JP2954764B2 - 電気的に書込および消去可能な半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

電気的に書込および消去可能な半導体記憶装置およびその製造方法

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JP2954764B2
JP2954764B2 JP3308070A JP30807091A JP2954764B2 JP 2954764 B2 JP2954764 B2 JP 2954764B2 JP 3308070 A JP3308070 A JP 3308070A JP 30807091 A JP30807091 A JP 30807091A JP 2954764 B2 JP2954764 B2 JP 2954764B2
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diffusion region
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夏夫 味香
誠 大井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気的に書込および
消去を行なうことが可能な不揮発性半導体記憶装置およ
びその製造方法に関し、特に書込まれた情報電荷を電気
的に一括消去することが可能なEEPROM(Elec
tricallyErasableand Progr
amable Read Only Memory)い
わゆる、フラッシュEEPROMの構造およびその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】データを自由にプログラムすることがで
き、かつ電気的に書込および消去可能な構造のメモリデ
ィバイスとしてEEPROMは知られている。以下に、
図28ないし図45を用いて、1つのトランジスタで構
成され、書込まれた情報電荷を電気的に一括して消去可
能なEEPROM、いわゆるフラッシュEEPROMに
ついて説明する。
【0003】図28は、従来のフラッシュEEPROM
の一般的な構成を示すブロック図である。図28に示す
ように、このフラッシュEEPROMは、行列状に配置
されたメモリセルマトリックス100と、Xアドレスデ
コーダ200と、Yゲートセンスアンプ300と、アド
レスデコーダ400と、アドレスバッファ500と、入
出力バッファ600と、コントロールロジック700と
を含んでいる。
【0004】メモリセルマトリックス100は、内部に
行列状に配置された複数個のメモリトランジスタを有し
ている。メモリセルマトリックス100の行および列を
選択するために、Xアドレスデコーダ200と、Yゲー
ト,センスアンプ300とが接続されている。Yゲー
ト,センスアンプ300には、列の選択情報を与えるY
アドレスデコーダ400が接続されている。Xアドレス
デコーダ200とYアドレスデコーダ400には、それ
ぞれアドレス情報が一時格納されるアドレスバッファ5
00が接続されている。
【0005】Yゲート,センスアンプ300には、入出
力データを一時格納する入出力バッファ600が接続さ
れている。アドレスバッファ500と入出力バッファ6
00には、フラッシュEEPROMの動作を制御するた
めのコントロールロジック700が接続されている。こ
のコントロールロジック700は、チップイネーブル信
号、アウトプットイネーブル信号およびプログラム信号
に基づいた制御を行なう。
【0006】図29は、図28に示したメモリセルマト
リックス100の概略構成を示す等価回路図である。図
29に示すように、行方向に延びる複数本のワード線W
1 ,WL2 ,…WLi と、列方向に延びる複数本のビ
ット線BL1 ,BL2 ,…BLi とが互いに直交するよ
うに配置され、マトリックスを構成している。各ワード
線と各ビット線の交点には、それぞれフローティングゲ
ート電極を有するメモリトランジスタQ11,Q12,…Q
iiが配設されている。
【0007】各メモリトランジスタのドレイン拡散領域
は各ビット線に接続されており、メモリセルトランジス
タのコントロールゲート電極は各ワード線に接続されて
いる。メモリトランジスタのソース拡散領域は、各ソー
ス線S1 ,S2 ,…に接続されている。同一の行に属す
るメモリトランジスタのソース拡散領域は、図に示すよ
うに相互に接続され、両側に配設されたソース線S1
2 ,…に接続されている。
【0008】図30は、従来のスタックゲート型フラッ
シュEEPROMと呼ばれるフラッシュEEPROMを
示す平面概略図である。図31は、図30のA−A線に
沿って見た断面図である。これらの図を参照して、従来
のフラッシュEEPROMの構造について説明する。
【0009】図30を参照して、コントロールゲート電
極106は、相互に接続されて横方向(行方向)に延び
るようにワード線として形成されている。ビット線11
9は、ワード線106と直交するように配置され、縦方
向(列方向)に並ぶドレイン拡散領域110を相互に接
続している。ビット線119は、ドレインコンタクト1
40によって、各ドレイン拡散領域110に電気的に接
続されている。
【0010】図31を参照して、ビット線119は、層
間平坦化膜114の上にチタン膜118を介して形成さ
れている。図30を参照して、ソース拡散領域108
は、ワード線106が延びる方向に沿って延在し、ワー
ド線106と素子分離酸化膜102とに囲まれた領域に
