JP2955447B2 - シリカガラス多層構造チュ−ブおよびその製造法 - Google Patents

シリカガラス多層構造チュ−ブおよびその製造法

Info

Publication number
JP2955447B2
JP2955447B2 JP19881693A JP19881693A JP2955447B2 JP 2955447 B2 JP2955447 B2 JP 2955447B2 JP 19881693 A JP19881693 A JP 19881693A JP 19881693 A JP19881693 A JP 19881693A JP 2955447 B2 JP2955447 B2 JP 2955447B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silica glass
tube
layer
ceramic particles
purity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19881693A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0733478A (ja
Inventor
茂 山形
司 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Quartz Products Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Quartz Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Quartz Products Co Ltd filed Critical Shin Etsu Quartz Products Co Ltd
Priority to JP19881693A priority Critical patent/JP2955447B2/ja
Publication of JPH0733478A publication Critical patent/JPH0733478A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2955447B2 publication Critical patent/JP2955447B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性に優れたシリカ
ガラス多層構造チュ−ブ、特に半導体熱処理治具として
も、また放電管チュ−ブ材としても有用なシリカガラス
多層構造チュ−ブおよびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリカガラスは、高い純度を有
し、熱膨張率が極めて小さく耐急熱急冷性に優れるとこ
ろから、半導体工業用ガラス、あるいは照明工業用ガラ
スとして用いられてきた。前記半導体工業では、シリコ
ンウエハーボート、電気炉内ガラスチャンバー等の熱処
理治具部材として、また照明工業では、水銀ランプ用バ
ルブ、メタルハライドランプ用バルブ等の放電管用チュ
ーブ部材としてそれぞれ使用されてきた。
【0003】ところが、上記部材はしばしばその使用温
度が1000℃を越える高温のため前記特性を有するシ
リカガラスであっても、容易に熱変形し、その寿命は短
いものであった。特にシリカガラスをメタルハライドラ
ンプ用バルブ材として使用したとき、その点灯時にバル
ブ内圧が5〜30kgf/cm2,バルブ温度が900
〜1100℃にもなるため、バルブ材の熱膨張が激しく
その寿命は短いものであった。こうした欠点を解決する
手段として、例えば特公昭47−1477号公報等にみ
られるようにシリカガラス管の外被として石英の変態結
晶の結合された、微細結晶層、特に、クリストバル石層
からなる被覆層を有する多層構造管が提案された。しか
しながら、前記被覆層の形成は石英ガラス管の上に粉末
状の最純粋のクリストバル石をスプレ−し、それを焔に
よって、または炉中において石英ガラス管表面に焼き付
けるものであり、均一で厚い結晶層の形成が困難で未だ
耐熱性が十分ではなく前記欠点を解決するには到らなか
った。その上、前記多層構造チュ−ブはその製造方法か
ら、白色不透明であり任意の光波長を吸収させる光制御
層を設けることが困難で照明工業用の多層チュ−ブ材を
作成することができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の欠点を解決
