JP2954787B2 - 配電函 - Google Patents

配電函

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JP2954787B2
JP2954787B2 JP4196745A JP19674592A JP2954787B2 JP 2954787 B2 JP2954787 B2 JP 2954787B2 JP 4196745 A JP4196745 A JP 4196745A JP 19674592 A JP19674592 A JP 19674592A JP 2954787 B2 JP2954787 B2 JP 2954787B2
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祐治 前田
強 藤田
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Yazaki Sogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスの相互
接続などに用いられて、回路保護部材であるヒューズを
搭載した配電函に関する。
【0002】
【従来の技術】配電函には、主たる用途に応じてヒュー
ズボックス、リレーボックス、ジャンクションボックス
などがあるが、何れもワイヤハーネスの回路保護部材で
あるヒューズあるいはヒュージブルリンクを搭載してい
る(実開昭54−116737号,同54−11678
1号公報)。なお、ヒュージブルリンクは、許容電流の
大きなヒューズで、前記ヒューズと区別するためのもの
であるが、以下単にヒューズというときはヒュージブル
リンクをも含むものとする。図4ないし図6は従来の配
電函Aを示し、ヒュージブルリンクブロックA1 とヒュ
ーズブロックA2 とが一体に形成され、該ブロックA1
の外部にはヒュージブルリンク1を挿着する複数のヒュ
ージブルリンク装着部2が設けられ、内部には自動車の
バッテリなどの電源と接続される複数の分岐端子を有す
るブスバー(図示せず)が収容されている。
【0003】ヒューズブロックA2 は、両端が開口した
絶縁ケース3の上端側にヒューズ4に対する複数のヒュ
ーズ装着部5を並設し、図5および図6に示す如く、下
端側に隔壁6を介して給電端子収容部7と複数の端子収
容室8を対向して設け、該給電端子収容部7には給電端
子11を、各端子収容室8には単極の負荷側端子15を
それぞれ挿着した構成を有する。なお、各ヒューズ装着
部5には、ヒューズ4に対する挿入ガイドを兼用する厚
さ方向のガタツキ防止片10と長さ方向のガタツキ防止
片10′が突設されている。給電端子11は複数の分岐
端子12が連結片13により並列に連成された連鎖状体
である。各分岐端子12は連結片13により連設された
基部12aの一端にヒューズ4のヒューズ端子4aに対
する電気接触部12bを設けて成るが、符号120 で示
されるメインの分岐端子は基部12aの他端に電線接続
部12cが突設されて、該電線接続部12cには例えば
オルタネータ(図示せず)あるいは前記ヒュージブルリ
ンク1などの電源からの電線14が接続されている。各
分岐端子120 ,12はまた係止孔12dを有し、前記
隔壁6の中間に二股状に形成された可撓性係止腕9,9
の一方と係合して係止される。負荷側端子15は、電気
接触部15aと電線接続部15bを連成してなり、該電
線接続部15bは車載電装品である各種負荷(図示せ
ず)からの電線14′に接続されて、前記分岐端子12
と同様に他方の可撓性係止腕9により係止されている。
【0004】従来の配電函Aは、複数の負荷側端子15
を一本ずつ挿着するために時間がかかり、また、負荷側
端子15の高さhよりも連結片13により大電流分配用
の給電端子12の高さHが大きく、これに対応して絶縁
ケース3の高さH′も大となるから、負荷側端子15の
端子収容室8への挿入作業が困難となり、挿入不完全に
よって前記可撓性係止腕9との係合がなされず、端子抜
けが発生する、などの問題があった。更に、ワイヤハー
ネスの製造の面で、電線14′群の先端に比較的大きな
ヒューズブロックA2 が装着されることになるので、い
わゆるサブハーネスとして予め製造しておくのに適さ