形成されている。各ドレイン拡散領域110は、ワード
線106と素子分離酸化膜102とによって囲まれた領
域に形成されている。
【0011】次に図31を参照して、p型シリコン基板
101の主表面には、ドレイン拡散領域110とソース
拡散領域108とが所定間隔を隔てて形成されている。
ドレイン拡散領域110は、n+ 型不純物拡散領域11
0aとp+ 型不純物拡散領域110bとで構成されてい
る。また、ソース拡散領域108は、n+ 型不純物拡散
領域108aとn-型不純物拡散領域108bとで構成
されている。これらのドレイン拡散領域110とソース
拡散領域108との間に挟まれた領域には、チャネル領
域が形成されるようにコントロールゲート電極106と
フローティングゲート電極104とが形成されている。
【0012】フローティングゲート電極104は、p型
シリコン基板101の上に膜厚100Å程度の薄い酸化
膜103を介して形成されている。コントロールゲート
電極106は、フローティングゲート電極104から電
気的に分離されるように、フローティングゲート電極1
04の上に層間絶縁層105を介して形成されている。
フローティングゲート電極104とコントロールゲート
電極106は、単結晶シリコン層により形成されてい
る。
【0013】フローティングゲート電極104およびコ
ントロールゲート電極106の側面には、側壁酸化膜1
11が形成されている。そして、これらの上には、ドレ
イン拡散領域110上の一部を除いて、酸化膜112が
形成されている。この酸化膜112の上には、窒化膜1
13が形成されている。この窒化膜113の上には、層
間平坦化膜114が形成されており、この層間平坦化膜
114上には、チタン膜118を介してビット線を構成
するアルミニウム配線層119aが形成されている。
【0014】上記のような構造を有するフラッシュEE
PROMの動作について、以下に説明する。まず書込動
作においては、ドレイン拡散領域110に6〜8V程度
の電圧VD 、コントロールゲート電極106に10〜1
5V程度の電圧VG が印加される。この電圧VD ,VG
の印加により、ドレイン拡散領域110と酸化膜103
の近傍で高いエネルギを有する電子、いわゆるホットエ
レクトトンが発生する。
【0015】この電子の一部は、コントロールゲート電
極106に印加された電圧VG による電界により、フロ
ーティングゲート電極104に引寄せられる。このよう
にして、フローティングゲート電極104に電子の蓄積
が行なわれると、コントロールゲートトランジスタの閾
値電圧Vthが高くなる。この閾値電圧Vthが所定の値よ
りも高くなった状態が書込まれた状態、“0”と呼ばれ
る。
【0016】次に、消去動作においては、ソース拡散領
域108に10〜12V程度の電圧VS が印加され、コ
ントロールゲート電極106は接地電位、ドレイン拡散
領域110はフローティング状態に保持される。ソース
拡散領域108に印加された電圧VS による電界によ
り、フローティングゲート電極104中の電子は、薄い
酸化膜103をF−N(Fowler−Nordhei
m)トンネル現象によって通過する。
【0017】このようにして、フローティングゲート電
極104中の電子が引抜かれることにより、コントロー
ルゲートトランジスタの閾値電圧Vthが低くなる。この
閾値電圧Vthが所定の値よりも低い状態が、消去された
状態“1”と呼ばれる。各メモリトランジスタのソース
拡散領域108は、図30に示すように、相互に接続さ
れているので、この消去動作によってすべてのメモリセ
ルの一括消去が行われ得る。
【0018】さらに、読出動作においては、コントロー
ルゲート電極106に5V程度の電圧VG ´、ドレイン
拡散領域110に1〜2V程度の電圧VD ´印加され
る。その時、コントロールゲートトランジスタのチャネ
ル領域に電流が流れるかどうか、すなわちコントロール
ゲートトランジスタがON状態かOFF状態かによって
上記の“1”,“0”の判定が行なわれる。
【0019】次にフラッシュEEPROMの製造工程に
おける第1〜第14工程について、以下に図32〜図4
5を用いて説明する。
【0020】まず、図32を参照して、p型シリコン基
板101に、ボロン(B)をイオン注入し、その後不純
物ドライブすることによりウェル(図示せず)を形成す
る。そして、図33に示すように、p型シリコン基板1
01上に、酸化膜120を形成し、この酸化膜120の
上にポリシリコン膜121を形成する。このポリシリコ
ン膜121の上に窒化膜122を形成し、この窒化膜1
22をパターニングすることによって、素子分離領域に
おけるポリシリコン膜121を露出させる。その後、素
子形成領域を分離する領域に、分離特性を確保するため
のボロン(B)を注入する。なお、図33において、
(I)図は、図30におけるA−A線に沿ってみた断面
の一部を示しており、(II)図は図30におけるD−
D線に沿ってみた断面図を示している。以下、図34、
図35においても同様とする。
【0021】次に図34に示すように、パターニングさ
れた窒化膜122をマスクとして、素子分離領域に、分
離特性を確保するためにボロン(B)を80KeV,
2.5×1013/cm2 の条件で注入することによっ
て、チャネルカット領域125を形成する。その後、図
35に示すように、熱酸化処理を施すことによって、素
子分離領域に、素子分離酸化膜102を形成する。そし
て、窒化膜122、ポリシリコン膜121および酸化膜
120を除去する。
【0022】次に、図36に示すように、p型シリコン