し最近の半導体工業や照明工業の要望に応じたシリカガ
ラスチュ−ブ材を提供すべく本発明者等は鋭意研究を重
ねた結果、結晶化シリカガラス層と高純度シリカガラス
層とを組み合わせることにより優れた耐熱性、すなわ
ち、ランプバルブにおける耐失透性と発光ガスの封入
性、半導体熱処理チャンバ−における外部からの不純物
汚染防止効果等が得られるとともに、前記ガラス層のい
ずれかに各種紫外線吸収剤、赤外線吸収剤または失透防
止剤をド−プすることにより優れた光波長制御性を有す
るシリカガラス多層構造チュ−ブが得られることを見出
し、本発明を完成したものである。
【0005】本発明は、耐熱性に優れた、すなわち耐失
透性、高粘度な新規なシリカガラス多層構造チュ−ブを
提供することを目的とする。
【0006】本発明は、紫外線および/または赤外線吸
収層を有する新規な耐熱性に優れたシリカガラス多層構
造チュ−ブを提供することを目的とする。
【0007】本発明は、外側からの不純物汚染をシ−ル
ドする層を有する新規な耐熱性に優れたシリカガラス多
層構造チュ−ブを提供することを目的とする。
【0008】さらに、本発明は、新規なシリカガラス多
層構造チュ−ブの製造法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、高純度シリカガラス層と結晶化シリカガラス層が
少なくとも1層以上であることを特徴とするシリカガラ
ス多層構造チュ−ブおよびその製造法に係る。
【0010】上記高純度シリカガラスとは、高純度の石
英や水晶を溶融して得られた“溶融石英ガラス”または
四塩化ケイ素等のケイ素化合物を酸水素炎にて加水分解
して得られる“合成シリカガラス”をいう。
【0011】また、結晶化シリカガラスとは、シリカ原
料粉と酸化物、ホウ化物、炭化物またはチッ化物から選
ばれる少なくとも1種の高融点セラミックス粉末(以下
核生成剤という)との混合物を透明ガラス化したのち、
前記核生成剤を含有するシリカガラスを、900〜12
00℃の温度にて加熱し、シリカガラスマトリックス中
にシリカ鉱物のクオルツ、トリディマイト、クリストバ
ライト、カルセドニ−、オパ−ルの少なくとも1種類以
上を析出させたシリカガラスをいう。前記核生成剤して
は、透明ガラス化時にシリカ原料と反応しない高融点セ
ラミックスからなり、具体的には酸化物としてはAl 2
3 、3Al 2 3 ・2SiO 2 、CaO、MgO、Be
O、ZrO 2 、HfO 2 が、ホウ化物としてはZrB 2
HfB 2 、TiB 2 、LaB 6 が、炭化物としてはZr
C、HfC、TiC、TaCが、チッ化物としてはZr
N、HfN、TiN、TaNなどが挙げられる
【0012】上記核生成剤の含有量は、シリカ粉末成分
に対し0.001〜2wt.%の範囲である。前記範囲
以下では結晶化が少なく、耐熱性の向上が見れれない。
逆に前記範囲以上では、結晶化が進み過ぎ、特に透明性
に劣り放電管用バルブ材としては適当でない。
【0013】上記シリカガラス多層構造チュ−ブは結晶
化シリカガラス層と高純度シリカガラス層あるいは各種
の紫外線吸収剤および/または赤外線吸収剤をド−プし
たシリカガラス層とからなり、その目的に応じた層構成
を採ることができる。特に2層構造チュ−ブ、3層構造
チュ−ブが好適である。前記2層構造チュ−ブの場合に
は、内側を高純度シリカガラスとし、外側を結晶化シリ
カガラス層としたチュ−ブ材が良い。この2層構造チュ
−ブを半導体工業用に電気炉内チャンバ−として使用す
ると、チュ−ブの外側の結晶化シリカガラス層が炉から
の金属不純物に対しシ−ルド効果を有しチャンバ−内の
不純物の拡散による汚染を防止することができる。ま
た、照明工業用にランプバルブ材として使用するとき
は、高純度シリカガラス層に紫外線カット用のチタン、
セリウムをド−プするか、および/または赤外線カット
用の鉄をド−プするのがよい。一般照明用放電ランプバ
ルブ材としては紫外線カットしたチュ−ブがよく、また
プロジェクタ−用放電ランプバルブ材としては赤外線を
カットしたチュ−ブがよい。
【0014】3層構造チュ−ブはランプバルブ材、特に
メタルハライドランプ用バルブ材として有用である。メ
タルハライドランプ用バルブ材の例を図1に示すが、そ
の最内層をメタルハライドランプ封入ガスとして使用さ
れる希土類元素のヨウ化物、臭化物に対応させネオジ
ム、サマリウム、ユ−ロピウム、ジスプロシウム、ホル
ミウム、エルビウム、およびツリウムの元素のいずれか
1種以上をド−ブした高純度シリカガラス層1とし、中
間層を結晶化シリカガラス層2とし、さらに最外層を紫
外線および/または赤外線カット剤ド−プ高純度シリカ