ず、製造時期が制限されるという問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に着目してなされたものであり、負荷側端子の挿着が簡
単で、曲がりや不完全挿入による端子抜けが起こらず、
従って電気的接続の信頼性が高く、サブハーネスの製造
にも適した構造の配電函を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明は、請求項1に記載したように、絶縁ケース
の一端側に複数のヒューズ装着部を設け、他端側にそれ
ぞれ前記ヒューズ装着部と連通する給電端子収容部と負
荷側端子収容部を対向して設けたヒューズブロックを備
え、前記給電端子収容部には複数の分岐端子を連結片に
より並設して成る給電端子を挿着し、前記負荷側端子収
容部には前記複数の分岐端子に対応する負荷側端子を収
容すると共に、前記ヒューズ装着部にヒューズを挿着し
て一方のヒューズ端子を前記給電端子の分岐端子と接続
し、他方のヒューズ端子を前記負荷側端子と接続するよ
うにした配電函において、前記負荷側端子の高さと同等
の高さの別の絶縁ケースを設け、該別の絶縁ケースに前
記複数の分岐端子に対応する負荷側端子を一括収容して
負荷側端子収納ブロックを形成し、該負荷側端子収納ブ
ロックを前記負荷側端子収容部に対して着脱可能に装着
したことを特徴とする。
【0007】
【作用】負荷側端子収納ブロックの絶縁ケースは負荷側
端子の長さに見合った同様の小寸法に形成されるから
端子挿入作業も至って簡単であり、端子の曲がりや不完
全挿入の発生を防止することができ、信頼性も向上す
る。負荷側端子の給電端子またはヒューズへの接続は、
負荷側端子収納ブロックをヒューズブロックの負荷側端
子収容部へ挿着することにより、一括して行われる。ま
た、負荷側端子に接続された電線群は、負荷側端子収納
ブロックによりグループ化されるので、サブハーネスと
して予め製造しておくのが容易となる。
【0008】
【実施例】図1に本発明に係る配電函Bの分解斜視図、
図2にそのヒューズブロックの部分の分離状態の縦断面
図、図3にその組立状態の縦断面図を示した。これらの
図において、従来例と同一または同様の構成部材には同
一またはダッシュ付の符号を用いて説明を簡略した。配
電函Bは、ヒュージブルリンク装着部2を有するヒュー
ジブルリンクブロックBにヒューズブロックBを連
成して成る。このヒューズブロックBの絶縁ケース
3′の上端側に複数のヒューズ装着部5を並設し、下端
側の一方に該ヒューズ装着部5と連通する給電端子収容
部7を設け、電線14に接続された給電端子11を挿着
して、各分岐端子12を可撓性係止腕9により係止す
る。
【0009】以上は従来と同様の構成であるが、本発明
にあっては、上記給電端子収容部7と対向して複数のヒ
ューズ装着部5と連通する負荷側端子収容部16を設
け、そこに負荷側端子収納ブロックB3 が着脱可能に挿
着できるようにしてある。負荷側端子収納ブロックB3
は、上下両端が開口した絶縁ケース17内に複数の端子
収容室8′を並設し、各室に挿着した負荷側端子15を
可撓性係止腕9′の突起9aと係止孔15cの係合によ
り係止するようにした構成を有する。各端子収容室8′
の上端開口部には、ヒューズ4に対する挿入ガイドを兼
用する厚さ方向のガタツキ防止片10と長さ方向のガタ
ツキ防止片10′が突設されている。また、絶縁ケース
17の左右の端壁には2条のスリット18を介して可撓
性のロック片19が形成され、該ロック片19に設けた
突起19aは前記負荷側端子収容部16内の図示しない
戻り止めと係合してロックされる。
【0010】20は分岐端子12および負荷側端子15
の二重係止部材であり、三角形の基板21の頂部に可撓
係止腕9,9′に対する撓み防止板22を突設し、下部
両隅部に端子押さえ板23,23を突設してなる。この
二重係止部材20に対応して、絶縁ケース3′の端壁に
は各板22,23に対する差込み用スリット24,25
が開設されている。
【0011】上記構成において、絶縁ケース3′の給電
端子収容部7には、前記のように予め給電端子11を挿
着し、係止しておく。一方、別部品化された絶縁ケース
17の各端子収容室8′には電線14′に接続された負
荷側端子15を挿着し、前記の如く係止することによ