基板101上全面に酸化膜103を形成し、メモリセル
の閾値電圧Vthを制御するために、チャネル領域にチャ
ネルドーピングを行なう。そして、酸化膜103の上
に、第1のポリシリコン層104を形成し、その上にレ
ジスト107aを堆積する。そして、このレジスト10
7aを用いて、フォトリソグラフィーと異方性エッチン
グによって、第1のポリシリコン層104を一定のピッ
チで縦方向(ビット線方向)にパターニングする。その
後、レジスト107aを除去する。
【0023】次に、図37に示すように、第1のポリシ
リコン層104上に、層間絶縁層105を形成する。そ
して、この層間絶縁層105上に、第2のポリシリコン
層106を形成し、この第2のポリシリコン層106上
にレジスト107bを堆積する。そして、図38に示す
ように、フォトリソグラフィーを用いて、横方向に一定
のピッチで線状にレジスト107bをパターニングした
後、このレジスト107bをマスクとして、第2のポリ
シリコン層106、層間絶縁層105および第1のポリ
シリコン層104を異方性エッチングする。これによ
り、第1のポリシリコン層104によりフローティング
ゲート電極104が形成され、第2のポリシリコン層1
06によりコントロールゲート電極106が形成され
る。
【0024】次に、図39に示すように、メモリセルに
おけるドレイン拡散領域110となる領域をレジスト1
07cで覆う。そして、このレジスト107cをマスク
として、ソース拡散領域108となる領域に、砒素(A
s)を注入し、さらにリン(P)を注入する。それによ
り、ソース拡散領域108を形成する。その結果、ソー
ス拡散領域108は、砒素(As)の注入によるn+
不純物拡散領域108aとリン(P)の注入によるn-
型不純物拡散領域108bとで構成されていることにな
る。
【0025】次に、図40に示すように、メモリセルの
ソース拡散領域108をレジスト107dで覆う。そし
て、ドレイン拡散領域110となる領域に、砒素(A
s)を注入し、さらに書込特性改善のためのp+ 型不純
物拡散領域110b形成のためのボロン(B)を注入す
る。それにより、ドレイン拡散領域110を形成する。
その結果、ドレイン拡散領域110は、砒素(As)注
入によるn+ 型不純物拡散領域110aとボロン(B)
注入によるp+ 型不純物拡散領域110bとで構成され
ている。
【0026】次に、図41を参照して、レジスト107
eを除去した後、膜厚2500Å程度の酸化膜を形成
し、異方性エッチングを行なうことにより、フローティ
ングゲート電極106およびコントロールゲート電極1
04の側面に側壁酸化膜111を形成する。その後、図
42に示すように、酸化膜112を全面に形成し、さら
にこの酸化膜112の上に窒化膜113を形成する。
【0027】その後、図43に示すように、窒化膜43
の上に層間平坦化膜114を形成し、その上にレジスト
115を堆積する。このレジスト115をパターニング
することによって、開口部116を形成する。そして、
パターニングされたレジスト115をマスクとして等方
性エッチングを行なうことにより、テーパ形状の凹部1
17を有する層間平坦化膜114を形成する。その後、
図44に示すように、レジスト115をマスクとして異
方性エッチングを行なうことにより、ドレイン拡散領域
110上に開口部を形成する。
【0028】次に、図45を参照して、開口したドレイ
ン拡散領域110上にチタン膜118を形成し、そのチ
タン膜118上にアルミニウム合金膜119aを形成す
る。そして、フォトリソグラフィーと化学処理とを用い
て、チタン膜118およびアルミニウム合金膜119a
をパターニングすることにより、ドレイン拡散領域11
0と電気的に接続されたビット線119が形成される。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の工
程を経て形成されるフラッシュEEPROMには、次の
ような問題点があった。図46は、データの消去時に、
バンド間トンネリングによって発生したホールがフロー
ティングゲート電極104に注入されているようすを説
明するための概念図である。図46に示すように、デー
タの消去時には、ソース拡散領域側にたとえば9Vの電
圧が印加され、コントロールゲート電極106、ドレイ
ン拡散領域110は接地電位に保持される。そして、ソ
ース拡散領域108に印加された電圧による電界によ
り、フローティングゲート電極104中の電子が引抜か
れる。
【0030】このときに、n+ 型不純物拡散領域108
aのフローティングゲート電極104側近傍に、バンド
間トンネリングによりホールが発生し、このホールが上
記の電界の影響でホット化し、酸化膜103を通過して
フローティングゲート電極104に注入されるといった
現象が起こり得る。酸化膜103は、ホールが通過する
ことにより著しく劣化する。そして、酸化膜103が劣
化することにより、データの書換え回数が減少するとい
った問題が生じる。
【0031】上記のような現象は、図47に示すよう
に、チャネルドープ領域126とn+ 型不純物拡散領域
108aのフローティングゲート電極104側とが重な
る領域127aにおいて起こりやすい。また、図48
は、図30におけるD−D線に沿ってみた断面図を示し
ており、図に示すように、チャネルストッパ領域125
と、n+ 型不純物拡散領域108aのフローティングゲ
ート電極104側とが重なる領域127bにおいても、
上記のような現象は起こりやすくなると考えられる。
【0032】しかし、図47に示すように、ドレイン拡
