JP2954645B2 - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JP2954645B2
JP2954645B2 JP9638390A JP9638390A JP2954645B2 JP 2954645 B2 JP2954645 B2 JP 2954645B2 JP 9638390 A JP9638390 A JP 9638390A JP 9638390 A JP9638390 A JP 9638390A JP 2954645 B2 JP2954645 B2 JP 2954645B2
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俊明 本橋
邦夫 佐久間
勉 大滝
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TATSUNO MEKATORONIKUSU KK
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  • Safety Valves (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、流入口を地下タンクへ接続し、流出口を流
量計及びホースを介してノズルに接続したポンプ装置に
関する。
[従来の技術] かかる装置には、ポンプの吐出側と吸込側とをバイパ
スするバイパス通路を設け、その通路にバイパス弁を設
けてバイパス弁の締切圧により吐出圧を制御するように
していることは、周知である。
上記締切圧の設定手段には、通常、スプリングが用い
られ、そのセット荷重は、制御吐出圧により一定に決め
られている。したがって、起動時には第3図に鎖線で示
す特性IIのように、吐出圧PにジャンピングJが発生し
たのち、制御圧Prに制御される。そのため、給油ホース
が大きくふくらみ、この量を流量計が計量し、給油機の
計量値に誤差が発生し、また、駆動モータの起動トルク
が大きくなる等の不具合がある。
またリリーフ圧力を変更できるようにした技術は知ら
れており、例えば特開昭57−18868号公報や実開昭51−5
2326号公報等に開示されている。しかしながら、かかる
公知技術はポンプの起動時等にバイパス弁の設定圧力を
高く設定するもので、圧力が高くなればホースのジャン
ピングが生じてしまう。
[発明が解決しようとする課題] したがって本発明の目的は、起動時に給油ホースのジ
ャンピングを防止し、もって給油機の計量値に誤差が生
じないようにしたポンプ装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、流入口を地下タンクへ接続し、流出
口を流量計及びホースを介してノズルに接続したポンプ
装置において、ポンプのバイパス通路にバイパス弁が設
けられ、締め切り圧接用のスプリングピストン室に設け
たピストンとバイパス弁との間に介装され、ピストン室
が液路を介してポンプの吐出側へ接続されている。
本発明の実施に際して、流出口のコントロール弁のス
プリングのばね定数を、従来装置より若干大きく形成す
るのが好ましい。
[作用] 上記のようなポンプ装置において、停止時はピストン
はスプリングを押圧しないで、締切圧は最低値になって
いる。
起動して吐出圧が上昇し始めると、その上昇に応じて
ピストンが移動してスプリングを圧縮して締切圧を逐次
大きくする。したがって、吐出圧は第3図に実線で示す
特性Iのように滑らかなカーブで上昇し、従来装置にお
けるジャンピングが防止される。
この際、スプリングのばね定数が従来装置より若干大
きいコントロール弁は、圧力上昇により開弁する応答性
が遅くなり、ジャンピングの防止を助成する。
[実施例] 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図において、給油機AはモータMにより駆動され
るポンプ装置Uを有し、このポンプ装置Uには図示しな
い地下タンクに連結された吸込配管P1および吐出配管P2
が接続されている。その吐出配管P2には流量計Gが設け
られ、更に吐出配管P2にはホースHを介してノズルNが
接続されている。また、給油機Aの正面には、流量計G
からの信号に基づいて給油量を表示する表示器Bが設け
られ、ポンプ装置UのケーシングCに接続された後述す
るエアベント14はノズル掛けSの上部に開口されてい
る。
第2図において、ポンプ装置のケーシングCには液体
の流入口Iと流出口Oとが設けられている。流入口Iの
内端にはチェック弁1が設けられ、そして流入側のスト
レーナ2aを設けた室2に開口している。ケーシングCの
ほぼ中央にはポンプ3が設けられている。このポンプ3
は吸込口3aと吐出口3bとを有しており、ポンプ3の吐出
口3bは気液分離装置4に連通している。この気液分離装
置4において、気泡を含まない液は流出側のストレーナ
5aを設けた室5に流れるように液路が構成されており、
そして流出側の室5と流出口Oとの間にはコントロール
弁30が設けられている。吐出口3bの液をバイパスするバ
イパス通路11にはバイパス弁20が設けられ、この通路11
はポンプ3の吸込口3aに連通している。
他方気液分離装置4において気泡を含んだ液は液路13
に流れるようになっている。この通路13の入口部には、
気体混合液の流出を制御するフロート弁40が設けられて
いる。そしてこの通路13は後述の気液分離室8に連通し
ている。この気液分離室8において分離された気体はエ
アベント14から大気中へ放出され、そして気体を分離し
た液は液路15に流れる。そしてこの液路15は流入側のス
トレーナ室2に連通している。そして気液分離室8内に
は、エアベント14から大気に放出させる気体の流出を制
御する気体流出制御弁7が設けられ、また液路15からス