ガラス層3で構成するのがよい。
【0015】本発明のシリカガラス多層構造チュ−ブは
例えば次のような手法で製造される。
【0016】先ず、2層構造管は、高純度シリカガラ
スシリンダ−の外に、これより直径の大きい核生成剤を
含有するシリカガラスシリンダ−を重ね合わせた後、加
熱溶融させつつチュ−ブ引きする方法。高純度シリカ
ガラスロッドの外に、これより直径の大きい核生成剤を
含有するシリカガラスシリンダ−をかぶせ合わせた後、
加熱溶着させ2層構造ロッドを作成し、次いで該ロッド
の外周を電熱ヒ−タ−11で加熱しながら、そのロッド
の中心部を図3に示すような炭素ドリル10で開口しチ
ュ−ブ化することにより作成される。このような炭素ド
リルを使う方法は熱間炭素ドリル圧入法と呼ばれる(高
純度シリカの応用技術、(株)シ−エムシ−発行、19
91年、105頁、図2.1.11参照)。
【0017】また、3層構造チュ−ブ以上のチュ−ブは
図2に示すように直径の異なるシリカガラスチュ−ブに
より2重構造チュ−ブ6を成形し、この2重構造チュ−
ブのすき間にセラミックス粒子の核生成剤とシリカ粉末
の混合物を充填し、それを上部から真空引きしつつ円筒
型電気溶融炉8で加熱し、3層構造チュ−ブ化すること
により製造される。
【0018】以下に実施例を示しさらに本発明を詳細に
説明する。
【実施例1】セリウムを2000wt.ppmド−プし
た溶融石英ガラスから外径45mmφ×厚さ4mm×長
さ1000mmの外側チュ−ブ4を作成した。次いでジ
スプロシウムを1000wt.ppmド−プした合成シ
リカガラスからなる外径20mmφ×厚さ1mm×長さ
1000mmの内側チュ−ブ5を作成し、これを前記外
側チュ−ブと組み合わせて図2の(a)の2重構造チュ
−ブ6を作成した。
【0019】一方、純度99.999wt.%以上であ
って、粒径φ10〜100μmの水晶粉に、純度99.
999wt.%以上であって、粒径φ0.5〜5μmの
合成ムライト(組成3Al23・2SiO2)1wt.
%を配合し、調整した混合物を前記2重チュ−ブ6のす
き間に充填した。次いでこの2重チュ−ブ6を1Tor
r以下の圧力で吸引しつつ、電気炉8で溶融温度200
0〜2200℃に加熱溶融しつつ細線引きし透明ガラス
化した。得られ3層構造チュ−ブを外径10mmφ×厚
さ3mm×長さ100mmに切断し洗浄し、サンプルを
作成した。
【0020】上記とは別に溶融石英ガラス(Heral
ux−E、信越石英(株)製)で外径10mmφ×厚さ
3mm×長さ100mmのチュ−ブを作成し、さらに合
成シリカガラス(Suprasil−F300、信越石
英(株)製)で外径10mmφ×厚さ3mm×長さ10
0mmのチュ−ブを作成し、それらを各々比較例1、2
のサンプルとした。
【0021】上記実施例1のサンプルおよび比較例1、
2のサンプルについて以下の評価試験を行い、その結果
を表1に示す。
【0022】i) メタルハライドランプ点灯実験;
東忠利(1981)、希土類ハロゲン化物入りメタルハ
ライドランプの発光特性、照明学会誌、第65巻、第1
0号、487〜492頁の第4節に記載する高輝度光源
用短ア−クランプを参考にしてランプを作成した。初期
の光出力を100%として、500時間点灯後の出力を
測定すると共に、目視にて白色化と黒色化の程度を観察
した。なお、ランプバルブ材の厚さは2mmであった。
また、実施例1の多層構造チュ−ブサンプルからバルブ
へ成形した後、中間層を結晶化させるため大気中110
0℃、100時間にて加熱処理を行った。
【0023】ii) バルブ失透および膨張変形;目視
にて微結晶生成による白色失透および熱膨張を観察し
た。
【0024】iii) 粉末X線回析法による鉱物同
定;X線源としてCuのKa線を使用した。同定用デ−
タはJoint Committee onPowde
r Diffraction Standards(J
CPDS)に従った。
【0025】iv) ビ−ムベンディング法による11
00℃における粘度測定;ASTMのNo.C598に
準じて測定した。
【0026】
【表1】
【0027】上記表1に示すように、本発明のチュ−ブ
はメタルハロゲンランプ用バルブ材としたとき、発光出
力が高く、しかも点灯による熱膨張変形や失透がなく、
その上、紫外線の透過をほぼ抑えることができた。
【0028】
【実施例2】Suprasil−F310を使用して外
径85mmφ×厚さ2mm×長さ1200mmの内張り
用高純度合成シリカガラスチュ−ブを作成した。次いで
純度99.999wt.%以上であって、粒径φ10〜
