されている。
【0012】図1のA方向からの矢視図である図2に示
したように、該スペーサ3,3は断面がコ字状の部材で
構成されていて、容器本体1の表面,裏面,側面をコ字
状の部分で嵌合した状態として容器本体1に対して固着
されている。なお、図示例ではスペーサ3,3を断面が
コ字状の部材で構成したが、他の任意の形状、例えば平
明的なスペーサを容器本体1の各面に固着するようにし
てもよい。また、スペーサ3,3の素材は容器本体1と
同様に段ボール、発泡スチロール、木材もしくはプラス
チック等の合成樹脂、或はその他の適宜の素材を選択す
ることができる。更に、本実施例では容器本体1の適宜
位置にエア流通用の孔部4,4が開口されているが、輸
送される物品によっては上記孔部4,4を不要とする場
合もあるため、使用目的に応じて孔部4,4の有無を選
択する。
【0013】上記スペーサ3,3は容器本体1を多数個
積み重ねた場合の補強体を兼ねている。本実施例ではス
ペーサ3,3が容器本体1の長手方向に沿う外周部に固
着されているが、該容器本体1の長手方向両端末部の外
方から該スペーサ3,3を嵌合固着してもよい。
【0014】図3は容器本体1の複数個をフロア上に並
置した状態を示す平面図であり、上記スペーサ3,3が
相互に接していることによってフロアに対して安定した
姿勢を保っており、かつ、スペーサ3,3が存在するこ
とによって容器本体間に上下方向に開放された中空部
5,5が形成されている。この中空部5,5は容器本体
1を上下に積み重ねた場合の冷気の導入口となる。
【0015】図4は上記容器本体1を上下3段に積み重
ねて横から見た図であり、スペーサ3,3の存在によっ
て各容器本体間に横方向に開放された中空部6,6が形
成されている。この中空部6,6は前記上下方向に開放
された中空部5,5に連通していることにより、容器本
体1を複数段に積み重ねても各容器本体1内に中空部
5,5及び中空部6,6を介して冷気を送り込むことが
可能となる。
【0016】かかる予冷及び貯蔵用輸送容器によれば、
車両による輸送前の予冷時において、冷蔵庫又は冷凍庫
内に本実施例にかかる容器本体1を多段に積み重ねた際
に、スペーサ3,3が補強体としての機能を有している
ため、該スペーサ3,3によって該容器本体1の剛性が
高度に維持され、しかも容器本体1間の上下方向に開放
された中空部5,5と横方向に開放された中空部6,6
及び孔部4,4を介してすべての容器本体1内に冷気が
導入されて生鮮食品及び冷凍食品の予冷不足が生じるこ
とがない。
【0017】しかもこれら食品を保冷機能を有する運搬
車によって輸送する場合でも、冷気が各容器本体1内に
収納された食品に直接浸透するため、仮りに輸送中の振
動による食品の擦れ合いによって発熱が生じても熱を効
率的に奪うことが出来る。
【0018】図5は冷凍冷蔵車等の輸送車輌7内に本実
施例にかかる予冷及び貯蔵用輸送容器を多数個積載した
状態を示す要部断面図であり、容器本体1が上下方向に
多段に積み重ねられてもBに示す冷気の流れを前記した
中空部5,5及び中空部6,6を介して各容器本体1内
部に万遍無く浸透させることができる。
【0019】図6は大型の冷蔵庫8とか冷凍庫内に本実
施例にかかる予冷及び貯蔵用輸送容器を多数個収蔵した
状態を示す斜視図であり、図7は予冷及び貯蔵用輸送容
器を上下左右及び前後方向に多数個積み重ねた状態を示
す拡大斜視図である。輸送車の場合と同様に容器本体1
が冷蔵庫内に上下左右及び前後方向に積み重ねられても
Cに示す冷気の流れを各容器本体1に万遍無く浸透させ
ることが可能となる。
【0020】本実施例では、スペーサ3によって予冷及
び貯蔵用輸送容器自体の強度が向上しており、冷果とか
冷凍食品の場合でも長期保存時と輸送時における温度管
理が完全に行える上、予冷から輸送終了まで同一の容器
本体を利用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる予冷及び貯蔵用輸送容器によれば、冷蔵庫又は冷凍
庫内に容器本体を多段に積み重ねてもスペーサが補強体
して機能するため、容器としての剛性が高く維持され、
かつ、スペーサを相互に接して容器本体を積み重ねた際
に、各容器本体間に上下方向の中空部と横方向の中空部
とが連通して形成されるため、この中空部を介してすべ
ての容器本体内に冷気が導入されて冷凍食品等の予冷不
足が生じることがなく、冷凍運搬車によって輸送する際
にも冷気が各容器本体内に直接浸透して保冷作用を高め
ることが可能となり、しかも冷蔵庫内の空間部の有効利
用をはかることができるという効果が得られる。
【0022】また、容器本体の強度が向上されたことに
よって冷凍冷蔵車等の輸送車の近代化に対応することが
できるとともに、予冷から輸送終了まで同一の容器本体
を利用することによってピッキングコストが削減される
という効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる予冷及び貯蔵用輸送容器を全
体的に説明する斜視図。
【図2】図1のA方向からの矢視図。
【図3】本実施例にかかる容器本体の複数個を並置した
状態を示す平面図。
【図4】容器本体を上下3段に積み重ねた状態を示す側
面図。
【図5】輸送車輌内に容器本体を多数個積載した状態を
示す要部断面図。
【図6】冷蔵庫とか冷凍庫内に容器本体を多数個収蔵し
た状態を示す斜視図。
【図7】容器本体を上下左右及び前後方向に積み重ねた
状態を示す拡大斜視図。
【図8】従来の容器の使用態様例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…容器本体 2…シール部 3…スペーサ 4…孔部 5,6…中空部 7…輸送車輌 8…冷蔵庫

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輸送される物品が収納された容器本体の
    外周部に、一定の間隔を保持して所定形状の複数個のス
    ペーサを容器本体のシール部を中心として左右対称とな
    る位置に固着したことを特徴とする予冷及び貯蔵用輸送
    容器。
  2. 【請求項2】 輸送される物品が収納された容器本体の
    外周部に、一定の間隔を保持して断面コ字状の部材でな
    る複数個のスペーサを容器本体のシール部を中心として
    左右対称となる位置に嵌合固着したことを特徴とする予
    冷及び貯蔵用輸送容器。
  3. 【請求項3】 上記容器本体の適宜位置に、エア流通用
    の孔部を開口した請求項1又は2記載の予冷及び貯蔵用
    輸送容器。
  4. 【請求項4】 上記スペーサを相互に接した状態として
    容器本体の複数個をフロア上に並置して積み重ねた際
    に、各容器本体間に上下方向に開放された中空部と、横
    方向に開放された中空部とを形成して冷気の導入口とし
    た請求項1,2又は3記載の予冷及び貯蔵用輸送容器。
  5. 【請求項5】 上記容器本体の素材として、段ボール、
    発泡スチロール、木材もしくはプラスチック等の合成樹
    脂を用いた請求項1,2,3又は4記載の予冷及び貯蔵
    用輸送容器。
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