散領域110側に、p+ 型不純物拡散領域110bを設
けることによって、閾値電圧Vthを制御することが可能
となるため、チャネルドープ領域126を形成する必要
がなくなる。それにより、上記の領域127aは存在し
なくなり、この場合の問題は、解消することになる。
【0033】しかし、図48に示すように、チャネルス
トッパ領域125とn+ 型不純物拡散領域108aのフ
ローティングゲート電極104側とが重なる領域127
bは存在するため、この領域においては、上記の問題点
は解消されていない。この領域127bにおいては、チ
ャネルストッパ領域125とn- 型不純物拡散領域10
8bとが重なることにより、チャネルストッパ領域12
5とn+ 型不純物拡散領域108aとが接する部分が生
じる。そのため、チャネルストッパ領域125とn+
不純物拡散領域108aとが接する部分において電界集
中が起こりやすくなる。それにより、その部分における
耐圧が下がり、またバンド間トンネリングによって発生
したホールがフローティングゲート電極104に注入さ
れ易くなる。
【0034】それにより、酸化膜103は劣化し、メモ
リセルのデータの書換え回数が減少する。図49は、縦
軸に閾値電圧をとり、横軸に書換え回数をとっている。
図49に示すように、書込後の閾値電圧Vthは、書換え
回数が保母100回を越えると急激にその値が減少して
いるのが分かる。また、消去後の閾値電圧Vthも、書換
え回数がほぼ100回を越えた時点から徐々に上昇して
いるのが分かる。このように、閾値電圧Vthが変化する
ことが、読出時の誤動作を引起こす原因となる。すなわ
ち、正常な状態で書換え可能な回数が減少することとな
る。
【0035】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたものであり、データの書換え回数を向上させ得る
フラッシュEEPROMおよびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】この発明に基づく半導体
記憶装置は、電気的に書込および消去可能な半導体記憶
装置を前提としている。この半導体記憶装置は、主表面
を有する第1導電型の半導体基板を備えており、この半
導体基板の主表面上にはメモリセル形成領域を分離する
分離酸化膜が形成されている。分離酸化膜の下からメモ
リセル形成領域下に延在する第1導電型の帯状のチャネ
ルストッパ領域が形成されており、分離酸化膜によって
複数個のメモリセルが相互に分離されている。
【0037】各々のメモリセルはソース領域とドレイン
領域とを有し、それらは半導体基板の主表面上にチャネ
ル領域を規定するように間隔をあけて形成される。ソー
ス領域は、第2導電型の不純物領域により構成され、ド
レイン領域は第2導電型の不純物領域とそれを取囲む第
1導電型の不純物領域とで構成される。チャネル領域上
には第1の誘電体膜を介在して電荷蓄積電極が形成さ
れ、電荷蓄積電極上には第2の誘電体膜を介在して制御
電極が形成される。そして、チャネルストッパ領域は、
ソース領域と離隔しつつソース領域下に延在する。
【0038】この発明に基づく半導体記憶装置の製造方
法は、下記の各工程を備える。半導体基板の主表面でメ
モリセル形成領域を分離するように分離酸化膜を形成す
る。分離酸化膜の下からメモリセル形成領域下に延在す
るように第1導電型の帯状のチャネルストッパ領域を形
成し、メモリセル形成領域内でチャネルストッパ領域と
離隔して第2導電型のソース領域を形成する。ソース領
域との間にチャネル領域を規定するように間隔をあけて
第2導電型の不純物領域とそれを取囲む第1導電型の不
純物領域とで構成されるドレイン領域を形成する。チャ
ネル領域上に第1の誘電体膜を介在して電荷蓄積電極を
形成し、電荷蓄積電極上に第2の誘電体膜を介在して制
御電極を形成する。
【0039】
【作用】この発明に基づいて形成された半導体記憶装置
では、ソース領域とチャネルストッパ領域とが離隔され
ている。そのため、ソース領域とチャネルストッパ領域
とが重なることによってその領域に生じ得る電界集中を
効果的に阻止することができる。それにより、データの
消去時にバンド間トンネリングによるホールの生成量を
低く抑えることができ、電荷蓄積電極および第1の誘電
体膜へのホールの注入量を著しく低減することができ
る。その結果、第1の誘電体膜の劣化を抑制でき、デー
タの書換回数を向上させることができる。
【0040】
【実施例】以下に、この発明の参考例および実施例につ
いて、図1ないし図27を用いて説明する。図1は、こ
の発明の参考例の半導体記憶装置におけるメモリセルの
断面図である。なお、この図は、従来例の説明で用いた
図30におけるA−A線に沿って見た断面の一部に相当
しており、参考例および実施例に共通の断面図である。
【0041】図2は、参考例における半導体記憶装置の
メモリセルの断面図を示しており、図30におけるD−
D線に沿って見た断面に相当する断面図である。図3
は、この発明の実施例における半導体記憶装置のメモリ
セルの断面図を示しており、図30におけるD−D線に
沿って見た断面に相当する断面図である。
【0042】図1に示すように、p型シリコン基板1の
主表面には、チャネル領域を挟んでドレイン拡散領域1
0およびソース拡散領域8が形成されている。ドレイン
拡散領域10は、n+ 型不純物拡散領域10aとp+
不純物拡散領域10bとで構成されている。また、ドレ
イン拡散領域8は、n+ 型不純物拡散領域8aとn-
不純物拡散領域8bとで構成されている。チャネル領域
上には、酸化膜3が形成されており、酸化膜3上にはフ