100mmの水晶粉に、純度99.9999wt.%以
上であって、粒径φ0.1〜1μmφの高純度アルミナ
(組成Al23)を0.5wt.%配合して得た混合物
を加熱溶融して外張用のチュ−ブを外径90mmφ×厚
さ2mm×長さ1200mmに作成した。この外張用チ
ュ−ブの中に前記内張り用のチュ−ブを挿入し、それを
大型円筒型電気溶融炉中で溶融張り合わせを行なった
後、大気中にて1100℃、100時間の加熱処理を行
い結晶化シリカガラス層を生成させ、寸法外径80mm
φ×厚さ3mm×長さ1000mmの2層構造の半導体
シリコンウエハ−熱処理用チュ−ブを作成した。このチ
ュ−ブの外層部を電子顕微鏡にて写真にとったところ図
4(b)に示すようにシリカガラスマトリックス中にオ
パ−ル結晶がコロニ−状に均一に分布していた。
【0029】一方、溶融石英ガラスであるHeralu
x(信越石英(株)製)を使い外径80mmφ×厚さ3
mm×長さ1000mmのチュ−ブを作成し、比較例3
とた。
【0030】これら2層構造チュ−ブおよび比較例3の
Heraluxチュ−ブについて以下の試験を行い、そ
の結果を表2に示す。
【0031】i) 高純度合成シリカガラス板の熱処
理実験;高純度アルミナブロックを保温剤とし、2ケイ
化モリブデン(MoSi2)をヒ−タ材とする径100
mmφの横型円筒炉内に、上記外径80mmφ×厚さ3
mm×長さ1000mmのチュ−ブを配置し、その中に
外径60mmφ×厚さ1mmの高純度合成シリカガラス
板を入れ、大気中にて1050℃で500時間加熱処理
を行ない、処理前後におけるガラス板の不純物濃度分析
を原子吸光光度法にて行った。
【0032】処理前のガラスのLi、Na、Kは各々1
0wt.ppb未満、Caは100wt.ppb、Mg
は150wt.ppbであった。
【0033】ii) Liの拡散係数測定;2層構造チ
ュ−ブの外層部から鏡面研磨仕上げした寸法縦20mm
×横20mm×厚さ1mmのサンプルを準備し、その上
にLiCl水溶液を塗り、100℃にて乾燥を行なっ
た。その後、大気中にて1000℃で20時間加熱拡散
処理を行ない、LMA法(Laser Micro A
nalysis Method)によりガラス表面から
深さ方向におけるLi拡散濃度分布を測定した。その結
果をHeraluxと比較して図5に示す。このデ−タ
からフイックの拡散式により拡散係数を求めた。
【0034】図5におけるサンプルAは比較例3のシリ
カガラス(Hera−lux)、サンプルBは実施例2
の多層構造チュ−ブで結晶化処理を行なっていないガラ
ス、およびサンプルCは実施例2の多層構造チュ−ブ
で、大気中1100℃で100時間結晶化処理を行なっ
たガラスである。
【0035】iii) SEMによる形態観察;2層構
造チュ−ブの外層部から寸法縦5mm×横5mm×厚さ
1mmの鏡面仕上げサンプルを作成し、フッ化水素溶液
にてエッチング処理を行った後、電子顕微鏡で形態観察
を行った。図4(a)は結晶化処理を行っていないチュ
−ブ、図4(b)は大気中1100℃、100時間にて
結晶化処理を行ったチュ−ブの外層部から切出して作成
したサンプルである。
【0036】iv) 粉末X線回折法による鉱物同
定;実施例1と同様な手法による。
【0037】
【表2】
【0038】上記測定結果から明らかなように本発明の
半導体シリコンウエハ−熱処理用チュ−ブは1000℃
を越える高温で500時間加熱処理しても試料シリカガ
ラス板に不純物が移行して濃度が増加することがなかっ
た。一方、比較例3のチュ−ブは前記熱処理で不純物の
増加が確認された。このように本発明のチュ−ブは不純
物のシ−ルド性に優れたチュ−ブであることがわかる。
【0039】
【発明の効果】本発明の多層構造チュ−ブは耐熱性が高
く、メタルハライドランプ用バルブ材として使用しても
熱膨張変形が起らず、寿命の長いものである。また、そ
れを半導体工業用治具として使用しても安定して長時間
の使用が可能であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】多層構造チュ−ブの断面図である。
【図2】多層構造チュ−ブ製造の1例を示す概略図であ
る。
【図3】熱間炭素ドリル圧入法の概略図である。
【図4】結晶化シリカガラスの電子顕微鏡写真図(SE
M写真)である。
【図5】リチウムの拡散濃度分布図である。
【符号の説明】
1 高純度シリカガラスまたは希土類元素含有シリカガ
ラス層 2 結晶化シリカガラス層 3 高純度シリカガラスあるいは紫外線吸収剤および/