り、負荷側端子収納ブロックB3 が組み立てられる。絶
縁ケース17の高さh′は、負荷側端子15の高さhと
ほぼ同様に形成すればよいから、端子収容室8′に対す
る負荷側端子15の挿入作業は簡単であり、無理な力が
加わることも極めて少なく済むから、端子の曲がりや挿
入不完全も殆ど生じない。
【0012】この負荷側端子収納ブロックB3 を絶縁ケ
ース3′の負荷側端子収容部16に挿着し、前記のよう
にロックする。次いで、スリット24,23から二重係
止部材20を差し込むと、撓み防止板22は対向する可
撓性係止腕9,9′間に挿入されてその撓みを阻止し、
分岐端子12および負荷側端子15に対する係止状態を
保持する。同時に、端子押さえ板23,23がそれぞれ
両端子12,15における電気接触部12b,15aの
後方肩部に位置するので、端子抜けを二重に阻止するこ
ととなる。この二重係止部材20は、給電端子11(分
岐端子12)および負荷側端子15の何れか一つに不完
全挿入のものがあれば、差込みができないから、不完全
挿入を未然に防止することができる。すなわち、二重係
止部材20により負荷側端子収納ブロックB3 の装着状
態も検知され、不完全な場合該部材20は突出状態にあ
り、完全な場合は該ブロックB3 の保持を補償する。最
後に、ヒューズ装着部5にヒューズ4を挿着することに
より、一対のヒューズ端子4a,4aがそれぞれ分岐端
子12(120 )と負荷側端子15に接続され、給電端
子11により複数の電線14′に電源が分配される。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の配電函
は、負荷側端子の挿着が簡単で、不完全挿入による端子
抜けが防止され、電気的接続の信頼性が向上し、負荷側
端子を接続した電線群からなるサブハーネスの製造を容
易にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す配電函の分解斜視図で
ある。
【図2】図1のヒューズブロックと負荷側端子収納ブロ
ックを分離した状態のの縦断面図である。
【図3】図2の組立状態の縦断面図である。
【図4】従来の配電函の分解斜視図である。
【図5】図4のヒューズブロックと端子の分離した状態
の縦断面図である。
【図6】図5の組立状態の縦断面図である。
【符号の説明】
B 配電函 B1 ヒュージブルリンクブロック B2 ヒューズブロック B3 負荷側端子収納ブロック 1 ヒュージブルリンク 4 ヒューズ 5 ヒューズ装着部 7 給電端子収容部 11 給電端子 12 分岐端子 15 負荷側端子 16 負荷側端子収容部 17 絶縁ケース 20 二重係止部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ケースの一端側に複数のヒューズ装
    着部を設け、他端側にそれぞれ前記ヒューズ装着部と連
    通する給電端子収容部と負荷側端子収容部を対向して設
    けたヒューズブロックを備え、前記給電端子収容部には
    複数の分岐端子を連結片により並設して成る給電端子を
    挿着し、前記負荷側端子収容部には前記複数の分岐端子
    に対応する負荷側端子を収容すると共に、前記ヒューズ
    装着部にヒューズを挿着して一方のヒューズ端子を前記
    給電端子の分岐端子と接続し、他方のヒューズ端子を前
    記負荷側端子と接続するようにした配電函であって、前
    記負荷側端子の高さと同等の高さの別の絶縁ケースを設
    け、該別の絶縁ケースに前記複数の分岐端子に対応する
    負荷側端子を一括収容して負荷側端子収納ブロックを形
    成し、該負荷側端子収納ブロックを前記負荷側端子収容
    部に対して着脱可能に装着すると共に、これら給電側端
    子、負荷側端子及び負荷側端子を収納する絶縁ケースの
    挿着状態が不完全の場合には挿入不可能となり、挿着状
    態が完全の場合には挿入可能となってこれら給電側端
    子、負荷側端子及び負荷側端子を同時に二重係止する二
    重係止部材を有する、ことを特徴とする配電函。
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