ローティングゲート電極4が形成されている。フローテ
ィングゲート電極4の上には、層間絶縁層5を介してコ
ントロールゲート電極6が形成されている。
【0043】また、コントロールゲート電極6およびフ
ローティングゲート電極4の側面には、周辺回路形成時
に形成される側壁酸化膜11が形成されている。ドレイ
ン拡散領域10上における所定領域を除き、コントロー
ルゲート電極6、側壁酸化膜11およびソース拡散領域
8上には、酸化膜12が形成されており、その酸化膜1
2の上には窒化膜13が形成されている。窒化膜13上
には、層間平坦化膜14が形成されている。この層間平
坦化膜14およびドレイン拡散領域10上には、チタン
膜18が形成されている。このチタン膜18上には、ア
ルミニウム合金膜19が形成されている。このチタン膜
18とアルミニウム合金膜19とでビット線は構成され
ている。
【0044】次に、図2に示すように、参考例における
p型シリコン基板1の主表面には、所定間隔を隔てて素
子分離酸化膜2が形成されている。この素子分離酸化膜
2に挟まれる領域には、チャネル領域を規定するよう
に、ソース拡散領域8を構成するn+型不純物拡散領域
8aおよびn-型不純物拡散領域8bと、ドレイン拡散
領域10を構成するn+型不純物拡散領域10a(図示
せず)およびp+型不純物拡散領域10b(図示せず)
とが形成されている。
【0045】そして、このチャネル領域上には、酸化膜
3を介してフローティングゲート電極4が形成されてお
り、フローティングゲート電極4上には、層間絶縁層5
を介してコントロールゲート電極6が形成されている。
そして、素子分離酸化膜2の下面には、分離特性を確保
するためのチャネルストッパ領域25が、上記のn+
不純物拡散領域8aおよびn- 型不純物拡散領域8bと
離隔して形成されている。
【0046】図3を参照して、実施例における半導体記
憶装置では、p型シリコン基板1の主表面に、所定間隔
を隔てて素子分離酸化膜2が形成されている。そして、
この素子分離酸化膜2に挟まれた領域に、チャネル領域
を規定するように、n+型不純物拡散領域8aおよびn-
型不純物拡散領域8bが形成されている。チャネル領域
の上には、酸化膜3を介してフローティングゲート電極
4が形成されており、このフローティングゲート電極4
の上には、層間絶縁層5を介してコントロールゲート電
極6が形成されている。そして、各素子分離酸化膜2の
下面と接し、チャネル領域下において、n+型不純物拡
散領域8aおよびn-型不純物拡散領域8bと離隔され
るように形成された帯状のチャネルストッパ領域25a
が形成されている。
【0047】次に、上記の参考例および実施例の製造工
程について、順に図を用いて説明する。まず、参考例
製造工程における第1〜第17工程について、図4〜図
20を用いて説明する。
【0048】まず、図4を参照して、p型シリコン基板
1に、ボロン(B)を100KeV,1.0×1013
cm2 の条件で注入する。そして、1180℃で6時間
不純物ドライブすることによりウェル(図示せず)を形
成する。次に、図5に示すように、p型シリコン基板1
上に、膜厚300Å程度の酸化膜20を形成し、この酸
化膜20上に、膜厚1000Å程度のポリシリコン膜2
1を減圧CVD法により形成する。
【0049】そして、このポリシリコン膜21上に、膜
厚2000Å程度の窒化膜22を形成し、この窒化膜2
2上に、膜厚2500Å程度の酸化膜23を形成する。
そして、この窒化膜22および酸化膜23をパターニン
グすることによって、素子分離領域上におけるポリシリ
コン膜21を露出させる。なお、図5において、(I)
図は、図30におけるA−A線に沿って見た断面の一部
に相当する断面図であり、(II)図は図30における
D−D線に沿って見た断面図に相当する。また、以下、
図6〜図10および図22〜図25における(I)図お
よび(II)図についても同様とする。
【0050】次に、図6に示すように、酸化膜23の上
および露出したポリシリコン膜21の上に、CVD法を
用いて、膜厚1000Å程度の酸化膜24を形成する。
そして、異方性エッチングを行なうことにより、図7に
示すように、側壁酸化膜24aを形成する。このとき、
側壁酸化膜24aの膜厚tは、約1000Å程度のもの
となっている。次に、図8に示すように、酸化膜23、
側壁酸化膜24aおよび窒化膜21をマスクとして、ボ
ロン(B)を80KeV,2.5×1013/cm2 の条
件で注入することによって、チャネルストッパ領域25
を形成する。このとき、チャネルストッパ領域25の幅
Wは、サイドウォール24aを用いずにチャネルストッ
パ領域を形成した場合に比べて、小さいものとなってい
る。
【0051】次に、図9に示すように、フッ化水素(H
F)を用いてエッチングを行なうことによって、酸化膜
23および側壁酸化膜24aを除去する。その後、図1
0に示すように、熱酸化処理を施すことによって、膜厚
7500Å程度の素子分離酸化膜2を形成し、窒化膜2
2、ポリシリコン膜21および酸化膜20を除去する。
その結果、素子分離酸化膜2の下に形成されているチャ
ネルストッパ領域25の幅W2は、素子分離酸化膜2の
幅W1よりも小さいものとなっている。
【0052】それにより、チャネルストッパ領域25
と、後の工程で形成されるn+ 型不純物拡散領域8aお
よびp+ 型不純物拡散領域8bとを離隔して形成するこ
とが可能となる。なお、上記W2は熱酸化処理を施され
た後のチャネルストッパ領域25の幅であり、前記のW
よりも大きいものとなっている。
【0053】次に、図11に示すように、p型シリコン
基板1上全面に100Å程度の酸化膜3を形成し、メモ
リセルの閾値電圧Vthを制御するために、チャネル領域
にチャネルドーピングを行なう。そして、酸化膜3上
に、厚さ1000Å程度の第1のポリシリコン層4を形
成し、その上にレジスト7aを堆積する。そして、この
レジスト7aを用いて、フォトリソグラフィーと異方性
エッチングによって、第1のポリシリコン層4を一定の
ピッチでビット線方向(縦方向)にパターニングする。
その後、レジスト7aを除去する。
【0054】次に、図12を参照して、第1のポリシリ
コン層4上に、CVD法を用いて膜厚100Å程度の酸
化膜を形成し、その上にCVD法を用いて膜厚100Å
程度の窒化膜を形成し、さらにその上にCVD法を用い
て膜厚100Å程度の酸化膜を形成する。これらによ
り、第1のポリシリコン層4上に、層間絶縁層5が形成
される。そして、この層間絶縁層5上に、厚さ2500
Å程度の第2のポリシリコン層6を形成し、この第2の
ポリシリコン層6上にレジスト7bを堆積する。
【0055】そして、図13に示すように、フォトリソ
グラフィーを用いて、横方向に一定のピッチで線状にレ
ジスト7bをパターニングし、このレジスト7bをマス
クとして、第2のポリシリコン層6、その下の層間絶縁
層5および第1のポリシリコン層4を異方性エッチング
する。その結果、第1のポリシリコン層4によりフロー
ティングゲート電極4が形成され、第2のポリシリコン
層6によりコントロールゲート電極6が形成される。次
に、図14に示すように、メモリセルにおけるドレイン
拡散領域10となる領域をレジスト7cで覆う。
【0056】そして、このレジスト7cをマスクとし
て、ソース拡散領域8となる領域に、砒素(As)を3
5KeV,1.0×1016/cm2 の条件で注入し、さ
らにリン(P)を50KeV,5.0×1014/cm2
の条件で注入する。それにより、ソース拡散領域8を形
成する。したがって、ソース拡散領域8は、砒素(A
s)の注入によるn+ 型不純物拡散領域8aとリン
(P)の注入によるn- 型不純物拡散領域8bとで構成
されていることになる。
【0057】次に、図15に示すように、メモリセルの
ソース拡散領域8をレジスト7eで覆う。そして、ドレ
イン拡散領域10となる領域に、砒素(As)を35K
eV,5.0×1014/cm2 の条件で注入し、さらに
書込特性改善のための埋込p + 型不純物拡散領域10b
の形成のためのボロン(B)を、45度の斜め回転イオ
ン注入法を用いて、50KeV,3.0×1013/cm
2 の条件で注入する。それにより、ドレイン拡散領域1
0を形成する。したがって、ドレイン拡散領域10は、
砒素(As)注入によるn+ 型不純物拡散領域10aと
ボロン(B)注入によるp+ 型不純物拡散領域10bと
で構成されている。
【0058】次に、図16に示すように、レジスト7e
を除去し、その後、CVD法を用いて、膜厚2500Å
程度の酸化膜を形成し、異方性エッチングを行なうこと
により、フローティングゲート電極4およびコントロー
ルゲート電極6の側面に側壁酸化膜11を形成する。そ
の後、図17に示すように、膜厚1500Å程度の酸化
膜12を全面に形成し、さらに膜厚500Å程度の窒化
膜13を形成する。
【0059】次に、図18に示すように、窒化膜13上
に層間平坦化膜14を形成し、その上にレジスト15を
堆積する。このレジスト15をパターニングすることに
よって、開口部16を形成する。そして、パターニング
されたレジスト15をマスクとして等方性エッチングを
行なうことにより、テーパ形状の凹部17を有する層間
平坦化膜14を形成する。その後、図19に示すよう
に、レジスト15をマスクとして異方性エッチングを行
なうことにより、ドレイン拡散領域10上に開口部を形
成する。
【0060】次に、図20を参照して、上記の開口した
ドレイン拡散領域10上に、膜厚500Å程度のチタン
膜18を形成し、その上に膜厚5000Å程度のアルミ
ニウム合金膜19をスパッタリング法を用いて形成す
る。そして、フォトリソグラフィーと化学処理とを用い
て、チタン膜18およびアルミニウム合金膜をパターニ
ングすることにより、ドレイン拡散領域10と電気的に
接続されたビット線19が形成される。
【0061】以上の工程を経て形成されたフラッシュE
EPROMのメモリセルにおけるチャネルストッパ領域
25は、図2を参照して、n+ 型不純物拡散領域8aお
よびp+ 型不純物拡散領域8bと離隔されて形成されて
いる。それにより、耐圧の低下、電界集中等が生じやす
いといった問題点が解消され、消去時にバンド間トンネ
リングによって発生したホールがホット化されてフロー
ティングゲート電極4および酸化膜3へ注入されるとい
った現象が起こりにくくなる。
【0062】それにより、酸化膜3の劣化が軽減され、
データの書換え回数が増加する。このことについて、図
26を用いて、より具体的に説明する。図26は、縦軸
に閾値電圧Vthをとり、横軸にデータの書換え回数をと
っている。また、この図は、従来例の説明で用いた図4
9に対応する図である。図26に示すように、データの
書込後においても、データの消去後においても、閾値電
圧Vthの値は、従来に比べ、データの書換え回数が増加
してもあまり変化していないことが分かる。すなわち、
正常な状態でデータの書込および消去が行なえる回数が
増加していることになる。
【0063】次に、この発明の実施例の製造工程の第1
〜第15工程について説明する。
【0064】図21に示すように、p型シリコン基板1
に、ボロン(B)を100KeV,1.0×1013/c
2 の条件で注入する。そして、1180℃で6時間不
純物ドライブすることによりウェル(図示せず)を形成
する。次に、図22に示すように、p型シリコン基板1
上に、膜厚300Å程度の酸化膜20を形成し、その酸
化膜20の上に膜厚1000Å程度のポリシリコン膜2
1を減圧CVD法により形成する。そして、このポリシ
リコン膜21上に、膜厚2000Å程度の窒化膜22を
形成し、その窒化膜22をパターニングすることによっ
て、素子分離領域におけるポリシリコン膜21を露出さ
せる。
【0065】その後、図23に示すように、熱酸化処理
を施すことによって、素子分離領域に膜厚7500Å程
度の素子分離酸化膜2を形成する。そして、図24に示
すように、窒化膜22、ポリシリコン膜21および酸化
膜20を除去する。そして、図25に示すように、素子
分離酸化膜2をマスクとして、ボロン(B)を300K
eV,4.0×1012/cm2 の条件で注入することに
よって、チャネルストッパ領域25aを形成する。それ
により、各々の素子分離酸化膜2の下面と接し、素子分
離酸化膜2の上面とp型シリコン基板1の主表面1aと
で構成される形状を反映した上面を有する帯状のチャネ
ルストッパ領域25aが形成されることになる。なお、
図25は、図3の一部断面図を示す図である。
【0066】その後、前述の参考例と同様の工程を経
て、図1および図3に示す断面を有するフラッシュEE
PROMが形成されることになる。その結果、図3に示
すように、この実施例で形成されたチャネルストッパ領
域25aは、n+型不純物拡散領域8aおよびn-型不純
物拡散領域8bと離隔して形成されることになる。それ
により、図27に示すように、書込後の閾値電圧Vth
も消去後の閾値電圧Vthもデータの書換え回数による
値の変化は従来に比して小さいものとなっている。すな
わち、正常な状態で書換え可能な回数が従来に比して増
加しているといえる。
【0067】
【発明の効果】この発明によれば、ソース領域とチャネ
ルストッパ領域とが離隔して形成されるので、データの
消去時にバンド間トンネリングによるホールの発生を抑
制でき、第1の誘電体膜の劣化を軽減できる。その結
果、データの書換回数を向上させることができ、高性能
かつ高信頼性のフラッシュEEPROMを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例および実施例におけるメモリセルに共
通の断面図であり、図30におけるA−A線に沿断面
に相当する図である。
【図2】 参考例におけるメモリセルの断面図であり、
図30におけるD−D線に沿断面に相当する図であ
る。
【図3】 この発明の実施例におけるメモリセル断面
図であり、図30におけるD−D線に沿断面に相当す
る図である。
【図4】 参考例の製造工程の第1工程を示す断面図で
ある。
【図5】 参考例の製造工程の第2工程を示す断面図
(I)、(II)である。
【図6】 参考例の製造工程の第3工程を示す断面図
(I)、(II)である。
【図7】 参考例の製造工程の第4工程を示す断面図
(I)、(II)である。
【図8】 参考例の製造工程の第5工程を示す断面図
(I)、(II)である。
【図9】 参考例の製造工程の第6工程を示す断面図
(I)、(II)である。
【図10】 参考例の製造工程の第7工程を示す断面図
(I)、(II)である。
【図11】 参考例の製造工程の第8工程を示す断面図
である。
【図12】 参考例の製造工程の第9工程を示す断面図
である。
【図13】 参考例の製造工程の第10工程を示す断面
図である。
【図14】 参考例の製造工程の第11工程を示す断面
図である。
【図15】 参考例の製造工程の第12工程を示す断面
図である。
【図16】 参考例の製造工程の第13工程を示す断面
図である。
【図17】 参考例の製造工程の第14工程を示す断面
図である。
【図18】 参考例の製造工程の第15工程を示す断面
図である。
【図19】 参考例の製造工程の第16工程を示す断面
図である。
【図20】 参考例の製造工程の第17工程を示す断面
図である。
【図21】 この発明の実施例の製造工程の第1工程を
示す断面図である。
【図22】 この発明の実施例の製造工程の第2工程を
示す断面図(I)、(II)である。
【図23】 この発明の実施例の製造工程の第3工程を
示す断面図(I)、(II)である。
【図24】 この発明の実施例の製造工程の第4工程を
示す断面図(I)、(II)である。
【図25】 この発明の実施例の製造工程の第5工程を
示す断面図(I)、(II)である。
【図26】 参考例におけるデータの書込後および消去
後の閾値電圧Vthとデータの書換え回数との関係を示
す図である。
【図27】 この発明実施例におけるデータの書込後
および消去後の閾値電圧Vthとデータの書換え回数と
の関係を示す図である。
【図28】 従来のフラッシュEEPROMの一般的な
構成を示すブロック図である。
【図29】 図28に示すメモリセルマトリックス10
0の概略構成を示す等価回路図である。
【図30】 従来のフラッシュEEPROMを示す平面
概略図である。
【図31】 図30におけるA−A線に沿って見た断面
図である。
【図32】 従来のフラッシュEEPROMの製造工程
における第1工程を示す断面図である。
【図33】 従来のフラッシュEEPROMの製造工程
における第2工程を示す断面図(I)、(II)であ
る。
【図34】 従来のフラッシュEEPROMの製造工程
における第3工程を示す断面図(I)、(II)であ
る。
【図35】 従来のフラッシュEEPROMの製造工程
における第4工程を示す断面図(I)、(II)であ
る。
【図36】 従来のフラッシュEEPROMの製造工程
における第5工程を示す断面図である。
【図37】 従来のフラッシュEEPROMの製造工程
における第6工程を示す断面図である。
【図38】 従来のフラッシュEEPROMの製造工程
における第7工程を示す断面図である。
【図39】 従来のフラッシュEEPROMの製造工程
における第8工程を示す断面図である。
【図40】 従来のフラッシュEEPROMの製造工程
における第9工程を示す断面図である。
【図41】 従来のフラッシュEEPROMの製造工程
における第10工程を示す断面図である。
【図42】 従来のフラッシュEEPROMの製造工程
における第11工程を示す断面図である。
【図43】 従来のフラッシュEEPROMの製造工程
における第12工程を示す断面図である。
【図44】 従来のフラッシュEEPROMの製造工程
における第13工程を示す断面図である。
【図45】 従来のフラッシュEEPROMの製造工程
における第14工程を示す断面図である。
【図46】 消去時にバンド間トンネリングによって発
生したホールが酸化膜103およびフローティングゲー
ト電極104に注入されている様子を示す概念図であ
る。
【図47】 従来のフラッシュEEPROMにおいて消
去時に問題とされていた領域を示す断面図である。
【図48】 従来のフラッシュEEPROMにおいて消
去時に問題とされていた領域を示す断面図であり、図2
および図3に相当する図である。
【図49】 従来のフラッシュEEPROMにおけるデ
ータの書込後および消去後の閾値電圧Vthとデータの
書換え回数の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 101 p型シリコン基板、2 102 素子分離
酸化膜、3,12,20,103,112,120 酸
化膜、4,104 フローティングゲート電極、5,1
05 層間絶縁層、6,106 コントロールゲート電
極、8,108ソース拡散領域、8a,10a,108
a,110a n+型不純物拡散領域、108b -
不純物拡散領域、110 ドレイン拡散領域、110b
+型不純物拡散領域、11,24a,111 側壁
酸化膜、13,22,113,122 窒化膜、25,
25a,125 チャネルストッパ領域、126 チャ
ネルドープ領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−225861(JP,A) 特開 昭63−197378(JP,A) 特開 平2−97038(JP,A) 特開 平3−200351(JP,A) 特開 平3−283569(JP,A) 特開 平2−129968(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/8247 H01L 27/115 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に書込および消去が可能な半導体
    記憶装置であって、主表面を有する第1導電型の半導体
    基板と、 前記半導体基板の主表面に形成され、メモリセル形成領
    域を分離する分離酸化膜と、 前記分離酸化膜の下から前記メモリセル形成領域下に延
    在する第1導電型の帯状のチャネルストッパ領域と、 前記分離酸化膜によって相互に分離された複数個のメモ
    リセルとを備え、 前記メモリセルの各々は、 前記半導体基板の主表面に形成された第2導電型の不純
    物領域で構成されるソース領域と、 前記ソース領域との間にチャネル領域を規定するように
    間隔をあけて前記主表面に形成され、第2導電型の不純
    物領域と該第2導電型の不純物領域を取囲む第1導電型
    の不純物領域とで構成されるドレイン領域と、 前記チャネル領域上に第1の誘電体膜を介在して形成さ
    れた電荷蓄積電極と、前記電荷蓄積電極上に第2の誘電
    体膜を介在して形成された制御電極とを含み、 記チャネルストッパ領域は、前記ソース領域と離隔し
    つつ前記ソース領域下に延在する、電気的に書込および
    消去可能な半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 電気的に書込および消去が可能な半導体
    記憶装置の製造方法であって、 半導体基板の主表面でメモリセル形成領域を分離するよ
    うに分離酸化膜を形成する工程と、 前記分離酸化膜の下から前記メモリセル形成領域下に延
    在するように第1導電型の帯状のチャネルストッパ領域
    を形成する工程と、 前記メモリセル形成領域内で前記主表面に前記チャネル
    ストッパ領域と離隔するように第2導電型のソース領域
    を形成する工程と、 前記ソース領域との間にチャネル領域を規定するように
    間隔をあけて第2導電型の不純物領域とそれを取囲む第
    1導電型の不純物領域とで構成されるドレイン領域を形
    成する工程と、前記チャネル領域上に第1の誘電体膜を
    介在して電荷蓄積電極を形成する工程と、前記電荷蓄積
    電極上に第2の誘電体膜を介在して制御電極を形成する
    工程と、を備えた電気的に書込および消去可能な半導体
    記憶装置の製造方法。
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