または赤外線吸収剤含有シリカガラス層 4 外側チュ−ブ 5 内側チュ−ブ 6 シリカガラス2重構造チュ−ブ 7 シリカ粉末と核生成剤との混合物 8 円筒型電気溶融炉 9 多層構造チュ−ブ 10 炭素ドリル 11 電熱ヒ−タ−
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/22 501 H01L 21/22 501M (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C03B 20/00 C03B 23/04 - 23/13 C03B 23/217 C03B 23/24 C03C 1/00 - 14/00 C03C 15/00 - 23/00 H01L 21/22 H01J 61/30 - 61/35

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高純度シリカガラス層と、酸化物、ホウ化
    物、炭化物またはチッ化物から選ばれる少なくとも1種
    の高融点セラミックス粒子を含有するシリカガラスが結
    晶化した結晶化シリカガラス層とを少なくとも各々1層
    以上有することを特徴とする放電管用シリカガラス多層
    構造チュ−ブ。
  2. 【請求項2】高純度シリカガラス層の少なくとも1層以
    上が紫外線および/または赤外線吸収剤を含有すること
    を特徴とする請求項1記載の放電管用シリカガラス多層
    構造チュ−ブ。
  3. 【請求項3】最内層の高純度シリカガラス層が希土類元
    素の少なくとも1種類以上を含有することを特徴とする
    請求項1または2記載の放電管用シリカガラス多層構造
    チュ−ブ。
  4. 【請求項4】高純度シリカガラスチュ−ブと、酸化物、
    ホウ化物、炭化物またはチッ化物から選ばれる少なくと
    も1種の高融点セラミックス粒子を含有するシリカガラ
    スチュ−ブとを少なくとも1層以上かさね合わせ加熱融
    着処理した後、900〜1200℃で加熱し前記酸化
    物、ホウ化物、炭化物またはチッ化物から選ばれる少な
    くとも1種の高融点セラミックス粒子を含有するシリカ
    ガラスチュ−ブを結晶化することを特徴とするシリカガ
    ラス多層構造チュ−ブの製造法。
  5. 【請求項5】高純度シリカガラス2重構造チュ−ブを作
    成したのち、前記2重構造チュ−ブの間隙にシリカ粉末
    と酸化物、ホウ化物、炭化物またはチッ化物から選ばれ
    る少なくとも1種の高融点セラミックス粒子との混合物
    を充填し加熱し透明ガラス化したのち、900〜120
    0℃で加熱し前記酸化物、ホウ化物、炭化物またはチッ
    化物から選ばれる少なくとも1種の高融点セラミックス
    粒子を含有するシリカガラ層を結晶化することを特徴と
    するシリカガラス多層構造チュ−ブの製造法。
  6. 【請求項6】酸化物、ホウ化物、炭化物またはチッ化物
    から選ばれる少なくとも1種の高融点セラミックス粒子
    を含有するシリカガラス層に被覆された高純度シリカガ
    ラスロッドを作成し、そのロッドの中心部を熱間炭素ド
    リル圧入法で開孔し、次いで900〜1200℃で加熱
    し前記酸化物、ホウ化物、炭化物またはチッ化物から選
    ばれる少なくとも1種の高融点セラミックス粒子を含有
    するシリカガラス層を結晶化することを特徴とするシリ
    カガラス多層構造チュ−ブの製造法。
JP19881693A 1993-07-19 1993-07-19 シリカガラス多層構造チュ−ブおよびその製造法 Expired - Fee Related JP2955447B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19881693A JP2955447B2 (ja) 1993-07-19 1993-07-19 シリカガラス多層構造チュ−ブおよびその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19881693A JP2955447B2 (ja) 1993-07-19 1993-07-19 シリカガラス多層構造チュ−ブおよびその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0733478A JPH0733478A (ja) 1995-02-03
JP2955447B2 true JP2955447B2 (ja) 1999-10-04

Family