トレーナ室2に流れる液体を制御する液体流出制御弁10
が設けられている。
したがってモータMでポンプ3を回転させると、液は
流入口Iからチェック弁1、流入側のストレーナ室2、
ポンプ3、気液分離装置4、流出側の室5、コントロー
ル弁30を通って流出口Oから吐出される。また吐出口3b
からの液はその一部がバイパス弁20を通って吸込口3aに
バイパスされる。他方気液分離装置4において気体を含
む液体は気液分離室8に流れ、ここで気体はエアベント
14から放出され、液体は流入側のストレーナ室2に戻さ
れるのである。
その際、気液分離室8の気体流出制御弁7は、不測の
事態により気液分離室8内に液体が充満するようになる
と閉じるので液体がエアベント14から放出されることが
ない。また液体流出制御弁10は一定量の液体が気液分離
室8にたまったときに液路15に液体を流すようになって
いる。
前記バイパス弁20の弁体21は、その突出端部22により
ケーシングCに摺動自在に支持され、ピストン室23に収
められたピストン24との間に介装されたスプリング25に
より閉弁されている。そして、このピストン室23のスプ
リング25に対抗する側は、液路11aにより吐出口3b側に
連通されている。上記突出端部22により締切圧設定手段
が構成され、また、ピストン室23、ピストン24及び液路
11aにより付勢手段が構成されている。
前記コントロール弁30には、そのメインスプリング31
及びサブスプリング32のばね定数は、従来装置よりも若
干大きく形成されている。
前記フロート弁40は、2段に開閉するフロート弁で構
成されている。すなわち、フロート杆41に固設されたフ
ロート42を備え、このフロート杆41の中程には弁杆43が
枢着されている。その弁杆43の上部はコーン状に形成さ
れ、また、上端付近両側にはピン44、44が突設されてい
る。弁体45は上端が半球状の筒状に形成され、先端には
小径の弁孔46が穿設され、両側に長孔47が穿設されてい
る。その弁体45の内孔には弁杆43がルーズに挿入されて
弁孔46を閉じ、ピン44は長孔47に係合案内されている。
したがって、気液分離装置4内に空気が溜まるとフロ
ート42は下降しフロート杆41が時計方向にわずかに回動
し、弁杆43が下降して弁孔46を開く。その小径の弁孔46
から空気が液路13に少し逃げ、内圧が弁体45の開弁圧ま
で低下すると、フロート42の自重によりフロート杆41が
更に回動し、ピン44が長孔47の下縁に係合して弁体45を
引き下げ開弁する。このようにフロート42は比較的小さ
くても充分機能する。
作動に際し、停止時は液路11aを介してピストン24に
印加される圧力はゼロなので、スプリング25はセット時
の状態で、最大に伸長しており、締切圧力は最低値にな
っている。
起動して吐出圧が上昇し始めると、その上昇に応じて
ピストン24が右行し、スプリング25を圧縮して締切圧を
逐次大きくする。したがって、吐出圧は第3図に実線に
示す特性Iのように、なめらかなカーブCで上昇し、従
来装置におけるジャンピングJが防止される。
この際、コントロール弁30は、そのメイン及びサブス
プリング31、32のばね定数が従来装置より若干大きいの
で、圧力上昇により開弁する応答性が遅くなり、ジャン
ピングJの防止を助成する役割りを果す。
第4図は本発明の別の実施例を示し、液路11aに、可
変絞り26を介装した例である。この実施例では、前記の
カーブCを更に滑らかにすることができる。
[発明の効果] 以上の通り、本発明によれば、下記のすぐれた効果を
奏する。
(i)ポンプ起動後に締切圧を逐次大きくするので、過
度的な圧力上昇が生じない。
(ii)したがってポンプに接続された給油ホースがジャ
ンピングをしない。
(iii)計量値の誤差を例えば現在の1/5程度に抑えるこ
とができ、始動力の小さいモータを使用でき、コストを
低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施したポンプ装置を備えた給油機を
示す正面図、第2図は本発明の一実施例を示す側断面
図、第3図は効果を説明する吐出圧特性図、第4図は本
発明の別の実施例の要部を示す回路図である。 3……ポンプ、11……バイパス通路、11a……液路、20
……バイパス弁、21……弁体、24……ピストン、25……
スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−18868(JP,A) 特開 昭63−162494(JP,A) 実開 昭51−52326(JP,U) 実公 昭35−26255(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04B 1/00 - 23/14 F04B 49/00 - 51/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流入口を地下タンクへ接続し、流出口を流
    量計及びホースを介してノズルに接続したポンプ装置に
    おいて、ポンプのバイパス通路にバイパス弁が設けら
    れ、締め切り圧接用のスプリングがピストン室に設けた
    ピストンとバイパス弁との間に介装され、ピストン室が
    液路を介してポンプの吐出側へ接続されていることを特
    徴とするポンプ装置。
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JP2009264141A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Tokiko Techno Kk ポンプユニット
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