ID=16397394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19881693A Expired - Fee Related JP2955447B2 (ja) 1993-07-19 1993-07-19 シリカガラス多層構造チュ−ブおよびその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2955447B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3952770B2 (ja) * 2001-12-25 2007-08-01 住友金属工業株式会社 石英ガラス管の製造装置および製造方法
JP4929457B2 (ja) * 2006-07-28 2012-05-09 独立行政法人国立高等専門学校機構 シリカガラス材料
JP4598786B2 (ja) * 2007-02-16 2010-12-15 株式会社オハラ 石英ガラス管の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0733478A (ja) 1995-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3496401A (en) Glass envelopes for iodine cycle incandescent lamps
US6391809B1 (en) Copper alumino-silicate glasses
JP3299615B2 (ja) 電灯用ガラス組成物
US6336837B1 (en) Tungsten halogen lamp and method for manufacturing the same
JP3497787B2 (ja) ランプ容器用の、紫外線を吸収し黄色光を濾波するガラス
JP4159708B2 (ja) ランプ用ガラス組成物、ランプ用ステムおよびランプ用バルブ
US3451579A (en) Composite lamp article with glass-ceramic lamp envelope
JP2001048572A (ja) タングステン−ハロゲンランプ外囲器およびフィルタのためのネオジムガラス
US7741237B1 (en) Sealing composition for sealing aluminum nitride and aluminum oxynitride ceramics
JP2008123821A (ja) 蛍光ランプおよび照明装置
JP2002033079A (ja) 電灯の製造方法
JP2955447B2 (ja) シリカガラス多層構造チュ−ブおよびその製造法
EP1243570A2 (en) High transmittance alumina for ceramic metal halide lamps
JP4323091B2 (ja) 長寿命ハロゲンサイクル白熱ランプ及びガラスエンベロープ組成物
US20080227616A1 (en) Use of Glass Ceramics
US6498433B1 (en) High temperature glaze for metal halide arctubes
JPH05190142A (ja) 電球およびその製造方法
JP2017206394A (ja) 耐火物、耐火物の製造方法、ガラス物品の製造装置、及びガラス物品の製造方法
TW200528662A (en) Manufacturing method of light emitting device with glass ceramics
JPH0692685A (ja) ムライトセラミックス強化シリカガラス
DE202004009227U1 (de) Leuchtvorrichtung mit einer Glas-Metall-Durchführung sowie Glas-Metall-Durchführung
JP2784869B2 (ja) 金属元素含有耐熱性シリカガラスおよびその製造方法
JP2931742B2 (ja) オパ−ルグラスセラミックおよびその製造方法
Parker et al. Lamp Materials
Yamazaki et al. Glass for Lighting

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080716

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees